WO2005075031A1

WO2005075031A1 - スキー板又はスノーボードの判定システム

Info

Publication number: WO2005075031A1
Application number: PCT/JP2005/001898
Authority: WO
Inventors: Shigehiro Kawai
Original assignee: Japana Co., Ltd.
Priority date: 2004-02-10
Filing date: 2005-02-09
Publication date: 2005-08-18
Also published as: JP2005224290A; US7500393B2; JP4474609B2; US20060181074A1

Abstract

　各スキーヤー又はスノーボーダーの脚力を加味することにより、各スキーヤー又はスノーボーダーに最も適したスキー板又はスノーボードを判定できるようにしたスキー板又はスノーボード判定システムを提供することにある。　複数種のスキー板又はスノーボードの曲げ特性を記憶する記憶手段８と、スキーヤー又はスノーボーダーの体重、脚力を入力する入力手段２と、該体重及び脚力に対応するスキー板の曲げ特性を求める板特性検出手段９と、板特性検出手段９によって求められた曲げ特性に対応するスキー板又はスノーボーダーを前記記憶手段８から検索する板検索手段１０とを備えている。

Description

明細書

スキー板又はスノーボードの判定システム

技術分野

[0001] 本発明は、スキーヤー又はスノーボーダーの体重'脚力に基づき、当該スキーヤー又はスノーボードに適したスキー板又はスノーボードを判定できるようにしたスキー板又はスノーボード判定システムに関する。

背景技術

[0002] 各スキーヤー又はスノーボーダーに適したスキー板又はスノーボードは、各スキーャ一又はスノーボーダーの体重、脚力等に基づき判定することが好ましい。

[0003] そして、スキー板又はスノーボードを購入する際には、顧客が店頭へ出かけて好みのスキー板やスノーボードを選定して、る。

[0004] そして、従来、一般的に、顧客は、スキー板やスノーボードを明確な基準によることなぐ身長又は体型に基づいて勘に頼って選定していたため、販売店の店員に勧められるスキー板やスノーボードをそのまま購入したり、単に価格とか外観に基づいて選定する場合が多ぐ各スキーヤー又はスノーボーダーの身体的特徴とその脚力に適したスキー板やスノーボードを的確に購入することは困難であった。

[0005] かかる各スキーヤー又はスノーボーダーに適したスキー板又はスノーボードを検索する方法として、各スキーヤー又はスノーボーダーの年齢、体重、身長といった身体的情報から、その各スキーヤー又はスノーボーダーに適したスキー板又はスノーボードの各部のサイズとフレックスを決定する方法が提案されてヽる（特許文献 1参照)。特許文献 1：特開 2002 - 312371号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0006] しかしながら、上記従来のスポーツ用品の検索方法においては、各スキーヤー又はスノーボーダーの年齢、体重、身長といった身体的情報から、スキーヤー又はスノーボーダーに適したスキー板又はスノーボードを判定するものであって、各スキーヤー又はスノーボーダーに適したスキー板又はスノーボードを判定する際に最も重要な要素である脚力を加味して、各スキーヤー又はスノーボーダーに適したスキー板又はスノーボードを判定するものではなかった。このため、各スキーヤー又はスノーボーダ一に最も適したスキー板又はスノーボードを判定するのが困難であった。

[0007] 従って、上記従来のスポーツ用品の検索方法においては、各スキーヤー又はスノーボーダーは、検索されたスキー板又はスノーボードが自己の脚力に適合しているか否かについて、再検討する必要があるといった問題があった。

[0008] 本発明は、前記従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、各スキーャ一又はスノーボーダーの脚力を加味することにより、各スキーヤー又はスノーボーダ一に最も適したスキー板又はスノーボードを判定できるようにしたスキー板又はスノーボード判定システムを提供することにある。

[0009] 又、本発明の他の目的は、各競技者に適したスキー板又はスノーボードの開発,設計に利用できるスキー板又はスノーボード判定システムを提供することにある。

課題を解決するための手段

[0010] 請求項 1に記載の発明は、複数種のスキー板又はスノーボードの曲げ特性を記憶する記憶手段と、スキーヤー又はスノーボーダーの体重、脚力を入力する入力手段と、該体重及び脚力に対応するスキー板の曲げ特性を求める板特性検出手段と、板特性検出手段によって求められた曲げ特性に対応するスキー板又はスノーボーダーを前記記憶手段力検索する板検索手段とを備えていることを特徴とするものである。

[0011] 請求項 2に記載の発明は、スキーヤー又はスノーボーダーのスキー技術又はスノーボード技術のレベルに適したスキー板又はスノーボードを記憶する記憶手段と、スキ一ヤー又はスノーボーダーのスキー技術又はスノーボード技術のレベルを入力する入力手段と、スキー技術又はスノーボード技術に対応するスキー板又はスノーボードの捩じれ特性を求める板特性検出手段と、前記板特性検出手段によって求められた捩れ特性に対応するスキー板又はスノーボードを前記記憶手段力検索する板検索手段とを供えたことを特徴とするものである。

[0012] 請求項 3に記載の発明は、請求項 1に記載のスキー板又はスノーボード判定システムにお 1、て、滑走方法に適したスキー板又はスノーボードが記憶される記憶手段と、スキーヤー又はスノーボーダーの嗜好する滑走方法が入力される入力手段と、前記入力手段から入力された、スキーヤー又はスノーボーダーの嗜好する滑走方法に適したスキー板又はスノーボードを前記記憶手段から検索する板検索手段とを備えたことを特徴とするものである。

