WO1995006393A1 - Procede de communication mobile et recepteur mobile - Google Patents

Description

明 細 移動通信方式および移動受信機

〔技術分野〕

本発明は、 移動通信方式における移動機への呼出信号系列の構成および移動機 の構成に関する。 本発明は、 特に移動機のバッテリーセービング技術に関する。 本発明は実施例に記載した無線呼出方式だけではなく、 移動機が間欠受信により 基地局から送信された呼出信号を受信する移動通信方式一般に利用できる。

〔背景技術〕

従来例を図 4および図 5を参照して説明する。 図 4は無線呼出方式の全体構成 図である。 図 5は無線呼出方式に用いる呼出信号系列のフォーマツ トを示す図で ある。 従来の無線呼出方式では図 4に示すように、 電話網 4に接続された電話端 末装置 5からの呼出要求により、 基地局 1から呼出信号系列が変調された電波が 送信され、 これを受信した無線呼出用受信機 2が呼出される。

基地局 1から送信される呼出信号系列は、 図 5 ( a ) に示すように、 n個のサ ブフレーム F l〜F nから構成され、 各サブフレーム F l〜F n毎の信号は、 図 5 ( b ) に示すように、 k個の呼出信号 S l〜S kからなる。 それぞれの呼出信 号 S l〜S kは、 加入者識別信号であるアドレス信号 A 1 i〜A k iとこのアド レス信号 A 1 i〜A k iに続くメッセージ信号 M l i〜M k iとから構成されて い *S> o

また、 無線呼出用受信機 2は割当てられた一つまたは複数のサブフレーム Fに おいてのみ受信状態となり、 このサブフレーム F中の各信号を受信する。 図 5 ( c ) は、 サブフレーム F iを割付られた無線呼出用受信機の受信状況を示す。 受 信した信号において、 ァドレス信号 A 1 i〜A k iがサブフレーム F iを割当て られた無線呼出用受信機 2のアドレス番号 A k iと一致しているときは、 当該無 線呼出用受信機 2より呼出音を発するとともに、 このアドレス信号 A k iに続く メッセージ信号 M k iを液晶表示器に表示する。 無線呼出用受信機 2に割付られ た一つまたは複数のサブフレーム Fのみ受信状態となる方式は、 間欠受信方式と 呼ばれ、 各無線呼出用受信機 2への呼出信号 S l〜S kは、 通常一日数回程度し か送信されないことにより大部分の時間は受信する必要がないことを利用して、 電池寿命の長時間化を実現するものである。

ところで、 夜間等のような呼出信号 S l〜S kの呼量が少ないときは、 一つの サブフレーム F iが呼出信号で満たされない場合と、 一つのサブフレーム F i中 に呼出信号 S l〜S kが存在しない場合とが生じる。

図 6を参照して、 このときのサブフレーム F l〜F nの状態を示す。 図 6は、 呼出信号 S l〜S kの呼量が少ないときのサブフレーム F l〜F nの状態を示す 図である。 一つのサブフレーム F iが呼出信号 S 1〜S kで満たされないときは 、 呼出信号 S 1に続けて一つのサブフレーム F i内の呼出信号 S 1 ~ S kの終了 を表す終端信号 Eをこのサブフレーム F iの最後まで複数回送信する。 また、一 つのサブフレーム F i中に呼出信号 S 1 ~ S kが存在しないときは、 一つのサブ フレーム F i内をすベて複数個の終端信号 Eとして送信する。 このとき、 サブフ レーム F iのみを割付られた無線呼出用受信機は、 図 6 ( c ) に示すように、 サ ブフレーム F iの受信時間のみ受信状態となるが、 終端信号 Eを受信したときは 、 受信動作を休止する。 これにより、 不要な信号受信における電力の消費を抑え ることができる。

また、 特開昭 6 3 - 1 9 9 5 2 6号公報には、 間欠受信すべきフレーム信号長 がトラヒック量に応じて変化する場合の間欠受信方式が開示されている。 この方 式は、 無線呼出受信機ではなく電話装置であるが、 そのときのトラヒック量に応 じて基地局が送信するフレーム信号長が変化するので、 間欠受信のために受信待 機中の受信機が受信を休止する時間が変化することになる。 この受信を休止する 時間を基地局から受信機に対して送信する技術であつて、 当該移動局に対して送 信する情報がないから、 あるいは当該移動局に対する呼出要求がないから休止す るものではない。 上記公報開示の技術では、 サブフレーム F i中に呼出信号 S 1 〜S kが存在しないときも、 サブフレーム F iにおいて一旦受信動作を開始し終 端信号 Eを受信する必要があるから、 情報がない場合にも常に動作を行うことが 必要であつて不要な電力を消費してしまう。

