明 細 書 レー トコンバータ及び撮像装置 技 術 分 野 本発明は、 2つの異なるクロッ ク レー トで動作するディ ジタル回 路間でデータを受け渡しするためデータのレー トを変換するレー ト コンバータ及びこのレー トコンバータを設けた撮像装置に関するも のである。 背 景 技 術 一般に、 2つ異なるクロッ クレー トで動作するディ ジタル回路間 でデータの授受を行うには、 データのレー トを変換するレー トコン バータを必要とする。
例えば、 1 8 MH zのクロッ ク レー トで動作する撮像装置のディ ジタル映像信号処理回路と、 1 3. 5 MH zのクロック レー トで動 作する D 1規格に準拠したディ ジタルビデオテープレコーダ (D · VTR) のディ ジタル映像信号処理回路との間でディ ジタル映像信 号の授受を行う場合には、 上記撮像装置から出力されるディ ジタル 映像信号のレー トを 1 8 MH zから 1 3. 5 MH zに変換する 4 : 3ダウンレー トコンバータや上記 D · VTRから出力されるディ ジ 夕ル映像信号のレー トを 1 3. 5 MH zから 1 8 MH zに変換する 3 : 4アップレー トコンバータなどのレー トコンバータが必要とな
る。
通常、 固体撮像素子を用いた撮像装置は、 上記固体撮像素子の画 素数により決定されるクロッ ク レー トを有し、 例えば 5 0万画素の 固体撮像素子を用いた撮像装置では、 ディ ジタル映像信号処理回路 力、' 1 8 MH zのクロッ ク レー トで動作するようになつている。
そして、 従来のレー トコンバータは、 入力データを入力クロ ッ ク レー トと出力クロッ ク レー トの最小公倍数のクロック レー トにアツ プコンバー ト して、 フィルタをかけて間引く ことにより、 目的の出 カクロッ ク レー トの出力データを得るものであって、 上記最小公倍 数のクロック レー トでのフィルタ リ ング処理を必要としていた。 例えば、 4 : 3ダウンレー トコンバータでは、 第 1図及び第 2図 に示すようなフィルタ リ ング処理によつて、 1 8 MH zのクロッ ク レー トの入力データを 1 3. 5 MH zのクロッ ク レー トの出力デー 夕に変換する。
すなわち、 4 : 3ダウンレー トコンバータでは、 先ず、 第 1図の Aに示すような 1 8 MH zのクロッ ク レー トの入力データ {Xra } に対して、 第 1図の Bに示すように 1 3. 5 MH zのサンプルボイ ン トとなりうる箇所に 0データを挿入して、 上記 1 8 MH zと 1 3. 5 MH zの最小公倍数の周波数すなわち 5 4 MH zのクロッ ク レー トにアップコンバー トする。 これにより、 周波数領域では、 第 2図 の Aに示すように 1 8 MH zを単位として繰り返していた周波数成 分が、 第 2図の Bに示すように周波数特性はそのままで繰り返しの 単位が 5 4 MH zになる。
次に、 上記 5 4 MH zのクロッ ク レー トのデータに第 1図の C及 ぴ第 2図の Cに示すような特性のフィルタをかける。 すなわち、 出
カクロッ ク レー トは 1 3. 5 MH zなので、 サンプリ ング定理によ り 5 4 MH zの半分の 2 7 MH zまでの間に 1 3. 5 MH zの半分 の 6. 7 5 MH z以上の周波数成分があると 1 3. 5 MH zのクロ ッ ク レー トにしたときに折り返してしまい、 元の周波数特性の維持 出来なくなるため、 6. 7 5 MH z以上の周波数成分を抑圧する口 一パスフィルタをかける。
ここで、 6. 7 5 MH z以上の周波数成分を抑圧した 5 4 MH z のクロッ ク レー トのデータ {Y, } は、 入力データ Xm = z m · X , に対して、 5 4 MH ζで動作する トランスバーサルフィル夕で例え ばタップ数を 1 2とする次の第 1式で示される
1 1
F ( ζ) = ∑ k • z 第
1 - 0 1式 なる伝達関数 F i ( z ) のフィルタリ ング処理を施す とにより
Y 1 = k 2 X4 + k B • X 3 + k 8 X 2 + k ,! X »
Y2 = k o X 5 + k 3 • X4 + k 6 X 3 + k 9 x2
Y3 = k i X 6 + k 4 • X4 + k7 X 3 + k 1 0 x2
Υ4 = k 2 X 6 + k B • X4 + k 8 X s + k H x2
Υ6 = k ο X β + k a • X 5 + k 6 X4 + k 9 x3
Ye = k . X e + k 4 • X 6 + k 7 X4 + k ,o x3
Y7 = k 2 X e + k 6 • X 6 + k 8 X4 + k X3
Y8 = k o X T + k 3 • X e + k 6 X 6 + k 9 X4
Y9 = k , X T + k 4 • X 6 + k 7 X 6 + k 1 0 X4
Y io= k 2 X T + k 5 • X 6 + k 8 X 5 + k 1 1 X4
Y n= k 0 x8 + k 3 • Xv + k 6 X 6 + k 9 X 5
Y12= k i X 8 + k 4 • X7 + k 7 X 6 + k 1 0 x6
Y 13= k 2 · X 8 + k 6 · Χτ + k 8 · X 6 + k 1 1 - X 5
Y 1 4 = k o · X 9 + k 3 · X 8 + k 6 · X 7 + k 9 · X 6
なるデータ Y, 〜Y 14として得ることができる。
そして、 このようにして得られた第 1図の D及び第 2図の Dに示 すような上記 5 4 MH zのクロッ ク レー トのデータ {Yi } から、 第 1図の Eに示すように 1 3. 5 MH zのクロッ ク レー トで i = 3 n, i = 3 n + l又は i = 3 n + 2の 3個置きのデータを取り出す ことにより、 第 2図の Eに示すように入力データ {X» } の周波数 特性を最大限維持した 1 3. 5 MH zのクロッ ク レー トの出力デ一 夕 { Y。 } を得ることができる。
また、 3 : 4アップレー トコンバータでは、 第 3図及び第 4図に 示すようなフィルタ リ ング処理によって、 1 3. 5 MH zのクロッ ク レー トの入力データ {Χπ } を 1 8 MH zのクロッ ク レー トの出 力データ {Υ» } に変換する。
すなわち、 3 : 4アップレー トコンパ一夕においても、 第 3図の Aに示すよ うな 1 3. 5 MH zのク ロ ッ ク レー トの入力デ一夕 {Xn } に対して、 第 3図の Βに示すように、 1 8 MH zのサンプ ルポイン トとなりうる箇所に 0データを挿入して、 上記 1 3. 5 M H zと 1 8 MH zの最小公倍数の周波数すなわち 5 4 MH zのクロ ッ ク レー トにアップコンバー トする。 これにより、 周波数領域では、 第 4図の Aに示すように 1 3. 5 MH zを単位として繰り返してい た周波数成分が、 第 4図の Bに示すように周波数特性はそのままで 繰り返しの単位が 5 4 MH zになる。
次に、 上記 5 4 MH zのクロッ ク レー トのデータに第 3図の C及 び第 4図の Cに示すような特性のフィルタをかける。 すなわち、 出
カクロッ ク レー トは 1 8 MH zなので、 サンプリ ング定理により 5 4 MH zの半分の 2 7 MH zまでの間に 1 8 MH zの半分の 9 MH z以上の周波数成分があると 1 8 MH zのクロッ ク レー トにしたと きに折り返してしまい、 元の周波数特性の維持出来なくなるため、 9 MH z以上の周波数成分を抑圧するローバスフィルタをかける。 こ こで、 9 MH z以上の周波数成分を抑圧した 5 4 MH zのクロ ッ ク レー トのデータ {Υ, } は、 入力データ Χη = ζ η · X , に対 して、 5 4 MH ζで動作する トランスバーサルフィル夕で例えば夕 ップ数を 1 2とする次の第 2式で示される
F 2 ( ζ ) = ∑ k 1 · z -1 · · · 第 2式
i - 0 なる伝達関数 F 2 ( z ) のフィルタ リ ング処理を施すことにより
Y l k 3 • X3 + k 7 • X2 + k 11 ' X 1
Y2 k 0 • X* + k 4 • X3 + k 8 ' x2
Υ3 k 1 ' x4 + k 5 • X3 + k 9 1 x2
Υ4 k 2 ' x4 + k 6 ' x3 + k 10 ' •x2
Υ5 k 3 ' x4 + k 7 ' X3 + k 11 · x2
Υ6 k 0 + k 4 • X4 + k 8 ·
Υ τ k 1 ' x6 + k 6 ' X4 十 k 9 · x3
Υ8 k 2 ' X E 十 k 6 ' x4 + k 10 · x3
Υ9 k 3 ' ' XB + k 7 ' ' X* + k 11 ·
Υ ι ο k 0 ' x6 + k 4 ' + k 8 · x4
k 1 ' x6 + k 6 ' ' X s + k 9 ·
Υ ΐ 2 k 2 ' X 6 + k 6 ' x5 + k I 0 · X 4
Υ ΐ 3 k 3 ' X s + k 7 ' x6 + k 1 1 · x4
Y i 4 = k o · X 7 + k4 · X e + k 8 · X B
として得ることができる。
そして、 このようにして得られた第 3図の D及び第 4図の Dに示 すような上記 5 4 MH zのクロッ ク レー トのデータ {Y i } から、 第 3図の Eに示すように 1 8 MH zのクロッ ク レー トで i = 4 m— 2, i = 4 m - 1 , i = 4 m又は i = 4 m— 3の 4個置きのデータ を取り出すことにより、 第 4図の Eに示すように入力データ { X N } の周波数特性を最大限維持した 1 8 ΜΗ ζのクロッ ク レー トの出力 データ {Υ» } を得ることができる。
また、 Μ : Ν (Μ>Ν) 例えば 5 : 3のレー ト変換を行い、 f SH レー トの入力データ {X- } を f S Lレー トの出力データ {Yn } に 変換する 5 : 3ダウンレー トコンバータでは、 f SHレー トの入力デ 一夕 {Xm } のデータ間に 2個ずつ 0挿入して 3 i SHレー トのデ一 夕 {Y i } を生成し、 3 ί SHレー トで動作する トラ ンスバーサルフ ィル夕によりフィルタ リ ング処理を施し、 この 3 f SHレー トのデー 夕 {Y i } から 5個置きにデータを抜き取ることにより f SI< ( f ^ = 3/ 5 f SH) レー トのデータ {Yn } を生成する。
すなわち、 例えば、 第 5図の Αに示すような f SHレー トの入力デ 一夕 {X» } に対して、 第 5図の Bに示すように、 各データ間に 2 個の 0データを挿入して、 3 f SHレー トにアップコンバー ト してか ら、 3 f SHレー トで動作する トランスバーサルフィルタにより第 5 図の Cに示すような係数で畳み込むフィルタ リ ング処理を施すこ と により、
= k。 · X, + k
3 · X
2+ k
6 · Χ
3+ k
9 · X 4 + k
1 2' X
5 Y
2 = k
2 · X
2+ k
s · X
3 + k
8 · X
4+ k, i - X
6 + k,
4- X
6
6 v V . V v V
1 一 ko • Λ2 + • Λ3十 Ke • Λ 十 Kg A 6 十 k l 2 * Λ 6
V ― . V ■ Υ 丄 b Y 十 Y I 5 一 Κ2 • Λ3十 Ke • Λ4十 Ks • Λ5 1 K l i · Λ 6 K l 4 ' Λ7
V ― V v„ Y
I • Λ34卞- υ
Λ4 • Λ Υ4 Λ A 1- Λ 1 4- h
6 ― Κ 1 • Λ 5丁 o · Λ 6 丁 ft, 1 3 * Λ7
V
I 7 一一 • Λ Y 3 - 4- ft 3 Λ 4 1 k IV fi 6 Λ 6 ~ IV 9 Λ Y 6 4- Λ 1 2 Λ7
V 一 If 0
I 8 ― Κ 2 • Y Λ 4.4 T- Λ 5 Λ 5丁 si 8 • Λ L 6屮 Y
f Λ 1 1 * Λ 7 一 kれ, 1 4 • Λ 8
V 一 レ • Y 4- b h m Y -L b . γή I 9 ― • Λ 卞 Λ4 • Λ δ卞 Λ7 Λ 6 T I 1 0 * Λ 7 1 Λ I 3 # Λ8
V — • V 丄 • Y 4- Y Y
110— ko • Λ4十 K z • λ5十 • As 1 Kg Λ 7 丁 Ki 2 * Λ8
V 1 ν v v V
Yl】 = k2 ' Λ5 + " Λ6十 • A 7十 ki l · Λ 8 十 Ki 4 * Λ9
Yl 2 = kj • χ6 + k4 ' Χβ + k7 • Χτ + ki o · X 8 + k, 3 *
Yl 3 = ko • Xs + k8 ' Xe + k6 • X7 + k9 X 8 + ki 2 * Xa
Υ1 4 = k2 • χβ + kE ' Χ7 + k8 ' X8 + ki I · X 9 + k, 4 * X 10
Yl B = ki • χ6 + k4 ' χ7 + k7 • X8 + kj o · X 9 + ki 3 ' X 10 ko ' χ6 + k3 ' χ7 + k6 k9 X 9 + k, 2 * X 10 なるデータ Y, 〜Υ1βを生成する。
そして、 このようにして得られた第 5図の Dに示すような 3 f S H レー トのデータ {Y, } から i = 5 n— 4 , i = 5 n— 3, i = 5 n— 2, i = 5 n— 1又は i = 5 nの 5個置きのデータを取り出す こ とによ り、 第 5図の Eに示すよう に f SL レー トの出力データ { Y„ } を得ることができる。
また、 Ν : Μ (Ν <Μ) 例えば 3 : 5のレー ト変換を行い、 f S L レー トの入力データ {Xn } を ί S Hレー トの出力データ {Υ» } に 変換する 3 : 5アップレー トコンバータでは、 f SLレー トの入力デ 一夕 {Xn } のデータ間に 4個ずつ 0挿入して 5 f SLレー トのデー 夕 {Υ5π} を生成し、 5 f SLレー トで動作する トランスバーサルフ
ィルタによりフィルタ リ ング処理を施し、 この 5 i SLレー トのデー 夕 {Y5n} から 3個置きにデータを抜き取ることにより i SH ( i SH = 5/ 3 f S L) レー トのデータ {Yra } を生成する。
すなわち、 例えば、 第 6図の Aに示すような ί SLレー トの入力デ —夕 {Χη } に対して、 第 6図の Βに示すように、 各データ間に 4 個の 0データを挿入して、 5 f SLレー トにアップコンバー ト してか ら、 5 f SLレー トで動作する トランスバーサルフィルタにより第 6 図の Cに示すような係数で畳み込むフィルタ リ ング処理を施すこと により、
V Λ V 丄 Y
I 1 Κο • λι 十 Κε • λ2十 κ】 0 '
V • Υ 丄 Y
I 2 Κ4 • Λ2十 Kg • 入3十 Κ 1 4 * Λ4
Υτ k4 • χ3 + k9 • χ4 + k! 4 * Xs
Υ8 k3 • χ3 + k8 • χ4 + k, 3 * Xs
Υι ο kj • χ3 + k6 • Χ4 + kj 1 ' Χε
Υΐ 2 k4 ' χ4 + k9 • χΒ + ki 4 ' Xe
Υΐ 3 k3 ' χ4 + k8 • χ5 + k, 3 * x6
Υ> 4 k2 • χ4 + k7 ' χΒ + kj 2 * Xe
Υ1 5 ki • χ4 + k6 ' Χε + k, 1 * Xs
Υΐ 6 k0 ' 4 + kB ' χ5 + k, 0 * x6
Y 1 == k 4 · Χδ + k g · Xe + k 1 4 * X7
Yi 8 = k 3 · Xs + k 8 · X 6 "H k 1 3 · X7
Y 1 9 = k 2 · Xs + k? · e "I" k 1 2 · X7
なるデータ 〜Υ1 βを生成する。
そして、 このようにして得られた第 6図の Dに示すような 5 f S 1 レー トのデータ {Υ, } から i = 3 n— 2, i = 3 n— 1又は i = 3 nの 3個置きのデータを取り出すことにより、 第 6図の Eに示す ように f SHレー トの出力データ {Υ» } を得ることができる。
