WO2000025699A1

WO2000025699A1 - Dispositif de nettoyage pour la cavite buccale

Info

Publication number: WO2000025699A1
Application number: PCT/JP1999/001380
Authority: WO
Inventors: Kazumasa Ito; Hiroshi Ikeda; Shin Yamazaki
Original assignee: Ricoh Elemex Corporation
Priority date: 1998-10-30
Filing date: 1999-03-19
Publication date: 2000-05-11
Also published as: EP1125559A1; US20030186189A1; US6659768B1; TW462882B; JP2000135229A; US6918764B2; EP1125559A4; JP4662390B2; US6814576B2; AU2853799A; US20030186192A1

Description

明細書

口腔内清掃装置技術分野

この発明は、清掃ヘッドを口腔内に入れてポンプを駆動し、口腔内の残滓物質を吸引したり、または清掃へッドから液体を吐出して口腔内を洗浄するとともに、その洗浄後の口腔内の排液を吸引除去したりすることにより、口腔内を清掃する口腔内清掃装置に関する。背景技術

従来、この種の口腔内清掃装置の中には、途中に排液タンクを設ける排液管を介してポンプと清掃ヘッドとを連結し、その清掃へッドを口腔内に挿入してポンプを駆動し、口腔内の残滓物質を吸引して排液タンク内に入れ、口腔内を清掃するものがある。

この種の口腔内清掃装置では、清掃へッド 1 は、たとえば第 1 4図に示すように、歯ブラシ状に形成し、その柄 2の内部に並行して細長い給液路 3と排液路 4を設け、それら給液路 3および排液路 4とそれぞれ通ずる給液口 5および排液口 6を、ブラシ 7の植毛面 2 aに向けて設けている。

そして、たとえば介護者が身障者の口腔内の洗浄を行うとき、清掃ヘッド 1 を手で持ってブラシ 7の部分を口腔内に入れ、ポンプを駆動し, たとえば給液タンク内の水を給液管を通して送り出し、その給液管に接続する給液路 3を通して給液口 5から口腔内に供給しながら、ブラシ 7 で口腔内をブラッシングし、また水で磨きカスを洗い流す。一方、口腔内に溜る排液は、ポンプで排液口 6から排液路 4を通して吸引し、その排液路 4に接続する排液管を介してたとえば排液タンク内に排出していところが、このような口腔内清掃装置では、多少大き目の残滓物質まで吸引できるように、清掃へッドの先端開口をある程度大きく形成する必要がある。すると、残滓物質を確実に吸引できるように、ポンプを大きなものとしなければならなかった。ポンプを大きくすると、コスト高となるだけでなく、装置全体が重く大型となる。

また、第 1 4図に示すような清掃へッド 1 を用いる口腔内清掃装置では、排液の吸引時、ブラシ 7の周囲の空気を吸い込むから、排液の吸引効率が悪く、そのため、吸引効率を上げるべく比較的大型のポンプを用いる必要があり、その結果、同様にコスト高となるだけでなく、装置全体が重く大型となる。持ち運びが不便となって操作性が悪く、特に在宅介護や訪問介護を行う現場では介護者の負担が大きくなる問題があつそこで、この発明の目的は、そのような従来の問題を解決し、残滓物質を確実に吸引できるようにするとともに、小さなポンプを用いて安価で装置全体を軽く小型とし、持ち運びを容易として操作性を向上し、介護者の負担を小さくすることにある。発明の開示

そのため、第 1 の発明は、清掃へッドを口腔内に挿入してポンプを駆動し、口腔内の残滓物質を吸引して排液タンク内に入れ、口腔内を清掃する口腔内清掃装置において、清掃ヘッドの先端から排液タンクの吸込み口までの廃棄流路に、その廃棄流路を絞る絞リ手段を設けてなる、ことを特徴とする。

そして、清掃時、通常の吸引力では残滓物質を吸引できないとき、絞り手段を用いて廃棄流路を絞ることによリ負圧を高め、その後、絞りを解除することによリ高めた負圧で残滓物質を一気に吸引する。

これにより、小さなポンプを用いて安価で装置全体を軽く小型とし、持ち運びを容易として操作性を向上し、介護者の負担を小さくすることができる。また、清掃時、通常の吸引力では残滓物質を吸引できないとき、絞り手段を用いて廃棄流路を絞ることによリ負圧を高め、その後、紋リを解除することにより高めた負圧で残滓物質を一気に吸引するから残滓物質を確実に吸引することができる。、

上述の第 1 の発明のような口腔内清掃装置において、絞り手段が、排液管の可撓部分を圧縮する構成とするとよい。そして、絞り手段で、排液管の可撓部分を圧縮して廃棄流路を絞る。その後、圧縮を解いて廃棄流路を開く。これにより、上記第 1 の発明の効果に加え、簡単安価な構成で絞り手段の操作性を向上することができる。

また、上述の第 1 の発明のような口腔内清掃装置において、絞り手段が、清掃へッドの先端を開閉する構成とするとよい。そして、絞り手段で、清掃へッドの先端を閉じて廃棄流路を絞る。その後、清掃ヘッドの先端を開いて廃棄流路を開く。これにより、同様に上記第 1 の発明の効果に加え、清掃へッドの先端部まで真空度を高めることができ、吸引効率を向上することができる。

