WO1995031863A1

WO1995031863A1 - Terminal de communication et appareil telephonique portable

Info

Publication number: WO1995031863A1
Application number: PCT/JP1995/000942
Authority: WO
Inventors: Ichiro Hino; Kazunori Imazaki
Original assignee: Sony Corporation
Priority date: 1994-05-17
Filing date: 1995-05-17
Publication date: 1995-11-23
Also published as: CN1080033C; CN1130001A; KR960704397A; US5703947A

Description

明細書通信端末装置及び携帯電話装置技術分野本発明は、通信手段若しくは受信手段を備えた通信端末装置及び携帯電話装置に関し、さらに詳しくは、通信手段若しくは受信手段への入力操作や、切り換え操作を行う操作手段を備えた通信端末装置及び携帯電話装置に関する。背景技術従来、通信手段及び受信手段を備えた携帯電話装置において、受話音量の調節を行う操作ボタンゃ、装置本体に内蔵したメモリに記憶させた電話番号の検索などを選択する操作ボタンを備えたものが知られている。これら操作ボタンは、各機能ごとに「 +」及び「一」の一対の操作ボタンで構成されている。そして、受話音量の調節を行う操作ボタンは、「十」側の操作ボタンを操作することによつて、音声アンプの利得がアップ方向に制御され、「一」側の操作ボタンを操作することによって、音声ァンプの利得がダウン方向に制御される。また、電話番号の検索を行う操作ボタンは、「十」側の操作ボタン又は「一」側の操作ボタンを操作することによって、アルファべット順にアツプ方向又はダウン方向に氏名の検索を行つていく。そして、受話音量の調節を行う操作ボタンは、電話装置本体の側面に配設されている。また、電話番号の検索などを選択する操作ボ夕ンを構成する一対の操作ボタン等の電話装置が備える各種の機能を選択する一対の操作ボタンは、装置本体の前面側に配設されているダイヤルキーのうちの「*」キ一及び「#」キーを兼用して用いている。なお、装置本体の前面側には、電話装置が備えた各種の機能の内容やメモリに記憶された電話番号等を表示するための液晶表示素子等からなる表示部が設けられている。

ところで、上述したような従来の携帯電話装置は、頻繁に使用される音量調節を行う一対の「十」側及び「一」側の操作ボタンが、装置本体の一側面に互いに近接して配設されているため、所望する側の操作ボタンを操作することなく誤った側の操作ボタンを操作してしまう誤操作を行い易いという問題がある。特に、携帯電話装置は片手に把持した状憨で用いられ、装置本体の一側面に配設された音量調節用の操作ボタンは目視されることなく操作されることが頻繁に行われるため、誤操作を行い易いという問題がある。

また、電話番号の検索を行う一対の操作ボタンは、ダイヤルキーのうちの「*」キー及び「#」キ一を兼用して用いているため、いずれのキーがァップ方向又はダウン方向の検索を行うかを直ちに認識することができない。すなわち、ダイヤルキーの一部を兼用しているため、各キーにそれぞれの機能が表示されていないためであり、また複数の機能が各キーに表示されたとしても、現在操作している機能が表示されている機能のうちのいずれであるかを即断することが困難であるためである。発明の開示本発明の目的は、上述した従来の装置が有する問題点を解消し、所望の操作を正確に行うことを可能となす通信端末装置及び携帯電話装置を提供することにある。

また、本発明の目的は、所望の操作を行うための操作部材を削減し、装置の一層の小型化を可能となす通信端末装置及び携帯電話装置を提供することにある。

さらに、本発明は、片手に把持した状態での操作性の向上を図つた通信端末装置及び携帯電話装置を提供することにある。

上述の目的を達成するために構成された本発明に係る通信端末装置は、通信及び又は受信手段を内蔵して略直方体状に形成された本体を備える。この本体の一つの側面には、この側面を形成する直線部分と、上記側面より外方に向かって突出する突出部が上記直線部分と連続して形成されている。そして、本体に内蔵した通信及び又は受信手段への入力及び Z又は切り換えを行う操作機構を構成する正方向及び逆方向への移動操作可能な単一の操作部材が、上記突出部に設けられている。この通信端末装置は、単一の操作部材のみを正 ·逆方向に移動操作するのみで、通信及び Z又は受信手段への入力及び又は切り換えが行える。

上記操作部材が配置される突出部は、上記本体の側面より外方に円弧状に突出して形成されてなる。

また、上記単一の操作部材は、上記本体に対して回転自在に設けられた回転操作部材から構成され、上記通信及び又は受信手段への入力及び Z又は切り換えを行う操作機構は、さらに上記回転操作部材により切り換え制御されるスィッチ機構を備える。このように、操作機構は、操作部材を回転操作部材により構成し、スィッチ機構を同時に備えることにより、機構の小型化が実現される。