ところで、 例えば 1 8 MH zのクロッ ク レー トで動作する撮像装 置と 1 3. 5 MH zのクロ ッ ク レー トで動作する D 1規格に準拠し た D · VTRとを一体化した力メラ一体型の D · VTR所謂デジ夕 ルカムコーダでは、 上述の如きダウンレー トコンバータとアップレ 一トコンバータの 2つのレー トコンバ一夕を備える必要があり、 従 来、 これらレー トコンバ一夕のために大きな回路規模にならざるを 得ないという問題点があつた。
また、 上述のように従来のレー トコンバータでは、 入力データを 入力クロックレー トと出力クロッ ク レー トの最小公倍数のクロ ッ ク レー トでのフィルタ リ ング処理を行うための高速で動作する演算処 理部を必要とした。
ここで、 1 8 MH zのクロッ ク レー トの入力データ {X„ } を 1 3. 5 MH zのクロッ ク レー トの出力データ {Yn } に変換する 4 : 3ダウンレー トコンバータにおいて、 上述の第 1式に示した伝達 関数 ( z) のフィルタ リ ング処理により得られえる 1 3. 5 M zの入力クロッ ク レー トと 1 8 MH zの出力クロッ ク レ一 トの最小 公倍数である 5 4 MH zのクロッ ク レー トのデータ {Υ, } は、 係
数別に次の 3組に分類することができる
先ず、 第 1組は、
Y 2 = k o · Χ ε + k 3 • X4 + k 6 • X 3 + k 9 , X 2
Υ 6 = k 0 · X 6 + k • X 5 + k 6 ' X4 + k 9 ' X 3
Υ8 = k o · X i + k 3 • X 6 + k 6 ' X 5 + k 9 • X*
Y l.= k 0 · X 8 + k 3 ' X T + k 6 ' X 6 + k 9 • X B
Υ .4 = k 0 · X 9 + k 3 ' x8 + k e X T + k 9 ' X e なる係数 { k。 , k 3 , k 6 , k a } を有する i = 3 n— l のデ 夕 {Y ( 3„-η } により構成される。
次の第 2組は、
Υ 3 k i X 6 + k 4 X 4 + k 7 X 3 + k , 0 x2
Υ 6 k , X β + k * X 6 + k 7 X 4 + k ,0 X 3 Υ 9 k , X7 + k 4 X 6 + k 7 X 5 + k , 0 X 4
Υ 1 2 k , X 8 + k 4 X T + k 7 X 6 + k 10
なる係数 { k , , k 4 , k 7 , k 10} を有する i = 3 nのデ 夕 {Y (3„ ) } により構成される。
さらに、 第 3組は、
Y l = k 2 · X4 + k 5 · X3 + k 8 ' X 2 + k 11 - X ,
Y* = k A 5 "I" k 5 * X 4 + k 8 * X 3 + k 11 - X 2
Υ7 = k 2 · Λ 6 + k s * X 6 + k 8 * X 4 + k - X 3
Υ ιο= k 2 · X7 + k 6 · X e + k 8 * X 5 + k u- X4
Υ !3= k 2 · X 8 + k ε · X T + k 8 * X 6 + k 11- X 5
なる係数 { k 2 , k 6 8 k ,l} を有する i = 3 n— 2のデー 夕 {Y ( 3„ - 2) } により構成される o
上記第 1 組の係数 {k。 , k 3 , k 6 k 9 } を有するデ一夕
{ Y <3„- n } は、
F a ( z ) = k o + k 3 z -1 + k 6 z一 2 + k z
なる伝達関数 F a ( z ) の動作する トランスバーサルフィル夕によ り得ることができる。 また、 上記第 2組の係数 { k , , k 4 , k 7 k 10} を有するデータ {Y <3„) } は、
F b ( z ) = k! + k * - z "!+ k 7 - z "2+ k ] 0 · z "3 なる伝達関数 F b ( z ) の トランスバーサルフィル夕により得るこ とができる。 さらに、 上記第 3組の係数 { k 2 , k B , k 8 , k を有するデータ {Υ (3„-2) } は、
F c ( z ) = k a + k 5 - z _1+ k 8 - z "2+ k 1 , · z "3 なる伝達関数 F c ( z ) の トランスバーサルフィルタにより得るこ とができる。
従って、 4 : 3ダウンレー トコンバータでは、 1 8 MH zのクロ ッ ク レー トの入力データ {X„ } に対して、 0データを挿入して最 小公倍数である 5 4 MH zのクロッ ク レー トにアップコンバー トす る代わりに、 上記各伝達関数 F a ( z ) , F b ( z ) , F c ( z ) のフィルタ リ ング処理を行う 3個の トランスバーサルフィルタを入 カクロッ ク レー トの 1 8 MH zで並列動作させることにより、 上記 出力データ {Yn } を算出することができる。
同様に、 1 3. 5 ΜΗ ζのクロッ ク レー トの入力データ {Χη } を 1 8 MH z のク ロ ッ ク レー トの出力データ { Υ» } に変換す るア ップレー ト コ ンバータにおいては、 上述の第 2式に示した 伝達関数 F 2 ( z ) のフィルタ リ ング処理により得られる 1 3. 5 H z の入力ク ロ ッ ク レー ト と 1 8 MH z の出力 ク ロ ッ ク レー ト の最小公倍数である 5 4 MH zのクロック レー トのデータ {Y i }
を第 1組の係数 {k。 , k4 , k 8 } を有する i = 4 m— 2のデ一 夕 { Y (4.- 2 ) } 、 第 2組の係数 {k , , k 6 , k 9 } を有する i = 4 m— 1のデータ {Υ "»-,)} 、 第 3組の係数 {k2 , k 6 , k 10} を有する i = 4 mのデータ {Υ (4π)} 、 第 4組の係数 {k3 , k 7 , k , ,} を有する i = 4 m— 3のデータ {Y (4ra-3)} の 4組に分類す る こ とができ、 1 3. 5 MH zのク ロ ッ ク レー トの入力データ {X„ } に対して、 0データを挿入して最小公倍数である 5 4 MH zのクロ ッ ク レー 卜にアップコ ンバー トする代わりに、
F a ( z ) = k + k 2
o 4 z "J+ k 8 Z一
F b ( z ) = k i + k 6 z + k 9 z
F c ( z ) = k β z _1+ k 2
2 + k i o z -
F d ( z ) = k 3 + k 7 z - 1 + k 1 1 z一 2 なる各伝達関数 F a ( z ) F b ( z ) F c ( z ) , F d ( z ) のフィ ルタ リ ング処理を行う 4個の トラ ンスバーサルフィ ル夕を入 カクロ ッ ク レー トの 1 3. 5 MH zで並列動作させるこ とにより、 上記出力デ一夕 {Yn } を算出するこ とができる。
しかし、 このように複数の トラ ンスバーサルフィ ルタを入力クロ ッ ク レー トで並列動作させるこ とにより、 入力クロ ッ ク レー ト と出 カクロ ッ ク レー トの最小公倍数のクロ ッ ク レー トで高速動作する ト ラ ンスバーサルフィ ル夕は必要なく なるのであるが、 複数の トラ ン スバーサルフィ ル夕が必要となる。
こ こで、 従来より、 トラ ンスバーサルフィ ルタ と しては、 レジス 夕前置型の構成のものと、 レジス夕後置型の構成のものが知られて いる。
上記レ ジスタ前置型の ト ラ ンスバーサルフ ィ ルタは、 第 7図
に示すように、 入力データ {Xn } に対して、 シフ ト レジスタを構 成する遅延回路(1A). (IB), (1C)により 1 クロッ クに相当する単位時 間 { ζ ·1} の時間差を与えてから、 乗算器(2Α), (2Β). (2C), (2D) に よりフィ ルタ係数 { k , , k 2 , k 3 , k 4 } を乗算して、 その乗 算結果を加算器(3) により加算合成することによって、
Y = k! · X4 + k2 ( z · X3 )
+ k s ( z "2 · X2 ) + k 4 ( z "3 · X ! )
なる出力データ Yを生成するようになつている。
そして、 レー トコンバータには、 レジスタ前置型の トランスバー サルフィル夕が使用されていた。 しかし、 レジスタ前置型の トラン スバーサルフィルタでは、 上記加算器(3) として多入力の加算器を 必要とし、 また、 シフ トレジスタにホールト時間を確保する必要が あり、 高速動作に不向きでああった。
また、 上記レジスタ後置型の トランスバーサルフィルタは、 第 8 図に示すように、 入力データ {Xn } に対して、 乗算器(4Α), (4Β), (4C), (4D) によりフィルタ係数 {k , , k 2 , k 3 , k4 } を乗算 してから、 その乗算結果を遅延回路(5A), (5B), (5C)により単位時間 { z -1} の時間差を与えて加算器(6A), (6B), (6C)により加算合成す ることによって、
Y= k , · X4 + (k2 · X3 ) z -】
+ (k3 · X2 ) z "2+ (k4 · Xi ) z "3 なる出力データ Yを生成するようになつている。
このレジスタ後置型の トランスバーサルフィルタは、 シフ ト レジ ス夕を構成する遅延回路がパイプライ ンレジスタを兼ねており、 し かも、 各遅延回路間に加算器が入るためホールト時間を確保する必
要がなく、 高速プロセスを用いて高速動作をさせるのに有効な回路 構成である。 しかし、 上述のようにアップレー ト変換においては入 カデ一夕に 0挿入がされるので、 フィルタ リ ングの際にデータの保 持操作が必要になるが、 各乗算器に同位相の入力データが入力され るレジスタ後置型の トランスバーサルフィルタでは、 各乗算器の前 にレジスタがないので、 上記データの保持操作を行う ことができな い。
そこで、 本発明は、 上述の如き従来の問題点に鑑み、 次のような レー トコンバ一夕及び撮像装置を提供することを目的とするもので ある。
すなわち本発明の目的は、 入力クロッ ク レー トと出力クロッ ク レ 一トの最小公倍数のクロッ ク レー トで高速動作する トランスバーサ ルフィルタを必要することなく、 1 個の トランスバーサルフィ ル夕 により レー トを変換することができるようにしたレー トコンバータ を提供することにある。
また、 本発明の他の目的は、 ダウンレー トコンバータとアップレ 一トコンバータの 2つのレー トコンバータの機能を備える双方向レ 一トコンバ一夕を提供することにある。
また、 本発明の他の目的は、 ダウンレー トコンバータとアップレ 一トコンバ一夕にそれぞれ必要なフィルタ リ ング処理手段を共用す ることにより、 回路規模を削減した双方向レー トコンバータを提供 することにある。
さらに、 小型化を可能にした撮像装置を提供することにある。 発 明 の 開 示
上述のようにレー ト コ ンバータは、 原理的に、 入力データを入力 クロ ッ ク レー ト と出力クロ ッ ク レー トの最小公倍数のクロ ッ ク レ一 卜にアップコンバー ト して、 フィ ルタをかけて間引く こ とにより、 目的の出力クロ ッ ク レー トの出力データを得るものであるが、 上記 出力クロ ッ ク レー トの出力データ以外のデータを算出する必要はな いので、 出力クロ ッ ク レー トでフィ ルタ リ ング処理を行って出カク ロ ッ ク レー トの出力データを得るようにすれば、 入力クロ ッ ク レー ト と出力クロ ッ ク レー トの最小公倍数のクロ ッ ク レー 卜で高速動作 する トラ ンスバーサルフィ ルタを必要するこ となく、 出力クロ ッ ク レー トで動作する 1 個の トラ ンスバーサルフィ ルタにより レー トを 変換するこ とができる。
例えば、 1 8 MH zのクロ ッ ク レー トの入力データ {Χπ } を 1 3. 5 ΜΗ ζのクロ ッ ク レー トの出力データ {Υη } に変換する 4 : 3 ダウンレー トコンバータでは、 原理的に、 1 8 MH zのクロ ッ ク レー トの入力データ {X„ } をアップコンバー ト した入力クロ ッ ク レー ト と出力クロ ッ ク レー トの最小公倍数の 5 4 MH zのクロ ッ ク レー トのデータ {Y , } から 1 3. 5 MH zのクロ ッ ク レー トで 取り出されるデータ {Y (4n) } . {Υ (4 η + 1) } . {Υ (4 η + 2) } 又は {Υ (4„ + 3) } を出力データとするのであるから、 例えば {Υ (4η) } を出力データ とする場合に ま、
Yo = k 1 · X4 + k 4 X 3 + k 7 X 2 H~ k 1 0 · Λ. 1
Y4 = k2 · Xs + k 5 X4 + k 8 λ 3 "H k 1 1 * Λ 2
Y 8 = k 0 · X 7 + k 3 X e + k 6 XB + k 9 · X4
Y 1 2 = k ! · X 8 + k 4 X7 + k7 X 6 "t" k 1 0 * X 6
Y 16= k 2 · X 9 + k E · X 8 + k 8 · X 7 + k , , - X 6
Y 20 = k 0 · X 1 1 + k 3 · X . 0 + k 6 · X 9 + k 9 · X 8 とな り、 上述の第 1組乃至第 3組の係数で上記各伝達関数 F a ( z ) , F b (z) , F c (z) のフィ ルタ リ ング処理を行う 3個 の トラ ンスバーサルフィ ル夕の出力を順次選択すればよ く、 入力デ 一夕 {X„ } を入力クロ ッ ク レー トの 1 8 MH zでラ ッチしながら. 出力クロ ッ ク レー トの 1 3. 5 MH zで第 1組乃至第 3組の係数を 順次切り換えて 1個の トラ ンスバーサルフィ ルタを動作させるこ と により、 出力データ {Yn } を得るこ とができる。
同様に、 1 3. 5 MH zのクロ ッ ク レー トの入力データ {Χη } を 1 8 MH zのクロ ッ ク レー トの出力データ {Υ» } に変換する 3 : 4アツブレー トコンバータでは、 1 8 MH zのクロ ッ ク レー トで 取り出されるデータ {Υ (3η)} . { Υ (3 η + 1) } 又は {Υ (3η + 2) } を 出力デ一夕 とするのであるから、 例えば {Υ3η + を出力データ と する場合には、
k 3 X s + k 7 X 2 + k X 1
k 2 X4 + k 6 X 3 + k 1 0 X2
Υ ν k i X s + k 6 X4 + k 9 X s
Υ 1 0 k o X 6 + k 4 XB + k 8
Υ ΐ 3 k 3 X e + k 7 X s + k X4
Υ 1 6 k 2 X7 + k 6 x6 + k , o X 5
Υ 1 9 k: X 8 + k 5 + k 9 X e
Υ 22 k o x9 + k 4 x8 + k 8 X T
Υ25 k 3 X 9 + k 7 X s + k X 7
Υ 28 : k 2 X , o + k x9 + k , o x8
となり、 上述の第 1組乃至第 4組の係数で上記各伝達関数 F a ( z) , F b (z ) , F c ( z) , F b (z) のフィ ルタ リ ング処 理を行う 4個の トランスバーサルフィルタの出力を順次選択すれば よく、 入力データ {Xn } を入力クロッ ク レー トの 1 3. 5 MH z でラ ッチしながら、 出力クロッ ク レー トの 1 8 MH zで第 1組乃至 第 3組の係数を順次切り換えて 1個の トランスバーサルフィルタを 動作させることにより、 出力データ {Υ» } を得ることができる。
そこで、 本発明では、 f SLレー トの入力データに対して補間処 理回路により N個のデータ毎に M— N個の 0データを挿入して f SH レー トのデータを生成し、 M個の係数発生器からそれぞれ i SHレ一 トでフィルタ係数が順次与えられる M個の乗算器を備えるレジス夕 後置型の トランスバーサルフィル夕により、 上記 i SHレー トのデー 夕にフィルタ リ ング処理を施すことによって、 N : M (Nく M) の アップレー ト変換を行い、 f SLレー トの入力データから f SHレー ト の出力データを生成する。 本発明に係る係るレー トコンバータでは, 例えば、 M— N= l として、 N : N+ 1のアップレー ト変換を行う ことができる。 また、 本発明に係る係るレー トコンバータでは、 M 一 N= 2として、 N : N+ 2のアップレー ト変換を行う ことができ る。 従って、 本発明に係るレー トコンバータでは、 入力クロッ ク レ ー トと出力クロッ ク レー トの最小公倍数のクロッ ク レー トで高速動 作する トランスバーサルフィル夕を必要することなく、 1個のレジ ス夕後置型の トランスバーサルフィルタにより N : M (N < M) の アップレー ト変換を行う ことができ、 f SLレー トの入力データから f SHレー トの出力デ一夕を生成することができる。