さらに、上述の第 1 の発明のような口腔内清掃装置において、絞リ手段を、手許スィッチと、その操作により廃棄流路を電気的に開閉する弁とで構成とするとよい。そして、手許スィッチを操作し、弁を閉じて廃棄流路を絞る。その後、弁を開いて廃棄流路を開く。これにより、同様に上記第 1 の発明の効果に加え、手許スィッチをオンオフ操作して弁を開閉するから、軽い操作で絞り手段の操作性を向上することができる。

またさらに、上述の第 1 の発明のような口腔内清掃装置において、ポンプの駆動時、所定時間間隔ごとに、絞り手段を作動して廃棄流路を絞るようにするとよい。そして、ポンプの駆動時、所定時間間隔ごとに、絞り手段を自動的に作動して廃棄流路を絞る。これにより、同様に上記第 1 の発明の効果に加え、いちいち手動操作で絞リ手段を作動する必要なく、操作性を向上することができる。

第 2の発明は、清掃へッドを口腔内に挿入してポンプを駆動し、口腔内の残滓物質を吸引して排液タンク内に入れ、口腔内を清掃する口腔内清掃装置において、清掃ヘッドの先端から排液タンクの吸込み口までの廃棄流路に、給水を行う給水管の給水口を設けてなる、ことを特徴とする。

そして、清掃時、通常の吸引力では残滓物質を吸引できないとき、給水管を通して給水口から廃棄流路に給水することによリ排液管内の負圧を高め、高めた負圧で残滓物質を一気に吸引する。

これにより、清掃時、通常の吸引力では残滓物質を吸引できないとき, 給水管を通して給水口から廃棄流路に給水することによリ排液管内の負圧を高め、高めた負圧で残滓物質を一気に吸引するから、残滓物質が少ないときも、水とともに確実に残滓物質を吸引することができる。

第 3の発明は、ポンプを駆動して液体を清掃へッド内の給液路を通して口腔内に供給して洗浄するとともに、口腔内の排液を吸引し清掃へッド内の排液路を通して排出する口腔内清掃装置において、清掃へッドに給液口および排液口を被って清掃部材を取り付け、その清掃部材を通液性を有するスポンジ等の多孔質材で形成してなる、ことを特徴とする _c そして、口腔内の清掃時、清掃部材を口腔内の清掃部位に当てがい、その清掃部材を通して排液を吸引する。

これにより、口腔内の排液をポンプで吸引するとき、清掃部材で空気の吸い込みを制限する一方、その清掃部材で排液を吸い込むから、それだけ排液の吸引能力を上げることができ、それによつてポンプの小型化が可能となり、その結果、口腔内清掃装置の全体をコンパクトにすることができ、コストも低減することができる。また、清掃部材に適度の液体を常に含ませて清掃するから、乾いた口腔内でも心地よく効果的に洗浄することができる。

上述の第 3の発明ような口腔内清掃装置において、清掃へッドに清掃部材を交換自在に設けるとよい。そして、たとえば清掃部材が消耗したとき、清掃へッドから清掃部材を取り外して新しいものと交換する。これにより、上記第 3の発明の効果に加えて、たとえば消耗した清掃部材だけを新しいものと取り替えることができ、それだけ口腔内清掃装置を長く使用することができる。

また、清掃ヘッドに排液路を形成する排液管を設け、該排液管の先端を清掃部材の内部に配するようにするとよい。これにより、上記第 3の発明の効果に加えて、清掃へッドに設ける排液管の先端を清掃部材の内部に配するため、排液管の先端が直接口腔内に当たらず、使い心地を良好にすることができる。

さらに、清掃部材の外周は、凹凸に形成するとよい。そして、口腔内の洗浄時、その清掃部材の凹凸で食べカス等の汚れを搔き落す。これにより、上記第 3の発明の効果に加えて、清掃部材の外周を凹凸に形成するため、口腔内の清掃時、その凹凸で食べカス等の汚れを効果的に搔き落すことができ、それだけ口腔内の洗浄効果をアツプすることができる < またさらに、清掃部材をクリーニングするとき、液体を排液路を通して清掃部材に送り込む清掃用ポンプを備えるとよい。そして、清掃部材をクリーニングするとき、清掃用ポンプを駆動し、液体を排液路を通して清掃部材に送り込み、その清掃部材に付いた汚れを洗い落す。これにより、上記第 3の発明の効果に加えて、排液路を利用し、液体をその排液路を通して清掃部材に送り込んで清掃部材をクリーニングできるようにするから、清掃部材を、別途水道栓などを使用せず簡単に、かつ効果的に洗浄することができる。

またさらに、清掃へッドを、そのへッド本体にダリップを着脱自在に取り付けて構成し、ヘッド本体の外装ケースのような外装部材を弾性材で形成し、その外装部材の基端部にダリップの先端部をはめ込んで該グリップと外装部材を気密に連結するとよい。これにより、上記第 3の発明の効果に加えて、清掃へッドをへッド本体にダリップを着脱自在に取り付けて分解可能とするから、清掃へッドを清掃しやすくすることができ、また、その清掃ヘッドの外装部材を弾性材で形成し、外装部材自体でグリップとの間を気密に連結するため、それだけ部品点数を少なくしてコストを下げることができる。図面の簡単な説明