さらに、上記本体に対して回転自在に設けられた回転操作部材は、上記本体の側面より外方に円弧状に突出して形成されてなる突出部

,の上記側面より最も突出した最大突出位置から上記直線部分に連続する境界部近傍に位置して配設されることにより、外周面を上記突出部の最大突出位置から突出させることなく配置することができる。さらにまた、通信及び又は受信手段への入力及び又は切り換えを行う操作機構は、さらに上記本体に対し回転自在に取り付けられるとともに、回転操作部材の回転操作によって回転駆動されてスィッチ機構を切り換える切り換え部材と、上記切り換え部材を中立位置に復帰する方向に付勢する付勢部材を備え、上記付勢部材によつて上記切り換え部材が上記中立位置に復'帰させられることによつて上記回転操作部材が上記中立位置に復帰させられるように構成される。そして、上記回転操作部材は、不作動状態では、常に中立位置に維持され、迅速且つ確実な通信及び又は受信手段への入力及び又は切り換えが実現される。

また、通信及び Z又は受信手段への入力及び又は切り換えを行う操作機構は、上記本体に対して上記本体の側面方向に沿って正方向及び逆方向に移動可能に設けられた単一の移動操作部材と、上記移動操作部材によって操作されるスィッチ機構とにより構成することができる。

また、本発明に係る携帯電話装置は、通信及び受信部と、上記通信及び受信部による送信若しくは受信動作に基づく情報が表示される表示部と、上記通信及び又は受信部に入力操作を行うための複数の入力キーと、上記通信及び受信部を内蔵して略直方体状に形成されるとともに、一つの面に上記表示部及び上記複数のキーが配設され、一つの側面に上記側面より外方に向かって突出する突出部が形成されてなる本体と、上記突出部に設けられ、正方向及び逆方向への移動操作可能な単一の操作部材を備えてなる上記通信及び又は受信部への入力及び Z又は切り換えを行う操作機構とを備える。そして、この携帯電話装置は、正方向及び逆方向への移動操作可能な単一の操作部材の操作によって、通信及びノ又は受信部への入力及び又は切り換え操作が行われる。

さらに、この携帯電話装置のさらにまた、通信及びノ又は受信手段への入力及び Z又は切り換えを行う操作機構は、さらに装置本体に回転自在に取り付けられるとともに、回転操作部材の回転操作によって回転駆動されてスィッチ機構を切り換える切り換え部材と、上記切り換え部材を中立位置に復帰する方向に付勢する付勢部材を備え、上記付勢部材によって上記切り換え部材が上記中立位置に復帰させられることによって上記回転操作部材が上記中立位置に復帰させられるように構成される。図面の簡単な説明図 1 は、本発明に係る携帯電話装置を示す斜視図である。

図 2は、図 1 に示す携帯電話装置の正面図である。

図 3は、本発明に係る携帯電話装置に回路構成を示す回路図である。図 4は、本発明に係る携帯電話装置に適用される操作機構を示す分解斜視図である。

図 5は、操作機構を示す横断面図である。

図 6は、操作摘みを正方向に回転操作した状態を示す操作機構の横断面図である。

図 7は、操作摘みを逆方向に回転操作した状態を示す操作機構の横断面図である。

図 8は、本発明に係る携帯電話装置の動作を説明するための動作説明図である。

図 9 Aは、表示部の表示状憨の一例を示す正面図である。

図 9 Bは、表示部の表示状態の他の例を示す正面図である。図 1 0は、操作機構の他の例を示す正面図である。

図 1 1 は、操作機構のさらに他の例を示す正面図である。発明を実施するための最良の形態本発明を、機器本体を構成するキヤビネット 1に送話器及び受話器を内蔵させた携帯電話装置に適用した実施例を挙げて説明する。本実施例の携帯電話装置は、図 1及び図 2に示すように、電話機回路や送話器及び受話器を内蔵させた装置本体を構成するキヤビネット 1を備えている。このキャビネット 1は、全体の形状を略直方体状となし、片手で把持し得る大きさに形成されている。このキヤビネット 1の前面 1 5には、複数のキーからなるダイヤルキー 2及びこの電話装置のメ ¾リに記憶されている電話番号や機能状態等の情報を表示するための液晶表示素子等からなる表示部 3が配設されている。そして、表示部 3は、図 1及び図 2に示すように、キヤビネット 1の長手方向に中央部に位置して配設され、この表示部 3の下方側に位置してダイヤルキー 2が配設されている。また、表示部 3とダイヤルキー 2との間及び表示部 3の上方側の辺に沿って各種の機能制御キ一 5が配設されている。

さらに、キャビネット 1の前面 1 5には、このキャビネット 1 に内蔵した受話器の振動板に対向する複数の微小孔からなる放音孔 6 及び送話器の振動板に対向する複数の微小孔からなる集音孔 7が設けられている。放音孔 6は、図 1に示すように、キヤビネット 1の前面 1 5の上端側に位置して設けられ、集音孔 7は、キヤビネット 1 の前面 1 5の下端側に位置して設けられている。放音孔 6と集音孔 7は、人の耳と口の間隔に略対応する距離を離間させて配設されている。すなわち、放音孔 6と集音孔 7との間の距離は、キヤビネット 1を片手に把持し、放音孔 6を耳に当て電話装置を使用する状態にあるとき、集音孔 7が口の近傍に臨み会話の集音を可能となすように設定されている。

また、キヤビネット 1 の上端面 8の一側には、伸縮自在な送受信アンテナ 9の頭部 9 aが臨まされている。このアンテナ 9は、キヤビネット 1内に収納され、上端面 8に臨まされた頭部 9 aを把持してキャビネット 1から引き出すことによって伸長される。

