WO2005039076A1

WO2005039076A1 - 情報取得装置、情報提供装置、及び情報提供システム

Info

Publication number: WO2005039076A1
Application number: PCT/JP2004/015368
Authority: WO
Inventors: Toshiaki Wada; Kenji Nakano
Original assignee: Olympus Corporation
Priority date: 2003-10-17
Filing date: 2004-10-18
Publication date: 2005-04-28
Also published as: EP1675278A1; US8170602B2; US20070032193A1; EP1675278A4

Abstract

　デジタル情報を取得する情報取得装置であって、指向性を有し、指向方向に送信対象とする情報要求信号を無線送信する第一の送信部（１４）と、前記送信対象とする情報要求信号に少なくとも一つのアドレス情報を付加する情報付加部（１３）と、前記第一の送信部が送信した情報要求信号に応答して無線送信された無線信号を受信し、該信号に含まれる情報を取得する受信部（１５）と、当該情報取得装置に内蔵或いは着脱自在になされたものであって前記受信部により取得された情報の一部又は全部が記憶可能である情報記憶部（１６）と、情報要求動作の開始指示を行う操作部（１１）と、を有し、前記受信部（１５）は、指向性が無いか、又は前記第一の送信部よりも広い指向性を有する。

Description

明細書

情報取得装置、情報提供装置、及び情報提供システム

技術分野

[0001] 本発明は、情報を取得する情報取得装置と、情報を提供する情報提供装置と、それらを含む情報提供システムに関する。

背景技術

[0002] 従来、情報を取得する装置として、ラジオ，テレビ等の放送を受信するものや、電話 , FAXなど特定の情報源に直接アクセスするもの等が使用されてきた。また近年においては、インターネットの普及に伴って、 PC (パーソナルコンピュータ）等を用いて所定のウェブサイトの URL ( Uniform Resource Locator )を指定するだけで、テキスト ,音声，画像等のデジタル情報を全世界から取得することができるようになつている。

[0003] また、このような通信メディアを使用せずに情報を取得する方法としては、展示会やセミナー等といった催し物への参カ卩が一般的である。これらの催し物では、カタログや資料など、一般的に印刷物として情報が提供されている。

[0004] また、特許文献 1には、催し物会場において、来場者毎に情報携帯端末機を設け、来場者がその情報携帯端末機を用いて情報を取得するシステムが提案されて、る。ところで、インターネットや電話網等の通信ネットワークを介して情報を収集する場合には、目的とする情報が提供されているウェブサイトの URLや電話番号等といった、情報取得先を特定するための情報を予め知っておく必要があり、それらを知るための作業は手間の掛カることである。

[0005] 一方、催し物においては、出展者等は予め多くの来場者を考慮して大量の資料を準備しておく必要があり、情報提供を無料で行う場合の経済的負担は大き力つた。また、来場者が情報収集する場合には、来場者は多くの出展者ブース力もそれぞれ印刷物である紙の資料を探して収集し、それらを持って帰ることになるため、多大な時間と労力を要した。また、収集した資料をフアイリング保管するためには、その保管スペースが必要であり、またそれを避けるために収集した資料を電子化することも行われている力その電子化のための作業にも多くの手間が掛カかった。 [0006] また、前述の特許文献 1に提案されてヽるシステムは、主催者が来場者ごとに設けられた情報携帯端末機等を全て管理することによって実現されるシステムで、欲しい情報を電子データとして取得できるが、端末機がその管理下にない場合にはそのシステムを利用することができな、。

[0007] 本発明は、上記実情に鑑み、情報要求者が URLや電話番号等といった情報取得先を特定するための情報を知らなくても簡便かつ自由に情報を取得することができると共に特別な管理を要しな!/、情報取得装置と、至近距離に位置する不特定の一人以上の情報要求者に対しての情報提供を行う情報提供装置と、それらを含む情報提供システムとを提供することを目的とする。

特許文献 1：特開 2000— 115845号公報

発明の開示

[0008] 本発明の第 1の態様に係る情報取得装置は、プログラムメモリに記憶されているコントロールプログラムを実行することにより動作するデジタル情報を取得する情報取得装置であって、指向性を有し、指向方向に送信対象とする情報要求信号を無線送信する第一の送信部と、前記送信対象とする情報要求信号に少なくとも一つのァドレス情報を付加する情報付加部と、前記第一の送信部が送信した情報要求信号に応答して無線送信された無線信号を受信し、該信号に含まれる情報を取得する受信部と、当該情報取得装置に内蔵或いは着脱自在になされたものであって前記受信部により取得された情報の一部又は全部が記憶可能である情報記憶部と、情報要求動作の開始指示を行う操作部と、を有し、前記受信部は、指向性が無いか、又は前記第一の送信部よりも広い指向性を有している、構成である。

[0009] 本発明の第 2の態様に係る情報取得装置は、前記第 1の態様において、前記第一の送信部は、光を含む電磁波或いは超音波を含む音波を使用して信号を無線送信する、構成である。

[0010] 本発明の第 3の態様に係る情報取得装置は、前記第 2の態様において、前記情報付加部が情報要求信号に付加するアドレスは、当該情報取得装置の前記受信部のアドレスである自己アドレスである、構成である。

[0011] 本発明の第 4の態様に係る情報取得装置は、前記第 3の態様において、前記情報付加部が情報要求信号に付加するアドレスは、前記自己アドレスの他に、当該情報取得装置の前記受信部のアドレスとは異なるアドレスを含む、構成である。

[0012] 本発明の第 5の態様に係る情報取得装置は、前記第 3の態様において、前記情報記憶部に記憶されて、る情報或いは前記受信部により取得された情報の一部又は全てを提示する情報提示部、を更に有する構成である。

[0013] 本発明の第 6の態様に係る情報取得装置は、前記第 5の態様において、前記情報記憶部に記憶されて、る情報、又は前記受信部により取得された情報を外部に伝送する情報伝送部、を更に有する構成である。

[0014] 本発明の第 7の態様に係る情報取得装置は、前記第 6の態様において、前記情報記憶部に記憶されている情報を選択する選択部を更に有し、前記情報伝送部は、前記選択部により選択された情報を外部に伝送する、構成である。

[0015] 本発明の第 8の態様に係る情報取得装置は、前記第 6の態様において、前記情報伝送部は、所定の送信先を表すアドレス宛に伝送する、構成である。

本発明の第 9の態様に係る情報取得装置は、前記第 5の態様において、前記受信部により受信され取得される情報の種別に係る情報を設定する設定部を更に有し、前記情報付加部は、前記設定部により設定された情報の種別に係る情報を前記送信対象とする信号に更に付加する、構成である。

[0016] 本発明の第 10の態様に係る情報取得装置は、前記第 9の態様において、前記受信部により受信した情報を選別する情報選別部を更に有し、前記情報選別部により前記受信部が受信した情報から取得すべき情報を選別し、この選別された情報を前記情報記憶部に記憶する、構成である。

[0017] 本発明の第 11の態様に係る情報取得装置は、前記第 10の態様において、前記情報選別部による選別する情報の選別基準は、前記設定部により設定する情報の種別であり、該設定部で設定された種別の情報のみを前記情報記憶部に記憶する、構成である。

[0018] 本発明の第 12の態様に係る情報取得装置は、前記第 9の態様において、前記情報の種別に係る情報は、少なくとも、情報の容量、情報の種類、情報の形態、情報のファイル形式、情報の内容、情報の分野、の何れか一つに係る情報である、構成である。

[0019] 本発明の第 13の態様に係る情報取得装置は、前記第 9の態様において、前記情報の種別に係る情報は、同一対象であって情報の容量が異なる種別を表す情報である、構成である。

[0020] 本発明の第 14の態様に係る情報取得装置は、前記第 13の態様において、前記情報の種別に係る情報は、通常情報、該通常情報を要約した要約情報、及び情報が存在するネットワーク上のアドレス情報のうちの少なくとも一つの情報に係る情報を含む、構成である。

[0021] 本発明の第 15の態様に係る情報取得装置は、前記第 5の態様において、前記受信部により取得された情報に含まれる、情報提供元を特定するサーバアドレスを抽出するサーバアドレス抽出部と、前記第一の送信部とは異なる形態で信号送信を行う第二の送信部と、を更に有する構成である。

[0022] 本発明の第 16の態様に係る情報取得装置は、前記第 15の態様において、前記第二の送信部は、光を含む電磁波或いは超音波を含む音波を使用して信号を無線送信し、この第二の送信部より無線送信される信号は指向性を持たないか、前記第一の送信部で送信される信号に比べて広、指向性を有する、構成である。

[0023] 本発明の第 17の態様に係る情報取得装置は、前記第 16の態様において、前記受信部で受信した情報が、情報が存在するネットワーク上のアドレス情報であった場合、前記サーバアドレス抽出部で抽出したサーバアドレス宛に、情報要求信号を前記第二の送信部で送信する、構成である。

[0024] 本発明の第 18の態様に係る情報取得装置は、前記第 16の態様において、前記情報提示部により提示された情報力少なくとも一つの情報項目を選択する選択部と、該選択部により選択された情報項目に対応する情報を特定する情報 IDを前記送信対象とする信号に付加する Iひ報付加部と、を更に有し、前記第一の送信部又は前記第二の送信部により前記送信対象とする信号を送信する、構成である。

[0025] 本発明の第 19の態様に係る情報取得装置は、前記第 5の態様において、前記受信部により取得された情報が不完全であった場合、又は情報取得が不完全になることが判断される場合に警告する警告部、を更に有する構成である。 [0026] 本発明の第 20の態様に係る情報取得装置は、前記第 16の態様において、前記受信部により取得された情報が不完全であった場合、又は情報取得が不完全になることが判断される場合に、前記第一の送信部又は前記第二の送信部が前記送信対象とする信号を再送信する、構成である。

[0027] 本発明の第 21の態様に係る情報取得装置は、前記第 19の態様において、前記警告部は、前記受信部により取得された情報の容量が、所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超えた場合に警告する、構成である。

[0028] 本発明の第 22の態様に係る情報取得装置は、前記第 19の態様において、前記警告部は、前記受信部により受信され取得された情報が引き続き送信されてくる情報の容量に係る情報であって、該情報の容量が所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超える場合に警告する、構成である。

[0029] 本発明の第 23の態様に係る情報取得装置は、前記第 20の態様において、前記受信部により取得された情報の容量が、所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超える場合は、自動的に情報容量の小さい情報の種別に係る情報に変更し、該情報の種別に係る情報を前記情報付加部が前記送信対象とする信号に付加し、該付加した送信対象とする信号を前記第一の送信部又は前記第二の送信部が再送信する、構成である。

[0030] 本発明の第 24の態様に係る情報取得装置は、前記第 5の態様において、前記受信部により受信され取得することが可能な情報の容量の最大値を設定する情報サイズ設定部を更に有し、前記情報付加部は、前記情報サイズ設定部が設定した取得可能な情報の容量の最大値に係る情報を前記送信対象とする信号に更に付加する、構成である。

[0031] 本発明の第 25の態様に係る情報取得装置は、前記第 24の態様において、前記情報サイズ設定部は、前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量より自動的に前記取得可能な情報の容量の最大値を設定する、構成である。

[0032] 本発明の第 26の態様に係る情報取得装置は、前記第 5の態様において、当該情報取得装置の使用者に係る情報が記憶される使用者情報記憶部を更に有し、前記情報付加部は、前記使用者情報記憶部に記憶されている前記使用者に係る情報を前記送信対象とする信号に更に付加する、構成である。

[0033] 本発明の第 27の態様に係る情報取得装置は、前記第 5の態様において、当該情報取得装置の機器情報が記憶される機器情報記憶部を更に有し、前記情報付加部は、前記機器情報記憶部に記憶されている前記機器情報を前記送信対象とする信号に更に付加する、構成である。

[0034] 本発明の第 28の態様に係る情報取得装置は、前記第 27の態様において、前記機器情報は、少なくとも、当該情報取得装置のメーカー名、機種番号、製品シリアル番号、又はファームウェアのバージョン情報のいずれか一つ又は複数を含む、構成である。

[0035] 本発明の第 29の態様に係る情報取得装置は、前記第 5の態様において、前記受信部により受信された情報を特定する情報特定情報が記憶される情報取得履歴記憶部と、前記受信部により新たに受信された情報の情報特定情報に基づいて、前記新たに受信された情報が取得済みである力否かを判定する取得済み情報判定部と、を更に有し、前記情報記憶部には、前記受信部により受信された情報のうち、前記取得済み情報判定部により未取得と判定された情報が記憶される、構成である。

[0036] 本発明の第 30の態様に係る情報取得装置は、前記第 29の態様において、前記情報取得履歴記憶部に記憶される情報特定情報は、前記受信部により受信された信号を送信した装置のアドレス又は前記受信部により受信された情報に付与されている前記情報 IDの少なくとも一方を含む情報である、構成である。

[0037] 本発明の第 31の態様に係る情報取得装置は、前記第 5の態様において、前記指向方向に当該情報取得装置に情報を提供可能な情報提供装置が存在することを検知する検知部、を更に有する構成である。

[0038] 本発明の第 32の態様に係る情報取得装置は、前記第 31の態様において、前記検知部は、前記情報提供装置から発信された発信信号を受信する発信信号受信部と、該発信信号受信部により前記発信信号が受信されたときに前記情報提供装置が存在することを検知したことを通知する通知部と、を更に有する構成である。

[0039] 本発明の第 33の態様に係る情報取得装置は、前記第 31の態様において、前記検知部により前記情報置供装置の存在が検知されない場合は、情報取得動作を行わない、構成である。

[0040] 本発明の第 34の態様に係る情報取得装置は、前記第 5の態様において、前記受信部により受信された信号に当該情報取得装置のコントロールプログラムが含まれていた場合は、該コントロールプログラムを抽出し、該コントロールプログラムに基づいて、更新対象とする前記プログラムメモリに記憶されているコントロールプログラムの一部又は全てを更新するプログラム更新部、を更に有する構成である。

[0041] 本発明の第 35の態様に係る情報取得装置は、前記第 34の態様において、前記受信部により取得された情報に不当なプログラムが含まれているか杏かを検知する不当プログラムチェック部と、該不当プログラムチェック部により前記受信部により取得された情報に不当なプログラムが含まれて!/、ると検知された場合に、警告する不当プログラム警告部と、前記不当プログラムチェック部により前記受信部により取得された情報に不当なプログラムが含まれていると検知された堤合に、該取得された情報を削除する不当プログラム削除部と、を更に有する構成である。

[0042] 本発明の第 36の態様に係る情報取得装置は、前記第 5の態様において、前記受信部により受信され取得された情報に含まれる暗号ィヒキーにより、前記情報付加部により前記送信対象とする信号に付加される情報の一部又は全てを暗号ィ匕する暗号化部、を更に有する構成である。

[0043] 本発明の第 37の態様に係る情報取得装置は、前記第 36の態様において、記情報付加部は、暗号ィ匕キー要求情報を前記送信対象とする信号に更に付加する、構成である。

本発明の第 38の態様に係る情報取得装置は、前記第 5の態様において、暗号ィ匕キー及び復号化キーを生成する暗号化キー情報生成部と、前記復号化キーにより、前記受信部により受信された信号に含まれる暗号化された情報を復号化する復号化部と、を更に有し、前記情報付加部は、前記送信対象とする信号に前記暗号化キー情報生成部により生成された暗号ィ匕キーを付加する、構成である。

[0044] 本発明の第 39の態様に係る情報取得装置は、前記第 5の態様において、前記受信部は、公衆回線を使用するものであり、前記公衆回線を利用した一般音声の受信再生及び送話することが可能な通話部、を更に有する構成である。 [0045] 本発明の第 40の態様に係る情報取得装置は、前記第 5の態様において、前記第一の送信部が送信する信号の前記指向方向と同一方向の被写体を撮像して画像データを得る撮像部をさらに有し、前記情報記憶部は、前記受信部により取得された情報に加えて前記撮像部が撮像した画像データを記憶し、前記情報提示部は、前記情報記憶部に記憶されてヽる情報或いは画像データ、前記受信部により取得された情報、又は前記撮像部により撮像された画像データの一部又は全てを提示する、構成である。

[0046] 本発明の第 41の態様に係る情報取得装置は、前記第 40の態様において、情報のみを取得するモード、画像のみを取得するモード、及び情報と画像の両方を取得するモードのうちの少なくとも 1つを設定するモード設定部と、該モード設定部により設定されるモードを切り換えるモード切換部と、を更に有する構成である。

[0047] 本発明の第 42の態様に係る情報取得装置は、前記第 40の態様において、前記情報記憶部に記憶されてヽる情報或いは画像データ、前記受信部により取得された情報、又は前記撮像部により得られた画像データを外部に伝送する情報伝送部、を更に有する構成である。

[0048] 本発明の第 43の態様に係る情報取得装置は、前記第 42の態様において、前記情報記憶部に記憶されてヽる情報或いは画像データを選択する選択部を更に有し、前記情報伝送部は、前記選択部により選択された、情報或いは画像データを外部に伝送する、構成である。

[0049] 本発明の第 44の態様に係る情報取得装置は、前記第 43の態様において、前記情報伝送部は、所定の送信先を表すアドレス宛に伝送する、構成である。

本発明の第 45の態様に係る情報取得装置は、前記第 40の態様において、前記受信部により受信され取得される情報の種別に係る情報を設定する設定部を更に有し、前記情報付加部は、前記設定部により設定された情報の種別に係る情報を前記送信対象とする信号に更に付加する、構成である。

[0050] 本発明の第 46の態様に係る情報取得装置は、前記第 45の態様において、前記受信部により受信した情報を選別する情報選別部を更に有し、前記情報選別部により前記受信部が受信した情報から取得すべき情報を選別し、この選別された情報を前記情報記憶部に記憶する、構成である。

[0051] 本発明の第 47の態様に係る情報取得装置は、前記第 46の態様において、前記情報選別部による選別する情報の選別基準は、前記設定部により設定する情報の種別であり、該設定部で設定された種別の情報のみを前記情報記憶部に記憶する、構成である。

[0052] 本発明の第 48の態様に係る情報取得装置は、前記第 45の態様において、前記情報の種別に係る情報は、少なくとも、情報の容量、情報の種類、情報の形態、情報のファイル形式、情報の内容、情報の分野、の何れか一つに係る情報である、構成である。

[0053] 本発明の第 49の態様に係る情報取得装置は、前記第 45の態様において、前記情報の種別に係る情報は、同一対象であって情報の容量が異なる種別を表す情報である、構成である。

[0054] 本発明の第 50の態様に係る情報取得装置は、前記第 49の態様において、前記情報の種別に係る情報は、通常情報、該通常情報を要約した要約情報、及び情報が存在するネットワーク上のアドレス情報のうちの少なくとも一つの情報に係る情報を含む、構成である。

[0055] 本発明の第 51の態様に係る情報取得装置は、前記第 40の態様において、前記受信部により取得された情報に含まれる、情報提供元を特定するサーバアドレスを抽出するサーバアドレス抽出部と、前記第一の送信部とは異なる形態で信号送信を行う第二の送信部と、を更に有する構成である。

[0056] 本発明の第 52の態様に係る情報取得装置は、前記第 51の態様において、前記第二の送信部は、光を含む電磁波或いは超音波を含む音波を使用して信号を無線送信し、この第二の送信部より無線送信される信号は指向性を持たないか、前記第一の送信部で送信される信号に比べて広、指向性を有する、構成である。

[0057] 本発明の第 53の態様に係る情報取得装置は、前記第 52の態様において、前記受信部で受信した情報が、情報が存在するネットワーク上のアドレス情報であった場合、前記サーバアドレス抽出部で抽出したサーバアドレス宛に、情報要求信号を前記第二の送信部で送信する、構成である。 [0058] 本発明の第 54の態様に係る情報取得装置は、前記第 52の態様において、前記情報提示部により提示された情報力少なくとも一つの情報項目を選択する選択部と、該選択部により選択された情報項目に対応する情報を特定する情報 IDを前記送信対象とする信号に付加する Iひ報付加部と、を更に有し、前記第一の送信部又は前記第二の送信部により前記送信対象とする信号を送信する、構成である。

[0059] 本発明の第 55の態様に係る情報取得装置は、前記第 40の態様において、前記受信部により取得された情報が不先仝であった場合、又は情報取得が不完全になることが判断される場合に警告する警告部、を更に有する構成である。

[0060] 本発明の第 56の態様に係る情報取得装置は、前記第 52の態様において、前記受信部により取得された情報が不完全であった堤合、又は情報取得が不完全になることが判断される場合に、前記第一の送信部又は前記第二の送信部が前記送信対象とする信号を再送信する、構成である。

[0061] 本発明の第 57の態様に係る情報取得装置は、前記第 55の態様において、前記警告部は、前記受信部により取得された情報の容量が、所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超えた場合に警告する、構成である。

[0062] 本発明の第 58の態様に係る情報取得装置は、前記第 55の態様において、前記警告部は、前記受信部により受信され取得された情報が引き続き送信されてくる情報の容量に係る情報であって、該情報の容量が所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超える場合に警告する、構成である。

[0063] 本発明の第 59の態様に係る情報取得装置は、前記第 58の態様において、前記受信部により取得された情報の容量が、所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超える場合は、自動的に情報容量の小さい情報の種別に係る情報に変更し、該情報の種別に係る情報を前記情報付加部が前記送信対象とする信号に付加し、該付加した送倍対象とする信号を前記第一の送信部又は前記第二の送信部が再送信する、構成である。

[0064] 本発明の第 60の態様に係る情報取得装置は、前記第 40の態様において、前記受信部により受信され取得することが可能な情報の容量の最大値を設定する情報サイズ設定部を更に有し、前記情報付加部は、前記情報サイズ設定部が設定した取得可能な情報の容量の最大値に係る情報を前記送信対象とする信号に更に付加する、構成である。

[0065] 本発明の第 61の態様に係る情報取得装置は、前記第 60の態様において、前記情報サイズ設定部は、前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量より自動的に前記取得可能な情報の容量の最大値を設定する、構成である。

[0066] 本発明の第 62の態様に係る情報取得装置は、前記第 40の態様において、当該情報取得装置の使用者に係る情報が記憶される使用者情報記憶部を更に有し、前記情報付加部は、前記使用者情報記憶部に記憶されている前記使用者に係る情報を前記送信対象とする信号に更に付加する、構成である。

[0067] 本発明の第 63の態様に係る情報取得装置は、前記第 40の態様において、当該情報取得装置の機器情報が記憶される橡器情報記憶部を更に有し、前記情報付加部は、前記機器情報記憶部に記憶されている前記機器情報を前記送信対象とする信号に更に付加する、構成である。

[0068] 本発明の第 64の態様に係る情報取得装置は、前記第 63の態様において、前記機器情報は、少なくとも、当該情報取得装置のメーカー名、機種番号、製品シリアル番号、又はファームウェアのバージョン情報のいずれか一つ又は複数を含む、構成である。

[0069] 本発明の第 65の態様に係る情報取得装置は、前記第 40の態様において、前記受信部により受信された情報を特定する情報特定情報が記憶される情報取得履歴記憶部と、前記受信部により新たに受信された情報の情報特定情報に基づいて、前記新たに受信された情報が取得済みである力否かを判定する取得済み情報判定部と、を更に有し、前記情報記憶部には、前記受信部により受信された情報のうち、前記取得済み情報判定部により未取得と判定された情報が記憶される、構成である。

[0070] 本発明の第 66の態様に係る情報取得装置は、前記第 65の態様において、前記情報取得履歴記憶部に記憶される情報特定情報は、前記受信部により受信された信号を送信した装置のアドレス又は前記受信部により受信された情報に付与されている前記情報 IDの少なくとも一方を含む情報である、構成である。

[0071] 本発明の第 67の態様に係る情報取得装置は、前記第 40の態様において、前記指向方向に当該情報取得装置に情報を提供可能な情報提供装置が存在することを検知する検知部、を更に有する構成である。

[0072] 本発明の第 68の態様に係る情報取得装置は、前記第 67の態様において、前記検知部は、前記情報提供装置から発信された発信信号を受信する発信信号受信部と、該発信信号受信部により前記発信信号が受信されたときに前記情報提供装置が存在することを検知したことを通知する通知部と、を更に有する構成である。

[0073] 本発明の第 69の態様に係る情報取得装置は、前記第 67の態様において、前記検知部により前記情報提供装置の存在が検知されない場合は、情報取得動作を行わない、構成である。

[0074] 本発明の第 70の態様に係る情報取得装置は、前記第 67の態様において、前記検知部により前記情報提供装置の存在が検知されない場合は、前記モード設定部で、情報と画像の両方を取得するモードに設定されてあつても、画像のみを取得するモードと同様に、画像の撮影のみが行われる、構成である。

[0075] 本発明の第 71の態様に係る情報取得装置は、前記第 40の態様において、前記受信部により受信された信号に当該情報取得装置のコントロールプログラムが含まれていた場合は、該コントロールプログラムを抽出し、該コントロールプログラムに基づいて、更新対象とする前記プログラムメモリに記憶されているコントロールプログラムの一部又は全てを更新するプログラム更新部、を更に有する構成である。

[0076] 本発明の第 72の態様に係る情報取得装置は、前記第 71の態様において、前記受信部により取得された情報に不当なプログラムが含まれているか否かを検知する不当プログラムチェック部と、該不当プログラムチェック部により前記受信部により取得された情報に不当なプログラムが含まれて!/、ると検知された場合に、警告する不当プログラム警告部と、前記不当プログラムチェック部により前記受信部により取得された情報に不当なプログラムが含まれていると検知された場合に、該取得された情報を削除する不当プログラム削除部と、を更に有する構成である。

[0077] 本発明の第 73の態様に係る情報取得装置は、前記第 40の態様において、前記受信部により受信され取得された情報に含まれる暗号ィヒキーにより、前記情報付加部により前記送信対象とする信号に付加される情報の一部又は全てを暗号ィ匕する暗号化部、を更に有する構成である。

[0078] 本発明の第 74の態様に係る情報取得装置は、前記第 73態様において、前記情報付加部は、暗号ィ匕キー要求情報を前記送信対象とする信号に更に付加する、構成である。

本発明の第 75の態様に係る情報取得装置は、前記第 40の態様において、暗号ィ匕キー及び復号化キーを生成する暗号化キー情報生成部と、前記復号化キーにより、前記受信部により受信された信号に含まれる暗号化された情報を復号化する復号化部と、を更に有し、前記情報付加部は、前記送信対象とする信号に前記暗号化キー情報生成部により生成された暗号ィ匕キーを付加する、構成である。

[0079] 本発明の第 76の態様に係る情報取得装置は、前記第 40の態様において、前記受信部は、公衆回線を使用するものであり、前記公衆回線を利用した一般音声の受信再生及び送話することが可能な通信部、をさらに有する構成である。

[0080] 本発明の第 77の態様に係る情報提供装置は、少なくとも前記第 1乃至 76の態様の V、ずれか情報取得装置からの情報要求に基づ!、て情報を提供することが可能な情報提供装置であって、提供する情報が記憶される情報データベースと、前記情報取得装置の前記指向性を有する第一の送信部から無線送信された要求信号を受信する第一の情報受信部と、該第一の情報受信部により受信された要求信号から、情報の送信先を指定する送信先アドレスを抽出する要求抽出部と、前記情報データべ一スカも前記要求信号に応じて読み出された提供情報を、前記要求抽出部により抽出されたアドレス情報に基づく送信先アドレス宛に無線送信する第一の情報送信部と、を有する構成である。

[0081] 本発明の第 78の態様に係る情報提供装置は、前記第 77の態様において、前記要求抽出部が抽出した前記送信先アドレスは、前記情報取得装置の提供情報を受信する受信部のアドレスである自己アドレスであり、前記第一の情報送信部は、前記情報データベースから前記要求信号に応じて読み出された提供情報を前記自己ァドレス宛てに無線送信する、構成である。

[0082] 本発明の第 79の態様に係る情報提供装置は、前記第 78の態様において、前記第一の情報受信部に加えて、前記情報取得装置の第二の送信部から無線送信された信号を受信する第二の情報受信部を更に有し、前記第一の情報送信部により前記要求抽出部で抽出された送信先アドレス宛に、該第二の情報受信部のアドレスを送信する、構成である。

[0083] 本発明の第 80の態様に係る情報提供装置は、前記第 78の態様において、前記第一の情報受信部又は前記第二の情報受信部により受信された前記要求信号から情報を特定する情報 IDを抽出する HD情報抽出部を更に有し、前記 HD情報抽出部により前記要求信号から前記情報 IDが抽出された場合には、前記情報データベースに記憶されている該情報 IDに対応する情報を前記第一の情報送信部が無線送信し、前記第一の情報受信部により受信された前記要求信号から、前記 HD情報抽出部により前記情報 IDが抽出されなかった場合には、前記情報データベースに記憶されて Vヽる所定の情報を前記第一の情報送信部が無線送信する、構成である。

[0084] 本発明の第 81の態様に係る情報提供装置は、前記第 80の態様において、前記第一の情報受信部により受信された前記要求信号から、前記情報 IDが抽出されなかつた場合には、前記情報データベースに記憶されて!、る提供可能な情報のインデックス情報を前記第一の情報送信部が無線送信する、構成である。

[0085] 本発明の第 82の態様に係る情報提供装置は、前記第 77の態様において、前記第一の情報受信部により受信された要求信号から、要求される情報の前記種別に係る情報を抽出する情報種別抽出部を更に有し、前記情報種別抽出部が抽出した情報の種別に係る情報に応じて前記情報データベースから読み出された情報を前記第一の情報送信部が無線送信する、構成である。

[0086] 本発明の第 83の態様に係る情報提供装置は、前記第 77の態様において、前記第一の情報送信部により送信される情報を暗号ィ匕する暗号ィ匕部を更に有する、構成である。

本発明の第 84の態様に係る情報提供装置は、前記第 77の態様において、情報提供可能であることを知らせる信号を無線送信する信号送信部、を更に有する構成である。

[0087] 本発明の第 85の態様に係る情報提供装置は、前記第 77の態様において、前記第一の情報受信部は複数の受信部を有し、更にそれぞれの受信部に対応する提供情報を選択する情報選択部とを有し、前記情報選択部で選択された前記情報データベースに記憶されている情報を、前記第一の情報送信部で送信する、構成である。

[0088] 本発明の第 86の態様に係る情報提供装置は、前記第 78の態様において、前記第一の情報受信部により受信された要求信号から前記情報取得装置の機器情報を抽出する機器情報抽出部と、装置を制御 '動作させるコントロールプログラムを記憶するプログラム情報データベースと、を更に有し、前記要求信号から抽出された機器情報に応じて、前記第一の情報送信部は、前記プログラム情報データベースに記憶されてヽる前記機器情報に対応するコントロールプログラムを送信する、構成である。

[0089] 本発明の第 87の態様に係る情報提供装置は、前記第 77の態様において、前記要求抽出部は、更に、前記第一の情報受信部により受信された信号から使用者情報を抽出し、前記情報データベースから前記利用者情報に応じて読み出された提供情報を、前記要求抽出部により抽出されたアドレス宛に前記第一の情報送信部で送信する、構成である。

[0090] 本発明の第 88の態様に係る情報提供装置は、前記第 87の態様において、前記要求抽出部により抽出された使用者情報力該使用者情報のレベルを判別する使用者情報レベル判別部と、前記要求抽出部により抽出された使用者情報が記憶される使用者情報データベースと、を更に有し、前記第一の情報送信部によって前記要求抽出部により抽出された送信先アドレス宛に送信される情報は、前記使用者情報レベル判別部により判別された使用者情報のレベルに応じて前記情報データベースから読み出された情報である、構成である。

[0091] 本発明の第 89の態様に係る情報提供装置は、前記第 78の態様において、暗号ィ匕キー及び復号化キーを生成する暗号化キー情報生成部と、前記復号化キーにより、前記第一の情報受信部又は前記第二の情報受信部により受信された信号に含まれる暗号化された情報を復号化する復号化部と、を更に有し、前記第一の情報送信部は、前記暗号ィ匕キー情報生成部により生成された暗号ィ匕キーを前記要求抽出部により抽出されたアドレス情報に基づく送信先アドレス宛に送信する、構成である。

[0092] 本発明の第 90の態様に係る情報提供装置は、前記第 77の態様において、前記第一の情報送信部により提供情報が送信先アドレス宛に送信されたときの該送信先ァドレスが記憶される情報提供履歴データベースと、前記要求抽出部により抽出された送信先アドレスが前記情報提供履歴データベースに記憶されているか否かを判定する判定部と、を更に有し、前記第一の情報送信部は、前記判定部による判定結果に応じて、前記要求抽出部により抽出された送信先アドレス宛に前記情報データべ一スカも読み出された所定の情報を送信する或いは送信しな、、構成である。

[0093] 本発明の第 91の態様に係る情報提供装置は、前記第 77の態様において、前記第一の情報送信部により提供情報が送信先アドレス宛に送信されたときの、該送信先アドレスと、該提供情報を特定するための該提供情報の情報とが関連付けされて情報提供履歴データベースに記憶され、前記判定部は、前記要求抽出部により抽出された送信先アドレス及び前記情報データベースから読み出された提供情報の I ひ報が、前記情報提供履歴データベースに関連付けされて記憶されている力否かを判定し、前記第一の情報送信部は、前記判定部による判定結果に応じて、前記要求抽出部により抽出された送信先アドレス宛に前記情報データベース力読み出された要求情報を送信する或いは送信しなヽ、構成である。

[0094] 本発明の第 92の態様に係る情報提供装置は、前記第 77の態様において、前記第一の情報送信部とは異なる第二の情報送信部を更に有し、前記要求抽出部は、前記第一の情報受信部により受信された信号から自己アドレスと、自己アドレスとは異なる第 2のアドレスを抽出し、前記第二の情報送信部は、前記第 2のアドレスを送信先アドレスとして、前記情報データベースから読み出された提供情報と前記要求抽出部により抽出された情報を送信し、前記第一の情報送信部は、前記要求抽出部により抽出された情報の送信先アドレス宛に提供情報を送信したことを通知する送信結果情報を、前記自己アドレス宛てに送信する、構成である。

[0095] 本発明の第 93の態様に係る情報提供装置は、前記第 92の態様において、前記第一の情報受信部により受信された信号に前記自己アドレスとは異なる、情報の送信先を指定する送信先アドレスが含まれていないときには、前記要求抽出部により抽出された自己アドレス宛に前記提供情報を前記第一の情報送信部が送信する、構成である。

[0096] 本発明の第 94の態様に係る情報提供装置は、前記第 77の態様において、前記第一の情報送信部とは異なる第三の情報送信部と、該第三の情報送信部により送信された信号に対する返信信号を受信する第三の情報受信部と、を更に有し、前記要求抽出部は、前記第一の情報受信部により受信された信号に含まれる要求情報を抽出し、前記第三の情報送信部は、前記情報要求を含む第 2の要求信号を所定アドレス宛てに送信し、前記第三の情報受信部は、前記第 2の要求信号に対する返信信号を受信し、前記第一の情報送信部は、前記第三の情報受信部で受信した前記返信信号に含まれる情報を前記送信先アドレス宛てに送信する、構成である。

[0097] 本発明の第 95の態様に係る情報提供装置は、前記第 94の態様において、前記要求抽出部は、更に、前記第一の情報受信部により受信された信号から情報の種別に係る情報を押出し、前記第三の情報送信部は、前記要求抽出部により抽出された情報の種別に係る情報に応じた情報が前記情報データベースに記憶されていないときには、前記情報の種別に係る情報を含む情報要求信号を、前記情報の種別に係る情報に応じた情報を提供可能な第二の情報提供装置に送信し、該第二の情報提供装置により送信された前記情報の種別に係る情報に応じた情報が前記第三の情報受信部により受信されると、前記第一の情報送信部は、該情報の種別に係る情報に応じた情報を、前記要求抽出部により抽出された送信先アドレス宛に送信する、構成である。

[0098] 本発明の第 96の態様に係る情報提供装置は、前記第 94の態様において、前記要求抽出部は、更に、前記第一の情報受信部により受信された信号カも該信号の送信元の機器情報を抽出し、前記第三の情報送信部は、前記要求抽出部により抽出された機器情報に応じた情報が前記情報データベースに記憶されて!、たときには、前記機器情報に応じて前記情報データベースから読み出された情報と、前記情報データベース力も読み出された所定の情報を、前記要求抽出部により抽出された送信先ァドレス宛に送信し、又は、前記第三の情報送信部は、前記要求抽出部により抽出された機器情報に応じた情報が前記情報データベースに記憶されていないときには、前記機器情報を含む情報要求信号を、前記機器情報に応じた情報を提供可能な第二の情報提供装置に送信し、該第二の情報提供装置により送信された前記機器情報に応じた情報が前記第三の情報受信部により受信されると、前記第一の情報送信部は、該機器情報に応じた情報と前記情報データベースから読み出された所定の情報を、前記要求抽出部により抽出された送信先アドレス宛に送信する、構成である。

[0099] 本発明の第 97の態様に係る情報提供装置は、前記第 95の態様において、前記情報の種別に係る情報に応じた情報を提供可能な第二の情報提供装置を特定する装置特定部、を更に有し、前記第三の情報送信部は、前記装置特定部により特定された第二の情報提供装置宛に、前記情報の種別に係る情報を送信する、構成である。

[0100] 本発明の第 98の態様に係る情報提供装置は、前記第 96の態様において、前記機器情報に応じた情報を提供可能な第二の情報提供装置を特定する装置特定部を更に有し、前記第三の情報送信部は、前記装置特定部により特定された第二の情報提供装置宛に、前記機器情報を送信する、構成である。