[0013] 請求項 4に記載の発明は、請求項 1に記載のスキー板又はスノーボード判定システムにおいて、スキーヤー又はスノーボーダーの身長、肥満の程度,年齢に適したスキ一板又はスノーボードが記憶される記憶手段と、スキーヤー又はスノーボーダーの身長、肥満の程度、年齢が入力される入力手段と、該入力手段から入力されたスキーヤー又はスノーボーダーの身長、肥満の程度,年齢に適したスキー板又はスノーボードを検索する板検索手段と備えたことを特徴とするものである。

[0014] 請求項 5に記載の発明は、請求項 1に記載のスキー板又はスノーボード判定システムにおいて、前記脚力を測定する脚力測定装置を備えたことを特徴とするものである

[0015] 請求項 6に記載の発明は、請求項 5に記載のスキー板又はスノーボード判定システムにおいて、前記脚力測定装置は、脚力被測定者が左右の足で個別に踏む 2つのフットプレートと、各フットプレートに加わる荷重を少なくとも 3点において検出する荷重センサとを備えたことを特徴とするものである。

[0016] 請求項 7に記載の発明は、請求項 5に記載のスキー板又はスノーボード判定システムにおいて、前記脚力測定装置は、脚力被測定者が左右の足で個別に踏む 2つのフットプレートと、各フットプレートに加わる垂直荷重及びモーメントを検出する荷重センサとを備えたことを特徴とするものである。

[0017] 請求項 8に記載の発明は、請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システムにおいて、前記脚力測定装置は、脚力測定者が前記フットプレートの上に載って屈伸運動を行った際に前記荷重センサによって検出される最大荷重力脚力測定者の体重を減算することにより脚力測定者の脚力を演算する脚力演算手段を備えたことを特徴とするものである。

[0018] 請求項 9に記載の発明は、請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システムにおいて、荷重センサの出力に基づき前記最大荷重及び脚力測定者の体重を記憶する記憶手段を備えたことを特徴とするものである。 [0019] 請求項 10に記載の発明は、請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システムにおいて、前記 2つのフットプレートの離間幅を調整する幅調整手段を備えたことを特徴とするものである。

[0020] 請求項 11に記載の発明は、請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システムにおいて、手すりを備えたことを特徴とするものである。

[0021] 請求項 12に記載の発明は、請求項 11に記載のスキー板又はスノーボード判定システムにおいて、前記手すりは、前記フットプレートと共に移動することを特徴とするものである。

[0022] 請求項 13に記載の発明は、請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システムにおいて、前記フットプレートは、スキー靴又はスノーボード靴を装着する靴装着部を備えたことを特徴とするものである。請求項 1乃至請求項 7の何れか 1項に記載の脚力測定装置。

[0023] 請求項 14に記載の発明は、請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システムにおいて、前記荷重センサは、屈伸運動中の複数の瞬間値を連続して検出可能であることを特徴とするものである。

[0024] 請求項 15に記載の発明は、請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システムにおいて、荷重センサの出力値に基づき、荷重の平面分布を解析する解析手段を備えたことを特徴とするものである。

[0025] 請求項 16に記載の発明は、請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システムにおいて、前記フットプレートは、前記スキー板又はスノーボードを載置できる形状にしたことを特徴とするものである。

[0026] 請求項 17に記載の発明は、請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システムにおいて、前記フットプレートは、変形し難い硬質の部材で形成されたことを特徴とするものである。

[0027] 請求項 18に記載の発明は、請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システムにおいて、前記フットプレートは、前後方向又は横方向へ傾斜した状態で固定できることを特徴とするちのである。

[0028] 請求項 19に記載の発明は、請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システムにおいて、各スキーヤー又はスノーボーダーに適すると判定されたスキー板又はスノーボードを用いて、滑走をシミュレーション表示することを特徴とするものである。発明の効果

[0029] 請求項 1に記載の発明によれば、スキーヤー又はスノーボーダーの体重 ·脚力に基づき、当該スキーヤー又はスノーボーダーに適したスキー板又はスノーボードを判定することができる。

[0030] 請求項 2に記載の発明によれば、スキー又はスノーボードの滑走技術に基づき、当該スキーヤー又はスノーボーダーに適したスキー板又はスノーボードを判定することができる。

[0031] 請求項 3に記載の発明によれば、スキーヤー又はスノーボーダーの嗜好する滑走方法に適したスキー板又はスノーボードを判定することができる。

[0032] 請求項 4に記載の発明によれば、スキーヤー又はスノーボーダーの身長、肥満の程度、年齢に適したスキー板又はスノーボードを判定することができる。

[0033] 請求項 5に記載の発明によれば、スキーヤー又はスノーボーダーの脚力を自動的に柳』定することができる。

[0034] 請求項 6に記載の発明によれば、脚力被測定者の足裏に加わる荷重の平面分布を柳』定することができる。

[0035] 請求項 7に記載の発明によれば、各フットプレートに荷重センサを一つ設けるだけで、被測定者の体重や、膝を屈伸運動した際の荷重の平面分布の状況を解析することができる。

[0036] 請求項 8に記載の発明によれば、脚力測定者力フットプレートの上に載って屈伸運動を行った際に測定される最大荷重力脚力測定者の体重を減算することにより脚力測定者の脚力を演算することができる。