そして、キヤビネット 1のダイヤルキー 2や表示部 3が配設された前面 1 5に直交する一方の側面 1 0側には、この側面 1 0に対向する他方の側面 1 1 と平行な直線部 1 2'と、この直線部 1 2になだらかに連続して側面 1 0の外方に向かって突出する突出部 1 3とが形成されている。一方の側面 1 0側に形成された直線部 1 2は、キャビネット 1の下端面 1 4側から表示部 3の側方に対向するキヤビネット 1の長手方向の中途部に亘つて形成されている。また、突出部 1 3は、キヤビネット 1 の長手方向に中途部から上端面 8に至る範囲に亘つて設けられ、なだらかに湾曲して一方の側面 1 0の外方に向かって突出する円弧状の側面 1 3 aを有するように形成されている。

なお、キャビネット 1の他方の側面 1 1側には、表示部 3に表示される文字の種類や表示内容を切り換える等、表示部 3の表示形態を切換える機能選択キー 5 Fが配設されている。

本実施例の電話装置は、キャビネット 1の一方の側面 1 0側の上端に突出部 1 3を形成してなるので、ダイヤルキー 2が配設された側を下方にして片手で把持した場合に、突出部 1 3が把持した手に掛かることにより、使用中の取り落としを確実に防止できる。

さらに、本実施例の電話装置は、この装置に内蔵された送信部及び受信部への入力や、これら送信部及び受信部が備えた機能を切換え制御するための操作機構 2 0を備えている。この操作機構 2 0は、後述する図 4及び図 5に示すように、正方向及び逆方向に回転操作される単一の回転操作部材である円形に形成された操作摘み 2 1を備えている。この操作摘み 2 1 は、図 1及び図 2に示すように、キャビネッ卜 1の前面 1 5側に形成された略円形をなす嵌合凹部 2 2 内に埋設されるように配設されている。

ところで、操作摘み 2 1が配設される嵌合凹部 2 2は、キヤビネット 1の一方の側面 1 0側に形成した突出部 1 3の領域内に位置して形成されている。この凹部嵌合 2 2の突出部 1 3の側面 1 0からの最大突出位置から直線部 1 2に連続する境界部に臨む部分には、側面 1 0に開放した切欠き部 2 3が形成されている。そして、円形をなす操作摘み 2 1 は、図 1及び図 2に示すように、外周面 2 1 a の一部を切欠き部 2 3を介してキヤビネット 1 の側面 1 0に臨ませて嵌合凹部 2 2内に配設されている。このとき、操作摘み 2 1の外周面 2 1 aの一部は、側面 1 0に略面一となって切欠き部 2 3を介して側面 1 0に臨まされている。このように、外周面 2 1 aの一部を一方の側面 1 0に臨ませてキャビネット 1の前面 1 5に配設された操作摘み 2 1は、使用者がキヤビネット 1を左手により把持したとき、その親指により、側面 1 0に臨まされた外周面 2 1 aの一部を操作部として正方向又は逆方向に回転される。また、操作摘み 2 1 は、突出部 1 3の側面 1 0からの最大突出位置から直線部 1 2に連続する境界部に外周面 2 1 aの一部を臨ませて嵌合凹部 2 2内に配設されてなるので、キャビネット 1の外周面の窪まされた部分に配設された状態となり、使用時における落下等の事故を発生させた場合にも直接衝撃が加わることが防止され、確実な保護が図られている。

また、キヤビネット 1内には、図 3に示すように構成された電話機回路 2 5が収納される。この電話機回路 2 5は、受信部を構成する受信回路 2 6と、送信部を構成する送信回路 2 7と、マイクロコンピュー夕によって構成されたシステム制御回路 2 8とから構成される。そして、アンテナ 9によって受信された受信信号は、受信回路 2 6に供給され、この受信回路 2 6によって音声信号に復調されて受話器 2 9に供給され、この受話器 2 9から音声として放射される。また、送話器 3 0に入射された音声は、この送話器 3 0によつて音声信号に変換されて送信回路 2 7に供給され、この送信回路 2 7によって送信信号に変換されてアンテナ 9に供給され、このアンテナ 9を介して発信される。

さらに、システム制御回路 2 8には、ダイヤルキー 2及び機能制御キー 5が接続されるとともに、表示部 3が接続され、これらキー 2 , 5の操作に応じて、受信回路 2 6及び送信回路 2 7の動作が制御され、その制御状態に応じた各種の表示が表示部 3に表示される, また、本実施例の電話装置にあっては、操作機構 2 0の操作によつて切り換え操作される切換えスィツチ 2 4がシステム制御回路 2 8 に接続されている。この切換えスィッチ 2 4 は、 3つの切換え位置を持ち、中央に位置する切換え位置を中立位置としている。そして、切換えスィッチ 2 4の摺動子 Sが、図 3中実線で示す位置である u側の 2つの接点及び s ₂ を接続する状態においては、例えば、音量調節のような機能に対して、音量を大きくするアツプ方向の制御がステツプ的に行われ、図 3中破線で示す位置である d側の 2つの接点 S 3 及び S 4 を接続する状態においては、音量を小さくするダウン方向の制御がステツプ的に行われる。

