WO2005015558A1 - 情報記録媒体、情報記録媒体用の記録装置及び記録方法、情報記録媒体用の再生装置及び再生方法、記録又は再生制御用のコンピュータプログラム、並びに制御信号を含むデータ構造 - Google Patents

Abstract

　情報記録媒体（１００）は、記録データを記録するためのユーザデータエリア（１０８）と、データエリアにおけるディフェクトに対するディフェクト管理の基礎となるディフェクト管理情報（１２０）を一時的に記録するための複数の一時的ディフェクト管理エリア（１０４、１０５）と、複数の一時的ディフェクト管理エリアのうち有効なディフェクト管理情報が記録されている一時的ディフェクト管理エリアを識別する識別情報を記録するフラグエリア（１１１）とを備えており、フラグエリア内における、所定規則に従って記録済状態とされた領域と未記録状態として残されている領域との組合せパターンの種類として識別情報が記録される。

Description

明 細 書 情報記録媒体、 情報記録媒体用の記録装置及び記録方法、 情報記録媒体用の再 生装置及ぴ再生方法、 記録又は再生制御用のコンピュータプログラム、 並びに 制御信号を含むデータ構造 技術分野 . 本発明は、 情報記録媒体、 情報記録媒体に記録データを記録する記録装置及 び記録方法、 情報記録媒体に記録された記録データを再生する再生装置及び再 生方法、 記録又は再生制御用のコンピュータプログラム、 並びに記録又は再生 制御用の制御信号を含むデータ構造の技術分野に関する。 背景技術

光ディスク、 磁気ディスク、 光磁気ディスク等の高密度記録媒体における記 録データの記録及び読取の信頼性を向上させるための技術と して、 ディフエク ト管理がある。 即ち、 記録媒体上に存在する傷もしくは塵埃、 又は記録媒体の 劣化等 （これらを総じて 「ディフ ク ト」 と呼ぶ。） が存在するときには、 その ディフエク トが存在する場所に記録すべきデータ又は記録されたデータを、 記 録媒体上の他の領域 （これを 「スペアエリア」 と呼ぶ。） に記録する。 このよ う に、 ディフエク トにより記録不全又は読取不全となるおそれがある記録データ をスペアェリァに退避させることにより、 記録データの記録及び読取の信頼性 を向上させることができる （特開平 1 1 一 1 8 5 3 9 0号公報参照）。

一般に、 ディフエク ト管理を行うために、 ディフエク トリス トを作成する。 ディフエク リ ス トには、 記録媒体上に存在するディフエク トの位置を示すァ ドレス情報と、 ディフエタ トが存在する場所に記録すべきであったデータ又は 記録されていたデータを退避させたスペアエリァの場所 （例えばスペアエリ ア 内の記録位置） を示すア ドレス情報とが記録される。

一般に、 ディフエタ トリス トの作成は、 記録媒体をイニシャライズゃフアイ ルシステムデータを記録するための初期論理フォーマッ ト時などに行われる。 また、 ディフエタ ト リス トの作成は、 記録データを当該記録媒体に記録すると きにも行われる。 記録データの記録 · 書換が数度行われるときには、 記録デー タの記録 .書換が行われ、 かつディフエタ ト領域が検出される度に、 或いはス ペアェリァへの記録データの退避が行われる度にディフヱク ト リス トの作成又 は更新が行われる。 また、 ディフエク トリ ス トの作成は、 記録データを当該記 録媒体から再生するときに行ってもよい。 例えば、 記録データの再生時に、 所 定単位 （例えばセクタ単位やクラスタ単位） の記録データに対して所定数以上 のデータがエラー訂正処理された場合、 かかる所定単位の記録データは将来ェ ラー訂正不能なディフエタ トになると判断され、 退避の対象になる。 上述の如 く 、 スペアエリァへの記録データの退避が行われる度にディフエタ ト リス トの 作成又は更新が行われる。

記録データを記録媒体に記録するときには、ディフエタ トリ ス トを参照する。 これにより、 ディフヱク トの存在する場所を避けながら記録データを記録媒体 に記録することができる。 一方、 記録媒体に記録された記録データを再生する ときにも、' ディフヱク トリス トを参照する。 これにより、 通常の記録領域に記 録された記録データと、 ディフヱク トの存在によりスペアエリァに記録されて いる記録データとをディフエタ トリ ス トに基づいて確実に読み取ることができ る。

ディフエタ ト リス トは、 データの記録装置自身がディフヱク ト リス トを管理 する場合、 一般に、 そのディフヱク ト リス トの作成又は更新の対象となった記 録媒体の特定の領域に記録される。そして、そのディフヱク ト リス トは、次回、 当該記録媒体に記録された記録データを再生するとき、 又は当該記録媒体に記 録データを書き換え又は追記するときに、 当該記録媒体から読み取られ、 読取 装置による読取作業時又は再生装置による再生作業時に参照される。 発明の開示

ところで、 ディフエク トリス トを記録装置が管理する場合は、 ディフエク ト リ ス トは記録媒体の特定の領域に記録される。 例えばブルーレーザを用いた書 換可能 （リ ライタブル） な光ディスクでは、 ディフエタ トリス トは、 ディスク 上のリードィンェリァ又はリ一ドアゥ トエリァに確保された所定の領域（以下、 これらを夫々 「ディフエク ト管理エリア」 と呼ぶ。） 内に記録される。 そして、 本来ディフエタ トの存在する場所に記録されるべき記録データも、 記録媒体の 特定の領域に記録される。

上述したように、ディフエク トリス トは、記録データの記録'書換が行われ、 且つその場所にディフエク ト領域が発見されたり、 スペアェリァへの記録デー タの退避が行われる度に更新される。 そして、 ディフエク ト リス トは、 記録デ ータの記録 · 書換により更新された後、 適切なタイミングで、 当該記録 ·書換 の対象となっている記録媒体のディフヱク ト管理エリァに上書き、 または追記 される。 加えて、 本来ディフユク トの存在する場所に記録されるべき記録デー タも、 記録媒体の特定の領域に上書或いは追記される。

ところで、 このようにディフエク ト リ ス トを書き換えることによってディフ ェク ト リス トの更新記録を実現することができるのは、 記録媒体が書換可能な 場合に限られる。 記録媒体がいわゆる追記型の情報記録媒体、 例えばライ トヮ ンス型光ディスクである場合には、 例えば、 ディフヱク トリス トが更新された 後、 適切なタイ ミングで、 その更新されたディフエタ トリス トは、 情報記録媒 体の未記録の新たな領域に追記される。

しかしながら、 ディフヱク トリス トが追記されていく場合には、 再生時にお いて記録媒体中のいずれの位置に最新のディフエク トリス トが記録されている か判断することができず、 ディフエタ トリ ス トの記録用に確保されている領域 内をしらみつぶしに検索することが必要となる。 又、 ディフエタ トリス トの記 録用に確保されている領域が複数箇所に分散している記録媒体においても、 同 様にしらみつぶしに複数の領域を検索する必要がある。

係る状況は、 特に大容量の光ディスクの如き記録媒体においては、 最新のデ イフェク ト リ ス トを検索するために要する時間が増加し、 再生処理或いは記録 処理の効率が悪化するという技術的な問題点を有している。

本発明は上記に例示したような問題点に鑑みなされたものであり、 例えば更 新されたディフエク トリス トを効率的に検索することを可能とする情報記録媒 体、 その情報記録媒体に記録データを記録する記録装置及び記録方法、 その情 報記録媒体に記録された記録データを再生する再生装置及び再生方法、 該記録 装置又は再生装置に用いられるコンピュータプログラム、 並びに記録又は再生 制御用の制御信号を含むデータ構造を提供することを課題とする。 (情報記録媒体）

本発明の情報記録媒体は上記課題を解決するために、 記録データを記録する ためのデータエリァと、 前記データエリァにおけるディフヱク 卜に対するディ フヱク ト管理の基礎となるディフエク ト管理情報を一時的に記録するための複 数の一時的ディフエク ト管理工リアと、 前記複数の一時的ディフヱク ト管理工 リアのうち有効な前記ディフエク ト管理情報が記録されている一時的ディフエ ク ト管理工リァを識別する識別情報を記録するフラグェリアとを備えており、 前記フラグエリァ内における、 所定規則に従って記録済状態とされた領域と未 記録状態として残されている領域との組合せパターンの種類として前記識別情 報が記録される。

本発明の情報記録媒体によれば、 主として再生又は実行の対象となるデータ であり、 例えば、 画像データ、 音声データ、 文書データ、 コンテンツデータ、 コンピュータプログラム等の一連のコンテンツを含んでなる記録データを、 デ 一タエリアに記録することが可能である。 そして、 例えば、 本発明に係る情報 記録媒体の属性 ·種類などを示す情報、 記録データのア ドレス管理をするため の情報、 ドライブ装置の記録動作 ·読取動作を制御するための情報を含んでな る制御情報を、 例えば後述の制御情報記録エリアに記録することで、 デ一タエ リァに記録された記録データの記録及び再生を適切に実行することが可能であ る。 尚、 記録データと制御情報とはそれらの内容に応じて常に明確に区別でき るものではない。 しかしながら、 制御情報は主と してドライブ装置の動作制御 に直接的に用いられる情報であるのに対し、 記録データはドライブ装置では主 と して単なる記録 · 読取の対象となるだけのデータであり、 主と してバックェ ンドないしホス トコンピュータのデータ再生処理ないしプログラム実行処理に おいて用いられるデータである。

一時的ディフエク ト管理エリアには、 係るデータエリアのディフエク ト管理 情報が一時的に記録される。 ここに、 本発明における 「ディフエク ト管理情報」 とは、 ディフエク ト管理に用いられる情報であって、 デ一タエリアにおけるデ イフェク トが存在する場所のァドレスである退避元ァ ドレス及び該ディフエク トが存在する場所に本来記録される又は記録されていた記録データである退避 データの記録場所のア ドレスである退避先ア ドレスを含んでなる。 ディフヱク ト管理とは、 本発明に係る情報記録媒体内又は上に傷、 塵埃又は劣化等のディ フニク トが存在するときに、 そのディフエク トが存在する場所を避けて記録デ ータを記録すると共に、 ディフエク トを避けて記録データを記録するための領 域であるスペアエリアに退避データを記録するといつたものである。 また、 情 報記録媒体上に記録された記録データを再生するときに、 ディフエク トの存在 する位置を認識し、 退避データをスペアェリァから読み取るといった処理もデ イフェク ト管理の一環として行われるものである。

そして、 このディフエク ト管理情報はシーケンシャルに （即ち、 連続的に） 記録されることが好ましい。 但し、 シーケンシャルに記録されていなく とも相 応の効果を得ることは可能である。

そして例えば、 一時的ディフエク ト管理エリアは、 本発明に係る情報記録媒 体が例えばフアイナライズされるまでの間、 ディフエク ト管理情報を記録する ための領域である。 従って、 例えばフアイナライズされるまでは、 当該情報記 録媒体を再生する場合には、 一時的ディフヱク ト管理工リアよりディフエク ト 管理情報を読み取ることで、 ディフエタ ト管理を行う。

本発明では特に、 複数の （即ち、 2以上の） 一時的ディフエク ト管理エリア が備えられており、 そのいずれかのエリアに有効なディフエク ト管理情報が記 録されている。 ここに、本発明における 「有効なディフエク ト管理情報」 とは、 最新のディフヱク ト管理情報を示しており、 当該時点においてデータエリァ上 において検出されたディフエク トに関する情報を有しているディフエク ト管理 情報を示す趣旨である。 そして、 以後、 有効なデイブヱク ト管理情報を含んで いる一時的ディフエク ト管理工リアを、 "使用中の一時的ディフヱク ト管理工 リァ" と称する。

加えて、 フラグエリアには識別情報が記録されており、 上記有効なディフエ ク ト管理情報がいずれの一時的ディフエク ト管理エリアに記録されているかを 示している。 即ち、 複数の一時的ディフ-ク ト管理工リアのうち使用中の一時 的ディフエク ト管理エリア （例えば、 その位置やア ドレス等） を示している。 従って、 後述の例えば再生装置が記録デ一タを再生する際には、 フラグエリ ァを参照することで有効なディフエク ト管理情報が記録されている一時的ディ フエク ト管理エリァを比較的容易に且つ効率的に特定することができる。仮に、 係るフラグエリアが存在していなければ、 後述の再生装置は、 複数の一時的デ イフェク ト管理エリアをしらみつぶしに検索することで、 使用中の一時的ディ フエク ト管理エリアを検索する必要がある。 しかるに本発明に係る情報記録媒 体によれば、 フラグエリアを参照することで、 上記の如く しらみつぶしに複数 の一時的ディフエク ト管理エリァを検索することなく、 使用中の一時的ディフ ェク ト管理エリアを検索することが可能となる。 即ち、 より効率的に有効なデ イフェク ト管理情報を検索することができ、 その結果再生処理の高速化を図る ことが可能となる。

しかも、 本発明によれば、 フラグエリア内において、 所定規則に従って記録 済状態とされた領域と未記録状態として残されている領域との組合せパターン の種類として識別情報が記録される。 ここに、 本発明における 「記録済状態」 とは、 書き込まれた記録データが所定の意味を有しているか否かに係わらず、 フラグ単位領域に何らかの記録データが書き込まれた状態を示す趣旨である。 対して、 本発明における 「未記録状態」 とは、 記録データが何も書き込まれて いない状態を示す趣旨である。 従って、 使用中の一時的ディフエク ト管理エリ ァが変化する都度に、 新たな識別情報を新たなフラグェリァに書き込む必要が なくなる。 即ち、 仮に追記型であっても、 一時的ディフエタ ト管理エリアの個 数に応じて当初から割り当てられたフラグエリァ内における未記録状態にある 領域を、 何らかの情報の書き込みによって記録済状態に変化させれば、 当該フ ラグエリァ内における記録済状態と未記録状態との組合せのパターンと して識 別情報を書き込むことが可能となる。 従って、 上述の如き顕著な効果を奏する 識別情報を書き込むために、 フラグエリアを増大させたり、 識別情報を増大さ せたり しないで済み、限られた情報記録媒体上の領域を節約できる。このため特 に、 追記型の情報記録媒体において本発明は非常に有利となる。