[0101] 本発明の第 99の態様に係る情報提供装置は、前記第 98の態様において、前記機器情報は、少なくとも、前記端末装置のメーカー名、機種番号、製品シリアル番号、又はファームウェアのバージョン情報の!/、ずれか一つ又は複数を含む、構成である。

[0102] 本発明の第 100の態様に係る情報提供装置は、前記第 77の態様において、前記第一の情報送信部により送信される情報を加工する情報加工部、を更に有する構成である。

本発明の第 101の態様に係る情報提供装置は、前記第 77の態様において、前記情報加工部は、情報の圧縮又は情報の暗号化である、構成である。

[0103] 本発明の第 102の態様に係る情報提供システムは、プログラムメモリに記憶されているコントロールプログラムを実行することにより動作するデジタル情報を取得する情報取得装置と、該情報取得装置からの情報要求に基づいて情報を提供することが可能な情報提供装置と、を含む情報提供システムであって、前記情報取得装置は、指向性を有し、指向方向に送信対象とする情報要求信号を無線送信する第一の送信部と、前記送信対象とする情報要求信号に少なくとも一つのアドレス情報を付加する情報付加部と、指向性が無いか、又は前記第一の送信部よりも広い指向性を有し、前記第一の送信部が送信した情報要求信号に応答して無線送信された無線信号を受信し、該信号に含まれる情報を取得する受信部と、当該情報取得装置に内蔵或いは着脱自在になされたものであって前記受信部により取得された情報の一部又は全部が記憶可能である情報記憶部と、情報要求動作の開始指示を行う操作部と、を有し、前記情報提供装置は、提供する情報が記憶される情報データベースと、前記情報取得装置の前記指向性を有する第一の送信部から無線送信された要求信号を受信する第一の情報受信部と、該第一の情報受信部により受信された要求信号から、少なくとも情報の送信先を指定する送信先アドレスを抽出する要求抽出部と、前記情報データベースから前記要求信号に応じて読み出された提供情報を、前記要求抽出部により抽出されたアドレス情報に基づく送信先アドレス宛に無線送信する第一の情報送信部と、を有し、前記受信部及び前記第一の情報送信部は、指向性が無い力又は前記第一の送信部よりも広い指向性を有している、構成である。

[0104] 本発明の第 103の態様に係る情報提供方法は、デジタル情報を取得する情報取得装置と該情報取得装置からの情報要求に基づいて情報を提供することが可能な情報提供装置とを含む情報提供システムにおける情報提供方法であって、前記情報取得装置は、情報要求信号に情報の送信先を指定する少なくとも一つのアドレスを付加し、該付加した情報要求信号を指向性を有する信号として指向方向に無線送信し、前記情報提供装置は、前記指向方向に無線送信された情報要求信号を受信し、該受信した情報要求信号から、前記アドレスを抽出し、提供する情報が記憶されている情報データベースから前記情報要求信号に応じて読み出した情報を、前記抽出した前記アドレス宛に無線送信する、構成である。

[0105] 本発明の第 104の態様に係る情報取得プログラムは、内蔵或いは着脱自在になされた、情報を記憶する情報記憶部と、指向性を有し、指向方向に送信対象とする情報要求を無線送信する第一の送信部と、指向性が無いか、又は前記第一の送信部よりも広い指向性を有する受信部と、を有する情報取得装置で実行されるコンビユータプログラムであって、送信対象とする情報要求信号を生成し、前記生成した情報要求信号に少なくとも一つのアドレス情報を付加し、前記少なくとも一つのアドレス情報が付加された情報要求信号を、前記第一の送信部より指向方向に送信し、前記第一の送信部より送信された前記情報要求信号に応答して無線送信された無線信号を前記受信部で受信し、該信号に含まれる情報の一部又は全部を前記記憶部に記憶する、構成である。 [0106] 本発明の第 105の態様に係る情報提供プログラムは、提供する情報が記憶される情報データベースと、少なくとも請求項 1乃至 76に記載のいずれかの情報取得装置の前記指向性を有する第一の送信部から無線送信された要求信号を受信する第一の情報受信部と、情報を無線送信する第一の情報送信部と、を有し、少なくとも前記情報取得装置からの情報要求に基づいて情報を提供することが可能な情報提供装置で実行されるコンピュータプログラムであって、前記第一の情報受信部で受信した要求信号から、情報の送信先を指定する送信先アドレスを抽出し、前記情報データベースから前記要求信号に応じて読み出した提供情報を、前記抽出したアドレス情報に基づく送信先アドレス宛に、前記第一の情報送信部により無線送信する、構成である。

[0107] 尚、本発明は、上記態様の他にも、上記情報取得装置と上記情報提供装置とを組み合わせた情報提供システムとして構成することもでき、上記情報取得装置の情報取得方法や情報取得プログラムとして構成することもでき、上記情報提供装置の情報提供方法や情報提供プログラムとして構成することもできる。

図面の簡単な説明

[0108] [図 1]本発明の実施例 1に係る情報提供システムに含まれる端末装置とサーバ装置の一例を示した図である。

[図 2]第 1の構成例を示した図である。

[図 3]第 1の構成例である端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

[図 4]第 2の構成例を示した図である。

[図 5]第 2の構成例である端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

[図 6]第 3の構成例を示した図である。

[図 7]第 3の構成例である端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

[図 8]第 3の構成例である端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。圆 9]第 4の構成例を示した図である。

圆 10]第 4の構成例である端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

圆 11]第 5の構成例を示した図である。

圆 12]第 5の構成例である端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

圆 13]第 6の構成例を示した図である。

圆 14]第 6の構成例である端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

圆 15]情報提供システムに含まれる撮像機能付き端末装置とサーバ装置の一例を示した図である。

圆 16]第 7の構成例を示した図である。

[図 17]第 7の構成例である撮像機能付き端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

[図 18]第 7の構成例である撮像機能付き端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

[図 19]第 7の構成例である撮像機能付き端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。圆 20]第 8の構成例を示した図である。

圆 21]第 8の構成例である撮像機能付き端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。圆 22]第 9の構成例を示した図である。

圆 23]第 9の構成例である撮像機能付き端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。圆 24]第 10の構成例を示した図である。

[図 25]第 10の構成例である撮像機能付き端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

圆 26]第 11の構成例を示した図である。 [図 27]第 11の構成例である撮像機能付き端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

圆 28]第 12の構成例を示した図である。

[図 29]第 12の構成例である撮像機能付き端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

[図 30]第 13の構成例を示したブロック図である。

圆 31]第 13の構成例である端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

[図 32]第 14の構成例を示したブロック図である。

[図 33]第 14の構成例である撮像機能付き端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

[図 34]第 14の構成例である撮像機能付き端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

圆 35]カメラ型の形状を有する撮像機能付き端末装置の構成例を示した図である。

[図 36]第 15の構成例を示したブロック図である。

圆 37]第 15の構成例である端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

[図 38]第 16の構成例を示したブロック図である。

圆 39]第 16の構成例である端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

[図 40]第 17の構成例を示したブロック図である。

圆 41]第 17の構成例である端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

[図 42]第 18の構成例を示したブロック図である。

[図 43]第 18の構成例である撮像機能付き端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

[図 44]第 19の構成例を示したブロック図である。

圆 45]第 19の構成例である携帯電話機の機能を備えた端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

[図 46]第 20の構成例を示したブロック図である。

圆 47]第 20の構成例である携帯電話機の機能をそなた端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

[図 48]第 3の構成例であるディスプレイを有しない端末装置の一例を示した図である圆 49]電磁波或いは超音波を用いて信号を送信する際にその信号に指向性を与える手段の一例を示した図である。

[図 50]図 26に示した構成の変形例を示した図である。

圆 51A]第 21の構成例に係るサーバ装置を示した図である。

圆 51B]受信部と提供情報の対応例を示した図である。

[図 52]第 21の構成例に係るサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。圆 53]第 22の構成例に係る端末装置を示した図である。

圆 54]第 22の構成例に係る端末装置の動作例として、シャッターボタンが押下されてから情報要求信号の送信等が行われるまでの動作を示したフローチャートである。圆 55]第 23の構成例に係る端末装置を示した図である。

圆 56]第 23の構成例に係る端末装置の動作例として、当該端末装置が送信した情報要求信号の送信先であるサーバ装置 2から情報を受信したときに行われる動作を示したフローチャートである。

圆 57]第 24の構成例に係る端末装置を示した図である。

圆 58]第 24の構成例に係る端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

圆 59]本発明の実施例 2に係る情報提供システムに含まれる端末装置とサーバ装置の一例を示した図である。

[図 60]第 25の構成例を示した図である。

圆 61]第 25の構成例である端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

圆 62]第 26の構成例を示した図である。 [図 63]第 26の構成例である端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

[図 64]第 27の構成例を示した図である。

[図 65]第 27の構成例である端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

[図 66]第 28の構成例を示した図である。

[図 67]第 28の構成例である端末装置とサーバ装置の動作例を示したフローチャートである。

発明を実施するための最良の形態

[0109] 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。

実施例 1

[0110] 図 1は、本発明の実施例 1に係る情報提供システムに含まれる携帯情報端末装置（以下単に端末装置と、う）と情報提供サーバ装置 (以下単にサーバ装置と!/、う）の一例を示した図である。

[0111] 同図にお、て、端末装置 1は所定のサーバ装置 2から情報を取得する装置であつて、装置上面には取得した情報等を表示するためのディスプレイ 3と情報取得動作の開始指示を行うための情報取得ボタン 4等を備え、装置側面には情報要求信号 (赤外信号)を無線送信するための赤外発光子 5等を備え、装置内部には当該端末装置 1宛に無線送信された情報を受信するための内蔵アンテナ 6等を備えている。尚、端末装置 1では、赤外発光子 5から無線送信される信号が、当該赤外発光子 5が向けられた方向に指向性を有するように構成されており、その指向方向となる赤外発光子 5 が向けられた方向に信号が無線送信されるようになって！/、る。

[0112] 尚、本明細書では、無線という言葉をケーブルや光ファイバ一など伝送線を使用しな!ヽ「ワイヤレス」と、う意味で使用して！/、る。

一方、サーバ装置 2は、情報要求に応じて対応する情報を提供する装置であって、予め提供可能な情報を記憶しており、無線送信された情報要求信号 (赤外信号)を受信するための赤外受光子 7と、予め記憶されている情報の中からその情報要求に応じて抽出された情報を情報要求元のアドレス宛等に無線送信するためのアンテナ 8等を備えている。ここで、サーバ装置 2から無線送信する信号は、指向性を有していても、いなくても良ぐ指向性を有している場合には、その指向性は赤外発光子 5 に比べて広い。又、端末装置 1の内蔵アンテナ 6は指向性を有しないか、赤外発光子 5に比べて広ヽ指向'性を有して!/ヽる。

[0113] 本システムにお、て、端末装置 1は情報を要求する者 (以下これを情報要求者と、う）により携帯され、サーバ装置 2は情報を提供する者 (以下これを情報提供者という）に対応して設けられている。

[0114] 尚、情報提供者は、例えば、展示会の出展者，セミナーの講演者，それらの主催者や、飲食店，販売店等、広く不特定の対象に情報を提供したいと欲している者であり、この場合に、出展者は出展品等に関する情報を提供し、講演者は講演内容等に関する情報を提供し、主催者は主催内容等に関する情報を提供し、飲食店は空席状況ゃお奨め品等に関する情報を提供し、販売店は特売品等に関する情報を提供するものである。

[0115] 本システムにおいて、情報要求者が端末装置 1を用いて情報提供者に対応して設けられているサーバ装置 2から所望の情報を取得するときの基本的な動作は次のようになる。まず、情報要求者が、端末装置 1の赤外発光子 5を、所望の情報を提供しているサーバ装置 2の赤外受光子 7へ向けて情報取得ボタン 4を押下すると、端末装置 1の赤外発光子 5から端末装置 1の自らのアドレスを含む情報要求信号がサーバ装置 2へ無線送信される。サーバ装置 2では、情報要求信号が赤外受光子 7により受信されると、予め記憶されている情報の中からその情報要求に応じた提供情報が抽出され、その情報がアンテナ 8から情報要求元である端末装置 1のアドレス宛に無線送信される。端末装置 1では、その情報が内蔵アンテナ 6により受信されると、その情報が記憶され、必要に応じてディスプレイ 3に表示される。このような動作により、情報要求者は所望の情報を取得することができるようになって、る。

[0116] 例えば、展示会等において、各出展者の展示ブースに出展品等に関する情報を提供するサーバ装置 2がそれぞれ設けられている場合に、情報要求者が所望の出展者の展示ブースにてその出展品に関する情報を取得しょうとするときには、携帯している端末装置 1の赤外発光子 5をその出展品の脇に設けられているサーバ装置 2の赤外受光子 7へ向けて情報取得ボタン 4を押下することによって、その情報の取得が可會になる。

[0117] また、例えば、セミナー会場等において、講演内容等に関する情報を提供するサーバ装置 2が設けられている場合に、情報要求者が所望の講演者の講演内容 (例えば OHPデータ)等に関する情報を取得しょうとするときには、サーバ装置 2の赤外受光子 7が仕込まれている演台に端末装置 1の赤外発光子 5を向けて情報取得ボタン 4を押下すれば良、。赤外発光子 5から発信された情報要求信号が赤外受光子 7で受信され、所望の情報が、情報要求者の端末装置 1宛にサーバ装置 2のアンテナ 8から送信される。

[0118] また、例えば、レストラン等の各飲食店の店先に空席状況 (店内の様子を撮影した画像等)やお奨め品等に関する情報を提供するサーバ装置 2がそれぞれ設けられている場合に、情報要求者が所定のレストランの店先にて空席状況等に関する情報を取得しょうとするときには、携帯している端末装置 1の赤外発光子 5をその店先に設けられている看板に組込まれた赤外受光子 7へ向けて情報取得ボタン 4を押下することによって、その情報の取得が可能になる。

[0119] このように、本システムによれば、至近距離にいる不特定多数への情報提供が可能になり、情報要求者は、 URLや電話番号等といった情報提供先を特定するための情報を予め知っておく必要はなく簡便かつ自由に情報を取得することができ、また情報取得のために送信先を特定するための情報を入力する操作やネットワークへ接続する作業等も必要なくなる。また、端末装置 1の管理等といった特別な管理を要しないので適用範囲の広いシステムを実現することができる。さらに、端末装置 1から情報要求信号を送信する場合は、狭い指向性の信号を送信し、提供された情報を受信する場合には、サーバ装置 2が無指向性または無指向性に近いアンテナで送信した信号を無指向性または無指向性に近いアンテナで受信するので、展示会のように、展示品が込み入った場所でも、目的の製品を狙って情報要求信号を送信することができる。そのため、情報を受信している時には、端末装置 1はどの方向に向いていてもいいし、また製品のある場所力離れて行ってもいい。提供された情報を受信する場合には、端末装置 1の受信アドレス宛てにサーバ装置 2から無指向的に信号が無線送信されるので、受信側の端末装置 1は、信号の届く範囲であればどこにあってもいい。

[0120] 次に、上述した端末装置 1とサーバ装置 2の構成及び動作について詳細に説明する。

まず、第 1の構成例となる端末装置 1とサーバ装置 2の構成について説明する。本構成例は、本システムに含まれる端末装置 1とサーバ装置 2の基本的な構成を示したものである。

[0121] 図 2は、その第 1の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 1は、情報取得ボタン 4が押下されることにより ONしてトリガ信号をコマンド生成部 13へ出力させる情報取得スィッチ 11と、当該端末装置 1の自己アドレスを示す自己アドレス情報（以下単に自己アドレス或いは端末アドレスという）が記憶されているアドレスメモリ 12と、トリガ信号が入力された時にアドレスメモリ 12 力端末アドレスを読み出しその端末アドレスを含む情報要求信号を生成するコマンド生成部 13と、コマンド生成部 13により生成された情報要求信号を赤外発光子 5から無線送信する送信部 14と、当該端末装置 1の自己アドレス宛に無線送信された信号を内蔵アンテナ 6により受信し該信号に含まれる情報を取得する受信部 15と、受信部 15により取得された情報が記憶される情報メモリ 16と、受信部 15により取得された情報の一部或、は全部又は情報メモリ 16から読み出された情報の一部或、は全部をディスプレイ 3に表示させる表示部 17等を備えている。尚、送信部 14は指向性を有しており、指向方向となる赤外発光子 5が向けられた方向へ信号を無線送信するものである。また、送信部 14は赤外発光子 5を含む構成であり、受信部 15は内蔵アンテナ 6を含む構成である。

[0122] また、端末装置 1は、コントローラ (CPU) 18とコントロールプログラムが記憶されて V、るプログラムメモリ 19等を備えており、コントローラ 18がプログラムメモリ 19に記憶されているコントロールプログラムを実行することによって端末装置 1全体の動作 (デジタル情報を取得する動作等）が制御されるようになって!/、る。

[0123] 一方、サーバ装置 2は、無線送信された情報要求信号を赤外受光子 7を介して受信する受信部 20と、受信部 20により受信された情報要求信号力端末アドレスを抽出するアドレス抽出部 21と、提供する情報が記憶されている情報 DB (データベース） 22と、情報要求信号に応じて情報 DB22から読み出された情報を含む信号をアンテナ 8からアドレス抽出部 21により抽出された端末アドレス宛に無線送信する送信部 2 3等を備えている。また、受信部 20は赤外受光子 7を含む構成であり、送信部 23はアンテナ 8を含む構成である。

[0124] また、サーバ装置 2はコントローラ（CPU) 24とコントロールプログラムが記憶されているプログラムメモリ 25等も備えており、コントローラ 24がプログラムメモリ 25に記憶されているコントロールプログラムを実行することによってサーバ装置 2全体の動作が制御されるようになっている。

[0125] 図 3は、第 1の構成例である端末装置 1とサーバ装置 2の動作例を示したフローチヤートである。

同図において S301乃至 S304及び S308乃至 S309の処理は端末装置 1の動作を示し、 S305乃至 S307の処理はサーバ装置 2の動作を示して!/、る。

[0126] まず S301では、端末装置 1の赤外発光子 5がサーバ装置 2の赤外受光子 7へ向けられ情報取得ボタン 4の押下が検出される。これにより、情報取得スィッチ 11が ONされたことにより生じたトリガ信号がコマンド生成部 13に入力され、続く S302では、コマンド生成部 13によりアドレスメモリ 12から端末アドレスが読み出される。 S303では、前ステップで読み出された端末アドレスを含む情報要求信号が生成される。 S304では、端末アドレスが付加された情報要求信号が送信部 14によって無線送信される。これらの S301乃至 S304の処理によって端末装置 1による情報要求信号の送信が完了する。

[0127] 続いて、その端末装置 1から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信部 20によって受信されると、 S305では、アドレス抽出部 21によって、情報要求信号力も端末アドレスが抽出される。 S306では、情報 DB22から提供する情報が読み出される。 S307では、送信部 23によって、読み出された情報を含む信号力 S305で抽出された端末アドレス宛に無線送信される。これらの S305乃至 S307の処理によつてサーバ装置 2による提供情報を含む信号の送信が完了する。

[0128] 続いて、そのサーバ装置 2から無線送信された提供情報を含む信号が端末装置 1 の受信部 15によって受信されると、 S308では、その提供情報が情報メモリ 16に保存 (記憶）されて情報取得される。 S309では、情報取得完了の通知が行われる。この通知は、例えば端末装置 1に設けられた LED (不図示）の点灯、消灯、点滅、或いはデイスプレイ 3への表示等により行われる。或いは、音声アラーム (不図示）による確認音の再生や信号の受信が始まって力も情報メモリ 16に提供情報が記憶されるまでは LEDを点灯或いは点滅させ、情報取得が完了すると LEDを消灯させるようにしても良い。このようにすることで、例えば、情報要求者が情報取得前にサーバ装置 2からの情報受信可能エリア力離れてしまうのを防止することができる。これらの S308乃至 S309の処理によって端末装置 1による情報取得が完了する。

[0129] なお、情報取得が完了したことを通知する信号を端末装置 1からサーバ装置 2に送信しても良い。この信号により、サーバ装置 2は、情報提供が正常に行われたことを確認できる。

[0130] 以上の第 1の構成例による動作により、情報要求者は、 URLや電話番号等といつた情報提供元を特定するための情報を予め知っておく必要はなく簡便かつ自由に所望の情報を取得することができる。

[0131] 尚、第 1の構成例において、受信部 15によって提供情報が受信されたときに、その提供情報の一部或いは全部をディスプレイ 3に表示させるようにしても良い。又は、必要に応じて、情報メモリ 16に保存された提供情報の一部或いは全部をディスプレイ 3 に表示させるようにしても良い。さらに、本構成例においては、情報取得スィッチ 11の出力であるトリガ信号がコマンド生成部 13に入力するようになっているが、同トリガ信号がコントローラ 18に入力するように構成し、同コントローラがコマンド生成部 13に対して情報取得の信号を出力するようにしても良い。

また、第 1の構成例において、アドレスメモリ 12に、当該端末装置 1の自己アドレスに加えて当該端末装置 1の自己アドレスとは異なる少なくとも一つの他のアドレスを示す他のアドレス情報（以下単に他のアドレスと!/、う）を記憶させておき、コマンド生成部 13が、アドレスメモリ 12から読み出した当該端末装置 1の自己アドレスにカ卩えてその自己アドレスとは異なる少なくとも一つの他のアドレスを含む情報要求信号を生成し、送信部 14がその情報要求信号を無線送信するようにしても良い。これに応じてサーバ装置 2では、受信部 20がその情報要求信号を受信し、アドレス抽出部 21が情報要求信号力もそれらのアドレスを抽出し、送信部 23がそれらのアドレス宛に提供する情報を含む信号を無線送信するようにしても良い。このようにすることで、提供する情報を、情報要求元の端末装置 1以外の他のアドレスで特定される他の宛先へ送信させることが可能になる。

[0132] 続いて、第 2の構成例となる端末装置 1とサーバ装置 2の構成について説明する。

本構成例は、端末装置 1が使用者情報を付加した情報要求信号を送信し、サーバ装置 2が使用者情報の有無に応じて提供する情報を制限する構成である。

[0133] 図 4は、その第 2の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 1は、当該端末装置 1の使用者 (情報要求者)に係る使用者情報が記憶されている使用者情報メモリ 31を新たに備えている点が、第 1の構成例（図 2参照）に係る端末装置 1と異なりその他の構成は同じである。但し、第 2の構成例に係るコマンド生成部 13は、トリガ信号が入力された時に、アドレスメモリ 12から読み出した端末アドレスを含む情報要求信号を生成し、その情報要求信号に使用者情報メモリ 31から読み出した使用者情報を付加するものである。

[0134] 一方、サーバ装置 2は、アドレス抽出部 21に代わって、受信した信号を分析してその信号力も端末アドレスと使用者情報を抽出するコマンド分析部 32を備えると共に、抽出された使用者情報に基づいて提供する情報を選定する情報選定部 33を新たに備えている点が、第 1の構成例に係るサーバ装置 2と異なりその他の構成は同じである。

[0135] 図 5は、第 2の構成例である端末装置 1とサーバ装置 2の動作例を示したフローチヤートである。

同図 ίこお、て、 S501乃至 S506及び S512乃至 S513の処理 ίま端末装置 1の動作を示し、 S507乃至 S511の処理はサーバ装置 2の動作を示して!/、る。

[0136] まず、 S501乃至 S503では、図 3の S301乃至 S303の処理と同様の処理が行われる。続く S504では、使用者情報メモリ 31から使用者情報が読み出される。 S505 では、情報要求信号に使用者情報が付加される（埋め込まれる)。 S506では、前ステツプで得られた情報要求信号が送信部 14によって無線送信される。これらの S50 1乃至 S506の処理によって端末装置 1による情報要求信号の送信が完了する。

[0137] 続いて、その端末装置 1から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信部 20によって受信されると、 S507では、コマンド分析部 32により情報要求信号から使用者情報が抽出される。 S508では、抽出された使用者情報に基づいて情報選定部 33で提供する情報の選定が行われる。 S509では、コマンド分析部 32により情報要求信号力も端末アドレスが抽出される。 S510では、情報 DB22から情報選定部 33 で選定した情報が読み出される。例えば利用者情報に利用者の性別が含まれてヽる場合には、女性の利用者には女性向の情報を、また男性には男性向けの情報を提供し、利用者情報に利用者の年齢情報が含まれている場合には、子供の利用者にはむ難、漢字を使わな、情報や、絵で説明する情報などを選定して情報 DB22 から読み出す。また、情報要求信号に使用者情報が付加されていた力否かによって提供情報の内容を変えることも可能である。例えば、展示会などで製品情報を提供する場合、使用者情報が付加されていたときには詳細な情報が選定されて読み出され、使用者情報が付加されていな力つたとき (例えば、第 1の構成例（図 2参照）に係る端末装置 1から情報要求信号が送信されたとき等）には、一般的な内容の情報が選定されて読み出される。なお、コマンド分析部 32で抽出した利用者情報を記録する手段を更に備えてもよい。 S511では、送信部 23によって、読み出された情報を含む信号が、抽出された端末アドレス宛に無線送信される。これらの S507乃至 S511 の処理によってサーバ装置 2による提供情報を含む信号の送信が完了する。

[0138] 続いて、そのサーバ装置 2から無線送信された提供情報を含む信号が端末装置 1 の受信部 15によって受信されると、続く S512乃至 S513では、図 3の S308乃至 S30 9の処理と同様の処理が行われる。これらの S512乃至 S513の処理によって端末装置 1による情報取得が完了する。

[0139] 以上の第 2の構成例による動作により、情報提供者は、端末装置 1の使用者である情報要求者の情報を基に最適な情報を選定して提供することができ、情報要求者は自分にとって有用な情報を取得することができる。また、情報要求者の情報の内容、あるいは有無に応じて提供する情報を制限することができる。例えば、出展者が来場者から名刺 (情報要求者の情報)を受け取る代わりに詳細な資料を渡す、等と!、つたことが行われている企業関係者向けの展示会場等においても本構成例は好適である。

[0140] なお、端末装置 1が機器情報を記憶する機器メモリを有し、そこに記憶されている機器情報を情報提供者に送信し、情報提供者はその機器情報に基づ、て提供する情報を選定して提供するようにしても良い。この場合、端末装置 1についての最新情報や関連する情報を簡単に提供 Z取得することができるようになる。また、利用者情報や機器情報を、提供する情報を選定するために必要な付随する情報として、サーバ装置 2からそれらの一方または双方を要求する信号をサーバ装置 2の送信部 23から端末装置 1宛に送信するような構成にしても良い。

[0141] 続いて、第 3の構成例となる端末装置 1とサーバ装置 2の構成について説明する。

本構成例は、端末装置 1が、正常に提供情報を受信しな力つた場合に警告して情報要求信号を再送信する機能を備えた構成である。但し、本構成例に係る端末装置 1 は、図 1に示したものと外観が多少異なる。そこで、本構成例に係る端末装置 1を lb とし、まずこの端末装置 lbについて説明する。

[0142] 図 48は、その端末装置 lbの一例を示した図である。

同図に示したように、端末装置 lbには、図 1に示した端末装置 1のディスプレイ 3に代わって、正常受信を知らせる正常受信ランプ 9aと、受信エラーを知らせる受信エラ一ランプ 9bが設けられている。その他の構成については、図 1に示した端末装置 1と同じである。

[0143] 図 6は、その第 3の構成例である、端末装置 lbとサーバ装置 2の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 lbは、受信部 15が正常に提供情報を受信した場合又は正常に受信しな力つた場合 (提供情報の受信が不完全であった場合)にそれらの状況を知らせるインジケータ部 36を新たに備えると共に、表示部 17を省いている点力第 1の構成例（図 2参照）に係る端末装置 1と異なりその他の構成は同じである。但し、第 3の構成例に係る端末装置 lbでは、受信部 15が正常に提供情報を受信しなかつた場合にもトリガ信号が生成され、コマンド生成部 13に入力されるようになっている。尚、前述のインジケータ部 36は、受信部 15の信号受信状況に応じて、正常受信ランプ 9a及び受信エラーランプ 9bの点灯、消灯、或いは点滅等の制御を行う。

[0144] 一方、サーバ装置 2は、第 1の構成例に係るサーバ装置 2と同じ構成である。

図 7及び図 8は、第 3の構成例である端末装置 lbとサーバ装置 2の動作例を示したフローチャートである。

[0145] 図 7は、サーバ装置 2からの提供情報が正常に受信されな力つた場合に情報受信エラー警告が行われ、その後情報取得ボタン 4が押下されることで情報要求信号が再送信される動作を示したものである。

[0146] 同図において、 S701乃至 S704及び S708乃至 S711の処理は端末装置 lbの動作を示し、 S705乃至 S707の処理はサーバ装置 2の動作を示して!/、る。

始めの S701乃至 S704では、図 3の S301乃至 S304の処理とほとんど同様の処理が行われる。一部異なるのは、 S 701において、情報取得ボタン 4が押下されたことを検出すると正常受信ランプ 9a又は受信エラーランプ 9bが点灯している場合には、それらが消灯されることである。これらの 701乃至 S704の処理によって端末装置 lbによる情報要求信号の送信が完了する。

[0147] 続いて、その端末装置 lb力無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信部 20によって受信されると、続く S705乃至 S707では、図 3の S305乃至 S307の処理と同様の処理が行われる。これらの S705乃至 S707の処理によってサーバ装置 2による提供情報を含む信号の送信が完了する。

[0148] 続いて、そのサーバ装置 2から無線送信された提供情報を含む信号が端末装置 lb の受信部 15によって受信されると、続く S708では、提供情報が正常である力 (提供情報が不完全でないか)、すなわち正常に提供情報を受信した力否力が判定され、その判定結果が Yesの場合には S710へ進み、 Noの場合には S709へ進む。 S709 では、インジケータ部 36によって受信エラーランプ 9bが所定時間点灯して S701へ戻る。このように受信エラーランプ 9bの点灯によって、情報要求者は、提供情報が正常に受信されな力つたことを知ることができる。また、この場合、使用者の情報取得操作により S701からの処理が繰り返されることになる。なお、使用者が情報取得操作をしない場合には、情報未取得のまま情報取得処理は完了する。また、使用者による不図示のボタン操作によりリセット処理を行わせ、正常受信ランプ 9a及び受信エラーランプ 9bをリセット状態である消灯状態に戻すようにすることも可能である。一方、 S7 10では、図 3の S308処理と同様の処理が行われる。 S711では、情報取得の完了通知として、正常受信ランプ 9aが所定時間点灯する。これらの S708乃至 S711の処理によって端末装置 lbによる情報取得が完了する。

[0149] このような図 7に示した動作によって、正常に受信されていない提供情報が未取得になるのを防止することができる。

図 8は、サーバ装置 2からの提供情報が正常に受信されなかった場合に情報要求信号が自動的に所定回数再送信されるようにし、その再送信が所定回繰り返されても正常に受信されな力つた場合に情報受信エラー警告が行われる動作を示したものである。尚、同図において、 S801乃至 S802の処理は端末装置 lbの処理を示している。

[0150] 同図に示したように、 S708の判定結果が Noの場合、すなわち正常に提供情報を受信しな力つた場合には S801へ進み、情報要求信号の再送信が予め定められている所定数回分行われたか否かが判定され、その判定結果が Noの場合には S702へ戻り情報要求信号の再送信が行われるようになり、 S801の判定結果が Yesの場合には S802へ進んで受信エラーランプ 9bが点灯することにより情報受信エラー警告が行われ、本フローが終了する。その他の処理については図 7に示したとおりである。

[0151] このような図 8に示した動作によって、提供情報の受信に失敗した場合、自動的に情報の再要求信号が再送信されるので、使用者の 1回の操作 (情報取得ボタン 4の押下)で情報の取得される確率が高くなる。また、情報受信エラーで警告されたときには既に何度も情報取得に失敗していることであり、再度使用者が情報取得操作を繰り返す必要はない。なお、本構成例では、図 6のように、情報の再要求信号は、最初に情報要求信号を送信した送信部 14から送信されるように構成されているが、後に説明する図 42の通信端末装置 51のように送信部 41とは異なる送受信部 126から情報の再要求信号を送信しても良い。

[0152] 以上の第 3の構成例による動作により、常に正常に受信された提供情報を情報メモリ 16に記憶させることができる。

続いて、第 4の構成例となる端末装置 1とサーバ装置 2の構成について説明する。本構成例は、端末装置 1が機器情報を付加した情報要求信号を送信し、サーバ装置 2が提供情報と共に機器情報に応じた更新プログラムを送信する構成である。

[0153] 図 9は、その第 4の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 1は、使用者情報メモリ 31に代わって、当該端末装置 1の機器情報が記憶されている機器情報メモリ 41を備えている点が、第 2の構成例（図 4 参照）に係る端末装置 1と異なりその他の構成は同じである。ここで、機器情報とは、端末装置 1の製品番号やシリアル番号、コントロールプログラムのバージョン情報など、端末装置及びそのコントロールプログラムを特定できる情報である。第 4の構成例において取得する情報は、端末装置 1を動作 '制御するプログラムであり、端末装置 1のプログラムメモリ 19に記憶されているコントロールプログラムの一部或いは全部を、サーバ装置 2から送信された更新プログラムで更新するものである。すなわちコントロールプログラムは、取得した更新プログラムに基づ、て更新され得るものである。

[0154] 一方、サーバ装置 2は、情報選定部 33に代わって、各機器情報に応じた更新プログラムが記憶されているプログラム DB42を備えている点が第 2の構成例に係るサーバ装置 2と異なりその他の構成は同じである。但し、コマンド分析部 32は、情報要求信号力も端末アドレスと機器情報とを抽出するものであり、送信部 23は、情報要求に応じた提供情報と機器情報に応じた更新プログラムを送信するものである。

[0155] 図 10は、第 4の構成例である端末装置 1とサーバ装置 2の動作例を示したフローチヤートである。

同図 ίこお、て、 S1101乃至 S1106及び S1112乃至 S1114の処理 ίま端末装置 1 の動作を示し、 S 1107乃至 S 1111の処理はサーバ装置 2の動作を示して!/、る。

[0156] まず、 S1101乃至 S1103では、図 5の S501乃至 S503の処理と同様の処理が行われる。続く S1104では、機器情報メモリ 41から機器情報が読み出される。 S1105 では、 S 1103で生成された情報要求信号に機器情報が付加される（埋め込まれる）。続く S1106では、図 5の S506の処理と同様の処理が行われる。これらの S1101乃至 S 1106の処理によって端末装置 1による情報要求信号の送信が完了する。

[0157] 続いて、その端末装置 1から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信部 20によって受信されると、続く S1107乃至 S1108では、図 5の S509乃至 S510の処理と同様の処理が行われる。 S1109では、コマンド分析部 32により情報要求信号から機器情報が抽出される。 S1110では、抽出された機器情報に応じた更新プログラムがプログラム DB42から読み出される。 S1111では、送信部 23によって、読み出された提供情報と更新プログラムを含む信号が、抽出された端末アドレス宛に無線送信される。これらの S1107乃至 S 1111の処理によってサーバ装置 2による提供情報を含む信号の送信が完了する。

[0158] 続、て、そのサーバ装置 2から無線送信された提供情報と更新プログラムを含む信号が端末装置 1の受信部 15によって受信されると、続く S1112では、受信した情報と共に更新プログラムが情報メモリ 16に保存される。尚、この更新プログラムは、プログラムメモリ 19に記憶されているコントロールプログラムの一部或いは全部の何れであつても良い。 S1113では、プログラムメモリ 19に記憶されているコントロールプロダラムの一部或いは全部力 SI 112で情報メモリ 16に保存された更新プログラムで更新される。このように、サーバ装置 2から送信された信号に更新プログラムが含まれていた場合には、コントロールプログラムがその更新プログラムに基づいて更新される。 S 1114では、情報取得完了とコントロールプログラムの更新完了の通知が行われる。この通知は、例えば端末装置 1に設けられた LED (不図示）の点灯、消灯、或いは点滅等により行われる。これにより、情報要求者はコントロールプログラムが更新されたことを知ることができる。これらの S 1112乃至 S 1114の処理によって端末装置 1による情報取得が完了する。なお、端末装置 1が受信した更新プログラムは、一旦情報メモリ 16に保存されることなく、プログラムメモリ 19のコントロールプログラムがその更新プログラムにより更新されても良い。また、サーバ装置 2からは更新プログラムのみが端末装置宛に送信されても良ヽ。

[0159] 以上の第 4の構成例による動作により、端末装置 1のコントロールプログラムを自動的に更新することが可能になる。

尚、第 4の構成例に係る端末装置 1において、受信部 15によって受信した情報に所謂コンピュータウィルス等の不当なプログラムが含まれている力否かを検知する不当プログラム検知部と、その不当なプログラムが検知されたときに警告する不当プログラム警告部と、その不当なプログラムが検知されたときに前述の受信した情報を削除する情報削除部を、更に備えさせ、受信した情報に不当なプログラムが含まれていることが検知されたときには警告を行って、その受信した情報を削除するように構成しても良い。

[0160] また、本構成例に係る端末装置 1の動作において、プログラムメモリ 19に記憶されて!、るコントロールプログラムを、受信した更新プログラムで更新する SI 113の処理の前に、端末装置 1のコントロールプログラムを更新することの確認を端末装置の使用者に求める処理を追カ卩しても良い。

[0161] 続いて、第 5の構成例となる端末装置 1とサーバ装置 2の構成について説明する。

本構成例は、端末装置 1が、赤外発光子 5の指向方向に当該端末装置 1に情報提供可能なサーバ装置 2の赤外受光子 7が存在することを検知する機能を備えた構成である。