なお、摺動子 Sが、図 3中中間の 2つの接点 s ₂ 及び s ₃ を接続する中立位置に置かれた状態では、いかなる制御も行われない。次に、本実施例の電話装置に用いられる操作機構 2 0の具体的な構成を図 4及び図 5を参照して説明する。この操作機構 2 0は、前述した操作摘み 2 1 と、操作摘み 2 1が一体的に連結され、この操作摘み 2 1 によって回転操作される切り換え部材 3 1 と、この切り換え部材 3 1が回転可能に支持される薄い金属板を打ち抜き折曲して形成した支持基板 3 2とを備えている。

操作摘み 2 1 によって回転操作される切り換え部材 3 1 は、絶縁材料である合成樹脂を成形して略円盤状に形成されなり、中心部に穿設した軸揷通孔 3 3を支持基板 3 2に植立した支持軸 3 4に揷通させることにより、支持基板 3 2上に回転可能に支持される。切り換え部材 3 1を支持する支持軸 3 4は、軸部 3 4 aの一端側に抜け止め用の頭部 3 4 bが形成され、軸部 3 4 aの他端側に力シメ片 3 4 cが形成されている。この支軸軸 3 4は、軸部 3 4 aを切り換え部材 3 1 の軸揷通孔 3 3に揷通し、力シメ片 3 4 cを支持基板 3 2 に穿設した貫通孔 3 5に揷通してカシメ付けることにより支持基板 3 2に植立される。このように軸揷通孔 3 3を軸部 3 4 aに揷通させて支持軸 3 4 に支持された切り換え部材 3 1 は、支軸軸 3 4の頭部 3 4 bにより抜け止めが図られて、支持軸 3 4を中心に支持基板 3 2上に回耘可能に取付けられる。

なお、支持基板 3 2 には、支持軸 3 4が植立される貫通孔 3 5を中心にして、切り換え部材 3 1の外径に略等しい径を有する円形の凹部 3 6が形成されている。この凹部 3 6は、後述する切換えスィツチ 2 4を構成する接点が形成された接点片を、薄い金属板からなる支持基板 3 2から突出させることなく配設するためのものであり、さらに、支持軸 3 4に支持された切り換え部材 3 1 の揺動を規制し、この切り換え部材 3 1 の支軸軸 3 4を中心にした安定した回転を保証するためのものである。また、この支持基板 3 2は、キヤビネット 1内にネジ止めなどによって固定される。

そして、切り換え部材 3 1の上面側の中央部には、軸揷通孔 3 3 を囲むようにして円筒状をなすパネ支持部 3 7が突設されている。このパネ支持部 3 7には、後述するように正方向又は逆方向に回転操作された切り換え部材 3 1を中立位置に復帰させる捩りコイルバネ 3 8が取付けられる。この捩りコイルバネ 3 8は、中心部のコィル部 3 8 aをパネ支持部 3 7に嵌装させて切り換え部材 3 1 の上面側に配設される。なお、切り換え部材 3 1の上面側には、パネ支持部 3 7に対向して、このバネ支持部 3 7に支持される捩りコィルバネ 3 8のコイル部 3 8 aの弾性変形を規制するパネ規制片 3 7 aが突設されている。

さらに、切り換え部材 3 1 の上面側には、パネ支持部 3 7を中心にして相対向する位置に、操作摘み 2 1を連結するための一対の円弧状をなす摘み連結片 3 9 , 4 0が突設されている。これら摘み連結片 3 9 , 4 0の相対向する面には、操作摘み 2 1 の内面側に突設された一対の係合突起 4 1 , 4 2が相対係合する係合溝 4 3 , 4 4 が形成されている。そして、操作摘み 2 1 は、係合突起 4 1 , 4 2 を係合溝 4 3 , 4 4に相対嵌合させることにより、摘み連結片 3 9 , 4 0を介して切り換え部材 3 1に連結される。なお、相対嵌合される係合突起 4 1 , 4 2及び係合溝 4 3 , 4 4間に係止爪及びこの係止溝を設け、これら係止爪及びこの係止溝を相対係合させることにより、操作摘み 2 1を切り換え部材 3 1に対し確実な抜け止めを図つて連結させることが可能となる。

また、一対の摘み連結片 3 9 , 4 0の一方の相対向する面には、バネ支持部 3 7に支持された捩りコィルバネ 3 8の一対のアーム部 3 8 b , 3 8 cの中途部がそれぞれ係止されるパネ係止部 4 5 , 4 6が形成されている。捩りコィルバネ 3 8は、一対のアーム部 3 8 b , 3 8 cを閉脚させる方向に弾性変形させた状態でパネ係止部 4 5 , 4 6にそれぞれ係止させてパネ支持部 3 7に支持されている。従って、捩りコイルパネ 3 8は、弾性力が付与された状態で切り換ぇ部材 3 1上に配設されてなる。

さらに、一対の摘み連結片 3 9 , 4 0の他方の相対向する面は、キヤビネット 1側に形成された回動規制片 4 7に当接し、切り換え部材 3 1及びこの切り換え部材 3 1 に連結された操作摘み 2 1 の回動範囲を規制する当接部 4 8 , 4 9となされている。