このとき、 本発明に係る情報記録媒体中における複数の一時的ディフエク ト 管理工リァの夫々の位置等を示す情報が、 例えば後述の制御情報記録ェリアに 記録されていてもよい。

以上の結果、 本発明に係る情報記録媒体によれば、 より効率的に使用中の一 時的ディフエク ト管理エリアを識別することが可能となる。 従って、 更新され た （即ち、 最新の） ディフエク ト管理情報 （即ち、 ディフエタ トリス ト） を効 率的に検索することが可能となる。 これにより、 ディフヱタ ト管理を行いなが らも記録データの記録又は再生動作の効率化 （例えば、 高速化や動作の簡易化 等） を図ることが可能となる。

尚、 これら複数の一時的ディフエタ ト管理エリアは、 連続的に使用されるこ とが好ましい。 即ち、 一の一時的デイブヱタ ト管理エリアに空き容量がなくな つた後に、 他の一時的ディフエク ト管理エリァを使用することが好ましい。 そ して、 その使用の順番も予め定まっていることが好ましい。 この情報は、 例え ば後述の制御情報記録ェリァ等に記録されていてもよいし、 或いはその他のェ リァに記録されていてもよい。

又、 本発明に係る情報記録媒体は追記型の情報記録媒体であることが好まし い。 但し、 書換型の情報記録媒体であっても、 相応に本発明に係る情報記録媒 体が有する利益を享受することは可能である。

本発明の情報記録媒体の一の態様では、 当該情報記録媒体が n (但し、 nは 2以上の整数） 個の一時的ディフエク ト管理エリアを備えている場合には、 前 記フラグエリアは、 n— 1個のフラグ単位領域を含んでいる。

この態様に'よれば、 n— 1個のフラグ単位領域を用いて、 n個の一時的ディ フエク ト管理工リァを区別することが可能となる。 ここに、本発明における 「フ ラグ単位領域」 とは、 フラグエリア中に含まれている所定の大きさを有する記 録領域を示す趣旨である。 即ち、 n— 1個のフラグ単位領域の組合せにより、 上述の識別情報が示されることとなる。 更に、 n— 1個のフラグ単位領域を有 していれば、 例えば記録データを各位置に一度のみ記録可能な追記型の情報記 録媒体であっても、 n個の一時的ディフヱク ト管理エリァょり有効なディフヱ ク ト管理情報を含む一時的ディフエク ト管理工リァを識別することが可能とな る。

特に nが大きな値をとる程、 有効なディフエタ ト管理情報がいずれの一時的 ディフエク ト管理エリアに記録されているかを特定することは困難になる。 例 えば、全ての一時的ディフ'ェク ト管理エリァをしらみつぶしに検索するために、 より多くの検索処理が必要とされるからである。 しかるに本発明に係る情報記 録媒体によれば、 フラグエリアを参照すれば、 一時的ディフエク ト管理エリア の数によらず、 効率的に検索することが可能である。 上述の如く、 n _ 1個のフラグ単位領域を含んでいる情報記録媒体の態様で は、 前記 n— 1個のフラグ単位領域の夫々が記録済状態又は未記録状態にある ことで、 フラグエリァ全体として前記識別情報を示す。

このように構成すれば、 n — 1個のフラグ単位領域の夫々が有する 2種類の 状態を組み合わせることで、 上述の組合せパターンの種類を構成し、 その結果 使用中の一時的ディフエク ト管理工リァを識別することが可能となる。

又、 追記型の情報記録媒体においては、 一旦フラグ単位領域を記録済状態と した場合には、 当該フラグ単位領域を未記録状態にすることは困難である。 し かるに、 上述の如く n— 1個のフラグ単位領域を有していれば、 追記型の情報 記録媒体であっても、 記録済状態及び未記録状態を組み合わせて構成する組合 せパターンの種類に応じて、適切に識別情報として記録することが可能となる。 上述の如く、 フラグ単位領域が記録済状態又は未記録状態にある情報記録媒 体の態様では、 前記 n— 1個のフラグ単位領域のうち前記記録済状態にある少 なく とも一つのフラグ単位領域には、 前記記録データに相当するパックアップ データが記録される。

このように構成すれば、 フラグエリアとしての機能を果たしながらも、 それ と同時にバックアップ領域と しての機能をも果たすことが可能となる。 これに より、 フラグエリァのフラグ単位領域に 2つの機能を与えることができると共 に、 本発明に係る情報記録媒体が有する利益を享受することが可能となる。 尚、 バックアップデータとしての用途に限らず、 記録後何らかの用途に使用 する予定の記録データを記録する構成であってもよい。 或いは、 それ以外の用 途であっても、 記録した記録データに何らかの意味を持たせるよ うな構成であ つてもよい。

上述の如く n — 1個のフラグ単位領域を有する情報記録媒体の態様では、 前 記 n— 1個のフラグ単位領域の夫々は、 当該情報記録媒体の最小記録領域に相 当する。

このように構成すれば、 フラグエリアとして確保するための記録容量をより 低減することが可能となる。 従って、 フラグエリアに必要とされる記録容量を 抑えながらも、 フラグエリアを用いて、 使用中の一時的ディフエク ト管理エリ ァを検索することが可能となる。 · 又、 情報記録媒体の最小記録領域とすることで、 後述の記録装置における通 常の記録動作の一部としてフラグエリァへの記録が可能となり、 且つ後述の再 生装置における通常の再生動作の一部としてフラグエリァからの読取を行うこ とが可能となる。

尚、 n — 1個のフラグ単位領域の夫々の大きさは、最小記録領域でなく とも、 任意の大きさを有する領域であっても上述した本発明に係る情報記録媒体が有 する各種利益を享受することが可能である。 又、 n — 1個のフラグ単位領域の 大きさは夫々同一であってもよいし、 夫々相異なっていてもよい。

本発明の情報記録媒体の他の態様では、 前記フラグエリアは、 当該情報記録 媒体の内周側に備えられる。

この態様によれば、例えばフラグェリァへのアクセスが容易となる。従って、 使用中の一時的ディフヱク ト管理工リァを識別するために要する処理の負担を 軽減させることが可能となる。

尚、 フラグエリアは、 內周側でなく とも例えば情報記録媒体の外周側や或い は任意の位置にあっても、 使用中の一時的ディフエタ ト管理エリアを識別する ことは可能である。

本発明の情報記録媒体の他の態様では、 前記データエリァへの記録及び読取 のうち少なく とも一方を制御する情報を記録するための制御情報記録ェリアを 更に備えており、前記フラグェリァは、前記制御情報記録ェリアに備えられる。 この態様によれば、 再生時に或いは記録時における制御情報へのアクセスと 同時に、 フラグエリアが含む識別情報を参照することが可能となる。 従って、 例えば情報記録媒体の初期設定時等において、 通常の動作と付随した一連の動 作と して、 識別情報を参照することが可能となる。 これにより、 より効率的に 使用中の一時的ディフヱク ト管理エリァを選択することができ、 その結果比較 的容易に且つより効率的に更新されたディフエク ト管理情報を検索することが 可能となる。

尚、 制御情報記録エリアにはディフエク ト管理情報を記録するための確定的 ディフヱク ト管理エリアを含んでいてもよい。 これにより、 本発明に係る情報 記録媒体のうち追記型の情報記録媒体と、 例えば書換可能型の情報記録媒体と の互換性を保持することが可能となる。 本発明の情報記録媒体の態様では、 前記フラグエリアは、 前記複数の一時的 ディフヱク ト管理工リアのうち一の一時的ディフエク ト管理工リァに備えられ る。

この態様によれば、 音声データや映像データ等を含む記録データと混在させ ることなく、 識別情報を記録することが可能となる。

又、 例えば後述の記録装置又は再生装置において、 例えばデフォルトで最初 にアクセスすべき一時的ディフヱク ト管理工リァが定められていれば、 当該最 初にアクセスすべき一時的ディフエク ト管理エリァにフラグエリァが備えられ ていることが好ましい。 これにより、 より効率的に有効なディフエク ト管理情 報を取得することが可能となる。

尚、 一時的ディフエク ト管理エリアに備えられていなく とも、 例えばデータ エリアやスペアエリア等に備えられていても、 使用中の一時的ディフヱク ト管 理工リァを識別することは可能である。

上述の如く、 フラグエリアが一の一時的ディフヱク ト管理エリアに備えられ ている情報記録媒体の態様では、 前記フラグエリアは、 前記一の一時的ディフ ヱク ト管理エリアの終端部分に備えられる。

この態様によれば、 例えば後述の記録装置及び再生装置において、 フラグェ リァへのアクセスを容易にすることが可能となる。

そして、 一時的ディフ土タ ト管理エリアの開始ア ドレスやサイズ等は、 上述 の制御情報記録エリアに備えられているため、 比較的容易にこれを知ることが できる。

(記録装置及び方法）

本発明の記録装置は上記課題を解決するために、 （i) 記録データを記録する ためのデータエリァと、 （i i)前記データエリァにおけるディフエク トに対する ディフエク ト管理の基礎となるディフヱク ト管理情報を一時的に記録するため の複数の一時的ディフ ク ト管理エリァと、（i i i)前記複数の一時的ディフヱク ト管理工リアのうち、 有効な前記ディフエク ト管理情報が記録されている一時 的ディフエク ト管理エリァを識別する識別情報を記録するフラグエリアとを備 えており、 前記フラグエリア內における、 所定規則に従って記録済状態とされ た領域と未記録状態として残されている領域との組合せパターンの種類として 前記識別情報が記録される情報記録媒体に、 前記記録データを記録するための 記録装置であって、 前記記録データ及び前記ディフ ク ト管理情報のうち少な く とも一方を記録する第 1記録手段と、 前記有効なディフエク ト管理情報が記 録されている一時的ディフヱク ト管理エリアが変化した場合に、 該変化後の一 時的ディフエク ト管理エリァに応じて前記未記録状態として残されている領域 を前記記録済状態として前記組合せパターンを変化させることで、 前記識別情 報を更新して記録する第 2記録手段とを備える。

本発明の記録装置によれば、 例えば光ピックァップとそれを制御するための コントローラ等を含んでなる第 1及び第 2記録手段を用いて、 上述した本発明 の情報記録媒体に適切に記録データを記録することが可能となる。

具体的には、 先ず第 1記録手段が、 情報記録媒体のデータエリア内に記録デ ータを記録する。 一方、 本発明に係る記録装置において、 情報記録媒体上に存 在するディフヱク トの位置等を示す例えばディフエク ト リ ス トを含むディフエ ク ト管理情報が例えばディフエク ト管理情報作成手段により作成される。 該作 成又は取得されたディフエタ ト管理情報は、 例えば R A M等のメモリを含んで なる記憶手段に記憶するように構成してもよい。

そして、 第 1記録手段は、 このようにして作成されたディフエタ ト管理情報 を情報記録媒体の一時的ディフエク ト管理エリアに記録する。 第 1記録手段が ディフエク ト管理情報を一時的ディフエク ト管理工リァに記録する時期は、 様々あり得るが、 例えば、 情報記録媒体がイニシャライズないしフォーマッ ト された直後、情報記録媒体に一連の記録データが記録された後、書込み検証（ベ リ ファイ） を行い、ディフエタ トが検出された直後などが考えられる。加えて、 第 1記録手段は、 退避データをスペアエリアに記録する。

本発明では特に、 第 1記録手段によるディフヱク ト管理情報の記録前と記録 後において、 有効なディフエク ト管理情報が記録されている一時的ディフエク ト管理工リァが変化した場合には、 第 2記録手段が識別情報を記録又は更新す ることとなる。 即ち、 例えば複数の一時的ディフヱク ト管理工リアのうち一の 一時的ディフエク ト管理工リァから他の一時的ディフヱク ト管理工リァへと、 有効なディフエク ト管理情報が記録されているエリアが変化した場合には、 第 2記録手段は、 その旨識別情報と してフラグエリアへ記録することとなる。 具 体的には、 第 2記録手段は、 フラグエリア中の未記録状態と して残されている 領域を記録済状態にすることで、 組合せパターンを変化させることとなる。 こ れにより、 適切に識別情報をフラグェリァに記録及び更新することができる。 以上の結果、 本発明に係る記録装置によれば、 上述した本発明に係る情報記 録媒体に適切に記録データを記録できると共に、 当該情報記録媒体が有する各 種利益を享受できる。

尚、 上述した本発明の情報記録媒体における各種態様に対応して、 本発明の 記録装置も各種態様を採ることが可能である。

又、 デイブヱク ト管理情報は、 情報記録媒体もしくはその他の通信路を介し て取得されるように構成してもよい。 この場合、 ディフニク ト管理情報作成手 段は、 ディフエク ト管理情報を作成又は更新することに代えて、 当該ディフエ ク ト管理情報を当該情報記録媒体若しくはその他の通信路を介して取得可能に 構成されていることが好ましい。

又、 情報記録媒体が光学式の記録媒体である場合には、 データないし情報を 情報記録媒体に直接的に記録する手段として光ピックアツプが好適であるが、 情報記録媒体が磁気式、 光磁気式、 誘電率の変化を利用したものなどの他の方 式のものである場合には、' その情報記録媒体の方式に適したピックアップ、 へ ッ ド又はプローブ等を用いればよい。

本発明の記録方法は上記課題を解決するために、 （i) 記録データを記録する ためのデータエリアと、 （i i)前記データエリアにおけるディフエク トに対する ディフエク ト管理の基礎となるディフエク ト管理情報を一時的に記録するため の複数の一時的ディフエク ト管理エリァと、（i i i)前記複数の一時的ディフエク ト管理工リアのうち、 有効な前記ディフエク ト管理情報が記録されている一時 的ディフエク ト管理工リァを識別する識別情報を記録するフラグェリアとを備 えており、 前記フラグエリア内における、 所定規則に従って記録済状態とされ た領域と未記録状態として残されている領域との組合せパターンの種類と して 前記識別情報が記録される情報記録媒体に、 前記記録データを記録するための 記録方法であって、 前記記録データ及び前記ディフエク ト管理情報のうち少な く とも一方を記録する第 1記録工程と、 前記有効なディフエク ト管理情報が記 録されている一時的ディフエク ト管理エリアが変化した場合に、 該変化後の一 時的ディフユク ト管理工リァに応じて前記未記録状態と して残されている領域 を前記記録済状態として前記組合せパターンを変化させることで、 前記識別情 報を更新して記録する第 2記録工程とを備える。

