WO2004056117A1 - カメラ制御システム、カメラサーバ、クライアント、制御方法及び記録媒体 - Google Patents

Abstract

任意の時刻において、ひとつのクライアントからのみ操作コマンドがカメラサーバヘ発行されるように、カメラ制御を希望する総てのクライアントを適切に、管理、制御することで、クライアントが意図した動作をカメラサーバが実行できるようにしたカメラ制御システムを提供することを目的とする。撮像アングル制御自在のカメラを制御するカメラサーバ1と、このカメラを制御してこのカメラサーバ1から送信される映像を表示画面に表示する複数のクライアント3a、3b、3cとから構成されるカメラ制御システムにおいて、このカメラサーバ1は、一のクライアントから発行されるこのカメラを制御するための制御権限獲得要求を受信した場合、このクライアントに対しこのカメラを制御できるまでの待ち時間およぴこの待ち時間経過後に所定時間制御を許可する制御許可時間からなる時間情報を通知する通知手段を備えることを特徴とするものである。

Description

明細書

カメ ラ制御システム、 カメ ラサーバ、 ク ライアン ト、 制御方法 及び記録媒体 技術分野

本発明は、 パン、 チル ト、 ズーム等の機能を持つ 1 台のカメ ラ を制御するカメ ラサーバに接続される複数台のク ライアン トを適 切に管理するカメ ラ制御システム、カメ ラサーパ、ク ライアン ト、 制御方法及び記録媒体に関する。 背景技術

従来、 監視カメ ラ装置のよ う に、 遠隔地から ビデオカメ ラ等撮 像装置を制御するこ とが可能なシステムがある。 防犯などに使用 されるこの種の装置においては、 1 つのカメ ラに対してカメ ラの 制御を希望する者が少ないのが普通である。 したがって、 複数の 制御者が同時に一台のカメ ラを制御するこ とがなかった。 発明の開示

と ころで、 近年、 イ ンターネッ ト等のネッ ト ワークの普及が進 み、 ネッ トワークに接続されたビデオカメ ラ等によって撮像され た映像を受信して複数の視聴者が見るこ とができる、 いわゆるネ ッ ト ワークカメ ラ と称される ビデオカメ ラゃスチルカメ ラ（以下、 カメ ラ と称する。 ） がある。

このよ う なネッ ト ワークカメ ラにおいては、 単にビデオカメ ラ よ り配信される映像を観察するだけでなく 、 例えば、 ネッ ト ヮー ク上の W W W ( World Wide Web) サーバ （以下、 カメ ラサーバ と もいう。 ） にコンピュータ制御可能なビデオカメ ラを接続し、 そのカメ ラのパン、 チル ト、 ズーム等の機能をネッ トワークを介 して遠隔地のクライアン トから制御できるよ う にするシステムの 開発も進められている。

しかしながら、 パン、 チルト、 ズームなどの機能を持ったカメ ラサーパにおいて、 複数のクライアン トが同時にこれらの操作コ マン ドをカメ ラサーバへ送信しょ う と した場合、 カメ ラサーバは 全ての操作コマン ドを処理しょ う とするので、 多数のクライアン トからのカメ ラ制御要求の競合が予想される。 そのため、 それぞ れのクライアン トが意図した動作をさせるこ とができないので、 複数のクライアン トからのカメ ラ制御要求を適切に管理するため の機構が望まれる。

斯かる点に鑑み、 本発明は、 任意の時刻において、 ひとつのク ライアン トからのみ操作コマン ドがカメ ラサーバへ発行されるよ う に、力メ ラ制御を希望する総てのクライアン トを適切に、管理、 制御することで、 クライアン トが意図した動作をカメ ラサーバが 実行できるよ う にしたカメ ラ制御システム、 カメ ラサーバ、 クラ イアン ト、 制御方法、 及び記録媒体を提供するものである。

本発明カメ ラ制御システムは、 撮像アングル制御自在のカメ ラ を制御するカメ ラサーバと、 このカメ ラを制御してこのカメ ラサ ーバから送信される映像を表示画面に表示する複数のクライアン ト とから構成されるカメ ラ制御システムにおいて、 カメ ラサーバ は、 一のクライアン トから発行されるこのカメ ラを制御するため の制御権限獲得要求を受信した場合、 このク ライアン トに対しこ のカメ ラを制御できるまでの待ち時間およびこの待ち時間経過後 に所定時間制御を許可する制御許可時間からなる時間情報を通知 する通知手段を備えるよ う にしたものである。

本発明カメ ラサーバの制御方法は、 撮像アングル制御自在の力 メ ラを有し、 遠隔地にあるクライアン トからの指示に従ってこの カメ ラによ り撮影される映像をこのクライアン トに送信するカメ ラサーバの制御方法であって、 一のク ライアン トから発行される このカメ ラを制御するための制御権限獲得要求を受信した場合、 このクライアン トに対しこのカメ ラを制御できるまでの待ち時間 およびこの待ち時間経過後に所定時間制御を許可する制御許可時 間からなる時間情報を通知するにしたものである。

本発明クライアン トの制御方法は、 撮像アングル制御自在の力 メ ラにて撮影された映像の送信を行うカメ ラサーバに接続される クライアン トの制御方法であって、 このカメ ラサーバに対しこの カメ ラを制御するための制御権限獲得.要求およびこのクライアン トの識別情報を発行し、 この制御権限獲得要求および識別情報を 受信したこのカメ ラサーバよ り返信される、 このカメ ラを制御で きるまでの待ち時間およびこの待ち時間経過後に所定時間制御を 許可される制御許可時間を受信し、 この待ち時間を受信した時点 からのこの待ち時間が経過したらカメ ラ制御を許可する旨を使用 者に通知するよ う にしたものである。

斯かる本発明によれば、 クライアン トからカメ ラサーバへ制御 権限獲得要求を発行すると、 カメ ラサーバからクライアン トに対 し待ち時間と制御許可時間を通知し、 最低 1 回の通信を行う のみ でクライアン トのカメ ラ制御権限を管理するこ とができる。 図面の簡単な説明

