WO1989011930A1 - Method of manufacturing draw-formed container - Google Patents

Description

明 糸田

絞 り 成 形 容 器 の 製 造 方 法

技 術 背 景

本 発 明 は 、 絞 り 成 形 容 器 の 製 造 方 法 に 関 す る も の で あ り 、 よ り 詳 細 に は 、 表 面 が 被 覆 さ れ た 金 属 箔 乃 至 金 属 シ — 卜 か ら 、 シ ヮ の 発 生 力 s な く 、 外 観 特 性 及 び 耐 腐 食 性 に 優 れ た 絞 り 成 形 容 器 を 製 造 す る 方 法 に 関 す る 。

従 来 技 術

従 来 、 ア ル ミ ニ ウ ム 箔 ゃ 表 面 処 理 鋼 箔 の 表 面 を 塗 膜 や 樹 脂 フ ィ ル ム で 被 覆 し て 成 る 積 層 体 は 、 そ の 軽 量 性 や 廃 棄 処 理 の 容 易 な こ と か ら 食 品 包 装 容 器 の 分 野 に 広 く 使 用 さ れ て い る 。 こ の 積 層 体 を 絞 り 成 形 に 賦 し て テ ー パ ー 状 乃 至 筒 状 の 側 壁 部 と 、 そ の 下 に 連 な る 閉 塞 底 部 と 、 上 部 に 連 な る 密 封 用 フ ラ ン ジ 部 と か ら 成 る カ ッ プ 状 容 器 を 製 造 す る こ と が 長 年 試 み ら れ た が 、 側 壁 部 、 特 に フ ラ ン ジ 付 根 の 側 壁 部 に シ ヮ が 発 生 し 、 外 観 特 性 や 密 封 性 能 を 損 な う と い う 問 題 点 が あ っ た 。

こ の 問 題 点 を 解 決 す る も の と し て 、 特 公 昭 5 7 — 4 4 0 8 号 公 報 に は 、 剛 体 の 芯 と 、 ダ イ ス 肩 部 に お け る ダ イ ス キ ヤ ビ テ ィ 内 径 よ り も 外 径 の 大 き い 弾 性 体 よ り 成 る 該 剛 性 の 芯 を 包 囲 す る ス リ ー ブ を 有 し 、 先 端 部 が 該 剛 体 の 芯 よ り 成 る 雄 型 を 用 い て 、 ダ イ ス 肩 部 と 接 触 し て い る 被 加 工 材 部 分 の'外 表 面 を 該 弾 性 体 に よ っ て 押 圧 し つ つ 絞 り 加 工 す る こ と が 記 載 さ れ て い る 。

ま た 、 米 国 特 許 第 4 5 6 2 7 1 7 号 明 細 書 に は 、 同 様 の 絞'り 成 形 に 際 し て 、 上 記 先 行 技 術 と 同 様 の 工 具 を 使 用 す る が 、 剛 体 芯 と 弾 性 体 ス リ ー ブ と の 間 に 空 隙 を 設 け 、 し か も 弾 性 体 ス リ ー ブ を そ の 径 方 向 断 面 積 が 先 端 よ り 後 方 に 向 か う に 従 い 増 大 す る よ う に す る こ と が 記 載 さ れ て い る 。

上 記 第 一 の 先 行 技 術 の 発 明 は 、 薄 手 金 属 シ ー ト の 成 形 に 際 し て 、 雄 型 と し て 弾 性 ス リ ー ブ を 備 え た も の を 使 用 し 、 ダ イ ス 肩 部 に お い て 、 被 加 工 材 の 弹 性 圧 を 附 加 す る こ と に よ り し わ の 発 生 を 押 え 込 む 技 術 を 開 示 し た 点 に 重 大 な 意 義 を 有 す る も の と 認 め ら れ 、 ま た 上 記 第 二 の 先 行 技 術 は 、 弾 性 体 ス リ ー ブ と 剛 体 芯 と の 間 に 空 隙 を 設 け 、 特 に ス ト ロ ー ク エ ン ド （ 下 死 点 ） 直 前 で 空 隙 量 が 零 と な る よ う に 設 定 す る こ と に よ り 、 弾 性 体 の 半 径 方 向 へ 変 形 を 軸 方 向 変 形 よ り 大 き く 行 わ し め 、 成 形 可 能 最 大 絞 り 比 の 改 善 を 行 っ た も の で あ る 。

し か し な が ら 、 こ れ ら の 成 形 法 を 用 い て 、 被 覆 金 属 シ 一 卜 の 絞 り 成 形 を 実 際 に 行 う と 、 弾 性 体 ス リ ー ブ の 損 耗 が 発 生 し た り 、 或 は 被 覆 金 属 シ ー ト の 破 断 を 生 じ た り す る 事 例 が し ば し ば 生 じ た 。 即 ち 、 こ れ ら 先 行 技 術 の 方 法 で は 、 用 い る 雄 型 弾性 ス リ ー ブ と 雌 型 と の 関 係 に つ い て 未 だ 十 分 な 認 識 が な く 、 そ の た め 前 述 し た 不 都 合 を 生 じ る に 至 っ た も の と 認 め ら れ る 。

発 明 の 要 旨

本 発 明 者 等 は 、 薄 手 被 覆 金 属 シ ー 卜 の 絞 り 成 形 に 際 し て 、 シ ヮ の 発 生 抑 制 に 有 効 に 作 用 す る の は 、 弾 性 体 ス リ ー ブ の 最 大 径 （ d ₂ ) と 雌 型 入 口 径 （ D ) と の 比 及 び 雄 型 及 び 雌 型 を 被 覆 金 属 シ 一 卜 な し に 両 者 を 係 合 さ せ た と き 下 死 点 に お い て 雌 型 が 受 け る 軸 方 向 荷 重 （ 弾 性 体 荷 重 ） の 雌 型 周 状 面 積 当 た り の 値 で あ り 、 こ れ ら の 値 を そ れ ぞ れ 一 定 の 範 囲 に 選 択 す る こ と に よ り 、 弾 性 体 ス リ 一 ブ の 損 耗 や 被 覆 金 属 シ ー ト の 破 断 を 防 止 し な が ら 、 成 形 時 の シ ヮ の 発 生 を 有 効 に 抑 制 し 得 る こ と を 見 出 し た の で あ る 。

即 ち 、 本 発 明 の 目 的 は 、 弾 性 体 ス リ ー ブ の 損 耗 や 被 覆 金 属 シ ー ト の 破 断 を 防 止 し な が ら 、 成 形 時 に お け る シ ヮ の 発 生 を 完 全 に 抑 制 し 、 外 観 特 性 、 耐 腐 食 性 及 び 密 封 性 能 の 組 合 せ に 優 れ た 絞 り 成 形 容 器 を 高 生 産 性 び 低 コ ス 卜 で 製 造 し 得 る 方 法 を 提 供 す る に あ る 。

