WO2003095347A1 - Dispositif d'enroulement d'une machine a decouper - Google Patents

Description

明 糸田 書 スリツタの卷取装置 技術分野

この発明は、 プラスチックフィルムなどのウェブ材料のスリツト後、 そのゥェ ブ材料を卷取軸に巻き取るスリッ夕の卷取装置に関するものである。

背景の技術

スリッ夕の巻取装置では、 多くの場合、卷取軸が一対の側板間に配置され、各 側板に支持される。 さらに、駆動モータによって巻取軸が駆動され、 回転し、 プ ラスチックフィルムなどのウェブ材料のスリット後、 そのウェブ材料が卷取軸に 巻き取られる。

ところで、 最近、 スリッ夕によって広幅のウェブ材料をスリットし、巻き取る ことが要望されている。 これを達成するには、卷取軸に相当の長さをもたせ、広 幅のウェブ材料であっても、 スリット後、 それを支障なく卷き取ることができる ようにせねばならない。 この場合、 問題は卷取軸の強度である。 卷取軸に相当の 長さのものを使用すると、卷取軸が各側板間でたわみ、 ウェブ材料を的確に卷き 取ることができないという不都合がある。 さらに、卷き取り後、卷取軸をその軸 方向に移動させ、卷取製品から抜き取り、 分離させる必要があるが、卷取軸の長 さによってその重量が増大することは当然である。 しかも、 ウェブ材料は広幅の ものであり、 その巻取製品から抜き取るには、卷取軸を大きいストロークをもつ て移動させねばならず、 その作業は容易ではない。

したがって、 この発明は、卷取軸を一対の側板間に配置し、各側板に支持し、 ウェブ材料のスリット後、 そのウェブ材料を卷取軸に卷き取るスリッ夕の卷取装 置において、 広幅のウェブ材料であっても、 ウェブ材料を的確に卷き取り、卷き 取り後、巻取製品と卷取軸を容易に分離させることができるようにすベくなされ たものである。

発明の開示

この発明によれば、巻取軸がその軸方向に 2分割され、 その分割部分が中間支 持部材に支持され、 その状態でウェブ材料が巻き取られる。 さらに、 ウェブ材料 の卷き取り後、卷取軸の軸方向において、各分割軸が互いに離れる方向に移動し 、卷取製品から抜き取られる。

好ましい実施例では、各側板にそれぞれ駆動モータが設けられ、駆動モ一夕が 分割軸に連結される。 さらに、 中間支持部材の位置において、各分割軸の軸端に ベアリングボックスが設けられ、 ベアリングボッタスが中間支持部材に支持され 、駆動モータによって各分割軸が回転し、 ウェブ材料が巻き取られ、巻き取り後 、各側板が卷取軸の軸方向に移動し、側板によって各分割軸が引っ張られ、 その ベアリングボックスが中間支持部材から引き抜かれ、各分割軸が卷取製品から抜 き取られる。

各側板において、 垂直軸によって各分割軸を支持し、 ウェブ材料の卷き取り後 、各分割軸を垂直軸のまわりに旋回させ、 その後、卷取製品を分割軸から抜き取 るようにしてもよい。

中間支持部材の位置において、各分割軸の軸端にベアリングボックスを設け、 ベアリングボックスを中間支持部材に支持し、 ウェブ材料の巻き取り後、各分割 軸を垂直軸のまわりに旋回させ、 そのべアリングボックスを中間支持部材から弓 I き抜くようにしてもよい。

図面の簡単な説明

図 1はこの発明の実施例を示す説明図である。

図 2は図 1の装置の正面図である。

図 3は図 2の分割軸と中間支持部材の関係を示す断面図である。

図 4は図 3の中間支持部材の側面図である。

図 5は図 2の分割軸と補助支持部材の関係を示す側面図である。 図 6は図 2の分割軸を卷取製品から抜き取る状態を示す説明図である。

図 7は他の実施例を示す正面図である。

図 8は図 7の装置の一部拡大図である。

図 9は図 7の分割軸と中間支持部材の関係を示す側面図である。

図 1 0は図 7の巻取製品を分割軸から抜き取る状態を示す説明図である。

発明を実施するための最良の形態

図 1はこの発明にかかる装置を示す。 この装置はスリッ夕の巻取装置であり、 プラスチックフィルムなどのウェブ材料 1が原反 2から巻き出され、 スリツト刃 3に導かれ、複数条にスリツ卜されることは従来のものと同様である。 一対の卷 取装置がスリッタの前後両側に設けられており、 ウェブ材料 1のスリット後、 そ のウェブ材料 1が各卷取装置に導かれることも従来のものと同様である。