図 1 はカメ ラ制御システムの一例を示す線図である。

図 2はクライアン トの表示画面の一例を示す線図である。

図 3 は本発明カメ ラサーバでの制御権限獲得要求コマン ド処 理を示すフローチャー トである。

図 4は本発明カメ ラサーバとクライアン ト間の トランザクシ ョ ンフローの一例を示す線図である。

図 5 は本発明カメ ラサーバの管理テーブルの時間経過による 変遷の一例を示す線図である。

図 6 は本発明クライアン トにおける処理を示すフローチヤ一 トである。

図 7は本発明カメ ラサーバの管理テーブルの時間経過による 処理を示すフ ローチャー トである。

図 8は管理テーブルの概念を示す線図である。

図 9は本発明カメ ラサーバとクライアン ト間の トランザクシ ョ ンフ ローの他の例を示す線図である。 発明を実施するための最良の形態

以下、 図面を参照して、 本発明の実施の形態の例につき説明す る。

図 1 は一般的なカメ ラ制御システムの一例を示す線図である。 1 はビデオカメ ラゃスチルカメ ラ等の撮像装置 （以下、 カメ ラ と 称する。 ） l a を制御するカメ ラサーバ、 2はインターネッ ト等 のネッ トワーク （電気通信回線）、 3 a , 3 b , 3 c はカメ ラサ一 パ 1 のサービスを受けるクライアン トを表し、 インターネッ トゃ L A N ( Local Area Network) などに接続された 1台のカメ ラサ ーパ 1 の映像を、 同じネッ トワークに接続された複数台のクライ アン トで視聴するシステムである。 監視用途システム、 または W W Wショ ッビングや観光地紹介等ァ トラクショ ン的な用途で使用 される。 カメ ラ l a はリ アルタイ ムで J P E G、 M P E G圧縮画 像データ等を、 各クライアン トへ送信する。

カメ ラサーバ 1 はインターネッ ト 2上の W W Wにアクセス可能 なサーバで、 カメ ラ 1 a と接続されて、 カメ ラ 1 a をクライアン トからの操作に応じて制御したり、 カメ ラ 1 aで撮影された映像 データ等をこ のカメ ラサーバ 1 にアク セス している各クライアン トに配信する。 ここで述べるカメ ラ 1 a は、 例えば、 パン、 チル ト、 ズーム等の各種機能を備え、 例えば I Pァ ドレスが割り 当て られカメ ラサ一バ 1 を介してインターネッ トに接続するものであ る。

このカメ ラサーバ 1 は、 図示しないが、 当該カメ ラサーバの各 種制御を行う C P U、 この C P Uによって行われる各種制御プロ グラムを格納する R OMや E E P R OM等の不揮発性メモリ 、 C P Uが各種の制御を行う のに必要な作業領域を提供する R A M、 モデム等のネッ トワーク と接続するネッ トワーク I / F、 カメ ラ 1 a からの映像を受信する映像 I / Fやカメ ラ駆動のための I F等を備え、 P C I バス等を介してそれぞれ相互にデータ通信を 行う ことができる周知のものである。

各クライアン ト 3 a， 3 b , 3 c はパーソナルコンピュータ （以 下、 P Cと称する。） や、 その他 L C D (液晶ディスプレイ） など の表示装置や R OM等の記録媒体、 WWWブラウザ等を備え、 ネ ッ トワーク 2にアクセス可能な端末と して機能するものであれば よい。 また、 キーボー ド又はポイ ンティ ングデバイス等の入力装 置を備えるものである。

ネッ トワーク 2は、 イ ンターネッ トの他、 Ethernet (登録商標） 等 の 有線 L A N や I E E E ( Institute of Electrical and Electronics Engineers ) 8 0 2. 1 1等の規格準拠の無線 L A Nなどで構成される電気通信回線である。

カメ ラサーノ 1 と各クライアン ト 3 a， 3 b， 3 c はネッ トヮ ーク 2 を介して接続され、 ク ライアン トからの操作要求に応じて カメ ラサーバ 1 に接続されたカメ ラ 1 a の所望の操作をするこ と ができる と と もに、 カメ ラサーバ 1 はカメ ラ l aが撮影した映像 データをこのカメ ラサーバ 1 にアクセスしているクライアン トに 送信する。

図 2に、 ク ライアン トの表示画面の一例を示す。 4は L C D等 からなる表示画面を表し、 5はカメ ラ 1 aで撮像された画像や映 像をネッ トワーク 2経由で受信し W WWブラウザにて視聴する画 像表示部を示す。 また、 6 は画像表示部 5 に現在表示されている 画像に対して、 カメ ラ 1 a を移動したい方向の矢印ボタンをク リ ック してパン、 チル ト操作しカメ ラ位置を可変するパン ' チルト 操作部、 7 , 8はそれぞれズーム操作部である。 1 1 は後述する カメ ラ制御許可が下り るまでの待ち時間、 または制御許可時間や 残り の制御可能な時間を表す時間表示部であるが、 この時間表示 部を 2つ配置しそれぞれの時間を表示するよ う にしてもよい。

また、 9はカメ ラ操作部表示ボタン （アイ コン） であり、 この ポタンをマウス等何らかのポインティ ングデバイスで選択するこ とによ り 、 制御権限獲得要求をカメ ラサーバ 1 に発行する と と も に、 上述のパン ' チルト操作部 6やズーム操作部 7， 8などから なるカメ ラ操作部全体が表示されるよ う にするものである。 そし て、 1 0は管理者設定メニュー表示ポタン （アイ コン） であり、 後述する管理者が所望の設定を行うためのものである。

本例のカメ ラ制御システムにおいて、 ユーザがカメ ラ操作部表 示ボタン 9 を選択して、カメ ラ操作を希望するクライアン トから、 まずカメ ラサーバ 1 に対して制御権限獲得要求コマン ドを発行す る。 制御権限獲得要求を受信したカメ ラサーバ 1 は、 当該クライ アン トに対して、 待ち時間と制御許可時間を応答する。