本 発 明 に よ れ ば 、 剛 体 の 芯 と 剛 体 の 周 囲 に 設 け ら れ た 弾 性 体 の ス リ ー ブ と か ら 成 る 雄 型 と 、 最 終 容 器 の 外 形 に 対 応 す る キ ヤ ビ テ ィ を 備 え た 雌 型 と 該 雌 型 上 の シ ヮ 押 え と を 使 用 し 、 該 雄 型 及 び シ ヮ 押 え と 雌 型 と の 間 に 被 覆 金 属 シ 一 卜 を 供 給 し 、 該 雄 型 と 雌 型 と を 互 い に 係 合 す る よ う に 軸 方 向 に 駆 動 す る こ と か ら 成 る 絞 り 成 形 容 器 の 製 造 方 法 に お い て 、 弾 性 体 ス リ ー ブ の 最 大 径 （ d ₂ ) と 雌 型 入 口 径 （ D ) と の 比 を 式

1 . 0 < d ₂ / D < 1 . 2 を 満 足 す る 値 と し 、 被 覆 金 属 シ ー ト と し て 金 属 の 厚 み が 0.2mm 以 下 の 被 覆 金 属 シ ー ト を 用 い 、 且 つ 前 記 雄 型 及 び 雌 型 と し て 、 被 覆 金 属 シ ー ト な し に 両 者 を 係 合 さ せ た と き に 下 死 点 に お い て 雌 型 が 受 け る 軸 方 向 荷 重 （ 弾 性 体 荷 重 ） が 、 雌 型 周 状 面 積 当 た り 1 0 乃 至 6 O Kg/cm²で あ る も の を 用 い る こ と を 特 徴 と す る 方 法 が 提 供 さ れ る 。

本 発 明 に お い て 、 雌 型 の 入 口 に は 、 弾 性 体 ス リ ー ブ と 係 合 す る 、 曲 率 半 径 （ r ) が 0. 1 乃 至 1 O mraの 曲 率 部 を 設 け る こ と が 好 ま し い 。

図 面 の 簡 単 な 説 明

第 1 図 は 、 本 発 明 の 絞 り 成 形 法 に 用 い る 装 置 の 側 面 配 置 図 で あ り 、 " 第 2 図 は 、 単 位 面 積 当 た り の 弾 性 体 荷 重 （ W Z A ) と シ ー ト 諸 特 性 値 か ら の 最 大 シ ヮ 押 え 力 算 出 値 と の 対 応 を 示 す 線 図 で あ り 、

第 3 図 は 、 用 い る 被 覆 金 属 シ ー ト の 一 例 の 断 面 図 で あ り 、

第 4 図 及 び 第 5 図 は 、 絞 り 成 形 容 器 の 側 断 面 図 で あ る 。

好 適 態 様 の 説 明

絞 り 成 形

本 発 明 に お い て 、 絞 り 成 形 容 器 の 製 造 方 法 に 用 い る 装 置 の 配 置 を 説 明 す る 第 1 図 に お い て 、 こ の 絞 り 成 形 装 置 は 、 互 い に 同 軸 に 設 け ら れ た 雄 型 1 、 雌 型 2 及 び シ ヮ 押 え 3 か ら 成 る 。 雄 型 1 は 剛 体 の 芯 4 と そ の 周 囲 に 設 け ら れ た 弾 性 体 ス リ ー ブ 5 及 び バ ッ ク ア ツ プ リ ン グ 5 ' と か ら 成 っ て お り 、 こ の 具 体 例 に お い て は 、 上 部 （ 付 根 ） 8 に お い て 、 剛 体 芯 4 と 弾 性 体 ス リ ー ブ 5 と は 閉 じ て い る が 、 そ の 下 方 に お い て 、 剛 体 芯 4 と 弾 性 体 ス リ ー ブ 5 と の 間 に は 空 隙 6 が 設 け ら れ て い る 。 剛 体 芯 4 の 先 端 に は 径 の 大 き い 先 端 部 7 が 設 け ら れ て い て 、 弾 性 体 ス リ ー ブ 5 を 支 持 し て い る 。 弾 性 体 ス リ ー ブ 5 の 外 径 を d ₂ 、 弾 性 体 ス リ ー ブ の 内 径 を d ₃ 、 剛 体 芯 先 端 部 7 の 径 を と す る と 、 図 面 か ら 明 ら か な 通 り 、 式 d > d , > d 1 ) の 関 係 に あ る 。 ま た 、 弾 性 体 ス リ ー ブ 5 は 、 径 内 方 向 へ の 変 形 が 許 容 さ れ る よ う に 、 剛 体 芯 4 及 び 先 端 部 7 に よ り 支 持 さ れ て い る 。

雌 型 2 は 、 最 終 容 器 の 外 形 に 対 応 す る キ ヤ ビ テ ィ 9 と 、 被 覆 金 属 シ 一 卜 支 持 面 1 0 と 、 キ ヤ ビ テ ィ 入 口 側 の 曲 率 部 1 1 と を 有 し て い る 。 図 面 に 示 す 具 体 例 で は キ ヤ ビ テ ィ 9 は 、 テ 一 ノ 一 状 と な っ て お り 、 入 口 径 D を 有 し 、 キ ヤ ビ テ ィ 9 の 下 部 の 径 （ D , ) は 、 芯 先 端 部 7 の 径 （^ ₁ と 被 覆 金 属 シ ー ト の 厚 み の 2 倍 と の 和 に 等 し い が 、 或 は こ れ よ り 若 干 大 き い 。 雌 型 2 の 上 部 に シ ヮ 押 え 3 が 配 置 さ れ る 。 シ ヮ 押.え 3 は 、 下 側 に 被 覆 金 属 シ ー ト 押 圧 面 1 2 を 有 し 、 雌 型 の シ ー ト 支 持 面 1 0 と シ ヮ 押 え の シ ー ト 押 圧 面 1 2 と の 間 で 成 形 す べ き 被 覆 金 属 シ ー 卜 1 3 を 支 持 し 、 シ ヮ 押 え カ を 該 シ ー ト に 印 加 す る 。 シ ヮ 一 & - 押 え 3 に は 、 雌 型 入 口 径 D よ り も 若 千 大 き い 径 の 開 口 1 4 が 設 け ら れ て い る 。

本 発 明 に お い て は 、 弾性 体 ス リ ー ブ の 最 大 径 （ d ₂ ) と 雌 型 入 口 径 に D ) と の 比 を 式

1.2 > d ₂ / D > 1.0 - ( 2 ) 特 に 好 適 に は 、

1.15 > d / D > 1.03 を 満 足 す る 値 と し 、 且 つ 雄 型 1 及 び 雌 型 2 と し て 、 被 覆 金 属 シ ー ト な し に両 者 を 係 合 さ せ た と き に 下 死 点 に お い て 雌 型 が 受 け る 軸 方 向 荷重 （ 弾性体 荷 重 、 W ) が 、 雌 型 周 状面 積 （ A ) 当 た-り 1 0 乃 至 6 0 Kg/cm²、 特 に 1 5 乃 至 5 0 Kg/cm²と な る よ う な 組 合 せ を 用 い る こ と に よ り 、 被 覆 金 属 シ ー ト 1 2 と し て 、 金 属 の 厚 み が 0.2mm 以 下 、 特 に ひ- 15mm以 下 の も の を 絞 り 成形 に 賦 し た 場 合 に も 、 側 壁部 ゃ フ ラ ン ジ 部 付 根 に お け る シ ヮ の 発 生 を 完 全 に 抑 制 し な が ら 、 成 形 時 に お け る シ ー ト 切 れ を 防 止 し 、 且 つ 弾 性 体 ス リ ー ブ 5 の 損 耗 を 防止 す る こ と が で き る 。