また、 本発明では、 M個の係数発生器からそれぞれ f SHレー トで
フィ ル夕係数が順次与えられる M個の乗算器を備える レジスタ後置 型の トラ ンスバーサルフィ ル夕により、 f SHレ一 卜の入力データに フィ ルタ リ ング処理を施し、 間引き処理回路により上記 トラ ンスバ ーサルフィ ルタによる f SHレー トのフィ ルタ出力データを f SLレー トに間引く処理を行う こ とによって、 M : N (M> N) のダウ ンレ ー ト変換を行い、 f SHレー トの入力デ一夕から f SLレー トの出力デ —夕を生成する。 本発明に係る係る レー トコ ンバータでは、 例えば M = N+ 1 として、 N+ 1 : Nのダウンレー ト変換を行う こ とがで きる。 また、 本発明に係る係る レー トコンバータでは、 M = N+ 2 と して、 N+ 2 : Nのダウンレー ト変換を行う こ とができる。 従つ て、 本発明に係る係る レー トコンバータでは、 入力クロ ッ ク レー ト と出力クロ ッ ク レー トの最小公倍数のクロ ッ ク レー トで高速動作す る トラ ンスバーサルフィ ルタを必要するこ とな く、 1個のレジスタ 後置型の トラ ンスバーサルフィ ル夕 トラ ンスバーサルフィ ル夕によ り M : N (M>N) のダウンレー ト変換を行う こ とができ、 f SHレ ー トの入力デ一夕から f SLレー トの出力データを生成するこ とがで きる。
また、 本発明では、 M個の係数発生器からそれぞれ f SHレー トで 順次与えられるフィルタ係数に基づいて f SHレー トのデータにフィ ルタ リ ング処理を施すレジス夕後置型の トラ ンスバーサルフィ ル夕 に対し、 N個のデータ毎に M— N個の 0データを挿入して f SLレー 卜の入力データから f SHレー トのデータを生成する補間処理回路と、 上記 トラ ンスバーサルフィ ルタによる f SHレー トのフィ ル夕出力デ 一夕を f SLレー トで間引く処理を行う間引き処理回路との接続を入 力切換回路及び出力切換回路で切り換えるこ とによって、 f SIiレー
卜の入力デ一夕から f SHレー トの出力デ一夕を生成する N : M (N く M) のアップレー ト変換と、 ί SHレー トの入力デ一夕から ί レ — 卜の出力データを生成する M: N (M>N) のダウンレー ト変換 の双方向のレー ト変換を行う。 本発明に係るレー トコンバータでは、 例えば M = N+ 1 として、 N : N+ 1のアップレー ト変換と N+ 1 : Nのダウンレー ト変換を行う ことができる。 また、 本発明に係る レー トコンバータでは、 M = N+ 2として、 N+ 2 : Nのダウンレ
— ト変換を行う ことができる。 このように、 本発明に係るレー トコ ンバ一夕では、 入力クロッ ク レー トと出力クロッ ク レー トの最小公 倍数のクロック レー トで高速動作する トランスバーサルフィルタを 必要することなく、 1個のレジスタ後置型の トランスバーサルフィ ル夕により、 f SLレー トの入力データから f SHレー トの出力データ を生成する N : M (N <M) のアップレー ト変換と、 f SHレー トの 入力データから f SLレー トの出力データを生成する M: N (M > N) のダウンレー ト変換の双方向のレー ト変換を行う ことができる。 従 つて、 本発明によれば、 ダウンレー トコンバータとアップレー トコ ンバ一夕にそれぞれ必要なフィルタ リ ング処理手段を共用すること により、 回路規模を削減した双方向レー トコンバ一夕を提供するこ とができる。
また、 本発明に係る撮像装置では、 本発明に係る双方向レー トコ ンバ一夕によって、 記録モー ド時には、 撮像手段によ り得られ た f SHレー トの第 1のデジタル映像信号から f SLレー トの第 2のデ ジタル映像信号を生成し、 再生モー ド時には、 M: N (M>N) の アップレー ト変換を行い、 記録再生手段により得られた f SLレー ト の第 2のデジタル映像信号から f SHレー トの第 1のデジタル映像信
号を生成する。 これにより、 小型化した撮像装置を提供することが できる。 図面の簡単な説明 第 1 図は、 従来の 4 : 3 ダウンレー トコンバータの動作原理を時 間軸上で示す図である。
第 2図は、 上記 4 : 3 ダウンレー トコンバータの動作原理を周波 数軸上で示す図である。
第 3図は、 従来の 3 : 4アップレー トコンバータの動作原理を時 間軸上で示す図である。
第 4図は、 上記の 3 : 4アップレー トコンバータの動作原理を周 波数軸上で示す図である。
第 5図は、 従来の 5 : 3 ダウンレー トコンバータの動作原理を時 間軸上で示す図である。
第 6図は、 従来の 3 : 5アップレー トコンバータの動作原理を時 間軸上で示す図である。
第 7図は、 レジスタ前置型の トランスバーサルフィル夕の構成を 示すブロッ ク図である。
第 8図は、 レジス夕後置型の トランスバーサルフィル夕の構成を 示すプロッ ク図である。
第 9図は、 本発明を適用した 3 : 4アップレー トコンバータの構 成を示すブロッ ク図である。
第 1 0図は、 上記 3 : 4アップレー トコンバータにおける補間処 理回路の具体的な構成を示すブロッ ク図である。
第 1 1 図は、 上記補間処理回路の動作を示すタイムチャー トであ 第 1 2図は、 上記 3 : 4アップレー トコンバータにおける トラン スバーサルフィル夕での演算内容を示す図である。
第 1 3図は、 本発明を適用した 4 : 3 ダウンレー トコンバータの 構成を示すプロッ ク図である。
第 1 4図は、 本発明を適用した双方向レー トコンバータを設けた ディ ジタルカムコーダの構成を示すプロッ ク図である。
第 1 5図は、 上記双方向レー トコンバータの構成を示す概念プロ ッ ク図である。
第 1 6図は、 上記双方向レー トコンバータにおけるレー ト変換ブ oッ クの具体的な構成を示すプロッ ク図である。
第 1 7図は、 上記レー ト変換ブロッ クの補間処理を説明するため のタイムチヤ一トである。
第 1 8図は、 上記レー ト変換ブロッ クの間引き処理を説明するた めのタイムチヤ一 トである。
第 1 9図は、 上記双方向レー トコンバータにおけるディ ジ夕ルフ ィルタブロッ クの具体的な構成を示すプロッ ク図である。
第 2 0図は、 本発明を適用した 5 : 3 ダウンレー トコンバータの 構成を示すプロッ ク図である。
第 2 1 図は、 本発明を適用した 3 : 5アップレー トコンバータの 構成を示すブロッ ク図である。
第 2 2図は、 本発明を適用した双方向レー トコンバータの構成を 示すプロ ッ ク図である。
第 2 3図は、 上記双方向レー トコンバータにおけるレー ト変換ブ
ロ ッ クの具体的な構成を示すブロッ ク図である。
第 2 4図は、 上記双方向レー トコンバータにおけるディ ジタルフ ィル夕ブロッ クの具体的な構成を示すブロッ ク図である。 発明を実施するための最良の形態 以下、 本発明に係るレー トコンパ一夕の一実施例について、 図面 を参照しながら詳細に説明する。
本発明に係るレー トコンバータは、 例えば第 9図のブロッ ク図に 示すように構成される。
この第 9図に示す第 1の実施例は、 f S L ( i S L= 1 3. 5 MH z ) レー トの入力データ {Xn } を f SH ( f SH= l 8 MH z ) レー トの 出力データ { Yn } に変換する 3 : 4のアップレー ト変換を行うァ ップレー トコンバータに本発明を適用したものであって、 入力端子 (10)を介して入力される f SLレー トの入力データ {Xn } に補間 処理を施すことにより f SHレー トのデータを生成する補間処理 回 路(20)と、 それぞれフィルタ係数を順次出力する 4個の係数発生器 (30A), (30B),(30C), (30D) と、 上記補間処理回路(20)により生成さ れた f SHレー トのデ一夕に対して上記各フィルタ係数に基づいてフ ィル夕 リ ング処理を施して f SHレー トの出力データ {Ym } を出力 端子(50)から出力する トランスバーサルフィルタ(40)とを備えてな 上記補間処理回路(20)は、 上記入力端子(10)を介して入力される f SLのレー トの入力データ {Xn } に対して、 3個のデータ毎に 1 個の 0データを挿入して f SHレー トのデータを生成するものであつ
て、 例えば第 1 0図のブロッ ク図に示すように構成される。
この補間処理回路(20)は、 上記クロッ ク入力端子(21)を介して供 給される 1 8 MH zのクロッ ク CK ( f SH) をカウン トする 4進力 ゥン夕(22)と、 この 4進カウンタ(22)からのキヤ リー出力と上記ク ロッ ク C K ( f S H) とが供給される ORゲー ト回路(23)と、 上記入 力端子 1 0を介して 1 3. 5 MH zのクロッ ク CK ( f SL) に同期 した f SLレー トの入力データ {Xn } がデータ端子に供給される第 1 の D型フ リ ップフロップ(24)と、 上記第 1の D型フ リ ップフロッ プ(24)によるラツチ出力が供給されるとともに、 上記 4進カウンタ (22)から出力されるキヤ リー C 0がィンバータ(25)を介して供給さ れる ANDゲー ト回路(26)と、 この ANDゲ一 ト回路(26)によるゲ 一ト出力データがデータ入力端子に供給される上記第 2の D型フ リ ップフ口ップ(27)とを備えてなる。
上記 4進カウンタ(22)は、 上記クロッ ク入力端子(21)を介して供 給される 1 8 MH zのクロッ ク CK ( f SH) をカウン トすることに より、 4 クロッ クで 1回キャ リー C oを出力する。 そして、 上記 0 Rゲー ト回路(23)は、 第 1 1 図に示すよ う に、 上記 4進カ ウ ン 夕(22)から出力されるキャ リー C 0 と上記クロッ ク C K ( f SH) と の論理和をとることにより、 クロッ クを 4回に 1回抜いたクロッ ク d— C Kを生成する。
また、 上記第 1の D型フ リ ップフロップ(24)は、 上記 ORゲ一 ト 回路(23)によ り生成されたク ロ ッ ク d — C Kがク ロ ッ ク入力端 子に供給されており、 上記入力端子(10)を介して入力される 1 3. 5 MH zのクロッ ク C K ( f S L) に同期した: f SLレー トの入力デー 夕 {Χπ } を上記クロッ ク d— C Κによりラッチする。
さらに、 上記 ANDゲ一 ト回路(26)は、 上記第 1 の D型フ リ ップ フロップ(24)のラ ツチ出力データと上記 4進カウン夕(22)から出力 されるキャ リー C oをィ ンバ一夕(25)により反転したデ一夕との論 理積をとるこ とにより、 上記ィンバ一夕(25)による反転データを 0 データとして上記第 1の D型フ リ ップフロップ(24)のラツチ出力デ 一夕に揷入する。
そして、 上記第 2の D型フ リ ップフロップ(27)は、 上記 ANDゲ 一 ト回路(26)によるゲ一 ト出力データを上記 1 8 MH zのクロッ ク C K ( f S H) でラッチすることにより、 第 1 1図に示すように、 上 記 1 3. 5 MH zのクロッ ク C K ( f SL) に同期した f SLレー トの 入力データ {Xn } に対して、 3個のデータ毎に 0データを挿入し た f SHレー トのデータを生成する。
また、 上記係数発生器(30A). (30B), (30C). (30D) は、 それぞ れ i SH レー トで各フ ィ ルタ係数を順次出力する ものであって、 上記係数発生器(30A), (30B). (30C). (30D) のうちの第 1の係数発生 器(30A) はフィルタ係数 k H , k ! o, k 9 , 0を f SHレー トで繰り 返し発生する。 また、 第 2の係数発生器(30B) はフィルタ係数 k 8 , k7 , k 6 , 0を f SHレー トで繰り返し発生し、 第 3の係数発生器 (30C) はフィルタ係数 k6 , k4 , k3 , 0を ί SHレー トで繰り返 し発生し、 さらに、 第 4の係数発生器(30D) はフィルタ係数 k2 , k , , k。 , 0を ί SHレー トで繰り返し発生する。
さらに、 上記トランスバーサルフィルタ(40)は、 上記補間処理回 路(20)により生成された f SHレー トのデータに対して、 上記 4個の 係数発生器(30A), (30B), (30C). (30D) により順次与えられる各フィ ルタ係数に基づいて、 レー ト変換用のフィルタ リ ング処理を施すも
のである。
この ト ラ ンスバーサルフ ィ ルタ (40)は、 4 個の乗算器(41 A), (41B), (41C), (41D) 、 4個の遅延回路(42A), (42B), (42C), (42D) と 3個の加算器(43A), (43B), (43C) とから構成したレ ジスタ後置 型 (所謂転置型) の トラ ンスバーサルフィ ルタであって、 上記補間 処理回路(20)により生成された f SHレー トのデータが 4個の乗算器 (41A), (41B), (41C). (41D) に同時入力されるようになっている。 上記乗算器(41 A), (41B), (41C). (41D) のう ちの第 1 の乗算器 (41A) は、 上記係数発生器 3 O Aによりフィルタ係数 k ,,, k ,ο, k 9 , 0が f SHレー トで繰り返し与えられるようになつており、 上 記補間処理回路 2 0により生成された f SHレー トのデータと上記フ ィルタ係数 k u, k ,o, k 9 , 0 とを f SHレー トで乗算する。 そし て、 この第 1 の乗算器(41A) による乗算出力データは、 第 1 の遅延 回路(42A) を介して第 1 の加算器(43A) に供給される。
また、 第 2の乗算器(41B) は、 上記係数発生器(30B) によりフィ ル夕係数 k 8 , k 7 , k 6 , 0が f SHレー トで繰り返し与えられる ようになつており、 上記補間処理回路(20)により生成された f ^レ — トのデータと上記フィルタ係数 k 8 , k 7 , k 6 , 0 とを f SHレ ー トで乗算する。 この第 2の乗算器(41B) による乗算出力データは、 上記第 1 の加算器(43A) に供給される。 そして、 この第 1 の加算器 (43A) による加算出力データは、 第 2の遅延回路(42B) を介して第 2の加算器(43B) に供給される。
また、 第 3の乗算器(41C) は、 上記係数発生器(30C) によりフィ ル夕係数 k s , k 4 , k 3 , 0が f SHレー トで繰り返し与えられる ようになつており、 上記補間処理回路(20)により生成された f SHレ
一卜のデータと上記フィルタ係数 k 6 , k 4 , k 3 , 0 とを f S Hレ 一卜で乗算する。 この第 3の乗算器(41C) による乗算出力データは 上記第 2の加算器(43B) に供給される。 そして、 この第 2の加算器 (43B) による加算出力データは、 第 3の遅延回路(42C) を介して第 3の加算器(43C) に供給される。
さらに、 第 4の乗算器(41D) は、 上記係数発生器(30D) によりフ ィルタ係数 k 2 , k i , k。 , 0が f SHレー トで繰り返し与えられ るようになっており、 上記補間処理回路(20)により生成された f s„ レー トのデータと上記フィ ルタ係数 k 2 , k ! , k。 , 0 とを f S H レー トで乗算する。 この第 4の乗算器(41D) による乗算出力データ は、 上記第 3の加算器(43C) に供給される。 そして、 この第 3の加 算器(43C) による加算出力データは、 第 4の遅延回路(42D) を介し て出力端子(50)から出力される。
このような構成の トランスバーサルフィル夕(40)では、 第 1 2図 に示すような演算処理が行われ出力端子(50)には、 ί SLレー トの入 力データ { X n } を f S Hレー トに変換した i = 3 m+ l に当たるデ 一夕 { Y , } すなわち、
Y! = k 3 X 3 + k 7 X 2 + k , 1 X .