以下に、 本明細書で使用する語句の意味を示す。

「待ち時間」：既に他のクライアン トに対して制御許可を行って いる時間の合計。

「制御許可時間」：予めカメ ラサーバに設定された、 1 クライアン トあたり の制御可能な時間。

「制御時間」 ：制御許可時間を最大と して、 制御可能な残り の時 図 3 に示すよ う に、 カメ ラ操作を希望するクライアン トは、 ま ずカメ ラサーバ 1 に対して制御権限獲得要求を発行して、 この制 御権限獲得要求を力メ ラサーバ 1 にて受信する （ステップ S l )。 制御権限獲得要求を受信したカメ ラサーバ 1 は、 制御権限獲得要 求と一緒に送られてく るク ライアン ト I D (識別情報） が、 後述 するカメ ラサーバ 1 の R O Mまたは不揮発メモリ等に記録され、 管理している管理テーブル上に存在するかどうか検索する （ステ ップ S 2 ) 。

当該クライアン ト I Dが管理テーブルにある場合、 即ち、 以前 に同一のクライアン トから制御権限獲得要求がなされている場合 には、 管理テーブルにある、 待ち時間および制御許可時間をクラ イアン トに対し応答、 通知する （ステップ S 3 )。

上記クライアン ト I Dが管理テーブルにない場合、 待ち時間を 計算し （ステップ S 4 )、 この計算した待ち時間および上記予め設 定された制御許可時間を当該クライアン ト端末に応答、通知する。 それと と もに、 このクライアン ト I D と対応付けて待ち時間およ び制御許可時間とを、 管理テーブルに登録する。

ここで、 1 クライアン トあたり の制御許可時間を例えば 3 0秒 と設定し、 例えば 1 0秒間隔でクライアン ト 3 a 、 3 b 、 3 c が 順に制御権限獲得要求を発行した場合の、 カメ ラサーバ · クライ アン ト間の トランザクショ ンフローを図 4に示す。

まず、 カメ ラサーバ 1 は最初に制御権限獲得要求を発行したク ライアン ト 3 a に、 待ち時間 0秒、 制御許可時間 3 0秒を応答す る。 2番目以降のク ライアン トへは、 最後に制御権限獲得要求を 行ったク ライアン トの待ち時間と残り制御時間を足した時間を待 ち時間と して応答し、 同時に、 予め設定されている、 1 クライア ン トあたり の制御許可時間を応答する。 この例では、 クライアン ト 3 b には、 クライアン ト 3 a 力 ら遅れること 1 0秒なので、 待 ち時間 2 0秒、 制御許可時間 3 0秒を応答する。 さ らに、 クライ アン ト 3 c には、クライアン ト 3 b 力 ら遅れるこ と 1 0秒なので、 待ち時間 4 0秒、 制御許可時間 3 0秒を応答する。

図 6 にクライアン トにおける処理を示すフローチヤ一トを示す < 上述したよ うに、 クライアン トは制御権限獲得要求およびクライ アン ト I Dを発行する と (ステップ S 1 1 )、 カメ ラサーバ 1 から それぞれの待ち時間と制御許可時間を受信する（ステップ S 1 2 ) , 各クライアン トはカメ ラサーバ 1からの応答を受信した時刻から の経過秒数をカウン ト し （ステップ S 1 3 )、 待ち時間が経過した ら、 クライアン トユーザに対して制御許可を通知し （ステップ S 1 4 )、 操作コマン ドの入力を促す。 さ らに制御時間のカウン トが 終了したらユーザに制御許可終了を通知し （ステップ S 1 5 )、 ュ 一ザの操作コマン ドの入力を終了する。

クライアン トは待ち時間の間、 待ち秒数などを表示画面 4に表 示して、 入力待ちであるこ とをユーザに通知すると良い。 また、 待ち時間が経過して制御時間になったら、 入力用の操作部を表示 するこ とで、 ユーザに操作コマン ド入力可能になったことを通知 する。 例えば 「カメ ラを操作できます」 等と表示画面 4にメ ッセ ージを表示してもよいし、 ユーザがクライアン トから離れた場所 にいる場合、 音声によ りユーザに知らせる と有効である。

このとき、 残り の制御時間のカウン トダウンを同時に表示画面 4 に表示してもよい。 制御可能時間のカウン トが 0に達したら、 パン · チルト操作部 6などの操作部表示を非表示にして、 入力で きないこ とをユーザに通知する。 または、 例えば 「操作時間が終 了しました」 等と表示画面 4にメ ッセージを表示してもよい。

以上のよ うに、 カメ ラサーバ 1 は任意のクライアン トからの制 御権限獲得要求に対して、 「待ち時間」 と 「制御許可時間」 を応答 するだけで、 あとは各クライアン トがその時間情報を元に、 適切 な時刻に力メ ラ操作コマン ドをカメ ラサーバ 1 へ送信する よ う に動作することで、 任意の時刻において、 一つのクライアン トからのみ操作コマン ドがカメ ラサーバ 1 に送信される こ と を実現でき、 1台のカメ ラサーバ 1 に接続された複数台クライ アン トのカメ ラ制御権限の管理を行う こ とができる。

クライアン トは制御権限獲得要求を発行する際、 クライアン ト端末の記録媒体に記録された、 クライアン ト I Dを同時に力 メ ラサーバ 1へ送信する。 このクライアン ト I Dは、 例えばィ ンターネッ ト上でホス ト端末を識別するのに用いられる I P ア ド レスや L A N内で適用される ローカル I P ア ド レス等を 用いても良いし、 例えば 1 0桁程度の乱数を用いて作成したも のでも十分目的は達成されるであろ う。 また、 これらの組み合 わせでも良い。 別の方法と して、 カメ ラサーバ 1 に対し初めて 制御権限獲得要求を行う （図 3 にて説明した管理テーブル上に I Dが登録されていない状態） クライアン トに対して、 カメ ラ サーバ 1 よ り任意の乱数からなるク ライアン ト I Dを付与す るよ う にしてもよい。