通 常 の 鋦板 類 や ア ル ミ ニ ウ ム 板 の 場 合 に は 、 絞 り 成 形 に 際 し て 十 分 な シ ヮ 押 え 力 を 加 え れ ば 、 側 壁 部 に お け る シ ヮ の 発 生 を 防 止 し 得 る が 、 本 発 明 で 対 象 と す る 薄 手 金 属 シ ー ト の 場 合 に は 、 シ ヮ 押 え 力 の 如 何 に か か わ

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本 発 明 に よ れ ば 、 被覆 金 属 シ ー ト の 厚 み を t ( cm ) 、 該 シ ー 卜 を 所望 の 深 さ に 成 形 し た と き の 側 壁平 均 半 径 位 置 に お け る 円 周 方 向 応 力 を σ Θ ( Kg/cm ² ) 、 接 線 係 数 を

F 。 （ Kg/ cm ² ) 、 該 シ ー ト の 弾 性 係 数 を E ( Kg/ cm ² ) 、 許 容 シ ヮ 高 さ を ω ( cm ) と し た と き 、 W / A 値 を 式

W ( E + F o ) ω ( σ θ )

-= k ( 4 )

A Ε F 式 中 、 k は 係 数 で あ り 、 一 般 に 銅 箔 の 場 合 に は 0.ひ 025乃 至 0. 05、 ア ル ミ 箔 の 場 合 に は 、 0. 06乃 至 6 の 数 で あ る 、

を 満 足 す る よ う に 定 め る の が 、 シ ヮ の 発 生 、 シ ー ト 切 れ 及 び 弾 性 体 の 損 耗 を 防 止 す る 上 で 最 も 好 ま し い 。

許 容 シ ヮ 高 さ ω は 5 X 1 0 · ⁴ Gin以 下 、 特 に 2 X 1 0 ' ⁴ cm以 下 で あ れ ば 、 目 視 上 シ ヮ と し て 感 知 さ れ ず 、 耐 腐 食 性 、 密 封 性 能 の 点 で も 全 く 問 題 が な い 。 シ ー ト の 接 線 係 数 （ F 。 ） は シ ー ト の 応 力 を σ ( Kg/ cm ² ) , 歪 を ε と し た と き 、 次 の 式 で表 わ さ れ る 。

δ σ

F

δ ε ε θ

式 中 、 ε e は 該 シ ー ト を 所 望 深 さ に 成 形 し た と き の 側 壁 平 均 半 径 位 置 に お け る 円 周 方 向 歪 で あ る 。 ま た 、 該 シ 一 卜 の 0.2 % 耐 力 （ 0.2 % の 永 久 歪 を 残 す 応 力 ） を σ 。. ₂ ( Kg/cm² ) と し た と き 、 は 、

σ Θ = A + Β · σ o . 2

か ら 求 め る こ と が で き る 。

こ こ で 、 Α は 0.3 乃 至 4 5 、 B は — 0.2 乃 至 — 0.9 の 範 囲 に あ り '、 材 料 及 び 成 形 条 件 に よ り 決 ま る 定 数 で あ る 。 ま た シ ー ト の 0.2 % 耐 力 σ 。 . ₂ は 降 伏 点 の 明 ら か な 材 料 で は 、 降 伏 応 力 で 代 表 さ せ る こ と が で き る 。 第 2 図 は 、 ポ リ プ ロ ピ レ ン ノ 鋼 箔 （ ま た は ア ル ミ 箔 ） ノ ボ リ プ ロ ピ レ ン の 厚 み や 種 類 を 変 化 さ せ た 積 層 シ 一 に つ い て 、 実 測 W ' Α 値 を 縦 軸 、 算 出

( E + y F ( σ θ )

値 を 横 軸 に プ ロ ッ 卜

Ε · F · t し た も の で あ り 、 〇 印 は 、 シ ヮ 、 シ ー ト 切 れ 及 び 弾 性 体 の 摩 耗 の い ず れ を も 生 じ な か っ た も の 、 X 印 は シ ヮ を 発 生 し た も の 、 △ 印 は シ ー ト 切 れ や 弾 性 体 の 摩 耗 を 生 じ た も の を 示 す 。 こ の 結 果 か ら 、 k が 鐧 箔 の 場 合 0.0025乃 至 0.05 、 ア ル ミ 箔 の 場 合 に は 、 0.3 乃 至 6 の 範 囲 で は 、 全 て の 面 で 良 好 な 結 果 が 得 ら れ る こ と が わ か る 。

本 発 明 に お い て 、 雌 型 入 口 部 の 曲 率 部 1 1 は 一 般 に 0.1 乃 至 1 O mmの 曲 率 半 径 （ r ) を 有 し て い る こ と が 望 ま し い 。 こ の 曲 率 半 径 （ r ) 力 s 上 記 範 囲 よ り も 大 き い と 、 安 定 に シ ヮ 発 生 を 抑 制 す る こ と が 困 難 と な る 傾 向 が あ り 、 一 方 上 記 範 囲 よ り も 小 さ い と 安 定 に シ ー 卜 切 れ を 抑 制 す る こ と が 困 難 と な る 傾 向 が あ る 。

本 発 明 の 成 形 方 法 で は 、 雄 型 1 と シ ヮ 押 え 3 と の 間 に 、 成 形 す べ き 被 覆 金 属 シ 一 卜 1 3 を 供 給 し 、 両 者 の 間 で 該 シ 一 卜 1 3 に 一 定 の シ ヮ 押 え 力 を 印 加 し た 後 、 雄 型 1 を 降 下 さ せ 、 被 覆 金 属 シ ー ト 1 3 を 弾 性 体 ス リ ー ブ 5 で 雄 型 1 の キ ヤ ビ テ ィ 9 に 押 圧 し な が ら 、 絞 り 成 形 す る 。 絞 り 成 形 に 先 立 っ て 、 被 覆 金 属 シ ー ト 1 3 の 両 表 面 に 潤 滑 剤 を 塗 布 し て お く こ と が 成 形 作 業 性 の 点 で 一 般 に 有 利 で あ る 。

被 覆 シ 一 卜

本 発 明 に 用 い る 被 覆 金 属 シ ー 卜 の 一 例 を 示 す 第 3 図 に お い て 、 こ の 被 覆 金 属 シ ー ト 1 3 は 、 金 属 箔 ま た は 薄 手 金 属 板 か ら 成 る 基 体 1 5 と 、 基 体 1 5 の 両 面 に 施 さ れ た 樹 脂 被 覆 層 1 6 及 び 1 7 と か ら 成 っ て い る 。

金 属 基 体 1 5 と し て は 、 鉄 箔 、 鐧 箔 、 表 面 処 理 鋼 箔 ゃ 箔 よ り も 若 干 厚 め の シ ー ト を 用 い る こ と が で き る 。 一 般 に そ の厚 み は 0. 01乃 至 0 - 2 mm 、 特 に 0. 05乃 至 0. 15mmの 範 囲 内 に あ る の が よ い 。