Y 4 = k 2 X 4 + k 6 X 3 + k 1 0 x 2
Υ 7 = k i X B + k 6 X 4 + k 9 x 3
Υ ι ο = k 0 X 6 + k 4 X 5 + k 8 X 4
Υ 13= k 3 X 6 + k 7 X 6 + k
Y i e = k 2 X 7 + k 6 X 6 + k 10 X B
Y l9= k , X 8 + k 6 X 7 + k 9 X e
Y 22 = k 0 X 9 + k 4 X 8 + k 8 X T
Y2S= k 3 · X 9 + k 7 · X 8 + k I , ' X 7
Y 28 = k 2 * X 1 0 H" k 6 * X 9 "I" k 1 0 * X 8
が出力データ {Yra } として順次に得られる。
ここで、 上記各遅延回路(42A), (42B), (42C), (42D) は、 f SHレー トのデータに f SHレー トにおける単位遅延量を与えるものであって、 例えば、 それぞれ f SHレー トでラッチ動作を行う D型フ リ ップフロ ップからなる。 なお、 第 4の遅延回路(42D) は、 単に f SHレー トの 出力データ {Y, } を出力段においてラッチするものであって、 レ ジス夕後置型の トランスバーサルフィルタにおける必須の構成要件 ではない。
また、 上記各乗算器(41A), (41B). (41C), (41D) においてそれぞれ フィルタ係数 0を 0データに乗算しているのであるから、 上記 0デ 一夕に乗算するフィルタ係数は必ずしも 0である必要はなく、 また、 フィルタ係数 0に乗算するデータは必ずしも 0データである必要は ない。
この第 1の実施例では、 M— N= l として N : M= 3 : 4のアツ プレー ト変換を行う ことにより i SL ( f SL= 1 3. 5 MHz) レー トの入力データ {Xn } を f SH ( f SH= l 8 MH z ) のレー トの出 力データ { Υ» } に変換するようにしたが、 本発明に係るレー トコ ンバー夕は、 Μ, Νを互いに素な任意の整数として Ν : Μ (Νく Μ) のアップレー ト変換を行う ことができる。
このように、 本発明に係るレー トコンバータでは、 f SLレー トの 入力データ {Xn } に対して、 補間処理回路により Ν個のデータ毎 に 1個の 0データを挿入して f SHレー トのデータを生成し、 この補 間処理回路により生成された f SHレー トのデータにレジス夕後置型
の トランスバーサルフィルタでフィルタ リ ング処理を施すこ とによ り、 f s レー トの入力データ { X n } から f SHレー トの出力データ
{ Υπ, } を生成する Ν : Μ (Ν <Μ) のアップレー ト変換を行う こ とができる。
なお、 アップレー ト変換を行うのに、 特開平 4 一 1 8 5 7 7 4号 において提案しているように、 フィルタ係数を出力レー トで順次切 り換えてフィルタ リ ング処理を行う トランスバーサルフィル夕は、 通常のレジスタ前置型の トランスバーサルフィルタを用いても実現 することができるのであるが、 本発明に係るレー トコンバータのよ うに、 レジス夕後置型の トランスバーサルフィルタとすることによ り、 高速プロセスを用いて高速動作をさせることができる。
また、 本発明に係るレー トコンバータは、 例えば第 1 3図のプロ ッ ク図に示すように構成される。
この第 1 3図に示す第 2の実施例は、 f SH ( f s„= 1 8 MH z ) レー トの入力データ {Xn } を i SL ( f SL= 1 3. 5 MH z ) レー 卜の出力データ {Yn } に変換する 4 : 3のダウンレー ト変換を行 うダウンレー トコンバータに本発明を適用したものである。 このレ ー トコンバータは、 入力端子(60)を介して f SHレー トの入力データ {X„ } が供給される トランスバーサルフィル夕(70)と、 上記トラ ンスバーサルフィル夕(70)にそれぞれフィル夕係数を順次与える 4 個の係数発生器(80Α), (80Β), (80C), (80D) と、 上記トランスバーサ ルフィル夕(70)によりフィル夕 リ ング処理が施された f SHレー トの デ一夕 {Y , } に対して f SLレー トに間引く処理を施して f SLレ一 トの出力データ {Yn } を出力端子(95)から出力する間引き処理回 路(90)とを備えてなる。
この第 2の実施例において、 上記係数発生器(80A), (80B), (80C). (80D) は、 それぞれ f SHレー トで各フィ ル夕係数を順次出力するも のであって、 上記係数発生器(80A), (80B), (80C), (80D) のうちの第 1 の係数発生器(80A) はフィルタ係数 k 8 , k , ο, k Hを i SHレー トで繰り返し発生する。 また、 第 2の係数発生器(80B) はフィ ル夕 係数 k 6 , k 7 , k 8 を f SHレー トで繰り返し発生し、 第 3の係数 発生器(80C) はフィ ル夕係数 k 3 , k 4 , k 6 を f SHレー トで繰り 返し発生し、 さらに、 第 4の係数発生器(80D) はフィルタ係数 k 0 , k 1 , k 2 を f 8Hレー トで繰り返し発生する。
さらに、 上記トランスバーサルフィルタ(70)は、 入力端子(60)を 介して供給される f 8Hレー トの入力データ {X» } に対して、 上記 4個の係数発生器(80A), (80B), (80C). (80D) により順次与えられる 各フィルタ係数に基づいて、 レー ト変換用のフィルタ リ ング処理を 施すものである。
この ト ラ ンスバーサルフ ィ ルタ (70)は、 4 個の乗算器(71 A), (71B),(71C), (71D) と、 4個の遅延回路(72A), (72B), (72C), (72D) と、 3個の加算器(73A), (73B), (73C) とから構成したレジスタ後置 型の トランスバーサルフィル夕であって、 上記入力端子(60)を介し て f SHレー トの入力データ {X» } がそれぞれ供給される 4個の乗 算器(71A), (71B), (71C), (71D) に同時入力されるようになっている。 上記乗算器(71A), (71B), (71C), (71D) のうちの第 1 の乗算器(71A) は、 上記係数発生器(80A) によりフィルタ係数 k 9 , k 10> k , ,が f SHレー トで繰り返し与えられるようになつており、 上記 i SHレー トの入力データ {X» } と上記フィルタ係数 k 9 , k i o, とを f SHレー トで乗算する。 そして、 この第 1 の乗算器(71A) による乗
算出力データは、 第 1 の遅延回路(72A) を介して第 1 の加算器(73A) に供給される。
また、 第 2の乗算器(71B) は、 上記係数発生器(80B) によりフ ィ ルタ係数 k 6 , k 7 , k 8 が ί SHレー トで繰り返し与えられるよう になっており、 上記 f SHレー トの入力データ {Χπ } と上記フ ィ ル 夕係数 k 6 , k 7 , k 8 とを f SHレー トで乗算する。 この第 3の乗 算器(71B) による乗算出力データは、 上記第 1 の加算器(73A) に供 給される。 そして、 この第 1 の加算器(73A) による加算出力デ一夕 は、 第 2の遅延回路(72A) を介して第 2の加算器(73B) に供給され 0
また、 第 3の乗算器(71C) は、 上記係数発生器(80C) によりフィ ルタ係数 k 3 , k 4 , k s が f SHレー トで繰り返し与えられるよう になっており、 上記 f SHレー トの入力データ {X» } と上記フィ ル 夕係数 k 3 , k 4 , k 5 とを f SHレー トで乗算する。 この第 3の乗 算器(71C) による乗算出力データは、 上記第 2の加算器(73B) に供 給される。 そして、 この第 2の加算器(73B) による加算出力データ は、 第 3の遅延回路(72C) を介して第 3の加算器(73C) に供給され 0
さらに、 第 4の乗算器(71D) は、 上記係数発生器(80D) によりフ ィル夕係数 k。 , k ! , k 2 が f SHレー トで繰り返し与えられるよ うになつており、 上記 f SHレー トの入力データ {Xm } と上記フィ ル夕係数 k。 , k ! , k 2 とを f SHレー トで乗算する。 この第 4の 乗算器(71D) による乗算出力データは、 上記第 3の加算器(73C) に 供給される。 そして、 この第 3の加算器(73C) による加算出力デ一 夕は、 第 4の遅延回路(72D) を介して出力される。
そして、 上記間引き処理回路(90)は、 上記トランスバーサルフィ ルタ(70)から出力される f SHレー トのフィ ルタ出力データ {Y i } を上記 f SLレー トに間引く処理を施すことにより、 f SHレー トの入 力データ {Xn } を f SLレー トに変換した出力データ {Yn } とし て、 i = 4 nのデータ {Y (4n>} 、 すなわち、
Υο k , X4 + k4 X3 + k7 · X2 + k 10 X!