[0037] 請求項 9に記載の発明によれば、記憶手段に記憶されている測定値に基づき、被測定者が屈伸した際の最大荷重および脚力を求めることができる。

[0038] 請求項 10に記載の発明によれば、二つのフットプレート間の離間幅を被測定者に適した幅に随時調整することができる。

[0039] 請求項 11に記載の発明によれば、手すりを備えたので、被測定者の安全を図ることができる。

[0040] 請求項 12に記載の発明によれば、被測定者は手すりに掴まった状態でフットプレートに載ることができる。

[0041] 請求項 13に記載の発明によれば、スキー靴又はスノーボード靴を履いた状態でフットプレートに載ることができる。

[0042] 請求項 14に記載の発明によれば、被測定者の屈伸運動中の体重移動の様子を検出できる。

[0043] 請求項 15に記載の発明によれば、荷重の平面分布を解析することができる。

[0044] 請求項 16に記載の発明によれば、スキー板又はスノーボードを装着した状態で、フットプレートに載ることができる。

[0045] 請求項 17に記載の発明によれば、フットプレートは変形し難いので、該フットプレートに加わる荷重を効率良く荷重センサに伝達できる。

[0046] 請求項 18に記載の発明によれば、フットプレートを傾斜させることにより、被測定者がスキーやスノーボードを実際に行っている状態に近づけた態勢で被測定者の脚力を柳』定することができる。

[0047] 請求項 19に記載の発明によれば、各スキーヤー又はスノーボーダーに適すると判定されたスキー板又はスノーボードを用いて滑走をシミュレーション表示することにより、各スキーヤー又はスノーボーダーは、判定されたスキー板又はスノーボードの適否を目視によって確認することができる。

発明を実施するための最良の形態

[0048] 図 1に示すようにスキー板又はスノーボード判定システム 1は、スキーヤーゃスノーボーダ一に関する情報を入力する入力手段 2と、該入力手段 2から入力したスキーヤーやスノーボーダーに関する情報に基づき当該スキーヤーやスノーボーダーに適したスキー板およびスノーボードを検索するパーソナルコンピュータ（以下、 PCと言う） 3とを備えている。

[0049] スキーヤーやスノーボーダーに関する前記情報としては、スキーヤー又はスノーボーダ一の体重や脚力と、スキー又はスノーボードに関する滑走技術等が該当する。

[0050] 前記入力手段 2としては、体重'脚力測定装置 4やキーボード 5等が該当する。前記 PC3は、 PC本体 6と、該 PC本体 6に対する周辺機器としてのディスプレイ 7と前記入力手段 2としてのキーボード 5を備えて、る。

[0051] スキーヤー又はスノーボーダーに関する前記体重や脚力は、該体重'脚力測定装置 4で測定されて前記 PC3に入力されるものである。又、スキー又はスノーボードに関する前記滑走技術は、前記キーボード 5においてキー入力されるものである。スキーヤー又はスノーボーダーに関する前記体重,脚力並びに前記滑走技術の入力の手法については後述する。図 2に示すように、前記 PC3の PC本体 6は、 CPU (図示せず）と、 ROM (図示せず）と、記憶手段 8としての RAMを備えている。該記憶手段 8には、スキー板又はスノーボードが有する曲げ特性,捩れ特性の大小によって、スキー板又はスノーボードがグループにグループ分けされて記憶されている。

[0052] 前記 ROMには、予め所定のプログラムソフトが内蔵され、 CPUが該プログラムソフトを読み出すことにより、図 2に示すように、板特性決定手段 9と、板検索手段 10が構成されるちのである。

[0053] 前記板特性決定手段 9は、スキーヤー又はスノーボーダーの体重、脚力によって、スキー板、又はスノーボードの曲げ特性を決定することができるものである。即ち、スキ一ヤー又はスノーボーダーの体重が重かったり、脚力が強い場合には、滑走中において、スキー板又はスノーボードに大きな荷重が加わるため、スキー板又はスノーボードが大きな荷重に耐えられるように、前記板特性決定手段 9は、スキーヤー又はスノーボーダーの体重、脚力が大きくなるに従って、スキー板又はスノーボードの特性として大きな曲げ特性が必要である旨を決定するものである。

[0054] 又、前記板特性決定手段 9は、スキー又はスノーボードにおける滑走技術のレベルによって、スキー板又はスノーボードの捩れ特性を決定できるものである。即ち、スキ一ヤーやスノーボーダーはスキーやスノーボードに関する滑走技術が高くなるに従つて、スキー板やスノーボードのエッジを立てて使う傾向にあり、このような滑走をする場合には、スキーやスノーボードに対して大きな捩れ力が加わる。このため、前記板特性決定手段 9は、滑走技術の高いスキーヤーやスノーボーダーに対しては、捩れに対して強、特性を備えたスキー板やスノーボードが適して、る旨を決定するものである。 [0055] 前記板検索手段 10は、前記記憶手段 8の記憶内容を検索することにより、前記板特性決定手段 9で決定された特性を有するスキー板又はスノーボードを選定するものである。

[0056] 又、前記 PC3の ROMには、所定のプログラムソフトが内蔵され、当該プログラムソフトに基づき、前記キーボード 5、ディスプレイ 7および記憶手段 8の動作が制御されるものである。