[0162] 図 11は、その第 5の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 1は、赤外発光子 5の指向方向に当該端末装置 1に情報提供可能なサーバ装置 2の赤外受光子 7が存在することを検知するものであってその指定方向にそのようなサーバ装置 2が存在するときにそのサーバ装置 2から発信されて、る情報提供シグナルを検出する情報シグナルセンサー 46と、情報シグナルセンサー 46が情報提供シグナルを検出したときに赤外発光子 5の指向方向に当該端末装置 1に情報提供可能なサーバ装置 2が存在することを使用者 (情報要求者)に通知する情報シグナルインジケータ 47を新たに備えている点が、第 1の構成例（図 2 参照）に係る端末装置 1と異なりその他の構成は同じである。

[0163] 一方、サーバ装置 2は、情報提供可能であることを知らせる情報提供シグナルを連続的に発信 (無線送信)する送信部 48を新たに備えて、る点が、第 1の構成例に係るサーバ装置 2と異なりその他の構成は同じである。

[0164] 図 12は、第 5の構成例である端末装置 1とサーバ装置 2の動作例を示したフローチヤートである。

同図 ίこお、て、 S1301乃至 S1306及び S1310乃至 S1311の処理 ίま端末装置 1 の動作を示し、 S 1307乃至 S 1309の処理はサーバ装置 2の動作を示して!/、る。

[0165] まず、赤外発光子 5の指向方向に当該端末装置 1に情報提供可能なサーバ装置 2 の存在を検知する処理 (情報提供ポイントサーチ）である S 1301及び S 1302の処理が行われる。 S1301では、所定のサーバ装置 2から発信されている情報提供シグナル (情報提供信号）が情報シグナルセンサー 46によって検出される。 S1302では、情報シグナルインジケータ 47によって赤外発光子 5の指向方向に当該端末装置 1に情報提供可能なサーバ装置 2が存在することが通知される。

[0166] 続く S1303乃至 S1306では、図 3の S301乃至 S304の処理と同様の処理力 ^行われる。これらの S1303乃至 S1306の処理によって端末装置 1による情報要求信号の送信が完了する。

[0167] 続いて、その端末装置 1から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信部 20によって受信されると、続く S1307乃至 S1309では、図 3の S305乃至 S307の処理と同様の処理が行われる。これらの 1307乃至 S1309の処理によってサーバ装置 2による提供情報の送信が完了する。

[0168] 続いて、そのサーバ装置 2から無線送信された提供情報を含む信号が端末装置 1 の受信部 15によって受信されると、続く S1310乃至 S1311では、図 3の S308乃至 S 309の処理と同様の処理が行われる。これらの S1310乃至 S1311の処理によって端末装置 1による情報取得が完了する。

[0169] 以上の第 5の構成例による動作により、情報要求者は、端末装置 1の情報シグナルセンサー 46を周囲に向けながら情報シグナルインジケータ 47を確認することで、周囲に情報提供可能なサーバ装置 2が存在する力否力を知ることができる。

[0170] なお、端末装置 1の赤外発光子 5の指向方向にサーバ装置 2の赤外受光子 7が存在することを示す信号を放射するには、例えば、赤外受光子 7の近傍に送信部 48からの信号を放射する指向性のある赤外発光子を設置し、その発光方向を赤外受光子 7の受光方向に合わせる。指向方向の広がりは、レンズ等の光学素子で調整することができる。また、電波や超音波などでも使用する周波数やアンテナや振動子の形状や配置を適切に選ぶことにより、所望の広がりをもつ指向性を得ることができる。また、電磁フィールドを利用することもできる。例えば、情報提供範囲を囲むように信号コイルを配置し、情報シグナルセンサー 46としてピックアップコイルを使用する。信号コイルに電流を流して磁場を発生し、その磁場をピックアップコイルで検出するようにすれば良い。磁気ネックレス等による誤検出を避けるには、信号コイルに流す電流を所定のパターンで変調し、情報シグナルセンサー 46では、検出した磁場のパターンによりサーバ装置 2からの磁場である力否かを判定する。

[0171] 続いて、第 6の構成例となる端末装置 1とサーバ装置 2の構成について説明する。

本構成例は、端末装置 1が、赤外発光子 5の指向方向に当該端末装置 1に情報提供可能なサーバ装置 2の赤外受光子 7が存在しないことを検知したときには情報要求信号を送信させな!/ヽ機能を備えた構成である。

[0172] 図 13は、その第 6の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 1は、第 5の構成例（図 11参照）に係る端末装置 1と同じ構成であるが、本装置 1では、情報シグナルセンサー 46が情報提供シグナルを検出しているときに限り情報要求信号の生成が許可されるものである。すなわち、情報シグナルセンサー 46が情報提供シグナルを検出しているときには許可情報がコマンド生成部 13へ出力され情報要求信号の生成が許可され、情報シグナルセンサー 46が情報提供シグナルを検出していないときには禁止情報がコマンド生成部 13へ出力され情報要求信号の生成が禁止されるものである。または、情報シグナルセンサー 46 が情報提供シグナルを検出しているときには許可情報がコマンド生成部 13へ出力され、コマンド生成部 13では、許可情報が入力されている場合に限り情報要求信号が生成され、許可情報がコマンド生成部 13へ入力されていない場合には、コマンド生成部 13では情報要求信号が生成されない。情報シグナルインジケータ 47は、情報シグナルセンサー 46が情報提供シグナルを検出したことを利用者に通知する他、情報取得スィッチ 11が押されたときに情報提供シグナルを情報シグナルセンサー 46が検出して、な、場合には、情報取得できな、ことを通知する。

[0173] 一方、サーバ装置 2は、第 5の構成例に係るサーバ装置 2と同じ構成である。

図 14は、第 6の構成例である端末装置 1とサーバ装置 2の動作例を示したフローチヤートである。

[0174] 同図【こお！/、て、 S1501乃至 S1506及び S1510乃至 S1511の処理 ίま端末装置 1 の動作を示し、 S 1507乃至 S 1509の処理はサーバ装置 2の動作を示して!/、る。

[0175] まず、 S1501では、図 12の S1303の処理と同様の処理力行われる。 S1502では、所定のサーバ装置 2からの情報提供シグナルを検出中である力否かが判定され、その判定結果が Yesの場合には情報要求信号の生成が許可されて S1504へ進み、 N oの場合には S 1503へ進み、情報取得できないことが情報シグナルインジケータ 47 によって利用者に通知されて本フローが終了する。続く S1504乃至 S1506では、図 12の S1304乃至 S1306の処理と同様の処理力 S行われる。これらの S1501乃至 S1 506の処理によって端末装置 1による情報要求信号の送信が完了する。

[0176] 続いて、その端末装置 1から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信部 20によって受信されると、続く S1507乃至 S1509では、図 12の S1307乃至 S13 09の処理と同様の処理が行われる。これらの S1507乃至 S1509の処理〖こよってサーバ装置 2による提供情報の送信が完了する。

[0177] 続いて、そのサーバ装置 2から無線送信された提供情報を含む信号が端末装置 1 の受信部 15によって受信されると、 S1510乃至 S1511では、図 12の S1310乃至 S 1311の処理と同様の処理が行われる。これらの S1510乃至 S1511の処理によって端末装置 1による情報取得が完了する。

[0178] 以上の第 6の構成例による動作により、赤外発光子 5の指向方向に当該端末装置 1 に情報提供可能なサーバ装置 2が存在しな力つたときに情報取得ボタン 4が押下されたときには情報要求信号が送信されな、ようなるので、無駄な処理が行われるのを防止することができる。

[0179] なお、端末装置 1の情報シグナルセンサー 46から出力される許可 Z禁止情報は、送信部 14に入力して送信を禁止しても良いし、情報取得ボタン 4が押下されてもトリガ信号が生成されな、ようにしても良、。

[0180] また、情報提供シグナルに情報提供サーバ装置 2が提供している情報の内容 (例えば提供情報の種類など）に関する情報を含むことができるようにし、端末装置 1では、その信号を情報シグナルセンサー 46で検出し、検出した情報提供シグナルが提供情報の種類に関する情報を含む場合は、その情報を利用者に提示するようにしても良い。例えば、情報シグナルインジケータ 47が複数のランプより構成され、各ランプが提供情報の特定の種類を表すようになっており、情報シグナルセンサー 46検出したシグナルに含まれる提供情報の種類情報に応じて情報シグナルインジケータ 47の特定のランプが点灯する。また、情報シグナルセンサー 46で検出した提供情報の種類を表示部 17に表示するように構成してもよ!/ヽ。

[0181] 次に、本実施例に係る情報提供システムに含まれる撮像機能付き端末装置とサーバ装置について説明する。尚、この撮像機能とは、静止画及び動画を取得可能な機能のことをいう。

[0182] 図 15は、本システムに含まれる撮像機能付き端末装置とサーバ装置の一例を示した図である。

同図において、撮像機能付き端末装置 51は、図 1の端末装置 1に撮像機能を含めたものであって、赤外発光子 5が備えられた装置側面に撮影レンズ 52を備えている。このようにすることで、撮影レンズ 52が向けられた方向（撮影レンズの光軸方向，撮影方向）と赤外発光子 5の指向方向とが同一方向になるようになつている。また、装置上面の情報取得ボタン 4は、情報取得動作の開始指示を行うためのものであると共に撮像動作の開始指示を行うためのシャッターボタンも兼ねている。従って、情報取得ボタン 4が押下されることで情報取得動作や撮像動作を開始させることが可能になつている。また、ディスプレイ 3は、撮像により得られた画像等も表示する。その他については図 1で説明したとおりである。一方、サーバ装置 2についても図 1で説明した通りである。

[0183] 続いて、上述した撮像機能付き端末装置 51とサーバ装置 2の構成及び動作について詳細に説明する。

まず、第 7の構成例となる撮像機能付き端末装置 51とサーバ装置 2の構成について説明する。本構成例は、本システムに含まれる撮像機能付き端末装置 51とサーバ装置 2の基本的な構成を示したものである。

[0184] 図 16は、その第 7の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 51は、シャッターボタンを兼ねる情報取得ボタン 4が押下されることによって ONしてトリガ信号をコマンド生成部 13と撮像部 57へ出力させるシャッタースィッチ 56と、トリガ信号が入力されたときに撮影レンズ 52を介して被写体を撮像して画像データ (静止画或ヽは動画に係る画像データ)を撮像する (撮影する）撮像部 57等を備えている。また、アドレスメモリ 12、コマンド生成部 13、送信部 14、受信部 15、情報メモリ 16、表示部 17、コントローラ 18、及びプログラムメモリ 19は、第 1の構成例（図 2参照）に係る端末装置 1の構成と同じである。但し、第 7の構成例に係る情報メモリ 16には、撮像部 57により撮像された画像データも記憶される。また、表示部 17は、撮像部 57により撮像された画像データ或いは情報メモリ 16に記憶された画像データに基づく画像もディスプレイ 3に表示させることができるようになっている。

[0185] 一方、サーバ装置 2は、第 1の構成例に係るサーバ装置 2の構成と同じである。

図 17、図 18、及び図 19は、第 7の構成例である撮像機能付き端末装置 51とサーバ装置 2の動作例を示したフローチャートである。

[0186] 図 17乃至図 19において S1801乃至 S1806及び S1810の処理は端末装置 51の動作を示し、 S1807乃至 S1809の処理はサーバ装置 2の動作を示している。

[0187] 図 17は、シャッターボタンを兼ねる情報取得ボタン 4が押下されると、まず撮影に係る処理である S1802乃至 S1803の処理が行われ、続いて情報要求信号送信に係る処理である S1804乃至 S1806の処理が行われる動作を示したものである。

[0188] 同図において、まず S1801では、端末装置 51の撮影レンズ 52が被写体に向けられシャッターボタンを兼ねる情報取得ボタン 4が押下されたことが検出される。これにより、まずシャッタースィッチ 56が ONされトリガ信号が撮像部 57とコマンド生成部 13 へそれぞれ入力される。但し、ここでは、撮影レンズ 52が向けられた方向、すなわち赤外発光子 5の指向方向に、サーバ装置 2が設けられていたものとする。 S 1802では、撮像部 57により被写体が撮像される（撮影が行われる）。 S1803では、撮像された画像データが情報メモリ 16に保存される。続く S1804乃至 S1806では、図 3の S3 02乃至 S304の処理と同様の処理が行われる。これらの S1801乃至 S1806の処理によって、端末装置 51による、画像の取得と情報要求信号の送信が完了する。

[0189] 続いて、その端末装置 51から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信部 20によって受信されると、続く S1807乃至 S1809では、図 3に示した S305乃至 S307の処理と同様の処理が行われる。これらの S1807乃至 S1809の処理〖こよつてサーバ装置 2による提供情報を含む信号の送信が完了する。

[0190] 続、て、そのサーバ装置 2から無線送信された提供情報を含む信号が端末装置 5 1の受信部 15によって受信されると、続く S1810では、その提供情報が情報メモリ 16 に保存される。尚、このときに、情報の管理を容易にするため、その提供情報が S18 02で保存された画像データと関連付けされて保存されるようにしても良い。この場合、 S 1802で保存された画像の縮小画像をディスプレイ 3に表示させて、その縮小画像を選択することにより、関連付けされた情報を参照するなどといったことができるようになる。この S1810の処理によって端末装置 51による情報取得が完了する。

[0191] 一方、図 18は、シャッターボタンを兼ねる情報取得ボタン 4が押下されると、まず情報要求信号送信に係る処理である S 1804乃至 S 1806の処理が行われ、続いて撮影に係る処理である S1802乃至 S1803の処理が行われる動作を示したものであり、その他の S1807乃至 S1810の処理は図 17の S1807乃至 S1810の処理と同様の処理が行われる。

[0192] また、図 19は、シャッターボタンを兼ねる情報取得ボタン 4が押下されると、撮影に係る処理である S1802乃至 S1803の処理と、情報要求信号送信に係る処理である S1804乃至 S1806の処理と力並列に行われる動作を示したものであり、その他の S1807乃至 S1810の処理は図 17の S1807乃至 S1810の処理と同様の処理が行われる。

[0193] 以上の第 7の構成例による動作により、情報要求者は、撮影レンズ 52をサーバ装置 2を含む被写体へ向けシャッターボタンを兼ねる情報取得ボタン 4を押下することにより、画像の撮影及び情報の同時取得が可能になる。

[0194] また、本構成例では、撮像部 57により撮影した画像も、受信部 15で受信した情報も、情報メモリ 16に記憶するようになっているが、撮影した画像を記憶するメモリと受信した情報を記憶するメモリをそれぞれ専用のメモリに記憶するようにしても良!、。さらに情報メモリ 16または、先に述べた画像専用または情報専用のメモリは、端末装置 51に着脱可能な形態であってももちろん良い。

[0195] 続いて、第 8の構成例となる撮像機能付き端末装置 51とサーバ装置 2の構成について説明する。本構成例は、端末装置 51が、情報取得モード切り換え機能を更に備えた構成である。

[0196] 図 20は、その第 8の構成例を示した図である。同図において、端末装置 51は、トリガ信号が入力された時に、使用者 (情報要求者 )により予め指示 '設定されている情報取得モードに応じてトリガ信号をコマンド生成部 13、撮像部 57、又はコマンド生成部 13と撮像部 57の両方の何れかへ出力させる情報取得モード SW (スィッチ) 61を備えている点が、第 7の構成例（図 16参照）に係る端末装置 51と異なりその他の構成は同じである。但し、第 8の構成例に係る表示部 17は、更に、設定されている情報取得モードをディスプレイ 3に表示させることができるようになっている。尚、第 8の構成例に係る端末装置 51では、情報取得モード SW6 1の使用者の操作に応じて、情報取得モードの設定、及び情報取得モードの切り換えが可能なように構成されて、る。

[0197] 一方、サーバ装置 2は、第 7の構成例に係るサーバ装置 2の構成と同じある。

図 21は、第 8の構成例である撮像機能付き端末装置 51とサーバ装置 2の動作例を示したフローチャートである。

[0198] 同図にお!ヽて S2201乃至 S2209及び S2213乃至 S2214の処理 ίま端末装置 51 の動作を示し、 S2210乃至 S2212の処理はサーバ装置 2の動作を示している。

[0199] まず、 S2201では、端末装置 51の撮影レンズ 52が被写体に向けられシャツターボタンを兼ねる情報取得ボタン 4の押下が検出される。これにより、まずシャッタースイツチ 56が ONされてトリガ信号が情報取得モード SW61に入力され、設定されている情報取得モードに応じてトリガ信号が撮像部 57又はコマンド生成部 13の一方又は両方に入力される。 S2202では、情報取得モード SW61で設定されている情報取得モードが判別され、その判別結果が、撮像動作と情報取得動作を指示する"撮像&情報取得モード"であるときには S2203へ進み、情報取得動作のみを指示する"情報取得モード"であるときには S2205へ進み、撮像動作のみを指示する"撮像モード" であるとき〖こは S2208へ進む。

[0200] 情報取得モード SW61の設定力撮像&情報取得モード"の場合、トリガ信号がコマンド生成部 13と撮像部 57に入力され、まず S2203では、撮像部 57による被写体の撮像が行われる。尚、ここでは、撮影レンズ 52が向けられた方向、すなわち赤外発光子 5の指向方向に、サーバ装置 2が設けられているものとする。続く S2204では、撮像された画像データが情報メモリ 16に保存され、 S 2205へ進む。続く S 2205乃至 S2207では、図 17の S1804乃至 S1806の処理と同様の処理が行われる。これらの S2203乃至 S2207の処理によって、端末装置 51による、画像の取得及び情報要求信号の送信が完了する。

[0201] 情報取得モード SW61の設定力情報取得モード"の場合、トリガ信号がコマンド生成咅 13に人力され、 S2205力らの処理力 S実行される。続く S2205乃至 S2207の処理は前述の通りである。これらの S2204乃至 S2207の処理によって端末装置 51による情報要求信号の送信が完了する。

[0202] 情報取得モード SW61の設定力撮像モード"の場合、トリガ信号が撮像部 57に入力され、続く S2208では、撮像部 57により被写体が撮像される。 S2209では、撮像された画像データが情報メモリ 16に保存される。これらの S2208乃至 S2209の処理によって端末装置 51による画像の取得が完了する。

[0203] 続いて、その端末装置 51から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信部 20によって受信されると、続く S2210乃至 S2212では、図 3に示した S305乃至 S307の処理と同様の処理が行われる。これらの S2210乃至 S2212の処理〖こよつてサーバ装置 2による提供情報を含む信号の送信が完了する。

[0204] 続、て、そのサーバ装置 2から無線送信された提供情報を含む信号が端末装置 3 の受信咅によって受信されると、続く S2213乃至 S2214では、図 3に示した S308 乃至 S309の処理と同様の処理が行われる。尚、 S2213において、 "撮像&情報取得モード"が設定されて本動作が行われていたときには、管理を容易にするため、提供情報が S2204の処理で保存された画像データと関連付けされて保存されるようにしても良い。これらの S2213乃至 S2214の処理によって端末装置 51による情報取得が完了する。

[0205] 以上の第 8の構成例による動作により、情報要求者は、状況に応じて所定の情報取得モードを指示.設定することで、撮影による画像のみを取得する力、提供情報のみを取得するか、或いは撮影による画像と提供情報の両方を取得することができる。

[0206] 続いて、第 9の構成例となる撮像機能付き端末装置 51とサーバ装置 2の構成例について説明する。本構成例は、端末装置 51が、前述の情報取得モード切り換え機能に加えて情報種別選択機能を備えた構成である。 [0207] 図 22は、その第 9の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 51は、使用者 (情報要求者）により予め指示 ·設定されている情報種別に応じて対応する情報種別識別コード (情報の種別に係る情報，種別情報)を選択する情報種別 SW66を新たに備えている点が、第 8の構成例（図 20参照）に係る端末装置 51と異なり、その他の構成は同じである。但し、第 9の構成例に係るコマンド生成部 13は、トリガ信号が入力された時に、アドレスメモリ 12から読み出した端末アドレスを含む情報要求信号を生成し、その情報要求信号に、情報種別 S W66により選択された情報種別識別コードを付加するものである。

[0208] 尚、情報種別は、例えば、（1)通常情報，その通常情報を要約した要約情報，情報が存在するネットワーク上のアドレス情報 (情報にアクセスするための URL等の情報）などの情報の容量 (データ容量，データサイズ)が異なる種別、（2)有料情報、無料情報等の情報の提供形態が異なる種別、（3)画像情報，映像情報，音声情報，テキスト情報等の情報の種類が異なる種別、 (4)JPEG, TEXTなど情報のファイル形式が異なる種別、（5)レストランのメニュー情報，時刻表情報等の情報の中身（内容）が異なる種別、（6)技術情報，営業情報，企業情報等の情報の分野が異なる種別、等である。

[0209] 一方、サーバ装置 2は、アドレス抽出部 21に代わって、受信した信号を分析してその信号力も端末アドレスと情報種別識別コードを抽出するコマンド分析部 32を備えている点が、第 8の構成例に係るサーバ装置 2と異なりその他の構成は同じである。伹し、情報 DB22には、予め各情報種別識別コードに対応する情報等が記憶されており、提供情報として情報 DB22から読み出される情報は、コマンド分析部 32により抽出された情報種別識別コードに応じた情報になる。

[0210] 図 23は、第 9の構成例である撮像機能付き端末装置 51とサーバ装置 2の動作例を示したフローチャートである。

同図において S2401乃至 S2410及び S2415乃至 S2416の処理は端末装置 51 の動作を示し、 S2411乃至 S2414の処理はサーバ装置 2の動作を示して!/、る。

[0211] まず、 S2401乃至 S2402では、図 21の S2201乃至 S2202と同様の処理力 ^行われ、 "撮像&情報取得モード"であるときには S2403へ進み、 "情報取得モード"であるときには S2405へ進み、，，撮像モード"であるときには S2409へ進む。

[0212] "撮像&情報取得モード，，の場合、 S2403乃至 S2406では、図 21の S2203乃至 S 2206の処理と同様の処理が行われる。続く S2407では、情報種別 SW46により選択されている情報種別識別コードが、生成された情報要求信号に付加される（埋め込まれる）。続く S2408では、図 21の S2207の処理と同様の処理が行われる。これらの S2403乃至 S2408の処理によって、端末装置 51による、画像の取得及び情報要求信号の送信が完了する。

[0213] 又は、 "情報取得モード"の場合、 S2405乃至 S2408の処理は前述の通りである。

これらの S2405乃至 S2408の処理によって端末装置 51による情報要求信号の送信が完了する。

[0214] 又は、，，撮像モード，，の場合、 S2409乃至 S2410では、図 21の S2208乃至 S220 9の処理と同様の処理が行われる。これらの S2409乃至 S2410の処理によって端末装置 51による画像の取得が完了する。

[0215] 続いて、その端末装置 51から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信部 20によって受信されると、 S2411では、コマンド分析部 32によって情報要求信号カゝら情報種別識別コードが抽出される。 S2412では、提供情報として情報種別識別コードに応じた情報が情報 DB22から読み出される。続く S2413乃至 S2414では、図 21に示した S2210及び S2212の処理と同様の処理が行われる。これらの S241 1乃至 S2414の処理によってサーバ装置 2による提供情報を含む信号の送信が完了する。

[0216] 続いて、そのサーバ装置 2から無線送信された提供情報を含む信号が端末装置 5 1の受信部 15によって受信されると、続く S2415乃至 S2416では、図 21に示した S2 213乃至 S2214の処理と同様の処理が行われる。尚、 S2415において、 "撮像&情報取得モード"が設定されて本動作が行われていたときには、管理を容易にするため、提供情報が S2404の処理で保存された画像データと関連付けされて保存されるようにしても良い。これらの S2415乃至 S2416の処理によって端末装置 3による情報取得が完了する。

[0217] 以上の第 9の構成例による動作により、情報要求者は、指示'設定した情報種別に応じた情報を取得することができる。よって、例えば、情報要求者が情報取得に要する通信時間を短くさせたいとき等には、情報種別として通常情報ではなく要約情報や情報が存在するネットワーク上のアドレス情報を指示 ·設定することでそれが可能になり、そのアドレス情報を指示 '設定してアドレス情報 (URL等の情報)を取得した場合には、後にそのアドレス情報に基づいて情報にアクセスすることで、詳細な情報を取得することが可能になる。また、取得する情報の種別が明確な場合は、目的の種別のみ取得するように情報種別 SW66を選択しておくことで、不要な情報を取得することが少なくなる。なお、情報種別 SW66で選択する情報種別は、ただ 1種類ではなく複数種類でも良い。この場合、選択した複数の種別の情報の取得が可能である。

[0218] 続いて、第 10の構成例となる撮像機能付き端末装置 51とサーバ装置 2の構成について説明する。本構成例は、撮影により得られた画像データが記憶されることで情報メモリ 16の空き容量が少なくなりやすいこと等を考慮して、端末装置 51が、前述の情報種別選択機能に加えて、受信した情報の容量が情報メモリ 16の空き容量よりも大きヽ場合に警告する警告機能を備えた構成である。

[0219] 図 24は、その第 10の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 51は、情報取得モード SW61が省かれ、シャッタースイツチ 56が ONしたときのトリガ信号がコマンド生成部 13と撮像部 57へ出力されるようになっており、また新たに、受信部 15により受信した、提供情報或いはその提供情報の一部であるヘッダ情報等と!/、つた提供情報の容量を、特定可能な情報に基づ!、て得られた提供情報の容量と情報メモリ 16の空き容量を比較して情報メモリ 16に情報を記憶させることが可能である力否かを判定する判定部 71と、それが不可能であるときに警告するアラーム部 72を備えている点が、第 9の構成例（図 22参照）に係る端末装置 51と異なりその他の構成は同じである。尚、アラーム部 72は、ディスプレイ 3に警告表示を行うか、警告音を発するか、或いは LED (不図示)の点灯，消灯，或いは点滅等によって警告を行う。

[0220] 一方、サーバ装置 2は、第 9の構成例に係るサーバ装置 2の構成と同じである。

図 25は、第 10の構成例である撮像機能付き端末装置 51とサーバ装置 2の動作例を示したフローチャートである。 [0221] 同図にお!ヽて S2601乃至 S2607及び S2612乃至 S2616の処理 ίま端末装置 51 の動作を示し、 S2608乃至 S2611の処理はサーバ装置 2の動作を示している。

[0222] まず、 S2601乃至 S2605では、図 17の S1801乃至 S1805と同様の処理力 ^行われる。続く S2606乃至 S2607では、図 23の S2407乃至 S2408と同様の処理力 S行われる。これらの S2601乃至 S2607の処理〖こよって、端末装置 51による、画像の取得及び情報要求信号の送信が完了する。

[0223] 続いて、その端末装置 51から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信咅によって受信されると、続く S2608乃至 S2611では、図 23の S2411乃至 S2 414の処理と同様の処理が行われる。これらの S2608乃至 S2611の処理〖こよってサーバ装置 2による提供情報を含む信号の送信が完了する。

[0224] 続、て、そのサーバ装置 2から無線送信された提供情報を含む信号が端末装置 5 1の受信部 15によって受信されると、続く S2612では、取得された提供情報の容量が特定される。或いは、そのサーバ装置 2から無線送信された提供情報を含む信号が端末装置 51の受信部 15によって受信され始めると、続く S2612では、その提供情報を含む信号が全て受信される前に、先に取得されたヘッダ情報に基づいて、これから取得される提供情報の容量が特定される。 S2613では、情報メモリ 16の空き容量が検出される。 S2614では、 S2612で特定された提供情報の容量が情報メモリ 16の空き容量よりも小さいか否かが判定され、その判定結果が Yesの場合には S26 16へ進んで取得された提供情報の全てが情報メモリ 16に保存され、その判定結果が Noの場合には S2615へ進んで、取得した情報のサイズが情報メモリ 16の空き容量を越えていることを知らせる警告表示が行われる。これらの S2612乃至 S2616の処理によって端末装置 51による情報取得が完了する。尚、 S2616で取得する情報が情報メモリ 16の空き容量を越えると判定された場合、情報取得は中止され、受信済み情報は削除される。

[0225] 以上の第 10の構成例による動作により、提供情報を記憶するだけの情報メモリ 16 の空き容量が無いことを通知 (警告)することができると共に、情報の欠落した提供情報が情報メモリ 16に記憶されるのを防止することができる。

[0226] 尚、本構成例に係る動作において、予め受信し取得する情報の上限となる所定の容量を定めておき、判定部 71が、受信部 15により受信され取得された情報の容量がその所定の容量よりも大きいか否かを判定するようにし、その取得された情報の方が大き、と判定されたときにアラーム部 72が警告を行うようにしても良、。

[0227] また、本構成例において、情報要求信号を送信する際に、受信し取得することが可能な情報の最大容量 (最大サイズ)を設定し、その設定された最大容量に係る情報を情報要求信号に付加して送信するようにしても良い。また、その場合には、情報メモリ 1₆の空き容量に基づいて、その最大容量を自動的に設定するようにしても良い。サーバ装置 2では、受信した情報要求信号より抽出した情報の最大容量が、提供する情報よりも小さい場合には、提供している情報のサイズが情報要求信号に含まれていた情報の最大容量を超えることを告知する情報を端末装置に送信するように構成する。

[0228] さらに、サーバ装置 2からの提供情報の送信に先立って、これから送信する提供情報のサイズ情報を含む情報 (例えば提供情報のインデックス情報)を先に送信し、端末装置 51では、そのサイズ情報を基に、提供情報を保存するか否かを判定し、保存しな、場合は提供情報を受信してもその情報を情報メモリ 16に記憶しな、ようにしても良い。また、提供情報の保存が可能な場合には、情報取得が可能であることを通知する情報取得可信号をコマンド生成部で生成し、この信号を送信部 14又は不図示の他の送信手段によりサーバ装置 2宛に送信し、サーバ装置は、情報取得可信号を受信部 20又は不図示の他の受信手段で受信することにより提供情報の送信を開始するようにしても良い。一方、提供情報の保存が不可能な場合には、情報取得が不可能であることを通知する情報取得不可信号をコマンド生成部で生成し、この信号を送信部 14又は不図示の他の送信手段によりサーバ装置 2宛に送信し、サーバ装置は、情報取得不可信号を受信部 20又は不図示の他の受信手段で受信することにより提供情報の送信を中止するようにしても良い。

[0229] このようにすることによつても、情報メモリ 16の空き容量よりも大きな容量の提供情報が記憶されるのを防止することができる。

続いて、第 11の構成例となる撮像機能付き端末装置 51とサーバ装置 2の構成について説明する。本構成例は、端末装置 51が、前述の情報種別選択機能に加えて再送信機能を備えた構成である。

[0230] 図 26は、その第 11の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 51は、アラーム部 72が省かれ、また判定部 71の代わりに、受信部 15により取得された、提供情報或いはその提供情報の一部であるヘッダ情報或いは提供情報のインデックス情報、等と!、つた提供情報の容量 (サイズ)を特定可能な情報に基づ、て得られた提供情報の容量と情報メモリ 16の空き容量を比較することによって情報要求信号の再送信を行うか否かを判定する再送信判定部 76を備えている点が、第 10の構成例（図 24参照）に係る端末装置 51と異なりその他の構成は同じである。但し、第 11の構成例に係る端末装置 51では、再送信判定部 76が再送信を行うと判定した場合に、既に指示'設定されている情報種別であってより容量の小さ!、情報に対応する情報種別識別コードを設定し、その情報種別識別コードをコマンド生成部 ₁₃が情報要求信号に付加し、送信部 14がその情報要求信号を再送信するようになっている。

[0231] 一方、サーバ装置 2は、第 10の構成例に係るサーバ装置 2の構成と同じである。伹し、情報 DB22には、情報種別毎に容量の異なる情報が、各情報種別識別コード〖こ対応して記憶されている。

[0232] 図 27は、第 11の構成例である撮像機能付き端末装置 51とサーバ装置 2の動作例を示したフローチャートである。

同図におヽて S2801乃至 S2807及び S2812乃至 S2818の処理 ίま端末装置 51 の動作を示し、 S2808乃至 S2811の処理はサーバ装置 2の動作を示している。

[0233] まず、 S2801乃至 S2807では、図 25の S2601乃至 S2607と同様の処理力 ^行われる。これらの処理によって、端末装置 51による、画像の取得及び情報要求信号の送信が完了する。

[0234] 続いて、その端末装置 51から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信咅によって受信されると、続く S2808乃至 S2811では、図 25の S2608乃至 S2 611の処理と同様の処理が行われる。これら S2808乃至 S2811の処理〖こよってサーバ装置 2による提供情報を含む信号の送信が完了する。

[0235] 続、て、そのサーバ装置 2から無線送信された提供情報を含む信号が端末装置 5 1の受信部 15によって受信されると、或いは、そのサーバ装置 2から無線送信された提供情報を含む信号が端末装置 51の受信部 15によって受信され始めると、続く S2 812乃至 S2813では、図 25の S2612乃至 S2613の処理と同様の処理力 S行われる。 S2814では、 S2812で特定された提供情報の容量が情報メモリ 16の空き容量よりも小さいか否かが判定される。その判定結果が Yesの場合には S2815へ進んで、取得された提供情報の全てが情報メモリ 16に保存される。これらの S2812乃至 S2815 の処理によって端末装置 51による情報取得が完了する。一方、その判定結果が No の場合には S2816へ進み、既に指示'設定されている情報種別であってより容量の小さい情報に対応する情報種別識別コードに設定されて、情報が再要求される。 S2 816乃至 S2817では、 S2804乃至 S2805と同じ処理力繰り返されて、端末アドレス情報を含む情報要求信号が生成される。例えば、通常情報に対応する情報識別コード力、要約情報や情報が存在するネットワーク上のアドレス情報に対応する情報識別コードに設定される。すなわち、情報種別識別コードがより容量の小さい情報に対応する情報種別識別コードに変更される。 S2818では、設定された情報種別識別コードがコマンド生成部 18によって情報要求信号に付加され、 S2805で、端末装置 51から情報要求信号が再送信され、サーバ装置 2は、再送信された情報要求信号を受信し、その信号に含まれる種別識別コードに応じた、より容量の小さい情報が読み出され、その情報が端末装置 2に送信される。このような処理により、送信された提供情報の容量が情報メモリ 16の空き容量以下になるまで、前述のような情報要求信号の再送信が繰り返される。

尚、前述の S 2818では、情報取得可能な最大の情報容量を指定するようにしても良い。すなわち、図 50のように端末装置 51とサーバ装置 2を構成し、 S2818では、取得可能な最大の情報を設定し、続く S2806ではその最大情報容量を情報要求信号に埋め込んで送信する。サーバ装置 2は、受信部 20で受信した情報要求信号に含まれる取得可能な記憶容量の情報がコマンド分析部 32で抽出され、情報 DB22 に伝えられる。情報 DB22では、その取得可能な記憶容量に収まる情報が読み出されて、送信部 23から再送信される。このように、第 11の構成例の変形型では、サーバ装置 2が、端末装置 51が取得可能な情報を選定することになる。 [0237] 以上の第 11の構成例及びその変形型による動作により、情報メモリ 16の空き容量に応じた容量の提供情報を情報メモリ 16に保存させることができる。

尚、本構成例に係る動作において、予め受信し取得する情報の上限となる所定の容量を定めておき、再送信判定部 76が、受信部 15により受信され取得された情報の容量とその所定の容量を比較することによって情報要求信号の再送信を行うか否かを判定するようにしても良い。また、この場合に、前述の S2818では、既に指示'設定されて!/、る情報種別であってその上限となる所定の容量或、はその所定の容量以下の情報に対応する情報種別識別コードが設定されるようにしても良い。すなわち、情報種別識別コードが、受信し取得可能な記憶容量の情報に対応する情報種別識別コードに変更されるようにしても良ヽ。

[0238] また、本構成例にお!、て、端末装置 51から情報種別 SW66を省、た構成としても良い。但しこの場合には、端末装置 51が取得した提供情報の容量が情報メモリ 16の空き容量よりも大きい場合には、その提供情報と同一の種別であってより容量の小さい情報に対応する情報種別識別コード又は取得可能な最大の情報容量が情報要求信号に付加されて再送信されるようになる。

[0239] 続いて、第 12の構成例となる撮像機能付き端末装置 51とサーバ装置 2の構成について説明する。本構成例は、端末装置 51が、情報選択機能を更に備えた構成である。

図 28は、その第 12の構成例を示した図である。

[0240] 同図において、端末装置 51は、使用者 (情報要求者)の選択指示に応じて、受信したインデックス情報に基づくインデックステーブル力所定の情報項目を選択する情報選択部 81を新たに備えている点が、第 7の構成例（図 16参照）に係る端末装置 51と異なりその他の構成は同じである。但し、第 12の構成例に係るコマンド生成部 1 3は、更に、生成した情報要求信号に情報選択部 81により選択された情報項目に対応する情報の IDを示す情報 ID (ID情報とも、う）を付加することができるようになっている。また、表示部 17は、所定の情報項目を使用者に選択指示させるために、更に、受信したインデックス情報に基づく提供可能な情報のインデックスをディスプレイ 3 に表示させることができるようになって!/、る。 [0241] 一方、サーバ装置 2は、受信した信号を分析してその信号力端末アドレスと情報 I Dを抽出するコマンド分析部 32を備えている点力第 7の構成例に係るサーバ装置 2 と異なりその他の構成は同じである。但し、情報 DB22には予め各情報 IDに応じた情報と当該情報 DB22に記憶されている提供可能な情報の項目一覧情報であるインデッタス情報が記憶されており、送信部 23は、そのインデックス情報、或いはコマンド分析部 32により抽出された情報 IDに応じた情報を送信することができるようになっている。

[0242] 図 29は、第 12の構成例である撮像機能付き端末装置 51とサーバ装置 2の動作例を示したフローチャートである。

同図【こお、て S3001乃至 S3006及び S3013乃至 S3019の処理 ίま端末装置 51 の動作を示し、 S3007乃至 S3012の処理はサーバ装置 2の動作を示している。