上述する説明でも触れたよ う に、 クライアン ト I Dをも とに カメ ラサーバ 1 は待ち時間と制御時間の情報を管理する、 図 5 ( A )、 （ B )、 ( C ) に示すよ うな管理テーブルを R O M等の記 録媒体に作成する。 そして、 図 7のフローチャー トに管理テー プルの時間経過による処理の例を示すよ う に、 例えば 1秒間隔 など、 一定時間ごとにこの管理テーブルの待ち時間、 制御時間 を更新していく （ステップ S 2 1 ) 。 これによ り、 任意の時刻 において、 制御時間が終了していないク ライアン トの経過時間 情報をカメ ラサーバ 1側で管理する こ とが可能になる。 さ ら に時間が経過し制御時間が 0 となったク ライア ン トについて は情報を削除して （ステップ S 2 2 )、 多く のクライアン トが カメ ラ 1 a を操作できるよ う にする。

図 5 ( A ) は、 カメ ラサーバ 1 が、 クライアン ト 3 a に続い てク ライアン ト 3 b からの制御権限獲得要求を受信した場合 の管理テーブルを示す。 この例ではそれぞれクライアン ト I D を仮に A、 B と して登録する。 このとき、 クライアン ト 3 a は 待ち時間 0秒、 および 1 0秒間カメ ラ制御をしたので残り の制 御時間 2 0秒であり、 クライアン ト 3 b は待ち時間 2 0秒、 お よび制御時間は制御許可時間の 3 0秒である。

図 5 ( B ) は、 上述の図 5 ( A ) から 1 0秒経過後に、 新た にク ライアン ト 3 c からの制御権限獲得要求を受信した場合 の管理テーブルを示す。 この例ではクライアン ト I Dを仮に C と して登録する。先の図 5 ( A ) から 1 0秒カウン トするので、 クライアン ト 3 a は制御時間が 1 0秒、 クライアン ト 3 bは待 ち時間が 1 0秒にそれぞれ減少し更新される。 クライアン ト 3 c は待ち時間 4 0秒、 制御時間は制御許可時間の 3 0秒である 図 5 ( C ) は、 さ らに上述の図 5 ( B ) から 1 0秒経過後の 管理テーブルを示す。 先の図 5 ( B ) から 1 0秒カウン トする ので、 ク ライアン ト 3 a は制御時間 0秒、 ク ライアン ト 3 b は 待ち時間 0秒、 クライアン ト 3 c は待ち時間 3 0秒にそれぞれ 減少し更新される。 制御時間が 0秒となり カメ ラ操作が終了し たクライアン ト 3 a の情報は、 斜線部で示すよ う にカメ ラサ一 パ 1 の管理テーブルから削除する。

このク ライ アン ト I Dはひとつのク ライ アン ト にはひと つ の制御可能時間のみを与えるこ とに寄与する。 即ち、 クライア ン トからの制御権限獲得要求コマン ドをカメ ラサーバ 1 が受 - 信する と、 まず、 制御権限獲得要求コマン ドと同時に送られて く るク ライアン ト I Dについてカメ ラサーパ 1 にある管理テ 一ブルに同じク ライアン ト I Dがあるか否かを検索する。 同 じクライアン ト I Dがあればその管理テーブルにある、 待ち時 間と制御時間を当該クライアン トに対し応答する。 無ければこ のク ライアン トの最前に許可したク ライアン トの待ち時間及 ぴ制御時間から待ち時間を計算し、 この計算した待ち時間と制 御許可時間をクライアン トへ応答し、 新たに管理テーブルにそ のクライアン ト I Dおよび時間情報を追加する。

既に制御許可時間を保持しているクライアン トには、 カメ ラ サーバ 1 に管理されたそのク ライアン トの情報を応答する こ とで、 複数の制御許可時間をひとつのクライアン トに与える と いう ことが発生しない。 即ち、 クライアン トは一度与えられた 制御時間を経過するまでは、 新たな制御時間を得ることができ ない。 これによ り、 ひとつのカメ ラサーバから複数のクライア ン トに対して、 公平にカメ ラ制御時間を配分することが可能に なる。 例えば、 クライアン ト側にて W W Wブラウザを複数ウイ ン ドウ表示して制御権限獲得要求したと しても、 カメ ラサーバ 1 はこれらの要求が同一のク ライアン トからの要求である こ とを認識して、 これに対しては二以上の制御権限を与えるこ と がない。

ここで、 記録媒体に記録される管理テーブルの情報管理方法 の例について説明する。 本例の管理テーブルの概念図を図 8 に 示す。 6 0は例えば不揮発性メモリ等上の情報格納領域を表す 例えば、 カメ ラサーバ 1へアクセスするクライアン ト台数を 5 0 と設定した場合には、 この情報格納領域 6 0 には 5 0個の情 報格納部が存在する。 この図 8は、 図 5 ( B ) 時点の管理テー プルにおける情報格納状態を示し、 ク ライアン ト 3 a 、 3 b、 3 c の情報はそれぞれ 5個ある情報格納部の任意の 3 つの空 きスペースに格納される。 そして、 制御権限獲得要求の発行が なされた順にその待ち時間おょぴ制御時間を登録し、 この待ち 時間および制御時間を利用 して 5 0台までのク ライアン トの 管理を行う。

そして、 次に新しいクライアン トから制御権限獲得要求の発 行がなされた場合には、 図中の 2つの空き情報格納部のいずれ かにその新しいクライアン トに関する情報が登録される。 あ るいは、 一番古いクライアン ト 3 a の情報が削除されて情報格 納部が空いたときには、 その空いた情報格納部に登録されるよ う にしてもよい。