k 2 X 5 + k 6 X4 + k 8 · X3 + k , i x 2
Υ8 ko X7 + k 3 X 6 + k 6 * X 5 + k 9 X4
k ί X8 + k4 X7 + k7 · X6 + k ,o Χε
Υ16 k 2 X 9 + k 5 X 8 + k 8 * X 7 + k X 6
Υ 20 k o X , 1 + k 3 X lO+ k e · X 9 + k 9 X s
を出力端子(95)から順次出力する。
ここで、 上記各遅延回路(72A). (72B), (72C). (72D) は、 f SHレー トのデータに: f SHレー トにおける単位遅延量を与えるものであって 例えば、 それぞれ f SHレー トでラッチ動作を行う D型フ リ ップフロ ップからなる。 なお、 第 4の遅延回路(72D) は、 単に f SHレー トの 出力データ {Y, } を出力段においてラッチするものであって、 レ ジス夕後置型の トランスバーサルフィル夕における必須の構成要件 ではない。
なお、 この第 2の実施例では、 M— N= l として M : N= 4 : 3 のダウンレー ト変換を行う ことにより f SH ( i SH= l 8 MH z) レ ー トの入力データ {X» ) を f SL ( f SL= 1 3. 5 MH z ) レー ト の出力データ {Yn } に変換するようにしたが、 本発明に係るレ一 トコンバータは、 Μ, Νを互いに素な任意の整数として Μ: Ν (Μ > Ν) のダウンレー ト変換を行う ことができる。
このように、 本発明に係るレー トコンバータでは、 f SHレー トの 入力データ {Xm } に対して、 レジス夕後置型の トランスバーサル フィ ルタでフィルタ リ ング処理を施してから、 間引き処理回路で間 引き処理を施すことにより、 f SHレー トの入力データ {Xm } から f SLレー トの出力データ {Yn } を生成する Μ : Ν (Μ> Ν) のダ ゥンレー ト変換を行う ことができる。
なお、 ダウンレー ト変換を行う場合にも、 特開平 4 一 1 8 5 7 7 4号において提案しているように、 フィ ルタ係数を出力レー トで順 次切り換えてフィルタ リ ング処理を行う トランスバーサルフィル夕 は、 通常のレジス夕前置型の トランスバーサルフィルタを用いても 実現することができるのであるが、 本発明に係るレー トコンバータ のように、 レジス夕前置型のトランスバーサルフィルタとすること により、 高速プロセスを用いて高速動作をさせることができる。 上述の第 1 及び第 2の実施例における各レジスタ前置型の トラン スバーサルフィルタ(40), (70) の構成は同じであり、 しかも、 各係 数発生器 (30A)〜(30D), (80A)〜(80D) で発生する各フィルタ係数 も出力順序が変わるだけで、 同じ係数であるので、 レジスタ前置型 の トランスバーサルフィルタを共用して双方向のレー ト変換を行う レー トコンバータを簡単に構成することができる。
第 1 4図は、 本発明を適用した双方向レー トコンバータを設けた ディ ジタルカムコーダの構成を示すプロッ ク図である。
この第 1 4図に示す第 3の実施例のディ ジタルカムコーダは、 撮 像部(101) により得られる撮像信号をディ ジタル化して D 1規格に 準拠した画像データとして記録するものであって、 撮像部(101) に より得られる三原色撮像信号 R ( f si) , G ( f si) , B ( f S 1)
がアナログ信号処理部(102) を介して供給されるアナログディ ジ夕 ル (AZD) 変換部(103) 、 この AZD変換部(103) によりディ ジ タル化された各色撮像データ R, G, Bが供給される映像信号 処理部(104) 、 この映像信号処理部(104) により生成されたディ ジ タル輝度信号 Y ( f s i) と 2つのディ ジタル色差信号 CR ( f S1) , C Β ( f s i) が供給されるアナログ出力用の信号処理部(105) ゃレ ー ト変換処理部(106) などを備え、 D 1規格に準拠した画像データ の記録再生を行う記録再生部(107) が双方向バスを介して上記レー ト変換処理部(106) に接続されている。
上記撮像部(101) は、 例えば、 図示しない撮像レンズから光学的 ローパスフィルタを介して入射される撮像光を色分解プリズ厶によ り三原色光成分に分解して、 被写体像の三原色画像を三枚の C C D イメージセンサで撮像するようになっている。 上記各 C C Dィメー ジセンサは、 それぞれ f S 1レー トで駆動されることにより、 各色撮 像信号 R ( f sl) , G ( f S1) , B ( f s i) が f s lレー トで読み出 される。 そして、 上記各 C CDイメージセンサから f S Iレー トで読 み出された各色撮像信号 R ( f s i) , G ( f S1) , B ( f sl) が上 記アナログ信号処理部(102) を介して上記 AZD変換部(103) に供
¾4さ I O 0
なお、 上記撮像部(101) は、 空間画素ずらし法を採用しており、 緑色画像撮像用の C C Dイメージセンサに対して、 画素の空間サン プリ ング周期て s の 1 / 2だけ、 赤色画像撮像用および青色画像撮 像用の各 C C Dイメージセンサが水平方向にずらして配置されてい る
そして、 上記アナログ信号処理部(102) は、 上記撮像部(101) の
各 C C Dイメージセンサから読み出された各色撮像信号 R ( f si) ,
G ( f S l ) , B ( f S l ) に対して、 相関二重サンプリ ング処理を施 し、 さらに、 白バランスや黒バランスなどのレベル制御を行う。
また、 上記 AZD変換部(103) は、 上記各色撮像信号 R ( f si) , G ( f si) , B ( f si) のサンプリ ングレー トに等しい: f slレー ト で所定の位相を有する驟動クロッ クに同期した AZD変換処理を行 う もので、 上記 f slレー トの各色撮像信号 R ( f si) , G ( f S1) , B ( f S1) を i slレー トでディ ジタル化する。 そして、 上記 A ZD 変換部(103) によりディ ジタル化された f S 1レー トの各色撮像デ一 夕 R ( f S1) , G ( f S1) , B ( f S1) が上記映像信号処理部(104) に供給される。
この映像信号処理部(104) では、 上記 AZD変換部(103) から供 給される各ディ ジタル色信号 R ( f si) , G ( f si) , B ( f sl) について、 画像強調処理、 ペデスタル付加、 ガンマ, ニーなどの非 線形処理、 リニアマ ト リ クス処理を行う とともに、 マ ト リ クス演算 処理によって上記各ディ ジタル色信号 R ( f s.) , G ( f S1) , B ( f s i ) からディ ジタル輝度信号 Y ( f S l ) と 2つのディ ジタル色 差信号 CR ( f S1) , C B ( f sl) を生成する。
ここで、 上記映像信号処理部(104) は、 f slレー トのクロッ クを マス夕クロッ クとして動作して、 上記撮像部(101) における空間画 素ずら し法に対応する周知の高解像度化の処理を行い、 上記各 ディ ジタル色信号 R ( f si) , G ( f s,) , B ( f S1) から、 f SI レー トのディ ジタル輝度信号 Y ( f S l ) と各ディ ジタル色差信 号 CR ( f s , ) , C B ( f s i ) を生成する。
また、 上記アナログ出力用の信号処理部(105) は、 上記映像信号
処理部(104) 又はレー ト変換処理部(106) により生成される上記 f
S】レー トに関連したデ一夕 レー トの信号 Y ( ί S1) , C R ( f S l )
C B ( f S l ) に対するアナログイ ン夕一フェースとして機能するも ので、 ディ ジタルェンコーダ(105A)と各ディ ジタルアナログ (D/ A) 変換部(105B),(105C) からなる。 このアナログ出力用の信号処 理部(105) は、 通常の N T S C又は P A Lに準拠した上記ディ ジタルェンコーダ(105A)によりディ ジタルコンボジッ ト信号 C S ou.
( 2 f S l ) やディ ジタルモニタ信号 YVF ( f S1) を生成する。 そし て、 上記 DZA変換部(105C)により上記ディ ジタルモニタ信号 YVF
( f si) をアナログ化してビューファインダ(109) に供給するモニ 夕ビデオ信号 YVFを出力するとともに、 上記 DZA変換部(105C)に より上記ディ ジタルコンボジッ ト信号 C S O U T ( 2 f S1) をアナ口 グ化してコンポジッ ト ビデオ信号 C Sを出力する。
また、 上記レー ト変換処理部(106) は、 f slレー トに関連したデ 一夕レー トの信号と f s2レー トに関連したデータレー トの信号との 間で双方向にレー ト変換を行う ものである。 このレー ト変換処理部 (106) は、 記録モー ド時には、 上記映像信号処理部(104) により生 成された上記 f S1レー トに関連したデータレー 卜の信号 Y ( f S1) , CR /CB ( f S I/2) を上記 f S2レー トに関連したデータレー ト の信号 Y ( f S2) , CR ( f S2/ 2 ) , C B ( f S2Z2) に変換し て上記記録再生部(107) に供耠する。 また、 このレー ト変換処理部 (106) は、 再生モー ド時には、 上記記録再生部(107) から供給され る上記 f S2レー 卜に関連したデータレー トの信号 Y ( f S2) , C R
( f S2Z2) , C B ( f S2Z2) を上記 ί S1レー トに関連したデー 夕レー トの信号 ( 2 f S1) , C R ( f S l ) , C B ( f sl) に変換し
て上記アナログ出力用の信号処理部(105) に供給する。
このレー ト変換処理部(106) は、 輝度信号用のレー ト変換回路(1 06A)と色差信号用のレー ト変換回路(106B)とからなる。
上記輝度信号用のレー ト変換回路(106A)は、 本発明を提供した双 方向レー トコンバータであって、 第 1 5図の概念プロッ ク図に示す ように、 レー ト変換ブロッ ク(120) , ディ ジタルフィルタブロッ ク (130) 及びフィルタ係数発生ブロッ ク(140) を備えてなる。
この第 1 5図の概念ブロッ ク図において、 端子(111) は双方向バ スを介して上記映像信号処理部(104) 及び上記アナログ出力用の信 号処理部(105) に接続された第 1 の入出力端子であって、 この第 1 の入出力端子(111) にはライ ンレシーバ(112) の入力端とライ ン ド ライバ(113) の出力端が接続されている。 また、 端子(114) は双方 向バスを介して上記記録再生部(107) に接続された第 2の入出力端 子であって、 この第 2の入出力端子(114) にはラインレシーバ(115) の入力端とライ ン ドライバ(116) の出力端が接続されている。
上記レー ト変換ブロッ ク(120) は、 第 1 及び第 2の入力端子(120 A). (120B) と第 1及び第 2の出力端子(120C), (120D) を備える。
そして、 上記レー ト変換ブロック(120) の第 1 の入力端子(120A) には、 上記各ラインレシーバ(112), (115) の各出力端が切換スイ ツ チ(117) を介して上記レー ト変換ブロッ ク(120) の第 1 の入力端子 (120A)に接続されている。 上記切換スィ ッチ(117) は、 端子(118) を介して供給される制御信号により、 記録モー ド時には上記ライ ン レシーバ(112) の出力端を選択し、 また、 再生モー ド時には上記ラ イ ンレシーバ(115) の出力端を選択するように制御される。 これに より、 上記レー ト変換ブロック(120) の第 1 の入力端子(120A)には、
記録モー ド時には上記映像信号処理部(104) から f S Iレー トのディ ジタル輝度信号 Y ( f si) が上記切換スィ ッチ(117) を介して供給 され、 再生モー ド時には上記記録再生部(107) から f S2レー トのデ ィ ジタル輝度信号 Y ( f S2) が上記切換スィ ツチ(117) を介して供 口 れ ¾) o
また、 上記レー ト変換ブロッ ク(120) の第 1 の出力端子(120C)は 上記ディ ジタルフィルタブロッ ク(130) の入力端子に接続され、 こ のディ ジタルフィ ルタブロッ ク(130) の出力端子が上記レー ト変換 ブロッ ク(120) の第 2の入力端子(120B)に接続されている。
さらに、 上記レー ト変換ブロッ ク(120) の第 2の出力端子(120D) は、 上記ライン ドライバ(113) を介して上記第 1 の入出力端子(111) に接続されているとともに、 上記ライン ドライバ(116) を介して上 記第 2の入出力端子(114) に接続されている。 上記各ライン ドライ バ(113), (116) は、 上記端子(118) を介して供給される制御信号に より、 記録モー ド時には上記ライン ドライバ(113) が非動作状態で 上記ライ ン ドライバ(115) が動作状態となるように制御され、 記録 モー ド時には上記ライン ドライバ(115) が非動作状態で上記ライ ン ドライバ(113) が動作状態となるように制御される。 これにより、 上記レー ト変換ブロック(120) の第 2の出力端子(120D)からの変換 出力が、 記録モー ド時には上記第 2の入出力端子(114) から上記記 録再生部(107) に供給され、 また、 再生モー ド時には上記第 1 の入 出力端子(111) から上記アナログ出力用の信号処理部(105) に供給 される。
上記レー ト変換ブロッ ク(120) は、 上記端子(118) を介して供給 される制御信号により制御されて、 記録モー ド時には上記映像信号
処理部(104) から上記切換スィ ッチ(117) を介して第 1 の入力端子 (120A)に供給される f sl (例えば f sl= l 8 MH z ) レー トのディ ジタル輝度信号 Y ( f S1) を D 1規格に準拠した ί S2 ( f S2= 1 3. 5 MH z ) レー トのディ ジタル輝度信号 Y ( f S2) に変換する間引 き処理を行い、 また、 再生モー ド時には上記記録再生部(107) から 上記切換スィ ッチ(117) を介して第 1の入力端子(120A)に供給され る D 1規格に準拠した f s2 ( f s2= 1 3. 5 MH z) レー トのディ ジ夕ル輝度信号 Y ( f S2) を f SI ( f sl= 1 8 MH z ) レー トのデ イ ジタル輝度信号 Y ( f s i) に変換する補間処理を行う。
このレー ト変換プロッ ク(120) は、 例えば第 1 6図のブロッ ク図 に示すように、 補間処理回路(121) , 間引き処理回路(122) , クロ ッ ク生成回路(124) , 第 1及び第 2の切換スィ ッチ(125), (126) な どから構成される。
上記第 1の切換スィ ッチ(125) は、 上記第 1の出力端子(120C)か ら出力する信号選択する切換スィ ッチであって、 上記端子(118) を 介して供給される制御信号によ り制御されて、 記録モー ド時に は第 1 の入力端子(120A)に供給される f sl ( f S1= 1 8 MH z ) レ ー トのディ ジタル輝度信号 Y ( f S l) をそのまま上記第 1の出力端 子(120C)から出力し、 再生モー ド時には第 1の入力端子(120A)に供 給される i S2 ( f S2= 1 3. 5 MH z ) レー トのディ ジタル輝度信 号 Y ( f S2) に上記補間処理回路(121) で補間処理を施すことによ り得られる f sl ( f SI= 1 8 MH z ) レー トのディ ジタル輝度信号 Y ( f s i) を上記第 1の出力端子(120C)から出力する。
上記補間処理回路(121) は、 第 1及び第 2の D型フ リ ップフロッ プ(121A). (121 B) と AN Dゲー ト(121 C)及びィンバ一夕(121D)から
なる。
上記第 1の D型フ リ ップフロップ(121 A)は、 再生モー ド時に上記 第 1の入力端子(120A)に供給される f s2 ( f s2= 1 3. 5 MH z ) レ ー 卜 のディ ジタ ル輝度信号 Y ( f S2) を上記クロッ ク生成回 路(124) から供給される第 1 7図に示すようなタイ ミ ングのデータ ラ ッチクロッ ク d— c kによりラッチする。 また、 上記 ANDゲ一 ト(121C)は、 上記第 1の D型フ リ ップフロップ(121A)によるラ ツチ 出力データと上記クロッ ク生成回路(124) から供給される第 1 7図 に示すよ うなタイ ミ ングのゼロ挿入データ との論理積をとる。 そして、 上記第 2の D型フ リ ップフロップ(121B)は、 上記 ANDゲ 一ト(121C)による論理積出力データを f sl ( f S1= 1 8 MH z ) レ 一卜のラッチクロッ クにより第 1 7図に示すようなタイ ミ ングでラ ツチする。 この第 2の D型フリ ップフロップ(121B)によるラッチ出 力データは、 上記 f s2 ( f S2= 1 3. 5 MH z ) レー トのディ ジ夕 ル輝度信号 Y ( f S2) をゼロ挿入により捕間した f S1 ( f s: = 1 8 MH z ) レー トのディ ジタル輝度信号 Y ( f si) となっている。
