WO2003094371A1

WO2003094371A1 - Dispositif de radiocommunications

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Publication number: WO2003094371A1
Application number: PCT/JP2003/004811
Authority: WO
Inventors: Kenichi Miyoshi
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2002-04-30
Filing date: 2003-04-16
Publication date: 2003-11-13
Also published as: EP1501199A1; EP1768265A1; JP2004007029A; CN1323489C; DE60312149T2; EP2276179B1; EP1768265B1; EP1501199B1; CN101242355A; AU2003231357A1; CN101242355B; CN1537360A; EP2276179B8; JP3801526B2; US8588159B2; US20110134864A1; EP2276179A1; EP1501199A4; DE60312149D1; US20040160980A1

Description

03 04811

技術分野

本発明は、通信相手からの要求に応じたデータを要求があった相手局に送信する無線通信装置及びその要求データを受信する無線通信装置に関する。

明背景技術

従来、複数の相手局に対してパケットデータの伝送を行う通信システムにお書

いて、スケジューリング技術や適応変調技術が導入されている。

適応変調技術は、バケツトデータの送信時に通信路の状態に応じて変調多値数や符号化率を変化させることで、所望の誤り率を達成しながらできるだけ高速にデータを伝送する技術である。具体的には、通信路の状態が良い相手局に対しては、変調多ィ直数を上げかつ符号化率を高めることにより、高速なデータを伝送する。一方、通信路の状態が悪い相手局に対しては、変調多値数を下げかつ符号化率を低くすることで、所望の誤り率を満たすようになされている。スケジューリング技術は、適応変調技術としばしば組み合わせて使用される技術で、スケジューラは、通信路の状態の良い相手局に対して優先的にパケットデータの送信を許可することにより、システム全体でのスループットを向上させる。代表的なスケジューラとして、通信路の品質を示す C I R (Carrier to Interference Ratio) が大きい通信局に対して優先的にバケツトデータを送信する「MAX CZ lスケジューラ」がある。

上述したように、 MAX CZ Iスケジューラを用いた通信システムでは、通信路の状態が悪くなったときには、送信側装置は通信路の状態が悪い相手局への送信を許可しないので、相手局に対してデータが送信されなくなる。また適応変調技術を導入しているシステムでは、通信路の状態があまりにも悪くな 3/04811

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つた場合には、変調多値数を下げ、かつ符号化率を低くしても所望の誤り率を満たせず、データを送信することができなくなってしまう。

ここで連続したパケットデータ（例えばストリーミングデータ）を送信している場合について検討する。受信側では、データが受信できないので、受信に必要なバッファメモリやプロセッサの処理能力をデータが受信できるまで予約しておく。また受信機の下位レイヤにおいては、ある程度まとまったデータが受信されてはじめて上位レイヤにデータを引き渡す構造となっているために、まとまったデータを受信完了するまではデータを上位アプリケーションに渡さず、上位レイヤに対してデータがなかなか渡されなくなる。

そのため、通信路の状態が悪くなつた受信局では、データが送信されないにもかかわらず受信バッファが予約されたりプロセッサの処理が予約されたりするのでメモリや処理能力の無駄が生じるという問題が発生する。

また下位レイヤが上位レイヤにデータを渡さないので、動画アプリケーションなどでは、下位レイャがデータの一部だけでも渡してくれれば画面の一部だけでも表示することができるにも拘わらず、画面全体が表示されなくなったりする。

また上記ストリーミングデータが送信機の先にネットワーク（インターネット等）を介して接続されている構成においては、上位レイヤはデータの送信を行っているサーバゃネットワークに問題があるの力送信機と受信機の間の通信路の状態が悪くなったのかが判断できないので、ネットワークの先に接続されているサーバに対して再送制御を行う。つまり、通信路の状態が悪くなつただけならば、サーバではなく、無,锒送信装置に対して再送リクエストを行えばよいのに、何故データが送信されないのか判断できないため、ネットワークの先に接続されたサーバに対して再送リクエストを行うので、サーバの負荷が増大するとともに、ネットワークへのトラヒックも増大してしまうという課題があ。 T JP03/04811