このよ う に、 情報格納領域 6 0 内で情報の格納場所を特に気 にする こ となく クライアン トから制御権限獲得要求の発行が なされた時点の待ち時間および制御時間を登録し、 その後はこ れらの時間情報を一定時間ごと にカ ウン ト してそのカ ウン ト した情報をそれぞれのクライアン ト 3 a、 3 b、 3 c に送信す るだけであり、 また、 クライアン トからの制御権限獲得要求が 最低 1 回で済むので、 カメ ラサーバ 1 が管理テーブルを管理す るのにかかる負荷が軽減され、 カメ ラサーバ 1 のサーバ資源を 画像送出など、 他の機能に与えるこ とができる。

クライアン トを管理している管理テーブルの時間情報から、 制御可能ク ライアン トが切 り 替わるタイ ミ ングをカメ ラサ一 パ 1側で認識することができる。 この時、 カメ ラサーバ 1 を通 じてカメ ラ 1 a 内部で、 パン、 チル ト、 ズームなどの動作を停 止する制御コマン ドを発行して、 一定時間カメ ラ 1 a の動作を 停止する。 これによ り、 前のクライアン トが操作コマン ドを実 行途中に、 動作可能なク ライアン トが切り替わる場合などで、 新たなクライアン トが制御を行おう と したとき、 カメ ラが既に 動作している といった場合を回避するこ とが可能になり 、 常に カメ ラが停止した状態で操作を開始するこ とができ、 スムーズ な制御可能なクライアン ト切り替えを行う ことができる。 さ らに、 ネッ トワークによってはカメ ラサーバ 1 と各クライ アン ト 3 a， 3 b， 3 c 間のコマン ド送受信にかかる時間にば らつきがあったり、 クライアン ト側で経過時間計測にばらつき があったりする。 このよ うな場合、 制御可能なクライアン トが 切り替わる時に、 前に制御していたクライアン トからの操作コ マン ドが遅延してカメ ラサーバ 1 に到達する場合があり、 操作 コマン ドが競合して新たな制御可能なク ライアン トが意図す る動作をカメ ラが行わない場合が発生する。

これらを回避するために、 制御可能クライアン トが切り替わ る時に、 どのクライアン トも制御可能時間を与えられていない 適当な長さの不許可時間を設ける。

例えば、 図 9 に本例のカメ ラサーバとクライアン ト間の トラ ンザクシヨ ンフローの他の例を示す。 この図 9は、 図 4に不許 可時間を設けたものでその他の構成は同様であり、 図中、 図 4 に対応する部分については同一符号を付して示す。 最初に制御 権限獲得要求を発行したク ライアン ト 3 a の 1 0秒後にク ラ イアン ト 3 bから制御権限獲得要求を発行した場合、 カメ ラサ ーパ 1 はク ライアン ト 3 b に対して待ち時間を不許可時間 t を考慮した （ 2 0 + t ) 秒と通知する。 制御許可時間について はクライアン ト 3 a と同じである。 クライアン ト 3 b はクライ アン ト 3 a の制御が終了して、 さ らに t秒待ってから、 カメ ラ 制御可能となる。

この不許可時間 t で前述のばらつきや遅れを吸収し、 新たに 制御可能時間と なったク ライアン ト 3 b が意図する動作を力 メ ラ 1 a に行わせるこ とができる と と もに、 スムーズな制御可 能なクライアン ト切り替えを行う こ とができる。

また、 ひとつのクライアン トに与える制御許可時間は、 例え ば、 図 2の管理者設定メニュー表示ポタン 1 0 を選択して制御 許可時間設定画面などを表示して設定値を入力するなどして、 予めカメ ラサーバ 1側に設定可能にする。 これによ り、 カメ ラ サーバ 1 の管理者はそのカメ ラサーバの用途や需要等に応じ て、 クライアン トが 1 回あたり の制御可能時間を適宜任意に設 定することができる。

さ らにまた、 カメ ラサーバ 1 の管理者は予め、 制御権限獲得 可能な最大ク ライ アン ト数を設定でき る よ う にする。 カメ ラ サーバ 1 は制御時間を終了 していないク ライアン トの情報を 管理テーブルに持っているので、 任意の時刻において、 制御許 可時間を与えられたク ライ アン ト の数を把握するこ とができ る。 このクライアン ト数が、 設定された最大クライアン ト数を 超えた場合、 新たな制御権限獲得要求を拒否するこ とができる , これによ り、 任意のクライアン トが制御権限を獲得した場合の 最大待ち時間を、 ある一定時間よ り小さ くするこ とができる。

本例のよ う に、 カメ ラサーバからクライアン トに時間待ちを 要求する場合、 その待ち時間が長すぎる と、 待ち時間の意味を 成さないこ とが考えられる。 例えば、 待ち時間が長すぎる とク ライアン トユーザが別の用事をつく つて しまい結局利用 しな かったなど、 せっかく のカメラが撮像した映像や商品等を紹介 できる機会を失ってしま う。 したがって、 上述のよ う に最大待 ち時間を一定時間よ り小さ く できるこ とで、 カメ ラの制御権限 を無駄なく 、 多く のクライアン トへ配分でき、 多く のクライア ン トユーザにカメ ラからの映像を視聴しても ら う こ とができ る。

以上説明したよ う に、 本例によれば、 カメ ラサーバとクライ アン トは最低 1 回の通信を行う のみで、 カメ ラサーバは複数台 のク ライアン トの制御権限の適切な管理を行う こ とができ、 ク ライアン トからの操作要求が競合せずク ライアン トが意図し 2003/015896

た動作をカメ ラサーバが実行できる利益がある。 また、 有限な ネッ トワーク帯域を有効に利用することができる利益がある。

また、 本例によれば、 カメ ラサーバが複数台のクライアン ト の制御権限の適切な管理を行うのに必要な動作 · 処理の多く を クライアン ト側で行う よ う にしたので、 カメ ラサーバの負荷が 軽減され、 サーバ資源を例えば画像送出など、 他の機能に与え ることができる利益がある。

尚、 本発明は、 上述した実施の形態の例の機能を実現するソ フ トウエアのプロ グラ ムコー ドを記録した記録媒体を、 システ ムあるいは装置に供給し、 そのシステムあるいは装置のコンビ ユ ータ （または C P U等の制御装置） が記録媒体に格納された プログラムコー ドを読み出し実行するこ とによつても、 達成さ れるこ とは言う までもない。