また、 上記第 2の切換スィ ッチ(126) は、 上記第 2の出力端子(1 20D)から出力する信号を選択する切換スィ ツチであって、 上記端子 (118) を介して供給される制御信号により制御されて、 記録モー ド 時には上記第 2の入力端子(120B)に供給される f S1 ( f si= 1 8 M H z ) レー トのディ ジタル輝度信号 Y ( f si) に上記間引き処理回 路(122) で間引き処理を施すことにより得られる f S2 ( f S 2 = 1 3. 5 MH z ) レー トのディ ジタル輝度信号 Y ( f S2) を上記第 2の出 力端子(120D)から出力し、 また、 再生モー ド時には上記第 2の入力 端子(120B)に供給される f sl ( f S1= 1 8 MH z ) レー トのデイ ジ
タル輝度信号 Y ( f s .) を上記第 2の出力端子(120D)から出力する。 上記間引き処理回路(122) は、 第 1 及び第 2の D型フ リ ップフロ ップ(122A), (122B) からなり、 記録モー ド時に上記第 2の入力端子 (120B)に供給される f s l ( f s i = 1 8 MH z ) レー トのディ ジタル 輝度信号 Y ( f s l) を上記クロ ッ ク生成回路(124) から供給される 第 1 8 図に示すよ う な夕イ ミ ン グのデー タ ラ ッ チ ク ロ ッ ク d — c kに よ り 上記第 1 の D型フ リ ッ プフ ロ ッ プ(122A)でラ ッチし、 そのラ ッチ出力データを上記第 2の D型フ リ ップフロ ップ(122B)で f s2 ( f s2= 1 3. 5 MH z ) レー トのラ ッチクロ ッ クにより第 1 8 図に示すよ う なタイ ミ ン グで再ラ ッ チする こ とによ り、 f s2 ( f s2= 1 3. 5 MH z ) レー トのディ ジタル輝度信号 Y ( f S2) を生成する。
なお、 上記ク口 ッ ク生成回路(124) は、 f S 1 ( f s l= 1 8 MH z ) レー トのクロ ッ ク c k一 cを係数するこ とにより上記ゼロ挿入デー 夕 C。 や係数ァ ドレスデ一夕 A D Rを生成する 4進カウン夕(124A) と、 このカウン夕(124A)による計数出力と上記 f S 1 ( f S 1= 1 8 M H z ) レー トのクロ ッ ク との論理和出力データ と して上記データラ ツチクロ ッ ク d— c kを出力する O Rゲー ト(124B)とからなる。 上 記 4進カウンタ(124A)は、 電源投入時又は水平同期のタイ ミ ングで 作られる リセッ ト信号 r s t によってリセッ 卜される。 そして、 こ の 4進カウンタ(124A)は、 生成した係数ァ ドレスデータ AD Rを上 記係数発生ブロ ッ ク(140) に与えるようになつている。
こ こで、 上記ディ ジタルフィ ル夕ブロ ッ ク(130) 及び係数発生ブ ロ ッ ク(140) は、 例えば第 1 9図のように構成される。
すなわち、 上記ディ ジタルフィ ル夕ブロ ッ ク(130) は、 4個の乗
算器(131A), (131B), (131C), (131D) と、 4個の遅延回路(132A), (13 2B), (132C), (132D) と、 3個の加算器(133A), (133B) , (133C)とから 構成したレジスタ後置型の トランスバーサルフィルタであって、 上 記レー ト変換プロッ ク(120) の出力が上記 4個の乗算器(131A), (13 IB), (131C), (131D) に同時入力されるようになっている。
上記乗算器(131A), (131B), (131C). (131D) のうち第 1 の乗算器(1 31A)は、 上記係数発生ブロッ ク(140) の第 1 の係数発生器(140A)よ り f s lレー トで繰り返し与えられるフィルタ係数を上記レー ト変換 ブロッ ク(120) の出力に乗算する。 そして、 この第 1 の乗算器(131 A)による乗算出力データは、 第 1 の遅延回路(132A)を介して第 1 の 加算器(133A)に供給される。
また、 第 2の乗算器(131B)は、 上記係数発生ブロック(140) の第 2の係数発生器(141B)より f S1レー トで繰り返し与えられるフィル 夕係数を上記レー ト変換ブロッ ク(120) の出力に乗算する。 この第 2の乗算器(131B)による乗算出力データは、 上記第 1 の加算器(133
A)に供給される。 そして、 この第 1 の加算器(133A)による加算出力 データは、 第 2の遅延回路(132B)を介して第 2の加算器(133B)に供 、口 c ¾ I ¾ 0
また、 第 3の乗算器(131C)は、 上記係数発生ブロック(140) の第 3の係数発生器(141C)より f s lレー トで繰り返し与えられるフィル 夕係数を上記レー ト変換ブロッ ク(120) の出力に乗算する。 この第 3の乗算器(131C)による乗算出力データは、 上記第 2の加算器(133
B)に供給される。 そして、 この第 2の加算器(133B)による加算出力 データは、 第 3の遅延回路(132B)を介して第 3の加算器(133C)に供
さらに、 第 4の乗算器(131D)は、 上記係数発生ブロ ッ ク(140) の 第 4の係数発生器(141D)より i s lレー 卜で繰り返し与えられるフィ ル夕係数を上記レー ト変換ブロッ ク(120) の出力に乗算する。 この 第 4の乗算器(131D)による乗算出力データは、 上記第 3の加算器(1 33C)に供給される。 そして、 この第 3の加算器(133C)による加算出 カデ一夕が、 第 4の遅延回路(132D)を介してフィル夕出力として、 上記ディ ジタルフィルタブロッ ク(130) の第 2の入力端子(120B)に 供給されるようになつている。
また、 上記係数発生ブロック(140) は、 4個の係数発生器(141A), (141B), (141C), (141D)からなる。
この係数発生ブロ ッ ク(140) の第 1 の係数発生器(141A)は、 フィ ル夕の係数 k , k I 0> k 9 , 0を記憶した係数メモリ (142A)と、 この係数メモリ (142A)から上記フィ ル夕の係数 k Η , k ,o, k 8 , 0を選択的に出力するセレク夕(143A)とを備え、 上記クロッ ク生成 回路(124) の 4進カウンタ(124A)により与えられるア ドレスデータ A D Rに応じて上記セレク夕(143A)が選択動作を行ない、 記録モー ド時には、 f S 1レー トでフィルタ係数 k H , k 10, k 9 , 0を繰り 返し出力し、 また、 再生モー ド時には、 f S 1レー トでフィルタ係数 k s , k ,o, k !,を繰り返し出力するようになっている。
また、 第 2の係数発生器(141B)は、 フィ ルタの係数 k 8 , k τ , k 6 , 0を記億した係数メモリ (142B)と、 この係数メモリ (142B)か ら上記フィ ル夕の係数 k 8 , k 7 , k 6 , 0を選択的に出力するセ レク夕(143B)とを備え、 上記クロッ ク生成回路(124) の 4進カウン 夕(124A)により与えられるァ ドレスデータ A D Rに応じて上記セレ クタ(143B)が選択動作を行ない、 記録モー ド時には、 f s lレー トで
フィルタ係数 k 8 , k 7 , k 6 , 0を繰り返し出力し、 また、 再生 モー ド時には、 f S 1レー トでフィルタ係数 k 6 , k 7 , k 8 を繰り 返し出力するようになっている。
また、 第 3の係数発生器(141C)は、 フィ ル夕の係数 k 6 , k * , k 3 , 0を記憶した係数メモリ (142C)と、 この係数メモリ (142C)か ら上記フィルタの係数 k 5 , k 4 , k 3 , 0を選択的に出力するセ レクタ(143C)とを備え、 上記クロッ ク生成回路(124) の 4進カウン 夕(124A)により与えられるァ ドレスデータ ADRに応じて上記セレ クタ(123C)が選択動作を行ない、 記録モー ド時には、 ί S 1レー トで フィルタ係数 k 6 , k4 , k3 , 0を繰り返し出力し、 また、 再生 モー ド時には、 f slレー トでフィルタ係数 k3 , k4 , k5 を繰り 返し出力するようになっている。
さらに、 第 4の係数発生器(141D)は、 フィ ルタの係数 k2 , k , , k0 , 0を記憶した係数メモリ (142D)と、 この係数メモリ 1 4 2 D から上記フィル夕の係数 k2 , k , , k。 , 0を選択的に出力する セレクタ(143D)とを備え、 上記クロッ ク生成回路(124) の 4進カウ ン夕(124A)により与えられるア ドレスデータ ADRに応じて上記セ レクタ(143D)が選択動作を行ない、 記録モー ド時には、 f slレー ト でフィルタ係数 k2 , , k。 , 0を繰り返し出力し、 また、 再 生モー ド時には、 f s lレー トでフィルタ係数 k。 , k 1 , k2 を繰 り返し出力するようになっている。
また、 上記色差信号用のレー ト変換回路(106B)は、 記録モー ド時 にはそれぞれ f S 1レー トのディ ジタル色差信号 C R ( f S1) , C Β
( f s i ) が 1 Z 2遲降回路(108A), (108B)により f S1Z 2 レー トに されてからマルチプレクサ(108C)により点順次化された f s lレー ト
のディ ジタル点順次色差信号 C R ZC B ( f S1) として供給され、 この f SIレー トのディ ジタル点順次色差信号 CR /C B ( ί S1) を f S2レー トのディ ジ夕ル点順次色差信号 CR ZCB ( f S2) にダウ ンレー ト変換を行う。
また、 再生モー ド時には f S 2レー トのディ ジタル点順次色差信号
C R ZC B ( f S2) を f s lレー トのディ ジタル点順次色差信号 C R
/C B ( f S i ) にアップレー ト変換を行う。 すなわち、 この色差信 号用のレー ト変換回路(106B)も本発明に係る双方向レー トコンバー 夕であって、 原理的に上述の輝度信号用のレー ト変換回路 1 0 6 Y と同様なレー ト変換処理を行う。
そして、 上記色差信号用のレー ト変換回路(106B)により得られる f S 1レー トのディ ジタル点順次色差信号 CR ZCB ( f S1) は、 デ マルチプレクサ(108D)により同時化して f slZ2 レー トのディ ジタ ル色差信号 CR ( f s ,/ 2 ) , C B ( f s i 2 ) してから 2遲倍回 路(108E), (108F) で 2遲倍することにより、 f SIレー トのディ ジタ ル色差信号 CR ( f SI) , C Β ( f S1) とされて、 上記信号処理部
(105) のディ ジタルェンコーダ(105A)に供給される。
また、 本発明に係るレー トコンバータは、 例えば第 2 0図のプロ ッ ク図に示すように構成される。
この第 2 0図に示した第 4の実施例は、 f SLレー トの入力データ {X„ } を f SHレー トの出力データ {Y„ } に変換する 3 : 5のァ ップレー ト変換を行うアップレー トコンバータに本発明を適用した ものであって、 入力端子(210) を介して入力される f SLレー トの入 力データ {Xn } に補間処理を施すことにより i SHレー トのデータ を生成する捕間処理回路(220) と、 それぞれフィ ル夕係数を順次出
力する 5個の係数発生器(230A), (230B), (230C). (230D). (230E)と、 上記補間処理回路(220) により生成された f SHレー トのデ一夕に対 して上記各フィルタ係数に基づいてフィルタ リ ング処理を施して f SHレー トの出力データ {Yn } を出力端子(250) から出力する トラ ンスバーサルフィルタ(240) とを備えてなる。
上記捕間処理回路(220) は、 上記入力端子(210) を介して入力さ れる f SLのレー トの入力データ {Xn } に対して、 5個のデータ毎 に 2個の 0データを挿入して f SHレー トのデ一夕を生成する。
また、 上記係数発生器(230A), (230B), (230C). (230D), (230E)は、 それぞれ f SHレー トで各フィル夕係数を順次出力するものであって, その第 1 の係数発生器(230A)はフィルタ係数 k。 , k 2 , 0 , k , , 0を f SHレー トで繰り返し発生し、 第 2の係数発生器(230B)はフィ ル夕係数 k3 , k a , 0 , k4 , 0を f SHレー トで繰り返し発生し、 第 3の係数発生器(230C)はフィ ルタ係数 k 6 , k 8 , 0 , k 7 , 0 を f SHレー トで繰り返し発生し、 第 4の係数発生器(230D)はフィ ル 夕係数 k s , k i 0 , k , ο, 0を f SHレー トで繰り返し、 さらに、 第 5の係数発生器(230E)はフィルタ係数 k 12, k 14, 0 , k 13, 0 を f SHレー トで繰り返し発生する。
さらに、 上記トランスバーサルフィルタ(240) は、 上記補間処理 回路 2 2 0により生成された f SHレー トのデータに対して、 上記 5 個の係数発生器(230A), (230B), (230C), (230D), (230E)により順次与 えられる各フィルタ係数に基づいて、 レー ト変換用のフィルタ リ ン グ処理を施すものである。 この トランスバーサルフィルタ(240) は、 5個の乗算器(241A), (241B), (241C). (241D), (241E)と、 5個の遅延 回路(242A), (242B), (242C), (242D). (242E)と、 個の加算器(243A),
(243B), (243C), (243D)とから構成したレジス後置型の トランスバー サルフィル夕であって、 上記補間処理回路(220) により生成された i SHレー トのデ一夕がそれぞれ供給される 5 個の乗算器(241 A) (241 B), (241C). (241D), (241E) に同時入力されるようになっている, 上記乗算器(241A), (241B), (241C), (241D), (241E)のうちの第 1 の 乗算器(241A)は、 上記係数発生器(230A)によりフィルタ係数 k 0 , k 2 , 0 , k , , 0が f SHレー トで繰り返し与えられるようになつ ており、 上記補間処理回路(220) により生成された f SHレー トのデ 一夕と上記フィルタ係数 k。 , k 2 , 0 , k i , 0 とを f SHレー ト で乗算する。 そして、 この第 1 の乗算器(241A)による乗算出力デー 夕は、 第 1 の遅延回路(242A)を介して第 1 の加算器(243A)に供給さ れる。
また、 第 2の乗算器(241B)は、 上記係数発生器(230B)によりフィ ル夕係数 k 3 , k 5 , 0, k 4 , 0が f SHレー トで繰り返し与えら れるようになっており、 上記補間処理回路(220) により生成された f S Hレー トのデータと上記フィル夕係数 k 3 , k 6 , 0 , k 4 , 0 とを f SHレー トで乗算する。 この第 3の乗算器(241B)による乗算出 力データは、 上記第 1 の加算器(243A)に供給される。 そして、 この 第 1 の加算器(243A)による加算出力データは、 第 2の遅延回路(242 B)を介して第 2の加算器(243B)に供給される。
また、 第 3の乗算器(241C)は、 上記係数発生器(230C)によりフィ ルタ係数 k 6 , k 8 , 0 , k 7 , 0が f SHレー トで繰り返し与えら れるようになっており、 上記補間処理回路(220) により生成された f SHレー トのデータと上記フィルタ係数 k 6 , k 8 , 0 , k 7 , 0 とを i SHレー トで乗算する。 この第 3の乗算器(241C)による乗算出
カデ一夕は、 上記第 2の加算器(243B)に供給される。 そして、 この 第 2の加算器(243B)による加算出力データは、 第 3の遅延回路(242
C)を介して第 3の加算器(243C)に供給される。
