WO2005124367A1 - 分析装置、蓋装置、および試薬保管装置 - Google Patents

分析装置、蓋装置、および試薬保管装置 Download PDF

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Abstract

 試料と試薬を反応させて前記試料を分析する分析装置において、前記試薬を格納するとともに、前記試薬を出し入れするための開口部(51b)を備えた試薬容器(51)と、前記開口部(51b)に対し移動可能に設けられ、前記開口部(51b)を開閉するための内蓋(83)と、前記試薬容器(51)を移動させる容器棚(53)と、前記試薬容器(51)の動きを利用して前記内蓋(83)を移動させることにより、前記開口部(51b)を開閉させる開閉機構(92)とを具備する。

Description

明 細 書
分析装置、蓋装置、および試薬保管装置
技術分野
[0001] 本発明は、試料等を検査するための分析装置、蓋装置、および試薬保管装置に関 する。
背景技術
[0002] 分析装置は、血液、尿、髄液等の体液や組織等の試料に試薬を混ぜ、反応状態を 光で調べることにより、試料の成分分析や調査を自動で行う装置である。この分析装 置は、同時に大量の成分分析や調査を行えるため、病院や検査機関等において広 く利用されている。
[0003] 図 39は従来の分析装置の斜視図である。図 39に示すサンプラ 200は、その軸線 を中心として回転し、分析対象の試料が入った試料容器 201を試料分注機構 202の 位置に移動させる。
[0004] 試料分注機構 202は、プローブ 203で試料容器 201内の試料を吸引し、反応容器
204内に吐出する。反応ディスク 55は、その軸線を中心として回転し、反応容器 204 を試薬分注機構 205a、 205bの位置に移動させる。
[0005] 試薬分注機構 205a、 205bは、プローブ 206a、 206bで試料の測定に用いられる 試薬を試薬庫 208内の試薬容器 209から吸引し、反応ディスク 55の反応容器 204 内に吐出する。
[0006] その後、反応ディスク 55は、その軸線を中心として回転し、反応容器 204を攪拌ュ ニット 210の位置に移動させる。そして、攪拌ユニット 210は、反応容器 204内の試料 と試薬の混合液を攪拌子で攪拌する。反応容器 204内の混合液は、光度計 211など により成分分析される。分析終了後の反応液は廃棄され、反応容器 204は洗浄機構 212により洗浄される。
[0007] ところで、前記試薬庫 208内には、揮発性の試薬や温度変化により変性する試薬 なども保管される。そのため、従来の分析装置では、各試薬容器 209に蓋をし、且つ 試薬庫全体を冷却することで、揮発による試薬の濃縮、温度変化による試薬の劣化 、および揮発した試薬の他の試薬への溶け込みが防止されていた (例えば、特許文 献 1〜特許文献 3、および非特許文献 1を参照。 ) o
特許文献 1:特開 2002— 48803号公報
特許文献 2 :特開平 8— 160050号公報
特許文献 3:特開平 7 - 20132号公報
非特許文献 1: "試薬蒸散に起因する他検査試薬への影響とその対策" 佐藤俊実、 田仁健二、芳村一、櫻林郁之介
発明の開示
[0008] しかしながら、この分析装置では、使用前後に蓋の付け外し作業が必要となる。こ の作業は、使用者にとって大きな負担である。し力も、試薬容器に蓋をし忘れると、試 薬容器の中の試薬が劣化あるいは濃縮し、その後、良好な分析が行えなくなることも ある。
[0009] さらに、 24時間などの長時間使用では、その間ずつと試薬容器の開口部を開放し ておく必要があり、試薬の劣化や濃縮による分析への影響が懸念される。また、揮発 した試薬が他の試薬容器内の試薬に溶け込み、試薬の性質を変化させることもある。
[0010] 本発明は、前記事情を鑑みてなされたものであって、その目的は、試薬を分注する ときだけ試薬容器の開口部を開放できる分析装置、蓋装置、および試薬保管装置を 提供することにある。
[0011] 前記目的を達成するために、本発明の分析装置、蓋装置、および試薬保管装置は 次のように構成されている。
[0012] (1)試料と試薬を反応させて前記試料を分析する分析装置において、前記試薬を格 納するとともに、前記試薬を出し入れするための開口部を備えた試薬容器と、前記開 口部に対し移動可能に設けられ、前記開口部を開閉するための蓋体と、前記試薬容 器を移動させる棚と、前記試薬容器の動きを利用して前記蓋体を移動させることによ り、前記開口部を開閉させる開閉装置とを具備する。
[0013] (2) (1)に記載された分析装置において、前記試薬容器の動きは、回転運動である。
[0014] (3) (1)に記載された分析装置において、前記試薬容器の動きは、直線運動である。
[0015] (4) (1)に記載された分析装置において、前記開閉装置は、前記蓋体を前記開口部 の軸線と直角に移動させる。