一方、切り換え部材 3 1 に連結された操作摘み 2 1が埋設される如く配設される嵌合凹部 2 2の底面には、切り換え部材 3 1をキヤビネット 1の前面 1 5側に臨ませるための開口部 5 0が穿設されている。また、嵌合凹部 2 2内には、開口部 5 0を囲むようにして嵌合 H部 2 2の深さより高さの低い円筒状をなす立上り壁 5 1が形成されている。この立上り壁 5 1 と嵌合凹部 2 2の内周面によって囲まれた溝状の領域は、操作摘み 2 1の外周縁に垂下するように形成されたこの操作摘み 2 1の外周面 2 1 aを構成する円筒状のフランジ部 5 2が進入する溝部 5 3となされる。

そして、立上り壁 5 1の上端側には、開口部 5 0側に向かって回動規制片 4 7が突設されている。この回動規制片 4 7は、切り換え部材 3 1の設けた一対の摘み連結片 3 9 , 4 0間に突出し、切り換ぇ部材 3 1が回動操作されたとき、当接部 4 8 , 4 9に選択的に当接して切り換え部材 3 1 の回動範囲を規制する。さらに、立上り壁 5 1の上端側には、切り換え部材 3 1に支持された捩りコイルパネ 3 8のアーム部 3 8 b , 3 8 cを支持し、捩りコィルバネ 3 8の切り換え部材 3 1からの脱落を防止するパネ支持片 5 3が開口部 5 0 側に向かって突設されている。

さらにまた、立上り壁 5 1の底面側に一部には、切り換え部材 3 1 に支持された捩りコィルバネ 3 8のアーム部 3 8 b , 3 8 cの先端側が臨む切欠き部 5 4が形成されている。この切欠き部 5 4の両側の面は、パネ当接面 5 5 , 5 6となされている。切り換え部材 3 1 は、捩りコィルバネ 3 8のアーム部 3 8 b , 3 8 cがバネ当接面 5 5， 5 6にそれぞれ当接されてキヤビネット 1に配設されることにより、捩りコイルパネ 3 8の付勢力を受けて常時一定の中立位置に保持される。このとき、切り換え部材 3 1 に連結される操作摘み 2 1 も中立位置に保持される。

ところで、この操作機構 2 0には、図 3の回路図に示す切換えスイッチ 2 4が構成されている。この切換えスィツチ 2 4は、回転操作される切り換え部材 3 1 とこの切り換え部材 3 1が回転可能に支持される支持基板 3 2との間に構成されてなる。

切換えスィッチ 2 4 は、切り換え部材 3 1 の支持基板 3 2 と対向する下面側に配設された導電性を有するリン青銅等の金属板を打ち抜いて形成した摺動子 6 1 と、支持基板 3 2側に延長されたフレキシブル配線基板 6 2の一部に形成された 4つの接点 6 3 a~ 6 3 d とによって構成されてなる。

切換えスィッチ 2 4を構成する摺動子 6 1 は、図 4 に示すように、周縁に第 1及び第 2の接触子 6 1 a , 6 1 bを形成してリング状に形成され、切り換え部材 3 1 の支持基板 3 2と対向する下面側に形成した嵌合凹部 5 8に嵌合するようにして配設される。この摺動子 6 1 は、主面に穿設した透孔 6 1 c , 6 1 cを嵌合凹部 5 8の底面に突設した突起 5 8 a , 5 8 aに嵌合させることによって、嵌合凹部 5 8内に位置決めされて取付けられる。

摺動子 6 1の第 1及び第 2の接触子 6 1 a , 6 1 bが選択的に接触することによって切換えスィツチ 2 4を構成する 4つの接点 6 3 a〜 6 3 dは、フレキシブル配線基板 6 2から延長され支持基板 3 2に形成した凹部 3 6内に接合配設された接点片 6 2 aに形成されている。

なお、接点片 6 3を凹部 3 6に接合させたフレキシブル配線基板 6 2は、凹部 3 6を構成する立上り周壁 3 6 aの一部を切り欠いて形成した切欠き部 6 5を介して外部に導出されている。

そして、接点片 6 3に形成される 4つの接点 6 3 a〜 6 3 d中、第 1、第 2及び第 4の接点 6 3 a， 6 3 c及び 6 3 dは、フレキシブル配線基板 6 2に形成された各導体パターン 6 2 a， 6 2 c及び 6 2 dにそれぞれ接続され、システム制御回路 2 8に導通されているが、第 2の接点 6 3 bは、導体パターンに接続されることなく独立されている。また、第 4の接点 6 3 dは、摺動子 6 1 の第 1 の接触子 6 1 aが常時接触するように、切り換え部材 3 1の回動範囲に亘る長さに形成されている。

そして、第 4の接点 6 3 dに摺動子 6 1 の第 1 の接触子 6 1 aが接触した状態で、切り換え部材 3 1が回動され、第 2の接触子 6 1 bが第 1接点 6 3 aに接触し、摺動子 6 1が第 4及び第 1 の接点 6 3 d及び 6 3 a間を短絡させると、例えば、音量調節のような機能が選択されている場合に、前述したように、音量を大きくするアツプ方向の制御がステツプ的に行われ、第 2の接触子 6 1 bが第 3の接点 6 3 cに接触し、摺動子 6 1が第 4及び第 2の接点 6 3 d及び 6 3 c間を短絡させると、音量を小さくするダウン方向の制御がステップ的に行われる。

なお、第 2の接触子 6 1 bが導電パターンに接続されていない第 2の接点 6 3 bに接触し、摺動子 6 1が開放された状態となされたときには、切り換え部材 3 1 は、中立位置に置かれた状態あっていかなる制御も行われない状態に置かれる。