[0057] 次に、キーボード 5およびディスプレイ 7によって、スキーヤー又はスノーボーダーの滑走技術を入力する手法について説明する。

[0058] 先ず、キーボード 5とディスプレイ 7は、互いに対になって用いられるもので、ディスプレイ 7の表示内容に応答しながらキーボードを操作して、所定の事項を入力することにより、スキーヤー又はスノーボーダーの滑走技術がキー入力されるものである。即ち、先ず、図 3に示す顧客登録画面がディスプレイ 7に表示された場合には、該顧客登録画面の空白部 11に、顧客を特定するために必要な所定の事項がキー入力される。この図 3において、入力事項を確定するためには、確定部 12をクリックし、一方、リセットする場合には、リセット部 13をクリックする。又、図 4に示す技術レベルイメージ画面がディスプレイ 7に表示された場合には、当該技術レベルイメージ画面の内の自己の滑走イメージに該当する表示画像の番号を空白部 14に入力する。そして、入力事項を確定するためには、確定部 15をクリックする。該キーボード 5から入力された入力内容は、前記 PC3の記憶手段 8 (図 2に示す）に記憶されるものである。

[0059] 次に、図 5にしめすように、「設問 1 :スキー大会に出場したことがある」，「設問 2 :資格テストを受講したことがある」，· ·等の各問診が表示された場合には、キーボードによつて各問診にっ、て「は、」又は「、、え」をクリックすることにより選択するものである。そして、入力事項を確定する場合には、確定部 16をクリックし、一方、リセットする場合には、リセット部 17をクリックするものである。

[0060] 以上説明したように、図 4に示す技術レベルイメージ画面の内から、自己の滑走ィメージに該当する表示画像の番号を空白部 14に入力し、更に、図 5に示す各問診に応えることにより、スキーヤー又はスノーボーダーの滑走技術が決定されて入力されるものである。 [0061] 次に、図 6は、体重'脚力並びに該体重と脚力とを合算した最大荷重と、これら体重' 脚力並びに最大荷重に対応したスキー板又はスノーボードの曲げ特性と、スキーャ一又はスノーボーダーの滑走技術と該滑走技術に対応したスキー板又はスノーボードの捩れ特性と、このように求められた曲げ特性および捩れ特性に該当する複数のスキー板又はスノーボード力表示された状態を示すものである。図 6は、体重が 75kg fで、脚力が 145kgfで、最大荷重 (体重と脚力との合算）が 220kgfで、曲げ特性が HARDの場合を示す。又、同図 6は、滑走技術のレベルが ABで捩れ特性が MIDD LEの場合を示す。更に、同図 6では、曲げ特性が HARDで、捩れ特性が MIDDLE のスキー板又はスノーボードとして、 4つのスキー板又はスノーボードが表示された状態を示す。ここで、曲げ特性は、図 7に示すように、最大荷重の数値に基づいて、 HA RD.MIDDLE, SOFTの別に区分けされる力図 7に記載の数値の範囲は任意に変更することができる。前述のように、前記体重'脚力並びに該体重と脚力とを合算した最大荷重は、後述するように、前記脚力測定装置 4 (図 1に示す）によって測定されるものである。前記スキー板又はスノーボードの曲げ特性は、前記板特性決定手段 9によって決定されるものである。前記スキーヤー又はスノーボーダーの滑走技術は、前記キーボード 5によってキー入力されるものである。前記スキー板又はスノーボードの捩れ特性は、前記スキーヤー又はスノーボーダーの滑走技術に基づき、前記板特性決定手段 9に求められるものである。

[0062] 前記図 6の詳細部 18をクリックすることにより、各スキー板又はスノーボードの詳細が表示される。図 7は、図 6において、 No. 1のスキー板又はスノーボードが選択されて、その詳細が表示された状態を示す。図 7は、スキー板又はスノーボードの詳細として、ブランド、品名、およびサイズの他に、スキー板又はスノーボードのトップ幅、ゥェスト幅、テーノレ幅、サイドカーブ半径、ブーツセンター位置、重量と、スキー板又はスノーボードの曲げ分布と、捩れ分布の状態を示している。スキー板又はスノーボードのショルダ幅 Bs、ウェスト幅 Bw、テール幅 Bh、ブーツセンター位置 Bは、図 8に示す。

[0063] そして、図 7に示す確定部 19をクリックすることにより、同図 7に示すように詳細の表示されたスキー板又はスノーボードを顧客が選択する旨が確定し、一方、リセット部 20 をクリックすることにより、同図 7に示すように詳細に表示されたスキー板又はスノーボードを顧客が選択しない旨が確定するものである。次に、図 1に示した体重 ·脚力測定装置 4の具体的な構成と、この体重 ·脚力測定装置 4によってスキーヤー又はスノ一ボーダーの体重'脚力の入力の手法について説明する。

[0064] 図 1に示すように、脚力測定装置 4は、測定部 31と、パーソナルコンピュータ（以下、 PCという） 32とを備えている。測定部 31は、被測定者に関する体重等の荷重を測定する機器である。 PC32は、測定部 31によって測定された測定値を入力して、被測定者の脚力や荷重の平面分布等を演算する処理を実行するものである。前記測定部 3 1は、基台 33と、該基台 33の上に互いに平行に設けられた 2つのフットプレート 34, 35を備えている。該フットプレート 34, 35は、脚力被測定者が左右の脚で個別に踏めるように二つ分離して設けられて、る。一方のフットプレート 34と前記基台 4との間には、三つの荷重センサ（ロードセル） 36, 37, 38が配置されている。又、他方のフットプレート 35と前記基台 33との間には、三つの荷重センサ 39, 40, 41が配置されている。該各荷重センサ 36乃至 41は、各フットプレート 34, 35に加わる荷重を検出するものである。