本 発 明 に お い て は 、 こ の 鐧 箔 と し て 、 表 面 処 理 層 、 特 に 金 属 メ ツ キ 層 或 は 更 に そ の 上 に ク ロ メ ー ト 層 か ら 成 る 表 面 処 理 層 を 設 け た も の が 、 耐 腐 食 性 及 び 有 機 樹 脂 被 覆 の 密 着 性 の 点 か ら 極 め て 好 ま し い 。 有 機 樹 脂 被 覆 は 、 内 容 物 と 鉄 ま た は 鋼 箔 と の 直 接 的 な 接 触 を 防 止 す る 上 で は 有 効 で あ る と し て も 、 該 樹 脂 被 覆 は 腐 食 性 の 強 い 内 容 物 一 〗 1 一

中 に 含 ま れ る 有 機 酸 等 か ら の 水 素 イ オ ン を か な り 透 過 し や す く 、 ま た 塩 類 に 含 ま れ る ク ロ ラ イ ド イ オ ン 等 の ァ ニ オ ン も 若 干 な が ら 透 過 す る と い う 性 質 を 有 し て い る 。 こ の た め 、 有 機 樹 脂 被 覆 と 箔 と の 界 面 で は 被 覆 の 剥 離 が 生 じ や す く 、 一 旦 こ の よ う な 剥 離 が 生 じ る と 、 こ の 部 分 で は 鎮 の 発 生 、 鉄 溶 出 、 孔 食 等 の 腐 食 が 容 易 に 進 行 す る よ う に な る 。

本 発 明 の こ の 態 様 に よ れ ば 、 鐧 箔 上 に 金 属 メ ツ キ 層 或 は 更 に ク ロ メ 一 卜 層 か ら 成 る 表 面 処 理 層 を 設 け る こ と に よ り 、 こ の 金 属 メ ツ キ 層 が 前 述 し た 腐 食 成 分 に 対 し て バ リ ャ 一 層 と し て 作 用 し 、 更 に 有 機 樹 脂 被 覆 層 と の 密 着 性 を 高 め る よ う に 作 用 す る 。 こ の 際 金 属 メ ツ キ 層 上 に ク ロ メ ー ト 層 を 設 け る 場 合 に は 、 有 機 樹 脂 被 覆 と の 密 着 性 が 一 層 向 上 す る 。

金 属 メ ツ キ 層 と し て は 、 鉄 よ り も 軟 質 で し か も 鉄 に 対 し て 防 食 効 果 を 示 す 金 属 、 例 え ば 、 N i . S n . Z n . A 1等 の 金 属 が 有 利 に 使 用 さ れ る 。 こ れ ら の 金 属 か ら 成 る メ ツ キ 層 は 、 防 食 効 果 に 優 れ て い る 。

腐 食 成 分 の 遮 蔽 効 果 に 特 に 優 れ て い る の は 、 ニ ッ ケ ル メ ツ キ 層 で あ り 、 ま た 入 手 が 容 易 な メ ツ キ 鋼 箔 と し て 錫 メ ッ キ 箔 、 即 ち ブ リ キ 箔 を 挙 げ る こ と が で き る 。 こ の ブ リ キ 箔 で は 、 錫 の 被 覆 量 が 比 較 的 小 さ い 範 囲 、 例 え ば 0 . 5 乃 至 1 0 g Z m ² の 範 囲 で も 十 分 な 耐 食 性 と 有 機 被 膜 の 密 着 性 が 得 ら れ 、 こ の 場 合 、 錫 層 は 金 属 錫 層 と し て 存 在 し て も よ い が 、 樹 脂 密 着 性 の 点 で は 、 S nノ F e金 属 原 子 比 が 2 乃 至 1 の 範 囲 内 に あ る 錫 一 鉄 合 金 属 の 形 で 存 在 す る こ と が 好 ま し い 。

ク ロ メ ー ト 層 と し て は 、 Crと し て の 被 覆 量 が 1 乃 至 5 0 mg/m² 、 特 に 3 乃 至 3 5 mg/ni² の 範 囲 内 に あ る 水 和 ク ロ ム 酸 ィヒ 物 を 主 体 と す る ク ロ ム 酸 化 物 層 が 挙 げ ら れ る 。 こ の ク ロ メ ー ト 層 は 、 前 述 し た メ ツ キ 層 上 に そ れ 自 体 公 知 の 化 成 処 理 及 び ノ 又 は ィヒ 学 処 理 に よ り 形 成 で き る 。 .

ま た 、 こ の 表 面 処 理 鋼 箔 は 、 メ ツ キ 層 が 金 属 ク ロ ム 層 で 、 し か も そ の 上 に ク ロ メ ー ト 層 を 有 す る テ ィ ン · フ リ 一 - ス チ ー ル 鐦 箔 で あ っ て も よ い 。 こ の 金 属 ク ロ ム 層 は 0. 03乃 至 0. 5 g/m²、 特 に 0. 05乃 至 0 · 3 g/m²の 被 覆 量 で 存 在 す る の が よ い 。

更 に 、 金 属 メ ツ キ 層 は 、 単 一 の 金 属 層 か ら 成 る 場 合 の み に 限 ら れ ず 、 種 類 の 異 な る 複 数 種 の 金 属 層 か ら 成 る こ と も で き る 。 例 え ば 、 下 地 メ ツ キ 層 が ニ ッ ケ ル 等 の 前 述 し た 軟 質 金 属 層 で 、 上 地 メ ッ キ 層 が 電 解 ク 口 ム 酸 処 理 に よ り 形 成 さ れ た ク ロ ム 金 属 層 で あ っ て 、 そ の 上 に 更 に ク ロ ム 酸 ィヒ 物 層 を 有 す る も の で あ っ て も よ い 。

鋼 箔 と し て は 、 軟 質 の も の （ ductile ) も 、 硬 質 の も の （ ： full hard) も 使 用 さ れ る 。 前 者 の タ イ プ の も の は 、 冷 圧 延 鋼 钣 を 焼 鈍 後 、 二 次 冷 間 圧 延 し 、 再 度 焼 鈍 し 、 必 要 に よ り 、 亜 鉛 メ ツ キ 、 錫 メ ツ キ 、 ニ ッ ケ ル メ ヅ キ 、 電 解 ク ロ ム 酸 処 理 、 ク ロ ム 酸 処 理 等 の 後 処 理 の 1 種 ま た は 2 種 以 上 を 行 う こ と に よ り 得 ら れ る 。 後 者 の タ イ プ の も の は 、 冷 圧 延 鋼 板 を 焼 鈍 後 二 次 冷 間 圧 延 し 、 必 要 に よ り 亜 鉛 メ ツ キ 、 錫 メ ツ キ 、 ニ ッ ケ ル メ ツ キ 、 電 解 ク ロ ム 酸 処 理 、 ク ロ ム 酸 処 理 等 の 後 処 理 を 行 う こ と に よ り 得 ら れ る 。 金 属 メ ツ キ 層 を 備 え た フ ル ノヽ ー ド 型 の も の は ま た 、 冷 圧 延 鋼 板 を 焼 鈍 し た 後 、 テ ン パ ー 処 理 し 、 こ れ に 金 属 メ ツ キ を 施 し た 後 、 2 次 冷 間 圧 延 す る こ と に よ つ て も 製 造 さ れ る 。

鋼 箔 を 基 体 と す る 被 覆 シ ー ト は 、 被 覆 層 の 種 類 に よ つ て も 若 干 相 違 す る が 、 次 の 特 性 を 一 般 に 有 す る 。 σ 3 0 0 0 〜 5 0 0 0