上述のように構成された操作機構 2 0をキヤビネット 1 に組みつけるには、切り換え部材 3 1を嵌合凹部 2 2の底面に形成した開口部 5 0 に臨ませ、切り換え部材 3 1を支持した支持基板 3 2を嵌合凹部 2 2の底面に当接させてキヤビネット 1 に固定ネジ等を用いて固定する。このとき、切り換え部材 3 1 に支持した捩りコイルパネ 3 8の一対のアーム部 3 8 b , 3 8 cを稍々閉脚方向に弾性変形させてキヤビネット 1側に形成した切欠き部 5 .4に臨ませ、この切欠き部 5 4の両側に構成されたバネ当接面 5 5 , 5 6に当接させる。このように捩りコイルバネ 3 8の一対のアーム部 3 8 b , 3 8 cを、キヤビネット 1側のパネ当接面 5 5 , 5 6に当接させることにより、切り換え部材 3 1 は、図 5に示すように、捩りコイルバネ 3 8の付勢力を受けて一定の回動位置である中立位置に保持される。このとき、切り換えスイツチ機構 2 4を構成する摺動子 6 1 の第 2の接触子 6 1 bが導電パターンに接続されていない第 1の接点 6 3 bに接触し、摺動子 6 1が開放された状態となし、電気的にも中立状態にあるように設定しておく。

次いで、嵌合凹部 2 2内に操作摘み 2 1を挿入し、一対の係合突起 4 1 , 4 2を切り換え部材 3 1の係合溝 4 3 , 4 4 に相对係合することによって、操作摘み 2 1の切り換え部材 3 1への連結が行われ、操作機構 2 0の組み立てが完了する。このとき、操作摘み 2 1 は、外周側のフランジ部 5 2を溝部 5 3に挿入し、上面 2 1 bをキャビネット 1 の前面 1 5と略面一となすようにして嵌合凹部 2 2内に配設される。上述のようにキヤビネット 1に組み付けられた操作機構 2 0を操作して切換えスィツチ 2 4を切り換え操作する状態を説明する。

この操作機構 2 0は、操作摘み 2 1を操作しない状態では、前述したように、捩りコィルバネ 3 8の一対のアーム部 3 8 b , 3 8 c が閉脚方向に付勢された状態でキャビネット 1側のパネ当接面 5 5 , 5 6 に当接されることにより、切り換え部材 3 1を、図 5 に示すような中立位置に保持しておく。この図 5に示す状態から、操作摘み 2 1を、図 6中矢印 X方向の時計回り方向の正方向に回動すると、切り換え部材 3 1の他方の摘み連結片 4 0の他方の面に構成された当接部 4 8がキヤビネット 1 に形成した嵌合凹部 2 2内に設けた回動規制片 4 5に当接する回転位置まで回転されて停止される。切り換え部材 3 1力図 6に示す回転位置まで回転されると、切り換え部材 3 1 に設けた摺動子 6 1が第 1及び第 2の接触子 6 1 a , 6 1 bを介して第 4及び第 1 の接点 6 3 d及び 6 3 a間を短絡させ、音量調節のような機能が選択されている場合に、音量を大きくするァップ方向の制御が連続的に行われる。

ところで、操作摘み 2 1力図 6中矢印 X方向の正方向に回動されるとき、切り換え部材 3 1に支持された捩じりコイルバネ 3 8の一方のアーム部 3 8 bは切り換え部材 3 1に設けた一方のパネ係止部 4 5に係止され、切り換え部材 3 1 と共に図 6中矢印 X方向に弾性変位され、キヤビネット 1側に設けられたバネ当接面 5 6に当接され位置が固定された他方のアーム部 3 8 c側に弾性変位される。そして、捩じりコイルバネ 3 8は、一対のアーム部 3 8 b , 3 8 c が閉脚する方向に弾性変位される。ここで、操作摘み 2 1 の把持を解除すると、切り換え部材 3 1は、捩じりコイルパネ 3 8の弾性復力を受けて反矢印 X方向に回動され、図 5に示す中立位置に復帰される。このとき、切り換え部材 3 1 に連結された操作摘み 2 1 も中立位置に復帰される。

また、切り換え部材 3 1が図 5に示す中立位置に置かれた状態から操作摘み 2 1を、図 7中矢印 Y方向の反時計回り方向の逆方向に回動すると、切り換え部材 3 1の一方の摘み連結片 3 9の他方の面に構成された当接部 4 9が回動規制片 4 7に当接する回転位置まで回転されて停止される。切り換え部材 3 1カ^ 図 7に示す回転位置まで回転されると、切り換え部材 3 1 に設けた摺動子 6 1が第 1及び第 2の接触子 6 1 a , 6 1 bを介して第 4及び第 3の接点 6 3 d 及び 6 3 c間を短絡させ、音量調節のような機能が選択されている場合に、音量を小さくするダウン方向の制御が連続的に行われる。