[0065] 基台 33は、前記フットプレート 34, 35を支持できる形状であれば、所望の形状に形成できるものである力例えば、四つの支持体 42, 43, 44, 45を四角形に組付けて四角形の枠状に形成されると共に、支持体 43に平行に補助体 46が組み付けられて形成することができる。又、該基台 33の四隅には、キャスター 47を設けて、移動可能で且つ位置決め可能に形成することができる。該基台 33がこのように形成された場合、一方のフットプレート 34が支持体 45と補助体 46との間に架設され、他方のフットプレート 35が支持体 43と支持体 45との間に架設されて設けることができる。

[0066] 前記フットプレート 34, 35は、細幅の長尺の形状に形成できる。両フットプレート 34, 35は、該フットプレート 34, 35自体に加わる荷重を効率良く前記荷重センサ 36乃至 41に伝達できるように、曲げや橈み等の変形し難い材質の硬質の部材によって形成されることが好ましい。一方のフットプレート 34の長手方向の先端部裏面には、該フットプレート 34よりも幅の広いセンサ取付部 48が固定されている。そして、該センサ取付部 48の裏面には、前記荷重センサ 36, 37が設けられている。又、該フットプレート 34の後端部の裏面には、前記荷重センサ 38が設けられて、る。 [0067] 又、前記他方のフットプレート 35の長手方向の先端部裏面には、該フットプレート 35 よりも幅の広いセンサ取付部 49が固定されている。そして、該センサ取付部 49の裏面には、前記荷重センサ 39, 40が設けられている。又、該フットプレート 35の後端部の裏面には、前記荷重センサ 41が設けられている。前述のように、一方のフットプレート 34に対してセンサ取付部 48と三つの荷重センサ 36乃至 38が組み付けられることにより、一方のフットプレートユニット 50が構成される。又、他方のフットプレート 35 に対してセンサ取付部 49と三つの荷重センサ 39乃至 41が組み付けられることにより、他方のフットプレートユニット 51が構成される。ここで、図 1および図 10に示すように、荷重センサ 38は、一方のフットプレート 34の軸線 L1上に位置し、荷重センサ 36, 3 7は、該荷重センサ 38と共に、二等辺三角形を形成する位置に配置されるものである。又、荷重センサ 41は、他方のフットプレート 35の軸線 L2上に位置し、荷重センサ 39, 40は、該荷重センサ 41と共に、二等辺三角形を形成する位置に配置されるものである。

[0068] そして、前述のように構成される一方のフットプレートユニット 50は、支持体 45と補助体 46との間に架設されるものである。該フットプレートユニット 50の二つの荷重センサ 36, 37がセンサ取付部 48と補助体 46との間に挟まれ、荷重センサ 38がフットプレート 34と支持体 45との間に挟まれる状態で、該フットプレートユニット 50は補助体 46 と支持体 45とに固定される。

[0069] 又、他方のフットプレートユニット 51は、支持体 43と支持体 45との間に架設された状態で、これら支持体 43と支持体 45に沿って移動可能に設けることができる。この場合、二つの支持体 43, 45に対して移動可能に移動体 52, 53を該支持体 43, 45に装着し、該他方のフットプレートユニット 50の先端部及び後端部をこれら二つの移動体 52, 53にそれぞれ固定すれば、該他方のフットプレートユニット 51は、二つの支持体 43, 45の長手方向に沿って、前記一方のフットプレートユニット 50に対して接近、及び離間できて、二つのフットプレートユニット 50, 51の間の離間幅を任意に調整できるものである。

[0070] 即ち、図 1に示すように、前記移動体 52, 53は、例えば、断面が C字形に形成することができる。そして、前記移動体 52は、その開口 52a側から前記支持体 43に被せるようにして該支持体 43に装着することができる。又、前記移動体 53は、その開口 53a 側から前記支持体 45に被せるようにして該支持体 45に装着することができる。このようにして、二つの支持体 43, 45に装着された移動体 52, 53は該支持体 43, 45の長手方向に沿って移動可能である。他方のフットプレートユニット 51の先端側は、二つの荷重センサ 39, 40がセンサ取付部 49と移動体 52との間に挟まれるようにして該移動体 52に取付けられ、該他方のフットプレートユニット 51の後端側は、荷重センサ 4 1がフットプレート 35と移動体 53との間に挟まれるようにして該移動体 53に取付けられるものである。

[0071] 前記支持体 43, 45に対して、移動体 52, 53の位置決めをするために、移動体 52, 53を貫通してネジ 54を備えると共に、支持体 43,45の長手方向に長孔 55を設け、該ネジ 54とナット（図示せず）とによって長孔 55の周縁を締め付けることにより、該支持体 43,45に対して移動体 52,53の位置決めをできる構成になっている。

[0072] 前記移動体 52, 53とネジ 54,· "によって、フットプレート 34,35間の離間幅を調整する幅調整手段が構成される。

[0073] 前記両フットプレートユニット 50, 51に設けられた全ての荷重センサ 36乃至 41は、フットプレート 34, 35に加わる荷重を同一のサンプリング間隔で、測定するように設定されている。

[0074] 又、前記支持体 42に一方の手すり 56を固定すると共に、他方の手すり 57の端部を前記移動体 43, 45に固定することにより、該他方の手すり 57は他方のフットプレートユニット 51及び移動体 52, 53と一緒に移動できるものである。両手すり 56, 57には、ゴム製等のグリップ部を設けることにより、握り易くすることができる。又、図 1中、一点鎖線で示すように、固定側の手すり 56の一部に開閉部 56aを設けて被測定者が通れるようにすると共に、階段 Sを設けることにより、被測定者力フットプレート 34, 35 上に容易に載ることができるようにしても良、。