この場合のプロ グラムコー ドを供給するための記録媒体と しては、 例えば、 フロ ッピディスク、 ハー ドディスク、 光ディ ス ク、 光磁気ディスク、 C D— R O M、 C D— R、磁気テープ、 不揮発性のメモリ カー ド、 R O Mなどを用いるこ とができる。

本発明は上述した実施の形態の例に限られるも のではなく 、 本発明の要旨を逸脱する こ となく その他種々の構成を取り得 ることは勿論である。

Claims

請求の範囲 撮像アングル制御自在のカメ ラを制御するカメ ラサーバと、 前記カメ ラを制御して当該カメ ラサーバから送信される映 像を表示画面に表示する複数のクライアン ト とから構成さ れるカメ ラ制御システムにおいて、 前記カメ ラサーバは、 一のクライアン トから発行される前 記カメ ラを制御するための制御権限獲得要求を受信した場 合、 前記クライアン トに対し前記カメ ラを制御できるまでの 待ち時間および当該待ち時間経過後に所定時間制御を許可 する制御許可時間からなる時間情報を通知する通知手段 を備えることを特徴とするカメ ラ制御システム。 請求の範囲第 1項に記載のカメ ラ制御システムにおいて、 前記カメ ラサーバは、 前記一のクライアン トに続いて他の クライアン トからの制御権限獲得要求を受信した場合、 先の ク ライアン トの残り待ち時間と前記制御許可時間、 あるいは 当該待ち時間経過後に先のクライアン トがカメ ラ制御を開 始してからの残り制御許可時間を基に、 後のクライアン トの 待ち時間を算出し、 後のク ライアン トに対し当該算出した待 ち時間および前記制御許可時間を通知する よ う にしたこ とを特徴とするカメ ラ制御システム。 請求の範囲第 1項に記載のカメ ラ制御システムにおいて、 前記カメ ラサーバは、 前記制御権限獲得要求を発行して きたクライアン トを識別する識別情報も受信し、 当該カメ ラ サーバに設けられた記憶手段に格納され、識別情報と該識別 情報に対応するク ライアン トの待ち時間および制御許可時 間を管理する管理テーブルに、前記受信した識別情報が含ま れるか否かを検索する検索手段と、 前記検索手段において、前記受信した識別情報が前記管理 テーブルに含まれない場合、 前記受信した識別情報を前記通 知した待ち時間および前記制御許可時間と対応させて、 前記 管理テーブルに登録する登録手段と を備えることを特徴とするカメ ラ制御システム。 4 . 請求の範囲第 3項に記載のカメ ラ制御システムにおいて、 前記カメ ラサーバは、 前記検索手段において、 前記受信し た識別情報が前記管理テーブルに含まれる場合、 前記受信し た識別情報に対応するクライアン トからの制御権限獲得要 求を受け付けず、 前記管理テーブルに存在する当該クライァ ン トの待ち時間および制御許可時間を通知する よ う にしたことを特徴とするカメ ラ制御システム。 5 . 請求の範囲第 3項に記載のカメ ラ制御システムにおいて、 前記カメ ラサーバは、 前記管理テーブル上の制御許可時間 が零になったクライアン トに対応する識別情報および時間 情報を、 前記時間管理テーブルから削除する よ う にしたこ とを特徴とするカメ ラ制御システム。 6 . 請求の範囲第 1項に記載のカメ ラ制御システムにおいて、 前記カメ ラサーバは、 カメ ラ制御を許可するクライアン ト が切り替わる時に、 前記カメ ラの動作を所定時間停止させる よ う にしたこ とを特徴とするカメ ラ制御システム。 7 . 請求の範囲第 1項に記載のカメ ラ制御システムにおいて、 前記カメ ラサーバは、 カメ ラ制御を許可するクライアン ト が切り替わる時に、 当該クライアン トからのカメ ラ制御要求 を所定時間受け付けない よ う にしたことを特徴とするカメ ラ制御システム。 8 . 請求の範囲第 1項に記載のカメ ラ制御システムにおいて、 前記カメ ラサーバにて、 前記クライアン トに対して許可す る制御許可時間を任意に設定できる よ う にしたことを特徴とするカメ ラ制御システム。 . 請求の範囲第 1項に記載のカメ ラ制御システムにおいて、 前記カメ ラサーバにて、制御権限獲得待ちのクライアン ト数 の上限値を設定できる よ う にしたことを特徴とするカメ ラ制御システム。 0 . 請求の範囲第 1項に記載のカメ ラ制御システムにおいて、 前記クライアン トは、 前記制御権限獲得要求およぴ識別 情報を発行する発行手段と、 前記カメ ラサーバよ り通知される待ち時間および制御 許可時間を受信する受信手段と、 前記待ち時間を受信した時点からの当該待ち時間が経 過したらカメラ制御を許可する旨を使用者に通知する通知 手段とを備えるこ とを特徴とするカメ ラ制御システム。

1 . 撮像アングル制御自在のカメ ラを有し、 遠隔地にあるクラ イアン トからの指示に従って前記カメ ラによ り撮影される 映像を当該クライアン トに送信するカメ ラサーパであって、 一のクライアン トから発行される前記カメ ラを制御する ための制御権限獲得要求を受信した場合、前記クライアン ト に対し前記カメ ラを制御できるまでの待ち時間および当該 待ち時間経過後に所定時間制御を許可する制御許可時間か らなる時間情報を通知する通知手段

を備えることを特徴とするカメ ラサーバ。

2 . 請求の範囲第 1 1項に記載のカメ ラサーバにおいて、

前記一のクライアン トに続いて他のクライアン トから の制御権限獲得要求を受信した場合、 先のクライアン トの残 り待ち時間と前記制御許可時間、 あるいは当該待ち時間経過 後に先のクライアン トがカメ ラ制御を開始してからの残り 制御許可時間を基に、 後のク ライアン トの待ち時間を算出し 後のクライアン トに対し当該算出した待ち時間および前記 制御許可時間を通知する

