WO1989001874A1 - Ic card - Google Patents

Description

明 細 書

I C カ ー ド

技 術 分 野

本発明 は 集積回路基板を密封 し て 内蔵す る I c 力 ド に 関す る

背 景 技 術

磁性体の ス 卜 ラ イ ブ を メ モ リ 媒体 と し た カ ー ド が磁気 カ ー ド と し て 銀行 な ど の オ ン ラ イ ン シ ス テ ム の キ ヤ ウ シ ュ カ ー ド や ク レ ジ ッ ト カ ー ド に 広 く 利 用 さ れ て い る 。

こ の よ う な磁気カ ー ド は そ の コ ス ト ほ安い が、 記憶容 量が少な く 、 記憶 さ れ た データ が外部か ら の磁気 に て消 去 さ れ る 虞が あ る た め、 記憶容量が大 き く 、 デー タ が外 部磁気 に て影響 さ れ る こ と の な い I C 力 一 ド が近年開発 さ れ て レヽ る 。

こ の 種 の I C カ ー ド は、 内部 に C M 0 S タ イ プの集積 回路で構成 さ れ る プ ロ セ ッ サ や メ モ リ を有 し て お り 、 そ の外形 は第 3 図の斜視図の よ う に ブ ラ ス チ ッ ク 素材 に よ り カ ー ド 状の ブ ラ ス チ ッ ク ケース a と し て形成 さ れ、 上 下面 は 補強 用 の金属板 b に て 覆 わ れ て い る 。 そ し て 、 カ ー ド 状ケース の端面 に は I C カ ー ド に デー タ を書込む 時や、 デー タ の読出 し時 に 関連機器 と 接続す る た め の コ ネ ク タ 部 c が設 け ら れ て い る 。

こ の よ う に 構.成 さ れ た I C カ ー ド を 保護 す る 金属板 ほ、 I C カ ー ド 本体を補強 し て そ の変形や折損を 防止す る も のであ り 、 端面のブ ラスチ ヅ ク の コ ネ ク タ部 c は金 属板 b に て覆われていない ため、 誤っ て I C カー ド を床 に落した り 、 端面を物に打当て る と コ ネ.ク タ部 c を形成 し てい る ブ ラスヂッ ク ケース a が変形や破損を生ず る虡 があ る。. しか も、 I C カー ド に内蔵さ れてい る C M O S タ イ プの集積回路は帯電さ れた静電気に弱く 、 特に空気 の乾燥時に は コ ネ ク タ部への静電気の放電に よ り 内部の 集積回路が破壊さ れる問題が生 じてい る。

発 明 の 開 示

本発明 ほ、 こ う し た問題点を解決すべ く な さ れた も の 'で、 I C カー ド の端面に設けた コ ネ ク タ部を金属板に よ り 物理的、 静電気的に保護し た I C カー ド を提供す る こ と を 目 的 と している。

本発明 に よれば、 集積回路基板を密封して内蔵す る I C カー ド であ っ て、 前記集積回路基板を内蔵す る カー ド 状の合成樹脂素材よ り な る ケース と 、 前記ケー ス の端面 に前記集積回路基板を外部回路 と 接続す る ため に設け ら れる コ ネ ク タ部 と 、 前記ケースを覆う 補強用の金属板 と を具備レ、 前記金属板の端部を L字型に折曲させて前記 コ ネ ク タ 部を有す る端面 と ケー ス の表面 と を一体 に覆 い、 前記半導体集積回路の接地点を前記金属板 と接続し た I C 力一 ドが提供で き る。

従っ て本発明の I C カー ド は、 ケースの上下面の金属 板の端部を L字型に折曲 げて、 端面の角か ら コ ネ ク タ部 の i斤傍ま で覆う の で、 外部の衝撃か ら I C カー ド が保護 さ れ る 作用 があ る と と も に 、 内蔵さ れ た集積回路の接地 点が金属板 に接続さ れて い る た め、 コ ネ ク タ 部 の付近の 静電気の電界 は金属板 に放電 さ れて集積回路を保護す る 作用 が あ る 。

図面の簡単 な説明

第 1 図 は本発明の一実施例を示す斜視図、 第 2 図 は そ の 切断線 I 一 I に 沿 っ た 切断図、 第 3 図 は 従来 の I C カ ー ド の一例を示す斜視図で あ る 。

発明 を実施す る た め の最良の形態

以下、 図面を 用 い て本発明 の一実施例 に つ い て詳細 に 説明す る 。

第 1 図 は本発明の一実施例を示す斜視図で あ り 第 2 図 ほ第 1 図 に示す切断線 I 一 I に 沿 っ た切断図で あ る 。

図 に ぉ レヽ て 、 1 は 合成樹脂素材 よ り な る カ ー ド 状 の ケ ース を示 し て お り 、 こ の 中 に は C M O S タ イ プの集積 回路 （ I C ) 2 が埋込 ま れ、 こ こ に 例 え ばプ ロ セ ッ サ や メ モ リ が構成 さ れ て い る 。