さらに、各卷取装置において、接触ローラ 4がアーム 5の先端に支持され、 図 2に示すように、 卷取軸 6がー対の側板 7間に配置され、各側板 7に支持されて おり、 ウェブ材料 1のスリツト後、 そのウェブ材料 1が可動架台 8のガイド口一 ラ 9を通り、接触ローラ 4および卷取軸 6に導かれ、卷取軸 6に卷き取られる。 これによつてウェブ材料 1の巻取ロール 1 0が形成され、接触ローラ 4はその卷 取ロール 1 0に接触する。 さらに、 シリンダ 1 1がアーム 5および接触ローラ 4 に作用し、接角虫ローラ 4と卷取ロール 1 0間に接圧が生じる。 さらに、 たとえば 、特許第 2 9 5 8 5 7 0号公報に記載されているものと同様、 アーム 5およびシ リンダ 1 1が可動架台 8のスライダ' 1 2に支持されており、 卷取ロール 1 0の卷 き径の増大にともない、可動架台 8がレール 1 3に沿って移動し、接触ローラ 4 、 アーム 5およびシリンダ 1 1は卷取軸 6から離れる方向に移動する。 これによ つて卷き径の増大が許容されるものである。

さらに、 この装置では、卷取軸 6がその軸方向に 2分割され、 その分割部分が 中間支持部材 1 4に支持されており、 その状態でウェブ材料 1が卷き取られる。 この実施例では、各側板 7にそれぞれ駆動モータ 1 5が設けられ、駆動モータ 1 5がベルトまたはチヱ一ン 1 6および分割軸 6に連結されている。 さらに、 図 3 および図 4に示すように、 中間支持部材 1 4の位置において、各分割軸 6の軸端 にベアリングボックス 1 7が設けられており、 それに対応する大きさの孔 1 8が 中間支持部材 1 に形成され、 ベアリングポックス 1 7は孔 1 8にはめ込まれ、 中間支持部材 1 4に支持されている。 したがって、 各分割軸 6が側板 7および中 間支持部材 1 4に支持されているものである。 そして、駆動モータ 1 5によって 各分割軸 6が駆動され、 回転し、 ウェブ材料 1が巻き取られる。 ロック機構を中 間支持部材 1 4に設け、 ベアリングボックス 1 7を孔 1 8にロックするようにし てもよい。

側板 7は懸垂式のもので、 レール 1 9に吊られ、 支持されており、 レール 1 9 に沿って移動することができる。 レール 1 9は卷取軸 6の軸方向にのびる。 中間 支持部材 i 4も同様であり、 レール 1 9に吊られ、 支持されている。 さらに、 側 板 7と中間支持部材 1 4間において、補助支持部材 2 0がレール 1 9に吊られ、 支持されており、 図 5に示すように、各分割軸 6の適所にベアリングボックス 2 1が設けられ、 横方向に開口するみぞ 2 2が補助支持部材 2 0に形成され、 ベア リングボックス 2 1にはめ合わされており、各分割軸 6が補助支持部材 1 8に支 持されている。 ロック機構を補助支持部材 2 0に設け、 ベアリングボックス 2 1 をみぞ 2 2にロックするようにしてもよい。