[0243] まず、 S3001乃至 S3006の処理は図 17の S1801乃至 S1806の処理と同様の処理が行われる。これらの S3001乃至 S3006の処理によって、端末装置 51による、画像の取得と情報要求信号の送信が完了する。

[0244] 続いて、その端末装置 51から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信部 20によって受信されると、続く S3007では、受信した情報要求信号に情報 IDが付加されて、る力否かが判定される。

[0245] この判定結果が Noの場合には S3008へ処理が進み、情報 DB22からインデックス情報が読み出され、続く S3009では受信した情報要求信号力も端末アドレスが抽出され、続く S3010では端末アドレス宛にインデックス情報が送信される。このような処理により、情報要求信号に情報 IDが付加されて、な力つた場合にはインデックス情報が送信されるようになる。尚、インデックス情報は、情報 DB22に記憶されている提供可能な情報の項目一覧情報であり、少なくとも項目毎に対応する情報を識別するための情報 IDが対応付けされて、るものである。

[0246] 一方、 S3007の判定結果が Yesの場合には S3011へ処理が進み、情報要求信号力も情報 IDが抽出され、続く S3012では情報 IDに対応する情報が情報 DB22から読み出され、続く S3009では受信した情報要求信号力も端末アドレスが抽出され、続く S3010では端末アドレス宛に情報 IDに対応する情報が送信される。このような処理により、情報要求信号に情報 IDが付加されていた場合には情報 IDに対応する情報が送信されるようになる。

[0247] これらの S3007乃至 S3012の処理によってサーバ装置 2によるインデックス情報或いは提供情報を含む信号の送信が完了する。

続いて、そのサーバ装置 2から無線送信された信号が端末装置 51の受信部 15によって受信されると、続く S3013では、受信した信号に含まれる情報がインデックス情報であるか否かが判定される。

[0248] この判定結果が Yesの場合には S3014へ進み、そのインデックス情報に基づくインデッタス画面がディスプレイ 3に表示される。これにより、使用者は、表示されているィンデッタス画面力も取得可能な情報を知ることができる。続く S3015では、使用者による表示中のインデックス画面での情報項目の選択指示が検出され、選択指示された情報項目に対応する情報の情報 IDが決定される。続く S3016乃至 S3017では、 S3004乃至 S3005と同様の処理が行われて、端末アドレスを含む情報要求信号が生成され、 S3018では要求する情報の情報 IDが情報要求信号に付加される。このような処理によって、受信された信号中にインデックス情報が含まれていたときには、使用者による情報項目の選択指示によって、その選択指示に基づく情報 IDが付カロされた情報要求信号が再びサーバ装置 2へ送信されるようになる。

[0249] 一方、 S3013の判定結果が Noの場合には S3019へ処理が進み、受信した信号に含まれる情報 (提供情報)が情報メモリ 16に保存される。

これらの S3013乃至 S3019の処理によって端末装置 51による情報取得が完了する。

[0250] 以上、第 12の構成例による動作により、情報要求者は、先に送られてくるインデックスにより取得可能な情報を知ることができ、その中から必要な情報だけを取得することができる。尚、 S3014において、使用者にとって所望の情報が提供されていない場合には、情報選択部 81で、キャンセル (不図示)を選択することにより、情報取得を中断することができるようになって!/ヽる。

[0251] 続いて、第 13の構成例となるディスプレイを有しない端末装置 lb (図 48参照）とサーバ装置 2の構成について説明する。本構成例は、端末装置 lbが、取得した情報をケーブルや電極等を介して外部へ出力する機能を更に備えた構成である。

[0252] 図 30は、その第 13の構成例を示したブロック図である。

同図において、端末装置 lbは、情報メモリ 16に記憶されている情報をケーブル、コネクター、又はソケットを介して外部（外部機器等)へ出力（伝送)するための通信インターフェース 86と、情報送信ボタン (不図示)の押下に応じて情報送信指示信号を通信インターフェース 86に出力させる情報送信スィッチ 87とを新たに備えている点が、第 3の構成例（図 6参照）に係る端末装置 lbと異なりその他の構成は同じである。通信インターフェース 86は、例えば、 USBインターフェース、パラレルインターフェース、或いはシリアルインターフェース等のケーブルを介して接続するものの他に、クレイドルなどのように通信インターフェース 86が外部機器の通信インターフェースと直接コネクターを介して接続するもの、更には Bluetooth (無線通信規格)等に準拠した無線で接続するものなどがある。尚、本装置 lbにおいて、通信インターフェース 86が、更に、受信部 15により受信された情報を情報メモリ 16を介さずに直接外部へ出力するように構成されるものであっても良、。

[0253] 一方、サーバ装置 2は、第 3の構成例に係るサーバ装置 2の構成と同じである。

図 31は、第 13の構成例であるディスプレイを有しない端末装置 lbとサーバ装置 2 の動作例を示したフローチャートである。

[0254] 同図【こお!ヽて S3201乃至 S3204、 S3208乃至 S3211、及び S3212乃至 S3215 の処理は端末装置 lbの動作を示し、 S3205乃至 S3207の処理はサーバ装置 2の動作を示している。

[0255] まず、 S3201乃至 S3204では、図 7の S701乃至 S704の処理と同様の処理力 ^行われる。これらの処理によって、端末装置 lbによる情報要求信号の送信が完了する

[0256] 続いて、その端末装置 lb力無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信部 20によって受信されると、続く S3205乃至 S3207では、図 7の S705乃至 S707 の処理と同様の処理が行われる。これら S3205乃至 S3207の処理〖こよってサーノ装置 2による提供情報を含む信号の送信が完了する。

[0257] 続いて、そのサーバ装置 2から無線送信された提供情報を含む信号が端末装置 lb の受信部 15によって受信される。そして、 S3208では、 S708と同様な受信エラーの判定が行われ、受信部 15で情報の受信が正常に行われな力つた場合は、 S709と同様に、受信エラーランプ 9bが所定時間点灯する。一方、情報受信が正常に行われた場合は、 S710乃至 S711と同様な S3210乃至 S3211の処理力行われて情報取得は完了する。以上のように、 S3201乃至 S3211までの情報を取得する処理のフローは、図 7で説明した第 3の構成例の処理フローと全く同一となる。

[0258] 続いて、情報メモリ 16に記憶されている情報の伝送に係る処理フローについて説明する。まず、 S3212では、通信インターフェース 86に伝送ケーブル（通信ケーブル )が接続されたことが検出される。 S3213では当該端末装置 lbに備えられた情報送信ボタンが押下されたことが検出される。 S3214では、情報メモリ 16に記憶されている情報が通信インターフェース 86を介して送信される。 S3215では、送信が完了した旨が通知される。この通知は、例えば端末装置 lbに設けられたインジケータランプの点灯、消灯、点滅により行われる。これらの S3212乃至 S3215の処理によって端末装置 lbによる情報伝送が完了する。

[0259] 以上の第 13の構成例による動作により、端末装置 51が取得した画像データゃ提供情報を外部へ出力させることが可能になる。

尚、情報送信スィッチ 87を設けずに、ケーブルが通信インターフェース 86に接続されたことを検出して、自動的に情報メモリ 16に記憶されている情報の伝送を開始するようにしても良い。

[0260] 続いて、第 14の構成例となる撮像機能付き端末装置 51とサーバ装置 2の構成について説明する。本構成例は、端末装置 51が、撮影した画像や取得した情報を所定の端末装置やサーバ装置に無線で送信する機能を更に備えた構成である。

[0261] 図 32は、その第 14の構成例を示したブロック図である。

同図において、端末装置 51は、情報メモリ 16に記憶されている情報を無線送信するための送信部 91と、その送信先アドレスが記憶されているアドレスメモリ 92を新たに備えている点が、第 7の構成例（図 16参照）〖こ係る端末装置 51と異なりその他の構成は同じである。

[0262] 一方、サーバ装置 2は、第 7の構成例に係るサーバ装置 2と同じ構成である。図 33及び図 34は、第 14の構成例である撮像機能付き端末装置 51とサーバ装置 2 の動作例を示したフローチャートである。

[0263] 図 33は、取得した情報が必要に応じて所定の送信先へ送信される動作を示している。

同図におヽて、 S3401乃至 S3406、 S3410、及び S3411乃至 S3414の処理 ίま端末装置 51の動作を示し、 S3407乃至 S3409の処理はサーバ装置 2の動作を示している。

[0264] まず、 S3401乃至 S3406では、図 17の S1801乃至 S1806の処理と同様の処理が行われる。これらの処理によって、端末装置 51による、画像の取得及び情報要求信号の送信が完了する。

[0265] 続いて、その端末装置 51から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信部 20によって受信されると、続く S3407乃至 S3409では、図 17の S1807乃至 S1 809の処理と同様の処理が行われる。これら S3407乃至 S3409の処理によってサーバ装置 2による提供情報を含む信号の送信が完了する。

[0266] 続、て、そのサーバ装置 2から無線送信された提供情報を含む信号が端末装置 5 1の受信部 15によって受信されると、続く S3410では、図 17の S1810の処理と同様の処理が行われる。この S3410の処理によって端末装置 51による情報取得が完了する。

[0267] 続、て、情報メモリ 16に記憶されて、る情報 (取得した画像データや提供情報等）の伝送に係る処理フローでは、 S3411において、当該端末装置 51に備えられた送信ボタン (不図示）が押下されたことが検出される。 S3412では、送信先となる送信先アドレスがアドレスメモリ 92から読み出される。 S3413では、その送信先アドレス宛に情報メモリ 16に記憶されている情報が送信される。尚、このときに送信される情報は、情報メモリ 16に記憶されている情報の一部或いは全部であっても良ぐ又は、前述の送信ボタンが押下される前に情報要求者の指示に応じて選択された情報メモリ 16に記憶されている画像データ或いは提供情報であっても良い。 S3414では、送信が完了した旨が通知される。この通知は、例えば端末装置 51に設けられた LED (不図示 )の点灯、消灯、点滅、或いはディスプレイ 3への表示等により行われる。これらの S3 411乃至 S3414の処理によって端末装置 51による情報送信が完了する。

[0268] 以上の図 33に示した動作により、取得した情報を必要に応じて所定の送信先へ送信することが可能になる。

図 34は、情報が受信されると自動的に所定の送信先へその情報が転送される動作を示している。

[0269] 同図において、サーバ装置 2から無線送信された提供情報を含む信号が端末装置 51の受信部 15によって受信されると、 S3410と S3502の処理が開始される。つまり、 S3410では、取得された情報が情報メモリ 16に保存され、続く S3501では、情報要求者への情報取得完了の通知が行われる。これらの S3410及び S3501の処理によって端末装置 51による情報取得が完了する。また、 S3410及び S3501における、受信した情報を情報メモリ 16に記憶する処理と平行して、 S3502乃至 S3504の処理が実行される。 S3502では、送信先のアドレスがアドレスメモリ 92から読み出される。 S3503では、送信部 91によって、受信部 15により受信された情報が S3502で読み出されたアドレス宛に送信される。続く S3504では、取得した情報の転送送信が終了した旨が通知される。これらの S3502乃至 S3504の処理によって端末装置 51 による情報送信が完了する。 S3501及び S3504の通知は、例えば端末装置 51に設けられた LED (不図示）の点灯、消灯、点滅、或いはディスプレイ 3への表示等により行われ、 S3501力無く、 S3410と S3503の処理が共に終了した時点で、情報取得と取得した情報の送信を完了したことを通知しても良い。図 33と異なり、図 34における端末装置 51が受信した情報を送信する処理は、利用者による送信操作を検出することなく自動的に実行される。このために、送信先のアドレスはアドレスメモリ 92に記憶されており、受信した情報をアドレスメモリ 92に記憶されているアドレス宛に自動的に送信するように設定されて、る。

[0270] 尚、アドレスメモリ 92には、 URLや、 IPアドレスのようなインターネットアドレスや、電話番号も記憶される。

以上の図 34に示した動作により、取得した情報を情報メモリ 16に記憶すると同時に自動的に所定の転送先へ転送することが可能になる。

[0271] 尚、受信部 15で受信した情報を情報メモリ 16に記憶しない構成でも良い。その場合、図 34の S3410及び S3501の処理が存在しないことになる。

以上の第 14の構成例による動作により、端末装置 51が取得した情報を自動的に外部へ送信させることが可能になる。

[0272] 尚、上述してきた撮像機能付き端末装置 51は、例えば、カメラ型の形状を有する構成であっても良い。図 35は、そのような形状の端末装置 51の一例を示した図である。同図において、発光素子 96は、指向性を有した赤外信号 (情報要求信号)をレンズ 9 7を介して発するものであり、撮像素子 98は、撮影時に撮影レンズ 98を介して入射した撮影光を電気信号に変換するものである。尚、本装置 51においても、撮影レンズ 9 8が向けられた方向（撮影レンズ 98の光軸方向）と発光素子 96から出力される赤外信号の指向方向とが同一方向になるようになっているのは述べるまでもない。

上述の種々の構成例において、提供情報の第三者利用を禁止する等の観点から、端末装置が情報要求信号と共に暗号化キーを送信し、サーバ装置がその暗号化キ一を用いて提供情報を暗号ィ匕して送信するように構成することも可能である。ここで、そのような構成を、第 15の構成例となる端末装置 1とサーバ装置 2の構成として次に説明する。

[0273] 図 36は、その第 15の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 1は、暗号化一及び復号化キーを生成する暗号化キー生成部 101、その暗号ィ匕キー生成部 101により生成された復号ィ匕キーが記憶される復号ィ匕キーメモリ 102、及び受信部 15により受信された暗号化された提供情報を復号化キーメモリ 102に記憶されている復号ィ匕キーを用いて復号する復号ィ匕部 103を新たに備えている点が、第 1の構成例（図 2参照）に係る端末装置 1と異なりその他の構成は同じである。但し、第 15の構成例に係るコマンド生成部 13は、トリガ信号が入力された時に、アドレスメモリ 12から読み出した端末アドレスを含む情報要求信号を生成し、該情報要求信号に、暗号ィ匕キー生成部 101により生成された暗号ィ匕キーを付加するものである。

[0274] 一方、サーバ装置 2は、アドレス抽出部 21に代わって、受信した信号を分析して、その信号力端末アドレスと暗号ィ匕キーを抽出するコマンド分析部 32を備えると共に、新たに、コマンド分析部 32により抽出された暗号ィ匕キーが記憶される暗号ィ匕キーメモリ 104と情報 DB22から読み出された情報を暗号ィ匕キーメモリ 105に記憶されている暗号化キーを用いて暗号化し該暗号化した情報を送信部 23へ出力する暗号化部 105を備えている点が、第 1の構成例に係るサーバ装置 2と異なりその他の構成は同じである。

[0275] 図 37は、第 15の構成例である端末装置 1とサーバ装置 2の動作例を示したフローチャートである。

同図【こお、て、 S3701乃至 S3707及び S3713乃至 S3715の処理 ίま端末装置 1 の動作を示し、 S3708乃至 S3712の処理はサーバ装置 2の動作を示している。

[0276] まず、 S3701乃至 S3703では、図 3の S301乃至 S303の処理と同様の処理力 ^行われる。続く S3704では、暗号化キー生成部 101により暗号化キー及び復号化キーが生成される。 S3705では、生成された復号ィ匕キーが復号ィ匕キーメモリ 102に記憶される。 S3706では、前ステップで生成された端末アドレスを含む情報要求信号に S 3704で生成された暗号ィ匕キーが付加される。 S3707では、前ステップで得られた情報要求信号が送信部 14によって無線送信される。これらの S3701乃至 S3707の処理によって端末装置 1による情報要求信号の送信が完了する。

[0277] 続いて、その端末装置 1から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信部 20によって受信されると、 S3708では、コマンド分析部 32により情報要求信号から暗号ィ匕キーが抽出され、その暗号ィ匕キーが暗号ィ匕キーメモリ 104に保存される。 S 3709では、コマンド分析部 32により情報要求信号力も端末アドレスが抽出される。 S 3710では、情報 DB22から提供する情報が読み出される。 S3711では、前ステップで読み出された情報が暗号ィ匕キーメモリ 104に記憶されている暗号ィ匕キーにより暗号ィ匕される。 S3712では、送信部 23によって、前ステップで暗号化された情報を含む信号が、 S3709で抽出された端末アドレス宛に無線送信される。これらの S3708 乃至 S3712の処理によってサーバ装置 2による提供情報を含む信号の送信が完了する。

[0278] 続いて、そのサーバ装置 2から無線送信された提供情報を含む信号が端末装置 1 の受信部 15によって受信されると、続く S3713では、復号ィ匕部 103によって、その提供情報が復号ィ匕キーメモリ 102に記憶されている復号ィ匕キーにより復号ィ匕される。 S 3714では、その復号ィ匕された提供情報が情報メモリ 16に保存される。 S3715では、図 3の S309の処理と同様の処理が行われる。これらの S3713乃至 S3715の処理によって端末装置 1による情報取得が完了する。

[0279] 以上の第 15の構成例による動作により、提供情報が暗号化されて送信されるようになるので、提供情報の第三者利用を禁止すること等が可能になる。

尚、受信部 20で受信した情報要求信号に暗号ィ匕キーが含まれない場合には、情報 DB22から読み出された情報は暗号ィ匕されずに送信される。このように、情報要求信号に暗号ィ匕キーが含まれない場合に情報 DB22から読み出される情報は、暗号化キーで暗号ィ匕して送信する情報と異なったものであっても良い。

[0280] また、サーバ装置 2において提供する情報に応じて暗号ィ匕する Zしないを選択する暗号ィ匕選択機能を付加し、該暗号ィ匕選択機能で暗号ィ匕することを選択した情報のみを暗号ィ匕して送信するようにしても良い。この場合端末装置 1では、受信部 15で受信した信号は、暗号ィ匕されている場合のみ、復号化部 103で復号処理されることになる。このように第三者に利用されても良い情報は暗号ィ匕せずに送信することにより、サーバ装置 2で無用な処理に時間を費やすことを無くすことができる。

[0281] 上述の種々の構成例において、同一情報の二重取得を防止する等の観点から、提供情報に情報を特定するための情報 IDを付与しておき、端末装置は、受信した提供情報に付与されている情報 IDを記憶するようにし、受信した提供情報に付与されている情報 IDと取得済みの情報 IDとの比較により、同一情報が二重取得されるのを防止するように構成することも可能である。ここで、そのような構成を、第 16の構成となる端末装置 1とサーバ装置 2の構成として次に説明する。

[0282] 図 38は、その第 16の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 1は、受信部 15により取得された提供情報に付与されている情報 IDが記憶される情報取得履歴メモリ 111と、受信部 15により提供情報が受信された時に、その提供情報に付与されてヽる情報 IDと既に情報取得履歴メモリ 11 1に記憶されている情報 IDとを比較することにより、取得された提供情報が既に取得済みであるか否かを判定し、その判定結果に応じて受信された提供情報を情報メモリ 16に記憶させる力否かを判定する情報保存判定部 112を新たに備えて、る点が、第 1の構成例（図 2参照）に係る端末装置 1と異なりその他の構成は同じである。

[0283] 一方、サーバ装置 2は、第 1の構成例に係るサーバ装置 2と同じ構成である。但し、情報 DB22に記憶されている各情報には、当該情報を特定 (識別)するための情報として情報 IDが付与されて、る。

[0284] 図 39は、第 16の構成例である端末装置 1とサーバ装置 2の動作例を示したフローチャートである。

同図【こお、て、 S3901乃至 S3904及び S3908乃至 S3912の処理 ίま端末装置 1 の動作を示し、 S3905乃至 S3907の処理はサーバ装置 2の動作を示して!/、る。

[0285] 始めの S3901乃至 S3904では、図 3の S301乃至 S304の処理と同様の処理が行われる。これらの S3901乃至 S3904の処理によって端末装置 1による情報要求信号の送信が完了する。

[0286] 続いて、その端末装置 1から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信部 20によって受信されると、続く S3905では、図 3の S305の処理と同様の処理が行われる。 S3906では、情報 DB22から提供する情報とその情報に付与されている情報 IDが読み出される。 S3907では、送信部 23によって、読み出された情報及びそれに付与されている情報 IDを含む信号が、抽出された端末アドレス宛に無線送信される。これらの S3905乃至 S3907の処理によってサーバ装置 2による提供情報を含む信号の送信が完了する。

[0287] 続いて、そのサーバ装置 2から無線送信された提供情報を含む信号が端末装置 1 の受信部 15によって受信され、その提供情報及びそれに付与されている情報 IDが取得されると、 S3908では、その取得された情報 ID力既に情報取得履歴メモリ 11 1に記憶されているか否かが判定され、その判定結果が Yesの場合には S3912へ進み、 Noの場合には S3909へ進む。 S3909では、取得された提供情報が情報メモリ 1 6に保存される。 S3910では、前ステップで保存された提供情報に付与されている情報 IDが情報取得履歴メモリ 111に保存される。 S3911では、図 3の S309の処理と同様の処理が行われる。一方、前述の S3908の判定において Yesの場合には、取得された提供情報は情報メモリ 16に保存されないようになり、続く S3912では、取得された提供情報が既に取得済みの情報である旨が通知される。尚、この通知は、例えば端末装置 1に設けられた LED (不図示）の点灯、消灯、点滅、或いはディスプレイ 3への表示等により行われる。

[0288] これらの S3908乃至 S3912の処理によって端末装置 1による情報取得が完了する以上の第 16の構成例による動作により、取得された提供情報に付与されている情報 IDが、既に情報取得履歴メモリ 111に保存されていた場合には、その取得された提供情報が情報メモリ 16に保存されないようになる。これにより、同一情報の二重取得を防止することが可能になる。

[0289] 尚、本構成例では、前述の情報 IDを用いて提供情報が既に取得済みのものであるか否かを判定しているが、その情報 IDの代わりに、例えば、サーバ装置 2がー種類の情報のみを提供して、る場合などには、その提供情報の送信元となる装置 (本例ではサーバ装置 2)のアドレスを用いてその判定を行うことも可能である。また、複数のサーバ装置を用いて多種類の情報を提供する場合などには、情報 IDと装置アドレスを併用するようにしても良、。

[0290] 上述の種々の構成例において、端末装置から送信される情報の秘密保持等の観点から、端末装置が情報を暗号ィ匕して送信するように構成することも可能である。ここで、そのような構成を、第 17の構成例となる端末装置 1とサーバ装置 2の構成として次に説明する。

[0291] 図 40は、その第 17の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 1は、受信部 15に受信され取得された暗号化キーが記憶される暗号ィ匕キーメモリ 116と、使用者情報メモリに記憶されて、る使用者情報を暗号ィ匕キーメモリ 16に記憶されて、る暗号化キーにより暗号化する暗号化部 117を新たに備えている点が、第 2の構成例（図 4参照）に係る端末装置 1と異なりその他の構成は同じである。但し、第 17の構成例に係るコマンド生成部 13は、生成した端末アドレスを含む情報要求信号に使用者情報を付加するときには、暗号ィ匕部 117により暗号化された使用者情報を付加するものである。尚、本構成例は、使用者情報が暗号化されて情報要求信号に付加される例であるが、他の情報が暗号化されて情報要求信号に付加されるようにしても良い。また、情報要求信号に付加される情報うちの一部或いは全部が暗号ィ匕されるものであっても良、。

[0292] 一方、サーバ装置 2は、情報選定部 33に代わって、使用者情報と端末アドレスが対応付けされて記憶される顧客管理 DB121を新たに備えると共に、暗号化キー及び復号化キーを生成する暗号化キー生成部 118と、その暗号化キー生成部 118〖こより生成された復号ィ匕キーが記憶される復号ィ匕キーメモリ 119と、暗号ィ匕されている使用者情報を復号化メモリ 119に記憶されてヽる復号化キーにより復号化する復号化部 120を新たに備えている点が、第 2の構成例に係るサーバ装置 2と異なりその他の構成は同じである。但し、第 17の構成例に係る送信部 23は、生成された、暗号ィ匕キーを含む使用者情報要求信号をも送信するものである。

[0293] 図 41は、第 17の構成例である端末装置 1とサーバ装置 2の動作例を示したフローチャートである。この動作例では、サーバ装置 2は、情報提供するにあたり、利用者情報を要求する場合の処理フローを説明している。

[0294] 同図【こお！/、て、 S4101乃至 S4104及び S4115乃至 S4125の処理 ίま端末装置 1 の動作を示し、 S4105乃至 S4114の処理はサーバ装置 2の動作を示して!/、る。

[0295] まず、 S4101乃至 S4104では、図 3の S301乃至 S304の処理と同様の処理が行われる。これらの S4101乃至 S4104の処理によって端末装置 1による情報要求信号の送信が完了する。尚、本構成例に係る端末装置 1では、サーバ装置 2から送られた暗号ィ匕キーを用いて使用者情報を暗号ィ匕するので、この時点においては、まだ暗号化キーが取得されて、な、ので、使用者情報は送られな、。

[0296] 続いて、その端末装置 1から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信部 20によって受信されると、 S4105では、情報要求信号に使用者情報が含まれているか否かが判定され、その判定結果が Yesの場合には S4112へ進み、 Noの場合には S4106へ進む。

[0297] まず、その判定結果が Noの場合にっ、て説明する。その場合は、 S4106へ進んで、コマンド分析部 32により情報要求信号力も端末アドレスが抽出される。 S4107では、前ステップで抽出された端末アドレスが顧客管理 DB121に登録 (記憶）されているか否かが判定され、その判定結果が Yesの場合には後述の S4114へ進み、 Noの場合には S4108へ進む。 S4108では、暗号ィ匕キー生成部 118により暗号ィ匕キー及び復号化キーが生成される。 S4109では、前ステップで生成された復号ィ匕キーが復号ィ匕キーメモリ 119に記憶される。 S4110では、生成された暗号化キーを含む使用者情報要求信号が生成される。 S4111では、送信部 23によって、その使用者情報要求信号力 S4106で抽出された端末アドレス宛に無線送信される。

[0298] 一方、前述の S4105の判定結果が Yesの場合には、 S4112へ進んで、情報要求信号から暗号化されている使用者情報が抽出され、それが復号ィ匕キーメモリ 119に記憶されている復号化キーにより復号化される。 S4113では、情報要求信号から抽出された端末アドレスと前ステップで復号化された使用者情報が対応付けされて顧客管理 DB121に登録 (記録)される。 S4114では、情報 DB22から使用者情報に応じた情報が読み出される。そして、 S4111へ進んで、その情報を含む信号が、送信部 23によって、抽出された端末アドレス宛に無線送信される。

[0299] これらの S4105乃至 S4114の処理によって、サーバ装置 2による、暗号化キーを含む使用者情報要求信号の送信、或いは提供情報を含む信号の送信が完了する。続いて、そのサーバ装置 2から無線送信された信号が端末装置 1の受信部 15によつて受信されると、続く S4115では、その信号が使用者情報要求信号であるか提供情報を含む信号であるかが判定され、その判定結果が、使用者情報要求信号である場合には S4116へ進み、提供情報を含む信号である場合には S4124へ進む。

[0300] まず、その判定結果が使用者情報要求信号である場合には、 S4116へ進んで、受信された使用者情報要求信号力も暗号ィ匕キーが抽出される。 S4117では、抽出された暗号ィ匕キーが暗号ィ匕キーメモリ 116に保存される。 S4118では、使用者情報が使用者メモリ 31から読み出される。 S4119では、読み出された使用者情報が暗号ィ匕キ一メモリ 116に記憶されている暗号ィ匕キーにより暗号ィ匕される。続く S4120乃至 S41 21の処理では、前述の S4102乃至 S4103の処理と同様の処理が行われる。 S412 2では、 S4119で暗号化された使用者情報が、前ステップで生成された情報要求信号に付加される。 S4123では、前ステップで得られた情報要求信号が送信部 14によつて無線送信される。これらの S4116乃至 S4123の処理によって端末装置 1による使用者情報の送信が完了する。

[0301] 一方、前述の S4115の判定結果が提供情報を含む信号である場合には、続く S4 124乃至 S4125では、図 3の S308乃至 S309の処理と同様の処理力 S行われる。これらの S4124乃至 S4125の処理によって端末装置 1による情報取得が完了する。

[0302] 以上、第 17の構成例に係る動作により、使用者情報が暗号化されて送信されるようになる。これにより、使用者情報の秘密を保持することが可能になる。

尚、本構成例に係る動作では、端末装置 1が、始めに、使用者情報を含まない、端末アドレスを含む情報要求信号を送信する（S4104)ことによって、サーバ装置 2から暗号キーが送られるものであるが、例えば、端末装置 1が、端末アドレスを含む情報要求信号に暗号化キーを要求する情報 (暗号キー要求情報)を付加して送信することによって、サーバ装置から暗号ィ匕キーが送られるようにしても良い。

[0303] 上述した第 3、第 10至第 12、及び第 17の構成例では、端末装置 1又は撮像機能付き端末装置 51からサーバ装置 2に対して 2回以上の信号送信が行われる。 1度目の情報要求信号は、送信部 14の指向性を有する赤外発光子 5により送信される必要があるが、 2度目（或いは 2度目以降)の送信では指向性を必要としない。そのため、端末装置 1 (或いは 51)からは内蔵アンテナ 6を利用してサーバ装置 2のアンテナ 8 へ送信する構成でも良い。この場合、例えば第 12の構成例において、受信部 15を送信機能を有する送受信部とし、また送信部 23を受信機能を有する送受信部として、情報 IDを含む情報要求信号が受信部 15 (送信機能を有する)力も内蔵アンテナ 6 を介して送信され、その信号を送信部 23 (受信機能を有する)のアンテナ 8を介して受信するように構成することも可能である。ここで、そのような構成を、第 18の構成例となる端末装置 51とサーバ装置 2の構成として次に説明する。

[0304] 図 42は、その第 18の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 51は、受信部 15の代わりに、その受信部 15の構成にカロえて送信機能に係る構成を有した送受信部 126と、サーバ装置 2のアドレス (サーバアドレス）に係る情報が記憶されるサーバアドレスメモリ 128とを備えている点力第 1 2の構成例（図 28参照）に係る端末装置 51と異なりその他の構成は同じである。但し、第 18の構成例に係る端末装置 51では、コマンド生成部 13により得られた情報要求信号が送受信部 126へも出力されるようになって!/、る。

[0305] 一方、サーバ装置 2は、送信部 23の代わりに、その送信部 23の構成に加えて受信機能に係る構成を有した送受信部 127を備えている点が、第 12の構成例（図 28参照）に係るサーバ装置 2と異なりその他の構成は同じである。但し、第 18の構成例に係るコマンド分析部 32は、送受信部 127により受信された信号をも分析するものである。

[0306] 図 43は、第 18の構成例である端末装置 51とサーバ装置 2の動作例を示したフローチャートである。

同図【こお、て、 S4301乃至 S4306及び S4313乃至 S4322の処理 ίま端末装置 1 の動作を示し、 S4307乃至 S4312の処理はサーバ装置 2の動作を示して!/、る。

[0307] まず、 S4301乃至 S4305では、図 29の S3001乃至 S3005の処理と同様の処理が行われる。続く S4306では、前ステップ或いは後述する S4319で得られた情報要求信号が送信される。但し、 1度目の送信、すなわち前ステップで得られた情報要求信号が送信される場合にはそれが送信部 14により無線送信され、 2度目の送信、すなわち S4321で送信先アドレスが設定される場合にはそれが送受信部 126により無線送信される。これらの S4301乃至 S4306の処理によって、端末装置 51による、画像の取得と情報要求信号の送信が完了する。

[0308] 続いて、その端末装置 51から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信部 20或いは送受信部 127によって受信されると、続く S4307では、受信した情報要求信号に情報 IDが付加されていた力否かが判定される。

[0309] この判定結果が Noの場合には S4308へ処理が進み、 S4308乃至 4309では、図 29の S3008乃至 S3009の処理と同様の処理力行われる。続く S4310では、送受信部 127により、 S4308で読み出されたインデックス情報にサーバ装置 2のアドレス (サーバアドレスに係る情報）が付加され、それが前ステップで抽出された端末アドレス宛に送信される。

[0310] 一方、 S4307の判定結果が Yesの場合には S4311へ処理が進み、 S4311乃至 S 4312では、図 29の S3011乃至 S3012と同様の処理力行われる。そして前述の S4 309の処理が行われ、続く S4310では、送受信部 127により、 S4312で読み出された情報 IDに対応する情報が前ステップで抽出された端末アドレス宛に送信される。

[0311] これらの S4307乃至 S4312の処理によって、サーバ装置 2による、サーバアドレスが付加されたインデックス情報或いは提供情報を含む信号の送信が完了する。続いて、そのサーバ装置 2から無線送信された信号が端末装置 51の送受信部 126 によって受信されると、続く S4313では受信した信号に含まれる情報力インデックス情報であるか否かが判定される。

[0312] この判定結果が Yesの場合には S4314へ進み、受信した信号力もサーバアドレスが抽出され、そのサーバアドレスが S4315でサーバアドレスメモリ 128に記憶される。続く S4316乃至 S4320では、図 29の S3014乃至 S3018と同様の処理力 ^行われ、

S4321で送信先としてサーバアドレスが設定された後、処理が S4306へ戻る。

[0313] 一方、 S4313の半 IJ定結果力 SNoの場合に ίま S4322へ処理力 S進み、図 29の S3019 と同様の処理が行われる。これらの S4313乃至 S4322の処理〖こよって端末装置 51 による情報取得が完了する。

[0314] 以上の第 18の構成例による動作により、 1度目の情報要求信号は送信部 14の指向性を有する赤外発光子 5から送信し、 2度目の情報要求信号は送受信部 126の内蔵アンテナ 6から送信することが可能になる。

[0315] 尚、送受信部 126および 127はそれぞれ送信部と受信部を別のものとして構成しても良い。

1度目の情報要求信号送信時のみ指向性のある信号を利用するのみであるので、情報取得ボタン 4またはシャッターを押したときのみ、情報取得装置の赤外発光子をサーバ装置 2の赤外受光子の方向を向けておけば、、ので、使、勝手が向上する。

[0316] 上述の種々の構成例において、端末装置が携帯電話機の機能を備え、サーバ装置 2から提供される情報を公衆回線を介して受信するように構成することも可能である。ここで、この携帯電話機の機能を備えた端末装置を lcとして、その端末装置 lcとサーバ装置 2の構成を、第 19の構成例として説明する。尚、この端末装置 lcは、情報取得機能を備えた携帯電話機とヽうこともできる。

[0317] 図 44は、その第 19の構成例を示した図である。

同図において、携帯電話機の機能を備えた端末装置 lcは、当該端末装置 lcの電話番号 (電話番号情報）が記憶されている端末番号メモリ 131と、前述の情報取得ボタン 4や通信モードの切り換え指示を可能にする通信モード切換スィッチや電話番号入力を可能にするテンキー等の各種ボタン群力もなる操作部 132と、サーバ装置 2や他の携帯電話機等の外部装置と公衆回線を介して通信 (信号の送受信)を行う電話通信部 133と、入力された音声を音声情報に変換し電話通信部 133へ出力するマイク部 134と、情報取得ボタン 4が押下されたときに通信モードを"情報モード"に切り替え、電話通信部 133が受信した信号を取得情報として情報メモリ 16に記憶する通信モード切り替え部 135を有している。通信モード切り替え部 135は、情報取得が完了した場合は、通信モードを"電話モード"に切り替えて電話通信部 133が受信した信号を音声信号として、スピーカ部 135に出力する。尚、通信モードの切り替えは、操作部 132に設置された"情報モード"ど'電話モード"を切り替えるスィッチ (不図示）によって利用者による手動操作でも可能である。また、電話通信部 133は、当該端末装置 lc宛の信号、すなわち当該端末装置 lcの電話番号を含む信号を受信する。また、コマンド生成部 13、送信部 14、情報メモリ 16、表示部 17、コントローラ 18、及びプログラムメモリ 19は、第 1の構成例に係る端末装置 1 (図 2参照）にて説明したものと同じである。但し、端末装置 lcにおいて、コマンド生成部 13は、情報取得ボタン 4の押下によつてトリガ信号が入力されたときに、端末番号メモリ 131から読み出した電話番号を含む情報要求信号を生成する。また、コントローラ 18は、プログラムメモリ 19に記憶されているコントロールプログラムを読み出し実行することによって、当該端末装置 lc全体の動作を制御する。このような構成の端末装置 lcでは、通信モード切り替え部 135によって通信モードが"電話モード"へ切り替えられると、携帯電話機としての機能である音声通話が可能になり、通信モードが"情報モード"へ切り替えられると所望のサーバ装置 2からの提供情報の取得が可能になる。

一方、サーバ装置 2は、アドレス抽出部 21の代わりに端末番号抽出部 137を備え、その端末番号抽出部 137により抽出された電話番号の装置と公衆回線を介して通信を行う電話通信部 138を新たに備えている点が、第 1の構成例に係るサーバ装置 2と異なりその他の構成は同じである。但し、本例においては、電話通信部 138は、端末番号抽出部 137により抽出された電話番号宛に情報 DB22から読み出した所定の情報を公衆回線を介して送信する。尚、送信される情報には、その電話番号も含まれる [0319] 図 45は、第 19の構成例である携帯電話機の機能を備えた端末装置 lcとサーバ装置 2の動作例を示したフローチャートである。

同図【こお、て、 S4501乃至 S4505及び S4509乃至 S4513の処理 ίま端末装置 lc の動作を示し、 S4506乃至 S4508の処理はサーバ装置 2の動作を示して!/、る。