Ε 1. 5 1 0 ⁶ ~ 3 X 1 0 ⁶ 金 属 基 体 と し て は 、 ア ル ミ ニ ウ ム 箔 ゃ 薄 手 の ア ル ミ 二 ゥ ム シ 一 ト を 用 い る こ と 力 で き る 。 ア ル ミ ニ ウ ム と し て は 、 純 ア ル ミ ニ ウ ム の 他 に 、 ア ル ミ ニ ウ ム 合 金 、 例 え ば 、 ア ル ミ ニ ウ ム マ ン ガ ン 系 合 金 、 ア ル ミ ニ ウ ム マ グ ネ シ ゥ ム 系 合 金 等 を 用 い る こ と も で き る 。 ア ル ミ ニ ゥ ム 基 体 は 、 一 般 に 0. 007 乃 至 0. 2 mm , 特 に 0. 05乃 至 0. 15 ramの 厚 み を 有 す る こ と が 好 ま し い 。 ア ル ミ ニ ウ ム を 基 体 と す る 被 覆 シ ー ト は 、 一 般 に 次 の 特 性 を 有 す る 。 σ 0 . 2 3 0 0 〜 1 4 0 0

Ε 5 X 1 0 ⁵ 〜 9 X 1 0 ⁵

有 機 樹 脂 被 覆 1 6 , 1 7 と し て は 、 プ ラ ス チ ッ ク フ ィ ル ム ゃ 各 種 樹 脂 塗 料 が 使 用 さ れ る 。

プ ラ ス チ ッ ク フ ィ ル ム と し て は 、 フ ィ ル ム 成 形 が 可 能 で あ り 、 且 つ 鑼 箔 と の 積 層 材 の 形 で 深 絞 り 成 形 が 可 能 な 任 意 の 樹 脂 の フ ィ ル ム が 挙 げ ら れ る 。 こ の よ う な 樹 脂 の 適 当 な 例 は 、 こ れ に 限 定 さ れ な い が 、 次 の 通 り で あ る 。

(a) ポ リ オ レ フ イ ン 類 ： ポ リ プ ロ ピ レ ン 、 ポ リ エ チ レ ン 、 ポ リ ブ テ ン 一 1 、 プ ロ ピ レ ン 一 エ チ レ ン 共 重 合 体 、 プ ロ ピ レ ン ー ブ テ ン 一 1 共重 合 体 、 エ チ レ ン — 酔 酸 ビ ニ ル 共 重 合 体 、ひ C H イ オ ン 架 橋 ォ レ フ ィ ン 共 重 合 体 （ ア イ オ ノ マ ー ） 、 エ チ レ ン 一 ア ク リ ル 酸 ェ チ ル 共 重 合 体 。

(b) ポ リ ア ミ ド 類 ： 特 に 一 般 式

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式 中 、 n は 3 乃 至 1 3 の 数 、 m は 4 乃 至 1 1 の 数 で あ る

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II

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式 中 、 は 炭 素 数 2 乃 至 6 の ア ル キ レ ン 基 、 R ₂ は 炭素数 2 乃至 2 4 の ア ル キ レ ン 基 又 は ァ リ ー レ ン 基 で あ る 、

で 表 わ さ れ る 反復 単位 か ら 成 る ポ リ エ ス テ ル 。

例 え ば 、 ボ リ エ チ レ ン テ レ フ タ レ ー ト 、 ポ リ ェ チ レ ン テ レ フ タ レ 一 ト ノ イ ソ フ タ レ ー ト 、 ポ リ テ ト ラ メ チ レ ン テ レ フ タ レ 一 卜 、 ポ リ エ チ レ ン / テ 卜 ラ メ チ レ ン テ レ フ タ レ ー 卜 、 ポ リ テ 卜 ラ メ チ レ ン テ レ フ タ レ ー ト ノ イ ソ フ タ レ ー 卜 、 ポ リ エ チ レ ン テ レ フ タ レ ー ト / イ ソ フ タ レ ー ト 、 ポ リ テ 卜 ラ メ チ レ ン / ェ チ レ ン テ レ フ タ レ ー 卜 、 ボ リ エ チ レ ン テ ト ラ メ チ レ ン テ レ フ タ レ 一 卜 / イ ソ フ タ レ ー ト 、 ポ リ エ チ レ ン ノ ォ キ シ ベ ン ゾ エ ー 卜 、 或 は こ れ ら の ブ レ ン ド 物 。 .

d ) ポ リ 力 一 ボ ネ 一 卜 類 ； 特 に 一 般 式 0

II

4- o R - 0 c ( v ) 式 中 、 R ₃ は 炭 素 数 8 乃 至 1 5 の 炭 化 水 素 基 、

で 表 わ さ れ る ポ リ カ ー ボ ネ ー 卜 。

例 え ば 、 ポ リ 一 P — キ シ リ レ ン グ リ コ ー ル ビ ス 力 — ボ ネ ー 卜 、 ポ リ ー ジ ォ キ シ ジ フ エ 二 ル ー メ タ ン 力 ー ボ ネ ー ト 、 ポ リ 一 ジ ォ キ シ ジ フ エ ニ ル ェ タ ン カ ー ボ ネ ー ト 、 ポ リ ー ジ ォ キ シ ジ フ エ ニ ル 2 . 2 — プ ロ パ ン カ ー ボ ネ ー ト 、 ポ リ ー ジ ォ キ シ ジ フ ヱ ニ ル 1 . 1 ー ェ タ ン カ ー ボ ネ ー 卜 。

( e ) ポ リ 塩 ィ匕 ビ ニ ル 、 塩 化 ビ ニ ル ー ブ タ ジ エ ン 共 重 合 体 、 塩 ィヒ ビ 二 ル ー ス チ レ ン — ブ タ ジ エ ン 共 重 合 体 等 の 塩 化 ビ ニ ル 樹 脂 。

( f ) 塩 化 ビ ニ リ デ ン — 塩 ィヒ ビ 二 リ デ ン 共 重 合 体 、 塩 ィ匕 ビ ニ リ デ ン 一 ビ ニ ル ビ リ ジ ン 共 重 合 体 等 の 塩 化 ビ ニ リ デ ン 樹 脂 。

( g ) 高 二 卜 リ ル 含 有 量 の ァ ク リ ロ ニ 卜 リ ル ー ブ タ ジ ェ ン 共 重 合 体 、 ア ク リ ロ ニ ト リ ル — ス チ レ ン 共 重 合 体 、 ア ク リ ロ ニ ト リ ル 一 ス チ レ ン 一 ブ タ ジ エ ン 共 重 合 体 等 の ハ イ 二 ト リ ル 樹 脂 。

( h ) ポ リ ス チ レ ン 樹 脂 、 ス チ レ ン 一 ブ タ ジ エ ン 共 重 合 体 。

熱 可 塑 性 樹 脂 フ ィ ル ム 層 の 厚 み は 一 般 に 1 0 乃 至 1 5 0 n m , 特 に 3 0 乃 至 1 0 0 /i m の 範 囲 内 に あ る の が よ く 、 こ の 範 囲 よ り も 薄 い と 樹 脂 フ ィ ル ム に よ る 腐 食 に 対 す る 被 覆 効 果 が 失 わ れ る 傾 向 が あ り 、 ま た こ の 範 囲 よ り も 厚 い と 絞 り 成 形 性 が低 下 す る 。

少 な く と も 一 方 、 特 に 両 方 の 樹 脂 フ ィ ル ム 層 に 無 機 フ イ ラ 一 乃 至 顔 料 を 含 有 せ し め る こ と が 、 積 層 材 の 深 絞 り 成 形 性 を 向 上 さ せ る た め に 望 ま し い 。 .