本発明の記録方法によれば、 上述した本発明の記録装置と同様に、 上述した 本発明に係る情報記録媒体に適切に記録データを記録できると共に、 当該情報 記録媒体が有する各種利益を享受できる。

尚、 上述した本発明の記録装置 （或いは、 情報記録媒体） の各種態様に対応 して、 本発明の記録方法も各種態様を採ることが可能である。

(再生装置及び方法）

本発明の再生装置は上記課題を解決するために、 （i) 記録データを記録する ためのデータエリァと、 （ii)前記データエリァにおけるディフエク トに対する ディフエク ト管理の基礎となるディフエク ト管理情報を一時的に記録するため の複数の一時的ディフエク ト管理エリァと、（i i i)前記複数の一時的ディフエク ト管理工リアのうち、 有効な前記ディフヱク ト管理情報が記録されている一時 的ディフヱク ト管理エリァを識別する識別情報を記録するフラグエリァとを備 えており、 前記フラグエリア内における、 所定規則に従って記録済状態とされ た領域と未記録状態と して残されている領域との組合せパターンの種類と して 前記識別情報が記録される情報記録媒体に記録された前記記録データを再生す るための再生装置であって、 前記識別情報を読み取り、 前記複数の一時的ディ フエク ト管理工リアのうち前記有効なディフエク ト管理情報が記録されている 一時的ディフヱク ト管理エリアを選択する選択手段と、 該選択された一時的デ イフェク ト管理エリァより、 前記有効なディフヱク ト管理情報を読み取る読取 手段と、 該読み取られたディフヱク ト管理情報に基づいて、 前記データエリア に記録された記録データを再生する再生手段とを備える。

本発明の再生装置によれば、 例えば光ピックアップやそれを制御するための コントローラ等を含んでなる読取手段と、 画像データをディスプレイに表示す ることが可能な画像信号に変換するデコーダ等を含んでなる再生手段とを用い て、 上述した本発明の情報記録媒体に記録されている記録デ一タを適切に再生 することが可能となる。

具体的には、 先ず例えば C P U等を含んでなる選択手段は、 フラグエリアに 記録されている識別情報を読み取る。 特に、 フラグエリア中の記録済状態及び 未記録状態の状態にある領域を読み取り、 その組合せパターンの種類を識別す ることで、 識別情報を読み取る。 そして、 その識別情報の記録内容から有効な ディフヱク ト管理情報が記録されている一時的ディフエク ト管理工リァを選択 する。 その後、 読取手段が、 選択された （即ち、 使用中の） 一時的ディフエク ト管理工リァに記録された有効なディフェク ト管理情報を読み取る。このとき、 当該有効なディフエク ト管理情報を例えぱメモリ等の記憶手段に記憶させるよ うに構成してもよい。 記録時において、 記録データは、 情報記録媒体のデータ ェリァに存在するディフエク トを避けるようにして記録されている。すなわち、 データエリアに存在するディフヱク ト部分に記録すべき又は記録された記録デ ータは例えばスペアエリアに退避されている。 このため、 このようにして記録 された記録データを再生するためには、 記録時においてデータエリァに存在し ていたディフエタ トの位置を把握する必要がある。 そこで、 再生手段は、 読取 手段により読み取られたディフエク ト管理情報 （即ち、 有効なディフエタ ト管 理情報） に基づいて、 データエリアに存在するディフエタ トの位置を把握し、 かつ、 ディフユク トを避けるようにして記録された記録データの記録場所を認 識してデータエリァに記録された記録データ、 或いはスペアエリァに記録され た退避データを再生する。

以上の結果、 本発明の再生装置によれば、 上述した本発明の情報記録媒体を 適切に再生することが可能となると共に、 当該情報記録媒体が有する各種利益 を享受できる。

尚、 上述した本発明の情報記録媒体の各種態様に対応して、 本発明の再生装 置も各種態様を採ることが可能である。

本発明の再生装置の一の態様は、 前記フラグエリアは、 複数のフラグ単位領 域を有しており、 且つ該複数のフラグ単位領域は記録済状態又は未記録状態に あり、 前記選択手段は、 前記複数のフラグ単位領域のうち少なく とも一つのフ ラグ単位領域が前記記録済状態及び前記未記録状態のいずれの状態にあるかを 判別することで前記有効なディフエク ト管理情報が記録されている一時的ディ フエク ト管理エリアを選択する。

この態様によれば、 記録済状態及び未記録状態の 2種類の状態を適切に組み 合わせて記録された識別情報を参照することで、 比較的容易に有効なディフエ ク ト管理情報を取得することが可能となる。

本発明の再生方法は上記課題を解決するために、 （i) 記録データを記録する ためのデータエリアと、 （i i)前記データエリアにおけるディフエク トに対する ディフヱク ト管理の基礎となるディフヱク ト管理情報を一時的に記録するため の一時的ディフエク ト管理工リァと、（i i i)前記複数の一時的ディフエク ト管理 エリ アのうち、 有効な前記ディフエク ト管理情報が記録されている一時的ディ フエク ト管理エリァを識別する識別情報を記録するフラグエリァとを備えてお り、 前記フラグエリア内における、 所定規則に従って記録済状態とされた領域 と未記録状態と して残されている領域との組合せパターンの種類として前記識 別情報が記録される情報記録媒体に記録された前記記録データを再生するため の再生方法であって、 前記識別情報を読み取り、 前記複数の一時的ディフエク ト管理工リアのうち前記有効なディフエク ト管理情報が記録されている一時的 ディフエク ト管理工リァを選択する選択工程と、 該選択された一時的ディフエ ク ト管理エリァより、前記有効なディフヱク ト管理情報を読み取る読取工程と、 該読み取られたディフエク ト管理情報に基づいて、 前記データエリァに記録さ れた記録データを再生する再生工程とを備える。

本発明の再生方法によれば、 上述した本発明の再生装置と同様に、 本発明の 情報記録媒体 （但し、 その各種態様を含む） を適切に再生することが可能とな ると共に、 当該情報記録媒体が有する各種利益を享受できる。

尚、 上述した本発明の再生装置の各種態様に対応して、 本発明の再生方法も 各種態様を採ることが可能である。

(コンピュータプログラム）

本発明の第 1 コンピュータプログラムは上記課題を解決するために、 上述し た本発明の記録装置 （但し、 その各種態様を含む） に備えられた記録装置内の コンピュータを制御する第 1 コンピュータプログラムであって、 該記録装置内 のコンピュータを、 前記第 1記録手段及び第 2記録手段のうち少なく とも一部 として機能させる。

本発明の第 1 コンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプロ 'ダラ ムを格納する R O M、 C D - R O M , D V D - R O M , ハードディスク等の情 報記録媒体から、 当該コンピュータプログラムを例えば記録装置のファームゥ エアとして実行させれば、 或いは、 当該コンピュータプログラムを、 通信手段 を解して記録装置にダウンロードさせた後に実行させれば、 上述した本発明の 記録装置を比較的簡単に実現できる。

尚、 上述した本発明の情報記録媒体における各種態様に対応して、 本発明の 第 1 コンピュータプログラムも各種態様を採ることが可能である。

本発明の第 2 コンピュータプログラムは上記課題を解決するために、 上述し た本発明の再生装置 （但し、 その各種態様を含む） に備えられた再生装置內の コンピュータを制御する第 2 コンピュータプログラムであって、 該コンビュ一 タを、 前記選択手段、 前記読取手段及び前記再生手段のうち少なく とも一部と して機能させる。

本発明の第 2コンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラ ムを格納する R O M、 C D - R O M , D V D - R O M , ハードディスク等の情 報記録媒体から、 当該コンピュータプログラムを例えば再生装置内のコンビュ ータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラムを、 通信 手段を介してコンピュータにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した 本発明の再生装置を比較的簡単に実現できる。

尚、 上述した本発明の情報記録媒体における各種態様に対応して、 本発明の 第 2コンピュータプログラムも各種態様を採ることが可能である。

コンピュータ読取可能な媒体内の第 1 コンピュータプログラム製品は上記課 題を解決するために、 上述した本発明の情報記録装置 （但し、 その各種態様も 含む） に備えられたコンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具 現化し、 該コンピュータを、 前記第 1記録手段及び第 2記録手段のうち少なく とも一部として機能させる。

コンピュータ読取可能な媒体内の第 2コンピュータプログラム製品は上記課 題を解決するために、 上述した本発明の情報再生装置 （但し、 その各種態様も 含む） に備えられたコンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具 現化し、 該コンピュータを、 前記選択手段、 前記読取手段及び前記再生手段の うち少なく とも一部と して機能させる。

本発明の第 1又は第 2コンピュータプログラム製品によれば、当該コンビュ ータプログラム製品を格納する R O M、 C D - R O M , D V D - R O M , ハー ドディスク等の記録媒体から、 当該第 1又は第 2コンピュータプログラム製品 をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波である当該第 1又は第 2コ ンピュータプログラム製品を、 通信手段を介してコンピュータにダウンロード すれば、上述した本発明の前記第 1記録手段、前記第 2記録手段、前記選択手段、 前記読取手段及び前記再生手段の少なく とも一部を比較的容易に実施可能とな る。 更に具体的には、 当該第 1又は第 2 コンピュータプログラム製品は、 前記 第 1記録手段、 前記第 2記録手段、 前記選択手段、 前記読取手段及び前記再生 手段の少なく とも一部と して機能させるコンピュータ読取可能なコード （或い はコンピュータ読取可能な命令） から構成されてよい。

(制御信号を含むデータ構造）

本発明の制御信号を含むデ一タ構造は、 記録データを記録するためのデータ エリアと、 前記データエリァにおけるディフエク トに対するディフエク ト管理 の基礎となるディフエク ト管理情報を一時的に記録するための複数の一時的デ イフェタ ト管理エリアと、 前記複数の一時的ディフエタ ト管理エリアのうち有 効な前記ディフヱク ト管理情報が記録されている一時的ディフエク ト管理エリ ァを識別する識別情報を記録するフラグェリアとを備えており、 前記フラグェ リア内における、 所定規則に従って記録済状態とされた領域と未記録状態とし て残されている領域との組合せパターンの種類として前記識別情報が記録され る。

本発明の制御信号を含むデータ構造によれば、 上述した本発明の情報記録媒 体の場合と同様に、 ディフエク ト管理情報 （ディフエク ト リス ト） を効率的に 検索することが可能となる。 即ち、 上述した本発明の情報記録媒体が有する各 種利益を享受できる。

尚、 上述した本発明の情報記録媒体における各種態様に対応して、 本発明の 制御信号を含むデータ構造も各種態様を採ることが可能である。

本発明におけるこのような作用、 及び他の利得は次に説明する実施例から更 に明らかにされる。

以上説明したように、 本発明の情報記録媒体によれば、 データエリアと一時 的ディフエタ ト管理エリアとフラグエリアとを備えており、 フラグエリアには 組合せパターンの種類として識別情報が記録される。 従って、 ディフエク ト管 理情報を効率的に検索し利用することが可能となる。

又、 本発明の記録装置及び方法によれば、 第 1記録手段及び第 2記録手段、 又は第 1記録工程及び第 2記録工程を備えている。 従って、 本発明に係る情報 記録媒体に適切に記録データを記録できる。 又、 本発明の再生装置及び方法に よれば、 選択手段、 読取手段及ぴ再生手段を備えている。 従って、 本発明の情 報記録媒体より適切に記録データを読取、 且つ再生することが可能となる。 図面の簡単な説明

図 1は、 本発明の情報記録媒体の実施例を示す説明図である。

図 2は、 実施例におけるディフ-ク ト管理情報の内容を示す説明図である。 図 3は、 実施例におけるディフエク ト リ ス トの一例を示す説明図である。 図 4は、 実施例における一時的ディフヱク ト管理工リァの記録内容の一例を 示す説明図である。

図 5は、 実施例における確定的ディフユク ト管理エリアの記録内容の一例を 示す説明図である。

図 6は、 本発明の情報記録媒体の他の実施例を示す説明図である。

図 7は、 実施例におけるフラグェリァのデータ構造を模式的に示す説明図で める。

図 8は、 実施例におけるフラグエリアの記録状態を概念的に示す模式図であ る。

図 9は、 本発明の記録装置及び再生装置の実施例である記録再生装置を示す ブロック図である。

図 1 0は、 実施例の記録再生装置のディスク ドライブを示すプロック図であ る。

図 1 1は、 実施例の記録再生装置のバックェンドを示すプロック図である。 図 1 2は、 実施例の記録再生装置における初期設定動作を示すフローチヤ一 トである。

図 1 3は、 実施例の記録再生装置における使用中の一時的ディフエク ト管理 エリアの選択動作を示すフローチャートである。 図 1 4は、 実施例の記録再生装置における記録動作等を示すフローチャート である。

図 1 5は、 実施例の記録再生装置におけるディフヱク ト管理情報の記録及び フラグエリァへの記録動作を示すフ ti一チヤ一トである。

図 1 6は、 実施例の記録再生装置におけるフアイナライズ処理を示すフロー チャートである。

図 1 7は、 実施例の記録再生装置における再生動作を示すフローチヤ一トで ある。 発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明の実施例を図面に Sづいて説明する。 以下の実施例は、 本発明 の情報記録媒体を追記型光デイスクに適用し、 本発明の記録装置及び再生装置 をこの追記型光ディスク用の記録再生装置に適用した例である。