本発明は、 このような背景に行われたものであり、 受信不要なサブフレームを あらかじめ認識し、 不要な電力の消費を低減することができる移動通信方式およ びこれに用いる移動受信機を提供することを目的とする。

〔発明の開示〕

本発明の第一の観点は、 移動受信機に対する呼出信号系列が、 呼出信号が配置 された複数のサブフレームから構成され、 各受信機は自機が割り当てられた一ま たは複数の前記サブフレームを周期的に受信する移動通信方式において、 前記呼 出信号系列は、 呼出信号が存在しないサブフレームがその周期で連続する場合は 次の呼出信号を含むサブフレームを送信するまでの期間を少なくともこの期間よ り前に通知する信号を含むことを特徴とする。 また、 この通知する信号は、 前記 期間内にも送信されることもできる。

本発明の第二の観点は、 移動受信機に係り、 前記次の呼出信号を含むサブフレ 一ムを送信するまでの期間を通知する信号を受信すると、 この信号に基づ 、てそ の間の受信動作を休止する手段を備えることを特徴とする。

本発明の第三の観点は、 所定の繰り返し送信周期の信号が複数のサブフレーム に分割され、 このサブフレームにァドレス信号を含む呼出信号を配置した呼出信 号系列を送信する基地局と、 この呼出信号系列を受信しサブフレームに自己のァ ドレス信号が含まれることを検出して呼出を認識する移動受信機とを備えた移動 通信方式において、 前記基地局は、 前記移動受信機の受信周期について呼出信号 を含むサブフレームの送信後に呼出要求がないことにより呼出信号が存在しない サブフレームが送信される期間の有無を判定する手段と、 この判定する手段によ り呼出信号が存在しないサブフレームが送信される期間があると判定されたとき 、 この期間を前記移動受信機に通知する信号を少なくともこの期間より前に送信 される呼出信号を含むサブフレームに挿入する手段とを備え、 前記移動受信機は、 前記通知する信号を検出する手段と、 この信号にしたがつ て前記期間は受信を休止する手段とを備えたことを特徴とする。

無線呼出用受信機の受信周期において、 基地局が今回送信する呼出信号を有す る有効なサブフレームを送信した後に、 呼出信号を含まないサブフレームが送出 される期間が存在するとき、 次回の有効なサブフレームを送信するまでの期間を 通知するィンタ一バル信号を今回送信する有効なサブフレームに挿入して送信す る。 このインターバル信号を受信した無線呼出用受信機では、 このインターバル 信号により認識した呼出信号が存在しない期間は受信動作を休止する。

これにより、 無線呼出用受信機は、 受信不要なサブフレームをあらかじめ認識 し、 不要な電力の消費を低減することができる。

〔図面の簡単な説明〕

【図 1】

本発明第一実施例に用いる基地局および無線呼出用受信機の要部構成図。

【図 2】

本発明第一実施例の呼出信号系列のフォーマットを示す図。

【図 3】

本発明第二実施例の呼出信号系列のフォーマットを示す図。

【図 4】

無線呼出方式の全体構成図。

【図 5】

無線呼出方式に用いる呼出信号系列のフォーマッ トを示す図。

【図 6】

呼出信号の呼量が少ないときのサブフレームの状態を示す図。

〔発明を実施するための最良の形態〕

本発明第一実施例を図 1および図 2を参照して説明する。 図 1は本発明第一実 施例に用いる基地局および無線呼出用受信機の要部構成図である。 図 2は本発明 第一実施例の呼出信号系列のフォーマッ トを示す図である。 本実施例は、 所定の繰り返し送信周期の信号が複数のサブフレーム F 1 1、… 、 F i 1、 …、 F n lに分割され、 このサブフレーム F i 1にアドレス信号 A k iおよびそれに続くメッセージ信号 M k iとを含む少なくとも一つの呼出信号 S 1を配置した送信信号を送信する基地局 1と、 この送信信号を受信しサブフレー ム F i 1に自己のアドレス信号 A k iが含まれることを検出して呼出出力を励起 し、 このアドレス信号 A k iにつづいて受信されるメッセージ信号 M k iを液晶 表示器に表示するサブフレーム F iを割当てられた無線呼出用受信機 2とを備え た無線呼出方式である。