[0075] 図 12に示すように、前記 PC32は、入力手段としてのキーボード 58と、表示手段としてのディスプレイ 59と、 CPU60と、記憶手段 61としての RAMと、 ROM62と、脚力演算手段 63と、荷重分布解析手段 64とを備えている。

[0076] 前記記憶手段 61は、荷重センサ 36乃至 41によって測定された一連の測定値を記憶する機器である。即ち、被測定者がフットプレート 34, 35に載って仮に二回の屈伸動作を行った場合、測定部 31で測定された測定値は図 13に示すように変動するが、前記記憶手段 61は、当該一連の測定値を記憶するものである。

[0077] 前記脚力演算手段 63は、被測定者の脚力演算するもので、図 12に示すように、被測定者の屈伸時の荷重、即ち、最大荷重から被測定者の体重を減算することにより、被測定者の脚力を演算するものである。図 12に示す場合は、最大荷重が 220kgfであって体重が 75kgfであるため、被測定者の脚力は、 145kgfである。

[0078] 前記荷重分布解析手段 64は、前記記憶手段 61に記憶された測定値、即ち、各荷重センサ 36乃至 41によって測定された測定値に基づき、荷重の重心分布の状態を解析するものである。該荷重分布解析手段 64によって求められた荷重の重心分布の状態の一例を図 13に示す。図 13において、各点は、各瞬間における荷重の重心位置を示すものである。つまり、図 13は、所定時間中に所定のサンプリング間隔で荷重の重心位置を求め、その結果を複数個の点で示したものである。次に、荷重の重心分布の状態を求める手法について説明する。各瞬間における荷重の重心の X座標 ( XG)は数 1によって求まり、 Y座標 (YG)は数 2によって求まる。全荷重 Fは、数 3によつて求まる。

[0079] [数 1]

X G = ( f 1 - f 2 ) a / F

[0080] [数 2]

Y G = ( f 1 + f 2— f 3 ) b / F

[0081] [数 3]

F = f 1 + f 2 + f 3

(但し、図 10に示すように、 flは荷重センサ 37又は 40の測定値で、 f 2は荷重センサ 36又は 39の測定値で、 f3は荷重センサ 38又は 41の測定値である。 ) 尚、図 13 中、 Y軸は、フットプレート 34の軸心 L1又はフットプレート 35の軸心 L2に沿って設定され、 X軸は、フットプレート 34又は 35の中心 Ωを通って前記 Y軸に直交するように設定される。

[0082] 次に、前記荷重分布解析手段 64によって求められた荷重の重心分布の時間の経過に伴った偏移の様子を直線近似する手法について説明する。この直線近似は、最小自乗法を用いて行う。

[0083] 前記直線近似の式は数 4に示す。

[0084] [数 4]

Y= c X+ d 前記数 4において、傾き cは数 5によって求まる。

[0085] [数 5] c = (∑X i Y i -n<XXY» (∑X i 一 n<X〉）

1-1 (但し、 ηはデータ数を示す。 ) 又、前記数 4において、切片 dは数 6によって求まる。

[0086] [数 6] d =<Y>- c <X>

(但し、く X>は、測定した複数の荷重点の X座標の平均座標を示す。又、 <Y> は、測定した複数の荷重点の Υ座標の平均座標を示す。 ) によって求めることができる。このようにして求めた近似直線は、図 13中、 L3および L4である。前記脚力演算手段 63、および荷重分布解析手段 64は、 ROMに予め格納されているプログラムソフトに基づき、構成することができる。

[0087] 前記表示手段 59は、図 12に示すように、荷重センサ 36乃至 41で測定された測定値をグラフで表示し、更に、図 13に示すように、荷重分布解析手段 64で解析された荷重の分布を画像表示するものである。

[0088] 図 14は、以上のように、スキーヤー又はスノーボーダーの体重'脚力,又は滑走技術に基づき、選択されたスキー板又はスノーボードを用いて滑走した場合のシミュレ一シヨンを示す。このシミュレーションを表示するには、選択されたスキー板又はスノーボードの長さ、サイドカーブ等に基づきターン弧半径 Rを求めることが必要である。

[0089] 次に、選択されたスキー板又はスノーボードのターン弧半径を求める手法について、図 8,図 9,図 15,図 16に基づき説明する。

[0090] 先ず、図 9に示すように、スキー板の長手方向に X軸、幅方向に Y軸を設定する。スキー板のテール幅 (後半部の最も幅の広!、部分)、ウエスト幅（中央部の幅の狭、部分）およびショルダー幅（前半部の幅の広い部分）をそれぞれ Bh,Bw,Bsとする。又、これらのスキー板の後端からの長さをそれぞれ Lh,Lw,Lsとする。サイドカーブ上のテール、ウェスト、およびショルダの点をそれぞれ A,B,Cとすれば、それぞれの座標は、 A (Lh,Bh/2) B (Lw,Bw/2) ,C (Ls,Bs/2)と表される。又、直線 ACと、点 Bから直線 A Cへ垂直に下ろした直線との交点を Dとし、 BD間の距離を Scとする。更に、直線 AC を斜辺とする直角三角形 ACEの CEの長さを Z, CAEを aとする。