第 1 図は、歯ブラシを取り付けた口腔内清掃装置の構成概念図である。第 2図は、歯ブラシに代えて清掃ヘッドを取り付けた場合における口腔内清掃装置の基本構成図である。第 3図は、その口腔内清掃装置で用いる絞り手段の一例の一部破断構成図である。第 4図は、その口腔内清掃装置で用いるアダプタ部分の構成図である。第 5図は、絞り手段の他例の構成図である。第 6図は、紋リ手段のさらに他例の構成図である。第 7図は、清掃ヘッドを取り付けた口腔内清掃装置の他例の一部破断構成説明図である。第 8図は、歯ブラシに代えて取り付ける清掃ヘッドの他例を、その一部を省略して示す断面図である。第 9図は、その清掃へッドの清掃部材の一例を示す斜視図である。第 1 0図は、その他例を示す斜視図である。第 1 1 図は、さらに別の例を示す斜視図である。第 1 2図は、この発明による口腔内清掃装置に備える清掃へッドの他例を、その一部を省略して示す断面図である。第 1 3図は、その清掃へッドのへッド本体の分解斜視図である。第 1 4図は、従来の口腔内清掃装置の清掃へッドを示す側面図である。発明を実施するための最良の形態

第 1 図は、歯ブラシを取り付けた口腔内清掃装置で、その構成を概念的に示す構成概念図である。図示口腔内清掃装置は、ポンプ Aと排液タンク Bと給液タンク Cと歯ブラシ Dとをそれぞれ 1 つずつ備える。

ポンプ Aは、ポンプケース 1 0の頂壁に吸込み口 1 0 aおよび吐出し口 1 0 bを設ける。また、ポンプケース 1 0内を仕切壁 1 0 cで仕切リ、その仕切壁 1 0 c【こ吸込み口 1 0 aおよび吐出し口 1 O bとそれぞれ通ずる連通穴 1 O d ■ 1 O eを設ける。同仕切壁 1 0 cの下壁面の連通穴 1 0 d位置には吸入弁 1 4を開閉自在に設け、上壁面の連通穴 1 0 e位置には排出弁 1 5を開閉自在に設ける。

仕切壁 1 0 cの下の空間は、さらにダイヤフラム 1 6で仕切って上側にポンプ室 1 7を、下側にモータ室 1 2を形成する。ダイヤフラム 1 6 は、その中央部を挟んで膜板 1 8 ■ 1 8を取り付け、図中上下に往復動自在に支持する。そして、下側の膜板 1 8にコネクティングロッド 1 9 の上端を連結し、その下端を、モータ室 1 2内のモータ 1 3に設ける偏心カム 1 3 aに連結してなる。

しかして、ポンプ Aは、吸込み口 1 0 aに、一端を排液タンク巳に接続した排気管 2 1 の他端を接続し、吐出し口 1 0 bに、一端を給液タンク Cに接続した排気管 2 2の他端を接続する。

排液タンク 2 0は、その口部に着脱自在に蓋 2 4を取り付け、その蓋 2 4を貫通して設ける一側接続管 2 4 aに排気管 2 1 の一端を接続する。また、他側接続管 2 4 bに、一端を歯ブラシ Dに接続した排液管 2 5の他端を接続する。

給液タンク G内には、口腔内に供給する洗浄用の液体として水を貯溜してある。薬液等を入れてもよい。そして、給液タンク Cは、タンク口部に着脱自在に蓋 2 6を取り付け、その蓋 2 6を貫通して設ける接続管 2 6 aに、排気管 2 2の一端を接続する。一方、底部の連結穴に蓋 2 7を着脱自在に取り付け、その蓋 2 7を貫通して設ける接続管 2 7 aに, 一端を歯ブラシ Dに接続した給液管 2 8の他端を接続してなる。

歯ブラシ Dは、柄 3 4のブラシ 2 9を植毛した頭部 3 4 aに、ブラシ植毛位置を避けて複数の給液口 3 0および排液口 3 1 を設ける。一方, 柄 3 4のブラシ 2 9と反対側に、給液管部 3 4 bおよび排液管部 3 4 c を設け、それら管部 3 4 b · 3 4 cをそれぞれ個別の流路を介して給液口 3 0および排液口 3 1 と連通させてなる。そして、給液管部 3 4 bに給液管 2 8を接続し、排液管部 3 4 cに排液管 2 5を接続してなる。

ところで、上述した口腔内清掃装置においては、給液タンク C内に容積可変体 3 5を設ける構成とする。容積可変体 3 5は、内部に空気が入り込んだときその空気量に応じて膨張 ·収縮する部材で、たとえば第 1 図に示すように蛇腹状に形成してなる。たとえばゴム風船のようなものなどを用いてもよい。そして、容積可変体 3 5を、その上向きの口部 3 5 aを前記接続管 2 6 aに気密的に取り付けて給液タンク C内に配置する。

また、上述した口腔内清掃装置においては、口腔内へ供給する洗浄水の流量を調整できるように、給液管 2 8を通る洗浄水の流量を調整する流量調整器と、その流量を検知する流量検知手段を備える。

たとえば第 1 図に示すように、流量調整器として、排気管 2 2と通ずる空気出口（図示省略）に設ける排気バルブ 4 0と、給液管 2 8に設ける流量バルブ 4 "I とを備える。一方、流量検知手段として、給液管 2 8の流量バルブ 4 1 よリ下流位置に設ける流量センサ 4 2を備える。そして、これら排気バルブ 4 0 ■流量バルブ 4 1 '流量センサ 4 2を. それらの駆動制御手段 4 5に図中点線で示す信号線で接続する。駆動制御手段 4 5は、流量センサ 4 2の流量検知結果に基づき給液管 2 8を通る洗浄水の流量が一定の設定量になるように排気バルブ 4 0と流量バルブ 4 "I の開閉を制御する。