(情報記録媒体の実施例）

まず、 本発明の実施例の追記型光ディスクの記録構造並びにその光ディスク に記録された情報及びデータについて説明する。 図 1は本発明の実施例である 追記型光ディスクの記録構造を示している。 尚、 図 1中の左側が追記型光ディ スク 1 0 0の内周側であり、図 1中の右側が光ディスク 1 0 0の外周側である。 図 1に示すよ うに、 追記型光ディスク 1 0 0の記録面上には、 その最内周側 にリードィンェリア 1 0 1が存在し、 以下その外周に向けて、 一時的ディフエ ク ト管理工リア 1 0 4、 スペアエリア 1 0 9、 ユーザデータェリア 1 0 8、 ス ペアェリア 1 1 0、 一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 5、 リードアウ トエリ ァ 1 0 3が配置されている。

リードインエリア 1 0 1及びリードアウ トエリア 1 0 3には、 夫々、 光ディ スク 1 0 0への情報ないしデータの記録 ·読取を制御及ぴ管理するための制御 情報及ぴ管理情報等が記録される。 リードインエリア 1 0 1内には、 確定的デ イフェク ト管理工リア 1 0 6が設けられている。 リードアウ トエリア 1 0 3内 にも、 確定的ディフエク ト管理エリァ 1 0 7が設けられている。 確定的ディフ ェク ト管理エリァ 1 0 6及び 1 0 7には、 夫々、 ディフエク ト管理情報 1 2 0 (図 2参照） が記録される。 本実施例では特に、 リードインエリア 1 0 1内には、 フラグエリア 1 1 1が 設けられている。 フラグエリア 1 1 1は、 一時的ディフ ク ト管理エリァ 1 0 4及ぴ 1 0 5のいずれのェリァに有効なディフエク ト管理情報 1 2 0が記録さ れているか （即ち、 一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4及び 1 0 5のいずれ が使用中であるか） を識另,リする識別情報を記録するための領域である。 ここで の 「有効なディフエク ト管理情報 1 2 0」 とは、 光ディスク 1 0 0上における 最新のディフヱク トの状態を示すディフヱク ト管理情報 1 2 0をいう。 尚、 係 るフラグエリア 1 1 1の詳細については後に詳述する （図 7参照）。

尚、 本実施例において、 フラグエリア 1 1 1はリードインエリア 1 0 1に設 けられているが、これに限らず例えば一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4 ( 1 0 5 ) に設けるように構成してもよいし、 リードアウ トエリア 1 0 3に設ける ように構成してもよいし、 或いはそれ以外のエリァに設けるように構成しても よい。 そして、 このようなフラグエリア 1 1 1の位置等については、 後述の設 定情報 1 2 1中や或いは例えばリードインエリア 1 0 1等に記録されている情 報等により示されるように構成してもよい。

ユーザデータエリア 1 0 8には、 画像データ、 音声データ、 コンテンツデー タなどといった記録データが記録される。 スペアエリア 1 0 9及び 1 1 0は、 ユーザデータエリァ 1 0 8内のディフエク トから記録データを退避させるため の代替記録領域である。 即ち、 ユーザデータエリァ 1 0 8にディフエク トが存 在するときに、 そのディフエタ トが存在する場所に記録すべきであった記録デ ータ又はその場所に記録されていた記録データ （以降、 このような記録データ を適宜 "退避データ" と称する） は、 スペアェリア 1 0 9又は 1 1 0に代替的 に記録される。

一時的ディフエク ト管理エリァ 1 0 4及ぴ 1 0 5には、 夫々、 ディフエク ト 管理情報 1 2 0が一時的に記録される。 尚、 確定的ディフエク ト管理エリア 1 0 6及び 1 0 7にもディフヱク ト管理情報 1 2 0が記録されるが、 確定的ディ フエク ト管理エリァ 1 0 6及び 1 0 7 と一時的ディフエク ト管理エリァ 1 0 4 及ぴ 1 0 5 との相違については、 後述する。

次に、 ディフヱク ト管理情報 1 2 0について説明する。 ディフヱク ト管理情 報 1 2 0は、 記録再生装置 2 0 0 (図 9参照） により行われるディフ-タ ト管 理に用いられる情報である。 記録再生装置 2 0 0は、 光ディスク 1 0 0に記録 データを記録するとき、 又は光ディスク 1 0 0から記録データを再生するとき にディフ： cク ト管理を行う。 本実施例においてデイブヱク ト管理とは、 主に、 光ディスク 1 0 0のユーザデ一タエリァ 1 0 8上に傷、 塵埃又は劣化等のディ フ タ トが存在するときに、 そのディフエタ トが存在する場所を避けて記録デ ータを記録すると共に、 退避データをスペアエリァ 1 0 9又は 1 1 0に記録す るといったものである。 また、 ユーザデータエリア 1 0 8に記録された記録デ ータを再生するときに、 ディフヱク トの存在する位置を認識し、 ディフエク ト の存在する位置に本来記録されるべきであった又は記録されていた記録データ を、 スペアエリア 1 0 9又は 1 1 0から読み取るといった処理もディフエタ ト 管理の一環として行われる。 このようなディフエク ト管理を行うためには、 記 録再生装置 2 0 0がユーザデータエリァ 1 0 8内におけるディフエク トの存在 位置等を認識する必要がある。 ディフエク ト管理情報 1 2 0は、 主と して記録 再生装置 2 0 0がディフエク トの存在位置等を認識するために用いられる。 図 2はディフエク ト管理情報 1 2 0の内容を示している。図 2に示すように、 ディフヱク ト管理情報 1 2 0には、 設定情報 1 2 1及ぴディフエク ト リス ト 1 2 2が含まれている。

設定情報 1 2 1には、 図 2に示すように、 ユーザデータエリァ 1 0 8の開始 ア ドレス、 ユーザデータエリア 1 0 8の終了ア ドレス、 内周側のスペアエリア 1 0 9のサイズ、 外周側のスペアエリア 1 1 0のサイズ、 その他の情報が含ま れている。

図 3はディフエク ト リ ス ト 1 2 2の内容を示.している。 図 3に示すように、 ディフエク トリス ト 1 2 2には、 ユーザデータエリア 1 0 8内におけるディフ ェク トが存在する位置を示すァドレス （以下、 これを 「ディフエク トア ドレス」 と呼ぶ。） と、退避データのスペアェリア 1 0 9又は 1 1 0内における記録位置 を示すア ドレス （以下、 これを 「代替記録ア ドレス」 と呼ぶ。） と、 その他の情 報とが記録されている。 ユーザデータエリァ 1 0 8内に複数のディフヱク トが 存在するときには、 それらのディフエク トに対応した複数のディフエク トア ド レスと複数の代替記録ァ ドレスがディフヱク ト リス ト 1 2 2内に記録される。 尚、 ディフエク ト管理は、 光デイスク 1 0 0のユーザデータェリア 1 0 8に ついてだけでなく、 光ディスク 1 0 0の記録面全体について行うことも可能で ある。

次に、 ディフエタ ト管理情報 1 2 0の記録の態様について説明する。 光ディ スク 1 0 0の一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4及び 1 0 5 と、 確定的ディ フヱク ト管理エリァ 1 0 6及び 1 0 7は、 いずれも、 ディフエク ト管理情報 1 2 0を記録するための領域であるが、 一時的ディフエク ト管理エリァ 1 0 4及 び 1 0 5 と、 確定的ディフエク ト管理工リア 1 0 6及び 1 0 7は、 配置されて いる位置が異なり、 夫々のサイズが異なり、 利用目的も異なる。 以下、 具体的 に両者の違いを説明する。

図 4は一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4又は 1 0 5にディフエク ト管理 情報 1 2 0が記録された状態の一例を示している。 一時的ディフエク ト管理工 リア 1 0 4及び 1 0 5は、 光ディスク 1 0 0がフアイナライズされるまでの間 に、 ディフエタ ト管理情報 1 2 0を一時的に記録するための領域である。 ディ フエク ト管理情報 1 2 0は、 ディフエク ト管理に必要な情報であり、 ディフエ タ トの存否 '位置は個々の光ディスクごとに異なるため、 ディフエク ト管理情 報は個々の光ディスク上に記録して保持しておく必要がある。 本実施例では、 フアイナライズ前の段階では、 ディフエク ト管理情報 1 2 0は光デイスク 1 0 0の一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4又は 1 0 5に記録され、保持される。 更に、 本実施例では、 図 4に示すように、 ディフエク ト管理情報 1 2 0は、 一時的ディフヱク ト管理工リア 1 0 4又は 1 0 5に 2回反復的に記録されるこ とが好ましい （尚、 図 4はディフエタ ト管理情報 1 2 0の反復的記録が 2度行 われた状態を示しているため、 合計 4個のディフエク ト管理情報 1 2 0が描か れている）。 これにより、 ディフエク ト管理情報 1 2 0を確実に記録でき、 確実 に再生することができる。 伹し、 2回記録されなく とも、 例えば' 1回の記録或 いは 3回以上の記録であっても、 ディフエク ト管理情報 1 2 0や退避データを 適切に記録し、 再生することが可能である。

光ディスク 1 0 0がフアイナライズされるまでの間、 デイブヱク ト管理情報 1 2 0が数度更新される場合がある。例えば、 1度目の記録と 2度目の記録（追 記） との間に、 光ディスク 1 0 0に汚れが付着したような場合には、 2度目の 記録時にそのディフエク ト （汚れ） が検出され、 これに基づいてディフエタ ト リス ト 1 2 2が更新される。 ディフヱク ト リス ト 1 2 2が更新されると、 その 更新されたディフエク ト リス ト 1 2 2を含むディフエク ト管理情報 1 2 0がー 時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4又は 1 0 5に追記される。 光ディスク 1 0 0は追記型の記録媒体であるため、 更新されたディフヱク ト管理情報 1 2 0を 既存のディフエク ト管理情報 1 2 0の上に重ねて記録することはできない。 そ のため、 図 4に示すように、 更新されたディフエク ト管理情報 1 2 0は、 既存 のディフエク ト管理情報 1 2 0の後に違続的に記録される。 従って、 上述した 「有効なディフエク ト管理情報 1 2 0」 とはこの場合、 2度目に追記されたデ イ フェク ト管理情報 1 2 0のことを示す。

このよ うなディフエク ト管理情報 1 2 0の反復的かつ並列的な記録を実現す るために、 一時的ディフエク ト管理エリァ 1 0 4及び 1 0 5は、 確定的ディフ ェク ト管理工リア 1 0 6及ぴ 1 0 7より も広い。

又、 ディフエク ト管理情報 1 2 0は、 図 4に示すように一時的ディフエタ ト 管理工リア 1 0 4又は 1 0 5に連続的に （シーケンシャルに） 記録されること が好ましい。 そして、 一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4及び 1 0 5につい て、 ディフエク ト管理情報 1 2 0を記録する順を予め定めておく ことが好まし レ、。

そして、 本実施例では特に、 ディフユタ ト管理情報 1 2 0の更新の際に、 当 該ディフエク ト管理情報 1 2 0を記録すべき一時的ディフエク ト管理工リァが 変更したときは、合わせて'フラグェリア 1 1 1の識別情報も更新される。即ち、 例えば、 一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4の空き容量がなくなり、 それ以 後のディフエク ト管理情報 1 2 0が一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 5に記 録される場合に、 フラグエリア 1 1 1 の識別情報が更新される。 従って、 この ときの識別情報は、 有効なディフヱク ト管理情報 1 2 0が一時的ディフエク ト 管理工リア 1 0 5に記録されていることを示すこととなる。 識別情報の具体的 な構成等に関しては、 後に詳述する （図 7等参照）。

—方、 図 5は確定的ディフエク ト管理工リア 1 0 6又は 1 0 7內にディフェ ク ト管理情報 1 2 0が記録された状態の一例を示している。 確定的ディフエク ト管理エリァ 1 0 6及ぴ 1 0 7は、 光ディスク 1 0 0がフアイナライズされる ときに、 ディフエク ト管理情報 1 2 0を確定的に記録するための領域である。 即ち、 フアイナライズ前の段階では、 確定的ディフエク ト管理エリァ 1 0 6及 ぴ 1 0 7は未記録状態である。 フアイナライズされると、 確定的ディフエタ ト 管理工リア 1 0 6及び 1 0 7にディフエク ト管理情報 1 2 0が記録され、 それ 以降、 その記録状態が継続する。

本実施例では、 図 5に示すように、 ディフエタ ト管理情報 1 2 0は、 確定的 ディフエク ト管理工リア 1 0 6又は 1 0 7に 2回反復的に記録されることが好 ましい。 これにより、 ディフエク ト管理情報 1 2 0を確実に記録でき、 確実に 再生することができる。 但し、 2回記録されなく とも、 例えば 1回の記録或い は 3回以上の記録であっても、 ディフエク ト管理情報 1 2 0を適切に記録し、 再生することが可能である。

本実施例の光ディスク 1 0 0によれば、 一時的ディフエク.ト管理工リア 1 0 4をリードインエリア 1 0 1 とスペアエリァ 1 0 9 との間に配置し、 一時的デ イフェク ト管理工リア 1 0 5をスペアエリア 1 1 0 と リー ドアウ トエリ ア 1 0 3 との間に配置したから、 追記型光ディスク 1 0 0 と一般の書換型光ディスク との間で互換性をとることができる。 なぜなら、 一般の書換型光ディスクとの 互換性を実現するためには、 リー ドインエリ ア、 スペアエリア、 ユーザデータ エリア、 スペアエリア、 及びリードアウ トエリアが存在すること、 これらの領 域の順序、 配置、 サイズ（広さ） 等の基本的記録構造を維持する必要があるが、 光ディスク 1 0 0では一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4及び 1 0 5を設け たにもかかわらず、 かかる基本的記録構造を維持しているからである。 即ち、 仮に一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4をリードインエリア 1 0 1内に配置 するとすれば、 上述したよ うに一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4は比較的 広いので、 リードインエリア 1 0 1のサイズを拡張せざるを得なくなるという 不都合が生じる。 しかし、 本実施例では、 一時的ディフエク ト管理エリア 1 0 4をリードインエリア 1 0 1の外に配置したので、 かかる不都合は生じない。 また、 仮に一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4をユーザデータェリア 1 0 8 内に設けるとすれば、制御情報の性質を有するディフエク ト管理情報 1 2 0カ 記録データを記録すべき領域であるユーザデータエリア 1 0 8に入り込み、 制 御情報と記録データという性質の異なる情報がユーザデータエリァ 1 0 8内に 混在するといつた不都合が生じる。 本実施例では、 一時的ディフエク ト管理工 1