こ れ ら の フ ィ ル ム を 積 層 す る の に 用 い る 接 着 剤 と し て は 、 イ ソ シ ァ ネ ー ト 系 接■着 剤 、 エ ポ キ シ 系 接 着 剤 、 酸 変 性 ォ レ フ イ ン 系 樹 脂 接 着 性 を 挙 げ る こ と も で き 、 就 中 、 ポ リ エ ス テ ル 一 ウ レ タ ン 接 着 剤 、 ポ リ エ ス テ ル 一 ェ ポ キ シ ー ウ レ タ ン 接 着 剤 を 挙 げ る こ と が で き る 。

ポ リ エ ス テ ル 一 ウ レ タ ン 接 着 剤 と し て は 、 水 酸 基 末 端 ポ リ エ ス テ ル と ジ ィ ソ シ ァ ネ ー ト と を 反 応 さ せ て 得 ら れ る ィ ソ シ ァ ネ ー 卜 末 端 ポ リ エ ス テ ル ウ レ タ ン を 水 或 は 多 価 ア ル コ ー ル を 架 橋 剤 と し て 架 橋 し た も の や 、 多 価 ア ル コ ー ル 、 多 価 カ ル ボ ン 酸 及 び ジ ィ ソ シ ァ ネ ー 卜 を 反 応 さ せ て 得 ら れ る 水 酸 基 末 端 ポ リ エ ス テ ル ウ レ タ ン を ジ イ ソ シ ァ ネ ー ト を 架 橋 剤 と し て 架 橋 し た も の が 挙 げ ら れ る 後 者 の も の が 特 に 適 し て い る 。

ポ リ エ ス テ ル を 構 成 す る 多 価 カ ル ボ ン 酸 と し て は 、 コ ノ\ ク 酸 、 ア ジ ビ ン 酸 、 セ バ シ ン 酸 、 デ カ ン カ ル ボ ン 酸 等 が 、 多 価 ア ル コ ー ル と し て は 、 エ チ レ ン グ リ コ ー ル 、 プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル 、 ブ タ ン ジ オ ー ル 、 グ リ セ リ ン 、 ネ ォ ペ ン タ ン グ リ コ ー ル 、 エ リ ス リ ト ー ル 、 ソ ル ビ ト 一 ル 、 マ ン ニ ト ー ル 等 が 、 ま た ジ イ ソ シ ァ ネ ー ト と し て は 、 キ シ リ レ ン ジ イ ソ シ ァ ネ ー ト 、 ト リ レ ン ジ イ ソ シ ァ ネ ー ト 、 シ ク ロ へ キ サ ン ジ イ ソ シ ァ ネ 一 卜 、 イ ソ ホ ロ ン ジ ィ ソ シ ァ ネ 一 卜 等 力 s 挙 げ ら れ る 。

こ の タ イ プ の ポ リ エ ス テ ル ウ レ タ ン 接 着 剤 は 、 ウ レ タ ン 基 の 存 在 に よ り 鋼 箔 と プ ラ ス チ ッ ク フ ィ ル ム と に 強 い 接 着 結 合 、 一 般 に 1. 4 〜 1. 8 Kg/15mm の 接 着 力 を 与 え る と 共 に 、 ジ イ ソ シ ァ ネ ー 卜 に よ り 導 入 さ れ る 硬 い セ グ メ ン ト と 、 ポ リ エ ス テ ル に よ り 導 入 さ れ る 軟 ら か い セ グ メ ン 卜 と が 主 鎖 中 に 存 在 す る こ と に よ り 、 前 述 し た 範 囲 の 弾 性 率 、 特 に 4 0 0 0 ~ 9 0 0 O Kg/cm ²の 弾 性 率 を 与 え る 。

ボ リ エ ス テ ル 一 エ ポ キ シ — ウ レ タ ン 接 着 剤 と し て は 、 水 酸 基 末 端 ポ リ エ ス テ ル 、 エ ポ キ シ 樹 脂 及 び ジ ィ ソ シ ァ ネ ー ト 架 橋 剤 を 含 む 組 成 物 か ら 成 る も の で 、 水 酸 基 末 端 ポ リ エ ス テ ル を 構 成 す る 多 価 カ ル ボ ン 酸 、 多 価 ア ル コ ー ル ゃ ジ ィ ソ シ ァ ネ ー 卜 と し て は 前 に 例 示 し た も の が 使 用 さ れ る 。 エ ポ キ シ 樹 脂 と し て は 、 ビ ス フ エ ノ ー ル A と ェ ピ ク ロ ル ヒ ド リ， ン と を 反 応 さ せ て 得 ら れ る エ ポ キ シ 樹 脂 が 使 用 さ れ る 。

ポ リ エ ス テ ル 、 エ ポ キ シ 一 ウ レ タ ン 接 着 剤 も ウ レ タ ン 基 の 存 在 に よ り 、 前 述 し た ポ リ エ ス テ ル ウ レ タ ン 接 着 剤 と 同 様 な 接 着 力 を 示 し 、 そ の 弾 性 率 は 1 0 2 0 〜 5 1 0 0 K g / c m ²の 値 を 示 す 。

一 方 、 酸 変 性 ォ レ フ ィ ン 系 樹 脂 接 着 剤 と し て は 、 無 水 マ レ イ ン 酸 や 、 ア ク リ ル 酸 、 メ タ ク リ ル 酸 、 等 の ェ チ レ ン 系 不 飽 和 カ ル ボ ン 酸 や そ の 無 水 物 を グ ラ フ 卜 さ せ た ボ リ プ ロ ピ レ ン 、 ポ リ エ チ レ ン 、 プ ロ ピ レ ン 一 エ チ レ ン 共 重 合 体 等 の ォ レ フ イ ン 系 樹 脂 が 使 用 さ れ る 。

金 属 基 体 と プ ラ ス チ ッ ク フ ィ ル ム と の 積 層 接 着 は 、 金 属 基 体 或 は フ ィ ル ム 表 面 に 、 上 記 接 着 剤 の 有 機 溶 媒 溶 液 或 は 分 散 液 を 塗 布 し 、 溶 媒 を 蒸 発 さ せ た 後 、 両 者 を 圧 着 さ せ る こ と に よ り 行 う こ と が で き る 。 接 着 剤 の 塗 布 量 は 4 - 0 乃 至 8 . 0 g / m ² の 範 囲 が 好 適 で あ る 。

樹 脂 被 覆 と し て は プ ラ ス チ ヅ ク フ ィ ル ム の 代 わ り に 各 種 樹 脂 の 塗 膜 を 用 い る こ と も で き る 。