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発明の開示

本発明の目的は、データの送信を要求した無線局にスケジューリング技術や適応変調を用いて要求データを送信する場合に、受信側での無駄な処理を低減して効率的な無線受信処理を実現し得る無線通信装置を提供することである。この目的は、スケジューリングや適応変調を行って複数の無線局にパケットデータを送信する送信局が、送信要求があるにも拘わらずある一定期間以上パケットデータを送信できない相手受信局に対して、送信データを送信しないことを示す不送信情報を通知することにより達成される。

すなわち、このようにすることにより、ある期間送信データを受信できない受信局では、データが送られてこないことを認識できるので、データが送られてくるのを待機するといつた無駄な処理を無くして、効率的な処理を行うことができるようになる。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の実施の形態に係る無線基地局装置の構成を示すブロック図；

図 2は、実施の形態に係る通信端末装置の構成を示すプロック図；図 3は、受信側でのダミ一データの挿入処理の説明に供する図；

図 4は、実施の形態の動作の説明に供する図；

図 5 (A) は、実施の形態によるパケットデータの送信順序及びデータ不送信情報の送信の説明に供する図；

図 5 (B ) は、各通信端末装置との間の回線品質を示す図；

図 6 (A) は、一般的なパケットデータの送信順序を示す図；

及び

図 6 (B ) は、各通信端末装置との間の回線品質を示す図である。発明を実施するための最良の形態 P T /舅 /04811

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以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図 1においそ、 1 0 0は全体として、本発明の無線通信装置を具備する無線基地局装置の構成を示す。無線基地局装置 1 0 0はアンテナ AN 1により受信した信号に対して無線受信部（受信 R F ) 1 0 1によりダウンコンバート処理やアナログディジタル処理等の所定の無線受信処理を施し、続く復調部 1 0 2 によって復調処理を施した後、 C I R (Carrier to Interference Ratio) 情報抽出部 1 0 3に入力する。 '

C I R情報抽出部 1 0 3では、各通信相手局で測定され、各通信相手局から送られてきた C I R情報を抽出し、これをスケジューラ 1 0 4に送出する。スケジユーラ 1 0 4は各通信相手局からの C I Rを比較し、 C I Rが良い相手局ほど優先度を高くしてパケットデータの送信優先度を決定する。

つまり、無線基地局装置 1 0 0では、送信要求があった相手局に対して同時にバケツトデータを送信するのではなく、ダウンリンクシエアードチャネル等の複数の送信相手局との間で共有する共通チャネルを用い、スケジューラ 1 0 4で決めた順番で順次通信相手局にパケットデータを送信するようになっている。

なお図には示していないが、無線基地局装置 1 0 0は、アンテナ A N 1を介して通信相手局からの送信要求信号を受信し、この要求信号に応じたデータをスケジューラ 1 0 4で決めた順番で通信相手局に送信するようになっている。ここで各通信相手局に送信するパケットデータはバッファ 1 0 6に格納されており、選択部 1 0 5がスケジユーリング情報に基づく順番でバッファ 1 0 6に格納されたパケットデータを読み出して、続く符号化部 1 0 7及び変調部 1 0 8に送出する。

M C S (Modulation and Coding Scheme) 選択部 1 0 9は、スケジューラ 1 0 4から、スケジューリング情報と共に相手局との間の C I Rを受け取り、 C I Rに応じた符号化率及び変調方式を決定して、これらを符号化部 1 0 7及び変調部 1 0 8にそれぞれ送出する。具体的には、 C I Rが良いほど符号化率を高くしかつ変調多値数の大きい変調方式を選択する。