そして、上述した口腔内清掃装置を用い、たとえば介護者が身障者の歯磨きを行うときは、電源スィッチ（図示省略）をオンして排気パルブ 4 0および流量バルブ 4 1 を開状態にする。次いで、歯ブラシ Dを持つてその頭部 3 4 aを身障者の口腔内に入れてから、ポンプ Aの駆動スイッチ（図示省略）をオンしてモータ 1 3を駆動する。これにより、ダィャフラム 1 6を往復動して吸引 ■排出を繰り返し、吸入弁 1 4を開いて吸込み口 1 0 aからポンプ室 1 7に空気を吸い込む一方、排出弁 1 5 を開いてポンプ室 1 7から吐出し口 1 O bを通して吐出する。

しかして、吐出し口 1 O bから吐出する空気を、排気管 2 2を通して容積可変体 3 5内に送り込み、その容積可変体 3 5を膨張させて給液タンク C内の洗浄水を押圧し、その給液タンク C内から給液管 2 8へ押し出し、その給液管 2 8を通して歯ブラシ Dの給液口 3 0から口腔内に供給する。そして、洗浄水で口腔内を濯いだりする。

一方、口腔内に溜った排液を排出したいときは、ブラシ 2 9を排液のある個所に適宜当てがうと、ポンプ Aの吸引作用により、排液口 3 1 から排液を吸い込み、排液管 2 5を通して排液タンク B内に入れる。

ところで、この歯磨き時、給液管 2 8を通る洗浄水の流量は流量センサ 4 2で検知するが、流量センサ 4 2で検知した現在の流量が、駆動制御手段 4 5で予め設定した流量と一致しないときは、駆動制御手段 4 5によリ流量バルブ 4 1 を適宜開閉して現在流量が上記設定量になるように調整する。

ところが、この流量調整時、流量バルブ 4 "I を最大に開いても設定量に未だ達しないときは、駆動制御手段 4 5によリ排気バルブ 4 0を閉成して上記空気出口から外部へ排出する排気量を絞り、容積可変体 3 5 内へ送り込む空気量を増大させる。これにより、給液管 2 8を通る洗浄水の流量自体を増量して上記設定量に達するように調整する。

さて、上述した説明では、給液管 2 8を通る洗浄水の流量が設定量になるように駆動制御手段 4 5で自動的に調整した。しかし、流量調整器の排気バルブ 4 0または流量バルブ 4 1 を手動で開閉して給液管 2 8 を通る洗浄水の流量を任意に所望量に調整してもよい。

たとえば第 1 図に示すように、排気バルブ 4 0を開閉する手動調節ノブ 4 9と、流量バルブ 4 1 を開閉する手動調節ノブ 5 0を、ともに外部操作可能に設ける。

そして、上述した歯磨き時に、介護者が身障者の口腔内に供給する洗浄水の流量を調整したいとき、たとえば切替スィツチを押して駆動制御手段 4 5を手動モードに切り替える。次いで、口腔内を見ながら、手動調節ノブ 5 0を操作して流量バルブ 4 1 を開閉し、給液管 2 8を通る洗浄水の流量を所望量に調整する。その後、たとえば手動調整完了スィツチをオンして後、流量センサ 4 2で検知した所望流量を駆動制御手段 4 5で記憶する。その後、流量センサ 4 2による流量検知結果に応じ駆動制御手段 4 5で流量バルブ 4 1 を適宜開閉して上記所望量に保たれるように調整する。

また、流量バルブ 4 1 の開閉による調整では所望流量に達しない場合は、手動調節ノブ 4 9を操作して排気バルブ 4 0を開閉し、給液管 2 8へ送リ出す洗浄水の流量自体を増量して設定量に達するように調整する。ところで、たとえば上述した口腔内清掃装置においては、排気管 2 1 内の圧力を検知する圧力センサ 5 5を設ける。そして、圧力センサ 5 5を、図中点線で示すように信号線で上記駆動制御手段 4 5に接続し、圧力センサ 5 5で検知した圧力値が一定範囲以外となったとき、駆動制御手段 4 5で流量バルブ 4 1 を閉じるようにする。なお、駆動制御手段 4 5には、この圧力センサ 5 5からの電気信号の方を、上述した流量調整時に流量センサ 4 2からの電気信号に優先して入力される回路構成とする。

上述した歯磨き時、使用状態によっては、たとえば排液管 2 5を完全に塞がない程度に異物が詰まって負圧が上がり過ぎたり、排液管 2 5 に穴が開いて負圧が下がり過ぎたりすることがある。そのとき、口腔内へは洗浄水が少ないながら供給される一方、口腔内の排液の吸い上げが不足するため、口腔内が排液で溢れそうになる。

そこで、この例では、圧力センサ 5 5で検知した圧力値が一定範囲以外となったときは、駆動制御手段 4 5により流量バルブ 4 1 を閉じて口腔内への洗浄水の供給を停止し、これ以上、口腔内に排液が溜らないようにする。そのうちに異物が排液管 2 5内から取れて正常に戻ると、口腔内の排液を吸い上げて排液タンク B内へ入れる。