ここで、 本実施例の特徴とするところは、 基地局 1は、 無線呼出用受信機 2の 受信周期について呼出信号 S 1を含むサブフレーム F i 1の送信後にサブフレー ム F i 1に割当てられた受信機に対する呼出要求がないことにより呼出信号 S 1 が存在しないサブフレーム F i 2および F i 3が送信される期間の有無を判定す る手段としてィンタ一バル判定回路 1 2と、 このィンタ一バル判定回路 1 2によ り呼出信号が存在しないサブフレームが送信される期間があると判定されたとき 、 この期間を無線呼出用受信機 2に通知する信号であるィンターバル信号 Iをこ の期間以前に送信される呼出信号 S 1を舍むサブフレーム F i 1に挿入する手段 としてィンタ一バル信号挿入回路 1 0とを備え、 無線呼出用受信機 2は、 ィンタ 一バル信号 Iを検出する手段としてィンタ一バル信号検出回路 2 0と、 この信号 にしたがって前記期間は受信を休止する手段としてィンターバル制御回路 2 2と を備えたところにある。

基地局は、 図 2 ( b ) に示すように、 呼出信号 S 1を含む有効なサブフレーム F i 1を送信するときに、 次回の送信タイミングにおいて呼出信号 S l〜S kが 存在しないサブフレーム F i 2および F i 3を送信するとき、 事前にサブフレー ム F i 1の終端信号 Eとともに次の呼出信号 S l ~ S kを有する有効なサブフレ ーム F i 4を送信するまでの期間を通知するィンターバル信号 Iを送信する。 本発明第一実施例では、 呼出信号 S l〜S kが存在しないサブフレーム F i 2 および F i 3が 2回連続するので、 インターバル信号 Iのパラメータであるイン ターバルサブフレーム数は 「2」 となる。

また、 無線呼出用受信機が図 2 ( b ) に示す終端信号 Eとィンターバル信号 I とを受信したときは、 図 2 ( c ) に示すように、 サブフレーム F i 1の受信動作 を途中から休止するとともに、 ィンターバル信号 Iより呼出信号 S l 〜 S kが存 在しないサブフレーム F i 2および F i 3の期間を認識し、 この期間の受信動作 を休止する。

次に、 本発明第二実施例を図 3を参照して説明する。 図 3は本発明第二実施例 の呼出信号系列のフォーマットを示す図である。

基地局は、 図 3 ( b ) に示すように、 呼出信号が存在しないサブフレーム F i 2を送信する前毎に、 終端信号 Eとともにつぎの呼出信号を有する有効なサブフ レーム F i 4を送信するまでの期間を通知するインターバル信号 I 1および I 2 を送信する。 本発明第二実施例の場合は、 呼出信号が存在しないサブフレーム F i 2および F i 3が連続するため、 最初にサブフレーム F i 1で送信するィンタ —ノズル信号 I 1のパラメータであるインターバルサブフレーム数は 「2」 となり 、 つぎのサブフレーム F i 2で送信するィンターバル信号 I 2のィンターバルサ ブフレーム数は 「1」 となる。 また、 呼出信号 S 1を有する有効なサブフレーム F i 4の直前のサブフレーム F i 3では、 ィンターバル信号を送信する必要はな い。

無線呼出用受信機は、 図 3 ( b ) に示す終端信号 Eおよびこれに続くインター バル信号 I 2を受信したとき、 このサブフレーム F i 2の受信動作を休止すると ともに、 インター ^レ信号 I 2より呼出信号が存在しないサブフレーム F i 3の 期間を認識し、 図 3 ( c ) に示すように、 この認識期間の受信動作を休止する。 移動通信では受信機周辺の地形や地物の変化によるシャ ドーフヱージングによ り、 バース ト誤りが発生する。 本発明第一実施例で示したように、 インタ一バル 信号 Iを一つのサブフレーム F i 1内のみで送信したとき、 このバースト誤りに よりインターバル信号 Iを受信できない場合が生じる。 したがって、 呼出信号 S 1が存在しないサブフレーム F i 2および F i 3において受信動作を実行する場 合が発生する。 このため、 本発明第二実施例に示すように、 呼出信号 S 1が存在 しないサブフレーム F i 2および F i 3においてインターバル信号 I 1および I 2を挿入することにより、 時間間隔を空けて複数回インターバル信号 I 1および I 2を送信することになるため、 伝送品質を向上させることができる。