多重部 1 1 1では、 MC S選択部 1 0 9で選択され変調部 1 1 0で変調された符号化率及び変調方式の情報と、符号化部 1 0 7及び変調部 1 0 8により符号化及び変調処理が施されたバケツトデータが多重される。多重化後のデータは、無線送信部（送信 R F ) 1 1 2によって、ディジタルアナログ変換やアツプコンバート等の所定の無線送信処理が施された後、アンテナ AN 1から送信される。

力かる構成に加えて、無線基地局装置 1 0 0は、通知情報作成部 1 1 4を有する。通信情報作成部 1 1 ⁴は、スケジューラ 1 0 4により得られたスケジュ一リング情報に基づき、ある一定期間以上データの送信が行われない相手局が存在する場合には、その相手局に対して送信データは存在するがそのデータは送らないということを通知するデータ不送信情報を作成する。この実施の形態の場合には、不送信情報として、データを送らないという情報と共に送らないデータのサイズを示す情報を含めて通知するようになっている。

また無線基地局装置 1 0 0では、バッファ監視部 1 1 3によって、バッファ 1 0 6に不送信対象となるデータが存在するか否かを監視し、通知情報作成部 1 1 4がその存在を把握し、バッファ管理部 1 1 5によってそのパケットデータをバッファ 1 0 6から削除するようになされている。この結果、いつまでも送信しないデータをバッファ 1 0 6に格納しておかなくて済むので、バッファ 1 0 6を有効活用できるようになる。

通知情報作成部 1 1 4により作成されたデータ不送信情報は、変調部 1 1 6 によって変調され、続く多重部 1 1 1によってバケツトデータや MC S情報と多重され、送信 R F 1 1 2、アンテナ AN 1を介して相手局に送信される。因みに、この実施の形態の場合には、不送信情報に対して、無線基地局装置 1 0 0で決められた変調方式及ぴ符号化率の中で最も誤り率訂正能力が高い変調方式及び符号ィヒ率を割り当てるようになつている。これにより、相手局では不送信情報を誤り無く確実に受信できるようになる。すなわち、不送信情報 1

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を送るということは、その相手局との間の回線状態は非常に悪い可能性が高いので、不送信情報に対して誤りの生じ難い変調方式及び符号ィヒ率を割り当てることで、不送信情報を誤り無く確実に通知できるようになる。

次に図 2を用いて、無線基地局装置 1 0 0と通信を行う通信端末装置 2 0 0 の構成を説明する。通信端末装置 2 0 0は、無線基地局装置 1 0 0から送信されるパイ口ット信号をアンテナ AN 2、無線受信部（受信 R F ) 2 0 1及ぴ復調部 2 0 2を介して C I R測定部 2 0 3に入力する。 C I R測定部 2 0 3は復調されたパイ口ット信号に基づいて無線基地局装置 1 0 0との間の回線品質である C I R (Carrier to Interference Ratio) を測定する。この測定は常時行う。そして測定した C I Rを C I R値埋め込み部 2 0 4によつて他の送信データに埋め込んだ後、変調部 2 0 5、無線送信部（送信 R F ) 2 0 6及びアンテナ AN 2を介して無線基地局装置 1 0 0に送信する。

また無線基地局装置 1 0 0から送信された MC S選択情報は、復調部 2 0 7 により復調された後、 M C S解読部 2 0 8により解読される。パケットデータは、復調部 2 0 9及び復号部 2 1 0よって、 MC S解読部 2 0 8により解読された変調方式及び符号化率に対応する復調処理及び復号処理が行われた後、バッファ 2 1 1に格納される。さらに不送信情報が復調部 2 1 2により復調された後、不送信情報取得部 2 1 3に送出される。

復号されたデータはある程度のサイズ（例えば I Pデータグラム 1つ分）にまとまるまでバッファ 2 1 1に蓄積される。これは、データの伝送中に誤りが発生し、 I Pデータグラム 1つ分のデータを構成するパケットの途中で誤りが発生してデータの抜けが発生したときに、バッファ 2 1 1においてこの抜けの部分のデータが到着するまでデータの受信を待つためである。