また、 第 4の乗算器(241D)は、 上記係数発生器(230D)によりフィ ル夕係数 k 9 , k , ι, 0 , k 10, 0が f SHレー トで繰り返し与えら れるようになっており、 上記補間処理回路(220) により生成された f SHレー トのデータと上記フィ ルタ係数 k β , k , ι, 0 , k i o, 0 とを f SHレー 卜で乗算する。 この第 4の乗算器(241D)による乗算出 力データは、 上記第 3の加算器(243C)に供給される。 そして、 この 第 3の加算器(243C)による加算出力データは、 第 4の遅延回路(242
D)を介して第 4の加算器(243D)に供給される。
また、 第 5の乗算器(241E)は、 上記係数発生器(230E)によりフィ ル夕係数 k 12, k 14, 0 , k ,3, 0が f SHレー トで繰り返し与えら れるようになっており、 上記補間処理回路(220) により生成された f SHレー トのデータと上記フィ ルタ係数 k 12, k 14, 0, k is, 0 とを f SHレー 卜で乗算する。 この第 5の乗算器(241E)による乗算出 力データは、 上記第 4の加算器(243D)に供給される。 そして、 この 第 4の加算器(243D)による加算出力データは、 第 5の遅延回路(242
E)を介して出力端子(250) から出力される。
このような構成の トランスバーサルフィ ル夕(240) の出力端子(2 50) には、 f SLレー トの入力データ {X n } を f SHレー トに変換し た出力データ {Y„ } として、 i = 3 m + l のデータ {Y i } 、 す なわち、
= k。 · X,+ ks - X2+ 0 · 0 + k10- X3+ 0 · 0
Y4 = k2 · Χ2+ 0 · 0 + k7 · Χ3+ 0 · 0 + k12- Χ4
Υτ 二 0 • 0 + k4 • Xs + 0 • 0 + kg · X4 + k 1 4 · Xs
Υ' ο = k, ' 3 + 0 ' 0 + k6 • 4 + Χε + 0 · 0
Υ. 3 = 0 ' 0 + k3 ' X4 + k8 • XB + 0 - 0 + k 1 3 · Xe
Υ1 6 = k0 ' χ4 + ' XB + 0 • 0 + k l o · Xs + 0 - 0
Υΐ 9 = k2 , ΧΒ + 0 ' 0 + k7 ' 6 + 0 · 0 + k 1 2 · XT が順次に得られる。
上記出力端子(250) に得られる { Y B } は、 f S Lレー トの入力デ —夕 { X n } のデータ間に 4個づっ 0挿入して生成した 5 f S Lレー 卜のデータに、 5 f S Lレー 卜で動作する トランスバーサルフィ ルタ によりフィルタ リ ング処理を施し、 3個置きに抜き取ることにによ り生成される f S H ( f 8 H= 5 3 f S L) レー トのデータと等化なも のとなつている。
ここで、 上記各遅延回路(242A), (242B), (242C), (242D). (242E)は、 f S Hレー トのデータに: f S Hレー 卜における単位遅延量を与えるもの であって、 例えば、 それぞれ f SHレー トでラッチ動作を行う D型フ リ ップフロップからなる。 なお、 第 5の遅延回路(242E)は、 単に f SHレー トの出力データ { Y , } を出力段においてラッチするもので あって、 レジスタ後置型の トランスバーサルフィルタにおける必須 の構成要件ではない。
また、 上記各乗算器(241A). (241B), (241C), (241D), (241E)におい てそれぞれフィルタ係数 0が 0データに乗算しているのであるから、 上記 0データに乗算するフィルタ係数は必ずしも 0である必要はな く、 またフィルタ係数 0に乗算するデータは必ずしも 0データであ る必要はない。
なお、 この第 4の実施例では、 M — N = 2 として N : M = 3 : 5
のアップレー ト変換を行うようにしたが、 本発明に係るレー トコン バー夕は、 M— Nを任意の整数として N : M (N < M) のアップレ ― ト変換を行う ことができる。
このように、 本発明に係るレー トコンバータでは、 f SLレー トの 入力データ {Xn } に対して、 補間処理回路により Ν個のデータ毎 に Μ— Ν個の 0データを挿入して i SHレー トのデータを生成し、 こ の補間処理回路により生成された f SHレー トのデータにレジス夕後 置型の トランスバーサルフィルタでフィルタ リ ング処理を施すこ と により、 f SLレー トの入力データ {Χη } から f SHレー トの出力デ 一夕 {y„ } を生成する N : M (N <M) のアップレー ト変換を行 う ことができる。
また、 本発明に係るレー トコンバータは、 例えば第 2 1図のプロ ッ ク図に示すように構成される。
この第 2 1図に示した第 5の実施例は、 f SHレー トの入力データ {Xm } を f SLレー トの出力データ {Yn } に変換する 5 : 3のダ ゥンレー ト変換を行うダウンレー トコンバータに本発明を適用した ものであって、 入力端子(260) を介して f SHレー トの入力データ { Xm } が供給される トランスバーサルフィルタ(270) と、 上記トラ ンスバーサルフィルタ(270) にそれぞれフィルタ係数を順次与える 5個の係数発生器(280A), (280B), (280C), (280D), (280E)と、 上記ト ランスバーサルフィル夕(270) によりフィルタ リ ング処理が施され た f SHレー トのデ一夕に対して f SLレー トに間引く処理を施して、 i SLレー トの出力データ {Υ» } を出力端子(295) から出力する間 引き処理回路(290) とを備えてなる。
この第 5の実施例において、 上記係数発生器(280Α), (280Β). (280
C), (280D). (280E)は、 それぞれ f SHレー トで各フィル夕係数を順次 出力するものであって、 その第 1 の係数発生器(280A)はフィ ルタ係 数 k。 , 0 , k , , 0, k 2 を f SHレー トで繰り返し発生し、 第 2 の係数発生器(280B)はフィルタ係数 k 6 , k a , 0 , k 4 , 0を ί SHレー トで繰り返し発生し、 第 3の係数発生器(280C)はフィルタ係 数 0 , k 8 , k 6 , 0 , k 7 を f SHレー トで繰り返し発生し、 第 4 の係数発生器(280D)はフィルタ係数 k ,ο, 0, k n, k 8 , 0を f SHレー トで繰り返し、 さらに、 第 5の係数発生器(280E)はフィ ル夕 係数 k 13, 0 , k , 4 , k 12を ί SHレー トで繰り返し発生する。
さらに、 上記トランスバーサルフィルタ(270) は、 入力端子(260) を介して供給される f 8Hレー トの入力データ {X„ } に対して、 上 記 5個の係数発生器(280Α), (280Β). (280C), (280D). (280Ε)により順 次与えられる各フィルタ係数に基づいて、 レー ト変換用のフィルタ リ ング処理を施すものである。 この トランスバーサルフィルタ(270) は、 5個の乗算器(271A), (271B), (271C), (271D), (271E)と、 5個の 遅延回路(272Α). (272Β), (272C). (272D), (272Ε)と、 4個の加算器(2 73Α), (273Β), (273C). (273D))とから構成したレジスタ後置型の トラ ンスバーサルフィ ル夕であって、 上記入力端子(260) を介して f SH レー トの入力データ {X» } がそれぞれ供給される 5個の乗算器(2 71 A), (271B), (271C), (271D), (271E)に同時入力されるようになつて いる。
上記乗算器(271A), (271B), (271C). (271D), (271E)のうちの第 1 の 乗算器(271A)は、 上記係数発生器(280A)によりフィルタ係数 k。 , 0, k , , 0, k 2 が f SHレー トで繰り返し与えられるようになつ ており、 上記 f SHレー トの入力データ {Xm } と上記フィル夕係数
k 0 , 0 , k , , 0 , k 2 とを f SHレー トで乗算する。 そして、 こ の第 1 の乗算器(271A)による乗算出力データは、 第 1 の遅延回路(2 72A)を介して第 1 の加算器(273A)に供給される。
また、 第 2の乗算器(271B)は、 上記係数発生器(280B)によりフィ ルタ係数 k 6 , k a , 0 , k 4 , 0が f SHレー トで繰り返し与えら れるようになっており、 上記 f SHレー トの入力データ {Xffi } と上 記フィ ルタ係数 k 6 , k 3 , 0 , k 4 , 0 とを f SHレー トで乗算す る。 この第 2の乗算器(271B)による乗算出力データは、 上記第 1 の 加算器(273A)に供給される。 そして、 この第 1 の加算器(273A)によ る加算出力データは、 第 2の遅延回路(272B)を介して第 2の加算器 (273B)に供耠される。
また、 第 3の乗算器(271C)は、 上記係数発生器(280C)によりフィ ル夕係数 0 , k 8 , k β , 0, k 7 が f SHレー トで繰り返し与えら れるようになっており、 上記 ί SHレー トの入力データ {Xm } と上 記フィ ルタ係数 0 , k 8 , k 6 , 0 , k 7 とを f SHレー トで乗算す る。 この第 3の乗算器(271C)による乗算出力データは、 上記第 2の 加算器(273B)に供給される。 そして、 この第 2の加算器(273B)によ る加算出力データは、 第 3の遅延回路(272C)を介して第 3の加算器 (273C)に供給される。
さらに、 第 4の乗算器(271D)は、 上記係数発生器(280D)によりフ ィルタ係数 k 10, 0 , k k 9 , 0が f SHレー トで繰り返し与え られるようになっており、 上記 f SHレー トの入力データ {Xm } と 上記フィ ルタ係数 k 10, 0 , k , ι, k 9 , 0 とを f SHレー トで乗算 する。 この第 4の乗算器(271D)による乗算出力データは、 上記第 3 の加算器(273C)に供給される。 そして、 この第 3の加算器(273C)に
よる加算出力データは、 第 4の遅延回路(272D)を介して第 4の加算 器(273D)に供給される。
さらに、 第 5の乗算器(271E)は、 上記係数発生器(280E)によりフ ィル夕係数 0 , k 13, 0, k 14, k 12が f SHレー トで繰り返し与え られるようになっており、 上記 f SHレー トの入力データ {Xm } と 上記フィ ルタ係数 0 , k 13, 0 , k 14, k 12とを f SHレー トで乗算 する。 この第 5の乗算器(271E)による乗算出力データは、 上記第 4 の加算器(273D)に供給される。 そして、 この第 4の加算器(273D)に よる加算出力データは、 第 5の遅延回路(272E)を介して出力される < そして、 上記間引き処理回路(290) は、 上記トランスバーサルフ ィルタ(270) から出力される f SHレー トのフィルタ出力データを上 記 f SLレー トに間引く処理を施す。 これにより、 出力端子(295) に は、 f SHレー トの入力データ {X» } を i SLレー トに変換した出力 デ一夕 {Y } として i = 5 n + l のデータ {Y, } 、 すなわち
Y, = k0 X, + k3 Χ2 + k · X3 + k 8 · X4 + k 12 · X 5
Y6 = k, X3 + k4 X4 + k7 · X 6 + k 10 " Λ6 + k 13 * X7
/ 1 1 = k 2 X 5 + k 6 Χβ + k 8 · Xe + k 1 1 · X7 + k 1 · X 8
" = ko X 6 "t" ks X7 + k 6 · X e H~ k 9 · X9 + k 1 2 · X 1 0
が順次に得られる。
上記出力端子(295) に得られる出力データ {Yn } は、 i SHレー 卜の入力データ {Xm } のデータ間に 2個ずつ 0挿入して生成した 3 ί SHレー トのデータに、 3 f SHレー 卜で動作する トランスバーサ ルフィルタによりフィルタ リ ング処理を施し、 5個置きに抜き取る ことにより生成される f SL ( i SL= 3 5 i SH) レー トのデータと 等化なものとなっている。
こ こで、 上記各遅延回路(272A), (272B). (272C). (272D), (272E)は. f SHレー トのデータに: f SHレ ー ト における単位遅延量を与える ものであって、 例えば、 それぞれ f SHレー トでラッチ動作を行う D 型フ リ ップフロップからなる。 なお、 第 5の遅延回路(272E)は、 単 に f SHレー トの出力データ {Yi } を出力段においてラッチするも のであって、 レジスタ後置型の トランスバーサルフィル夕における 必須の構成要件ではない。
なお、 この第 5の実施例では、 M— N= 2として M : N= 5 : 3 のダウンレー ト変換を行うようにしたが、 本発明に係るレー トコン バ一タは、 M— Nを任意の整数として M : N (M〉N) のダウンレ ― ト変換を行うことができる。
このように、 本発明に係るレー トコンバータでは、 i SHレー トの 入力データ {Xn } に対して、 レジスタ後置型の トランスバーサル フィルタでフィルタ リ ング処理を施してから、 間引き処理回路で間 引き処理を施すことにより、 f SHレー トの入力データ {X» } から f SLレー トの出力データ {Yn } を生成する Μ : Ν (Μ > Ν) のダ ゥンレー ト変換を行う ことができる。
なお、 上述のアップレー ト変換を行う第 4の実施例のレー トコン バータ及びダウンレー ト変換を行う第 5の実施例のレー トコンバー 夕における各レジス夕後置型の トランスバーサルフィルタ(240), (2 70) の構成は同じであり、 しかも、 各係数発生器(230Α)〜(230Ε), (280Α)〜(280Ε)で発生する各フィルタ係数も出力順序が変わるだけ で、 同じ係数であるので、 レジス夕後置型の トランスバーサルフィ ル夕を共用して双方向のレー ト変換を行う レー トコンバータを構成 することができる。
第 2 2図は、 本発明を適用した双方向レー トコ ンバータの構成を 示すプロッ ク図である。
この第 2 2図に示した第 6の実施例は、 f SLレー トの入力データ {X„ } を f SHレー トの出力データ {Υ» } に変換する N : M (N <M) のアップレー ト変換と、 f SHレー トの入力データ {X„ } を f SLレー トの出力データ {Yn } に変換する Μ : Ν (Μ > Ν) のダ ゥンレー ト変換を行う双方向のレー トコンバータに本発明を適用し たものであって、 レー ト変換ブロッ ク(320) , ディ ジタルフィル夕 ブロ ッ ク(330) 及びフィルタ係数発生ブロッ ク(340) を備えてなる ( この第 6の実施例のレー トコンバータにおいて、 端子(111) は f SHレー トのデータを伝送する双方向バスに接続された第 1 の入出力 端子であって、 この第 1 の入出力端子(311) にはライ ンレシーバ(3 12) の入力端とライン ドライバ(313) の出力端が接続されている。 また、 端子(314) は f SLレー トのデータを伝送する双方向バスに接 続された第 2の入出力端子であって、 この第 2の入出力端子(314) にはライ ンレシーバ(315) の入力端とライ ン ドライバ(316) の出力 端が接続されている。
上記レー ト変換ブロッ ク(320) は、 第 1及び第 2の入力端子(320 A). (320B) と第 1 及び第 2の出力端子(320C), (320D) を備える。
そして、 上記レー ト変換ブロッ ク(320) の第 1 の入力端子(320A) には、 上記各ラインレシーバ(312), (315) の各出力端が切換スイ ツ チ(317) を介して上記レー ト変換ブロッ ク(320) の第 1 の入力端子 (320A)に接続されている。 上記切換スィ ッチ(317) は、 端子(318) を介して供給される制御信号により、 ダウンレー ト変換モー ド時に は上記ライ ンレシーバ(312) の出力端を選択し、 また、 アップレー
ト変換モー ド時には上記ラインレシーバ(315) の出力端を選択する ように制御される。 これにより、 上記レー ト変換ブロッ ク(320) の 第 1 の入力端子(320A)には、 ダウンレー ト変換モー ド時には上記第 1 の入出力端子(311) から上記切換スィ ッチ(317) を介して i SHレ — 卜の入力データ {Xm } が供給され、 アップレー ト変換モー ド時 には f SLレー トの入力データ {Xn } が上記第 2の入出力端子(314) から上記切換スィ ッチ(317) を介して供給される。