図 3 ( c ) は、 インターバルサブフレーム数「2」 を有するインターバル信号 I 1が上記バースト等により受信できない場合を示している。 したがって、 サブ フレーム F i 1が誤りなく受信されれば、 サブフレーム F i 2における受信動作 は休止させることができる。 インターバルサブフレーム数「2」 を有するインタ —バル信号 I 1が受信できないときでも、 つぎのイ ンターバルサブフレーム数 「 1」 を有するインターバル信号 I 2を受信できているため、 以降の呼出信号が存 在しないサブフレーム F i 3においても受信動作を実行しないようにできる。 本発明第一および第二実施例では、 説明をわかりやすくするためにィンターパ' ル信号 I、 I I、 I 2と終端信号 Eとを区別して定義したが、 このインターバル 信号 I、 I I、 I 2が終端信号 E内に含まれるようにすることもできる。

なお、 上述の実施例は、 無線呼出方式での例で説明したが、 移動機が自機に割 り当てられたサブフレームを間欠的に受信して自機のアドレス信号を識別し呼出 があつたことを認識する他の移動通信方式でも実施できることはいうまでもない 以上説明したように、 本発明によれば、 受信不要なサブフレームをあらかじめ 認識し、 不要な電力の消費を低減することができる。

以上の例では、 終端信号に続けてインターバル信号を挿入したが、 このインタ 一バル信号はサブフレーム中のいかなる場所にも存在することが可能である。 例 えば、 呼出信号の前に揷入することも可能である。 またサブフレームの先頭に同 期信号を有する場合はこの同期信号の後に挿入することもできる。

また、 以上の例では、 メッセージ信号は対応するアドレス信号に連続していた が、 これに限らず、 アドレス信号はサブフレーム中のアドレスフィールドに、 メ ッセージ信号はサブフレーム中のメッセージフィールドにそれぞれ固まつて存在 するフォーマツトでもよい。

Claims

請求の範囲

1 . 移動受信機に対する呼出信号系列が、 呼出信号が配置された複数のサブフレ ームから構成され、

各受信機は自機が割り当てられた一または複数の前記サブフレームを周期的に 受信する

移動通信方式において、

前記呼出信号系列は、 呼出信号が存在しないサブフレームがその周期で連続す る場合は次の呼出信号を含むサブフレームを送信するまでの期間を少なくともこ の期間より前に通知する信号を含む

ことを特徴とする移動通信方式。

2. 前記通知する信号は、 前記期間内にも送信される請求項 1記載の移動通信方 式。

3. 前記次の呼出信号を含むサブフレームを送信するまでの期間を通知する信号 を受信すると、 この信号に基づいてその間の受信動作を休止する手段を備える請 求項 1記載の方式に用いられる移動受信機。

4. 所定の繰り返し送信周期の信号が複数のサブフレームに分割され、 このサブ フレームにァドレス信号を含む呼出信号を配置した呼出信号系列を送信する基地 局と、 この呼出信号系列を受信しサブフレームに自己のァドレス信号が含まれる ことを検出して呼出を認識する移動受信機とを備えた移動通信方式において、 前記基地局は、 前記移動受信機の受信周期について呼出信号を含むサブフレー ムの送信後に呼出要求がないことにより呼出信号が存在しないサブフレームが送 信される期間の有無を判定する手段と、 この判定する手段により呼出信号が存在 しないサブフレームが送信される期間があると判定されたとき、 この期間を前記 移動受信機に通知する信号を少なくともこの期間より前に送信される呼出信号を 含むサブフレームに挿入する手段とを備え、

前記移動受信機は、 前記通知する信号を検出する手段と、 この信号にしたがつ て前記期間は受信を休止する手段とを備えた ことを特徴とする移動通信方式。