不送信情報取得部 2 1 3は不送信情報を取得すると、バッファ 2 1 1に対してそれまで蓄積したデータをバケツト組み立て部 2 1 4に送出することを指示する読出し制御信号を出力する。つまり、不送信情報が受信されると、バッファ 2 1 1に所定量（例えば I Pデータグラム 1つ分) のデータが格納されて P 漏菌 11

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いなくても、蓄積されたデータをバケツト組み立て部 2 1 4に送出するようになっている。

バケツト組み立て部 2 1 4では、続くデータの送信が行われないことがわかると、図 3に示すように、その部分についてはダミーデータを埋め込んで I P データグラムを構成して上位レイヤに渡す。またデータの受信のために待機していたバッファ 2 1 1をタリァする。ダミーデータとしては、上位レイヤの誤り検出符号において誤りが検出されないようなデータを埋め込む。この結果、上位レイヤにデータの欠落した復調データを受け渡しても、上位レイャで誤りが検出されないので、上位レイヤではこの復調データを使ってスムーズに処理を行うことができるようになる。

次にこの実施の形態での無線基地局装置 1 0 0及ぴ通信端末装置 2 0 0の動作について説明する。無線基地局装置 1 0 0は、通信端末装置 2 0 0との間の回線状態が悪く、パケットデータを送信できなくなった場合には、データを送信しないことを示す不送信情報を送信する。

通信端末装置 2 0 0では、不送信情報を受け取ると、次のデータの受信を待つことを止めて、バッファ 2 1 1に蓄積されたデータに不送信データに対応するサイズのダミーデータを埋め込んで、上位レイャに送出する。

この結果、上位レイャではダミーデータが埋め込まれたデータを使って処理を進めることができるようになる。例えば画像データであった場合には、とりあえず渡されたデータを使って画面の一部を表示することができるので、画面全体を表示できないといった事態を回避できる。またバッファ 2 1 1を次の処理に使うことができるようになるので、バッファ 2 1 1を無駄に待機させることが無くなり、有効活用できる。

ここで図 4に示すように、図 1に示す構成を有する無線基地局装置 1 0 0が、図 2に示す構成を有する複数の通信端末装置 A、 B、 Cに対して下り送信を行う場合について説明する。

各通信端末装置 A、 B、 Cの移動に応じて、各通信端末装置 A、 B、じとの間の回線品質が図 5 ( B ) に示すように変動したものとする。無線基地局装置 1 0 0は、 MA X CZ l方式によりスケジューリングを行うので、図 5 (A) に示すように、最も C I Rの高い通信端末装置を優先してバケツトデータの送信先とする。

ここで時点 t 1〜 t 2の期間は通信端末装置 Cの C I Rが最も高いので、時点 t l〜 t 2の期間は通信端末装置 Cにバケツトデータを送信する。し力、し、その後は通信端末装置 Cとの間の回線品質は劣悪となるので、無線基地局装置 1 0 0は、時点 t 4で通信端末装置 Cへのパケットデータの送信をあきらめて、通信端末装置 Cにデータ不送信情報を送信する。通信端末装置 Cはこのデータ不送信情報を受け取ると、該当データを待ち受けることを止めて、上述したような処理を行う。

因みに、図 6 (A) は、無線基地局装置から通信端末装置への一般的な送信手順を示し、無線基地局装置と通信端末装置 Cとの間の回線品質が劣悪であり (図 6 ( B ) ) 、通信端末装置 Cには送信が割り当てられないにも拘わらず、通信端末装置 Cは時点 t 6以降もデータが送られてくるのを待機していなければならない。

以上の構成によれば、通信端末装置 2 0 0から送信要求があつたにも拘わらず、スケジユーリングの関係上、バケツトデータを送信しない受信局に対して、送信データを送信しないことを示す不送信情報を通知するようにしたことにより、通信端末装置 2 0 0での無駄な待機時間を無くすることができ、効率的な受信処理を行うことができるようになる。