[0320] まず、 S4501では、端末装置 lcの送信部 14の赤外発光子 5がサーバ装置 2の赤外受光子 7へ向けられ、操作部 132の情報取得ボタン 4の押下が検出される。これにより、トリガ信号がコマンド生成部 13へ入力される。 S4502では、通信モードが"情報モード"に切り替えられる。 S4503では、当該端末装置 lcの電話番号が端末番号メモリ 131から読み出される。 S4504では、前ステップで読み出された電話番号を含む情報要求信号が生成される。 S4505では、前ステップで生成された情報要求信号が送信部 14によって無線送信される。これらの S4501乃至 S4505の処理によって端末装置 lcによる情報要求信号の送信が完了する。

[0321] 続いて、その端末装置 lcから無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信部 20によって受信されると、 S4506では、端末番号抽出部 137によって、情報要求信号から電話番号が抽出される。 S4507では、送信する提供情報が情報 DB22 カゝら読み出される。 S4508では、電話通信部 138によって、前ステップで読み出された情報を含む信号が、 S4506で抽出された電話番号宛に送信される。これらの S45 06乃至 S4508の処理によってサーバ装置 2による提供情報を含む信号の送信が完了する。

[0322] 続、て、そのサーバ装置 2から送信された提供情報を含む信号が公衆回線を介して端末装置 lcの電話通信部 133によって受信されると、 S4509では、設定されている通信モードが判定され、その判定結果力情報モード"であるときには S4510へ進み、 "電話モード"であるときには S4513へ進む。情報モードでは S4510へ進み、そこで電話通信部 133により受信された提供情報が情報メモリ 16に記憶される。正常に受信した情報の記憶が完了すると、 S4511では、正常に提供情報を受信した旨の通知が行われる。尚、この通知は、例えば、ディスプレイ 3への表示等により行われる。或いは、前述の図 48に示した正常受信ランプ 9aのようなランプの点灯や、音声ァラームによる確認音の再生等により行うことも可能である。 S4512では、端末装置 lcの通信モードが"電話モード"に切り替えられる。これらの S4510乃至 S4512の処理によって端末装置 1による情報取得が完了する。

[0323] S4513では、端末装置 lcは、電話通信部 133及びマイク部 134及びスピーカ部 1 36により、他の電話機と通常の音声通話を行う。

なお"情報モード"では、端末装置 lc宛にサーバ装置 2から情報送信されても、着信アラームは (しらさない。

[0324] 尚、通信モードが"情報モード"に切り替えられているときに、使用者が誤って通話を開始しょうとしたときには、警告を行うようにすることも可能である。また、情報を受信したときに、端末装置 lcが通話モードであった場合は、端末装置 lc宛てに情報の送信があることを、アラーム等で警告してもよい。

[0325] 以上の第 19の構成例による動作により、使用者は、一つの装置を用いて、電話と情報取得の両方を行うことが可能になる。

尚、上述の第 19の構成例において、端末装置 lcが、受信した信号が通話信号である力否かを自動的に判別するようにして、前述の通信モードの切り替え操作を不要にするようにする構成とすることも可能である。ここで、そのような構成を、第 20の構成例となる端末装置 lcとサーバ装置 2の構成として次に説明する。

[0326] 図 46は、その第 20の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 lcは、操作部 132から通信モード切り替えスィッチを省くと共に、通信モード切り替え部 135の代わりに、電話通信部 133が受信した信号を分祈し、その信号が通話情報であるときにはその音声をスピーカ部 136へ出力し、それが通話情報でないときにはその情報を情報メモリ 16に出力するようにする受信信号分析部 141を備えている点が、第 19の構成例に係る端末装置 lc (図 44参照）と異なりその他の構成は同じである。

[0327] 一方、サーバ装置 2は、第 19の構成例に係るサーバ装置 2と同一の構成である。

図 47は、第 20の構成例である携帯電話機の機能を備えた端末装置 lcとサーバ装置 2の動作例を示したフローチャートである。

[0328] 同図【こおヽて、 S4701乃至 S4704及び S4708乃至 S4711の処理 ίま端末装置 lc の動作を示し、 S4705乃至 S4707の処理はサーバ装置 2の動作を示して!/、る。 [0329] まず、 S4701では S4501の処理と同様の処理力行われ、 S4702乃至 S4704では、図 45の S4503乃至 S4505の処理と同様の処理力 S行われる。これらの S4701乃至 S4704の処理によって端末装置 lcによる情報要求信号の送信が完了する。

[0330] 続いて、その端末装置 lcから無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信部 20によって受信されると、 S4705乃至 S4707では、図 45の S4507乃至 S450 9の処理と同様の処理が行われる。これらの S4705乃至 S4707の処理〖こよってサーバ装置 2による提供情報を含む信号の送信が完了する。

[0331] 続いて、端末装置 lcの電話通信部 133により信号が受信されると、 S4708では、その信号が通話信号であるか否かが判定され、その判定結果が Yesの場合には S4 711へ進み、 Noの場合には S4709へ進む。受信された信号が、サーバ装置 2から送信された提供情報を含む信号である場合、 S4709へ進み、その S4709乃至 S47 10では、図 45の S4511乃至 S4512の処理と同様の処理が行われる。これらの S47 08乃至 S4710の処理によって端末装置 1による情報取得が完了する。

[0332] 一方、 S4708の判定処理において、電話通信部 133により受信された信号が通話信号であるとき、 S4711へ進み、通常通話が行われる。

以上の第 20の構成例による動作により、端末装置 lcが、受信した信号が通話信号であるか否かを自動的に判別するようにしたことによって、端末装置 lcの操作性を向上させることができる。

[0333] 尚、端末装置 lcが通話中又は、情報受信中は、通信している相手以外力も端末を呼び出しても接続することはできない。例えば、端末装置 lcから情報要求を送信した直後に、電話の着信があって通話による通信を開始すると、サーバ装置 2は、端末装置 lcを呼び出すことができない。その場合、サーバ装置 2は、一定の時間を置いて再度端末装置 lcを呼び出すようにしてもょ、。

[0334] 上述した第 3、第 11、第 12、及び第 18の構成例において、端末装置 lb又は 51では、情報取得ボタン 4が押下された後に行われる 1回目及び 2回目以降の情報要求信号の送信が何れも送信部 14によって行われている力例えば、端末装置 1又は 5 1に、新たに、送信部 14とは異なる形態で送信を行う送信部 14bを設け、 2回目以降の情報要求信号については、その送信部 14bにより行うようにすることも可能である。この場合、送信部 14bは、送信部 14と異なり、指向性のない信号を送信したり、指向性を有するとしても送信部 14とは異なる指向性の広がりを有する信号 (例えば、送信部 14よりも広い指向性を有する信号)を送信したりする。これにより、 1回目の情報要求信号が送信された後は、当該端末装置 lb又は 51をサーバ装置 2の方向に向けておく必要がなくなり、使用者の使い勝手をより向上させることができる。

[0335] また、その場合に、サーバ装置 2が、受信部 20とは別に新たに、その送信部 14bから送信された情報要求信号を受信する受信部 20bを設けるようにすることも可能である。これにより、サーバ装置 2は、使用者による端末装置 1の保持方向によらず、端末装置 1からの信号を受信することができる。

[0336] 上述の種々の構成例おいて、サーバ装置に複数の受信部を設け、それぞれの受信部に対し、提供する情報を割り付け、情報要求信号を受信したときに、それを受信した受信部に応じて、対応する情報を提供するようにすることも可能である。ここで、このような構成を有するサーバ装置を、第 21の構成例に係るサーバ装置 2として説明する。

[0337] 図 51Aは、第 21の構成例に係るサーバ装置 2を示した図、同図 Bは、受信部と提供情報の対応例を示した図である。

同図 Aにおいて、サーバ装置 2は、受信部 20として、複数の受信部 20 (20a、 20b 、 · · ·、 20η)を備え、各受信部には対応する受信部 IDが付与されている。本例では、受信部 20a、 20b、 · · · 20ηには、受信部 ID= 1、受信部 ID = 2、 · · ·、受信部 ID = nがそれぞれ付与されている。コマンド分析部 32は、受信部 20が情報要求信号を受信すると、その信号を受信した受信部 20の受信部 IDを取得すると共に、その受信部が受信した信号力も端末アドレスを抽出する。一方、情報 DB22には、複数の提供情報が記憶されており、それぞれの提供情報には対応する提供情報 IDが付与されている。情報選択部 156は、コマンド分析部 32により取得された受信部 IDから、対応付けされている提供情報 IDを選択し、情報 DB22に記憶されている、対応する提供情報を選択する。尚、本装置では、予め受信部 IDと提供情報 IDとの対応付けが為されており、例えば、同図 Bに示したような対応付けが為されている。同図 Bの例によれば、受信部 ID = 1と受信部 ID = 2に対して提供情報 ID = Info— 1が対応付けされている。送信部 23は、コマンド分析部 32により抽出された端末アドレス宛に、情報選択部 156により選択された提供情報を含む信号を無線送信する。また、コントローラ 24 及びプログラムメモリ 25については、既に上述したとおりである。

[0338] 図 52は、第 21の構成例に係るサーバ装置 2の動作例を示したフローチャートである。

同図において、例えば端末装置 1から情報要求信号が無線送信されると、まず、 S 5201では、受信部 20の何れかによつて情報要求信号が受信され、受信部 IDが特定される。 S5202では、コマンド分析部 32により、その情報要求信号力も端末アドレスが抽出される。 S5203では、情報選択部 156により、コマンド分析部 32により取得された受信部 ID (情報要求信号が受信された受信部 20に対応する受信部 ID)に対応する提供情報 IDが選択され、その提供情報 IDに対応する提供情報が特定される。これにより提供情報が選択されたことにもなる。 S5204では、前ステップで特定された提供情報が情報 DB22から読み出される。 S5205では、送信部 23によって、前ステツプで読み出された提供情報を含む信号が、 S5202で抽出された端末アドレス宛に無線送信される。これらの S5201乃至 S5305の処理によって、サーバ装置 2による提供情報を含む信号の送信が終了する。

[0339] 以上のように動作する第 21の構成例に係るサーバ装置 2により、例えば、複数の展示物がある場合に、各展示物に前述の受信部 20を各々設置することで、展示物毎に関連する情報を提供すること等が可能になる。

[0340] 上述の種々の構成例おいて、撮像機能付き端末装置に、前述の第 6の構成例（図 13参照）〖こ係る端末装置 1のように、情報シグナルセンサー 46と情報シグナルインジケータ 47を設けるようにすることも可能である。ここで、このような構成を有する撮像機能付き端末装置を、第 22の構成例に係る端末装置 51として説明する。

[0341] 図 53は、第 22の構成例に係る端末装置 51を示した図である。

同図において、端末装置 51は、既に図 13等を用いて説明した、情報シグナルセンサー 46と情報シグナルインジケータ 47を新たに備えている点力第 8の構成例（図 2 0参照）に係る端末装置 51と異なりその他の構成は同じである。

[0342] 図 54は、第 22の構成例に係る端末装置 51の動作例として、シャッターボタンが押下されて力情報要求信号の送信等が行われるまでの動作を示したフローチャートである。

[0343] 同図に示したように、本フローでは、 S5407の判定処理である、サーバ装置 2 (例えば図 13のサーバ装置)からの情報提供シグナルを検出中である力否かの判定処理力 SS5408の前段に加えられて、 S5407判定結果が NOの場合には、図 14の S1503 と同様に、 S5411で情報取得できないことが情報シグナルインジケータ 47によって利用者に通知される。それ以外は、図 21の S2201乃至 S2209の処理と同じである。すなわち、図 54の S5401乃至 S5402、 S5403乃至 S5404、 S5405乃至 S5406、 S5408乃至 S5410では、それぞれ図 21の S2201乃至 S2202、 S2203乃至 S220 4、 S2208乃至 S2209、 S2205乃至 S2207の処理と同様の処理力 S行われる。

[0344] これにより、本フローでは、シャッターボタンを兼ねる情報取得ボタン 4が押下されたときに、情報取得モードとして"撮像&情報取得モード"或いは"情報取得モード"が設定されていたときには、 S5408の処理である、コマンド生成部 13による端末アドレスの読み出しが行われる前に、 S5407の判定処理である、サーバ装置 2からの情報提供シグナルを検出中であるカゝ否かの判定が行われ、その判定結果が Yesの場合には S5408へ進み、 Noの場合には S5411で情報取得できないことがシグナルインジケータ 47により使用者に警告されて、本フローが終了するものである。

[0345] 以上、このように動作する第 22の構成例に係る端末装置 51により、例えば、 "撮像 &情報取得モード"が設定されてシャッターボタンが押下されたときに情報提供シグナルが検出されな力つた場合には、撮像のみを行わすようにすること等が可能になる。尚、この場合に、情報取得ができない旨を表示部 17に表示させるようにしても良い

[0346] 上述の種々の構成例おいて、端末装置は、サーバ装置 2から受信した情報が、情報が存在するネットワーク（例えばインターネット）上のアドレス情報（例えば URL)である場合に、そのアドレス情報が示すサーバ装置から、ネットワークを介して、提供情報を受信するようにすることも可能である。ここで、このような構成を有する端末装置を、第 23の構成例に係る端末装置 1として説明する。

[0347] 図 55は、第 23の構成例に係る端末装置 1を示した図である。同図において、端末装置 1は、受信部 15により取得された情報が取得したい情報が存在するサーバ装置のインターネット上のアドレス情報（サーバアドレス）であるか否かを判定するための分析を行う情報分析部 157と、情報分析部 157による分析により、受信された情報がサーバ装置のアドレス情報であると判定されたときに、そのァドレス情報宛にインターネットを介してダウンロード要求信号 (情報要求信号でもある）を送信し、そのアドレス情報のサーバ装置からインターネットを介してダウンロード要求信号に応じた提供情報を受信する送受信部 158を新たに備えている点が、第 1の構成例（図 2参照）に係る端末装置 1と異なりその他の構成は同じである。

[0348] 図 56は、第 23の構成例に係る端末装置 1の動作例として、当該端末装置 1が送信した情報要求信号の送信先であるサーバ装置 2から情報を受信したときに行われる動作を示したフローチャートである。

[0349] 同図において、サーバ装置 2から無線送信された信号が端末装置 1の受信部 15によって受信されると、 S5601では、情報分析部 157により受信された情報の分析が行われる。 S5602では、前ステップの分析により、受信された情報力 Sインターネット上の情報サーバ装置のアドレス情報である力否かの判定が行われ、その判定結果が Yes の場合に ίま S5605へ進み、 Noの場合に ίま S5603へ進む。 S5605で ίま、そのァドレス情報にある URLがアクセス先として指定され、送受信部 158によりダウンロード要求信号力インターネット経由で送信され、その要求信号に応じた提供情報力 Sインターネット経由で受信される。すなわち、インターネット経由で情報サーバ装置力提供情報のダウンロードが行われる。 S5606では、前ステップでダウンロードされた提供情報が情報メモリ 16に保存される。 S5607では、情報取得完了の通知が行われる。

[0350] 一方、 S5603では、受信された情報がサーバ装置のアドレス情報ではないので、その受信された情報がそのまま情報メモリ 16に保存され、 S5604では情報取得完了の通知が行われる。

[0351] 以上、このように動作する第 23の構成例に係る端末装置 1により、サーバ装置 2から受信した情報がアドレス情報 (例えば URL)であったときには、そのアドレス情報が示すサーバ装置から、ネットワーク（例えばインターネット）を介して、提供情報を取得することが可能になる。 [0352] 上述の種々の構成例お!/、て、端末装置は、サーバ装置 2から受信した情報を選別する情報選別手段を更に備えて、この情報選別手段が、受信した情報から取得すベき情報を選別し、この選別された情報を情報メモリ 16に保存させるようにすることも可能である。例えば、情報選別手段が選別する情報の選別基準を、使用者により指示' 設定された情報種別とし、この指示'設定された情報種別の情報のみを情報メモリ 16 に保存させるようにすることも可能である。ここで、このような構成を有する端末装置を、第 24の構成例に係る端末装置 1として説明する。

[0353] 図 57は、第 24の構成例に係る端末装置 1を示した図である。

同図において、端末装置 1は、既に図 22等を用いて説明した情報種別 SW66と、図 55を用いて説明した情報分析部 157を新たに備えている点が、第 1の構成例（図 2参照）に係る端末装置 1と異なりその他の構成は同じである。但し、本構成例に係る情報分析部 157は、受信した情報が使用者により指示'設定された情報種別であるか否か、すなわち情報種別 SW66により選択された情報種別識別コードに対応する情報種別であるか否かを判定するために、受信した情報の分析を行うものである。

[0354] 図 58は、第 24の構成例に係る端末装置 1とサーバ装置 2の動作例を示したフローチャートである。

同図におヽて、 S5801乃至 S5805及び S5810乃至 S5814の処理 ίま端末装置 1 の動作を示し、 S5806乃至 S5809の処理はサーノ装置 2 (ここでは、第 9の構成例（図 22参照）に係るサーバ装置 2とする）の動作を示している。

[0355] まず、 S5801では、図 3の S301の処理と同様の処理が行われる。続く S5802乃至 S5905では、図 23の S2405乃至 S2508の処理と同様の処理力行われる。これらの S5801乃至 S5805の処理によって端末装置 1による情報要求信号の送信が完了する。

[0356] 続いて、その端末装置 1から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 2の受信咅によって受信されると、続く S5806乃至 S5809では、図 23の S2411乃至 S24 14の処理と同様の処理が行われる。これらの S5806乃至 S5809の処理〖こよってサーバ装置 2による提供情報を含む信号の送信が完了する。

[0357] 続いて、そのサーバ装置 2から無線送信された提供情報を含む信号が端末装置 1 の受信部 15によって受信されると、続く S5810では、前ステップで取得された提供情報の分析が行われる。 S5811では、その提供情報が、使用者により指示'設定された情報種別である力否か、すなわち情報種別 SW66により選択された情報種別に対応する種別の情報であるか否かが判定され、その判定結果が Yesの場合には S581 2へ進み、 Noの場合に ίま S5814へ進む。 S5812乃至 S5813で ίま、図 56の S5603 乃至 S5604の処理と同様の処理が行われる。一方、 S5814では、受信した提供情報が、使用者により指示'設定された情報種別のものとは異なる旨の警告が行われる。尚、警告は、例えば、ディスプレイ 3への警告表示や、警告音や、或いは LED (不図示）の点灯，消灯，或いは点滅等によって行われる。

[0358] 以上、このように動作する第 24の構成例に係る端末装置 1により、サーバ装置 2から受信した情報を分析し、受信した情報が、使用者により指示 '設定された情報種別と異なる場合には、受信した情報を保存させないようにすることが可能になる。

[0359] 上述してきた端末装置 1、 lb、 lc、及び撮像機能付き端末装置 51の送信部 14は赤外線を用いて信号を送信するものであった力指向性の放射が可能なものであれば赤外線以外の例えば光を含む電磁波や超音波を含む音波を用いて信号を送信するものであっても良い。また、前述の送信部 14bについても、例えば光を含む電磁波や超音波を含む音波を用いて信号を送信するものであっても良い。この場合、信号に指向性を与える手段としては、光の場合にはレンズや凹面鏡等があり、電磁波の場合には複数の発信子を有したフーズドアレーアンテナ，パラボラアンテナ，電磁ホーンアンテナ，或いは八木アンテナ等があり、また超音波を含む音波の場合にも複数の発信子を備えたフェーズドアレーによる手段等がある。

[0360] 図 49は、電磁波或いは超音波を用いて信号を送信する際にその信号に指向性を与える手段の一例を示した図である。同図に示したように、その手段は、所謂フエ一ズドアレーであって、送信部 146、複数のディレー部 147、及び各ディレー部 147〖こ対応して設けられた複数の輻射子 148等を備えている。輻射子 148は、 2次元ァレ一状に配置され、各輻射子が放射する波動の位相をディレー部 147により調整して、このアレー状に配置された輻射子 148が放射する信号波の合成波面を所望の指向性を持つように形成するものである。この手段により無線送信される信号が所定の指向方向に所定広がりで送信されるようになる。

[0361] また、上述してきた端末装置 1、 lb、及び撮像機能付き端末装置 51において、アドレスメモリ 12に記憶されている自己アドレスは、例えば、 URLや電話番号であっても良い。

[0362] また、上述してきた端末装置 1、 lb、 lc、及び撮像機能付き端末装置 51の情報メモリ 16は、端末装置 1及び 51に内蔵されるものであつたが、着脱自在に構成されるものであっても良い。これにより、情報メモリ 16に記憶されている情報を外部読み出し装置によっても読み出すことが可能になる。

[0363] また、本実施例に係る情報提供システムに含まれる端末装置は、少なくとも上述してきた第 1乃至第 20の構成例に係る端末装置の何れかであり、また本システムに含まれるサーバ装置は、少なくとも上述してきた第 1乃至第 20の構成例に係るサーバ装置の何れかである。

[0364] また、上述してきた第 1乃至第 20と第 22乃至第 24の構成例に係る端末装置において、それらのうちの一つの端末装置が、他の端末装置が備えている機能或いは他の機器 (例えば携帯電話機や PDA等)が備えている機能を備えたものであっても良く、又は他の端末装置が備えて、る機能及び他の機器が備えて、る機能の両機能を備えたものであっても良い。

[0365] また、上述してきた第 1乃至第 21の構成例に係るサーバ装置において、それらのうちの一つのサーバ装置が、他のサーバ装置が備えて、る機能或いは他の機器が備えている機能を備えたものであっても良ぐ又は他のサーバ装置が備えている機能及び他の機器が備えて、る機能の両機能を備えたものであっても良、。

実施例 2

[0366] 図 59は、本発明の実施例 2に係る情報提供システムに含まれる、撮像機能付き携帯情報端末装置 (以下単に端末装置と!/、う）と情報提供サーバ装置 (以下単にサーバ装置と!/、う）の一例を示した図である。

[0367] 同図において、端末装置 201は、所望の情報を要求する装置であり、必要に応じて静止画或いは動画を撮影可能なように撮像機能も備えている。装置上面には、撮影した画像等を表示するためのディスプレイ 203と、情報取得動作の開始指示，撮影動作の開始指示，又は両動作の開始指示を行うための情報取得ボタン 204等を備えている。尚、情報取得ボタン 204は、撮影動作の開始指示を行うためのものでもあるので、いわゆるシャッターボタン（レリーズボタン)でもある。装置側面には、情報要求信号を無線送信 (赤外線送信)するための赤外発光子 205と撮影レンズ 206等を備えている。本装置では、この赤外発光子 205から無線送信される信号が、当該赤外発光子 205が向けられた方向に指向性を有するように構成されており、その指向方向となる赤外発光子 205が向けられた方向に信号が無線送信されるようになつている。また、その赤外発光子 205の指向方向と撮影レンズ 206が向けられた方向（撮影レンズ 206の光軸方向，撮影方向）とが同一方向になるようにもなつている。装置内部には、当該端末装置 201宛に無線送信 (電波送信)された情報を受信する等 t 、つたことを行うための内蔵アンテナ 207等を備えて、る。

[0368] 尚、本明細書では、無線という言葉をケーブルや光ファイバ一など伝送線を使用しな!ヽ「ワイヤレス」と、う意味で使用して！/、る。

一方、サーバ装置 202は、情報要求に応じて対応する情報を提供する装置であつて、予め提供可能な情報を記憶しており、無線送信 (赤外線送信)された、自己の方向に指向性を有する情報要求信号を受信するための赤外受光子 208と、情報要求に応じた情報を所定の送信先へ送信するための通信ケーブル 209と、情報要求に応じた情報の送信に係る送信結果情報等を無線送信 (電波送信)するためのアンテナ 210等を備えている。尚、前述の通信ケーブル 209を介して送信される情報要求に応じた情報を、必要に応じて、アンテナ 210から送信させるようにすることも可能である。また、通信ケーブル 209は、有線，無線，又は有線及び無線を介して、インターネットやイントラネット等の各種の通信ネットワークに接続されており、サーバ装置 202 は、この通信ケーブル 209に接続されている送信先となる装置に、情報要求に応じた情報を送信できるようになって、る。

[0369] 本システムにおいて、端末装置 201は情報を要求する者 (以下これを情報要求者という）により携帯され、サーバ装置 202は情報を提供する者 (以下これを情報提供者という）に対応して設けられている。

[0370] 尚、情報提供者は、例えば、展示会の出展者，セミナーの講演者，それらの主催者等、広く不特定の対象に情報を提供したいと欲している者であり、この場合に、例えば、出展者は出展品等に関する情報を提供し、講演者は講演内容等に関する情報を提供し、主催者は主催内容等に関する情報を提供する。

[0371] 本システムにおいて、情報要求者が端末装置 201を用いて情報提供者に対応して設けられているサーバ装置 202に対し所望の情報を要求し取得するときの基本動作は次のようになる。

[0372] まず、情報要求者が、端末装置 201の赤外発光子 205を所望の情報を提供しているサーバ装置 202の赤外受光子 208へ向けて情報取得ボタン 204を押下して情報取得動作を開始させると、予め情報要求者により指定 (設定)されている送信先ァドレスと当該端末装置 201の端末アドレスを含む情報要求信号が、端末装置 201の赤外発光子 205からサーバ装置 202へ無線送信される。尚、送信先アドレスは、提供情報の送信先を指定するアドレスである。

[0373] 一方、サーバ装置 202では、その情報要求信号が赤外受光子 208により受信されると、予め記憶されている情報の中からその情報要求に応じた提供情報が読み出され、その提供情報が、情報要求信号に含まれていた送信先アドレス宛に通信ケープル 209を介して送信される。また、その送信に係る送信結果情報が、情報要求信号に含まれていた端末アドレス宛にアンテナ 210から無線送信される。

[0374] 端末装置 201では、その送信結果情報が内蔵アンテナ 207により受信されると、その送信結果情報に基づいて、提供情報が送信先アドレスに送信された旨の通知が、音声アラーム (不図示）による確認音の再生等によって行われる。これにより、情報要求者は提供情報が送信先アドレスに送信されたことを知ることができる。そして、後に、情報要求者がその送信先アドレスにアクセスすることで、その提供情報の取得が可會になる。

[0375] 例えば、展示会等において、各出展者の展示ブースに出展品等に関する情報を提供するサーバ装置 202がそれぞれ設けられている場合に、情報要求者が所定の出展者の展示ブースにてその出展品に関する情報を取得しょうとするときには、携帯している端末装置 201の赤外発光子 205をその出展品の脇に設けられているサーバ装置 202の赤外受光子 208へ向けて情報取得ボタン 204を押下して情報取得動作を行わせ、そして提供情報が送信された旨の通知を確認した後、指定した送信先ァドレスにアクセスすることで、その提供情報の取得が可能になる。

[0376] また、例えば、セミナー会場等において、講演内容等に関する情報を提供するサーバ装置 202が設けられている場合に、情報要求者が所望の講演者の講演内容 (例えば OHPデータ)等に関する情報を取得しょうとするときには、サーバ装置 202の赤外受光子 208が仕込まれている演台に端末装置 201の赤外発光子 205を向けて情報取得ボタン 204を押下して情報取得動作を行わせ、そして提供情報が送信された旨の通知を確認した後、指定した送信先アドレスにアクセスすることで、その提供情報の取得が可能になる。

[0377] このように、本システムによれば、至近距離に、る不特定多数への情報提供が可能になり、情報要求者は、 URLや電話番号等といった情報取得先を特定するための情報を予め知っておく必要はなく簡便かつ自由に情報を取得することができる。また、本システムでは、端末装置 201やサーバ装置 202を一括して管理する等と、つた特別な管理を要しな、ので、適用範囲に制限のな、システムを実現することができる。

[0378] 次に、上述した端末装置 201とサーバ装置 202の構成及び動作について詳細に説明する。

まず、第 25の構成例となる端末装置 201とサーバ装置 202の構成について説明する。本構成例は、本システムに含まれる端末装置 201とサーバ装置 202の基本的な構成を示したものである。

[0379] 図 60は、その第 25の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 201は、シャッターボタンを兼ねる情報取得ボタン 204が押下されることによって ONしてトリガ信号を情報取得モード SW211へ出力させるシャッタースィッチ 212と、トリガ信号が入力された時に、使用者 (情報要求者）により予め指示 '設定されている情報取得モードに応じてトリガ信号をコマンド生成部 213,撮像部 214,又はコマンド生成部 213及び撮像部 214の両方，の何れかへ出力させる情報取得モード SW211と、トリガ信号が入力された時に撮影レンズ 206を介して被写体を撮像して画像データ (静止画或いは動画に係る画像データ）を取得する撮像部 214と、撮像部 214により得られた画像データが記憶されるメモリ 215と、設定されて、る情報取得モードや撮像部 214により得られた画像データに基づく画像或いはメモリ 215に記憶されてヽる画像データに基づく画像等をディスプレイ 203に表示する表示部 216と、当該端末装置 201の自己アドレス（以下これを端末アドレスという）が記憶されているアドレスメモリ 217と、予め使用者により設定されている一つ又は複数の送信先アドレスが記憶されている送信先情報メモリ 218と、トリガ信号が入力された時にアドレスメモリ 217から読み出した端末アドレスと送信先情報メモリ 218から読み出した送信先アドレスを含む情報要求信号を生成するコマンド生成部 213と、コマンド生成部 213により生成された情報要求信号を赤外発光子 205から無線送信 (赤外線送信)する赤外送信部 219と、当該端末装置 201の自己アドレス宛に無線送信された信号を内蔵アンテナ 207により受信し該信号に含まれる情報を取得する電波受信部 220と、電波受信部 220により取得された情報に含まれている送信結果情報を解析する送信結果解析部 212と、送信結果解析部 212による解析結果に応じて音声アラーム (不図示）による確認音の再生等を行うアラーム部 222等を備えている。尚、前述の赤外送信部 219は指向性を有しており、指向方向となる赤外発光子 205が向けられた方向へ信号を無線送信することができるようになって!/、る。

[0380] 尚、前述の端末アドレスを、例えば URL又は電話番号等とすることも可能である。

また、前述の送信先アドレスを、例えば電子メールアドレス、 URL、又は電話番号等とすることち可會である。

[0381] また、端末装置 201は、コントローラ（CPU) 223とコントロールプログラムが記憶されているプログラムメモリ 224を備えており、コントローラ 223がプログラムメモリ 224に記憶されているコントロールプログラムを実行することによって端末装置 201全体の動作が制御されるようになって、る。

[0382] 一方、サーバ装置 202は、無線送信 (赤外線送信)された情報要求信号を赤外受光子 208を介して受信する赤外受信部 225と、赤外受信部 225により受信された情報要求信号を分析し該情報要求信号力端末アドレスを抽出するコマンド分析部 22 6と、コマンド分析部 226により分析された情報要求信号力も送信先アドレスを抽出する送信先情報抽出部 227と、提供する情報が記憶されている情報 DB (データべ一ス） 28と、情報要求信号に応じて情報 DB228から読み出された情報を含む信号を通信ケーブル 209 (或いは必要に応じてアンテナ 210)を介して送信先情報抽出部 2 27により抽出された送信先アドレス宛に送信する提供情報送信部 229と、提供情報送信部 229による信号の送信に係る送信結果情報をアンテナ 210からコマンド分析部 226により抽出された端末アドレス宛に無線送信 (電波送信)する電波送信部 230 等を備えている。

[0383] また、サーバ装置 202は、コントローラ（CPU) 231とコントロールプログラムが記憶されているプログラムメモリ 232を備えており、コントローラ 231がプログラムメモリ 232 に記憶されているコントロールプログラムを実行することによってサーバ装置 202全体の動作が制御されるようになって、る。

[0384] 尚、本構成例に係るサーバ装置 202において、送信先情報抽出部 227を省いて、コマンド分析部 226が、その送信先情報抽出部 227の代わりに、情報要求信号から送信先アドレスを抽出するように構成することも可能である。

[0385] 図 61は、第 25の構成例である端末装置 201とサーバ装置 202の動作例を示したフローチャートである。

同図において S1乃至 S10及び S16の処理は端末装置 201の動作を示し、 S11乃至 S 15の処理はサーバ装置 202の動作を示して!/、る。

[0386] まず、 S1では、端末装置 201の撮影レンズ 206が被写体に向けられ、シャツターボタンを兼ねる情報取得ボタン 204の押下が検出される。これにより、シャッタースイツチ 212が ONされてトリガ信号が情報取得モード SW211に入力される。 S2では、使用者 (情報要求者)により指示'設定されている情報取得モードが判別され、その判別結果が、撮像動作と情報取得動作の両動作を指示する"撮像&情報取得モード" であるときには、情報取得モード SW211によってトリガ信号が撮像部 214とコマンド生成部 213のそれぞれに入力されて S3へ進み、情報取得動作を指示する"情報取得モード"であるときには、情報取得モード SW211によってトリガ信号がコマンド生成部 213に入力されて S5及び S6へ進み、撮像動作を指示する"撮像モード"であるときには、情報取得モード SW211によってトリガ信号が撮像部 214に入力されて S9へ進む。

[0387] "撮像&情報取得モード"の場合、 S3では、撮像部 214による被写体の撮像が行われ画像の撮影が行われる。但し、ここでは、撮影レンズ 206が向けられた方向、すなわち赤外発光子 205の指向方向に、サーバ装置 202が設けられて、たものとする。続く S4では、前ステップでの撮像により得られた画像データ (画像）がメモリ 215に保存される。但し、この画像データの保存の際には、後に、この画像データとこれから取得される情報との関連付けが可能になるように、対応する識別情報が付加されて保存される。また、その他、この画像データが撮影により得られたときの撮像条件 (シャッタースピード，ホワイトバランス値等）に関する情報も付加されて保存される。続く S5及び S6の処理は並列に行われ、 S5では、使用者により予め設定されている送信先アドレスが送信先情報アドレス 18から読み出され、 S6では、端末アドレスがァドレスメモリ 217から読み出される。

[0388] 尚、この S5と S6の処理を直列に行うことも可能である。

続く S7では、 S5で読み出された送信先アドレスと S6で読み出された端末アドレスを含む情報要求信号が生成される。 S8では、前ステップで生成された情報要求信号が赤外送信部 219によって無線送信 (赤外線送信）される。これらの S3乃至 S8の処理によって、端末装置 201による、画像の取得及び情報要求信号の送信が完了する

[0389] 又は、 "情報取得モード"の場合、続く S5乃至 S8の処理は前述の通りである。これらの S5乃至 S8の処理によって端末装置 201による情報要求信号の送信が完了する又は、 "撮像モード"の場合、 S9では、撮像部 214による被写体の撮像が行われ画像の撮影が行われる。 S10では、撮像された被写体に応じた画像データ (画像）がメモリ 215に保存される。但し、この保存の際には、この画像データが撮影により得られたときの撮像条件 (シャッタースピード，ホワイトバランス値等）に関する情報が付加されて保存される。これらの S9乃至 S10の処理によって端末装置 201による画像の取得が完了する。

[0390] 続いて、その端末装置 201から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 202の赤外受信部 225によって受信されると、続く S11と S12乃至 S14の処理が並列に行われる。 S11では、情報要求信号が分析され情報要求信号力端末アドレスが抽出される。 S12では、分析された情報要求信号力も送信先アドレスが抽出される。 S13 では、情報 DB228から情報要求信号に応じた情報が読み出される。 S14では、提供情報送信部 229によって、前ステップで読み出された情報を含む信号が、 S12で抽出された送信先アドレス宛に送信される。ここで、 S12で抽出された送信先アドレスが複数であったときには、複数の送信先へ送られることになる。

[0391] 尚、前述の S11と S12乃至 S14の処理を直列に行うことも可能である。

続く S15では、電波送信部 230によって、 S 14で行われた信号の送信に係る送信結果情報を含む信号が、 S11で抽出された端末アドレス宛に無線送信される。尚、このときの送信結果情報は、提供情報が送信された旨の通知を行うための情報である。これらの S11乃至 S15の処理によってサーバ装置 202による提供情報を含む信号及び送信結果情報を含む信号の送信が完了する。

[0392] 続、て、そのサーバ装置 202から無線送信された送信結果情報を含む信号が端末装置 201の電波受信部 220によって受信され、その送信結果情報が取得されると、 S16では、その送信結果情報が送信結果解析部 212により解析され、その解析結果に応じて、アラーム部 222による音声アラームによる通知が行われる。ここでは、提供情報が送信された旨の通知が行われる。これにより、端末装置 201の使用者は、提供情報が指定した送信先アドレスに送信されたことを確認することができる。この S 16の処理によって端末装置 201による送信結果情報の取得が完了する。尚、アラーム部 222は、 LCD等による視覚的なアラームでも良ぐ表示部 216にメッセージを表示させるようなものでも良い。

[0393] 以上の第 25の構成例に係る動作により、使用者力撮像&情報取得モード"又は" 情報取得モード"を設定した後に端末装置 201の赤外発光子 205をサーバ装置 202 の赤外受光子 208へ向けて情報取得ボタン 204を押下することによって、提供情報が指定した送信先アドレス宛に送信されるようになり、後に、使用者がその送信先アドレスにアクセスすることで、その提供情報の取得が可能になる。

[0394] 尚、本構成例に係る動作にお!、て、情報要求信号に送信先アドレスが含まれてヽなかったときには、サーバ装置 202は、 S11で抽出された端末アドレスを送信先アドレスとして、端末アドレス宛に提供情報を含む信号を送信するように構成することも可能である。また、送信先アドレスに端末アドレスを含めて端末装置 201に提供情報を直接送信することも可能になる。この場合には、提供情報の送信に係る情報を、提供情報を含む信号に含めて、一緒に送信することも可能である。

[0395] 続いて、第 26の構成例となる端末装置 201とサーバ装置 202の構成について説明する。本構成例は、同一送信先へ同一の提供情報が重複して送信されるのを防止すると共に、情報の種別に応じた提供情報を送信するようにした構成である。