そして、 ウェブ材料 1の巻き取り後、巻取軸 6の軸方向において、各分割軸 6 が互いに離れる方向に移動し、巻取製品 1 0力、ら抜き取られる。 この実施例では 、 巻き取り後、 ォペレ一夕が補助支持部材 2 0を操作し、補助支持部材 2 0はレ ール 1 9のまわりを旋回し、 分割軸 6および卷取製品 1 0から後退する。 その後 、 図 6に示すように、 オペレータによって卷取製品 1 0が押され、卷取製品 1 0 は分割軸 6に沿って移動し、 中間部材 1 4に向かって幅寄せされる。 さらに、 台 車 2 3が卷取製品 1 0の下方に配置され、 台車 2 3のリフタによってそのテ一ブ ル 2 4が持ち上げられ、巻取製品 1 0がテーブル 2 4に支持される。 その後、 ォ ペレ一夕が側板 7を操作し、各側板 7がレール 1 9に沿つて移動し、側板 7によ つて各分割軸 6が引っ張られ、 そのべァリングボックス 1 7が中間支持部材 1 4 から引き抜かれる。 さらに、側板 7によって各分割軸 6が引っ張られ、 各分割軸 6が卷取製品 1 0から引き抜かれ、 分離される。 その後、 台車 2 3によって卷取 製品 1 0が搬送されるものである。

したがって、 この装置の場合、 広幅のウェブ材料 1であっても、 問題はない。 スリッタによって広幅のウェブ材料 1をスリットし、卷き取るには、卷取軸 6に 相当の長さのものを使用する必要があるが、 相当の長さのものであっても、卷取 軸 6はその軸方向に 2分割され、 その分割部分が中間支持部材 1 4に支持される ことは前述したとおりである。 したがって、 中間支持部材 1 4によって卷取軸 6 のたわみが防止され、卷取軸 6が各側板 7間でたわむことはなく、 ウェブ材料 1 を的確に巻き取ることができる。 分割軸 6が補助支持部材 2 0に支持され、 補助 支持部材 2 0によって分割軸 6のたわみを防止することもできる。 さらに、 ゥェ ブ材料 1の巻き取り後、各分割軸 6がその軸方向に移動し、卷取製品 1 0から抜 き取られることも前述したとおりであり、卷取軸 6が相当の長さであっても、抜 き取られるのは卷取軸 6全体ではなく、各分割軸 6であり、 その重量は小さく、 ストロークも小さい。 したがって、卷取製品 1 0と巻取軸 6を容易に分離させる ことができる。

図 7は他の実施例を示す。 この実施例でも、 巻取軸 6が一対の側板 7間に配置 されており、各側板 7に支持されていることは図 1のものと同様である。 さらに 、卷取軸 6がその軸方向に 2分割されており、 その分割部分が中間支持部材 1 4 に支持され、 その状態でウェブ材料 1が卷き取られる。 さらに、 この実施例では 、 図 8に示すように、各側板 Ίにおいて、垂直軸 2 5によつて各分割軸 6が支持 されており、 ゥエブ材料 1の卷き取り後、各分割軸 6が垂直軸 2 5のまわりを旋 回し、 その後、 卷取製品 1 0が分割軸 6から抜き取られる。

さらに、 図 7の実施例では、各側板 7にそれぞれ駆動モータ 1 5が設けられ、 駆動モータ 1 5がベルトまたはチェーン 1 6、伝動軸 2 6および分割軸 6に連結 されており、 垂直軸 2 5付近において、 ジョイント 1 7によって伝動軸 2 6と分 割軸 6が連結されている。 ジョイント 2 7はオルダム継手からなる。 さらに、 中 間支持部材 1 4の位置において、各分割軸 6の軸端にベアリングボックス 1 7が 設けられ、 図 9に示すように、 横方向に開口するみぞ 2 8が中間支持部材 1 4に 形成され、 ベアリングボックス 1 7がみぞ 1 8にはめ込まれ、 支持されている。 したがって、各分割軸 6が側板 7および中間支持部材 1 4に支持されているもの である。 そして、駆動モータ 1 5およびジョイント 2 7によって各分割軸 6が駆 動され、 回転し、 ウェブ材料 1が巻き取られる。 ロック機構を中間支持部材 1 4 に設け、 ベアリングボックス 1 7をみぞ 2 8にロックするようにしてもよい。 図 7の実施例において、 ウェブ材料 1が卷取軸 6に巻き取られるとき、 接触口 —ラ 4が卷取ロール 1 0に接触し、 両者間に接圧が生じることは図 1のものと同 様である。 卷取ロール 1 0の巻き径の増大にともない、可動架台 8がレール 1 3 に沿って移動し、接触ローラ 4が卷取ロール 1 0から離れる方向に移動し、 これ によって巻き径の増大が許容されることも図 1のものと同様である。