なお上述の実施の形態では、スケジューリングの関係上、パケットデータを送信しない受信局に対して、送信データを送信しないことを示す不送信情報を通知する場合について述べたが、本発明はスケジューリングを行う場合に限らず、相手局から要求があった送信データを送信できない又は送信しない場合に広く適用できる。例えば、単なる適応変調を行うシステムにおいても、伝播環境が悪すぎて、最も誤り難い MC Sを割り当てても所望の誤り率を満たせないときに、不送信情報を送信すれば、上述の場合と同様の効果を得ることができる。

また上述の実施の形態では、通信端末装置 2 0 0が不送信情報を受け取ったときに、次のデータを待ち受けるのを止めてバッファ 2 1 1に蓄積したデータを上位レイヤに受け渡す場合について述べたが、例えば不送信情報として、次に送信データを送信する予定の時刻、次に送信する予定のバケツトデータのス口ット番号又はフレーム番号等を送信するようにしてもよい。このようにすれば、通信端末装置 2 0 0は、次の送信データを受信するまでにどのくらい待機すればよいかを認識できるようになるので、例えばその送信データの受信を待つてスロットやフレームの糸且み立てを行う場合には、バッファ 2 1 1をいつまで予約しておけばよいかを前もって認、識できるようになる。

また上述の実施の形態では、不送信情報として、次の送信すべきデータを送信しないこととそのデータのサイズとを通知する場合について述べたが、不送信情報として、スケジューラ 1 0 4で作成したスケジユーリング情報を通知するようにしてもよい。このようにすれば、通信端末装置 2 0 0では、通知されたスケジューリング情報に基づいて、どのくらい待機すれば次の送信データが送られてくるか、または次の送信データは送られてこないのかを認識できるので、無駄な待機時間を費やすことが無くなる。この結果、待機時間中に割り当てているメモリやプロセッサ等を他の処理に割り当てることができるようになるので、効率的な受信処理を行うことができるようになる。

また上述の実施の形態では、不送信情報を送信するチャネルについては言及しなかったが、送信データを送信するチャネルとは別のチャネルを用いて不送信情報を送信すれば、データを送信するチャネルの容量等を考えることなく、不送信情報に対して誤り率特性の良い変調方式や符号化率等を割り当てることができるようになるので、不送信情報を確実に相手局に送ることができるようになる。

また通信相手局に対して送信データの存在を通知するために使用する共通チネルを用いて不送信情報を送信すれば、通信端末装置 2 0 0では、 C C P C H (Common Control Physical CHannel) 等の送信データの存在を通知するために使用する共通チャネルを常時受信するだけで、不送信情報を受信することができるようになる。この結果、追加のチャネルを受信する回路が必要無くなるので、簡易な構成により不送信情報を受信できるようになる。

また、送信データを送信するチャネルと同じチャネルを用いて不送信情報を送信するようにしてもよい。このようにすれば、新たなチャネルを追加する必要が無くなる。

また上述の実施の形態の構成に加えて、無線基地局装置 1 0 0が、送信しないデータの種類に応じて、不送信情報を通知するか否かを選択するようにしてもよい。このようにすれば、通信端末装置 2 0 0において、データが送られてこないという不送信情報が必要となるケースは、画像などのリアルタィムデータの場合なので、そのようなデータのときだけ不送信情報を送信することにより、無線帯域を無駄に使用することを回避できる。

また上述の実施の形態の構成に加えて、無線基地局装置 1 0 0がデータの送信優先度よりも不送信情報に対する送信優先度を高くすれば、通信端末装置 2 0 0では、不送信情報を早く受け取ることができるようになるので、送信されなレヽデータに関する待機時間を一段と短縮化することができるようになる。また上述の実施の形態の構成に加えて、無線基地局装置 1 0 0が送信データを送信しなくなつてから通信端末装置 2 0 0との間で決められた一定時間が経過したときに不送信情報を通知するようにすれば、通信端末装置 2 0 0に設けられたバッファ 2 1 1の容量等に合わせて上記一定時間を設定することで、通信端末装置 2 0 0での待ち受け時間を適宜設定することができるようになる。