[0396] 図 62は、その第 26の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 201は、使用者 (情報要求者）により予め指示 '設定されている情報種別に応じて対応する情報種別識別コード (情報の種別に係る情報)を選択する情報種別 SW236を新たに備えている点が、第 25の構成例（図 60参照）に係る端末装置 201と異なりその他の構成は同じである。但し、第 26の構成例に係るコマンド生成部 213は、トリガ信号が入力された時に、アドレスメモリ 217から読み出した端末アドレスと送信先情報メモリ 218から読み出した送信先アドレスと情報種別 SW 236により選択された情報種別識別コードを含む情報要求信号を生成する。

[0397] 尚、情報種別は、例えば、（1)通常情報，要約情報，情報が存在するネットワークのアドレス情報 (情報にアクセスするための URL等の情報)などの情報の容量 (データ容量，データサイズ)が異なる種別、（2)画像情報，映像情報，音声情報，テキスト情報等の情報の形態が異なる種別、 (3)JPEG, TEXTなど情報のファイル形式が異なる種別、（4)レストランのメニュー情報，時刻表情報等の情報の中身が異なる種別、 ( 5)技術情報，営業情報，企業情報等の情報のカテゴリが異なる種別、等である。

[0398] 一方、サーバ装置 202は、コマンド分析部 226により分析された情報要求信号から情報種別識別コードを抽出する情報種別抽出部 237と、提供情報送信部 229が送信先アドレス宛に情報を送信したときの、その送信先アドレスとその送信した情報を特定するためのその情報の情報が関連付けされて記憶される情報提供履歴 DB2 38とを新たに備えている点力第 25の構成例に係るサーバ装置 202と異なりその他の構成は同じである。尚、この情報提供履歴 DB238は、情報提供履歴として記憶している、関連付けされている送信先アドレス及び情報の HD情報と、提供しょうとしている情報とその送信先アドレスを基に、情報提供可否の判定を行う。但し、第 26の構成例に係る情報 DB228には、予め各情報種別識別コードに対応する情報及びその情報を特定するための情報の Iひ f青報等が記憶されており、提供する情報として情報 D B228から読み出される情報は、情報種別抽出部 237により抽出された情報種別識別コードに応じた情報になる。また、提供情報送信部 229は、送信先情報抽出部 22 7により抽出された送信先アドレスと、情報種別抽出部 237により抽出された情報種別識別コードに応じて情報 DB228から読み出された情報の情報とが、関連付けされて情報提供履歴 DB238に記憶されていない場合には、送信が許可されて、その送信先アドレス宛にその情報を送信し、それらが記憶されていた場合には、送信が禁止されて、その送信先アドレス宛にその情報を送信しない。

[0399] 尚、本構成例に係るサーバ装置 202において、送信先情報抽出部 227と情報種別抽出部 237を省いて、コマンド分析部 226が、その送信先情報抽出部 227と情報種別抽出部 237の代わりに、情報要求信号から送信先アドレスと情報種別識別コードを抽出するように構成することも可能である。

[0400] 図 63は、第 26の構成例である端末装置 201とサーバ装置 202の動作例を示したフローチャートである。

同図において S21乃至 S22及び S31の処理は端末装置 201の動作を示し、 S23 乃至 S30の処理はサーバ装置 202の動作を示して!/、る。

[0401] 本例は、情報取得モードとして"撮像&情報取得モード"又は"情報取得モード"が設定され、また情報種別として所望の情報種別が指示'設定されて、情報取得ボタン 204が押下されたときに行われる処理である。

[0402] まず、 "撮像&情報取得モード"が設定されていた場合には図 61の S3乃至 S6の処理が行われた後、又は"情報取得モード"が設定されていた場合には図 61の S5乃至 S6の処理が行われ、続いて、 S21では、アドレスメモリ 217から読み出された端末ァドレスと、送信先情報メモリ 218から読み出された送信先アドレスと、指示'設定されている情報種別に応じて情報種別 SW236により選択されている情報種別識別コードと、を含む情報要求信号が生成される。 S22では、前ステップで生成された情報要求信号が赤外送信部 219によって無線送信 (赤外線送信）される。これらの S21乃至 S 22の処理によって、端末装置 201による情報要求信号の送信が完了する。 [0403] 続いて、その端末装置 201から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 202の赤外受信部 225によって受信されると、続く、 S23と S24と S25乃至 S26の処理力 S並列に行われる。まず S23では、図 61の S11と同様の処理が行われて S30へ進む。 S 24では、図 61の S12と同様の処理が行われて S27へ処理が進む。 S25では、分析された情報要求信号力も情報種別識別コードが抽出され、 S26では、提供情報として情報種別識別コードに応じた情報とその情報とが情報 DB228から読み出され、 S27へ進む。

[0404] 尚、これらの S23と S24と S25乃至 S26の処理を直列に行うことも可能である。

続いて S27の処理が行われ、そこでは、 S24で抽出された送信先アドレスと S26で読み出された情報とが関連付けされて情報提供履歴 DB238に既に記憶されている力否かが判定されることによって、 S26で読み出された情報種別識別コードに応じた情報が S24で読み出された送信先アドレス宛に送信済みである力否かが判定され、その判定結果が送信済みである場合には S30へ進み、その判定結果が送信済みでな、 (未送信である）場合には S28へ進む。

[0405] この S27の判定結果が未送信である場合、まず、 S28では、 S26で読み出された情報種別識別コードに応じた情報を含む信号が、 S24で抽出された送信先アドレス宛に送信される。続く S29と S30の処理は並列に行われ、 S29では、 S28で行われた送信に係る、送信先アドレスと送信された情報の Iひ報とが関連付けされて情報提供履歴 DB238に記憶され、 S30では、提供情報の送信が行われた旨を通知する送信結果情報を含む信号が、 S23で抽出された端末アドレス宛に無線送信される。このような S27の判定結果が未送信である場合の処理によって、サーバ装置 202による、提供情報を含む信号及び送信結果情報を含む信号の送信が完了する。

[0406] 尚、前述の S29と S30の処理を直列に行うことも可能である。

又は、 S27の判定結果が送信済みである場合、 S30では、提供情報の送信が行われな力つた旨を通知する送信結果情報を含む信号が、 S23で抽出された端末アドレス宛に無線送信される。これにより、サーバ装置 202による送信結果情報を含む信号の送信が完了する。

[0407] 続、て、そのサーバ装置 202から無線送信された送信結果情報を含む信号が端末装置 201の電波受信部 220によって受信され、その送信結果情報が取得されると、 S31では、その送信結果情報が送信結果解析部 212により解析され、その解析結果に応じた、すなわち提供情報の送信が行われたか或、は行われな力つたかに応じた、アラーム部 222による音声アラームによる通知が行われる。これにより、端末装置 201の使用者は、提供情報が送信先アドレスに送信されたか否かを確認することができる。また、提供情報が送信されなカゝつたことを確認することで、既にその提供情報が取得済みであったことを確認することができる。このような S31の処理によって端末装置 201による送信結果情報の取得が完了する。

[0408] 以上の第 26の構成例に係る動作により、使用者が情報取得モードとして"撮像& 情報取得モード"又は"情報取得モード"を設定し、また要求する情報の種別として所望の情報種別を設定した後に、端末装置 201の赤外発光子 205をサーバ装置 202 の赤外受光子 208へ向けて情報取得ボタン 204を押下することによって、その情報種別に応じた提供情報が、指定した送信先アドレス宛に送信されるようになり、後に、使用者がその送信先アドレスにアクセスすることで、その提供情報の取得が可能になる。よって、例えば、要求する情報の種別が明確な場合には、目的の種別のみを取得するように情報種別を設定しておくことで、不要な情報が取得されるのを防止することができる。尚、設定する情報種別は、 1種類に限らず複数種類設定することも可能である。これにより、設定した複数の情報種別に応じた複数の提供情報の取得が可會になる。

[0409] また、設定した情報種別に応じた提供情報が送信先アドレス宛に送信される際に、既に、その送信先アドレスとその提供情報の情報が関連付けされて情報提供履歴

DB238に記憶されていた場合には、その送信が禁止されるようになるので、同一送信先へ同一の提供情報が重複して送信されるのを防止することができる。

[0410] 尚、本構成例に係る動作において、例えば、端末装置 201にて情報種別として端末装置 201が受信可能な情報の容量が設定され、その情報種別に応じた情報種別識別コードと端末アドレスを含みかつ送信先アドレスを含まない情報要求信号が送信されたときには、サーバ装置 202は、その情報要求信号に含まれている端末アドレスを送信先アドレスとし、その端末アドレス宛に、その情報種別に応じた情報を送信するようにすることも可能である。この場合、例えば、サーバ装置 202では電波送信部 230がその情報種別に応じた情報を送信し、端末装置 201では電波受信部 220 がその送信された情報種別に応じた情報を受信しその情報力^モリ 215に記憶されるよつになる。

[0411] また、本構成例に係るサーバ装置 202は、要求された情報種別に応じて、対応する情報を提供するものであるので、情報 DB228には提供する情報が複数種類記憶されていたが、例えば、提供する情報が一種類のみである場合、すなわち情報 DB22 8に一種類の情報のみが記憶されている場合には、前述の S27においての送信済みであるか否かの判定を、送信先アドレスのみによって判定するようにすることも可能である。この場合、提供情報送信部 229が送信先アドレス宛に提供情報を送信した際には、その送信先アドレスのみが提供情報履歴 DB38に記憶されるようになり、提供情報送信部 229が送信先アドレス宛に提供情報を送信する際には、その送信先アドレスが提供情報履歴 DB38に記憶されている力否かに応じて、その送信が禁止或いは許可されるようになる。

[0412] また、本構成例に係るサーバ装置 202において、例えば、情報要求信号から抽出された情報種別識別コードに応じた情報が情報 DB228に記憶されていな力つた場合には、その情報種別識別コードに応じた情報を提供可能な他の装置から、その情報種別識別コードに応じた情報及び必要に応じてその情報を取得するようにすることも可能である。この場合、サーバ装置 202は、例えば、前述の他の装置を特定するための装置特定部と情報種別に係る送信部及び受信部を新たに備える等して、情報種別に係る送信部が、その情報種別識別コードを含む信号を装置特定部により特定された他の装置へ送信し、情報種別に係る受信部が、その特定された他の装置からその情報種別識別コードに応じた情報及び必要に応じてその情報を受信するようにする。尚、これらの送受信は、アンテナ 210或いは通信ケーブル 209を介して行われる。

[0413] 続いて、第 27の構成例となる端末装置 201とサーバ装置 202の構成について説明する。本構成例は、使用者情報の開示レベル等に応じて、対応する提供情報を送信するようにした構成である。 [0414] 図 64は、その第 27の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 201は、当該端末装置 201の使用者 (情報要求者)の情報が記憶されている使用者情報メモリ 241と、使用者による指示に応じて使用者情報メモリ 241から読み出す使用者情報の開示レベルを設定する使用者情報開示レべル SW242とを新たに備えている点が、第 25の構成例（図 60参照）に係る端末装置 2 01と異なりその他の構成は同じである。但し、第 27の構成例に係るコマンド生成部 2 13は、トリガ信号が入力された時に、アドレスメモリ 217から読み出した端末アドレスと、送信先情報メモリ 218から読み出した送信先アドレスと、使用者情報開示レベル S W242により設定されている使用者情報開示レベルに応じて使用者情報メモリ 241 から読み出した使用者情報と、を含む情報要求信号を生成する。尚、このときに、秘密保持の観点から、情報要求信号に含まれる使用者情報を暗号ィ匕するようにすることも可能である。この使用者情報とは、使用者の氏名，会社名，電子メールアドレスの他、使用者が入会している団体 (例えば学会や友の会等)の会員番号や、使用者が所有している電子機器のユーザ番号等を含む情報のことである。一方、サーバ装置 202は、情報要求信号から抽出された使用者情報に基づいて使用者情報のレべルを分析する使用者情報レベル分析部 243と、情報要求信号力抽出された使用者情報等が記憶される顧客情報 DB244とを新たに備えている点が、第 25の構成例に係るサーバ装置 202と異なりその他の構成は同じである。但し、第 27の構成例に係るサーバ装置 202では、提供する情報として情報 DB228から読み出される情報は、使用者情報レベル分析部 243により分析された使用者情報のレベルに応じた情報になる。

[0415] ここで、この使用者情報のレベルは、情報要求信号から抽出された使用者情報の開示レベル (開示内容)や、その使用者情報により特定される使用者が過去に何回程度情報要求しているかということや、その使用者情報により特定される使用者が顧客情報 DB244に特別の者 (例えば友の会の会員等）として登録されている力、等といったことに基づいて判別 (決定)されるものである。例えば、その使用者情報により特定される使用者が顧客情報 DB244に登録されて、な力つたとき、すなわち初めて情報要求を行ってきた者であるとき等には、使用者情報のレベルが低となり、提供する情報として情報 DB228から読み出される情報がより大ま力な情報になる。又は、その使用者情報により特定される使用者が特別の者として登録されていたときや、その使用者が過去に多数回情報要求を行っていた者であるとき等には、使用者情報のレベルが高となり、提供する情報として情報 DB228から読み出される情報がより詳細な情報になる。また、このときに、提供する情報が機密に関する情報であるとき等には、必要に応じて、その提供する情報を暗号ィ匕することも可能である。

[0416] また、本構成例に係るサーバ装置 202は、必要に応じて、顧客情報 DB244と同一の機能を有する外部サーバ装置 (例えば同図の外部サーバ装置 245)と通信を行うことが可能になっており、顧客情報 DB244に対して行う動作と同一の動作をその外部サーバ装置 245に対して行うことが可能になっている。尚、サーバ装置 202と外部サーバ装置 245との間の情報の送受信は、通信ケーブル 209或いはアンテナ 210を介して行われる。

[0417] 図 65は、第 27の構成例である端末装置 201とサーバ装置 202の動作例を示したフローチャートである。

同図において S41乃至 S51及び S60の処理は端末装置 201の動作を示し、 S52 乃至 S59の処理はサーバ装置 202の動作を示して!/、る。

[0418] まず、 S41乃至 S42では、図 61の S1乃至 S2と同様の処理が行われ、情報取得モ一ドカ撮像&情報取得モード"であるときには S43へ進み、"情報取得モード"であるときには S45へ進み、 "撮像モード"であるときには S50へ進む。

[0419] "撮像&情報取得モード"の場合、続く S43乃至乃至 S46では、図 61の S3乃至 S6 と同様の処理が行われる。続く S47では、使用者による指示に応じて使用者情報開示レベル SW242により設定されている使用者情報の開示レベルに応じた使用者情報が使用者情報メモリ 241から読み出される。

[0420] 尚、本例では、 S45と S46と S47の処理力 S並列〖こ行われている力 S、これらの処理を直列に行うことも可能である。

続く S48では、 S45で読み出された送信先アドレスと S46で読み出された端末アドレスと S47で読み出された使用者情報を含む情報要求信号が生成される。 S49では、図 61の S8と同様の処理が行われる。これらの S43乃至 S49の処理〖こよって、端末装置 201による、画像の取得及び情報要求信号の送信が完了する。

[0421] 又は、 "情報取得モード"の場合、続く S45乃至 S49の処理は前述の通りである。これらの S45乃至 S49の処理によって端末装置 201による情報要求信号の送信が完了する。

[0422] 又は、 "撮像モード"の場合、続く S50乃至 S51では、図 61の S9乃至 S10の処理と同様の処理が行われる。これらの S50乃至 S51の処理によって端末装置 201による画像の取得が完了する。

[0423] 続いて、その端末装置 201から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 202の赤外受信部 225によって受信されると、続く S52と S53と S54乃至 S57の処理力 S並列に行われる。まず、 S52では、図 61の 311と同様の処理が行われて S59へ進む。 S5 3では、図 61の S12と同様の処理が行われて S58へ進む。 S54では、コマンド分析部 226によって情報要求信号力も使用者情報が抽出される。 S55では、顧客情報 D B244 (或いは外部サーバ装置 245であっても良い）に使用者情報が登録される。伹し、その使用者情報が既に登録されていた場合、すなわちその使用者情報により特定される使用者が 2回目以降の情報要求を行ってきた場合等には、その登録は行われず、その使用者情報により特定される使用者の情報要求が履歴として記録される。 S56では、使用者情報レベル分析部 243によりその使用者情報の分析が行われ、その使用者情報の開示レベルが判別されて使用者に提供する情報のレベルが決定される。そして、その使用者に提供する情報のレベルに応じた情報が情報 DB228に記憶されている情報の中から選択される。 S57では、送信する提供情報として、前ステツプで選択された情報が情報 DB228から読み出されて S58へ進む。

[0424] 尚、これらの 712と S53と S54乃至 S57の処理を直列に行うことも可能である。

続く S58では、提供情報送信部 229によって、 S57で読み出された情報を含む信号力 S53で抽出された送信先アドレス宛に送信される。これにより、サーバ装置 20 2による提供情報を含む信号の送信が完了する。続く S59では、電波送信部 230〖こよって、 S58で行われた信号の送信に係る送信結果情報を含む信号が、 S52で抽出された端末アドレス宛に無線送信される。尚、このときの送信結果情報は、提供情報が送信された旨の通知を行うための情報である。これにより、サーバ装置 202による送信結果情報を含む信号の送信が完了する。

[0425] 続、て、そのサーバ装置 202から無線送信された送信結果情報を含む信号が端末装置 201の電波受信部 220によって受信され、その送信結果情報が取得されると、 S60では、図 61の S16と同様の処理が行われる。この S60の処理によって端末装置 201による送信結果情報の取得が完了する。

[0426] 以上の第 27の構成例に係る動作により、使用者が情報取得モードとして"撮像& 情報取得モード"又は"情報取得モード"を設定し、また使用者情報の開示レベルとして所望の開示レベルを設定した後に、端末装置 201の赤外発光子 205をサーバ装置 202の赤外受光子 208へ向けて情報取得ボタン 204を押下することによって、その開示レベルに応じた使用者情報に基づく提供情報が指定した送信先アドレス宛に送信されるようになり、後に、使用者がその送信先アドレスにアクセスすることで、その提供情報の取得が可能になる。

[0427] 続いて、第 28の構成例となる端末装置 201とサーバ装置 202の構成について説明する。本構成例は、提供情報を送信する際に、端末装置 201に関する付加情報 (例えば更新プログラム等）を一緒に送信するようにした構成である。

[0428] 図 66は、その第 28の構成例を示した図である。

同図において、端末装置 201は、当該端末装置 201の機器情報が記憶される機器情報メモリ 256を新たに備えると共に、送信先情報メモリ 218と送信結果解析部 212 とアラーム部 222が省かれている点が、第 25の構成例（図 60参照）に係る端末装置 201と異なりその他の構成は同じである。但し、第 28の構成例に係るコマンド生成部 213は、アドレスメモリ 217から読み出した端末アドレスと、機器情報メモリ 256から読み出した機器情報と、を含む情報要求信号を生成する。また、電波受信部 220により受信された情報は、メモリ 215に記憶される。尚、機器情報には、少なくとも、端末装置 201のメーカー名、機種番号、製品シリアル番号、又はファームウェアのバージョン情報の、ずれか一つ又は複数が含まれる。

[0429] 一方、サーバ装置 202は、抽出された機器情報を分析してその機器情報に関する付加情報を提供してヽる機器情報提供サーバ装置を特定する等とヽつたことを行う機器情報分析部 257と、機器情報分析部 257により特定された機器情報提供サーバ装置 (例えば図 66のサーバ装置 60)宛に、その機器情報に関する付加情報を要求するための、その機器情報を含む付加情報要求信号を送信する付加情報要求送信部 258と、その機器情報提供サーバ装置からその付加情報要求信号に応じた付加情報を受信する付加情報受信部 259とを新たに備えると共に、送信先情報抽出部 227及び電波送信部 230が省かれている点力第 25の構成例に係るサーバ装置 2 02と異なりその他の構成は同じである。但し、第 28の構成例に係るサーバ装置 202 において、コマンド分析部 226は、情報要求信号から更に機器情報を抽出する。また、提供情報送信部 229は、提供情報と共に付加情報受信部 259により受信された付加情報も一緒に端末装置 201宛に送信する。

[0430] また、機器情報に関する付加情報を提供して!/、る機器情報提供サーバ装置の一例として示したサーバ装置 60は、付加情報要求信号を受信する要求受信部 261と、各種の機器情報に応じた付加情報が記憶されて、る機器情報 DB262と、付加情報要求信号力も抽出された機器情報に応じて機器情報 DB262から読み出された付加情報を要求元 (付加情報要求信号の送信元)宛に送信する要求送信部 263等を備えている。

[0431] 図 67は、第 28の構成例である端末装置 201とサーバ装置 202の動作例を示したフローチャートである。

同図において S71乃至 S80及び S87の処理は端末装置 201の動作を示し、 S81 乃至 S84及び S86の処理はサーバ装置 202の動作を示し、 S85の処理は機器情報提供サーバ装置（本フローでは、図 66のサーバ装置 60とする）の動作を示して!/、る。

[0432] まず、 S71乃至 S72では、図 61の S1乃至 S2と同様の処理が行われ、情報取得モ一ドカ撮像&情報取得モード"であるときには S73へ進み、"情報取得モード"であるときには S75へ進み、 "撮像モード"であるときには S79へ進む。

[0433] "撮像&情報取得モード"の場合、続く S73乃至 S75では、図 61の S3乃至 S4及び S6と同様の処理が行われる。続く S76では、機器情報メモリ 256から機器情報が読み出される。

[0434] 尚、本例では、 S75と S76の処理が並列に行われている力これらの処理を直列に行うことも可能である。続く S77では、 S75で読み出された端末アドレスと S76で読み出された機器情報を含む情報要求信号が生成される。 S78では、図 61の S8と同様の処理が行われる。これらの S73乃至 S78の処理によって、端末装置 201による、画像の取得及び情報要求信号の送信が完了する。

[0435] 又は、 "情報取得モード"の場合、続く S75乃至 S78の処理は前述の通りである。これらの S75乃至 S78の処理によって端末装置 201による情報要求信号の送信が完了する。

[0436] 又は、 "撮像モード"の場合、続く S79乃至 S80では、図 61の S9乃至 S10の処理と同様の処理が行われる。これらの S79乃至 S80の処理によって端末装置 201による画像の取得が完了する。

[0437] 続いて、その端末装置 201から無線送信された情報要求信号がサーバ装置 202の赤外受信部 225によって受信されると、続く S81と S82乃至 S83の処理が並列に行われる。まず、 S81では、図 61の 311と同様の処理が行われて S86へ進む。 S82では、コマンド分析部 226によって情報要求信号から機器情報が抽出される。 S83では、機器情報分析部 257によって前ステップで抽出された機器情報が分析され、その機器情報に関する付加情報を提供している機器情報提供サーバ装置 260が特定 (判別）される。このサーバ装置 60は、例えば、端末装置 201のメーカー等が設けている装置である。

[0438] 尚、これらの S81と S82乃至 S83の処理は直列に行うことも可能である。

続いて、処理が S84へ進み、そこで、 S83で判別された機器情報提供サーバ装置 260宛に、 S82で抽出された機器情報を含む付加情報要求信号が送信される。これにより、サーバ装置 202による付加情報要求信号の送信が完了する。

[0439] 続、て、そのサーバ装置 202から送信された機器情報を含む付加情報要求信号が機器情報提供サーバ装置 260の要求受信部 261によって受信されると、機器情報が取得され、続く S85では、その機器情報に応じて機器情報 DB262から読み出された付加情報が送信される。この S85の処理によって、機器情報提供サーバ装置 260 による付加情報の送信が完了する。

[0440] 続、て、その機器情報提供サーバ装置 260から送信された付加情報がサーバ装置 202の付加情報受信部 259によって受信されると、続いて処理が S86へ進み、そこで、情報要求信号に応じて情報 DB228から読み出された情報と前述の受信された付加情報とを含む信号が、提供情報送信部 229によって、 S81で抽出された端末アドレス宛に無線送信される。これにより、サーバ装置 202による提供情報と付加情報を含む信号の送信が完了する。

[0441] 続、て、そのサーバ装置 202から無線送信された提供情報と付加情報を含む信号が端末装置 201の電波受信部 220によって受信され、その提供情報と付加情報がメモリ 215に記憶される。この S87の処理によって端末装置 201による提供情報と付カロ情報の取得が完了する。

[0442] 以上の第 28の構成例に係る動作により、使用者が情報取得モードとして"撮像& 情報取得モード"又は"情報取得モード"を設定して、端末装置 201の赤外発光子 2 05をサーバ装置 202の赤外受光子 208へ向けて情報取得ボタン 204を押下することによって、端末装置 201宛に、提供情報と共に、機器情報提供サーバ装置から取得された端末装置 201の機器情報に関する付加情報も一緒に送信されるようになり、その提供情報及び端末装置 201に関する付加情報の取得が可能になる。

[0443] 例えば、付加情報が端末装置 201の更新プログラムであった場合には、使用者は、その更新プログラムを用いて端末装置 201のプログラムメモリ 224に記憶されているコントロールプログラムの更新を行うことが可能になる。

[0444] 尚、本構成例に係る動作にお!、て、例えば、機器情報に応じた情報が情報 DB22 8に記憶されていたときには、その機器情報に応じて情報 DB228から読み出された情報を提供情報送信部 229により送信される付加情報とし、機器情報に応じた情報が情報 DB228に記憶されていな力つたときには、前述の図 67に示したようにして処理を行うことも可能である。

[0445] 以上、上述した第 25乃至第 28の構成例において、端末装置 201は、赤外線を用 V、て情報要求信号を送信するものであった力赤外線以外の例えば光を含む電磁波や超音波を含む音波を用いて信号を送信することも可能である。また、この場合に、信号に指向性を与える手段としては、光の場合にはレンズや凹面鏡等があり、電磁波の場合には複数の発信子を有したフェーズドアレーアンテナ，ノラボラアンテナ，或いは電磁ホーンアンテナ等があり、また超音波を含む音波の場合にも複数の発信子を備えたフェーズドアレーによる手段等がある。

[0446] また、上述した第 25乃至第 28の構成例において、端末装置 201は、撮像機能を省く構成としても良い。

また、本実施例に係る情報提供システムに含まれる端末装置は、少なくとも、上述してきた第 25乃至第 28の構成例に係る端末装置 201及び上述の撮像機能を省いた第 25乃至第 28の構成例に係る端末装置の何れか一つ又は複数であり、また本システムに含まれるサーバ装置は、少なくとも上述してきた第 25乃至第 28の構成例に係るサーバ装置 202の何れか一つ又は複数である。

[0447] また、これらの、第 25乃至第 28の構成例に係る端末装置 201及び撮像機能を省いた第 25乃至第 28の構成例に係る端末装置において、それらのうちの一の端末装置が、他の端末装置が備えている機能或いは他の装置 (例えば携帯電話機や PDA 等）が備えている機能を備えたものであっても良ぐ又は他の端末装置が備えている機能及び他の装置が備えている機能の両機能を備えたものであっても良い。

[0448] また、これらの第 25乃至第 28の構成例に係るサーバ装置において、それらのうちの一のサーバ装置が、他のサーバ装置が備えて、る機能或いは他の装置が備えている機能を備えたものであっても良ぐ又は他のサーバ装置が備えている機能及び他の装置が備えて、る機能の両機能を備えたものであっても良、。

[0449] 以上、本発明の情報取得装置、情報取得方法、情報取得プログラム、情報提供装置、情報提供方法、情報提供プログラム、及び情報提供システムについて詳細に説明したが、本発明及び情報提供システムについて詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良及び変更を行っても良いのはもちろんである。

[0450] 本発明によれば、情報要求者が URLや電話番号等と、つた情報取得先を特定するための情報を知らなくても簡便かつ自由に情報を取得することができる。また、特別な管理を要しないので、適用範囲の広いシステムを実現することができる。また、至近距離にいる不特定の 1人以上の情報要求者に対しての情報提供が可能になる。

Claims

請求の範囲

[1] プログラムメモリに記憶されているコントロールプログラムを実行することにより動作するデジタル情報を取得する情報取得装置であって、

指向性を有し、指向方向に送信対象とする情報要求信号を無線送信する第一の送信部と、

前記送信対象とする情報要求信号に少なくとも一つのアドレス情報を付加する情報付加部と、

前記第一の送信部が送信した情報要求信号に応答して無線送信された無線信号を受信し、該信号に含まれる情報を取得する受信部と、

当該情報取得装置に内蔵或、は着脱自在になされたものであって前記受信部により取得された情報の一部又は全部が記憶可能である情報記憶部と、

情報要求動作の開始指示を行う操作部と、

を有し、

前記受信部は、指向性が無いか、又は前記第一の送信部よりも広い指向性を有している、

ことを特徴とする情報取得装置。

[2] 前記第一の送信部は、光を含む電磁波或いは超音波を含む音波を使用して信号を無線送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 1項記載の情報取得装置。

[3] 前記情報付加部が情報要求信号に付加するアドレスは、当該情報取得装置の前記受信部のアドレスである自己アドレスである、

ことを特徴とする請求の範囲第 2項記載の情報取得装置。

[4] 前記情報付加部が情報要求信号に付加するアドレスは、前記自己アドレスの他に、当該情報取得装置の前記受信部のアドレスとは異なるアドレスを含む、

ことを特徴とする請求の範囲第 3項記載の情報取得装置。

[5] 前記情報記憶部に記憶されている情報或いは前記受信部により取得された情報の一部又は全てを提示する情報提示部、

を更に有することを特徴とする請求の範囲第 3項記載の情報取得装置。 [6] 前記情報記憶部に記憶されている情報、又は前記受信部により取得された情報を外部に伝送する情報伝送部、

を更に有することを特徴とする請求の範囲第 5項記載の情報取得装置。

[7] 前記情報記憶部に記憶されている情報を選択する選択部を更に有し、

前記情報伝送部は、前記選択部により選択された情報を外部に伝送する、ことを特徴とする請求の範囲第 6項記載の情報取得装置。

[8] 前記情報伝送部は、所定の送信先を表すアドレス宛に伝送する、

ことを特徴とする請求の範囲第 6項記載の情報取得装置。

[9] 前記受信部により受信され取得される情報の種別に係る情報を設定する設定部を更に有し、

前記情報付加部は、前記設定部により設定された情報の種別に係る情報を前記送信対象とする信号に更に付加する、

ことを特徴とする請求の範囲第 5項記載の情報取得装置。

[10] 前記受信部により受信した情報を選別する情報選別部を更に有し、

前記情報選別部により前記受信部が受信した情報から取得すべき情報を選別し、この選別された情報を前記情報記憶部に記憶する、

ことを特徴とする請求の範囲第 9項記載の情報取得装置。

[11] 前記情報選別部による選別する情報の選別基準は、前記設定部により設定する情報の種別であり、該設定部で設定された種別の情報のみを前記情報記憶部に記憶する、

ことを特徴とする請求の範囲第 10項記載の情報取得装置。

[12] 前記情報の種別に係る情報は、少なくとも、情報の容量、情報の種類、情報の形態、情報のファイル形式、情報の内容、情報の分野、の何れか一つに係る情報である、ことを特徴とする請求の範囲第 9項記載の情報取得装置。

[13] 前記情報の種別に係る情報は、同一対象であって情報の容量が異なる種別を表す情報である、

ことを特徴とする請求の範囲第 9項記載の情報取得装置。

[14] 前記情報の種別に係る情報は、通常情報、該通常情報を要約した要約情報、及び情報が存在するネットワーク上のアドレス情報のうちの少なくとも一つの情報に係る情報を含む、

ことを特徴とする請求の範囲第 13項記載の情報取得装置。

[15] 前記受信部により取得された情報に含まれる、情報提供元を特定するサーバァドレスを抽出するサーバアドレス抽出部と、

前記第一の送信部とは異なる形態で信号送信を行う第二の送信部と、を更に有することを特徴とする請求の範囲第 5項記載の情報取得装置。

[16] 前記第二の送信部は、光を含む電磁波或いは超音波を含む音波を使用して信号を無線送信し、この第二の送信部より無線送信される信号は指向性を持たないか、前記第一の送信部で送信される信号に比べて広い指向性を有する、

ことを特徴とする請求の範囲第 15項記載の情報取得装置。

[17] 前記受信部で受信した情報が、情報が存在するネットワーク上のアドレス情報であつた場合、前記サーバアドレス抽出部で抽出したサーバアドレス宛に、情報要求信号を前記第二の送信部で送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 16項記載の情報取得装置。

[18] 前記情報提示部により提示された情報力少なくとも一つの情報項目を選択する選択部と、

該選択部により選択された情報項目に対応する情報を特定する情報 IDを前記送信対象とする信号に付加する Iひ f青報付加部と、

を更に有し、

前記第一の送信部又は前記第二の送信部により前記送信対象とする信号を送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 16項記載の情報取得装置。

[19] 前記受信部により取得された情報が不完全であった場合、又は情報取得が不完全になることが判断される場合に警告する警告部、

[20] 前記受信部により取得された情報が不完全であった場合、又は情報取得が不完全になることが判断される場合に、前記第一の送信部又は前記第二の送信部が前記送信対象とする信号を再送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 16項記載の情報取得装置。

[21] 前記警告部は、前記受信部により取得された情報の容量が、所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超えた場合に警告する、

ことを特徴とする請求の範囲第 19項記載の情報取得装置。

[22] 前記警告部は、前記受信部により受信され取得された情報が引き続き送信されてくる情報の容量に係る情報であって、該情報の容量が所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超える場合に警告する、

ことを特徴とする請求の範囲第 19項記載の情報取得装置。

[23] 前記受信部により取得された情報の容量が、所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超える場合は、自動的に情報容量の小さ、情報の種別に係る情報に変更し、該情報の種別に係る情報を前記情報付加部が前記送信対象とする信号に付加し、該付加した送信対象とする信号を前記第一の送信部又は前記第二の送信部が再送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 20項記載の情報取得装置。

[24] 前記受信部により受信され取得することが可能な情報の容量の最大値を設定する情報サイズ設定部を更に有し、

前記情報付加部は、前記情報サイズ設定部が設定した取得可能な情報の容量の最大値に係る情報を前記送信対象とする信号に更に付加する、

ことを特徴とする請求の範囲第 5項記載の情報取得装置。

[25] 前記情報サイズ設定部は、前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量より自動的に前記取得可能な情報の容量の最大値を設定する、

ことを特徴とする請求の範囲第 24項記載の情報取得装置。

[26] 当該情報取得装置の使用者に係る情報が記憶される使用者情報記憶部を更に有し、

前記情報付加部は、前記使用者情報記憶部に記憶されている前記使用者に係る情報を前記送信対象とする信号に更に付加する、

ことを特徴とする請求の範囲第 5項記載の情報取得装置。 [27] 当該情報取得装置の機器情報が記憶される機器情報記憶部を更に有し、前記情報付加部は、前記機器情報記憶部に記憶されている前記機器情報を前記送信対象とする信号に更に付加する、

ことを特徴とする請求の範囲第 5項記載の情報取得装置。

[28] 前記機器情報は、少なくとも、当該情報取得装置のメーカー名、機種番号、製品シリアル番号、又はファームウェアのバージョン情報の!/、ずれか一つ又は複数を含む、ことを特徴とする請求の範囲第 27項記載の情報取得装置。

[29] 前記受信部により受信された情報を特定する情報特定情報が記憶される情報取得履歴記憶部と、

前記受信部により新たに受信された情報の情報特定情報に基づいて、前記新たに受信された情報が取得済みである力否かを判定する取得済み情報判定部と、を更に有し、

前記情報記憶部には、前記受信部により受信された情報のうち、前記取得済み情報判定部により未取得と判定された情報が記憶される、

ことを特徴とする請求の範囲第 5項記載の情報取得装置。

[30] 前記情報取得履歴記憶部に記憶される情報特定情報は、前記受信部により受信された信号を送信した装置のアドレス又は前記受信部により受信された情報に付与されている前記情報 IDの少なくとも一方を含む情報である、

ことを特徴とする請求の範囲第 29項記載の情報取得装置。

[31] 前記指向方向に当該情報取得装置に情報を提供可能な情報提供装置が存在することを検知する検知部、

[32] 前記検知部は、

前記情報提供装置から発信された発信信号を受信する発信信号受信部と、該発信信号受信部により前記発信信号が受信されたときに前記情報提供装置が存在することを検知したことを通知する通知部と、

を更に有することを特徴とする請求の範囲第 31項記載の情報取得装置。

[33] 前記検知部により前記情報置供装置の存在が検知されない場合は、情報取得動作を行わない、

ことを特徴とする請求の範囲第 31項記載の情報取得装置。

[34] 前記受信部により受信された信号に当該情報取得装置のコントロールプログラムが含まれていた場合は、該コントロールプログラムを抽出し、該コントロールプログラムに基づ、て、更新対象とする前記プログラムメモリに記憶されて、るコントロールプログラムの一部又は全てを更新するプログラム更新部、

[35] 前記受信部により取得された情報に不当なプログラムが含まれているか杏かを検知する不当プログラムチェック部と、

該不当プログラムチェック部により前記受信部により取得された情報に不当なプログラムが含まれていると検知された場合に、警告する不当プログラム警告部と、前記不当プログラムチェック部により前記受信部により取得された情報に不当なプログラムが含まれていると検知された堤合に、該取得された情報を削除する不当プログラム削除部と、

を更に有することを特徴とする請求の範囲第 34項記載の情報取得装置。

[36] 前記受信部により受信され取得された情報に含まれる暗号化キーにより、前記情報付加部により前記送信対象とする信号に付加される情報の一部又は全てを暗号ィ匕する暗号化部、