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リア 1 0 4をユーザデータエリァ 1 0 8の外に配置したので、 かかる不都合は 生じない。 ディフエク ト管理工リア 1 0 5についても同様である。

尚、 ユーザデータエリア 1 0 8の開始ア ドレス及び終了ア ドレス、 スペアェ リア 1 0 9の開始ア ドレス並びに 1 1 0の開始ア ドレス （或いは、 ユーザデー タエリア 1 0 8やスペアエリア 1 0 9及び 1 1 0のサイズ等） は、 ディフエク ト管理情報 1 2 0の設定情報 1 2 1に含まれている （図 2参照）。 そして、 この 設定情報 1 2 1は、 記録再生装置 2 0 0により設定することができる。 即ち、 ユーザデータエリア 1 0 8の開始ァ ドレス及ぴ終了ァ ドレス、 スペアエリァ 1 0 9のサイズ並ぴに 1 1 0のサイズは、 これを設定情報 1 2 1 として明示して おけば、 変更することが許容されており、 変更しても、 一般の書換型記録媒体 との互換性を維持することができる。 従って、 ユーザデータエリア 1 0 8の開 始ア ドレスを後ろ （外周側） にずらせば、 リードインエリア 1 0 1 とユーザデ 一タエリア 1 0 8 との間にスペースを確保することができ、 そのスペースに一 時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4を配置することができる。 更に、 ユーザデ 一タエリア 1 0 8の開始ア ドレスの設定の仕方によっては、 比較的広い （大き なサイズの） 一時的ディフヱク ト管理エリァ 1 0 4を確保することができる。 一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 5についても同様である。

また、 本実施例の光デイスク 1 0 0によれば、 リードインエリア 1 0 1内及 ぴリードアウ トエリア 1 0 3内に夫々確定的ディフヱク ト管理エリァ 1 0 6及 び 1 0 7を配置したから、 追記型光ディスク 1 0 0 と一般の書換型光ディスク との間で互換性をとることができる。 即ち、 一般の書换型光ディスクは、 その リ一ドィンェリァ内及びリードアウ トエリア内に夫々ディフヱク ト管理情報を 記録すべき領域が配置されている。 そして、 光ディスク 1 0 0も、 そのリード インエリア 1 0 1內及びリードアウ トエリア 1 0 3内に確定的ディフエク ト管 理工リア 1 0 6及ぴ 1 0 7が配置されている。 かかる点において、 両者の記録 構造は一致している。 従って、 追記型光ディスク 1 0 0 と一般の書換型光ディ スクとの間で再生時の互換性をとることができる。

尚、 上述した実施例では、 本発明の情報記録媒体を一層の光ディスクに適用 した場合を例に挙げたが、 本発明はこれに限らず、 2層以上の光ディスクにも 適用することができる。 図 6は本発明の情報記録媒体を 2層光ディスクに適用 した場合の例を示している。 図 6中の 2層光ディスク 1 5 0の第 1層 （図 ⁶中 の上段） には、 光ディスク 1 0 0と同様に、 その最內周側にリードインエリア 1 5 1が存在し、 以下その外周に向けて、 一時的にディフエク ト管理工リア 1 5 4、 スペアエリア 1 5 9、ユーザデータェリア 1 5 8、 スペアエリア 1 6 0、 —時的ディフエタ ト管理エリア 1 5 5、 リードアウ トエリア 1 5 3が配置され ている。 そして、 リードインエリア 1 5 1にはフラグエリア 1 6 1が設けられ ている。 第 2層にも、 光ディスク 1 0 0と同様に、 その最内周側にリードイン エリア 1 7 1が存在し、 以下その外周に向けて、 一時的ディフエク ト管理工リ ァ 1 74、 スペアエリア 1 7 9、 ユーザデータエリ ア 1 7 8、 スペアエリア 1 8 0、 一時的ディフエク ト管理エリァ 1 7 5、 リ一ドアウ トエリア 1 7 3が配 置されている。

尚、 図 6における 2層以上の光ディスクに係る説明は、 第 1層と第 2層の記 録方向が同一のパラレルトラックパスの例を示すが、 第 1層と第 2層の記録方 向が逆方向となるォポジッ ト トラックパスの形態を採ってもよい。

続いて、 図 7及び図 8を参照して、 フラグエリアのデータ構造についてより 詳細に説明する。 ここに、 図 7は、 図 6に示した 2層光デイスク 1 5 0におけ るフラグエリア 1 6 1のより詳細なデータ構造を示す図であり、 図 8は、 使用 中の一時的ディフエク ト管理工リァに応じて変化するフラグエリア 1 6 1の記 録態様の一具体例を概念的に示す模式図である。

図 7に示すよ うに、 フラグエリア 1 6 1内には、 3つのフラグ単位領域 （ 1 6 2, 1 6 3及び 1 6 4) が存在している。 係る 3つのフラグ単位領域の夫々 の大きさは、 光ディスク 1 0 0の E C Cクラスタの領域の大きさに相当してい る。 但し、 E C Cクラスタの領域に限らずとも、 任意の領域を当該フラグエリ ァのフラグ単位領域と して用いることが可能である。

そして、 これらの 3つのフラグ単位領域の記録状態に応じて、 有効なディフ ヱタ ト管理情報 1 2 0が一時的ディフエク ト管理エリア 1 5 4、 1 5 5、 1 7 4及ぴ 1 7 5のいずれの領域に記録されているかを示している。 即ち、 3つの フラグ単位領域全体で、 上述した識別情報に相当する情報を示している。 本実 施例では、 3つのフラグ単位領域 1 6 2、 1 6 3及び 1 6 4が、 夫々記録済状 態にあるか又は未記録状態にあるかに応じて、 有効なディフヱタ ト管理情報 1 2 0が記録されている一時的ディフエク ト管理工リァを示している。

ここに、 本実施例における 「記録済状態 J とは、 当該フラグ単位領域中にお いてピッ トが形成されている状態を示す趣旨であり、 係るピッ トが所定の記録 データを示していてもよいし、 示していなく ともよい。 一方、 本実施例におけ る 「未記録状態」 とは、 当該フラグ単位領域中においてピッ トが形成されてお らず、 ミラ一状の平面に相当する記録層を有している状態を示す趣旨である。 尚、 フラグ単位領域の数は、 当該光ディスクが備える一時的ディフエク ト管 理工リ アの数より 1だけ小さい数であることが好ましい。 即ち、 光ディスクが 備える一時的ディフエク ト管理エリアが n (但し、 nは 2以上の整数） 個存在 していれば、 フラグ単位領域の数は n— 1個であることが好ましい。 例えば図 1に係る光ディスク 1 0 0であれば、 一時的ディフニク ト管理工リァは 2っ存 在しているため、 フラグ単位領域は 1つでよい。 又、 例えば図 6に係る光ディ スク 1 5 0であれば、一時的ディフエク ト管理エリァは 4つ存在しているため、 フラグ単位領域は、 図 7に示すように 3つであることが好ましい。

続いて、 図 8を参照して、 フラグ単位領域 1 6 2、 1 6 3及び 1 6 4に係る 記録状態の具体的な一の例について説明する。

図 8 ( a ) に示すように、 フラグ単位領域 1 6 2、 1 6 3及ぴ 1 6 4のいず れもが未記録の状態にある場合には、 例えば一時的ディフエク ト管理工リア 1 5 4が有効 （即ち、 使用中） であることを示している。 即ち、 有効なディフエ ク ト管理情報 1 2 0が一時的ディフエク ト管理工.リァ 1 5 4に記録されている ことを示している。

図 8 ( b ) に示すように、 フラグ単位領域 1 6 2が記録済の状態にあり、 フ ラグ単位領域 1 6 3及ぴ 1 6 4が未記録の状態にある場合には、 例えば一時的 ディフエク ト管理工リア 1 5 5が有効 （即ち、 使用中） であることを示してい る。

図 8 ( c ) に示すように、 フラグ単位領域 1 6 2及び 1 6 3が記録済の状態 にあり、 フラグ単位領域 1 6 4が未記録の状態にある場合には、 例えば一時的 ディフエク ト管理エリァ 1 7 4が有効 （即ち、 使用中） であることを示してい る。

図 8 ( d ) に示すように、 フラグ単位領域 1 6 2、 1 6 3及び 1 6 4のいず れもが記録済の状態にある場合には、 例えば一時的ディフエク ト管理工リア 1

7 5が有効 （即ち、 使用中） であることを示している。

従って、 例えば後述の記録再生装置をして光ディスク 1 5 0 (或いは、 1 0

0 ) を再生すれば、 有効なディフエク ト管理情報 1 2 0が記録されている一時 的ディフエク ト管理エリアを比較的容易に検索することが可能となる。従って、 ディフエク ト管理情報 1 2 0の検索に要する時間を低減でき、 その結果再生動 作の高速化を図ることが可能となる。

又、 光ディスク 1 5 0が追記型であっても、 一時的ディフエク ト管理エリ了 の個数に応じて当初から割り当てられたフラグエリァ 1 6 1内における未記録 状態にあるフラグ単位領域を、 何らかの情報の書き込みによって記録済状態に 変化させれば、 当該フラグェリア 1 6 1内における記録済状態と未記録状態と の組合せのパターンと して識別情報を書き込むことが可能となる。 そして、 こ のようにフラグ単位領域を記録済状態とする； とで、 改めて別の記録領域に識 別情報を記録せずとも、 記録パターンと して識別情報を適切に記録することが できる。

伹し、 フラグ単位領域 1 6 2 、 1 6 3及び 1 6 4の記録状態と該記録状態が 示す使用中の一時的ディフヱク ト管理工リアとの対応付けは、 図 8に示したも のに限らず、 使用中の一時的ディフヱク ト管理エリアを識別可能であれば任意 の記録状態であってもよい。

尚、 図 7及ぴ図 8では 2層光ディスク 1 5 0を用いて説明したが、 1層の光 ディスク 1 0 0、 或いはそれ以外の光ディスクや各種記録媒体であっても 2以 上の一時的ディフエク ト管理工リァを備えている記録媒体であれば、 本実施例 に係る光ディスクと同様の効果を得ることが可能である。

(記録再生装置の実施例）

次に、 本発明の実施例である記録再生装置の構成について説明する。 図 9は 本発明の実施例である記録再生装置 2 0 0を示している。 記録再生装置 2 0 0 は、 光ディスク 1 0 0に記録データを記録する機能と、 光ディスク 1 0 0に記 録された記録データを再生する機能とを備えている。

記録再生装置 2 0 0は、 ディスク ドライブ 3 0 0と、 ノ ックエンド 4 0 0 と を備えている。 図 1 0はディスク ドライブ 3 0 0の内部構成を示している。 ディスク ドライ プ 3 0 0は、 光ディスク 1 0 0に記録データを記録すると共に、 光ディスク 1 0 0に記録された記録データを読み取る装置である。

ディスク ドライブ 3 0 0は、図 1 0に示すように、スピンドルモータ 3 5 1、 光ピックアップ 3 5 2、R Fアンプ 3 5 3及ぴサ一ボ回路 3 5 4を備えている。 スピンドルモータ 3 5 1は光ディスク 1 0 0を回転させるモータである。 光ピックアップ 3 5 2は、 光デイスク 1 0 0の記録面に対して光ビームを照 射することによって記録データ等を記録面上に記録すると共に、 光ビームの反 射光を受け取ることによって記録面上に記録された記録データ等を読み取る装 置である。 光ピックアップ 3 5 2は、 光ビームの反射光に対応する R F信号を 出力する。

R Fアンプ 3 5 3は、 光ピックアップ 3 5 2から出力された R F信号を増幅 して、 その R F信号を変調復調部 3 5 5に出力する。 更に、 R Fアンプ 3 5 3 は、 R F信号から、 ゥォプル周波数信号 W F、 トラックエラー信号 T E及びフ ォ一カスエラー信号 F Eを作り出し、 これらを出力する。

サーボ回路 3 5 4は、 トラックエラー信号 T E、 フォーカスエラー信号 F E その他のサーボ制御信号に基づいて光ピックアップ 3 5 2及びスピンドルモー タ 3 5 1の駆動を制御するサーボ制御回路である。

更に、ディスク ドライブ 3 0 0は、図 1 0に示すように、変調復調部 3 5 5、 ノ ッファ 3 5 6、 インターフェース 3 5 7及ぴ光ビーム駆動部 3 5 8を備えて いる。

変調復調部 3 5 5は、 読取時において記録データに対してエラー訂正を行う 機能と、 記録時において記録データにエラー訂正符号を付加してこれを変調す る機能とを備えた回路である。 具体的には、 変調復調部 3 5 5は、 読取時にお いては、 ： Fアンプ 3 5 3から出力される R F信号を復調し、 これに対してェ ラー訂正を行った後、 これをバッファ 3 5 6に出力する。 更に、 変調復調部 3 5 5は、 復調された R F信号に対してエラー訂正を行った結果、 エラー訂正が 不能であるか、 又はエラー訂正された符号の数がある一定の基準値を超えたと きには、 その旨を示すエラー信号を生成し、 これをディフエク ト検出部 3 5 9 に出力する。 また、 変調復調部 3 5 5は、 記録時においては、 バッファ 3 5 6 から出力される記録データにエラー訂正符号を付加した後、 これを、 光デイス ク 1 0 0の光学的特性等に適合する符号となるように変調し、 変調された記録 データを光ビーム駆動部 3 5 8に出力する。

バッファ 3 5 6は、 記録データを一時的に蓄える記憶回路である。

インターフェース 3 5 7は、 ディスク ドライブ 3 0 0 とノ ックエンド 4 0 0 との間の記録データ等の入出力制御ないし通信制御を行う回路である。 具体的 には、 ィンターフェース 3 5 7は、 再生時においては、 パックエンド 4 0 0か らの要求命令に応じて、 バッファ 3 5 6から出力される記録データ （即ち光デ イスク 1 0 0から読み取られた記録データ）をパックエンド 4 0 0へ出力する。 また、 インターフェース 3 5 7は、 記録時においては、 バックエンド 4 0 0か らディスク ドライブ 3 0 0に入力される記録データを受け取り、 これをバッフ ァ 3 5 6に出力する。 更に、 インターフェース 3 5 7は、 バックエンド 4 0 0 からの要求命令に応じて、 ディフエク ト管理情報作成部 3 6 0に保持されてい るディフエタ ト リス トの全部又は一部をバックェンド 4 0 0に出力する。