さらに上述の実施の形態では、無線基地局装置 1 0 0から送信データ及び不送信情報を送信し、通信端末装置 2 0 0でこれらを受信する場合について述べたが、これとは逆に、通信端末装置 2 0 0から送信データ及び不送信情報を送信し、無線基地局装置 1 0 0でこれらを受信するようにしてもよい。

本発明は、上述した実施の形態に限定されずに、種々変更して実施することができる。

本発明の無 f泉通信装置は、通信相手局からの送信要求信号を受信する受信手段と、要求に応じた送信データを通信相手局に送信する送信手段と、送信データを相手局に送信しないとき又は送信できないときに、送信データを送信しないことを示す不送信情報を通信相手局に通知する不送信情報通知手段とを具備する構成を採る。

この構成によれば、送信データを受信する受信局では、不送信情報を受け取ると、受信を待機しているデータが送られてこないことを認、識できるので、無駄な待機時間を費やすことがなくなる。この結果、この待機時間中に割り当てているメモリやプロセッサ等を他の処理に割り当てることができるようになるので、効率的な受信処理を行うことができるようになる。

本発明の無線通信装置は、不送信情報通知手段が、不送信情報に、送信しないデータのサイズに関する情報を含ませて通知する構成を採る。

この構成によれば、受信局では、送信されないデータのサイズを認識できるようになるので、例えばそのサイズに応じたサイズのダミーデータを埋め込むなどの補間処理を施すことにより、欠落したデータを適宜補って次の処理（例えば上位レイヤにデータを受け渡す処理）へと進むことができるようになる。本発明の無線通信装置は、不送信情報通知手段が、次に送信データを送信する予定の時刻、次に送信する予定のバケツトデータのスロット番号又はフレーム番号を通知する構成を採る。

この構成によれば、受信局では、次の送信データを受信するまでにどのくらい待機すればよいかを認、識できるようになるので、例えばその送信データの受信を待ってスロットやフレームの組み立てを行う場合には、受信バッファをいつまで予約しておけばよいかを認、識できるようになる。

本発明の無線通信装置は、不送信情報通知手段が、通信相手局 04811

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ジュール情報を通知する構成を採る。

この構成によれば、受信局では、通知されたスケジュール情報に基づいて、どのくらい待機すれば次の送信データが送られてくる力 \ または次の送信データは送られてこないのかを認識できるので、無駄な待機時間を費やすことが無くなる。この結果、待機時間中に割り当てているメモリやプロセッサ等を他の処理に割り当てることができるようになるので、効率的な受信処理を行うことができるようになる。

本発明の無線通信装置は、不送信情報通知手段が、送信手段が送信データを送信するチャネルとは別のチャネルを用いて、不送信情報を通信相手局に通知する構成を採る。

この構成によれば、データを送信するチャネルの容量等を考えることなく、不送信情報に対して誤り率特性の良い変調方式や符号化率等を割り当てることができるようになるので、不送信情報を確実に相手局に送ることができるようになる。

本発明の無線通信装置は、不送信情報通知手段が、通信相手局に対して送信データの存在を通知するために使用する共通チャネルを用いて、不送信情報を通知する構成を採る。

この構成によま、、受信局では、 C C P C H (Common Control Physical

CHannel)等の送信データの存在を通知するために使用する共通チャネルを常時受信するだけで、不送信情報を受信することができるようになる。この結果、追加のチャネルを受信する回路が必要無くなるので、簡易な構成により不送信情報を受信できるようになる。

本発明の無茅泉通信置は、不送信情報通知手段が、送信しないデータの種類に応じて、不送信情報を通知するか否かを選択する構成を採る。

この構成によれば、受信局において、データが送られてこないという不送信情報が必要となるケースは、画像などのリアルタイムデータゃストリーミングデータの場合なので、そのようなデータのときだけ不送信情報を送信すること P03 04811