[37] 前記情報付加部は、暗号化キー要求情報を前記送信対象とする信号に更に付加する、

ことを特徴とする請求項 36記載の情報取得装置。

[38] 暗号化キー及び復号化キーを生成する暗号化キー情報生成部と、

前記復号ィヒキーにより、前記受信部により受信された信号に含まれる暗号ィヒされた情報を復号化する復号化部と、

を更に有し、

前記情報付加部は、前記送信対象とする信号に前記暗号化キー情報生成部により生成された暗号ィ匕キーを付加する、ことを特徴とする請求の範囲第 5項記載の情報取得装置。

[39] 前記受信部は、公衆回線を使用するものであり、前記公衆回線を利用した一般音声の受信再生及び送話することが可能な通話部、

[40] 前記第一の送信部が送信する信号の前記指向方向と同一方向の被写体を撮像して画像データを得る撮像部をさらに有し、

前記情報記憶部は、前記受信部により取得された情報に加えて前記撮像部が撮像した画像データを記憶し、

前記情報提示部は、前記情報記憶部に記憶されている情報或いは画像データ、前記受信部により取得された情報、又は前記撮像部により撮像された画像データの一部又は全てを提示する、

ことを特徴とする請求の範囲第 5項記載の情報取得装置。

[41] 情報のみを取得するモード、画像のみを取得するモード、及び情報と画像の両方を取得するモードのうちの少なくとも 1つを設定するモード設定部と、

該モード設定部により設定されるモードを切り換えるモード切換部と、

を更に有することを特徴とする請求の範囲第 40項記載の情報取得装置。

[42] 前記情報記憶部に記憶されている情報或いは画像データ、前記受信部により取得された情報、又は前記撮像部により得られた画像データを外部に伝送する情報伝送部、

[43] 前記情報記憶部に記憶されて!、る情報或いは画像データを選択する選択部を更に有し、

前記情報伝送部は、前記選択部により選択された、情報或いは画像データを外部に伝送する、

ことを特徴とする請求の範囲第 42項記載の情報取得装置。

[44] 前記情報伝送部は、所定の送信先を表すアドレス宛に伝送する、

ことを特徴とする請求の範囲第 43項記載の情報取得装置。

[45] 前記受信部により受信され取得される情報の種別に係る情報を設定する設定部を更に有し、

ことを特徴とする請求の範囲第 40項記載の情報取得装置。

[46] 前記受信部により受信した情報を選別する情報選別部を更に有し、

ことを特徴とする請求の範囲第 45項記載の情報取得装置。

[47] 前記情報選別部による選別する情報の選別基準は、前記設定部により設定する情報の種別であり、該設定部で設定された種別の情報のみを前記情報記憶部に記憶する、

ことを特徴とする請求の範囲第 46項記載の情報取得装置。

[48] 前記情報の種別に係る情報は、少なくとも、情報の容量、情報の種類、情報の形態、情報のファイル形式、情報の内容、情報の分野、の何れか一つに係る情報である、ことを特徴とする請求の範囲第 45項記載の情報取得装置。

[49] 前記情報の種別に係る情報は、同一対象であって情報の容量が異なる種別を表す情報である、

ことを特徴とする請求の範囲第 45項記載の情報取得装置。

[50] 前記情報の種別に係る情報は、通常情報、該通常情報を要約した要約情報、及び情報が存在するネットワーク上のアドレス情報のうちの少なくとも一つの情報に係る情報を含む、

ことを特徴とする請求の範囲第 49項記載の情報取得装置。

[51] 前記受信部により取得された情報に含まれる、情報提供元を特定するサーバァドレスを抽出するサーバアドレス抽出部と、

前記第一の送信部とは異なる形態で信号送信を行う第二の送信部と、を更に有することを特徴とする請求の範囲第 40項記載の情報取得装置。

[52] 前記第二の送信部は、光を含む電磁波或いは超音波を含む音波を使用して信号を無線送信し、この第二の送信部より無線送信される信号は指向性を持たないか、前記第一の送信部で送信される信号に比べて広い指向性を有する、ことを特徴とする請求の範囲第 51項記載の情報取得装置。

[53] 前記受信部で受信した情報が、情報が存在するネットワーク上のアドレス情報であつた場合、前記サーバアドレス抽出部で抽出したサーバアドレス宛に、情報要求信号を前記第二の送信部で送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 52項記載の情報取得装置。

[54] 前記情報提示部により提示された情報力少なくとも一つの情報項目を選択する選択部と、

を更に有し、

ことを特徴とする請求の範囲第 52項記載の情報取得装置。

[55] 前記受信部により取得された情報が不先仝であった場合、又は情報取得が不完全になることが判断される場合に警告する警告部、

[56] 前記受信部により取得された情報が不完全であった堤合、又は情報取得が不完全になることが判断される場合に、前記第一の送信部又は前記第二の送信部が前記送信対象とする信号を再送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 52項記載の情報取得装置。

[57] 前記警告部は、前記受信部により取得された情報の容量が、所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超えた場合に警告する、

ことを特徴とする請求の範囲第 55項記載の情報取得装置。

[58] 前記警告部は、前記受信部により受信され取得された情報が引き続き送信されてくる情報の容量に係る情報であって、該情報の容量が所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超える場合に警告する、

ことを特徴とする請求の範囲第 55項記載の情報取得装置。 [59] 前記受信部により取得された情報の容量が、所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超える場合は、自動的に情報容量の小さ、情報の種別に係る情報に変更し、該情報の種別に係る情報を前記情報付加部が前記送信対象とする信号に付加し、該付加した送倍対象とする信号を前記第一の送信部又は前記第二の送信部が再送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 58項記載の情報取得装置。

[60] 前記受信部により受信され取得することが可能な情報の容量の最大値を設定する情報サイズ設定部を更に有し、

ことを特徴とする請求の範囲第 40項記載の情報取得装置。

[61] 前記情報サイズ設定部は、前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量より自動的に前記取得可能な情報の容量の最大値を設定する、

ことを特徴とする請求の範囲第 60項記載の情報取得装置。

[62] 当該情報取得装置の使用者に係る情報が記憶される使用者情報記憶部を更に有し、

ことを特徴とする請求の範囲第 40項記載の情報取得装置。

[63] 当該情報取得装置の機器情報が記憶される橡器情報記憶部を更に有し、

前記情報付加部は、前記機器情報記憶部に記憶されている前記機器情報を前記送信対象とする信号に更に付加する、

ことを特徴とする請求の範囲第 40項記載の情報取得装置。

[64] 前記機器情報は、少なくとも、当該情報取得装置のメーカー名、機種番号、製品シリアル番号、又はファームウェアのバージョン情報の!/、ずれか一つ又は複数を含む、ことを特徴とする請求の範囲第 63項記載の情報取得装置。

[65] 前記受信部により受信された情報を特定する情報特定情報が記憶される情報取得履歴記憶部と、前記受信部により新たに受信された情報の情報特定情報に基づいて、前記新たに受信された情報が取得済みである力否かを判定する取得済み情報判定部と、を更に有し、

ことを特徴とする請求の範囲第 40項記載の情報取得装置。

[66] 前記情報取得履歴記憶部に記憶される情報特定情報は、前記受信部により受信された信号を送信した装置のアドレス又は前記受信部により受信された情報に付与されている前記情報 IDの少なくとも一方を含む情報である、

ことを特徴とする請求の範囲第 65項記載の情報取得装置。

[67] 前記指向方向に当該情報取得装置に情報を提供可能な情報提供装置が存在することを検知する検知部、

[68] 前記検知部は、

を更に有することを特徴とする請求の範囲第 67項記載の情報取得装置。

[69] 前記検知部により前記情報提供装置の存在が検知されない場合は、情報取得動作を行わない、

ことを特徴とする請求の範囲第 67項記載の情報取得装置。

[70] 前記検知部により前記情報提供装置の存在が検知されない場合は、前記モード設定部で、情報と画像の両方を取得するモードに設定されてあつても、画像のみを取得するモードと同様に、画像の撮影のみが行われる、

ことを特徴とする請求の範囲第 67項記載の情報取得装置。

[71] 前記受信部により受信された信号に当該情報取得装置のコントロールプログラムが含まれていた場合は、該コントロールプログラムを抽出し、該コントロールプログラムに基づ、て、更新対象とする前記プログラムメモリに記憶されて、るコントロールプログラムの一部又は全てを更新するプログラム更新部、

[72] 前記受信部により取得された情報に不当なプログラムが含まれている力否かを検知する不当プログラムチェック部と、

該不当プログラムチェック部により前記受信部により取得された情報に不当なプログラムが含まれていると検知された場合に、警告する不当プログラム警告部と、前記不当プログラムチェック部により前記受信部により取得された情報に不当なプログラムが含まれていると検知された場合に、該取得された情報を削除する不当プログラム削除部と、

を更に有することを特徴とする請求の範囲第 71項記載の情報取得装置。

[73] 前記受信部により受信され取得された情報に含まれる暗号化キーにより、前記情報付加部により前記送信対象とする信号に付加される情報の一部又は全てを暗号ィ匕する暗号化部、

[74] 前記情報付加部は、暗号化キー要求情報を前記送信対象とする信号に更に付カロする、

ことを特徴とする請求の範囲第 73項記載の情報取得装置。

[75] 暗号化キー及び復号化キーを生成する暗号化キー情報生成部と、

を更に有し、

前記情報付加部は、前記送信対象とする信号に前記暗号化キー情報生成部により生成された暗号ィ匕キーを付加する、

ことを特徴とする請求の範囲第 40項記載の情報取得装置。

[76] 前記受信部は、公衆回線を使用するものであり、前記公衆回線を利用した一般音声の受信再生及び送話することが可能な通信部、

をさらに有することを特徴とする請求の範囲第 40項記載の情報取得装置。

[77] 少なくとも請求項 1乃至 76に記載のいずれかの情報取得装置力もの情報要求に基づいて情報を提供することが可能な情報提供装置であって、

提供する情報が記憶される情報データベースと、

前記情報取得装置の前記指向性を有する第一の送信部から無線送信された要求信号を受信する第一の情報受信部と、

該第一の情報受信部により受信された要求信号から、情報の送信先を指定する送信先アドレスを抽出する要求抽出部と、

前記情報データベースから前記要求信号に応じて読み出された提供情報を、前記要求抽出部により抽出されたアドレス情報に基づく送信先アドレス宛に無線送信する第一の情報送信部と、

を有することを特徴とする情報提供装置。

[78] 前記要求抽出部が抽出した前記送信先アドレスは、前記情報取得装置の提供情報を受信する受信部のアドレスである自己アドレスであり、前記第一の情報送信部は、前記情報データベースから前記要求信号に応じて読み出された提供情報を前記自己アドレス宛てに無線送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 77項記載の情報提供装置。

[79] 前記第一の情報受信部に加えて、前記情報取得装置の第二の送信部から無線送信された信号を受信する第二の情報受信部を更に有し、

前記第一の情報送信部により前記要求抽出部で抽出された送信先アドレス宛に、該第二の情報受信部のアドレスを送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 78項記載の情報提供装置。

[80] 前記第一の情報受信部又は前記第二の情報受信部により受信された前記要求信号力も情報を特定する情報 IDを抽出する情報抽出部を更に有し、

前記 Iひ f青報抽出部により前記要求信号から前記情報 IDが抽出された場合には、前記情報データベースに記憶されている該情報 IDに対応する情報を前記第一の情報送信部が無線送信し、前記第一の情報受信部により受信された前記要求信号から、前記 HD情報抽出部により前記情報 IDが抽出されな力つた場合には、前記情報データベースに記憶されている所定の情報を前記第一の情報送信部が無線送信する、ことを特徴とする請求の範囲第 78項記載の情報提供装置。

[81] 前記第一の情報受信部により受信された前記要求信号から、前記情報 IDが抽出されなかった場合には、前記情報データベースに記憶されて！、る提供可能な情報のィンデッタス情報を前記第一の情報送信部が無線送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 80項記載の情報提供装置。

[82] 前記第一の情報受信部により受信された要求信号から、要求される情報の前記種別に係る情報を抽出する情報種別抽出部を更に有し、

前記情報種別抽出部が抽出した情報の種別に係る情報に応じて前記情報データベースから読み出された情報を前記第一の情報送信部が無線送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 77項記載の情報提供装置。

[83] 前記第一の情報送信部により送信される情報を暗号化する暗号化部を更に有することを特徴とする請求の範囲第 77項記載の情報提供装置。

[84] 情報提供可能であることを知らせる信号を無線送信する信号送信部、

を更に有することを特徴とする請求の範囲第 77項記載の情報提供装置。

[85] 前記第一の情報受信部は複数の受信部を有し、更にそれぞれの受信部に対応する提供情報を選択する情報選択部とを有し、

前記情報選択部で選択された前記情報データベースに記憶されて!、る情報を、前記第一の情報送信部で送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 77項記載の情報提供装置。

[86] 前記第一の情報受信部により受信された要求信号から前記情報取得装置の機器情報を抽出する機器情報抽出部と、

装置を制御 ·動作させるコントロールプログラムを記憶するプログラム情報データべースと、

を更に有し、

前記要求信号から抽出された機器情報に応じて、前記第一の情報送信部は、前記プログラム情報データベースに記憶されている前記機器情報に対応するコントロールプログラムを送信する、ことを特徴とする請求の範囲第 78項記載の情報提供装置。

[87] 前記要求抽出部は、更に、前記第一の情報受信部により受信された信号から使用者情報を抽出し、前記情報データベースから前記利用者情報に応じて読み出された提供情報を、前記要求抽出部により抽出されたアドレス宛に前記第一の情報送信部で送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 77項記載の情報提供装置。

[88] 前記要求抽出部により抽出された使用者情報から該使用者情報のレベルを判別する使用者情報レベル判別部と、

前記要求抽出部により抽出された使用者情報が記憶される使用者情報データべ一スと、

を更に有し、

前記第一の情報送信部によって前記要求抽出部により抽出された送信先アドレス宛に送信される情報は、前記使用者情報レベル判別部により判別された使用者情報のレベルに応じて前記情報データベースから読み出された情報である、

ことを特徴とする請求の範囲第 87項記載の情報提供装置。

[89] 暗号化キー及び復号化キーを生成する暗号化キー情報生成部と、

前記復号化キーにより、前記第一の情報受信部又は前記第二の情報受信部により受信された信号に含まれる暗号化された情報を復号化する復号化部と、

を更に有し、

前記第一の情報送信部は、前記暗号化キー情報生成部により生成された暗号ィ匕キーを前記要求抽出部により抽出されたアドレス情報に基づく送信先アドレス宛に送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 78項記載の情報提供装置。

[90] 前記第一の情報送信部により提供情報が送信先アドレス宛に送信されたときの該送信先アドレスが記憶される情報提供履歴データベースと、

前記要求抽出部により抽出された送信先アドレスが前記情報提供履歴データべ一スに記憶されているか否かを判定する判定部と、

を更に有し、前記第一の情報送信部は、前記判定部による判定結果に応じて、前記要求抽出部により抽出された送信先アドレス宛に前記情報データベース力読み出された所定の情報を送信する或いは送信しな、、

ことを特徴とする請求の範囲第 77項記載の情報提供装置。

[91] 前記第一の情報送信部により提供情報が送信先アドレス宛に送信されたときの、該送信先アドレスと、該提供情報を特定するための該提供情報の情報とが関連付けされて情報提供履歴データベースに記憶され、

前記判定部は、前記要求抽出部により抽出された送信先アドレス及び前記情報データベースから読み出された提供情報の Iひ f青報が、前記情報提供履歴データべ一スに関連付けされて記憶されている力否かを判定し、

前記第一の情報送信部は、前記判定部による判定結果に応じて、前記要求抽出部により抽出された送信先アドレス宛に前記情報データベース力読み出された要求情報を送信する或いは送信しなヽ、

ことを特徴とする請求の範囲第 77項記載の情報提供装置。

[92] 前記第一の情報送信部とは異なる第二の情報送信部を更に有し、

前記要求抽出部は、前記第一の情報受信部により受信された信号力自己アドレスと、自己アドレスとは異なる第 2のアドレスを抽出し、

前記第二の情報送信部は、前記第 2のアドレスを送信先アドレスとして、前記情報データベース力読み出された提供情報と前記要求抽出部により抽出された情報を送信し、

前記第一の情報送信部は、前記要求抽出部により抽出された情報の送信先ァドレス宛に提供情報を送信したことを通知する送信結果情報を、前記自己アドレス宛てに送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 77項記載の情報提供装置。

[93] 前記第一の情報受信部により受信された信号に前記自己アドレスとは異なる、情報の送信先を指定する送信先アドレスが含まれていないときには、前記要求抽出部により抽出された自己アドレス宛に前記提供情報を前記第一の情報送信部が送信することを特徴とする請求の範囲第 92項記載の情報提供装置。

[94] 前記第一の情報送信部とは異なる第三の情報送信部と、

該第三の情報送信部により送信された信号に対する返信信号を受信する第三の情報受信部と、

を更に有し、

前記要求抽出部は、前記第一の情報受信部により受信された信号に含まれる要求情報を抽出し、

前記第三の情報送信部は、前記情報要求を含む第 2の要求信号を所定アドレス宛てに送信し、

前記第三の情報受信部は、前記第 2の要求信号に対する返信信号を受信し、前記第一の情報送信部は、前記第三の情報受信部で受信した前記返信信号に含まれる情報を前記送信先アドレス宛てに送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 77項記載の情報提供装置。

[95] 前記要求抽出部は、更に、前記第一の情報受信部により受信された信号から情報の種別に係る情報を押出し、

前記第三の情報送信部は、前記要求抽出部により抽出された情報の種別に係る情報に応じた情報が前記情報データベースに記憶されて!、な!、ときには、前記情報の種別に係る情報を含む情報要求信号を、前記情報の種別に係る情報に応じた情報を提供可能な第二の情報提供装置に送信し、

該第二の情報提供装置により送信された前記情報の種別に係る情報に応じた情報が前記第三の情報受信部により受信されると、前記第一の情報送信部は、該情報の種別に係る情報に応じた情報を、前記要求抽出部により抽出された送信先アドレス宛に送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 94項記載の情報提供装置。

[96] 前記要求抽出部は、更に、前記第一の情報受信部により受信された信号から該信号の送信元の機器情報を抽出し、

前記第三の情報送信部は、前記要求抽出部により抽出された機器情報に応じた情報が前記情報データベースに記憶されて、たときには、前記機器情報に応じて前記情報データベースから読み出された情報と、前記情報データベースから読み出された所定の情報を、前記要求抽出部により抽出された送信先アドレス宛に送信し、又は、前記第三の情報送信部は、前記要求抽出部により抽出された機器情報に応じた情報が前記情報データベースに記憶されていないときには、前記機器情報を含む情報要求信号を、前記機器情報に応じた情報を提供可能な第二の情報提供装置に送信し、

該第二の情報提供装置により送信された前記機器情報に応じた情報が前記第三の情報受信部により受信されると、前記第一の情報送信部は、該機器情報に応じた情報と前記情報データベースから読み出された所定の情報を、前記要求抽出部により抽出された送信先アドレス宛に送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 94項記載の情報提供装置。

[97] 前記情報の種別に係る情報に応じた情報を提供可能な第二の情報提供装置を特定する装置特定部、

を更に有し、

前記第三の情報送信部は、前記装置特定部により特定された第二の情報提供装置宛に、前記情報の種別に係る情報を送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 95項記載の情報提供装置。

[98] 前記機器情報に応じた情報を提供可能な第二の情報提供装置を特定する装置特定部を更に有し、

前記第三の情報送信部は、前記装置特定部により特定された第二の情報提供装置宛に、前記機器情報を送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 96項記載の情報提供装置。

[99] 前記機器情報は、少なくとも、前記端末装置のメーカー名、機種番号、製品シリアル番号、又はファームウェアのバージョン情報の!/、ずれか一つ又は複数を含む、ことを特徴とする請求の範囲第 98項記載の情報提供装置。

[100] 前記第一の情報送信部により送信される情報を加工する情報加工部、

[101] 前記情報加工部は、情報の圧縮又は情報の暗号化である、ことを特徴とする請求の範囲第 100項記載の情報提供装置。

プログラムメモリに記憶されているコントロールプログラムを実行することにより動作するデジタル情報を取得する情報取得装置と、該情報取得装置からの情報要求に基づ、て情報を提供することが可能な情報提供装置と、を含む情報提供システムであって、

前記情報取得装置は、

指向性が無いか、又は前記第一の送信部よりも広い指向性を有し、前記第一の送信部が送信した情報要求信号に応答して無線送信された無線信号を受信し、該信号に含まれる情報を取得する受信部と、

情報要求動作の開始指示を行う操作部と、

を有し、

前記情報提供装置は、

提供する情報が記憶される情報データベースと、

該第一の情報受信部により受信された要求信号から、少なくとも情報の送信先を指定する送信先アドレスを抽出する要求抽出部と、

を有し、

前記受信部及び前記第一の情報送信部は、指向性が無いか、又は前記第一の送信部よりも広い指向性を有している、

ことを特徴とする情報提供システム。

[103] 前記情報取得装置の情報付加部が情報要求倍号に付加するアドレスは、少なくとも当該情報提供装置の前記受信部のアドレスである自己アドレスを含む、

ことを特徴とする請求の範囲第 102項記載の情報提供システム。

[104] 前記情報取得装置は、

当該情報取得装置の使用者に係る情報が記憶される使用者情報記憶部、を更に有し、

前記情報取得装置において、

前記情報付加部は、前記送信対象とする情報要求信号に、前記使用者情報記憶部に記憶されている前記使用者に係る情報を更に付加し、

前記情報提供装置において、

前記要求抽出部は、前記第一の情報受信部により受信された要求信号から、前記使用者に係る情報を更に抽出し、

前記第一の情報送信部は、前記情報データベースから前記要求抽出部により抽出された前記使用者に係る情報に応じて読み出された提供情報を、前記要求抽出部により抽出されたアドレス情報に基づく送信先アドレス宛に無線送信する、ことを特徴とする請求の範囲第 102項記載の情報提供システム。

[105] 前記情報取得装置において、

前記受信部により取得された情報が不完全であった場合、又は情報取得が不完全になることが判断される場合に、前記第一の送信部が前記送信対象とする情報要求信号を再送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 103項記載の情報提供システム。

[106] 前記情報取得装置は、

前記受信部により取得された情報が不完全であった場合、或いは情報取得が不完全になることが判断される場合に警告する警告部、

を更に有する、

ことを特徴とする請求の範囲第 103項記載の情報提供システム。 [107] 前記情報取得装置は、

当該情報取得装置の機器情報が記憶される機器情報記憶部と、

前記受信部により受信された信号に当該情報取得装置のコントロールプログラムが含まれていた場合は、該コントロールプログラムを抽出し、該コントロールプログラムに基づ、て、更新対象とする前記プログラムメモリに記憶されて、るコントロールプログラムの一部又は全てを更新するプログラム更新部と、

を更に有し、

前記情報提供装置は

前記第一の情報受信部により受信された要求信号から前記機器情報を抽出する機器情報抽出部と、

を更に有し、

前記情報取得装置において、

前記情報付加部は、前記送信対象とする情報要求信号に、前記機器情報記憶部に記憶されてヽる前記機器情報を更に付加し、

前記情報提供装置において、

前記第一の情報送信部は、更に、前記機器情報抽出部により抽出された前記機器晴報に応じて、前記プログラム情報データベースに記憶されて！、る前記機器情報に対応するコントロールプログラムを、前記要求抽出部により抽出されたアドレス情報に基づく送信先アドレス宛に無線送信する、

[108] 前記情報取得装置は、

前記指向方向に当該情報取得装置に情報を提供可能な情報提供装置が存在することを検知する検知部、

を更に有し、

前記情報提供装置は、

情報提供可能であることを知らせる信号を無線送信する信号送信部、を更に有する、

[109] 前記情報取得装置は、前記検知部により前記情報提供装置の存在が検知されない場合は、情報取得動作を行わない、

ことを特徴とする請求の範囲第 108項記載の情報提供システム。

[110] 前記情報取得装置は、

前記第一の送信部が送信する信号の前記指向方向と同一方向の被写体を撮像して画像データを得る撮像部、

を更に有し、

前記情報取得装置において、

前記情報記憶部は、前記受信部により取得された情報に加えて前記撮像部が撮像した画像データを記憶する、

[111] 前記情報取得装置は、

情報のみを取得するモード、画像のみを取得するモード、及び情報と画像の両方を取得するモードのうちの少なくとも 1つを設定するモード設定部と、

を更に有する、

ことを特徴とする請求の範囲第 110項記載の情報提供システム。

[112] 前記情報取得装置は、

前記受信部により受信され取得される情報の種別に係る情報を設定する設定部、を更に有し、

前記情報提供装置は、

前記第一の情報受信部により受信された要求信号から、要求される情報の前記種別に係る情報を抽出する情報種別抽出部、

を更に有し、

前記情報取得装置において、

前記情報付加部は、前記設定部により設定された情報の種別に係る情報を前記送信対象とする信号に更に付加し、

前記情報提供装置において、

前記第一の情報送信部は、更に、前記情報種別抽出部が抽出した情報の種別に係る情報に応じて前記情報データベースから読み出された情報を無線送信する、ことを特徴とする請求の範囲第 102項記載の情報提供システム。

[113] 前記情報取得装置は、

前記受信部により受信され取得される情報の種別に係る情報を設定する設定部と前記受信部により取得された情報の容量が、所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超えた場合に警告する警告部と、

を更に有し、

前記情報提供装置は、

を更に有し、

前記情報取得装置において、

前記情報提供装置において、

前記第一の情報送信部は、更に、前記情報種別抽出部が抽出した情報の種別に係る情報に応じて前記情報データベースから読み出された情報を無線送信する、ことを特徴とする請求の範囲第 112項記載の情報提供システム。

[114] 前記情報取得装置にお!、て、

前記受信部により取得された情報の容量が、所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超える場合は、自動的に情報容量の小さ、情報の種別に係る情報に変更し、該情報の種別に係る情報と前記少なくとも一つのアドレス情報とを前記情報付加部が前記送信対象とする情報要求信号に付加し、該付加した送信対象とする情報要求信号を前記第一の送信部が再送信する、ことを特徴とする請求の範囲第 113項記載の情報提供システム。

[115] 前記情報取得装置は、

前記情報記憶部に記憶されている情報或いは前記受信部により取得された情報の一部又は全てを提示する情報提示部と、

該情報提示部により提示された情報から少なくとも一つの情報項目を選択する選択部と、

該選択部により選択された情報項目に対応する情報を特定する情報 IDを前記送信対象とする情報要求信号に付加する情報付加部と、

を更に有し、

前記情報提供装置は、

前記第一の情報受信部により受信された前記要求信号から、情報を特定する情報

IDを抽出する情報抽出部、

を更に有し、

前記情報取得装置において、

前記第一の送信部は、前記情報 IDと前記少なくとも一つのアドレス情報とが付加された送信対象とする情報要求信号を更に無線送信し、

前記情報提供装置において、

前記 Iひ f青報抽出部により前記要求信号から前記情報 IDが抽出された場合には、前記情報データベースに記憶されている該情報 IDに対応する情報を前記第一の情報送信部が無線送信し、

前記第一の情報受信部により受信された前記要求信号から、前記 HD情報抽出部により前記情報 IDが抽出されな力つた場合には、前記情報データベースに記憶されている所定の情報を前記第一の情報送信部が無線送信する、

[116] 前記情報取得装置は、

前記情報記憶部に記憶されている情報、又は前記受信部により取得された情報を外部に伝送する情報伝送部、

を更に有する、ことを特徴とする請求の範囲第 103項記載の情報提供システム。

[117] 前記情報取得装置は、

前記情報記憶部に記憶されて、る情報或いは画像データ、又は前記受信部により取得された情報を所定の送信先を表すアドレス宛に送信する情報送信部、

を更に有する、

[118] 前記情報取得装置は、

暗号化キー及び復号化キーを生成する暗号化キー情報生成部と、

を更に有し、

前記情報提供装置は、

前記第一の情報送信部により送信される情報を暗号化する暗号化部、を更に有し、

前記情報取得装置において、

前記情報付加部は、前記送信対象とする信号に前記暗号化キー情報生成部により生成された暗号ィ匕キーを付加し、

前記情報提供装置において、

前記要求抽出部は、前記第一の情報受信部により受信された要求信号から、更に前記暗号化キーを抽出し、

前記第一の情報送信部は、前記情報データベースから前記要求信号に応じて読み出され前記暗号ィ匕部により暗号化された提供情報を、前記要求抽出部により抽出されたアドレス情報に基づく送信先アドレス宛に無線送信する、

[119] 前記情報取得装置は、

前記受信部により受信された情報を特定する情報特定情報が記憶される情報取得履歴記憶部と、

前記情報取得装置において、

前記情報記憶部には、前記受信部により受信された情報のうち、前記取得済み情報判定部により未取得と判定された情報が記憶され、

前記情報提供装置において、

前記情報データベースは、更に、前記提供する情報を特定する情報特定情報を記し、

前記第一の情報送信部は、前記情報データベースから前記要求信号に応じて読み出された提供情報と該提供情報を特定する情報特定情報とを、前記要求抽出部により抽出されたアドレス情報に基づく送信先アドレス宛に無線送信する、ことを特徴とする請求の範囲第 103項記載の情報提供システム。

[120] 前記情報取得装置は、

当該情報取得装置の使用者に係る情報が記憶される使用者情報記憶部と、情報を暗号化する暗号化部と、

を更に有し、

前記情報提供装置は、

前記復号化キーにより、前記第一の情報受信部により受信された信号に含まれる暗号化された情報を復号化する復号化部と、

を更に有し、

前記情報取得装置において、

前記暗号化部は、前記受信部により取得された情報力抽出された暗号ィ匕キーにより、前記使用者情報記憶部に記憶されている前記使用者に係る情報を暗号化し、前記情報付加部は、前記送信対象とする情報要求信号に、前記暗号化された前記使用者に係る情報を更に付加する、

[121] 前記情報取得装置は、指向性が無いか、又は前記第一の送信部よりも広い指向性を有する信号を送信する第二の送信部と、

該選択部により選択された情報項目に対応する情報を特定する情報 IDを、前記第二の送信部により送信される信号に付加する Iひ f青報付加部と、

前記受信部により取得された情報に含まれる、情報提供元を特定するサーバァドレスを抽出するサーバアドレス抽出部と、

を更に有し、

前記情報提供装置は、

前記情報取得装置の第二の送信部から無線送信された信号を受信する第二の情報受信部と、

前記第二の情報受信部により受信された信号から、情報を特定する情報 IDを抽出する情報抽出部と、

を更に有し、

前記情報取得装置において、

前記情報付加部は、更に、前記第二の送信部により送信される信号に、前記少なくとも一つのアドレス情報を付カロし、

前記第二の送信部は、前記情報 IDと前記少なくとも一つのアドレス情報とが付加された信号を、前記サーバアドレス抽出部により抽出された前記サーバアドレス宛に無目し、

情報提供装置において、

前記第一の情報受信部により受信された要求信号から、前記 HD情報抽出部により前記情報 IDが抽出されなかった場合には、前記情報データベースに記憶されている所定の情報と前記第二の情報受信部のアドレスとを前記第一の情報送信部が無目し、前記第二の情報受信部により受信された信号から、前記 HD情報抽出部により前記情報 IDが抽出された場合には、前記情報データベースに記憶されて!、る該情報 ID に対応する情報を前記第一の情報送信部が無線送信する、

[122] 前記情報取得装置において、

前記受信部は、公衆回線を使用するものであり、前記公衆回線を利用した一般音声の受信再生及び送話することが可能な通話部を有する、

[123] 前記情報取得装置において、

前記受信部により受信された信号が通話信号である場合には、前記通話部により一般音声の受信再生及び送話することが可能になる、

ことを特徴とする請求の範囲第 122項記載の情報提供システム。

[124] 前記情報提供装置の第一の受信部は、複数の受信部を備え、それら各受信部に提供する情報が対応付けされており、要求信号を受信した受信部に対応付けられた情報を前記情報データベースから読み出し、該情報を前記第一の情報送信部が送信する、

[125] 前記情報取得装置は、

を更に有し、

前記情報提供装置は、

情報提供可能であることを知らせる信号を無線送信する信号送信部、を更に有し、

前記情報取得装置は、前記検知部により前記情報置供装置の存在が検知されない場合は、情報取得動作を行わない、

ことを特徴とする請求の範囲第 111項記載の情報提供システム。

[126] 前記情報取得装置は、前記受信部で受信した情報が、情報が存在するネットワーク上のアドレス情報であつた場合、前記アドレス情報が表すサーバアドレス宛にインターネット経由で情報要求信号を送信し、該情報要求信号に応じた情報をインターネット経由で受信する送受信部、

を更に有する

[127] 前記情報取得装置は、

前記受信部により受信された情報が、前記設定部により設定された情報の種別に係る情報であるカゝ否カゝを分析する分析部、

を更に有し、

前記分析部の分析結果により、前記受信部により受信された情報が、前記設定された情報の種別に係る情報である場合には前記受信された情報を記憶し、そうでない場合には警告する、

ことを特徴とする請求の範囲第 112項記載の情報提供システム。

[128] 前記情報提供装置は、

前記第一の情報送信部とは異なる第二の情報送信部を更に有し、

[129] 前記情報提供装置は、

前記送信部により所定の情報が送信先アドレス宛に送信されたときの該送信先アドレスが記憶される情報提供履歴データベースと、前記要求抽出部により抽出された送信先アドレスが前記情報提供履歴データべ一スに記憶されているか否かを判定する判定部と、

を更に有し、

前記情報提供装置において、

前記第一の送信部は、前記判定部による判定結果に応じて、前記要求抽出部により抽出された送信先アドレス宛に前記情報データベースから読み出された所定の情報を送信する或いは送信しなヽ、

[130] 前記情報提供装置は、

前記要求抽出部により抽出された使用者情報から該使用者情報のレベルを判別する使用者情報レベル判別部と、

前記抽出部により抽出された使用者情報が記憶される使用者情報データベースとを更に有し、

前記情報提供装置において、

前記第一の送信部は、前記使用者情報レベル判別部により判別された使用者情報のレベルに応じて前記情報データベースから読み出された情報を、前記抽出部により抽出された送信先アドレス宛に送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 104項記載の情報提供システム。

[131] 前記第一の情報送信部とは異なる第三の情報送信部と、

該第三の情報送信部により送信された信号に対する返信信号を受信する第三の情報受信部と

を更に有し、

前記第三の情報受信部は前記第 2の要求信号に対する返信信号を受信し、前記第一の情報送信部は、前記第三の情報受信部で受信した前記返信信号に含まれる情報を前記送信先アドレス宛てに送信する、

[132] 前記情報提供装置は、

前記送信部により所定の情報が送信先アドレス宛てに送信されたときの該送信先アドレスが記憶される情報提供履歴データベースと、

前記抽出部により抽出された送信先アドレスが前記情報提供履歴データベースに記憶されて、る力否かを判定する判定部と、

を更に有し、

前記情報提供装置において、

前記第二の情報送信部は、前記判定部による判定結果に応じて、前記要求抽出部により抽出された送信先アドレス宛てに前記情報データベース力読み出された所定の情報を送信或、は送信しな、、

ことを特徴とする請求の範囲第 128項記載の情報提供システム。

[133] 前記情報提供装置は、

前記要求抽出部により抽出された使用者情報から該使用者情報のレベルを判定する使用者情報レベル判定部と、

前記情報取得装置において、

前記情報付加部は、更に、当該情報取得装置の使用者情報を前記情報要求信号に付加し、

前記情報提供装置において、

前記要求抽出部は、更に、前記第一の情報受信部により受信された要求信号から使用者情報を抽出し、

前記第二の情報送信部は、前記使用者情報レベル判定部により判定された使用者情報の判定レベルに応じて前記情報データベースから読み出された情報を、前記抽出部により抽出された送信先アドレス宛てに送信する、

[134] 前記第一の情報送信部とは異なる第三の情報送信部と、

を更に有し、

該第三の情報受信部は、前記第 2の要求信号に対する返信信号を受信し、前記第二の情報送信部は、前記第三の情報受信部で受信した前記返信信号に含まれる情報を前記送信先アドレス宛てに送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 128記載の情報提供システム。

[135] デジタル情報を取得する情報取得装置と該情報取得装置からの情報要求に基づいて情報を提供することが可能な情報提供装置とを含む情報提供システムにおける情報提供方法であって、

前記情報取得装置は、

情報要求信号に情報の送信先を指定する少なくとも一つのアドレスを付加し、該付加した情報要求信号を指向性を有する信号として指向方向に無線送信し、前記情報提供装置は、

前記指向方向に無線送信された情報要求信号を受信し、

該受信した情報要求信号から、前記アドレスを抽出し、

提供する情報が記憶されている情報データベースから前記情報要求信号に応じて読み出した情報を、前記抽出した前記アドレス宛に無線送信する、

ことを特徴とする情報提供方法。

[136] 前記送信先アドレスは当該情報取得装置のアドレスであり、

前記情報提供装置から無線送信される前記情報を含む信号は、指向性が無!ヽか、又は前記情報要求信号よりも広い指向性を有する信号として送信される、ことを特徴とする請求の範囲第 135項記載の情報提供方法。

[137] 前記情報取得装置は、

前記情報要求信号に、当該情報取得装置の使用者情報を更に付加し、前記情報提供装置は、

前記受信した情報要求信号から、前記使用者情報を更に抽出し、

情報データベースから前記抽出した前記使用者情報に応じて読み出した情報を、前記抽出した前記アドレス宛に無線送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 135項記載の情報提供方法。

[138] 前記情報取得装置は、

前記受信した情報が不完全であった場合、又は情報取得が不完全になることが判断される場合に、前記付加した情報要求信号を指向方向に再無線送信する、ことを特徴とする請求の範囲第 136項記載の情報提供方法。