また、 上記レー ト変換ブロック(320) の第 1 の出力端子(320C)は 上記ディ ジタルフィルタブロッ ク(330) の入力端子に接続され、 こ のディ ジタルフィルタブロッ ク(330) の出力端子が上記レー ト変換 プロッ ク(320) の第 2の入力端子(320Β)に接続されている。
さらに、 上記レー ト変換ブロッ ク(320) の第 2の出力端子(320D) は、 上記ライン ドライバ(313) を介して上記第 1 の入出力端子(311) に接続されているとともに、 上記ライン ドライバ(316) を介して上 記第 2の入出力端子(314) に接続されている。 上記各ライン ドライ バ(313), (316) は、 上記端子(318) を介して供給される制御信号に より、 ダウンレー ト変換モー ド時には上記ライ ン ドライバ(313) 力 非動作状態で上記ライン ドライバ(315) が動作状態となるように制 御され、 ダウンレー ト変換モー ド時には上記ライン ドライバ(315) が非動作状態で上記ライ ン ドライバ(313) が動作状態となるように 制御される。 これにより、 ダウンレー ト変換モー ド時には、 上記レ — ト変換ブロッ ク(320) の第 2の出力端子(320D)に得られる f SLレ — トの変換出力データ {Yn } が上記第 2の入出力端子(314) から 出力され、 また、 アップレー ト変換モー ド時には f SHレー トの変換 出力データ {Y» } が上記第 1 の入出力端子(311) から出力される。
上記レー ト変換ブロッ ク(320) は、 上記端子(318) を介して供給 される制御信号により制御されて、 ダウンレー ト変換モー ド時には 上記第 1 の入出力端子(311) から上記切換スィ ッチ(317) を介して 第 1 の入力端子(320A)に供給される f SHレー トの入力データ {X„ を ί SLレー トの出力データ {Yn } に変換する間引き処理を行い、 また、 アップレー ト変換モー ド時には上記第 1の入出力端子(311) から上記切換スィ ツチ(317) を介して第 1の入力端子(320Α)に供給 される f SLレー トの入力データ {Xn } を f SHレー トの出力デ一夕 {Ym } に変換する補間処理を行う。
このレー ト変換プロッ ク(320) は、 例えば第 2 3図のブロ ッ ク図 に示すように、 F I F 0メモリ (321) 、 この F I F Oメモリ (321) に書込ァ ドレス w-adr を与える書込ァ ドレス発生器(322) 、 上記 F I F 0メモ リ (321) に読出ア ドレス r-adr を与える読出ア ドレス発 生器(323) 、 上記 F I F 0メモリ (321) に与える書込クロッ ク w-ck 及び読出クロッ ク r-ckを切り換えるスィ ツチ(324) 、 上記第 1 の入 力端子(320A)と第 2の入力端子(320B)を上記 F I F 0メモリ (321) のデータ入力端に選択的に接続する切換スィ ッチ(325) 、 上記第 1 の入力端子(320A)と上記 F I F◦メモリ(321) のデータ出力端を上 記第 1の出力端子(320C)に選択的に接続する切換スィ ツチ(326) 、 上記第 2の入力端子(320B)と上記 F I F 0メモリ (321) のデータ出 力端を上記第 2の出力端子(320D)に選択的に接続する切換スィ ッチ (326) などからなる。
上記切換スィ ッチ(324) は、 f SLレー トのクロッ ク NCKと f SHレ 一卜のクロッ ク MCKを切り換えて、 ダウンレー ト変換モー ド時には、 f S Hレ一 トのクロッ ク MCKを書込クロッ ク w-ckとして上記 F I F 0
メモ リ (321) 及び書込ァ ドレス発生器(322) に与え、 f S Lレー トの クロッ ク NCKを読出ア ドレス r-adr として上記 F I F Oメモリ(321) 及び読出ア ドレス発生器(323) に与え、 また、 アップレー ト変換モ — ド時には、 f SLレー トのクロ ッ ク NCKを書込クロッ ク w-ckとして 上記 F I F 0メモリ (321) 及び書込ァ ドレス発生器(322) に与え、 f SHレー トのクロ ッ ク MCKを読出ァ ドレス r-adr として上記 F I F 0メモリ(321) 及び読出ァ ドレス発生器(323) に与えるようになつ ている。
また、 上記各切換スィ ッチ(325), (326), (327) は、 次のような切 り換え動作を行うようになっている。
すなわち、 ダウンレー ト変換モー ド時には、 上記切換スィ ッチ(3 25) は上記第 2の入力端子(320B)を選択し、 上記切換スィ ッチ(326) は上記第 1の入力端子(320A)を選択し、 上記切換スィ ッチ(327) は 上記 F I F 0メモリ (321) のデータ出力端を選択する。 また、 アツ プレー ト変換モー ド時には、 上記切換スィ ツチ(325) は上記第 1 の 入力端子(320A)を選択し、 上記切換スィ ツチ(326) は上記 F I F 0 メモ リ (321) のデータ出力端を選択し、 上記切換スィ ッチ(327) は 上記第 1 の入力端子(320B)を選択する。
このような構成のレー ト変換ブロック(320) は、 ダウンレー ト変 換モー ド時には、 f SHレー トの入力データ {X„ } を上記切換スィ ツチ(326) を介して上記第 1の出力端子(320C)から上記ディ ジタル フィルタブロッ ク(330) に供給し、 このディ ジタルフィルタブロッ ク(330) を介して上記第 2の入力端子(320B)に供耠される f SHレー 卜のデータ { Y , } が上記切換スィ ツチ(325) を介して上記 F I F 0メモリ(321) のデータ入力端に供給される。 そして、 上記 f SHレ
— トのデータ {Υ , } は、 f SHレー トの書込クロ ッ ク w-ckに基づい て上記書込ァ ドレス発生器(322) により発生される書込ア ドレス W- adr に従って上記 F I F 0メモリ(321) に書き込まれ、 i SLレー ト の読出クロッ ク r-ckに基づいて上記読出ァ ドレス発生器(323) によ り発生される読出ア ドレス r-adr に従って上記 F I F Oメモリ (321) から f SLレー トの出力データ {Yn } として読み出される。 すなわ ち、 上記 f SHレー トのデータ {Y , } に含まれる M個のうちの M— N個の不要データが格納されているァ ドレスを飛ばして読み出すこ とによって間引き処理を行い、 f SLレー トの出力データ {Yn } を 上記第 2の出力端子(320D)から出力する。
また、 アップレー ト変換モー ド時には、 上記第 1 の入力端子(320 Α)に供給される f SLレー トの入力データ {Xn } を f SLレー トの書 込クロッ ク w-ckに基づいて上記書込ァ ドレス発生器(322) により発 生される書込ァ ドレス W- adr に従って上記 F I F Oメモリ (321) に 書き込み、 f SHレー トの読出クロック r-ckに基づいて上記読出ァ ド レス発生器(323) により発生される読出ア ドレス r-adr に従って上 記 F I F 0メモ リ (321) から読み出すこ とににより、 f SHレー トの データに変換し、 この f SHレー トのデータを上記第 1 の出力端子(3 20C)から上記ディ ジタルフィル夕ブ口ック(330) に供給する。 すな わち、 上記 F I F Oメモリ (321) に書き込まれた入力データ {X n } を N個のうちの M— N個のデータを同じァ ドレスから 2回読み出す ことににより 0挿入の代わりに補間処理を行い、 f SHレー トのデー 夕を生成して上記ディ ジタルフィル夕ブ口ッ ク(330) に供給する。 そして、 上記ディ ジタルフィルタブロッ ク(330) を介して上記第 2 の入力端子(320B)に供給される f SHレー トの出力デ一夕 {Y i } を
出力データ {Yn } として上記切換スィ ッチ(327) を介して上記第 2の出力端子(320D)から出力する。
ここで、 上記ディ ジタルフィルタブロッ ク(330) 及び係数発生ブ ロッ ク(340) は、 例えば第 2 4図のように構成される。
すなわち、 上記ディ ジタルフィルタブロッ ク(330) は、 5個の乗 算器(331A), (331B), (331C), (331D). (331E)と、 5個の遅延回路(332
A) , (332Β), (332C), (332D), (332Ε)と、 4個の加算器(333Α), (333Β). (333C), (333D) とから構成したレジスタ後置型の トランスバーサル フィルタであって、 上記レー ト変換ブロッ ク(120) の出力が上記 5 個の乗算器(331A), (331B), (331C), (331D), (331E)に同時入力される ようになつている。
上記乗算器(331A), (331B), (331C), (331D), (331E)のうち第 1 の乗 算器(331A)は、 上記係数発生ブロッ ク(340) の第 1 の係数発生器(3 40Α)より f SHレー トで繰り返し与えられ与えられるフィルタ係数を 上記レー ト変換ブロッ ク(320) の出力に乗算する。 そして、 この第 1 の乗算器(331A)による乗算出力データは、 第 1 の遅延回路(332A) を介して第 1 の加算器(333A)に供給される。
また、 第 2の乗算器(331B)は、 上記係数発生ブロック(340) の第 2の係数発生器(341B)より f SHレー トで繰り返し与えられ与えられ るフィル夕係数を上記レー ト変換ブロッ ク(320) の出力に乗算する c この第 2の乗算器(331B)による乗算出力データは、 上記第 1 の加算 器(333A)に供給される。 そして、 この第 1 の加算器(333A)による加 算出力データは、 第 2の遅延回路(332B)を介して第 2の加算器(333
B)に供給される。
また、 第 3の乗算器(331C)は、 上記係数発生ブロッ ク(340) の第
3の係数発生器(341C)より i SHレー トで繰り返し与えられ与えられ るフィ ルタ係数を上記レー ト変換ブロッ ク(320) の出力に乗算する ( この第 3の乗算器(331C)による乗算出力デ一夕は、 上記第 2の加算 器(333B)に供給される。 そして、 この第 2の加算器(333B)による加 算出力データは、 第 3の遅延回路(332B)を介して第 3の加算器(333
C)に供給される。
また、 第 4の乗算器(331D)は、 上記係数発生ブロッ ク(340) の第 4の係数発生器(341D)より f SHレー トで繰り返し与えられ与えられ るフィルタ係数を上記レー ト変換ブロッ ク(320) の出力に乗算する c この第 4の乗算器(331D)による乗算出力データは、 上記第 3の加算 器(333C)に供給される。 そして、 この第 3の加算器(333C)による加 算出力データは、 第 4の遅延回路(332D)を介して第 4の加算器(333
D)に供給される。
さらに、 第 5の乗算器(331E)は、 上記係数発生ブロッ ク(340) の 第 5の係数発生器(341E)より f SHレー トで繰り返し与えられ与えら れるフィルタ係数を上記レー ト変換ブロッ ク(320) の出力に乗算す る。 この第 5の乗算器(331E)による乗算出力データは、 上記第 4の 加算器(333D)に供給される。 そして、 この第 4の加算器(333D)によ る加算出力データが、 第 5の遅延回路(332E)を介してフィルタ出力 として、 上記ディ ジタルフィルタブロッ ク(330) の第 2の入力端子 (320B)に供給されるようになつている。
また、 上記係数発生ブロッ ク(440) は、 5個の係数発生器(341A), (341B), (341C). (341D). (341E) からなる。
この係数発生ブロッ ク(340) の第 1 の係数発生器(341A)は、 フィ ル夕の係数 k。 , k , , k 2 , 0を記憶した係数メモリ(342Α)と、
この係数メモリ(342A)から上記フィル夕の係数 k。 , k , , k 2 , 0を選択的に出力するセレクタ(343A)とを備え、 図示しないア ドレ ス発生器により与えられるア ドレスデータ AD Rに応じて上記セレ ク夕(343A)が選択動作を行ない、 ダウンレー ト変換モー ド時には、 f SHレー トでフィルタ係数 k。 , 0, k , , 0 , k 2 を繰り返し出 力し、 また、 アップレー ト変換モー ド時には、 f SHレー トでフィ ル 夕係数 k。 , k 2 , 0 , k i , 0を繰り返し出力するようになって いる。
また、 第 2の係数発生器(341B)は、 フィルタの係数 k 3 , k 4 , k 6 , 0を記憶した係数メモリ (342Β)と、 この係数メモリ (342Β)か ら上記フィル夕の係数 k 3 , k 4 , k 5 , 0を選択的に出力するセ レクタ(343Β)とを備え、 図示しないァ ドレス発生器により与えられ るァ ドレスデータ AD Rに応じて上記セレク夕(343Β)が選択動作を 行ない、 ダウンレー ト変換モー ド時には、 f SHレー トでフィルタ係 数 k 5 , k 3 , 0 , k 4 , 0を繰り返し出力し、 また、 アップレー ト変換モー ド時には、 f SHレー トでフィルタ係数 k 3 , k 6 , 0 , k * , 0を繰り返し出力するようになっている。
また、 第 3の係数発生器(341C)は、 フィルタの係数 k 6 , k 7 , k 8 , 0を記憶した係数メモリ(342C)と、 この係数メモリ(342C)か ら上記フィルタの係数 k s , k 7 , k 8 , 0を選択的に出力するセ レクタ(343C)とを備え、 図示しないア ドレス発生器により与えられ るア ドレスデータ AD Rに応じて上記セレク夕(343C)が選択動作を 行ない、 ダウンレー ト変換モー ド時には、 f SHレー トでフィ ルタ係 数 0 , k 8 , k 6 , 0 , k 7 を繰り返し出力し、 また、 アップレー ト変換モー ド時には、 ί SHレー トでフィ ルタ係数 k β , k 8 , 0 ,
k 7 , 0を繰り返し出力するようになっている。
また、 第 4の係数発生器(341D)は、 フィル夕の係数 k 9 , k 10, k 11( 0を記憶した係数メモリ (342D)と、 この係数メモリ (342D)か ら上記フィ ル夕の係数 k 9 , k 10, k i i, 0を選択的に出力するセ レクタ(343D)とを備え、 図示しないア ドレス発生器により与えられ るア ドレスデータ A D Rに応じて上記セレクタ(343D)が選択動作を 行ない、 ダウンレー ト変換モー ド時には、 i SHレー トでフィルタ係 数 k 10, 0, k n, k 9 , 0を繰り返し出力し、 また、 アップレー ト変換モー ド時には、 f SHレー トでフィルタ係数 k 8 , k u, 0, k 10, 0を繰り返し出力するようになっている。
さらに、 第 5の係数発生器(341E)は、 フィ ル夕の係数 k 12, k 13, k 14, 0を記憶した係数メモリ(342E)と、 この係数メモリ (342E)か ら上記フィルタの係数 k 12, k 13, k , 4, 0を選択的に出力するセ レク夕(343E)とを備え、 図示しないア ドレス発生器により与えられ るァ ドレスデータ A D Rに応じて上記セレク夕(343E)が選択動作を 行ない、 ダウンレー ト変換モー ド時には、 : f SHレー トでフィル夕係 数 0 , k 13, 0 , k , 4, k 12を繰り返し出力し、 また、 アップレー ト変換モー ド時には、 f S Hレー トでフィルタ係数 k 12, k 14, 0 , k 13, 0を繰り返し出力するようになっている。
このような構成のレー トコンバータでは、 ダウンレー ト変換モー ド時には、 上記第 1 の入出力端子(311) に供給される f SHレー トの 入力デ一夕 {X» } に上記ディ ジタルフィ ル夕ブロッ ク(330) でフ ィル夕 リ ング処理を施して、 : f SLレー トの出力データ {Yn } に変 換する間引き処理を上記レー ト変換ブロッ ク(320) により行う こと により、 5 : 3のダウンレー ト変換を行い、 f SLレー トの変換出力
データ {Yn } を上記第 2の入出力端子(314) を介して出力するこ とができる。 また、 アップレー ト変換モー ド時には、 上記第 1 の入 出力端子(311) に供給される f SLレー トの入力データ {X n } を f SHレー 卜のデータに変換する補間処理を上記レー ト変換ブロッ ク(3 20) により行い、 上記ディ ジタルフィル夕ブロッ ク(330) でフィル 夕 リ ング処理を施することにより、 3 ·· 5のアップレー ト変換を行 い、 f SLレー トの変換出力データ {Y» } を上記第 2の入出力端子 (314) を介して出力することができる。