13 により、無線帯域を無駄に使用することを回避できる。

本発明の無線通信装置は、不送信情報通知手段が、送信手段が送信データを送信するチャネルと同じチャネルを用いて、不送信情報を通知する構成を採る。この構成によれば、新たなチャネルを追加する必要が無くなる。

本発明の無線通信装置は、通信相手局との間の回線状態に応じて適応的に送信データに対する変調方式及び符号化率を変えて送信し、不送信情報通知手段が、不送信情報に対して、決められた変調方式及び符号化率の中で最も誤り率訂正能力が高い変調方式及び符号化率を割り当てる構成を採る。

この構成によれば、不送信情報を送信する相手局は回線状態が悪、可能性が非常に高いことに着目して、不送信情報に対して誤りの生じ難い変調方式及び符号化率を割り当てることで、不送信情報を確実に相手局に伝えることができるよフになる。

本発明の無線通信装置は、複数の通信相手局に対して送信データを送信するスケジュールを作成するスケジューリング手段をさらに具備し、当該スケジュ一リング手段は、不送信情報に対する送信優先度を高くする構成を採る。

この構成によれば、受信局では、不送信情報を早く受け取ることができるようになるので、送信されなレ、データに関する待機時間を一段と短縮化することができるようになる。

本発明の無線通信装置は、不送信情報通知手段が、送信手段が送信データを送信しなくなつてから決められた一定時間が経過したときに不送信情報を通知する構成を採る。

この構成によれば、受信局に設けられた受信バッファの容量等に合わせて上記一定時間を設定すれば、受信局での待ち受け時間を適宜設定することができるようになる。

本発明の無線通信装置は、相手局から受信した送信データを復調する復調手段と、復調したデータを格納するデータ格納手段と、当該データ格納手段に所定量の復調データが格納されたとき、当該データ格納手段に格納された復調デ T JP03/04811

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ータを読み出し所定のデータ処理を施して上位レイヤに受け渡すデータ処理手段と、相手局から送信データを送信しないことを示す不送信情報を受信する不送信情報取得手段と、を具備し、データ処理手段は、不送信情報取得手段によつて相手局から不送信情報が取得されたとき、データ格納手段に所定量の復調データが格納されていなくても、格納されている復調データを上位レイヤに受け渡す構成を採る。

この構成によれば、不送信情報が送られてくると、次のデータを待ち受けることなく、データ格納手段に格納されている復調データを上位レイヤに受け渡すので、上位レイャでは例えば画像が長時間表示できないといった不都合が回避される。また不送信情報により、相手側に送信要求が届いていないのではなく、回線状態が悪いことが原因でデータを受け取ることができないことを認識することができるので、ネットワークの先に接続されたサーバへの無駄な再送リクエストを行わなくなる。この結果、サーバの負荷を軽減できるとともに、ネットワークへのトラヒックを削減できるようになる。

本発明の無 f泉通信装置は、格納されている復調データを上位レイヤに受け渡す際に、誤り検出符号において誤りが検出されないようなデータを埋め込んで上位レイヤに受け渡す構成を採る。

この構成によれば、上位レイヤにデータの欠落した復調データを受け渡しても、上位レイヤで誤りが検出されないので、上位レイヤではこの復調データを使ってスムーズに処理を行うことができるようになる。

本発明の無線基地局装置は、上記無線通信装置を具備する構成を採る。

本発明の通信端末装置は、上記無線通信装置を具備する構成を採る。

これらの構成によれば、受信側での無駄な処理を低減して効率的な無線受信処理を実現し得る無線基地局装置及び通信端末装置を得ることができる。

以上説明したように本発明によれば、送信要求があるにも拘わらずある一定期間以上バケツトデータを送信しない又はできない受信局に対して、送信データを送信しないことを示す不送信情報を通知するようにしたことにより、受信側での無駄な処理を低減して効率的な無線受信処理を実現することができる。本明細書は、 2002年 4月 30日出願の特願 2002- 128086に基づく。その内容はすべてここに含めておく。産業上の利用可能性