さて、この口腔内清掃装置は、図示の排液管 2 5 をすベて、または途中から、先端に清掃ヘッドを、途中に絞り手段を有する排液管に取り換えることができる。

第 2 図には、歯ブラシに代えて清掃ヘッドを取り付けた場合における上記口腔内清掃装置の基本構成を示す。第 2図中符号 A、 B、 1 3、 2 1 は、それぞれ第 1 図に示すポンプ、排液タンク、モータ、排気管である。また、同様に 2 4は蓋、 2 4 a は一側接続管、 2 4 bは他側接続管である。 2 5は第 1 図に示す排液管、または取り換えて取り付けた新たな排液管である。そして、排液管 2 5の先端には清掃へッド 6 0を、途中には絞り手段 6 1 を設ける。これにより、清掃ヘッド 6 0の先端 6 0 aから排液タンク Bの吸込み口 b までの廃棄流路に、その廃棄流路を絞る絞り手段 6 1 を設けてなる。

そして、使用時は、清掃ヘッド 6 0を口腔内に挿入してポンプ Aを駆動し、口腔内に残留する食べかす等の残滓物質を吸引して排液タンク B内に入れ、口腔内を清掃する。

清掃時、通常の吸引力では残滓物質を吸引できないときは、絞リ手段 6 1 を用いて廃棄流路を絞ることにより排液タンク B、排気管 2 1 、および排液管 2 5内の負圧を高め、その後、絞りを解除したときに高い負圧で残滓物質を一気に吸引する。

絞り手段 6 "I は、廃棄流路を完全に絞って閉じるようにすると、より早く真空度を高めることができるが、完全には絞らないようにしてもよい。

第 3図には、その絞り手段 6 1 の一例を示す。この例では、排液管 2 5 Aを可撓性チューブでつくり、その先端をホルダ 6 3の —方の接続管部 6 3 a に連結する。ホルダ 6 3は、グリップ部 6 3 bの先端に、一方の接続管部 6 3 a と内部を連通して他方の接続管部 6 3 c を逆向きに突出して設けてなる。そして、その他方の接続管部 6 3 c には清掃ヘッド 6 0の基端を取り付け、ホルダ 6 3 を介して清掃へッド 6 0内から排液管 2 5 A内へと通ずる廃棄流路を連通する。

ホルダ 6 3 には、支軸 6 4 を中心として回動自在にレバー 6 5 を取り付ける。レバー 6 5 には突部 6 5 a を設け、排液管 2 5 A を挟んで該突部 6 5 a と対応して前記ホルダ 6 3 にも突部 6 3 d を設ける。

使用時は、グリップ部 6 3 b とレバ一 6 5 を片手で握り、清掃ヘッド 6 0 を口腔内に挿入してポンプ Aを駆動する。吸引力を強めるときは、適宜強く握ることによりレバー 6 5 を回動し、突部 6 5 a ■ 6 3 d間で排液管 2 5 Aの可撓部分を圧縮して廃棄流路を絞る。その後、手を緩めてレバー 6 5 を復帰し、排液管 2 5 A の圧縮を解いて廃棄流路を開くことにより高めた負圧で口腔内の残滓物質を一気に吸引する。

なお、この第 3図に示す例では、排液管 2 5 Aの他端は、第 4 図に示すようにアダプタ 7 0に接続する。アダプタ 7 0には、第 1 図に示す排液管 2 5 と給液管 2 8 を接続する。排液管 2 5 A - 2 5はアダプタ 7 0内を介して連通するが、給液管 2 8の先端開口はアダプタ 7 0で塞いでなる。

第 5図には、絞り手段 6 1 の他例を示す。この例では、支点 7 2 を中心として回動する開閉蓋 7 3 を設け、清掃ヘッド 6 0の先端 6 0 a を開閉する。そして、常時は開閉蓋 7 3を開けて使用し、吸引力を強めるときに、図示するように清掃ヘッド 6 0の先端 6 0 a を閉じて廃棄流路を絞り、その後開閉蓋 7 3 を開いて廃棄流路の絞りを解除することにより高めた負圧で口腔内の残滓物質を一気に吸引する。

第 5図に示す例では、開閉蓋 7 3 を回動して開閉するが、たとえばスライドして清掃へッド 6 0の先端開口を開閉するようにしてもよい。このようにすると、先端開口の絞り具合により清掃へッド 6 0の吸引力を調整することができる。

第 6 図には、絞り手段 6 1 のさらに他例を示す。この例では、清掃へッド 6 0 を保持するホルダ 6 3 に設ける、軽い操作でオンオフするタツチスィツチやラバースィツチなどの手許スィツチ 7 5 と、そのオンオフ操作により廃棄流路を電気的に開閉する、たとえば電磁弁のような弁 7 6 とを信号線 7 7 を介して接続して設ける。

そして、手許スィッチ 7 5 をオン操作し、弁 7 6 を閉じて廃棄流路を絞る。その後、弁 7 6 をオフ操作し、弁 7 6 を開くことにより高めた負圧で口腔内の残滓物質を一気に吸引する。

ところで、上述した例では、すべて手動操作で絞り手段 6 1 を開閉するが、ポンプ Aの駆動時、所定時間間隔ごとに、絞り手段 6 1 を自動的に作動して廃棄流路を絞るようにしてもよい。