光ビーム駆動部 3 5 8は、 記録時において、 変調復調部 3 5 5から出力され た記録データに対応する光ビ一ム駆動信号を生成し、 これを光ピックアップ 3 5 2に出力する。 光ピックアップ 3 5 2は、 光ビーム駆動信号に基づいて光ビ ームを変調し、 光ディスク 1 0 0の記録面に照射する。 これにより、 記録デー タ等が記録面上に記録される。

更に、 ディスク ドライブ 3 0 0は、 図 1 0に示すよ うに、 ディフエク ト検出 部 3 5 9及びディフヱク ト管理情報作成部 3 6 0を備えている。

ディフエク ト検出部 3 5 9は、 光ディスク 1 0 0のディフエク トを検出する 回路である。 そして、 ディフエク ト検出部 3 5 9は、 ディフエク トの存否を示 すディフヱク ト検出信号を生成し、 これを出力する。 ディフ タ ト検出部 3 5 9は、 情報の読取時 （ベリ ファイ時又は S生時） における記録データのエラー 訂正の結果に基づいて、 ディフ ク ト検出を行う。 上述したように、 変調復調 部 3 5 5は、 復調された R F信号に対してエラー訂正を行った結果、 エラー訂 正が不能であるか、 又はエラー訂正された符号の数がある一定の基準値を超え たときには、 その旨を実質的に示すエラー信号を生成し、 これをディフエタ ト 検出部 3 5 9に出力する。 ディフエタ ト検出部 3 5 9は、 このエラー信号を受 け取ったときに、 ディフエク トが存在していることを示すディフエク ト検出信 号を出力する。

ディフエク ト管理情報作成部 3 6 0は、 ディフ： nク ト検出部 3 5 9から出力 されたディフエク ト検出信号に基づいて、 ディフエク ト管理情報 1 2 0を作成 し、 又は更新する回路である。 ディフエク ト管理情報 1 2 0は、 ディフエク ト 管理情報作成部 3 6 0内に設けられた記憶回路に書換可能な状態で記憶される。 更に、 ディフエク ト管理情報作成部 3 6 0は、 バックエンド 4 0 0からの要求 命令に応じて、 ディフヱク ト管理情報 1 2 0をインタ一フェース 3 5 7を介し てバックエン ド 4 00に出力する。

更に、 図 1 0に示すように、 ディスク ドライブ 3 0 0は C PU 3 6 1を有し ている。 C P U 3 6 1は、 ディスク ドライブ 3 0 0の全体的な制御及び上述し たディスク ドライブ 3 0 0内の各要素間の情報のやり取りを制御する。 更に、 C PU 3 6 1は、 記録データ及びディフヱク ト管理情報 1 2 0の記録動作及び 読取動作を制御する。 更に、 C PU 3 6 1は、 バックェンド 4 0 0から送られ る制御命令ないし要求命令に応じて、 ディスク ドライブ 3 0 0 とバックエンド 4 0 0 との間のデータのやり取りを制御する。

次に、 図 1 1はバックエンド 4 0 0の内部構成の例を示している。 バックェ ンド 4 0 0は、 ディスク ドライブ 3 0 0によって光ディスク 1 0 0から読み取 られた記録データに対して再生処理を行う と共に、 光ディスク 1 0 0に記録す る目的で外部から供給された記録データを受け取り、 これをエンコードしてデ イスク ドライブ 3 0 0に送り出す装置である。

ノ ックエンド 4 0 0は、 ドライプ制御部 4 7 1、 ビデオデコーダ 4 7 2、 ォ 一ディォデコーダ 4 7 3、 ビデオエンコーダ 4 7 4、 オーディォエンコーダ 4 7 5、 システム制御部 4 7 6及ぴディフエク ト管理部 4 7 7を備えている。 ドライブ制御部 4 7 1は、 ディスク ドライブ 3 0 0の読取処理及び記録処理 を制御する回路である。 記録データを光ディスク 1 0 0から読み取ってそれを 再生する作業、 及び記録データを外部から受け取ってそれを光ディスク 1 0 0 に記録する作業は、 バックエンド 40 0 とディスク ドライブ 3 0 0 とが協働し て行う。 ドライブ制御部 4 7 1は、 ディスク ドライブ 3 0 0の読取処理及ぴ記 録処理を制御することにより、 バックエンド 4 0 0 とディスク ドライブ 3 0 0 との協働を実現する。 具体的には、 ドライブ制御部 4 7 1は、 ディスク ドライ ブ 3 0 0に対して、 読取、 記録、 バッファ 3 5 6から記録データの出力、 ディ フエゥ ト管理情報作成部 3 6 0からのディフエク ト管理情報 1 2 0の出力など に関する要求命令を出力する。 更に、 ドライブ制御部 4 7 1は、 記録データ及 びディフヱク ト管理情報 1 2 0その他各種情報の入力 · 出力を制御する入出力 制御を行う。

ビデオデコーダ 4 7 2及びオーディオデコーダ 4 7 3は、 夫々、 ディスク ド ライプ 3 0 0により光ディスク 1 ◦ 0から読み取られ、 ドライブ制御部 4 7 1 を介して供給された記録データを復調し、 記録データをディスプレイ、 スピー 力などにより再生可能な状態に変換する回路である。

ビデオエンコーダ 4 7 4及びォ一ディォエンコーダ 4 7 5は、 夫々、 光ディ スク 1 0 0に記録する目的で外部から入力された映像信号、 音声信号等を受け 取り、 これを例えば M P E G圧縮方式等によりエンコードし、 これを、 ドライ ブ制御部 4 7 1を介してディスク ドライブ 3 0 0に供給する回路である。 システム制御部 4 7 6は、 再生時には、 ドライブ制御部 4 7 1、 ビデオデコ ーダ 4 7 2、オーディオデコーダ 4 7 3、ディフエク ト管理部 4 7 7を制御し、 これらと協働して記録データの再生処理を行う回路である。また、記録時には、 システム制御部 4 7 6は、 ドライプ制御部 4 7 1、 ビデオヱンコーダ 4 7 4、 オーディォエンコーダ 4 7 5、 ディフエク ト管理部 4 7 7を制御し、 これらと 協働して記録データの記録処理を行う。 また、 システム制御部 4 7 6は、 再生 時及び記録時において、 ディスク ドライブ 3 0 0 とバックエンド 4 0 0 との協 働を実現するために、 ドライブ制御 4 7 1 と共に、 ディスク ドライブ 3 0 0に 対する制御 （例えば各種要求命令の生成 ·送信、応答信号の受信など） を行う。 ディフヱク ト管理部 4 7 7は、 その内部に記憶回路を有しており、 ディスク ドライブ 3 0 0のディフエタ ト管理情報作成部 3 6 0により作成 ' 更新された ディフエク ト管理情報 1 2 0の全部又は一部を受け取り、 これを保持する機能 を備えている。 そして、 ディフエク ト管理部⁴ 7 7はシステム制御部⁴ 7 6 と 共に、 ディフエク ト管理を行う。

次に、 記録再生装置 2 0 0における初期設定動作について説明する。 図 1 2 は記録再生装置 2 0 0の初期設定動作を示している。 記録再生装置 2 0 0は、 光デイスク 1 0 0がデイスク ドライプ 3 0 0に装着されてから、 記録データの 記録又は再生を行うまでの間に、 初期設定を行う。 初期設定は、 記録データの 記録又は再生の準備をするための処理であり、 様々な処理を含んでいるが、 以 下、 これらの処理のうち、 光ディスク 1 0 0のイニシャライズ、 ディフエタ ト 管理情報 1 2 0の作成、 及びディフエク ト管理情報 1 2 0のバックェンドへの 送出等について説明する。 これらの処理は、 主としてディスク ドライブ 3 0 0 の C P U 3 6 1の制御のもとに行われる。

図 1 2に示すように、 光ディスク 1 0 0がディスク ドライブ 3 0 0に装着さ れると、 ディスク ドライブ 3 0 0の C P U 3 6 1の制御下で、 光ディスク 1 0 0が未記録ディスク （ブランクディスク） であるか否かが判定される （ステツ プ S 1 1 )。

光ディスク 1 0 0が未記録ディスクであるときには （ステップ S 1 1 ： Y E S)、 C P U 3 6 1の制御下で、 光ディスク 1 0 0に対してィニシャライズ処理 が行われる （ステップ S 1 2)。 このイニシャライズ処理において、 ディフエク ト管理情報作成部 3 6 0は、 デイブヱタ ト管理情報 1 2 0を作成する （ステツ プ S 1 3 )。 具体的には、 イニシャライズ処理の中で設定されたユーザデータェ リア 1 0 8の開始ァ ドレス及び終了ァ ドレス並びにスペアエリ ア 1 0 9及び 1 1 0のサイズを取得し、 設定情報 1 2 1を作成する。 更に、 ディフエク トリ ス ト 1 2 2を作成する。 尚、 ここで作成されるディフエク ト リス ト 1 2 2は、 外 枠のみであり、内実はない。即ち、デイブヱク トァ ドレスは記録されておらず、 具体的な代替記録ア ドレスも記録されていない。 ただ、 ヘッダ、 識別情報など が記録されるのみである。 作成されたディフエク ト管理情報 1 2 0はディフエ ク ト管理情報作成部 3 6 0内に記憶保持される。

続いて、 C PU 3 6 1の制御下で、 ディフヱク ト管理情報作成部 3 6 0内に 記憶されたディフエク ト管理情報 1 2 0がパックエンド 4 0 0に送られる （ス テツプ S 1 4)。ディフエク ト管理情報 1 2 0はパックエンド 4 0 0のディフエ ク ト管理部 4 7 7に記憶される。

続いて、 C PU 3 6 1の制御下で、 ディフヱク ト管理情報作成部 3 6 0内に 記憶されたディフエク ト管理情報 1 2 0が光ディスク 1 0 0の一時的ディフエ ク ト管理工リア 1 0 4又は 1 0 5に反復的に 2回記録される（ステップ S 1 5 )。 この場合、 予めデフオルトで最初にディフヱク ト管理情報 1 2 0を記録する一 時的ディフエク ト管理工リァを指定しておく ことが好ましい。

一方、光ディスク 1 0 0が未記録ディスクでない場合には（ステップ S 1 1 ： NO)、 続いて、 C P U 3 6 1の制御下で、 光ディスク 1 0 0がフアイナライズ 済みか否かが判定される （ステップ S 1 6 )。 フアイナライズとは、 主に、 光デ イスク 1 0 0を一般の書換型光ディスク用の再生装置や、 一般の再生専用型光 ディスク用の再生装置によって再生できるように、 記録フォーマツ トを整える ための処理である。 光ディスク 1 0 0がフアイナライズ済みか否かは、 光ディ スク 1 0 0のリードインエリア 1 0 1等に記録された制御情報を参照すること により、 知ることができる。

光ディスク 1 0 0がフアイナライズ済みでない場合には （ステップ S 1 6 ： NO)、 C PU 3 6 1の制御下で、使用中の一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4又は 1 0 5が選択される （ステップ S 1 7)。 即ち、 有効なディフヱク ト管理 情報 1 2 0が含まれている一時的ディフエク ト管理工リア 1 04又は 1 0 5が 選択される。

本実施例では特に、 ステップ S 1 7における使用中の一時的ディフヱク ト管 理工リァの選択時において、 フラグエリア 1 1 1を参照する.ことで有効なディ フヱク ト管理情報 1 2 0が記録されている一時的ディフエク ト管理エリァが効 率的に検索され、選択されること となる。係る動作については後に詳述する （図 1 3参照）。

更に、 ステップ S 1 7にて選択した一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4又 は 1 0 5内に複数のディフヱク ト管理情報 1 2 0が記録されている場合には (図 4参照）、 C P U 3 6 1の制御下で、 その中から有効なディフエク ト管理情 報 1 2 0が選択され、 これが読み取られる （ステップ S 1 8)。 即ち、 フアイナ ライズ前の段階では、ディフエク ト管理情報 1 2 0は、それが更新される度に、 一時的ディフエク ト管理エリア 1 04又は 1 0 5に記録される。 そして、 それ ら複数のディフヱク ト管理情報 1 20は、 更新された順序で、 連続的に配列さ れている。 従って、 一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4又は 1 0 5の中で、 一番最後に配置されているディフエク ト管理情報が有効なディフエク ト管理情 報である。 そこで、 C PU 3 6 1の制御下で、 一番最後に配置されているディ フエタ ト管理情報が選択され、 これが読み取られる。

本実施例では、 一番最後に配置されているディフエク ト管理情報 1 2 0を特 定するために、 次のような方法を採用している。 即ち、 一時的ディフエク ト管 理工リア 1 0 4又は 1 0 5に複数のディフエク ト管理情報 1 2 0が連続的に並 んで記録されている場合、 一時的ディフヱク ト管理工リア 1 04又は 1 0 5の 開始ァ ドレスから、 最後のディフヱク ト管理情報 1 2 0が記録された領域の終 端アドレスまでは情報が記録され、 それ以降は未記録である。 そこで、 C PU 3 6 1は、 光ピックアップ 3 5 2を制御して、 一時的ディフエク ト管理エリァ 1 0 4又は 1 0 5內をその開始アドレスからスキャンし、 未記録状態となった 位置を検出し、 その位置から一時的ディフエク ト管理エリア 1 0 4又は 1 0 5 内を逆方向にスキャンする。 このようにして、 最後のディフヱク ト管理情報 1 2 0を特定する。 このような方法によれば、 最後のディフエク ト管理情報 1 2 0 (即ち、 有効なディフエク ト管理情報 1 2 0) を、 ポインタ等を用いずに籣 単に特定することができる。