1 1 ほ上記 I C 2 の コ ネ ク タ 部 で あ る 。 こ の コ ネ ク タ 部 1 1 は、 I C 2 を データ 書込ノ読出時 に 外部機器 と 接 続す る た め の も の で あ り 、 ケース 1 の特定の端面 に設 け ら れて い る 。 な お、 コ ネ ク タ 部 1 1 の 内部 に は複数個の 接触 ビ ン 2 1 が設け ら れ、 I C 2 の所定の端子 2 2 な ど と 接続 さ れ て い る 。

3 a , 3 b は補強用 の金属板で あ る 。 こ れ ら 金属板 3 a , 3 b は、 ケース 1 の上下面 に 貼設 さ れ て お り 、 ケー ス 1 の コ ネ ク タ部 1 1 で L字型端部 L字型端部 3 1 a , 3 l b を な し て レヽ る 。 こ の L 字型端部 3 l a , 3 1 b ほ、 コ ネ ク タ部 1 1 の設け ら れた端面の角部か ら コ ネ ク タ部の近傍ま でを覆う よ う に、 折曲げ ら れてい る。

4 は リ ー ド線であ り 、 内蔵された I C 2 の接地点 2 3 と ケース 1 の上下面に貼設された金属板 3 a , 3 b と を 電気的 に接続 してい る。 金属板 3 a , . 3 b に よ っ て、 コ ネ ク タ 部 1 1 の付近で生 じ る静電気の放電が金属板 3 a , 3 b のそれぞれ折曲げ ら れた L字型端部 3 1 a ， 3 1 b に導かれる よ う に、 接触ビ ン 2 1 と接近 して設け ら れ、 外部か ら静電気が接触ビ ン 2 1 を介して I C 2 へ放 電さ れる こ と が防止されている。

こ のよ う に構成される本実施例に おいて は、 I C カ ー ド を誤っ て床面に落す な ど、 コ ネ ク タ部 1 1 の端面に打 撃が加え ら れた場合、 金属板の L字型端部 3 1 a , 3 1 b に よ っ てカー ド上の ^ —スの端面の角を含む コ ネ ク タ せ ί|5 1 1 近傍が覆われてい る ため、 ケース 1 は変形や破損 よ り 免れる。

ま た、 空気の乾燥時に不用意に コ ネ ク タ部分に手を触 れた場合でも 、 人体な ど に帯電された静電気は L字型端 部 3 l a , 3 l b に放電される か ら 、 ケース 1 に内蔵さ れ た I C 2 が電気的 に破壊 さ れ る等の問題 は解消 さ れ る。

以上、 本発明の一実施例を説明 したが、 本発明は こ れ に限定さ れる も の でな く 、 术発明の要旨の範囲内で種々 の変形が可能で あ っ て 、 こ れ ら を本発明の範囲か ら排除 す る も の で は ない。

産業上の利用可能性

本発明 の I C カ ー ド ほ、 I C カ ー ド の ケース の上下面 に 貼設 し た補強用 の金属板の端部"'を L 字型 に 折曲 げ て コ ネ ク タ 部の近傍 ま で覆 っ た の で、 外部か ら の衝撃 に対 し て コ ネ ク タ 部 が保護 さ れ て 、 そ の変形 や 破損 か ら 免 れ る 。 ま た 、 補強用 の金属板 と 内部の集積回路の接地点 と を接続 し た の で、 コ ネ ク タ 部の付近 に 静電気の放電が生 じ て も 金属板 に 放電 さ れ、 内部の集積回路 は放電 よ り 保 護さ れ る 。

Claims

請 求 の 範 囲

( 1 ) 集積回路基板 を 密封 し て 内蔵す る I c カ ー ド は、

、

刖記集積回路基板を内蔵する カー ド状の合成樹脂素材 よ り な る ケース ；

、 >

記ケー ス の端面に前記集積回路基板を外部回路 と接 続する ため に設け ら れる コ ネ ク タ部 ； ·

、 ,

記ケー スを覆 う 補強用の金属板 ；

を具備 し、 以下の特徵を有する ：

前記金属板の端部を L字型に折曲 さ せ て前記コ ネ ク タ 部を有す る端面 と ケース の表面 と を一体に覆 う こ と ；

、 *

目 U記半導体集積回路の接地点を前記金属板 と接続し た こ と

( 2 ) 前記補強用の金属板を 2 枚使用 して、 それぞれ 前記ケース の上下面を覆う よ う に し た こ と を特徴 と する 請求の範囲第 （ 1 ) 項記載の I C カ ー ド 。