さて、第 7図には、清掃ヘッドを取り付けた口腔内清掃装置の他例を示す。この例では、排液管 2 5およびその先の清掃ヘッド 6 0に沿わせて給水管 8 0 を設ける。給水管 8 0は、たとえばァダプタを介して第 1 図に示すように給液管 2 8に接続する。そして、先端の給水口 8 0 a を清掃へッド 6 0の先端 6 O a に向けて設ける。

これにより、清掃時、通常の吸引力では残滓物質を吸引できないとき、給水管 8 0 を通して給水口 8 0 aから廃棄流路に給水することにより給水管 2 5内の負圧を高め、高めた負圧で残滓物質を一気に吸引する。

図示例では、給水管 8 0の給水口 8 0 a を清掃へッド 6 0の先端に向けて設けるが、先端に限らず排液タンク Bの吸込み口 b までの廃棄流路に向けて設ければよい。

さて、第 8図には、歯ブラシに代えて取り付ける清掃ヘッドのさらに他例を示す。清掃ヘッド 6 0は、細長い柄 1 1 1 の先端側に清掃部材 1 1 2を取り付けてなる。柄 1 1 1 は、たとえば樹脂製で、内部に長手方向にそれぞれ貫通する給液路 1 1 3および排液路 1 1 4を互いに隔絶して設け、その排液路 1 1 4を給液路 1 1 3より長く突出して形成してなる。そして、柄 1 1 1 の先端突出部 1 1 1 aの外周に、複数の排液口 1 1 5を設けるとともに、先端突出部 1 1 1 aの突出方向に向け給液口 1 1 6を開けてなる。また、図示しないが、柄 1 1 1 の基端部側には、図 1 に示す排液管 2 5 を接続し、また給液管 2 8を接続してある。

清掃部材 1 1 2は、たとえばスポンジような発泡材など、通液性を有する多孔質材からなリ、穴 1 1 2 aをあけてなる。清掃部材 1 1 2としてスポンジを使う場合は、たとえば発泡密度が 3 0〜 8 O kg/m ³で、発泡粒径が 0 . 5〜 1 . 0 mm のものを用いるとよい。また、通液性を有する多孔質材であれば、布やフェルト等を用いて形成してもよい。そして、先端突出部 1 1 1 aを穴 1 1 2 aに挿入して柄 1 1 1 に清掃部材 1 1 2を接着し、その後端面 1 1 2 bに給液口 1 1 6を押し当ててなる。そうして、上述した口腔内清掃装置を、たとえば介護者が身障者の口腔内を洗浄するために使用するとき、柄 1 1 1 を手で持って清掃部材 1 1 2を身障者の口腔内に入れる。

そして、図 1 に示すポンプ Aを駆動し、たとえば給液タンク Cから水を給液管 2 8を通して給液路 1 1 3に入れ、給液路 1 1 3を通して給液口 1 1 6から清掃部材 1 1 2を通して口腔内に送り込む。そうして、水を含んだ清掃部材 1 1 2で口腔内を洗浄する。この場合、水以外の、たとえば薬液など液体を使用するようにしてもよい。

一方、口腔内に排液や磨きカスが溜ると、清掃部材 1 1 2を清掃部位に当てがい、排液を、清掃部材 1 1 2を通して吸い込み、さらに排液口 1 1 5から排液路 1 1 4を通して吸引し、図 1 に示す排液管 2 5を通してたとえば排液タンク B内に排出する。また、清掃部材 1 1 2を通らない磨きカス等は、清掃部材 1 1 2の表面に吸着して口腔内から除去する。

そして、口腔内の洗浄後、清掃部材 1 1 2を、たとえば水洗いし、表面に付着した磨きカスをきれいに除去する。

上述した口腔内清掃装置において、そのように清掃部材 1 1 2をクリーニングするときは、給液路 1 1 3より大粒な上記排液路 1 1 4から水を送り込んで清掃部材 1 1 2を洗浄できるようするとよい。

そのため、図示省略するが、上述した給液用ポンプ Aのほかに、たとえば清掃用ポンプを備え、そのポンプを別のチューブを介して排液路 1 1 4に接続する構成とする。そして、清掃部材 1 1 2のクリーニング時に、上記ポンプ Aの駆動を停止状態とする一方、清掃用ポンプで水を排液路 1 1 4を通して送り込んで清掃部材 1 1 2を洗浄する。

この場合、ポンプ Aをともに駆動し、排液路 1 1 4と給液路 1 1 3 の 2つの流路を通して水を送り込むようにしてもよい。一方、清掃用ポンプを別に備えない構成とし、清掃部材 1 1 2のクリーニング時に、たとえば流路切替手段で流路を切り替え、上記第 1 の給液用ポンプ Aを駆動して水を排液路 1 1 4へと導いて清掃部材 1 1 2へ送り込むようにすることもできる。

ところで、上述した口腔内清掃装置では、口腔内の汚れを搔き落し易くすべく、清掃部材 1 1 2として、その外周を凹凸に形成したものを用いることが望ましい。

そのため、清掃部材 1 1 2として、たとえば第 9図に示すように断面星形に形成したものや、第 1 0図に示すように外周に多数凸部を形成したものや、第 1 1 図に示すように外周に段差を形成したものなどを用いるとよい。