[0091] そして、スキー板をエッジング (角付け)すると、スキー板は直線 ACを軸にして回転すると仮定する（図参照。但し、エッジング角を Θとする。）次に、点 Bは垂直に雪面上（ XY平面)へ押し付けられると仮定する。つまり、点 Bは ΒΊこ投影される。このようにしてできた弧 AB'Cをターン弧角と仮定し、点 AB'Cを通る円弧の曲率半径を、エッジングした時のターン弧半径 Rと仮定する（但し、点 Aおよび点 Bの位置は動かないと仮定する。 ) 以上の設定において、ターン弧半径 Rは、次ぎの手順で求める。先ず、図 16に示すように、点 Aを原点とし、直線 ACを X軸とする座標形を考える。点 Α,Β C の座標をそれぞれ (Χ1,Υ1),(Χ2,Υ2) (Χ3,Υ3)とすれば、 3点を通る円の一般式は数 7 で与えられる。

[0092] [数 7]

(X - S ) + (Y t )^_ = R 又、 3点 A,B',Cを通る円弧の中心座標（S,t)は数 8で求められる。

[0093] [数 8]

( S, t ) = (X₃/ 2 , (X ₂ - X ₂ X ₃ + Y^> / ( 2 Υ₂) ) 又、 3点 A,B Cを通る円弧の半径 Rは数 9で求まる。 [0094] [数 9]

又、スキーヤーが X方向へ距離 100m滑走したときのターン回数を Tとすると、 T=l 00Z2Rによって求めることができる。

[0095] そして、ターン軌跡を表示する場合、図 18に示すように ΧΥ座標形系をとる。左ターン力右ターンへと連続するスキーターンは、エッジング角とスキー板の主要な 3点の幅およびその位置より計算されたターン弧半径尺から、次ぎの一般式で表示できる。ターンの向きを決定する数値 Κが奇数の時は左ターン,偶数の時は右ターンを意味する。

[0096] [数 10]

Κ= 1, 3, 5, 7, · '

Χ= [ (2 Κ- 1) -COS^ _t] R

Y = -RSin9 _t

K= 2, 4, 6, 8, · ·

X= [ (2 K- 1 ) -COS0 _t] R

Y = Rsin0 _t そして、図 18に示すように、前述の Χ,Υを点で表示することにより、滑走の状態の静止画を表示することができる。

[0097] 尚、図 6に示すように、スキーヤーまたはスノーボーダーの嗜好によって、大回り、中回り、小回りの別を入力するようにしても良い。そして、前述のように、各スキーヤー又はスノーボーダーに適して入ると判定されたスキー板又はスノーボード力各スキーャ一又はスノーボーダーの嗜好によって選択された大回り、中回り、又は小回りに適する場合には、その旨を表示し、一方、適さない場合には、その旨を表示するようにしても良い。即ち、図 20は、各スキーヤー又はスノーボーダーに適していると判定されたスキー板又はスノーボードのターン弧半径が、図 20中、点で示すように、小回りの範囲に含まれて小回りに適する旨が表示される。一方、図 21は、各スキーヤー又はスノ一ボーダーに適していると判定されたスキー板又はスノーボードのターン弧半径が、小回りの範囲に含まれないことを該小回りの範囲の上限を黒く表示することにより、当該上限以上に外れている旨が表示されるものである。

[0098] 尚、以上の実施形態においては、スキーヤー又はスノーボーダーの体重'脚力並びに最大荷重を求める PC32と、板特性決定手段および板検索手段を構成する PC3とをそれぞれ別に設けた力単一の PCによってこれら二つの PCを兼ねるように構成しても良い。

[0099] 又、以上の実施形態においては、スキーヤー又はスノーボーダーの体重,脚力並びに滑走技術のレベルに適したスキー板又はスノーボードを判定した力スキーヤー又はスノーボーダーの嗜好する滑走方法や身長、肥満の程度、年齢を加味して、各スキーヤー又はスノーボーダーに適したスキー板又はスノーボードを判定するようにしても良い。

[0100] 更に、フットプレート 34, 35上に、スキー靴やスノーボード靴を装着するための装着部を設け、被測定者がスキー靴やスノーボード用靴を履いた状態で、荷重を測定するようにすれば、より実際に近い状況下での脚力等を測定することができるものである。又、被測定者は、スキー靴やスノーボード靴を装着し、更に、スキー板やスノーボードを装着した状態で、フットプレート 34, 35上に載って荷重を測定するようにしても良い。

[0101] 又、フットプレート 34, 35は、水平に設けても良いが、該フットプレート 34, 35を前後方向に傾斜させ、又は該フットプレート 34, 35の軸芯 LI, L2を中心に左右に傾斜させた状態で配置することにより、被測定者が該フットプレート 34, 35上に載った状態で、いわゆる、つま先上がりや、つま先下がりの状態、又は左右に捩れた状態になるようすれば、スキーやスノーボードを実際に行っている状態で、被測定者の脚力や重心分布を測定することができる。