よ う にしたことを特徴とするカメ ラサーバ。

3 . 請求の範囲第 1 1項に記載のカメ ラサーバにおいて、

前記制御権限獲得要求を発行してきたクライアン トを識別 する識別情報も受信し、 当該カメ ラサーバに設けられた記憶 手段に格納され、 識別情報と該識別情報に対応するクライア ン トの待ち時間および制御許可時間を管理する管理テープ ルに、 前記受信した識別情報が含まれるか否かを検索する検 索手段と、

前記検索手段において、 前記受信した識別情報が前記管理 テーブルに含まれない場合、 前記受信した識別情報を前記通 知した待ち時間および前記制御許可時間と対応させて、 前記 管理テーブルに登録する登録手段と

を備えることを特徴とするカメ ラサーバ。

4 . 請求の範囲第 1 3項に記載のカメ ラサーバにおいて、

前記検索手段において、 前記受信した識別情報が前記管理 テーブルに含まれる場合、 前記受信した識別情報に対応する クライアン トからの制御権限獲得要求を受け付けず、 前記管 理テーブルに存在する当該ク ライアン トの待ち時間および 制御許可時間を通知する

よ う にしたこ とを特徴とする力メ ラサーバ。

5 . 請求の範囲第 1 3項に記載のカメ ラサーバにおいて、

前記管理テーブル上の制御許可時間が零になったクライ アン トに対応する識別情報および時間情報を、 前記時間管理 テーブルから削除する

よ う にしたことを特徴とするカメ ラサーバ。

6 . 請求の範囲第 1 1項に記載のカメ ラサーバにおいて、 カメ ラ制御を許可するクライアン トが切り替わる時に、 前 記カメ ラの動作を所定時間停止させる

よ う にしたことを特徴とするカメ ラサーバ。

1 7 . 請求の範囲第 1 1項に記載のカメ ラサーバにおいて、

カメ ラ制御を許可するクライアン トが切り替わる時に、 当 該クライアン トからのカメ ラ制御要求を所定時間受け付け ない

よ う にしたこ とを特徴とするカメ ラサーバ。

1 8 . 請求の範囲第 1 1項に記載のカメ ラサーバにおいて、

クライアン トに対して許可する制御許可時間を任意に設定 できるよ うにしたこ とを特徴とするカメ ラサーバ。

1 9 . 請求の範囲第 1 1項に記載のカメ ラサーバにおいて、

制御権限獲得待ちのクライアン ト数の上限値を設定できる よ う にしたこ とを特徴とするカメ ラサーバ。

2 0 . 撮像アングル制御自在のカメ ラにて撮影された映像の送信 を行うカメ ラサーバに接続されるクライアン トであって、 前記カメラサーバに対し前記カメ ラを制御するための制御 権限獲得要求および当該クライアン トの識別情報を発行する 発行手段と、

前記制御権限獲得要求および識別情報を受信した前記力 メ ラサーバよ り返信される、 前記カメ ラを制御できるまでの 待ち時間および当該待ち時間経過後に所定時間制御を許可 される制御許可時間を受信する受信手段と、

前記待ち時間を受信した時点からの当該待ち時間が経過 したらカメ ラ制御を許可する旨を使用者に通知する通知手 段と

を備えるこ とを特徴とするクライアン ト。

2 1 . 請求の範囲第 2 0項に記載のクライアン トにおいて、 前記受信した待ち時間の時間経過と ともに変化する残り 待ち時間を前記表示画面に表示する

よ う にしたことを特徴とするクライアン ト。

. 請求の範囲第 2 0項に記載のクライアン トにおいて、 前記待ち時間が経過したこ とを、 表示画面にカメ ラ制御用 の操作部を表示するこ とでカメ ラ制御を許可する旨を使用 者に通知する

よ う にしたことを特徴とするクライアン ト。

. 請求の範囲第 2 0項に記載のクライアン トにおいて、

ス ピーカを備え、 前記待ち時間が経過したことを、 ス ピ 一力を通じて音または音声によ りカメ ラ制御を許可する旨 を使用者に通知する

よ う にしたことを特徴とするクライアン ト。

. 請求の範囲第 2 0項に記載のクライアン トにおいて、 前記制御許可時間が経過したらカメ ラ制御できる時間が終 了した旨を使用者に通知する

よ う にしたことを特徴するクライアン ト。

. 請求の範囲第 2 0項に記載のクライアン トにおいて、

時間経過と ともに変化する残り制御許可時間を表示画面に 表示するよ う にしたこ とを特徴とするクライアン ト。

. 請求の範囲第 2 0項に記載のクライアン トにおいて、 前記制御許可時間が経過したこ とを、 表示画面上に表示す るカメ ラ制御用の操作部を非表示とするこ とでカメ ラ制御で きる時間が終了した旨を使用者に通知する

よ う にしたことを特徴とするクライアン ト。

. 撮像アングル制御自在のカメ ラを有し、 遠隔地にあるクラ イ ア ン トからの指示に従って前記カメ ラによ り撮影される 映像を当該クライアン トに送信するカメ ラサーバの制御方 法であって、

一のクライアン トから発行される前記カメ ラを制御する ための制御権限獲得要求を受信した場合、 前記クライアン ト に対し前記カメ ラを制御できるまでの待ち時間および当該

5 待ち時間経過後に所定時間制御を許可する制御許可時間か らなる時間情報を通知する

よ う にしたこ とを特徴とする力メ ラサーバの制御方法。 2 8 . 請求の範囲第 2 7項に記載のカメ ラサーバの制御方法にお いて、

10 前記一のクライアン トに続いて他のクライアン トからの 制御権限獲得要求を受信した場合、 先のク ライアン トの残り 待ち時間と前記制御許可時間、 あるいは当該待ち時間経過後 に先のクライアン トがカメ ラ制御を開始してからの残り制 御許可時間を基に、 後のクライアン トの待ち時間を算出する 丄 5 出し、