この場合にも、操作摘み 2 1力図 6中矢印 Y方向の逆方向に回動されるとき、切り換え部材 3 1 に支持された捩じりコイルパネ 3 8の他方のアーム部 3 8 cは切り換え部材 3 1に設けた他方のバネ係止部 4 6に係止され、切り換え部材 3 1 と共に図 7中矢印 Y方向に弾性変位され、キヤビネット 1側に設けられたバネ当接面 5 7に当接され位置が固定された一方のアーム部 3 8 b側に弾性変位される。そして、捩じりコィルバネ 3 8は、一対のアーム部 3 8 b , 3 8 cが閉脚する方向に弾性変位される。ここで、操作摘み 2 1の把持を解除すると、切り換え部材 3 1 は、操作摘み 2 1 とともに捩じりコィルバネ 3 8の弾性復カを受けて反矢印 Y方向に回動され、図 5に示す中立位置に復帰される。

そして、切り換え部材 3 1が図 5に示す中立位置に復帰されたときには、摺動子 6 1の第 2の接触子 6 1 bが導電パターンに接続されていない第 2の接点 6 3 bに接触し、摺動子 6 1が開放された状態となされ、制御が停止される。

従って、本実施例の操作機構 2 0は、単一の操作摘み 2 1によつて、従来の「十」、「一」の一対の操作ボタンと同等の制御操作を行うことができる。

また、本実施例の電話装置が通話モ一ドに設定されている場合に、操作摘み 2 1を図 6に示す矢印 X方向の正方向、又は図 7に示す矢印 Y方向の逆方向に回転操作すると、受話音量がァップ方向又はダゥン方向に 6段階に調節される。

また、操作摘み 2 1を回動操作して、例えば図 8に示す機能を順に選択してその設定を行うこともできる。すなわち、機能制御キ一 5のうち、キャビネット 1の他方の側面 1 1に設けた機能キー 5 F を操作すると、機能選択モードが選択され、表示部 3に、図 9 Aに示すように、図 8に示す機能のうち、分類項目の 3行分が表示されるとともに、中央部の 1行だけが点滅により強調して表示される。図 9 Aにおいては、点滅表示を一点鎖線で囲んで示している。

この状態で、操作摘み 2 1を図 6に示す矢印 X方向の正方向に回転すると、表示部 3の表示が 1行分ずっァップ方向にスクロールされ、 3行ずつ表示される分類項目が昇り順に切り換わる。また、操作摘み 2 1を図 7に示す矢印 Y方向の逆方向に回転すると、表示部 3の表示が 1行分ずつダウン方向にスクロールされ、 3行ずつ表示される分類項目が降下順に切り換わる。なお、どちらの場合も、 3 行分のうち、中央部の 1行が点滅表示される。

そして、例えば、機能番号が「F 2 3」の機能「キー操作音量の調整」が実行される場合には、図 9 Aに示す表示面面の状態から、操作摘み 2 1を図 7に示す矢印 Y方向の逆方向に一度回転することにより、表示を 1行分だけダウン方向にスクロールし、「F 2 卜ーン」の行を中央部に表示させる。そして、この状態で、ダイヤルキ一 2のうち「 3」キーを押すと、機能番号「F 2 3」が入力されたことになり、表示部 3に、図 7 Aに示すようなキ一操作音量の設定画面が表示される。

なお、機能キー 5 Fを押してから、ダイヤルキー 2のうち「 2」キ一を押し、次に「 3」キーをおしても、機能番号「F 2 3」が選択され、表示部 3に図 9 Bに示すようなキー操作音量の設定画面が表示される。

続いて、図 9 Bに示す設定画面の表示に従って、ダイヤルキー 2 のうちの「 1」キーをおしてから、操作摘み 2 1を図 6中矢印 X方向の正方向又は図 7中矢印 Y方向の逆方向に回転すると、キー操作音量がァップ方向又はダウン方向に 1ステツプずつ変更される。そして、機能制御キー 1 5のうち確定キーを操作すると、キー操作音量の調整を終了する。

また、登録されている電話番号を検索する場合も、上述の場合と同様に、操作摘み 2 1を図 6中矢印 X方向の正方向又は図 7中矢印 Y方向の逆方向に回耘することにより、表示部 3に、相手方の名前と電話番号とがァップ方向又はダウン方向に順次切り換わって表示される。

以上のように、本実施例の携帯電話装置においては、単一の操作摘み 2 1を正方向又は逆方向に回転操作することにより、回転型の切換えスィツチ 2 4を切り換えて、所定の調節機能あるいは検索機能のパラメ一タがァップ方向又はダウン方向に制御するように構成してなるので、操作摘み 2 1の操作方向と、対応する機能のパラメ —夕の変化方向とが感覚的に整合して、円滑な機能制御ができることになり、誤操作が防止される。

また、機能キー 5 Fを操作することによって、操作摘み 2 1により制御される機能が切り換えられるので、全体として、操作キーの数を低減することができ、機器の小型化に対応することができる。上述の実施例では、操作摘み 2 1を回転操作して回転型の切換えスィッチ 2 4を切り換えるように構成しているが、図 1 0に示すように、操作摘み 1 2 1 をキヤビネット 1の長手方向に亘る上下方向にスライドさせて切り換えるスライド式の切換えスィツチ 2 4や、図 1 1に示すように、操作摘み 2 2 1の上側又は下側を押して切り換えを行うシーソー型の切換えスィツチ 2 4 とすることもできる。これらの場合にも、切換えスィツチ 2 4の 3つの切り換え位置のうち中央位置を中立位置とするとともに、操作摘み 1 2 1 , 2 2 1を中立位置に自動復帰するようにパネにより付勢する。