図面の簡単な説明

[0102] [図 1]スキー板又はスノーボード判定システムである。

[図 2]ブロック図である。

[図 3]ディスプレイの表示内容である。 [図 4]ディスプレイの表示内容である。

[図 5]ディスプレイの表示内容である。

[図 6]ディスプレイの表示内容である。

圆 7]最大荷重と曲げ特性との関係を示す表である。

[図 8]ディスプレイの表示内容である。

[図 9]スキー板の座標系を示す図である。

[図 10]スキー板のターン弧解析図である。

[図 11]荷重センサの配置の状態を示す。

[図 12]脚力測定装置のブロック図である。

圆 13]脚力測定装置によって測定された値の状態を示す。

圆 14]脚力測定装置によって測定された荷重値の平面分布を示す。

[図 15]シミュレーションを示す。

[図 16]スキー板をエッジングした状態を示す図である。

[図 17]エッジングした時のターン弧半径を示す図である。

[図 18]ターンの表示を点で示す図である。

圆 19]図 18を前方の斜め情報から観た状態に座標変換した状態の図である。

[図 20]スキーヤー又はスノーボーダーの選択した滑走方法 (小回り）におターン弧半径と、判定されたスキー板又はスノーボードのターン弧半径との関係を示す図である

[図 21]図 20と同様の図である。

符号の説明

1 スキー板又はスノーボード判定システム

2 入力手段

8 記憶手段

9 板特性決定手段

10 板検索手段

Claims

請求の範囲

[1] 複数種のスキー板又はスノーボードの曲げ特性を記憶する記憶手段と、スキーヤー又はスノーボーダーの体重、脚力を入力する入力手段と、該体重及び脚力に対応するスキー板又はスノーボードの曲げ特性を求める板特性検出手段と、板特性検出手段によって求められた曲げ特性に対応するスキー板又はスノーボードを前記記憶手段力検索する板検索手段とを備えていることを特徴とするスキー板又はスノーボード判定システム。

[2] スキーヤー又はスノーボーダーのスキー技術又はスノーボード技術のレベルに適したスキー板又はスノーボードを記憶する記憶手段と、スキーヤー又はスノーボーダーのスキー技術又はスノーボード技術のレベルを入力する入力手段と、スキー技術又はスノーボード技術に対応するスキー板又はスノーボードの捩じれ特性を求める板特性検出手段と、前記板特性検出手段によって求められた捩れ特性に対応するスキ一板又はスノーボードを前記記憶手段から検索する板検索手段とを供えたことを特徴とする請求項 1に記載のスキー又はスノーボード判定システム。

[3] 滑走方法に適したスキー板又はスノーボードが記憶される記憶手段と、スキーヤー又はスノーボーダーの嗜好する滑走方法が入力される入力手段と、前記入力手段から入力された、スキーヤー又はスノーボーダーの嗜好する滑走方法に適したスキー板又はスノーボードを前記記憶手段力検索する板検索手段とを備えたことを特徴とする請求項 1に記載のスキー板又はスノーボード判定システム。

[4] スキーヤー又はスノーボーダーの身長、肥満の程度,年齢に適したスキー板又はスノ一ボードが記憶される記憶手段と、スキーヤー又はスノーボーダーの身長、肥満の程度,年齢が入力される入力手段と、該入力手段力入力されたスキーヤー又はスノ一ボーダーの伸長、肥満の程度,年齢に適したスキー板又はスノーボードを検索する板検索手段と備えたことを特徴とする請求項 1に記載のスキー板又はスノーボード判定システム。

[5] 前記入力手段として、脚力を測定する脚力測定装置を備えたことを特徴とする請求項 1に記載のスキー板又はスノーボード判定システム。

[6] 前記脚力測定装置は、脚力被測定者が左右の足で個別に踏む 2つのフットプレートと、各フットプレートに加わる荷重を少なくとも 3点において検出する荷重センサとを備えたことを特徴とする請求項 5に記載のスキー板又はスノーボード判定システム。

[7] 前記脚力測定装置は、脚力被測定者が左右の足で個別に踏む 2つのフットプレートと、各フットプレートに加わる垂直荷重及びモーメントを検出する荷重センサとを備えたことを特徴とする請求項 5に記載のスキー板又はスノーボード判定システム。

[8] 前記脚力測定装置は、脚力測定者が前記フットプレートの上に載って屈伸運動を行つた際に前記荷重センサによって検出される最大荷重力脚力測定者の体重を減算することにより脚力測定者の脚力を演算する脚力演算手段を備えたことを特徴とする請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システム。

[9] 前記荷重センサの出力に基づき前記最大荷重及び脚力測定者の体重を記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システム。

[10] 前記 2つのフットプレートの離間幅を調整する幅調整手段を備えたことを特徴とする請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システム。

[11] 手すりを備えたことを特徴とする請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システム。

[12] 前記手すりは、前記フットプレートと共に移動することを特徴とする請求項 11に記載のスキー板又はスノーボード判定システム。

[13] 前記フットプレートは、スキー靴又はスノーボード靴を装着する靴装着部を備えたことを特徴とする請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システム。

[14] 前記荷重センサは、屈伸運動中の複数の瞬間値を連続して検出可能であることを特徴とする請求項 1に記載のスキー板又はスノーボード判定システム。

[15] 荷重センサの出力値に基づき、荷重の平面分布を解析する解析手段を備えたことを特徴とする請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システム。

[16] 前記フットプレートは、前記スキー板又はスノーボードを載置できる形状にしたことを特徴とする請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システム。

[17] 前記フットプレートは、変形し難ヽ硬質の部材で形成されたことを特徴とする請求項 6 に記載のスキー板又はスノーボード判定システム。

[18] 前記フットプレートは、前後方向又は横方向へ傾斜した状態で固定できることを特徴とする請求項 6に記載のスキー板又はスノーボード判定システム。

[19] 判定されたスキー板又はスノーボードを用いて、各スキーヤー又はスノーボーダーの滑走スタイルをシミュレーション表示することを特徴とする請求項 1に記載のスキー板又はスノーボード判定システム。