続いて、 C PU 3 6 1の制御下で、 読み取られた有効なディフエタ ト管理情 報 1 2 0がディフエタ ト管理情報作成部 3 6 0に記憶され、 かつ、 これがバッ クエンド 4 0 0に送られる （ステップ S 1 9)。 有効なディフヱク ト管理情報 1 2 0は、 ノ ックェンド 4 0 0のディフエク ト管理部 4 7 7に記憶される。 一方、 光ディスク 1 0 0が未記録ディスクでなく、 かつフアイナライズ済み である場合には （ステップ S 1 6 : YE S)、 C PU 3 6 1の制御下で、 ディフ ェク ト管理情報 1 2 0が確定的ディフヱク ト管理工リア 1 0 6又は 1 0 7から 読み取られ （ステップ S 2 0)、 これがバックェンド 4 0 0に送られる （ステツ プ S 2 1 )。 ディフエク ト管理情報 1 2 0は、ノくックエンド 4 0 0のディフエク ト管理部 4 7 7に記憶される。

以上より、 ディフエク ト管理情報 1 2 0が作成され、 あるいはディフエク ト 管理情報 1 2 0が一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4又は 1 0 5から選択的 に読み取られ、 あるいはディフヱク ト管理情報 1 2 0が確定的ディフヱク ト管 理工リア 1 0 6又は 1 0 7から読み取られ、 ディスク ドライブ 3 0 0のディフ ェク ト管理情報作成部 3 6 0内に記憶されると共に、 ノ ックェンド 40 0のデ イ フェク ト管理部 4 7 7に記憶される。 これにより、 ディフエク ト管理の準備 が整い、 初期設定が終了する。

続いて、 図 1 2のステップ S 1 7における 「使用中の一時的ディフエク ト管 理工リァの選択」動作の詳細について図 1 3を参照しながら説明する。ここに、 図 1 3は、係る選択動作を示すフローチヤ一トである。 尚、 ここでの説明には、 説明の便宜上、 光ディスク 1 0 0に代えて、 図 6に示す 2層光ディスク 1 5 0 を用いて説明する。 加えて、 フラグエリア 1 6 1の識別情報と該識別情報が示 す使用中の一時的ディフエク ト管理工リアとの対応付けは、 図 8に示したもの と同様との前提で以下の説明を進める。

図 1 3に示すように、 C P U 3 6 1の制御下で、 光ディスク 1 5 0のフラグ エリア 1 6 1が読み取られ、 該フラグエリア 1 6 1に含まれるフラグ単位領域 (図 7参照） の記録状態が参照される （ステップ S 1 7 1 )。

その後先ず、 C PU 3 6 1の動作により、 フラグ単位領域 1 6 2が未記録状 態であるか否かが判定される （ステップ S 1 7 2)。

この判定の結果、 フラグ単位領域 1 6 2が未記録状態であると判定されれば (ステップ S 1 7 2 ： Y e s )、 係るフラグェリア 1 6 1は、 図 8 (a ) に示す 記録状態を示していることとなる。 従って、 C PU 3 6 1の制御下で、 一時的 ディフエク ト管理エリァ 1 5 4が使用中の一時的ディフエク ト管理エリァと し て選択される （ステップ S 1 7 3)。

他方、 フラグ単位領域 1 6 2が未記録状態でないと判定されれば （ステップ S 1 7 2 ： N o )、続いてフラグ単位領域 1 6 3が未記録状態であるか否かが判 定される （ステップ S 1 74)。

この判定の結果、 フラグ単位領域 1 6 3が未記録状態であると判定されれば (ステップ S 1 7 4 ： Y e s )、 係るフラグェリア 1 6 1は、 図 8 ( b ) に示す 記録状態を示していることとなる。 従って、 C PU 3 6 1により、 一時的ディ フエク ト管理工リア 1 5 5が使用中の一時的ディフエク ト管理工リアとして選 択される (ステップ S 1 7 5)。

他方、 フラグ単位領域 1 6 3が未記録状態でないと判定されれば （ステップ S 1 7 4 ： N o)、続いてフラグ単位領域 1 6 4が未記録状態であるか否かが判 定される （ステップ S 1 7 6 )。

この判定の結果、 フラグ単位領域 1 6 4が未記録状態であると判定されれば (ステップ S 1 7 6 ： Y e s )、 係るフラグェリア 1 6 1は、 図 8 ( c ) に示す 記録状態を示していること となる。 従って、 C PU 3 6 1により、 一時的ディ フヱク ト管理工リア 1 7 4が使用中の一時的ディフエク ト管理工リアと して選 択される （ステップ S 1 7 7)。

他方、 フラグ単位領域 1 64が未記録状態でないと判定されれば （ステップ S 1 7 6 : N o )、 係るフラグエリア 1 6 1は、 図 8 ( d) に示す記録状態を示 していることとなる。 従って、 C PU 3 6 1により、 一時的ディフエク ト管理 エリア 1 7 5が使用中の一時的ディフエク ト管理工リアとして選択される （ス テツプ S 1 7 8 )。

従って、 フラグエリア 1 6 1を参照すれば、 使用中の一時的ディフエタ ト管 理工リアを比較的容易に且つ効率的に検索することが可能となる。 即ち、 従来 であれば、 例えば全ての一時的ディフエク ト管理エリアにアクセスして、 使用 中の一時的ディフヱク ト管理工リァをしらみつぶしに検索する必要があった力 S、 本実施例によれば、 このよ うにしらみつぶしに検索する必要はないため、 例え ばディスクローデイング時の初期動作 （或いは、 再生動作や記録動作） の高速 ィ匕を図ることが可能となる。 '

特に、 フラグエリア 1 6 1がリードインエリア 1 5 1に含まれているため、 光ディスク 1 5 0をロードした際に、 初期動作の一部として、 使用中の一時的 ディフエク ト管理工リァを選択することが可能となる。 従って、 それ以降は、 一時的ディフエク ト管理エリアの選択に注意することなく、 通常の再生又は記 録動作を実行することが可能となる。

次に、 記録再生装置 2 0 0の記録動作について説明する。 図 1 4は主に記録 再生装置 2 0 0の記録動作を示している。 記録再生装置 2 0 0は、 記録データ を光デイスク 1 0 0のユーザデータェリア 1 0 8に記録する記録動作を行う。 記録再生装置 2 0 0は、ディフヱク ト管理を行いながら記録動作を行う。更に、 記録再生装置 2 0 0は、 記録動作の中でベリ ファイ処理を行い、 このべリ ファ ィ処理の結果に基づいてディフヱク トリス ト 1 2 2を更新する。 記録動作は、 ディスク ドライプ 3 0 0の C PU 3 6 1 とバックエンド 40 0のシステム制御 部 4 7 6の協働によって実現する。

図 1 4に示すように、 フアイナライズ又は光ディスク 1 0 0からの記録デー タの再生の指示が与えられたか否かが判定された後に （ステップ S 3 1、 S 3 2及ぴ S 3 3)、 ュ ザが記録開始の指示を入力すると （ステップ S 3 3 ： YE S)、 これに応じて、 記録再生装置 2 0 0は記録データを記録する （ステップ S 3 4)。記録データの記録は所定のプロックごとに行われる。記録再生装置 2 0 0は、 バックエンド 4 0 0のディフエク ト管理部 4 7 7に記憶されたディフェ ク ト管理情報 1 2 0を参照し、これに基づいてディフエク ト管理を行いながら、 記録データを記録する。

記録再生装置 2 0 0は、 1ブロックの記録を行う度に、 又は、 一連の書き込 みシーケンスを終了する度に、 ベリファイを行い (ステップ S 3 5)、 ベリ ファ ィの結果に基づいて、 ディフエク ト管理情報 1 20を更新する。 ここで更新さ れるディフエク ト管理情報 1 2 0は、 ディスク ドライブ 3 0 0のディフエタ ト 管理情報作成部 3 6 0内に記憶されたディフエク ト管理情報である。 具体的に は、 ベリ ファイの結果、 記録データの記録に失敗したことを認識したときには (ステップ S 3 6 ： Y E S )、 ディスク ドライブ 3 0 0の C P U 3 6 1の制御下 で、 当該記録に失敗した記録データがスペアエリア 1 0 9又は 1 1 0に記録さ れる （ステップ S 3 7)。 続いて、 C PU 3 6 1の制御下で、 当該記録データの 記録すべきであった場所にディフエク トが存在すると推測され、 その場所を示 すディフヱク トア ドレスとそれに対応する代替記録ァドレスとがディフエタ ト リス ト 1 2 2に記録される （ステップ S 3 8)。 ここでのディフエク トア ドレス 及ぴ代替記録ァ ドレスの作成動作については後に詳述する。

今回記録すべき記録データの一連のプロックについて上記ステップ S 3 4な レヽし S 3 8の処理が終了したとき （ステップ S 3 9 ： Y e s )、 C PU 3 6 1の 制御下で、 更新したディフヱク ト管理情報 1 2 0が光ディスク 1 0 0の一時的 ディフエク ト管理エリア 1 0 4又は 1 0 5に反復的に 2回記録される （ステツ プ S 4 0 )。

ここでは、 使用中の一時的ディフエク ト管理工リアにディフエク ト管理情報 1 2 0が記録されるが、 該使用中の一時的ディフ ク ト管理エリァの記録容量 に空き領域が存在しなければ、 他の一時的ディフエク ト管理エリアに記録され る。 加えて、 その際には、 フラグエリア 1 1 1のフラグ単位領域も同時に書き かえられる （即ち、 例えば記録済状態に変化させる） ことが好ましい。 係る記 録動作については、 後に詳述する （図 1 5参照）。

尚、 ここで一時的ディフエク ト管理工リア 1 04又は 1 0 5に記録されるデ イフェク ト管理情報 1 2 0は、 ディフエク ト管理情報作成部 3 6 0内に記憶さ れたディフエタ ト管理情報 1 2 0である。 以上で、 記録動作は完了する。

続いて、 図 1 4のステップ S 4 0における一時的ディフエタ ト管理エリア 1 0 4又は 1 0 5への追記動作の詳細について、図 1 5を参照しながら説明する。 ここに、 図 1 5は、 一時的ディフエク ト管理工リア 1 04又は 1 0 5へのディ フエク ト管理情報 1 2 0の追記動作を示すフローチヤ一トである。

図 1 5に示すように、 先ず C PU 3 6 1の動作により、 ディフエク ト管理情 報 1 2 0を記録しよう としている一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4又は 1 0 5に空き領域が存在するか否かが判定される （ステップ S 40 1 )。 即ち、 フ ラグエリア 1 1 1 (或いは、 1 6 1 ) により使用中の一時的ディフエタ ト管理 エリアであると示されているエリアに、 更にディフエク ト管理情報 1 2 0を記 録するための空き領域が存在するか否かが判定される。

この判定の結果、 空き領域が存在していると判定されれば （ステップ S 4 0 1 ： Y e s )、 ディフヱク ト管理情報 1 2 0は、 現在使用中の一時的ディフエク ト管理エリアへ記録されることとなる （ステップ S 4 0 4)。

他方、空き領域が存在していないと判定されれば（ステップ S 4 0 1 :N o )、 ディフヱク ト管理情報 1 2 0は、 次に使用すべき一時的ディフエク ト管理エリ ァへ記録される （ステップ S 4 0 2)。 例えば、 光ディスク 1 0 0 (図 1参照） において、 一時的ディフエク ト管理工リア 1 04が使用中であった場合には、 次に使用すべき一時的ディフエク ト管理エリァと して、 一時的ディフヱク ト管 理工リア 1 0 5が選択され、 ディフエク ト管理情報 1 2 0が記録される。 或い は、 光ディスク 1 5 0 (図 6参照） において、 一時的ディフヱク ト管理工リァ 1 5 4が使用中であった場合には、 次に使用すべき一時的ディフエタ ト管理工 リアとして、 他の一時的ディフエク ト管理工リア 1 5 5、 1 7 4及ぴ 1 7 5の うちいずれか一つが選択される。 尚、 次に使用すべき一時的ディフエク ト管理 エリアは、 予めその旨定めておいてもよいし、 ステップ S 4 0 2の時点で例え ば C PU 3 6 1により選択されるように構成してもよい。

そして、 C PU 3 6 1の制御下で、 更に、 フラグエリア 1 1 1 ( 1 6 1 ) へ のデータの記録が実行される （ステップ S 4 0 3)。 即ち、 フラグエリア 1 1 1 ( 1 6 1 ) が備えるフラグ単位領域のうち少なく とも一つの記録状態が記録済 状態へと書き換えられる。 例えば、 光ディスク 1 5 0において、 一時的ディフ エタ ト管理工リア 1 5 4が使用中であり、 ステップ S 4 0 2の動作で一時的デ イフェク ト管理工リア 1 5 5にディフエク ト管理情報 1 2 0が記録されたとす る。 この場合、 フラグエリア 1 6 1のフラグ単位領域 1 6 2が記録済状態とな るようにデータが記録されることとなる。

これにより、 記録動作中に使用している一時的ディフヱク ト管理工リァが変 更すること となっても、 その内容を反映した識別情報を有するフラグエリァ 1 1 1 ( 1 6 1 ) を実現することが可能となる。

尚、 フラグ単位領域 1 6 2等を記録済状態とする場合には、 任意のデータを 書き込むことでピッ トを形成してもよいが、 所定の記録データを書きこんでも よい。 例えば、 重要なファイルのバックアップデータを記録することで、 フラ グ単位領域を記録済状態とするように構成してもよい。