さて次に、この発明では、清掃ヘッド 6 0を、たとえば以下の第 1 2図および第 1 3図に示すように構成することもできる。

この清掃へッド 6 0は、へッド本体 Eとグリップ Fとで構成する。へッド本体 Eは、断面星形の清掃部材 1 1 2と、その清掃部材 1 1 2を取り付けるスリーブ 1 2 1 と、符号 1 2 2で示す排液パイプと、符号 1 2 3で示す外装ケースを備える。

グリップ Fは、第 1 2図では一部を省略して先端側を示すが、全体に細長い円筒状をなし、先端部 1 2 0 aを漸次先細に形成する。先端部 1 2 0 aには、略中央を貫通する嵌合穴 1 2 6を設け、さらに嵌合穴 1 2 6の上側にそれより細い別の嵌合穴 1 3 3を設けてそこに流路 1 2 5 を形成してなる。

嵌合穴 1 2 6は、図中お側を拡径に形成し、そこに筒状の連結部材 1 2 7をはめ込んで固着してなる。連結部材 1 2 7は、ほぼ中央の内周に環状凸部 1 2 7 aを設け、図中左端縁に円周溝を設けてそこに Oリング 1 2 8をはめ込んでなる。そして、連結部材 1 2 7の一側に排液管 2 5の一端を接続し、その中に流路 1 2 4を形成してなる。

また、嵌合穴 1 3 3の一側には、給液管 2 8の一端を接続し、その中の流路と流路 1 2 5を連通させてなる。

一方、ヘッド本体 Eは、清掃部材 1 1 2として、第 1 3図に示すように貫通穴 1 3 2をあけた断面星形のものを用いる。

スリーブ 1 2 1 は、たとえば樹脂材料で、清掃部材 1 1 2より短い管状をなし、外周に 2つの丸穴 1 3 1 を設けてなる。さらに、基端外周に、周方向に間隔をあけて隙間 t を形成し、放射状に延びる複数の掛止め鍔部 1 2 1 aを設ける一方、先端に互いに対向して切欠き凹部 1 2 1 bを設けてなる。

そして、スリーブ 1 2 1 の先端側を清掃部材 1 1 2の貫通穴 1 3 2 に挿入し、清掃部材 1 1 2の端面に掛止め鍔部 1 2 1 aが当たるまで押し込む。そうして、スリーブ 1 2 1 の先端縁が清掃部材 1 1 2の貫通穴 1 3 2の内側に 3~ 5 mmほど入り込んだ位置で、清掃部材 1 1 2をスリーブ 1 2 1 の外周面に接着してなる。

排液パイプ 1 2 2は、たとえば樹脂材料でスリーブ 1 2 1 より小径な細長パイプ状につくって内部に排液路 1 1 4を形成し、先端側を塞いでその外周に鍔部 1 2 2 aを形成してなる。一方、基端側に排液路 1 1 4の出口をあけ、基端部 1 2 2 bの端縁外周をやや先細に形成し、その基端部 1 2 2 b近くの外周に円周溝 1 2 2 cを形成してなる。また、鍔部 1 2 2 aに、互いに対向して位置決め凸部 1 2 2 dを基端部 1 2 2 b 側に向けて設け、鍔部 1 2 2 a近くの外周に、複数の排液口 1 1 5を設けてなる。位置決め部 1 2 2 dは、その突出長さを、スリーブ 1 2 1 の上記切欠き凹部 1 2 1 bの切欠き長さより短く形成する。

そして、この排液パイプ 1 2 2の基端部 1 2 2 bを、清掃部材 1 1 2の貫通穴 1 3 2からスリーブ 1 2 1 に通し、位置決め凸部 1 2 2 dを切欠き凹部 1 2 1 bの一部と係合し、清掃部材 1 1 2をスリーブ 1 2 1 を介して排液パイプ 1 2 2に着脱自在に取り付ける。そうして、スリーブ 1 2 1 の丸穴 1 3 1 と排液口 1 1 5の開口位置を合わせてなる。なお, 複数の排液口 1 1 5のうち、鍔部 1 2 2 a寄りのものは、スリーブ 1 2 1 の切欠き凹部 1 2 1 bと一部連通する。

外装ケース 1 2 3は、たとえばシリコンやゴム等の可撓性部材で排液パイプ 1 2 2より大径な筒状につくリ、その基端部 1 2 3 aを広げてスカート状に形成し、先端部 1 2 3 bの内周に円周段部 1 2 3 cを形成する。さらに、第 1 2図に示すように、基端部 1 2 3 a近くで内周に、その周方向に間隔をあけて内向きにやや突出する複数の押当て凸部 1 2 3 dを設けてなる。

そして、外装ケース 1 2 3の先端部 "！ 2 3 bの開口から排液パイプ 1 2 2の基端部 1 2 2 bを挿入し、さらに押し込んで押当て凸部 1 2 3 d間を通し、基端部 1 2 3 aの開口から突出させる一方、円周段部 1 ² 3 cをスリーブ 1 2 1 の掛止め鍔部 1 2 1 aに係合してへッド本体 Eを構成する。そうして、外装ケース 1 2 3と排液パイプ 1 2 2との間に給液路 1 1 3を形成し、掛止め鍔部 1 2 1 aの複数の隙間 t間に給液口 1 1 6を形成してなる。