また、切換えスィツチとして、回転型ゃスライド型のスィッチを用いる場合、接点数を増やすことにより、操作摘みの変位量に応じて、制御速度を変化させることもできる。さらに、操作摘み及び切換スィツチをキヤビネット 1の前面 1 5の中央部に設けることもできる。

さらに、上述の実施例では、送信部及び受信部の双方を備え、さらにダイヤルーキー等の入力キーを設けた電話装置の例を挙げて説明したが、本発明は、送信部及び受信部の一方のみを備えた通信端末装置にもそのまま適用することができる。産業上の利用可能性本発明に係る携帯電話装置あるいは通信端末装置は、本体に内蔵した通信及び又は受信手段への入力及び Z又は切り換えを、正方向及び逆方向への移動操作可能な単一の操作部材を備え、この単一の操作部材のみを正 ·逆方向に移動操作するのみで、通信及び Z又は受信手段への入力及び又は切り換えを可能としているので、装置の小型化に寄与できる。

また、単一の操作部材は、自動的に中立位置に復帰するので、操作部材の操作方向に応じて、所望の操作のみを確実に行うことができる。

Claims

請求の範囲

1 . 通信及びノ又は受信手段を内蔵して略直方体状に形成され、一つの側面に、上記側面を形成する直線部分と、上記側面より外方に向かって突出する突出部が上記直線部分と連続して形成されてなる本体と、

上記突出部に設けられ、正方向及び逆方向への移動操作可能な単一の操作部材を備えてなる上記通信及び/又は受信手段への入力及び又は切り換えを行う操作手段と

を備えてなる通信端末装置。

2 . 上記突出部は、上記本体の側面より外方に円弧状に突出して形成されてなることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の通信端末装置。

3 . 上記単一の操作部材は、上記本体に対して回動自在に設けられた回転操作部材から構成されてなり、

上記操作手段は、さらに上記回転操作部材により切り換え制御されるスィツチ手段を備えていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の通信端末装置。

4 . 上記回転操作部材は、上記本体の側面より外方に円弧状に突出して形成されてなる突出部の上記側面より最も突出した最大突出位置から上記直線部分に連続する境界部近傍に位置して配設されてなる請求の範囲第 3項記載の通信端末装置。

5 . 上記操作手段は、さらに上記本体に対し回転自在に取り付けられるとともに、上記回転操作部材の回転操作によって回転駆動されて上記スィッチ手段を切り換える切り換え部材と、上記切り換え部材を中立位置に復帰する方向に付勢する付勢手段を備え、上記付勢手段によって上記切り換え部材が上記中立位置に復帰させられることによって上記回転操作部材が上記中立位置に復帰させられることを特徵とする請求の範囲第 3項記載の通信端末装置。

6 . 上記単一の操作部材は、上記本体に対して上記本体の側面方向に沿って移動可能に設けられた移動操作部材から構成されているとともに、上記操作手段は、上記移動操作部材によって操作されるスィッチ手段を備えていることを特徵とする請求の範囲第 2項記載の通信端末装置。

7 . 通信及び受信手段と、

上記通信及び受信手段による送信若しくは受信動作に基づく情報が表示される表示手段と、

上記通信及び Z又は受信手段に入力操作を行うための複数の入力キーと、

通信及び受信手段を内蔵して略直方体状に形成されるとともに、一つの面に上記表示手段及び上記複数のキーが配設され、一つの側面に上記側面より外方に向かって突出する突出部が形成されてなる本体と、

上記突出部に設けられ、正方向及び逆方向への移動操作可能な単一の操作部材を備えてなる上記通信及び又は受信手段への入力及び又は切り換えを行う操作手段と

を備えてなる携帯電話装置。

8 . 上記突出部は、上記本体の側面の一部を上記本体の側面より外方に向かって円弧状に.突出して形成されてなることを特徵とする請求の範囲第 7項記載の携帯電話装置。

9 . 上記単一の操作部材は、上記本体に対して回転自在に設けられた回転操作部材から構成されてなり、

上記操作手段は、さらに上記回転操作部材により切り換え制御されるスイツチ手段を備えていることを特徵とする請求の範囲第 8項記載の携帯電話装置。

1 0 . 上記回転操作部材は、外周端が上記円弧状の突出部の縁部と略一致する上記本体上の位置に配設されていることを特徵とする請求の範囲第 9項記載の携帯電話装置。

1 1 . 上記操作手段は、さらに上記本体に対し回転自在に取り付けられるとともに、上記回転操作部材の回転操作によって回転駆動されて上記スィッチ手段を切り換える切り換え部材と、上記切り換え部材を中立位置に復帰する方向に付勢する付勢手段を備え、上記付勢手段によって上記切り換え部材が上記中立位置に復帰させられることによって上記回転操作部材が上記中立位置に復帰させられることを特徴とする請求の範囲第 9項記載の携帯電話装置。

1 2 . 上記単一の部材は、上記本体に対して上記本体の側面方向に沿って移動可能に設けられた移動操作部材から構成されているとともに、上記操作手段は、上記移動操作部材によって操作されるスィッチ手段を備えていることを特徴とする請求の範囲第 8項記載の携帯電話装置。