[139] 前記情報取得装置は、

前記受信した情報が不完全であった場合、又は情報取得が不完全になることが判断される場合に警告する、

ことを特徴とする請求の範囲第 136項記載の情報提供方法。

[140] 前記情報取得装置は、

前記情報要求信号に、当該情報取得装置の機器情報を更に付加し、前記情報提供装置は、

前記受信した情報要求信号から、前記機器情報を更に抽出し、

該抽出した前記機器晴報に応じて、プログラム情報データベースに記憶されて!、る前記機器情報に対応するコントロールプログラムを、前記抽出した前記情報取得装置のアドレス宛に更に無線送信し、

前記情報取得装置は、

前記無線送信されたコントロールプログラムを更に受信し、

該受信したコントロールプログラムに基づいて、プログラムメモリに記憶されている当該情報取得装置の動作を制御するためのコントロールプログラムの一部又は全てを更新する、

ことを特徴とする請求の範囲第 136項記載の情報提供方法。

[141] 前記情報提供装置は、

情報提供可能である場合には、情報提供可能であることを知らせる信号を無線送信し、

前記情報取得装置は、

前記指向方向に、前記情報提供可能であることを知らせる信号を検知できるときに情報取得動作を行う、

ことを特徴とする請求の範囲第 135項記載の情報提供方法。

[142] 前記情報取得装置は、

前記指向方向に、前記情報提供可能であることを知らせる信号を検知できないときは情報取得動作を行わな、、

ことを特徴とする請求の範囲第 141項記載の情報提供方法。

[143] 前記情報取得装置は、

情報取得指示が行われると、情報取得動作に加えて、前記指向方向と同一方向の被写体を撮像して画像データを取得し、前記受信した情報に加えて、前記取得した画像データを記憶する、

ことを特徴とする請求の範囲第 135項記載の情報提供方法。

[144] 前記情報取得装置は、

情報のみを取得するモード、画像のみを取得するモード、及び情報と画像の両方を取得するモードのうちの少なくとも 1つを設定、或いは該設定の切り換えを行い、前記設定、或いは切り換えたモードに応じた動作を行う、

ことを特徴とする請求の範囲第 143項記載の情報提供方法。

[145] 前記情報取得装置は、

受信する情報の種別に係る情報を設定し、

前記情報要求信号に、前記設定した情報の種別に係る情報を更に付加し、前記情報提供装置は、

前記受信した情報要求信号から、前記情報の種別に係る情報を更に抽出し、情報データベースから前記抽出した前記情報の種別に係る情報に応じて読み出した情報を、前記抽出した前記アドレス宛に無線送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 135項記載の情報提供方法。

[146] 前記情報取得装置は、

受信する情報の種別に係る情報を設定し、

前記受信した情報要求信号から、前記情報の種別に係る情報を更に抽出し、情報データベースから前記抽出した前記情報の種別に係る情報に応じて読み出した情報を、前記抽出した前記情報端末装置のアドレス宛に無線送信し、

前記情報取得装置は、

前記受信した情報の容量が、所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超えた場合に警告する、

ことを特徴とする請求の範囲第 136項記載の情報提供方法。

[147] 前記情報取得装置は、

受信する情報の種別に係る情報を設定し、

前記情報取得装置は、

前記受信した情報の容量が、所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超える場合は、自動的に情報容量の小さい情報の種別に係る情報に変更し、該変更した情報の種別に係る情報と前記当該情報取得装置のアドレスとを付加した情報要求信号を、前記指向方向に再無線送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 136項記載の情報提供方法。

[148] 前記情報取得装置は、記憶されて!、る情報或いは前記受信した情報の一部又は全てを提示し、該提示した情報力少なくとも一つの情報項目を選択し、

前記情報要求信号に、前記選択した情報項目に対応する情報を特定する情報 ID を更に付加し、

前記情報提供装置は、

前記受信した前記情報要求信号から、前記情報を特定する情報 IDを更に抽出することができたときは、前記情報データベースから前記情報 IDに応じて読み出した情報を、前記抽出した前記情報端末装置のアドレス宛に無線送信し、

前記受信した前記情報要求信号から、前記情報を特定する情報 IDを抽出することができなかったときは、前記情報データベースに記憶されている所定の情報を、前記抽出した前記情報端末装置のアドレス宛に無線送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 136項記載の情報提供方法。

[149] 前記情報取得装置は、

記憶されて、る情報若しくは画像データ、又は前記受信した情報を外部に伝送する、

ことを特徴とする請求の範囲第 143項記載の情報提供方法。

[150] 前記情報取得装置は、

記憶されて、る情報若しくは画像データ、又は前記受信した情報を所定の送信先アドレス宛に送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 143項記載の情報提供方法。

[151] 前記情報取得装置は、

暗号化キー及び復号化キーを生成し、

前記情報要求信号に、前記生成した暗号化キーを更に付加し、

前記情報提供装置は、

前記受信した情報要求信号から、前記暗号キーを更に抽出し、

前記情報データベースから前記情報要求信号に応じて読み出した情報を、前記抽出した暗号化キーで暗号化し、

該暗号化した情報を、前記抽出した前記情報端末装置のアドレス宛に無線送信し前記情報取得装置は、

前記受信した情報を、前記生成した復号化キーで復号化し、

該復号ィ匕した情報を記憶する、

ことを特徴とする請求の範囲第 136項記載の情報提供方法。

[152] 前記情報提供装置は、

前記情報データベースから前記要求信号に応じて読み出した情報と該情報を特定する情報特定情報とを、前記抽出した前記情報取得装置のアドレス宛に無線送信し前記情報取得装置は、

前記無線送信された情報と該情報を特定する情報特定情報とを受信し、該受信した情報を特定する情報特定情報と、記憶されている情報特定情報と、に基づいて、前記受信した情報が取得済みである力否かを判定し、未取得と判定された場合に、前記受信した情報を記憶し、

前記受信した情報を特定する情報特定情報を記憶する、

ことを特徴とする請求の範囲第 136項記載の情報提供方法。

[153] 前記情報提供装置は、

暗号化キー及び復号化キーを生成し、

該生成した暗号化キーを、前記抽出した前記情報端末装置のアドレス宛に無線送信し、

前記情報取得装置は、

前記無線送信された暗号化キーを受信し、

該受信した暗号キーで当該情報取得装置の使用者情報を暗号化し、

前記情報要求信号に、前記暗号化した使用者情報を更に付加し、

前記情報提供装置は、

前記受信した情報要求信号から、前記暗号化された使用者情報を更に抽出し、該抽出した使用者情報を、前記生成した復号ィ匕キーで復号化し、

前記情報データベースから前記復号化した使用者情報に応じて読み出した情報を、前記抽出した前記情報端末装置のアドレス宛に無線送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 136項記載の情報提供方法。

[154] 前記情報提供装置は、

前記指向方向に無線送信された情報要求信号を受信すると、前記情報データべースに記憶されている所定の情報と当該情報提供装置のアドレスとを、前記情報要求信号から抽出した前記情報端末装置のアドレス宛に無線送信し、

前記情報取得装置は、

前記無線送信された情報と前記情報提供装置のアドレスとを受信し、

記憶されて!、る情報或いは前記受信した情報の一部又は全てを当該情報取得装置の表示部に提示し、

該提示した情報力少なくとも一つの情報項目を選択し、

該選択した情報項目に対応する情報を特定する情報 IDと当該情報取得装置のァドレスとを付加した情報要求信号を、前記受信した前記情報提供装置のアドレス宛に無線送信し、

前記情報提供装置は、

当該情報提供装置のアドレス宛に無線送信された情報要求信号を受信し、該受信した情報要求信号から、前記情報 IDと前記情報取得装置のアドレスとを抽出し、

前記情報データベースから前記抽出した情報 IDに応じて読み出した情報を、前記抽出した前記情報端末装置のアドレス宛に無線送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 136項記載の情報提供方法。

[155] 電話機能を備えたデジタル情報を取得する情報取得装置と該情報取得装置からの情報要求に基づいて情報を提供することが可能な情報提供装置とを含む情報提供システムにおける情報提供方法であって、

前記情報取得装置は、

情報要求信号に当該情報取得装置の電話番号を付加し、

該付加した情報要求信号を指向方向に無線送信し、

前記情報提供装置は、前記指向方向に無線送信された情報要求信号を受信し、

該受信した情報要求信号から、前記情報端末装置の電話番号を抽出し、情報データベースから前記情報要求信号に応じて読み出した情報を、前記抽出した前記情報端末装置の電話番号宛に、公衆回線を使用して送信し、

前記情報取得装置は、

前記送信された情報を受信し、

該受信した情報を記憶する、

ことを特徴とする情報提供方法。

[156] 前記情報取得装置は、

通話信号を受信すると、一般音声の受信再生及び送話することが可能になる、ことを特徴とする請求の範囲第 155項記載の情報提供方法。

[157] 前記情報提供装置は、

前記情報要求信号を受信する受信部を複数備え、前記情報要求信号を受信した受信部に対応付けられている情報を前記情報データベース力読み出し、該読み出した情報を、前記抽出した前記情報端末装置のアドレス宛に無線送信する、ことを特徴とする請求の範囲第 135項記載の情報提供方法。

[158] 前記情報提供装置は、

前記情報取得装置は、

ことを特徴とする請求の範囲第 144項記載の情報提供方法。

[159] 前記情報取得装置は、

前記受信した情報が、情報が存在するネットワーク上のアドレス情報であった場合、前記アドレス情報が表すサーバアドレス宛にインターネット経由で情報要求信号を送信し、該情報要求信号に応じた情報をインターネット経由で受信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 136項記載の情報提供方法。 [160] 前記送信先アドレスは、前記情報取得装置のアドレスであって、

前記情報取得装置は、

前記受信した情報が、前記設定した情報の種別に係る情報であるか否かを分析し、前記受信した情報が、前記設定した情報の種別に係る情報である場合には前記受信した情報を記憶し、そうでな!/、場合には警告する、

ことを特徴とする請求の範囲第 145項記載の情報提供方法。

[161] 前記情報取得装置において前記情報要求信号に付加されるアドレスは、当該情報取得装置のアドレスとは異なる送信先アドレスであり、

前記情報提供装置は、

前記提供する情報が記憶されている情報データベースから読み出した所定の情報を、前記情報要求信号の送信元とは異なる、前記抽出した送信先アドレス宛に送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 135項記載の情報提供方法。

[162] 前記情報提供装置は、

前記所定の情報を前記送信先アドレス宛に送信する毎に、該送信先アドレスを記し、

情報要求信号を受信したときに、該情報要求信号から抽出した送信先アドレスを既に記憶されているか否かを判定し、該判定結果に応じて、前記所定の情報を送信する或いは送信しない、

ことを特徴とする請求の範囲第 161項記載の情報提供方法。

[163] 前記情報取得装置は、

前記情報要求信号に、当該情報端末装置の使用者情報を更に付加し、前記情報提供装置は、

該抽出した使用者情報から該使用者情報のレベルを判別し、

該判別した使用者情報のレベルに応じて前記情報データベースから読み出した情報を、前記抽出した送信先アドレス宛に送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 161項記載の情報提供方法。 [164] 前記情報提供装置は、

前記受信した情報要求信号から、前記アドレスを抽出し、

該抽出した送信先アドレスとは異なる送信先宛に情報要求信号を送信し、該送信した情報要求信号に対する返信情報を受信し、

提供する情報が記憶されている情報データベースから読み出した所定の情報と、前記受信した返信情報とを、前記抽出したアドレス宛に送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 135項記載の情報提供方法。

[165] 内蔵或!、は着脱自在になされた、情報を記憶する情報記憶部と、

指向性を有し、指向方向に送信対象とする情報要求を無線送信する第一の送信部と、

指向性が無いか、又は前記第一の送信部よりも広い指向性を有する受信部と、を有する情報取得装置で実行されるコンピュータプログラムであって、

送信対象とする情報要求信号を生成し、

前記生成した情報要求信号に少なくとも一つのアドレス情報を付加し、前記少なくとも一つのアドレス情報が付加された情報要求信号を、前記第一の送信部より指向方向に送信し、

前記第一の送信部より送信された前記情報要求信号に応答して無線送信された無線信号を前記受信部で受信し、

該信号に含まれる情報の一部又は全部を前記記憶部に記憶する、

ことを特徴とする情報取得プログラム。

[166] 前記第一の送信部は、光を含む電磁波或いは超音波を含む音波を使用して前記情報要求信号を無線送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 165項記載の情報取得プログラム。

[167] 前記情報要求信号に付加するアドレスは、当該情報取得装置の前記受信部のアドレスである自己アドレスである、

ことを特徴とする請求の範囲第 166項記載の情報取得プログラム。

[168] 前記情報要求信号に付加するアドレスは、前記自己アドレスの他に、当該情報取得装置の前記受信部のアドレスとは異なるアドレスを含む、ことを特徴とする請求の範囲第 167項記載の情報取得プログラム。

[169] 当該情報取得装置は、情報を提示する情報提示部を更に有し、

前記情報記憶部に記憶されている情報或いは前記受信部により取得された情報の一部又は全てを前記情報提示部により提示する、

ことを特徴とする請求の範囲第 167項記載の情報取得プログラム。

[170] 当該情報取得装置は、情報を伝送する情報伝送部を更に有し、

前記情報記憶部に記憶されている情報、又は前記受信機能により取得された情報を前記情報伝送部により外部に伝送する、

ことを特徴とする請求の範囲第 169項記載の情報取得プログラム。

[171] 前記情報記憶部に記憶されて!、る情報を選択し、

該選択した情報を前記情報伝送部により外部に伝送する、

ことを特徴とする請求の範囲第 170項記載の情報取得プログラム。

[172] 前記情報伝送部は、所定の送信先を表すアドレス宛に伝送する、

[173] 前記受信部で受信し取得する情報の種別に係る情報を設定し、

該設定した情報の種別に係る情報を前記送信対象とする信号に付加する、ことを特徴とする請求の範囲第 169項記載の情報取得プログラム。

[174] 前記受信部で受信した情報から取得すべき情報を選別し、該選別した情報を前記情報記憶部に記憶する、

ことを特徴とする請求の範囲第 173項記載の情報取得プログラム。

[175] 前記選別の基準は、前記設定した情報の種別であり、該種別の情報のみを前記情報記憶部に記憶する、

ことを特徴とする請求の範囲第 174項記載の情報取得プログラム。

[176] 前記情報の種別に係る情報は、少なくとも、情報の容量、情報の種類、情報の形態、情報のファイル形式、情報の内容、情報の分野、の何れか一つに係る情報である、ことを特徴とする請求の範囲第 173項記載の情報取得プログラム。

[177] 前記情報の種別に係る情報は、同一対象であって情報の容量が異なる種別を表す情報である、ことを特徴とする請求の範囲第 173項記載の情報取得プログラム。

[178] 前記情報の種別に係る情報は、通常情報、該通常情報を要約した要約情報、及び情報が存在するネットワーク上のアドレス情報のうちの少なくとも一つの情報に係る情報を含む、

ことを特徴とする請求の範囲第 177項記載の情報取得プログラム。

[179] 前記受信部で取得した情報に含まれる、情報提供元を特定するサーバアドレスを抽出する、

[180] 当該情報取得装置は、前記第一の送信部とは異なる形態で信号送信を行う第二の送信部を更に有し、

前記第二の送信部は、光を含む電磁波或いは超音波を含む音波を使用して信号を無線送信し、この第二の送信部により無線送信される信号は指向性を持たないか、前記第一の送信部により送信される信号に比べて広い指向性を有する、

ことを特徴とする請求の範囲第 179項記載の情報取得プログラム。

[181] 前記受信部で受信した情報が、情報が存在するネットワーク上のアドレス情報であつた場合、前記抽出したサーバアドレス宛に、情報要求信号を前記第二の送信部により送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 180項記載の情報取得プログラム。

[182] 前記情報提示部により提示した情報力少なくとも一つの情報項目を選択し、該選択した情報項目に対応する情報を特定する情報 IDを前記送信対象とする信号に付加し、

[183] 前記受信部で取得した情報が不完全であった場合、又は情報取得が不完全になることが判断される場合に警告する、

[184] 前記受信部で取得した情報が不完全であった場合、又は情報取得が不完全になることが判断される場合に、前記第一の送信部又は前記第二の送信部が前記送信対象とする信号を再送信する、

[185] 前記受信部で取得した情報の容量が、所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超えた場合に警告する、

ことを特徴とする請求の範囲第 183項記載の情報取得プログラム。

[186] 前記受信部で受信し取得した情報が引き続き送信されてくる情報の容量に係る情報であって、該情報の容量が所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超える場合に警告する、

[187] 前記受信部で取得した情報の容量が、所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超える場合は、自動的に情報容量の小さい情報の種別に係る情報に変更し、該情報の種別に係る情報を前記送信対象とする信号に付加し、該付加した送信対象とする信号を前記第一の送信部又は前記第二の送信部により再送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 184項記載の情報取得プログラム。

[188] 前記受信部で受信し取得することが可能な情報の容量の最大値を設定し、

該設定した取得可能な情報の容量の最大値に係る情報を、前記送信対象とする信号に付加する、

[189] 前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量より、自動的に、前記取得可能な情報の容量の最大値を設定する、

ことを特徴とする請求の範囲第 188項記載の情報取得プログラム。

[190] 当該情報取得装置は、当該情報取得装置の使用者に係る情報を記憶する使用者情報記憶部を更に有し、

前記使用者情報記憶部に記憶されている当該情報取得装置の使用者に係る情報を、前記送信対象とする信号に付加する、

ことを特徴とする請求の範囲第 169項記載の情報取得プログラム。 [191] 当該情報取得装置は、当該情報取得装置の機器情報を記憶する機器情報記憶部を更に有し、

前記機器情報記憶部に記憶されて!、る当該情報取得装置の機器情報を、前記送信対象とする信号に付加する、

[192] 前記機器情報は、少なくとも、当該情報取得装置のメーカー名、機種番号、製品シリアル番号、又はファームウェアのバージョン情報の!/、ずれか一つ又は複数を含む、ことを特徴とする請求の範囲第 191項記載の情報取得プログラム。

[193] 当該情報取得装置は、前記受信部で受信した情報を特定する情報特定情報を記憶する情報取得履歴記憶部を更に有し、

前記受信部で新たに受信した情報の情報特定情報に基づ、て、前記新たに受信した情報が取得済みである力否かを判定し、

前記情報記憶部には、前記受信部で受信した情報のうち、前記判定で未取得と判定された情報が記憶される、

[194] 前記情報取得履歴記憶部に記憶される情報特定情報は、前記受信部で受信した信号を送信した装置のアドレス又は前記受信部で受信した情報に付与されている前記情報 IDの少なくとも一方を含む情報である、

ことを特徴とする請求の範囲第 193項記載の情報取得プログラム。

[195] 前記指向方向に当該情報取得装置に情報を提供可能な情報提供装置が存在することを検知する、

[196] 当該情報取得装置は、前記情報提供装置から発信された発信信号を受信する発信信号受信部を更に有し、

前記発信信号受信部で前記発信信号を受信したときに前記情報提供装置が存在することを検知したことを通知する、

ことを特徴とする請求の範囲第 195項記載の情報取得プログラム。

[197] 前記情報提供装置の存在が検知されな!、場合は、情報取得動作を行わな、、ことを特徴とする請求の範囲第 195項記載の情報取得プログラム。

[198] 前記受信部で受信した信号に当該情報取得装置のコントロールプログラムが含まれていた場合は、該コントロールプログラムを抽出し、該コントロールプログラムに基づいて、更新対象とする、当該情報取得装置のプログラムメモリに記憶されているコントロールプログラムの一部又は全てを更新する、

[199] 前記受信部で取得した情報に不当なプログラムが含まれて、る力否かを検知し、前記受信部で取得した情報に不当なプログラムが含まれていると検知した場合には、警告し、前記取得した情報を削除する、

ことを特徴とする請求の範囲第 198項記載の情報取得プログラム。

[200] 前記受信部で受信し取得した情報に含まれる暗号化キーにより、前記送信対象とする信号に付加される情報の一部又は全てを暗号ィ匕する、

[201] 暗号化キー要求情報を、前記送信対象とする信号に付加する、

ことを特徴とする請求項 200記載の情報取得プログラム。

[202] 暗号化キー及び復号化キーを生成し、

該生成した暗号化キーを前記送信対象とする信号に付加し、

前記生成した復号化キーにより、前記受信部で受信した信号に含まれる暗号化された情報を復号化する、

[203] 前記受信部は、公衆回線を使用するものであり、前記公衆回線を利用した一般音声の受信再生及び送話することが可能である、

[204] 当該情報取得装置は、前記第一の送信部が送信する信号の前記指向方向と同一方向の被写体を撮像して画像データを得る撮像部を更に有し、

前記情報記憶部は、前記受信部で取得した情報に加えて前記撮像部で得た画像データを記憶し、

前記情報提示部は、前記情報記憶部に記憶されている情報或いは画像データ、前記受信部で取得した情報、又は前記撮像部で得た画像データの一部又は全てを提示する、

[205] 情報のみを取得するモード、画像のみを取得するモード、及び情報と画像の両方を取得するモードのうちの少なくとも 1つを設定する、

ことを特徴とする請求の範囲第 204項記載の情報取得プログラム。

[206] 前記情報取得装置は、情報を伝送する情報伝送部を更に有し、

前記情報記憶部に記憶されている情報或いは画像データ、前記受信部で取得した情報、又は前記撮像部で得た画像データを前記情報伝送部により外部に伝送する、

[207] 前記情報記憶部に記憶されて！ヽる情報或いは画像データを選択し、

該選択した情報或いは画像データを前記情報伝送部により外部に伝送する、ことを特徴とする請求の範囲第 206項記載の情報取得プログラム。

[208] 前記情報伝送部は、所定の送信先を表すアドレス宛に伝送する、

ことを特徴とする請求の範囲第 207項記載の情報取得プログラム。

[209] 前記受信部で受信し取得した情報の種別に係る情報を設定し、

該設定した情報の種別に係る情報を前記送信対象とする信号に付加する、ことを特徴とする請求の範囲第 204項記載の情報取得プログラム。

[210] 前記受信部で受信した情報から、取得すべき情報を選別し、

該選別した情報を前記情報記憶部に記憶する、

ことを特徴とする請求の範囲第 209項記載の情報取得プログラム。

[211] 前記選別の基準は、前記設定した情報の種別であり、該種別の情報のみを前記情報記憶部に記憶する、

ことを特徴とする請求の範囲第 210項記載の情報取得プログラム。

[212] 前記情報の種別に係る情報は、少なくとも、情報の容量、情報の種類、情報の形態、情報のファイル形式、情報の内容、情報の分野、の何れか一つに係る情報である、ことを特徴とする請求の範囲第 209項記載の情報取得プログラム。 [213] 前記情報の種別に係る情報は、同一対象であって情報の容量が異なる種別を表す情報である、

[214] 前記情報の種別に係る情報は、通常情報、該通常情報を要約した要約情報、及び情報が存在するネットワーク上のアドレス情報のうちの少なくとも一つの情報に係る情報を含む、

ことを特徴とする請求の範囲第 213項記載の情報取得プログラム。

[215] 前記受信部で取得した情報に含まれる、情報提供元を特定するサーバアドレスを抽出する、

[216] 当該情報取得装置は、前記第一の送信部とは異なる形態で信号送信を行う第二の送信部を更に有し、

前記第二の送信部は、光を含む電磁波或いは超音波を含む音波を使用して信号を無線送信し、この第二の送信部により無線送信される信号は指向性を持たないか、前記第一の送信部で送信される信号に比べて広い指向性を有する、

ことを特徴とする請求の範囲第 215項記載の情報取得プログラム。

[217] 前記受信部で受信した情報が、情報が存在するネットワーク上のアドレス情報であつた場合、前記抽出したサーバアドレス宛に、情報要求信号を前記第二の送信部により送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 216項記載の情報取得プログラム。

[218] 前記情報提示部により提示された情報力少なくとも一つの情報項目を選択し、該選択した情報項目に対応する情報を特定する情報 IDを前記送信対象とする信号に付加し、

[219] 前記受信部で取得した情報が不先仝であった場合、又は情報取得が不完全になることが判断される場合に警告する、ことを特徴とする請求の範囲第 204項記載の情報取得プログラム。

[220] 前記受信部で取得した情報が不完全であった堤合、又は情報取得が不完全になることが判断される場合に、前記第一の送信部又は前記第二の送信部により前記送信対象とする信号を再送信する、

[221] 前記受信部で取得した情報の容量が、所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超えた場合に警告する、

ことを特徴とする請求の範囲第 219項記載の情報取得プログラム。

[222] 前記受信部で受信し取得した情報が引き続き送信されてくる情報の容量に係る情報であって、該情報の容量が所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超える場合に警告する、

[223] 前記受信部で取得した情報の容量が、所定の容量或いは前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量を超える場合は、自動的に情報容量の小さい情報の種別に係る情報に変更し、該情報の種別に係る情報を前記送信対象とする信号に付加し、該付加した送信対象とする信号を、前記第一の送信部又は前記第二の送信部により再送信する、

[224] 前記受信部で受信し取得することが可能な情報の容量の最大値を設定し、

[225] 前記情報記憶部に記憶可能な空き記憶容量より、自動的に、前記取得可能な情報の容量の最大値を設定する、

ことを特徴とする請求の範囲第 224項記載の情報取得プログラム。

[226] 当該情報取得装置は、当該情報取得装置の使用者に係る情報を記憶する使用者情報記憶部を更に有し、

[227] 当該情報取得装置は、当該情報取得装置の機器情報を記憶する機器情報記憶部を更に有し、

[228] 前記機器情報は、少なくとも、当該情報取得装置のメーカー名、機種番号、製品シリアル番号、又はファームウェアのバージョン情報の!/、ずれか一つ又は複数を含む、ことを特徴とする請求の範囲第 227項記載の情報取得プログラム。

[229] 当該情報取得装置は、前記受信部で受信した情報を特定する情報特定情報を記憶する情報取得履歴記憶部を更に有し、

前記受信部で新たに受信した情報の情報特定情報に基づ、て、前記新たに受信した情報が取得済みである力未取得であるかを判定し、

[230] 前記情報取得履歴記憶部に記憶される情報特定情報は、前記受信部で受信した信号を送信した装置のアドレス又は前記受信部で受信した情報に付与されている前記情報 IDの少なくとも一方を含む情報である、

ことを特徴とする請求の範囲第 229項記載の情報取得プログラム。

[231] 前記指向方向に当該情報取得装置に情報を提供可能な情報提供装置が存在することを検知する、

[232] 当該情報取得装置は、前記情報提供装置から発信された発信信号を受信する発信信号受信部を更に有し、

前記発信信号受信部で前記発信信号を受信したときに前記情報提供装置が存在することを検知したことを通知する、ことを特徴とする請求の範囲第 231項記載の情報取得プログラム。

[233] 前記情報提供装置の存在が検知されな、場合は、情報取得動作を行わな、、ことを特徴とする請求の範囲第 231項記載の情報取得プログラム。

[234] 前記情報提供装置の存在が検知されな!、場合は、情報と画像の両方を取得するモードが設定されてあつても、画像のみを取得するモードと同様に、画像の撮影のみを行う、

ことを特徴とする請求の範囲第 231項記載の情報取得プログラム。

[235] 前記受信部で受信した信号に当該情報取得装置のコントロールプログラムが含まれていた場合は、該コントロールプログラムを抽出し、該コントロールプログラムに基づいて、更新対象とする、当該情報取得装置のプログラムメモリに記憶されているコントロールプログラムの一部又は全てを更新する、

[236] 前記受信部で取得した情報に不当なプログラムが含まれて、る力否かを検知し、前記受信部で取得した情報に不当なプログラムが含まれていると検知した場合には、警告し、前記取得した情報を削除する、

ことを特徴とする請求の範囲第 235項記載の情報取得プログラム。

[237] 前記受信部で受信し取得した情報に含まれる暗号化キーにより、前記送信対象とする信号に付加される情報の一部又は全てを暗号ィ匕する、

[238] 暗号化キー要求情報を、前記送信対象とする信号に付加する、

ことを特徴とする請求の範囲第 237項記載の情報取得プログラム。

[239] 暗号化キー及び復号化キーを生成し、

該生成した暗号化キーを、前記送信対象とする信号に付加し、

[240] 前記受信部は、公衆回線を使用するものであり、前記公衆回線を利用した一般音声の受信再生及び送話することが可能である、ことを特徴とする請求の範囲第 204項記載の情報取得プログラム。

[241] 提供する情報が記憶される情報データベースと、

少なくとも請求項 1乃至 76に記載のいずれかの情報取得装置の前記指向性を有する第一の送信部から無線送信された要求信号を受信する第一の情報受信部と、情報を無線送信する第一の情報送信部と、

を有し、

少なくとも前記情報取得装置からの情報要求に基づいて情報を提供することが可能な情報提供装置で実行されるコンピュータプログラムであって、

前記第一の情報受信部で受信した要求信号から、情報の送信先を指定する送信先アドレスを抽出し、

前記情報データベースから前記要求信号に応じて読み出した提供情報を、前記抽出したアドレス情報に基づく送信先アドレス宛に、前記第一の情報送信部により無線送信する、

ことを特徴とする情報提供プログラム。

[242] 前記抽出した前記送信先アドレスは、前記情報取得装置の提供情報を受信する受信部のアドレスである自己アドレスであり、前記第一の情報送信部は、前記情報データベースから前記要求信号に応じて読み出された提供情報を前記自己アドレス宛てに無線送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 241項記載の情報提供プログラム。

[243] 当該情報提供装置は、前記第一の情報受信部に加えて、前記情報取得装置の第二の送信部から無線送信された信号を受信する第二の情報受信部を更に有し、前記第一の情報送信部により、前記抽出した送信先アドレス宛に、前記第二の情報受信部のアドレスを送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 242項記載の情報提供プログラム。

[244] 前記第一の情報受信部又は前記第二の情報受信部で受信した前記要求信号から、情報を特定する情報 IDが抽出された場合には、前記情報データベースに記憶されている前記情報 IDに対応する情報を前記第一の情報送信部により無線送信し、前記第一の情報受信部で受信した前記要求信号から、前記情報 IDが抽出されなかつた場合には、前記情報データベースに記憶されている所定の情報を前記第一の情報送信部により無線送信する、

[245] 前記第一の情報受信部で受信した前記要求信号から、前記情報 IDが抽出されな力つた場合には、前記情報データベースに記憶されて!、る提供可能な情報のインデックス情報を前記第一の情報送信部により無線送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 244項記載の情報提供プログラム。

[246] 前記第一の情報受信部で受信した要求信号から、要求される情報の種別に係る情報を抽出し、

該抽出した情報の種別に係る情報に応じて前記情報データベースから読み出した情報を前記第一の情報送信部により無線送信する、

[247] 前記第一の情報送信部により送信される情報を暗号化する、

[248] 当該情報提供装置は、情報提供可能であることを知らせる信号を無線送信する信号送信部を更に有する、

[249] 前記第一の情報受信部は複数の受信部を有し、それら各受信部に提供する情報が対応付けされており、

前記要求信号を受信した受信部に対応付けされた情報を選択し、

該選択した情報を前記情報データベースから読み出し、

該読み出した情報を前記第一の情報送信機能により送信する、

[250] 当該情報提供装置は、装置を制御 '動作させるコントロールプログラムを記憶するプログラム情報データベースを更に有し、

前記第一の情報受信部で受信した要求信号から前記情報取得装置の機器情報を抽出し、

前記プログラム情報データベースから前記抽出した機器情報に応じて読み出したコントロールプログラムを前記第一の情報送信部により送信する、

[251] 前記第一の情報受信部で受信した信号から使用者情報を抽出し、前記情報データベースから前記抽出した使用者情報に応じて読み出した提供情報を、前記抽出したアドレス宛に前記第一の情報送信部により送信する、

[252] 前記抽出した使用者情報から該使用者情報のレベルを判別し、

前記第一の情報送信部により前記抽出した送信先アドレス宛に送信される情報は、前記判別した使用者情報のレベルに応じて前記情報データベースから読み出した情報である、

ことを特徴とする請求の範囲第 251項記載の情報提供プログラム。

[253] 暗号化キー及び復号化キーを生成し、

該生成した暗号ィ匕キーを前記抽出したアドレス情報に基づく送信先アドレス宛に前記第一の情報送信部により送信し、

前記生成した復号化キーにより、前記第一の情報受信部又は前記第二の情報受信部で受信した信号に含まれる暗号化された情報を復号化する、

[254] 当該情報提供装置は、前記第一の情報送信部により提供情報が送信先アドレス宛に送信されたときの該送信先アドレスを記憶する情報提供履歴データベースを更に備え、

前記情報提供履歴データベースに前記抽出した送信先アドレスが記憶されているか否かを半 lj定し、

前記第一の情報送信部は、前記判定結果に応じて、前記抽出した送信先アドレス宛に前記情報データベースから読み出された所定の情報を送信する或いは送信しない、

[255] 当該情報提供装置は、前記第一の情報送信部により提供情報が送信先アドレス宛に送信されたときの、該送信先アドレスと、該提供情報を特定するための該提供情報の情報とを関連付けて記憶する情報提供履歴データベースを更に備え、前記情報提供履歴データベースに、前記抽出した送信先アドレス及び前記情報デ一タース力読み出された提供情報の ID情報が関連付けされて記憶されている力否かを判定し、

前記第一の情報送信部は、前記判定結果に応じて、前記抽出された送信先ァドレス宛に前記情報データベースから読み出された要求情報を送信する或いは送信しない、

[256] 当該情報提供装置は、前記第一の情報送信部とは異なる第二の情報送信部を更に有し、

前記第一の情報受信部で受信した信号から自己アドレスと、自己アドレスとは異なる第 2のアドレスを抽出し、

前記第二の情報送信部は、前記第 2のアドレスを送信先アドレスとして、前記情報データベースから読み出された提供情報と前記抽出された情報を送信し、前記第一の情報送信部は、前記抽出された情報の送信先アドレス宛に提供情報を送信したことを通知する送信結果情報を、前記自己アドレス宛てに送信する、ことを特徴とする請求の範囲第 241項記載の情報提供プログラム。

[257] 前記第一の情報受信部で受信した信号に前記自己アドレスとは異なる、情報の送信先を指定する送信先アドレスが含まれていないときには、前記抽出した自己アドレス宛に前記提供情報を前記第一の情報送信部により送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 256項記載の情報提供プログラム。

[258] 当該情報提供装置は、前記第一の情報送信部とは異なる第三の情報送信部と、該第三の情報送信部により送信した信号に対する返信信号を受信する第三の情報受信部と、

を更に有し、

前記第一の情報受信部で受信した信号に含まれる要求情報を抽出し、前記第三の情報送信部は、前記情報要求を含む第 2の要求信号を所定アドレス宛てに送信し、前記第三の情報受信部は、前記第 2の要求信号に対する返信信号を受信し、前記第一の情報送信部は、前記第三の情報受信部で受信した前記返信信号に含まれる情報を前記送信先アドレス宛てに送信する、

[259] 前記第一の情報受信部で受信した信号から情報の種別に係る情報を抽出し、前記第三の情報送信部は、前記抽出された情報の種別に係る情報に応じた情報が前記情報データベースに記憶されて、な、ときには、前記情報の種別に係る情報を含む情報要求信号を、前記情報の種別に係る情報に応じた情報を提供可能な第二の情報提供装置に送信し、

該第二の情報提供装置により送信された前記情報の種別に係る情報に応じた情報が前記第三の情報受信部で受信されると、前記第一の情報送信部は、該情報の種別に係る情報に応じた情報を、前記抽出した送信先アドレス宛に送信する、ことを特徴とする請求の範囲第 258項記載の情報提供プログラム。

[260] 前記第一の情報受信部で受信した信号から該信号の送信元の機器情報を抽出し前記第三の情報送信部は、前記抽出された機器情報に応じた情報が前記情報データベースに記憶されていたときには、前記機器情報に応じて前記情報データべ一スから読み出された情報と、前記情報データベースから読み出された所定の情報を、前記抽出された送信先アドレス宛に送信し、

又は、前記第三の情報送信部は、前記抽出された機器情報に応じた情報が前記情報データベースに記憶されてヽな、ときには、前記機器情報を含む情報要求信号を、前記機器情報に応じた情報を提供可能な第二の情報提供装置に送信し、該第二の情報提供装置により送信された前記機器情報に応じた情報が前記第三の情報受信部で受信されると、前記第一の情報送信部は、該機器情報に応じた情報と前記情報データベースから読み出された所定の情報を、前記抽出された送信先アドレス宛に送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 258項記載の情報提供プログラム。

[261] 前記情報の種別に係る情報に応じた情報を提供可能な第二の情報提供装置を特定し、

前記第三の情報送信部は、前記特定された第二の情報提供装置宛に、前記情報の種別に係る情報を送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 259項記載の情報提供プログラム。

[262] 前記機器情報に応じた情報を提供可能な第二の情報提供装置を特定し、

前記第三の情報送信部は、前記特定された第二の情報提供装置宛に、前記機器情報を送信する、

ことを特徴とする請求の範囲第 260項記載の情報提供プログラム。

[263] 前記機器情報は、少なくとも、前記端末装置のメーカー名、機種番号、製品シリアル番号、又はファームウェアのバージョン情報の!/、ずれか一つ又は複数を含む、ことを特徴とする請求の範囲第 262項記載の情報提供プログラム。

[264] 前記第一の情報送信部により送信する情報を加工する、

[265] 前記情報の加工は、情報の圧縮又は情報の暗号化である、

ことを特徴とする請求の範囲第 264項記載の情報提供プログラム。