しかして、このヘッド本体 Eをグリップ Fに連結して清掃へッド 6 0を構成する。その場合は、排液パイプ 1 2 2の基端部 1 2 2 bを、グリップ Fの嵌合穴 1 2 6に挿入して連結部材 1 2 7内に差し込み、環状凸部 1 2 7 aに突き当てるとともに、外装ケース 1 2 3の基端部 1 2 3 a内にグリップ Fの先端部 1 2 0 aをはめ込む。そして、へッド本体 E 側の排液路 1 1 4と給液路 1 1 3を、それぞれダリップ F側の流路 1 2 4 ■ 1 2 5と連通させる。なお、そのようにヘッド本体 Eをグリップ F に連結するとき、排液パイプ 1 2 2の基端部 1 2 2 bが Oリング 1 2 8 を乗り越えることでクリック感が得られる。

そうして、外装ケース 1 2 3の基端部 1 2 3 aにおける弾性でグリップ Fの先端部 1 2 0 aに押し付け、そのグリップ Fと外装ケース 1 2 3との間を気密にシールする。また、 Oリング 1 2 8で排液パイプ 1 2 2とグリップ Fとの間を気密にシールしてなる。

そして、口腔内を洗浄するときは、たとえば第 8図に示した例と同様に、水を給液管 2 8を通して流路 1 2 5から給液路 1 1 3に入れ、給液口 1 1 6から清掃部材 1 1 2を通して口腔内に送り込み、その水を含んだ清掃部材 1 1 2で口腔内を清掃する。一方、口腔内に溜る排液等を, 清掃部材 1 1 2から排液口 1 1 5を通して排液路 1 1 4へ吸引し、排液管 2 5を通して排出する。

さて、たとえば清掃部材 1 1 2が消耗したため交換したいときは、へッド本体 Eの排液パイプ 1 2 2をグリップ Fの嵌合穴 1 2 6から抜き取リ、外装ケース 1 2 3の基端部 1 2 3 aをグリップ Fから外す。

そして、外装ケース 1 2 3から排液パイプ 1 2 2を抜き取り、さらに排液パイプ 1 2 2からスリーブ 1 2 1 を取り外し、そのスリーブ 1 2 1 ごと清掃部材 1 1 2を新しいものと取り替える。産業上の利用可能性

以上のとおり、この発明にかかる口腔内清掃装置は、たとえば介護者が、清掃ヘッドを手で持ち、寝たきりの人や身体の不自由な方などの口腔内に入れてポンプを駆動し、口腔内に残った食べかすのような残滓物質を吸引除去したり、または水や薬液などの液体を清掃へッドから吐出して口腔内を洗浄するとともに、その洗浄後の排液を吸引除去したりして、口腔内を清掃するのに適する。

Claims

請求の範囲

1 . 清掃ヘッドを口腔内に挿入してポンプを駆動し、口腔内の残滓物質を吸引して前記排液タンク内に入れ、口腔内を清掃する口腔内清掃装置において、前記清掃へッドの先端から前記排液タンクの吸込み口までの廃棄流路に、その廃棄流路を絞る絞り手段を設けてなる、口腔内清掃装置。

2 . 前記絞り手段が、前記排液管の可撓部分を圧縮する構成である、請求項 1 に記載の口腔内清掃装置。

3 . 前記絞り手段が、前記清掃へッドの先端を開閉する構成である、請求項 1 に記載の口腔内清掃装置。

4 . 前記絞り手段を、手許スィッチと、その操作により前記廃棄流路を電気的に開閉する弁とで構成してなる、請求項 1 に記載の口腔内清掃装置。

5 . 前記ポンプの駆動時、所定時間間隔ごとに、前記絞り手段を作動して前記廃棄流路を絞ってなる、請求項 1 、 2、 3、または 4に記載の口腔内清掃装置。

6 . 清掃ヘッドを口腔内に挿入してポンプを駆動し、口腔内の残滓物質を吸引して前記排液タンク内に入れ、口腔内を清掃する口腔内清掃装置において、前記清掃へッドの先端から前記排液タンクの吸込み口までの廃棄流路に、給水を行う給水管の給水ロを設けてなる、口腔内清掃装置。

7 . ポンプを駆動して液体を清掃へッド内の給液路を通して口腔内に供給して洗浄するとともに、口腔内の排液を吸引し前記清掃へッド内の排液路を通して排出する口腔内清掃装置において、前記清掃ヘッドに給液口および排液口を被って清掃部材を取り付け、その清掃部材を通液性を有する多孔質材で形成してなる、口腔内清掃装置。

8 . 前記清掃ヘッドに前記清掃部材を交換自在に設けてなる、請求項 7に記載の口腔内清掃装置。

9 . 前記清掃ヘッドに前記排液路を形成する排液管を設け、該排液管の先端を前記清掃部材の内部に配してなる、請求項 7に記載の口腔内清掃装置。

1 0 . 前記清掃部材の外周を凹凸に形成してなる、請求項 7に記載の口腔内清掃装置。

1 1 . 前記清掃部材をクリーニングするとき、液体を前記排液路を通して前記清掃部材に送り込む清掃用ポンプを備える、請求項 7に記載の口腔内清掃装置。

1 2 . 前記清掃へッドを、そのへッド本体にグリップを着脱自在に取リ付けて構成し、前記ヘッド本体の外装部材を弾性材で形成し、その外装部材の基端部に前記グリップの先端部をはめ込んで該グリップと前記外装部材を気密に連結してなる、請求項 7に記載の口腔内清掃装置。