保 護 塗 膜 と し て は 、 前 述 し た 金 属 基 体 に 対 し て 優 れ た 密 着 性 を 示 す そ れ 自 体 公 知 の 任 意 の 保 護 塗 料 が 使 用 さ れ る 。 こ の 塗 料 と し て は 、 熱 硬 化 性 或 は 熱 可 塑 性 の 樹 脂 塗 料 、 例 え ば 、 フ エ ノ ー ル · エ ポ キ シ 塗 料 、 ァ ミ ノ · ェ ポ キ シ 塗 料 、 エ ポ キ シ · エ ス テ ル 塗 料 等 の 変 性 エ ポ キ シ 塗 料 ； 例 え ば 、 塩 化 ビ ニ ル ー 酢 酸 ビ ニ ル 共 重 合 体 、 塩 化 ビ 二 ル ー 酢 酸 ビ ニ ル 部 分 ケ ン 化 物 、 塩 化 ビ ニ ル ー 酢 酸 ビ ニ ル ー 無 水 マ レ イ ン 酸 共 重 合 体 、 エ ポ キ シ 変 性 一 エ ポ キ シ ァ ミ ノ 変 性 一 或 は エ ポ キ シ フ エ ノ ー ル 変 性 — ビ ニ ル 樹 脂 塗 料 等 の ビ ニ ル 又 は 変 性 ビ ニ ル 塗 料 ： ァ ク リ ル 樹 脂 系 塗 料 ； 油 性 塗 料 ； ア ル キ ッ ド 塗 料 ： ボ リ エ ス テ ル 塗 料 ： ス チ レ ン 一 ブ タ ジ ェ ン 系 共 重 合 体 等 の 合 成 ゴ ム 系 塗 料 等 が 使 用 さ れ る 。

保 護 塗 膜 は 単 一 の 塗 膜 で も よ く 、 ま た 下 塗 り 塗 膜 （ ァ ン ダ ー コ ー ト ） と 上 塗 り （ ト ッ プ コ ー ト ） と の 組 合 せ 塗 膜 で も よ い 。 ま た 、 下 塗 り 塗 膜 の 上 に 、 印 刷 イ ン キ に よ る 印 刷 層 を 設 け 、 そ の 上 に 仕 上 げ ニ ス 層 を 設 け た も の で ち ょ い 。

塗 膜 の 厚 み は 、 一 般 に 1 乃 至 3 0 ^ πι 、 特 に 3 乃 至 2 0 μ ιη の 範 囲 に あ る の が よ い 。

本 発 明 に 用 い る 被 覆 金 属 シ ー ト で は 、 金 属 基 体 の 一 方 に フ ィ ル ム 、 他 方 に 塗 膜 を 設 け た も の で も よ く 、 ま た フ ィ ル ム と 塗 膜 を 表 面 に 二 重 に 設 け 得 る こ と も 理 解 さ れ る べ き で あ る 。

絞 り 成 形 容 器

本 発 明 に よ る 絞 り 成 形 容 器 の 一 例 を 示 す 第 4 図 に お い て 、 こ の 容 器 2 0 は 底 部 2 1 と 底 部 に 対 し て 垂 直 乃 至 上 向 き に 末 広 が り に 連 な る 側 壁 部 2 2 と 該 側 壁 部 の 上 端 に 設 け ら れ た フ ラ ン ジ 部 2 3 と か ら 成 っ て い る 。 こ の フ ラ ン ジ 部 2 3 の 外 側 に は カ ツ 卜 エ ッ ジ 2 4 が 存 在 す る 。 鋼 箔 で は そ の カ ツ 卜 エ ッ ジ が 鋭 禾 U な 刃 物 と な り 、 こ れ に 触 れ る と 指 等 の 損 傷 を 容 易 に 生 じ や す い が 、 本 発 明 に よ れ ば 、 前 述 し た 厚 み の 樹 脂 被 覆 層 を 設 け る こ と に よ り 、 上 述 し た 危 険 性 が 完 全 に 解 消 さ れ 、 鐧 箔 を 用 い た 包 装 材 料 の 安 全 性 を 確 立 す る こ と が 可 能 と な っ た も の で あ る 。

本 発 明 に よ る 絞 り 成 形 容 器 の 他 の 例 を 示 す 第 5 図 に お い て 、 こ の 容 器 は 、 第 4 図 の も の と 同 様 に 、 底 部 2 1 、 側 壁 部 2 2 及 び フ ラ ン ジ 部 2 3 と か ら 形 成 さ れ て い る が 、 フ ラ ン ジ 部 2 3 の 最 外 線 に は 積 層 材 を 丸 め る こ と に よ り 形 成 さ れ た カ ー ル 部 2 5 が 設 け ら れ て い る 。

こ れ ら の 容 器 の 底 部 形 状 は 、 円 形 、 楕 円 形 、 正 方 形 、 5 矩 形 、 六 角 形 、 八 角 形 等 の 任 意 の 形 状 と し 得 る こ と が 理 解 さ れ る べ き で あ る 。

ま た 、 内 面 材 樹 脂 を ヒ ー ト シ ー ル 可 能 な 樹 脂 フ ィ ル ム と す る こ と で 、 蓋 材 と の 間 に ヒ ー ト シ ー ル に よ る 密 封 を 容 易 に 行 い 得 る こ と が 理 解 さ れ る べ き で あ る 。

Iひ ま た 、 容 器 の 形 状 は 、 所 請 深 絞 り 容 器 で も 、 卜 レ イ 状 の 浅 絞 り 容 器 で も よ く 、 ま た 容 器 側 壁 は テ ー パ ー 状 で あ つ て も ス ト レ ー ト 状 で あ っ て も よ く 、 ま た 側 壁 に 1 段 或 は 多 談 の ス テ ッ プ や ビ ー ド が 形 成 さ れ て い て も よ い 。

一 般 に 、 素 材 径 Zパ ン チ 先 端 径 で 定 義 さ れ る 絞 り 比 は

15 -1.3 乃 至 2. 5 、 特 に 1. 6 乃 至 2. 3 の 範 囲 に あ っ て よ く 、 絞 り 操 作 は 一 般 に 一 段 の 絞 り 操 作 で 十 分 で あ る が 、 二 段 或 は 多 段 の 絞 り 操 作 を 行 い 得 る こ と は 言 う ま で も な い 。 実 施 例

本 発 明 の 次 の 実 施 例 で 説 明 す る 。

2ft 実 施 例 1

厚 さ 4 0 の ポ リ プ ロ ピ レ ン 、 厚 さ 7 5 の 鐧 箔 、 厚 さ 7 0 の ポ リ プ ロ ピ レ ン を 接 着 し て 3 層 の 積 層 材 料 を 製 作 し た 。 こ の 材 料 の Ε は 、 2. 4 X 10⁶ Kg/cm ²で 応 力 と 歪 の 関 係 式 は σ = 5 2 ε ° · ° ^{1 4} で 表 わ さ れ た 。 こ の 材 料 25 か ら 1 2 O mmの ブ ラ ン ク を 打 ち 抜 き 、 口 元 内 径 6 5 mni、 9 I

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- Ζ Ζ - 比 較 例 2 〜 比 較 例 3

実 施 例 1 に お け る ゴ ム 最 大 痉 d ₂ を 各 々 8 0 mm, 6 4 mmと し た と こ ろ 、 1.0 < d a / D < 1.2 の 条 件 か ら は ず れ シ ヮ や 材 料 破 断 、 ゴ ム の 損 傷 を 生 じ た 。