そして、 巻き取り後、 オペレータが分割軸 6を操作し、各分割軸 6が垂直軸 2 5のまわりを旋回し、 そのベアリングボックス 1 7が中間支持部材 1 4から引き 抜かれる。 さらに、各卷取装置において、各分割軸 6が垂直軸 2 5のまわりを旋 回すると、 図 1 0に示すように、 分割軸 6および卷取製品 1 0がスリッ夕の前側 および後側に突出する。 その後、 スリツタの前側および後側において、 卷取製品 1 0が分割軸 6から抜き取られるものである。

したがって、広幅のウェブ材料 1であっても、 中間支持部材 1 4によって卷取 軸 6のたわみが防止され、卷取軸 6が各側板 Ί間でたわむことはなく、 ゥエブ材 料 1を的確に卷き取ることができる。 ウェブ材料 1の巻き取り後、 スリツ夕の前 側および後側において、卷取製品 1 0が分割軸 6から抜き取られ、卷取製品 1 0 と卷取軸 6を容易に分離させることもできる。 以上説明したように、 この発明によれば、広幅のウェブ材料であっても、卷取 軸が各側板間でたわむことはなく、 ウェブ材料を的確に巻き取ることができる。 ウェブ材料の巻き取り後、卷取製品と卷取軸を容易に分離させることもでき、 所 期の目的を達成することができるものである。

Claims

請求の範囲

( 1 ) 卷取軸を一対の側板間に配置し、前記各側板に支持し、 ウェブ材料のス リット後、 そのウェブ材料を前記卷取軸に卷き取るスリッタの卷取装置であって

、前記卷取軸をその軸方向に 2分割し、 その分割部分を中間支持部材に支持し、 その状態で前記ウェブ材料を卷き取り、巻き取り後、 前記卷取軸の軸方向におい て、各分割軸を互いに離れる方向に移動させ、卷取製品から抜き取るようにした ことを特徴とするスリッタの巻取装置。

( 2 ) 前記各側板にそれぞれ駆動モータを設け、 前記駆動モータを前記分割軸に 連結するとともに、 前記中間支持部材の位置において、前記各分割軸の軸端にベ ァリングボックスを設け、 前記ベアリングボックスを前記中間支持部材に支持し 、 前記駆動モータによって前記各分割軸を回転させ、 前記ウェブ材料を卷き取り 、巻き取り後、 前記各側板を前記卷取軸の軸方向に移動させ、 前記側板によって 前記各分割軸を引っ張り、 そのべァリングボックスを前記中間支持部材から引き 抜き、 前記各分割軸を前記卷取製品から抜き取るようにしたことを特徴とする請 求項 1に記載の巻取装置。

( 3 ) 卷取軸を一対の側板間に配置し、前記各側板に支持し、 ウェブ材料のスリ ット後、 そのウェブ材料を前記巻取軸に巻き取るスリッタの卷取装置であって、 前記卷取軸をその軸方向に 2分割し、 その分割部分を中間支持部材に支持し、 そ の状態で前記ウェブ材料を卷き取り、 さらに、 前記各側板において、垂直軸によ つて各分割軸を支持し、前記ウェブ材料の巻き取り後、 前記各分割軸を前記垂直 軸のまわりに旋回させ、 その後、卷取製品を前記分割軸から抜き取るようにした ことを特徴とするスリツ夕の卷取装置。

( 4 ) 前記各側板にそれぞれ駆動モー夕を設け、 前記駆動モ一夕を前記分割軸に 連結するとともに、 前記中間支持部材の位置において、前記各分割軸の軸端にベ ァリングポヅクスを設け、 前記ベアリングボックスを前記中間支持部材に支持し 、前記駆動モータによって前記各分割軸を回転させ、前記ウェブ材料を巻き取り 、巻き取り後、 前記各分割軸を前記垂直軸のまわりに旋回させ、 そのベアリング ボックスを前記中間支持部材から引き抜くようにしたことを特徴とする請求項 3 に記載の巻取装置。