後のクライアン トに対し当該算出した待ち時間および前 記制御許可時間を通知する

よ う にしたことを特徴とする力メ ラサーバの制御方法。 2 9 . 請求の範囲第 2 7項に記載のカメ ラサーバの制御方法にお 20 いて、

制御権限獲得要求を発行してきたクライアン トを識別す る識別情報も受信し、 当該カメ ラサーバに設けられた記憶手 段に格納され、 識別情報と該識別情報に対応するクライアン トの待ち時間および制御許可時間を管理する管理テーブル 25 に、 前記受信した識別情報が含まれるか否かを検索し、

前記受信した識別情報が前記管理テーブルに含まれない 場合、 前記受信した識別情報を前記通知した待ち時間およぴ 前記制御許可時間と対応させて、 前記管理テーブルに登録す る

よ う にしたこ と特徴とするカメ ラサーバの制御方法。

. 請求の範囲第 2 9項に記載のカメ ラサーバの制御方法にお いて、

前記受信した識別情報が前記管理テーブルに含まれる場 合、 前記受信した識別情報に対応するクライアン トからの制 御権限獲得要求を受け付けず、 前記管理テーブルに存在する 当該クライアン トの待ち時間および制御許可時間を通知す る

よ う にしたこ とを特徴とするカメ ラサーバの制御方法。 . 請求の範囲第 2 9項に記載のカメ ラサーバの制御方法にお いて、

前記管理テーブル上の制御許可時間が零になったクライ アン トに対応する識別情報および時間情報を、 前記時間管理 テーブルから削除する

よ う にしたこ とを特徴とするカメ ラサーバの制御方法。 2 . 請求の範囲第 2 7項に記載のカメ ラサーバの制御方法に おいて、

カメ ラ制御を許可するク ライアン トが切り替わる時に、 前記カメ ラの動作を所定時間停止させる

よ う にしたこ とを特徴とするカメ ラサーバの制御方法。 3 . 請求の範囲第 2 7項に記載のカメ ラサーバの制御方法に おいて、

カメ ラ制御を許可するクライアン トが切り替わる時に、 当該クライアン トからのカメ ラ制御要求を所定時間受け 付けない

よ う にしたこと を特徴とするカメ ラサーバの制御方法。 4 . 撮像ァンダル制御自在のカメ ラにて撮影された映像の送 信を行うカメ ラサーバに接続されるクライアン トの制御 方法であって、

前記カメ ラサーバに対し前記カメ ラを制御するための 制御権限獲得要求および当該クライアン トの識別情報を 発行し、

前記制御権限獲得要求おょぴ識別情報を受信した前曾己 カメ ラサーバよ り返信される、 前記カメ ラを制御できるま での待ち時間および当該待ち時間経過後に所定時間制御 を許可される制御許可時間を受信し、

前記待ち時間を受信した時点からの当該待ち時間が経 過したらカメ ラ制御を許可する旨を使用者に通知する

よ う にしたこ とを特徴とするク ライアン トの制御方法。 5 . 撮像アングル制御自在のカメ ラを有し、 遠隔地にあるクラ イアン トからの指示に従って前記カメ ラによ り撮影される 映像を当該クライアン トに送信するカメ ラサーバと して機 能させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能 な記録媒体であつて、

一のクライアン トから発行される前記カメ ラを制御する ための制御権限獲得要求を受信した場合、前記ク ライアン ト に対し前記カメ ラを制御できるまでの待ち時間および当該 待ち時間経過後に所定時間制御を許可する制御許可時間か らなる時間情報を通知する通知手段

と して機能させるためのプログラムを記録したコンビュ ータ読み取り可能な記録媒体。

6 . 撮像アングル制御自在のカメ ラにて撮影された映像の送信 を行うカメ ラサーバに接続されるク ライアン ト と して機能 させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な 記録媒体であって、 前記カメ ラサーバに対し前記カメ ラを制御するための制 御権限獲得要求および当該クライアン トの識別情報を発行 する発行手段、

前記制御権限獲得要求および識別情報を受信した前記力 メラサーバよ り返信される、前記カメ ラを制御できるまでの 待ち時間および当該待ち時間経過後に所定時間制御を許可 される制御許可時間を受信する受信手段、

前記待ち時間を受信した時点からの当該待ち時間が経過 したらカメ ラ制御を許可する旨を使用者に通知する通知手 段

と して機能させるプログラムを記録したコ ンピュータ読 み取り可能な記録媒体。

7 . カメ ラ制御システムは以下の構成からなる。

パンチルトカメ ラを制御するカメ ラサーバ ；

上記カメ ラのパン/チル トを遠隔指示するクライアン ト、 上記クライアン トは、 カメ ラ制御の制御獲得要求を送信す る ；

上記カメ ラサーバは、上記クライアン トからの制御獲得要 求を受信したときに、上記クライアン トに待ち時間及び制御 許可時間とからなる時間情報を送信する。

8 .請求の範囲第 3 7項に記載のカメ ラ制御システムにおいて 先にカメ ラサーバに制御獲得要求をした先のクライアン ト の残り待ち時間と前記制御許可時間、 あるいは当該待ち時間 経過後に上記先のクライアン トがカメ ラ制御を開始してか らの残り制御許可時間に基づいて、上記クライアン トに送信 される待ち時間が算出される。

9 .請求の範囲第 3 7項に記載のカメ ラ制御システムにおいて 前記クライアン トは、 前記クライアン トを識別する識別情 報を制御権限獲得要求と と もに送信し、 前記カメ ラサーバは、 上記識別情報も受信し、上記識別情報と該識別情報に対応す るク ライアン トの待ち時間および制御許可時間を管理テープ ルに登録する。

0 . 請求の範囲第 3 9項に記載のカメ ラ制御システムにおいて、 前記カメ ラサーバは、 クライアン トからの上記制御権限獲 得要求を受信したときに、上記管理テーブルに前記クライァ ンが登録されている場合は、上記制御権限獲得要求を削除す る。