本発明は、例えばスケジユーリング技術や適応変調技術を用いて複数の無線端末からの要求に応じたデータを送信する無線基地局装置に適用して好適なものである。

Claims

請求の範囲

1 . 通信相手局からの送信要求信号を受信する受信手段と、前記要求に応じた送信データを通信相手局に送信する送信手段と、前記送信データを相手局に送信しないとき又は送信できないときに、送信データを送信しないことを示す不送信情報を前記通信相手局に通知する不送信情報通知手段と、を具備する無

2 . 前記不送信情報通知手段は、前記不送信情報に、送信しないデータのサィズに関する情報を含ませて通知する、請求項 1に記載の無線通信装置。

3 . 前記不送信情報通知手段は、次に送信データを送信する予定の時刻、次に送信する予定のバケツトデータのスロット番号又はフレーム番号を通知する、請求項 1に記載の無線通信装置。

4 . 前記不送信情報通知手段は、通信相手局に対してスケジュール情報を通知する、請求項 1に記載の無線通信装置。

5 . 前記不送信情報通知手段は、前記送信手段が前記送信データを送信するチャネルとは別のチャネルを用いて、前記不送信情報を通信相手局に通知する、請求項 1に記載の無線通信装置。

6 . 前記不送信情報通知手段は、通信相手局に対して前記送信データの存在を通知するために使用する共通チャネルを用いて、前記不送信情報を通知する、請求項 1に記載の無線通信装置。

7 . 前記不送信情報通知手段は、送信しないデータの種類に応じて、前記不送信情報を通知するか否かを選択する、請求項 1に記載の無線通信装置。

8 . 前記不送信情報通知手段は、前記送信手段が前記送信データを送信するチャネルと同じチャネルを用いて、前記不送信情報を通知する、請求項 1に記載の無線通信装置。

9 . 前記無線通信装置は、通信相手局との間の回線状態に応じて適応的に前記送信データに対する変調方式及び符号化率を変えて送信するようになっており、前記不送信情報通知手段は、前記不送信情報に対して、前記無線通信装置で決められた変調方式及ぴ符号化率の中で最も誤り率訂正能力が高い変調方式及ぴ符号化率を割り当てる、請求項 1に記載の無線通信装置。

1 0 . 複数の通信相手局に対して送信データを送信するスケジュールを作成するスケジューリング手段をさらに具備し、当該スケジューリング手段は、前記不送信情報に対する送信優先度を高くする、請求項 1に記載の無線通信装置。

1 1 . 前記不送信情報通知手段は、前記送信手段が送信データを送信しなくなつてから決められた一定時間が経過したときに前記不送信情報を通知する、請求項 1に記載の無線通信装置。

1 2 . 相手局から受信した送信データを復調する復調手段と、復調したデータを格納するデータ格納手段と、当該データ格納手段に所定量の復調データが格納されたとき、当該データ格納手段に格納された復調データを読み出して所定のデータ処理を施して上位レイヤに受け渡すデータ処理手段と、相手局から送信データを送信しないことを示す不送信情報を受信する不送信情報取得手段と、を具備し、前記データ処理手段は、前記不送信情報取得手段によって相手局から不送信情報が取得されたとき、前記データ格納手段に前記所定量の復調データが格納されていなくても、格納されている復調データを前記上位レイャに受け渡す、無線通信装置。

1 3 . 前記格納されている復調データを前記上位レイヤに受け渡す際に、誤り検出符号において誤りが検出されないようなデータを埋め込んで上位レイャに受け渡す、請求項 1 2に記載の無線通信装置。

1 4. 請求項 1に記載の無線通信装置を具備する無線基地局装置。

1 5 . 請求項 1に記載の無線通信装置を具備する通信端末装置。

1 6 . 請求項 1 2に記載の無線通信装置を具備する無線基地局装置。

1 7 . 請求項 1 2に記載の無線通信装置を具備する通信端末装置。