次に、 記録再生装置 2 0 0におけるフアイナライズ処理について説明する。 図 1 6はフアイナライズ処理を示している。 例えばユーザがフアイナライズ処 理を行う旨の指示を入力すると （図 1 4中のステップ S 3 1 ： Y E S )、 図 1 6 に示すように、 記録再生装置.2 0 0は、 光ディスクがフアイナライズ済みでな いことを確認した上で （ステップ S 5 1 : NO)、 その光ディスク 1 0 0に対し てフアイナライズ処理を行う （ステップ S 5 2)。 フアイナライズ処理の際に、 記録再生装置 2 0 0は、 ディフヱク ト管理情報 1 2 0を光デイスク 1 0 0の確 定的ディフヱク ト管理工リア 1 0 6又は 1 0 7に反復的に 2回記録する （ステ ップ S 5 3 )。 但し、 1回の記録であってもよいし、 或いは 3回以上の複数回の 記録であってもよい。 尚、 ここで確定的ディフヱク ト管理エリア 1 0 6又は 1 0 7に記録されるディフエク ト管理情報 1 2 0は、 ディフエク ト管理情報作成 部 3 6 0内に記憶されたディフヱク ト管理情報 1 2 0である。 以上で、 フアイ ナライズ処理は完了する。

次に、 記録再生装置 2 0 0の再生動作について説明する。 図 1 7は記録再生 装置 2 0 0の再生動作を示している。

ユーザが再生開始の指示を入力すると （図 1 4のステップ S 3 2 ： Y E S)、 図 1 7に示すように、 記録再生装置 2 0 0は、 光ディスク 1 0 0が未記録ディ スクでないことを確認した上で (ステップ S 7 1 ： NO), 光ディスク 1 0 0の ユーザデータエリァ 1 0 8に記録された記録データを再生する （ステップ S 7 2)。記録再生装置 2 0 0は、ノ ックエンド 4 0 0のディフエク ト管理 4 7 7に 記憶されたディフエク ト管理情報 1 2 0に基づいてディフエク ト管理を行いな がら、 記録デ"タの再生を行う。

以上より、 本実施例の記録再生装置 2 0 0によれば、 光ディスク 1 0 0をフ アイナライズする前においては、 ディフエク ト管理情報 1 2 0を光ディスク 1 0 0の一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4又は 1 0 5に記録し、 光ディスク 1 0 0をフアイナライズするときには、 ディフエク ト管理情報 1 2 0を光ディ スク 1 0 0の確定的ディフエク ト管理工リア 1 0 6又は 1 0 7に記録する。 又 はフアイナライズされていない光ディスク 1 0 0に対しては、 ディフエク 卜管 理情報 1 2 0を光ディスク 1 0 0の一時的ディフエク ト管理工リア 1 0 4又は 1 0 5から読み取り、 フアイナライズ済みの光ディスク 1 0 0に対しては、 デ ィフヱク ト管理情報 1 2 0を光ディスク 1 0 0の確定的ディフエク ト管理工リ ァ 1 0 6又は 1 0 7から読み取る。 これにより、 フアイナライズ前の光ディス ク 1 0 0に対しても、 フアイナライズ済みの光ディスク 1 0 0に対しても、 適 切なディフエク ト管理を行いながら、 記録データの記録又は再生を実現するこ とができる。

特に、 フラグエリア 1 1 1 ( 1 6 1 ) を備えることで、 複数の一時的ディフ ェク ト管理エリア 1 0 4及び 1 0 5 (或いは、 1 5 4、 1 5 5、 1 7 4及ぴ 1 7 5) のうち使用中の一時的ディフエク ト管理エリァを比較的容易に且つ効率 的に選択することが可能となる。 即ち、 有効なディフエタ ト管理情報 1 2 0を 比較的容易に且つ効率的に読み取ることが可能となる。 これにより、 例えばデ イスクローディング時や再生 · 記録処理時における C PU 3 6 1の処理負担を 軽減することが可能となる。

また、本実施例の記録再生装置 2 0 0によれば、フアイナライズ処理の際に、 ディフヱク ト管理情報 1 20を光ディスク 1 0 0の確定的ディフヱク ト管理工 リア 1 0 6又は 1 0 7に記録する構成としたから、 追記型光ディスク 1 0 0 と 一般の書換型光デイスクとの間の互換性を確立することができる。 尚、 本発明の実施例の説明に用いた図面は、 本発明の記録媒体、 記録装置又 は再生装置の構成要素等を、 その技術思想を説明する限りにおいて具体化した ものであり、 各構成要素等の形状、 大きさ、 位置、 接続関係などは、 これに限 定されるものではなレ、。

加えて、 上述の実施例では、 記録媒体の一例として光ディスク 1 0 0並びに 再生記録装置の一例として光ディスク 1 0 0に係るレコーダ又はプレーヤにつ いて説明したが、 本発明は、 光ディスク並びにそのレコーダ又はプレーヤに限 られるものではなく、 他の高密度記録或いは高転送レート対応の各種情報記録 媒体並びにそのレコーダ又はプレーヤにも適用可能である。

また、 本発明は、 請求の範囲及び明細書全体から読み取るこのできる発明の 要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、 そのような変更を伴う情 報記録媒体、 記録装置、 再生装置、 記録方法、 再生方法並びにこれらの機能を 実現するコンピュータプログラムもまた本発明の技術思想に含まれる。 産業上の利用可能性

本発明に係る情報記録媒体、 情報記録媒体用の記録装置及び記録方法、 情報 記録媒体用の再生装置及び再生方法、 記録又は再生制御用のコンピュータプロ グラム、 並びに制御信号を含むデータ構造は、 例えば、 光ディスク、 磁気ディ スク、 光磁気ディスク等の高密度記録媒体に利用可能である。 また、 例えば各 種コンピュータ機器に搭載される又は各種コンピュータ機器に接続可能な、 記 録媒体、 記録再生装置等にも利用可能である。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 記録データを記録するためのデータエリアと、

前記データエリアにおけるディフヱク トに対するディフエク ト管理の基礎と なるディフエク ト管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフエク ト管理工リアと、

' 前記複数の一時的ディフヱク ト管理エリァのうち有効な前記ディフエタ ト管 理情報が記録されている一時的ディフエク ト管理エリァを識別する識別情報を 記録するフラグエリァと

を備えており、

前記フラグェリァ内における、 所定規則に従って記録済状態とされた領域と 未記録状態として残されている領域との組合せパターンの種類と して前記識別 情報が記録されることを特徴とする情報記録媒体。

2 . 当該情報記録媒体が η (但し、 ηは 2以上の整数） 個の一時的ディフエク ト管理エリアを備えている場合には、 前記フラグエリアは、 η— 1個のフラグ 単位領域を含んでいることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の情報記録媒 体。

3 . 前記 η— 1個のフラグ単位領域の夫々が前記記録済状態又は前記未記録状 態にあることで、 前記フラグェリア全体として前記識別情報を示すことを特徴 とする請求の範囲第 2項に記載の情報記録媒体。

4 . 前記 η— 1個のフラグ単位領域のうち前記記録済状態にある少なく とも一 つのフラグ単位領域には、 前記記録データに相当するパックアップデータが記 録されることを特徴とする請求の範囲第 3項に記載の情報記録媒体。

5 . 前記 η— 1個のフラグ単位領域の夫々は、 当該情報記録媒体の最小記録領 域に相当することを特徴とする請求の範囲第 2項に記載の情報記録媒体。

6 . 前記フラグエリアは、 当該情報記録媒体の内周側に備えられることを特徴 とする請求の範囲第 1項に記載の情報記録媒体。

7 . 前記データエリァへの記録及び読取のうち少なく とも一方を制御する情報 を記録するための制御情報記録エリァを更に備えており、

前記フラグェリァは、 前記制御情報記録ェリァに備えられることを特徴とす る請求の範囲第 1項に記載の情報記録媒体。

8 . 前記フラグエリアは、 前記複数の一時的ディフエク ト管理工リアのうち一 の一時的ディフエク ト管理工リアに備えられることを特徴とする請求の範囲第

1項に記載の情報記録媒体。

9 . 前記フラグエリアは、 前記一の一時的ディフエク ト管理エリアの終端部分 に備えられることを特 4數とする請求の範囲第 8項に記載の情報記録媒体。

1 0 . ( i) 記録データを記録するためのデータエリアと、 （i i)前記データエリ ァにおけるディフエク トに対するディフエク ト管理の基礎となるディフヱク ト 管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフエク ト管理エリァと、

(i i i)前記複数の一時的ディフエク ト管理工リアのうち有効な前記ディフエク ト管理情報が記録されている一時的ディフエク ト管理エリアを識別する識別情 報を記録するフラグエリアとを備えており、 前記フラグエリア内における、 所 定規則に従って記録済状態とされた領域と未記録状態と して残されている領域 との組合せパターンの種類として前記識別情報が記録される情報記録媒体に、 前記記録データを記録するための記録装置であって、

前記記録データ及び前記ディフエク ト管理情報のうち少なく とも一方を記録 する第 1記録手段と、

前記有効なディフヱク ト管理情報が記録されている一時的ディフエク ト管理 エリアが変化した場合に、 該変化後の一時的ディフユク ト管理エリアに応じて 前記未記録状態と して残されている領域を前記記録済状態と して前記組合せパ ターンを変化させることで、 前記識別情報を更新して記録する第 2記録手段と WO 2005/01SSS8 PCT/JP2004/010771

45 を備えることを特徴とする記録装置。

1 1 . ( i ) 記録データを記録するためのデータエリアと、 （i i )前記データエリ ァにおけるディフエク トに対するディフエク ト管理の基礎となるディフエク ト 管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフヱク ト管理エリァと、 ( i i i)前記複数の一時的ディフエク ト管理工リアのうち、有効な前記ディフエク ト管理情報が記録されている一時的ディフヱク ト管理工リァを識別する識別情 報を記録するフラグエリアとを備えており、 前記フラグエリア内における、 所 定規則に従つて記録済状態とされた領域と未記録状態として残されている領域 との組合せパターンの種類として前記識別情報が記録される情報記録媒体に、 前記記録データを記録するための記録方法であって、

前記記録データ及び前記ディフエク ト管理情報のうち少なく とも一方を記録 する第 1記録工程と、

前記有効なディフエク ト管理情報が記録されている一時的ディフユク ト管理 エリアが変化した場合に、 該変化後の一時的ディフヱク ト管理エリアに応じて 前記未記録状態と して残されている領域を前記記録済状態と して前記組合せパ ターンを変化させることで、 前記識別情報を更新して記録する第 2記録工程と を備えることを特徴とする記録方法。

1 2 . ( i ) 記録データを記録するためのデータエリアと、 （i i )前記データエリ ァにおけるディフエク トに対するディフエク ト管理の基礎となるディフエク ト 管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフヱク ト管理エリァと、 ( i i i )前記複数の一時的ディフエク ト管理工リアのうち、有効な前記ディフエク ト管理情報が記録されている一時的ディフヱク ト管理工リァを識別する識別情 報を記録するフラグエリアとを備えており、 前記フラグエリア内における、 所 定規則に従って記録済状態とされた領域と未記録状態として残されている領域 との組合せパターンの種類として前記識別情報が記録される情報記録媒体に記 録された前記記録データを再生するための再生装置であって、

前記識別情報を読み取り、 前記複数の一時的ディフユク ト管理工リアのうち 前記有効なディフヱク ト管理情報が記録されている一時的ディフエク ト管理工 リァを選択する選択手段と、

該選択された一時的ディフエク ト管理エリァより、 前記有効なディフエク ト 管理情報を読み取る読取手段と、

該読み取られたディフヱク ト管理情報に基づいて、 前記データエリァに記録 された記録データを再生する再生手段と

を備えることを特徴とする再生装置。

1 3 . 前記フラグエリアは、 複数のフラグ単位領域を有しており、 且つ該複数 のフラグ単位領域の夫々は前記記録済状態又は前記未記録状態にあり、 前記選択手段は、 前記複数のフラグ単位領域のうち少なく とも一つのフラグ 単位領域が前記記録済状態及び前記未記録状態のいずれの状態にあるかを判別 することで前記有効なディフヱク ト管理情報が記録されている一時的ディフエ ク ト管理工リァを選択することを特徴とする請求の範囲第 1 2項に記載の再生 装置。

1 4 . ( i) 記録データを記録するためのデータエリアと、 （i i)前記データエリ ァにおけるディフエク トに対するディフエク ト管理の基礎となるディフエク ト 管理情報を一時的に記録するための一時的ディフヱク ト管理工リアと、 （i i i) 前記複数の一時的ディフエク ト管理ヱリアのうち、 有効な前記ディフニク ト管 理情報が記録されている一時的ディフヱク ト管理エリアを識別する識別情報を 記録するフラグエリアとを備えており、 前記フラグエリア内における、 所定規 則に従って記録済状態とされた領域と未記録状態として残されている領域との 組合せパターンの種類として前記識別情報が記録される情報記録媒体に記録さ れた前記記録データを再生するための再生方法であって、

前記識別情報を読み取り、 前記複数の一時的ディフエタ ト管理エリアのうち 前記有効なディフエク ト管理情報が記録されている一時的ディフエク ト管理工 リァを選択する選択工程と、

該選択された一時的ディフヱク ト管理エリァより、 前記有効なディフエク ト 管理情報を読み取る読取工程と、

該読み取られたディフエク ト管理情報に基づいて、 前記データエリアに記録 された記録データを再生する再生工程と

を備えることを特徴とする再生方法。

1 5 . 請求の範囲第 1 0項に記載の記録装置に備えられたコンピュータを制御 する記録制御用のコンピュータプログラムであって、 該コンピュータを、 前記 第 1記録手段及び前記第 2記録手段のうち少なく とも一部として機能させるこ とを特徴とするコンピュータプログラム。

1 6 . 請求の範囲第 1 2項に記載の再生装置に備えられたコンピュータを制御 する再生制御用のコンピュータプログラムであって、 該コンピュータを、 前記 選択手段、 前記読取手段及び前記再生手段のうち少なく とも一部として機能さ せることを特徴とするコンピュータプログラム。

1 7 . 記録データを記録するためのデータエリアと、

前記データエリァにおけるディフヱク トに対するディフヱク ト管理の基礎と なるディフエク ト管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフヱク ト管理工リアと、

前記複数の一時的ディフエク ト管理工リ アのうち有効な前記ディフエク ト管 理情報が記録されている一時的ディフエク トエリァを識別する識別情報を記録 するフラグェリアと

を備えており、

前記フラグエリァ内における、 所定規則に従って記録済状態とされた領域と 未記録状態と して残されている領域との組合せパターンの種類と して前記識別 情報が記録されることを特徴とするデータ構造。