比 較 例 4

実 施 例 1 お け る パ ン チ の 硬 度 を 3 0 度 に し た と こ ろ 、 成 形 さ れ た カ ッ プ の 側 壁 に は な は だ し い シ ヮ を 生 じ た 。 実 施 例 3

実 施 例 1 に お い て 、 内 径 が 1 0 O mmの ダ イ ス 及 び ゴ ム 最 大 径 が 1 1 2 mraの 雄 型 （ d ₂ / D = 1.12 ) を 用 い て 成 形 を 行 っ た と こ ろ 最 大 弾 性 体 荷 重 は 2 8 0 0 Kg、 W / A = 29.7Kg/cra² ( 雌 型 周 状 面 積 A = 94.2cra² ) と な り 良 好 な 成 形 が で き た 。 '

実 施 例 4 、

実 施 例 3 に お け る 雄 型 の ゴ ム 最 大 径 を 1 0 5 mm、 ゴ -ム 硬 度 を 9 0 ° と し た と こ ろ 、 d ₂ Z D = 1.05、 最 大 弾 性 体 荷 重 W = 2 5 0 0 Kg. W / A = 26.5Kg/cm² と な り 良 好 な 結 果 を 得 た 。 ~

比 較 例 5

実 施 例 3 に お け る ゴ ム 最 大 径 を 1 2 5 mmと し た と こ ろ 最 大 弾 性 体 荷 重 5 8 0 0 Kg, W Z A = 61.6Kg/cra²と な り 成 形 不 可 能 と な っ た 。

比 較 例 6

実 施 例 3 に お け る 雄 型 の ゴ ム 硬 度 を 9 0 度 に し た と こ ろ 最 大 弾 性 体 荷 重 が 5 7 9 0 Kg, W Z A = 61.5Kg/cin²と な り 成 形 不 可 能 で あ つ た

比 較 例 7

実 施 例 3 に お け る 雄 型 の ゴ ム 最 大 径 を 9 9 m m ( d 2 / D = 0. 99 ) に し た と こ ろ 、 成 形 さ れ た カ ツ プ の 側 壁 上 部 に は な は だ し い シ ヮ を 生 じ た 。

比 較 例 8

実 施 例 3 に お け る 雄 型 の ゴ ム 硬 度 を 3 0 度 に し た と こ ろ 、 成 形 さ れ た カ ッ プ の 側 壁 に 著 し い シ ヮ を 生 じ た 。 実 施 例 5

実 施 例 1 に お い て 、 雄 型 の ゴ ム 最 大 径 （ d ₂ ) を 6 9 mmに 、 ま た 空 洞 径 （ d a ) を 2 4 m mに し 、 空 洞 の な い 雄 型 を 用 い た 以 外 は 同 様 に 成 形 を 行. つ た と こ ろ 、 最 大 弾 性 体 荷 重 （ W ) は 3 0 5 O kgと な り 多 少 大 き く な っ た が 、 W / A = 49. 8Kg/cra² -e シ ヮ 、 破 断 の な い 良 好 な カ ッ プ も 得 る こ と が で き た 。 ま た ゴ ム の 損 傷 に 関 し て 問 題 は な か つ た 。

実 施 例 6

実 施 例 1 に お い て 、 雄 型 の 空 洞 径 （ d i ) を 4 3 m m に 、 ま た 空 洞 長 （ L ) を 4 0 mraに 変 更 す る 以 外 は 同 様 に 成 形 を 行 っ た と こ ろ 最 大 弾 性 体 荷 重 W は 1 1 5 0 Kgと 若 干 小 さ く な つ た が 、 W / A は 18. 8Kg/cra²で シ ヮ 、 破 断 の な い 良 好 な カ ッ プ を 得 た 。 1 表

口 タイス内径 成形高さ ϊム最大怪 ゴム硬度 最大弾性体荷重 雌型周状面積 ノ 評 価 結 果

(D) (mm) (mm) (da) ) (度） (W) (Kg) (A) (cm²) シヮ発生 材料破断 加損傷 実施例 1 65 30 70.9 1.09 80 1550 61.2 25.3 〇 〇 〇 実施例 2 65 30 70.9 1.09 70 1230 61.2 20.1 〇 O 〇 比較例 1 65 30 70.9 1.09 90 3700 61.2 60.5 O 〇 X 比較例 2 65 30 80 1.23 80 4800 61.2 78.4 成形不可 X X 比較例 3 65 30 64 0.98 80 250 61.2 4.1 X 〇 O 比較例 4 65 30 70.9 1.09 30 120 61,2 1.9 X O 〇 実施例 3 100 40 112 1.12 80 2800 94.2 29.7 〇 〇 〇 実施例 4 100 40 105 1.05 85 2500 94.2 26.5 〇 〇 〇 比較例 5 100 40 125 1.25 80 5800 94.2 61,6 成形不可 X X 比較例 6 100 40 112 1.12 95 5790 94.2 61.5 成形不可 X X 比較例 7 100 40 99 0.99 95 1200 94.2 12.7 X O 〇 比較例 8 100 40 112 1.12 30 150 94.2 1.6 X O 〇 実施例 5 65 30 69 1.06 80 3050 61.2 49.8 〇 O 〇 実施例 6 65 30 70.9 1.09 80 1150 61.2 18.8 〇 〇 〇

Claims

言青 求 の 範 囲 1 ) 剛 体 の 芯 と 剛 体 の 周 囲 に 設 け ら れ た 弾 性 体 の ス リ ー ブ と カゝ ら 成 る 雄 型 と 、 最 終 容 器 の 外 形 に 対 応 す る キ ヤ ビ テ ィ を 備 え た 雌 型 と 該 雌 型 上 の シ ヮ 押 え と を 使 用 し 、 該 雄 型 及 び シ ヮ 押 え と 雌 型 と の 間 に 被 覆 金 属 シ ー 卜 を 供 給 し 、 該 雄 型 と 雌 型 と を 互 い に 係 合 す る よ う に 軸 方 向 に 駆 動 す る こ と か ら 成 る 絞 り 成 形 容 器 の 製 造 方 法 に お い て 、 弾 性 体 ス リ ー ブ の 最 大 径 （ d 2 ) と 雌 型 入 口 径 （ D ) と の 比 を 式

1. 0 < d / D < 1. 2 を 満 足 す る 値 と し 、 被 覆 金 属 シ ー ト と し て 金 属 の 厚 み が 0. 2mni 以 下 の 被 覆 金 属 シ ー ト を 用 い 、 且 つ 前 記 雄 型 及 び 雌 型 と し て 、 被 覆 金 属 シ ー ト な し に 両 者 を 係 合 さ せ た と き に 下 死 点 に お い て 雌 型 が 受 け る 軸 方 向 荷 重 ( 弾 性 体 荷 重 ） が 、 雌 型 周 状 面 積 当 た り 1 0 乃 至 6 0 Kg/cm ²で あ る も の を 用 い る こ と を 特 徴 と す る 方 法 。

2 ) 該 雌 型 の 入 口 に は 、 弾 性 体 ス リ ー ブ と 係 合 す る 曲 率 半 怪 （ r ) が 0. 1 乃 至 1 O mmの 曲 率 部 が 設 け ら れ て い る 請 求 項 第 1 項 記 載 の 方 法 。