[0016] (5) (1)に記載された分析装置において、前記開閉装置は、前記蓋体を前記開口部 の軸線と平行に移動させる。
[0017] (6) (1)に記載された分析装置において、前記蓋体が前記開口部を閉塞していると き、前記蓋体を前記開口部側に移動せしめる部材を具備する。
[0018] (7)試料と試薬を反応させて前記試料を分析する分析装置にぉ ヽて、前記試薬を格 納するとともに、前記試薬を出し入れするための開口部を備えた試薬容器と、前記開 口部に対し移動可能に設けられ、前記開口部を閉塞するための蓋体と、前記試薬容 器を移動させる棚と、前記試薬容器の動きを利用して前記蓋体を移動させることによ り、開放中の前記開口部を閉塞させる閉塞装置とを具備する。
[0019] (8) (7)に記載された分析装置において、前記試薬容器の動きは、回転運動である。
[0020] (9) (7)に記載された分析装置にお!ヽて、前記試薬容器の動きは、直線運動である。
[0021] (10) (7)に記載された分析装置において、前記閉塞装置は、前記蓋体を前記開口 部の軸線と直角に移動させる。
[0022] (11) (7)に記載された分析装置において、前記閉塞装置は、前記蓋体を前記開口 部の軸線と平行に移動させる。
[0023] (12) (7)に記載された分析装置において、前記蓋体が前記開口部を閉塞していると き、前記蓋体を前記開口部側に移動せしめる部材を具備する。
[0024] (13)必要に応じて所定位置に移動される試薬容器の開口部に設けられる蓋装置に おいて、前記試薬容器の開口部に対しスライド可能に設けられ、穴部を備えた蓋体と 、前記試薬容器の動きを利用して前記蓋体をスライドさせ、前記穴部と前記開口部の 位置を調整することにより、前記試薬容器の開口部を開閉させる開閉装置とを具備 する。
[0025] (14)試薬を保管するために使用され、必要に応じて所定位置に移動される試薬保 管装置において、前記試薬を格納するとともに、前記試薬を出し入れするための開 口部を備えた試薬容器と、前記開口部に対しスライド可能に設けられ、穴部を備えた 蓋体と、前記試薬容器の動きを利用して前記蓋体をスライドさせ、前記穴部と前記開 口部の位置を調整することにより、前記試薬容器の開口部を開閉させる開閉装置と を具備する。
図面の簡単な説明
[図 1]図 1は、本発明の第 1実施形態に係る分析装置の概略的な斜視図である。
[図 2]図 2は、同実施形態に係る試薬庫の概略的な斜視図である。
[図 3]図 3は、同実施形態に係る蓋部材と開閉ブロックの概略的な平面図である。
[図 4]図 4は、同実施形態に係る内蓋が閉塞位置にあるときの蓋部材と開閉ブロック の横断面図である。
[図 5]図 5は、同実施形態に係る内蓋が開放位置にあるときの蓋部材と開閉ブロック の横断面図である。
[図 6]図 6は、同実施形態に係る揺動アームと内蓋の斜視図である。
[図 7]図 7は、同実施形態に係る開閉ブロックの正面図である。
[図 8]図 8は、本発明の第 2実施形態に係る蓋部材と開閉ブロックの概略的な平面図 である。
[図 9]図 9は、同実施形態に係る内蓋が閉塞位置にあるときの蓋部材と開閉ブロック の横断面図である。
[図 10]図 10は、同実施形態に係る内蓋が開放位置にあるときの蓋部材と開閉ブロッ クの横断面図である。
[図 11]図 11は、同実施形態に係る揺動アームと内蓋の概略的な斜視図である。
[図 12]図 12は、本発明の第 3実施形態に係る蓋部材と開閉ブロックの概略的な平面 図である。
[図 13]図 13は、同実施形態に係る内蓋が閉塞位置にあるときの蓋部材と開閉ブロッ クの横断面図である。
[図 14]図 14は、同実施形態に係る内蓋が開放位置にあるときの蓋部材と開閉ブロッ クの横断面図である。
[図 15]図 15は、本発明の第 4実施形態に係る蓋部材とァクチユエータの概略的な平 面図である。
[図 16]図 16は、同実施形態に係る蓋部材とァクチユエータの横断面図である。
[図 17]図 17は、本発明の第 5実施形態に係る蓋部材とァクチユエータの概略的な平 面図である。
[図 18]図 18は、同実施形態に係る蓋部材とァクチユエータの横断面図である。
[図 19]図 19は、同実施形態に係る押圧部材と解除部材の側面図である。
[図 20]図 20は、本発明の第 6実施形態に係る案内部材と蓋部材の概略的な平面図 である。
[図 21]図 21は、同実施形態に係る案内部材の図 20の A— A線における断面図であ る。
[図 22]図 22は、同実施形態に係る案内部材の図 20の B— B線における断面図であ る。
[図 23]図 23は、同実施形態に係る内蓋が閉塞位置にあるときの案内部材と蓋部材の 横断面図である。
[図 24]図 24は、同実施形態に係る内蓋が開放位置にあるときの案内部材と蓋部材の 横断面図である。
[図 25]図 25は、同実施形態に係る内蓋が閉塞位置にあるときの内蓋と開口部との関 係図である。
[図 26]図 26は、同実施形態に係る内蓋が開放位置にあるときの内蓋と開口部との関 係図である。
[図 27]図 27は、本発明の第 7実施形態に係る案内部材と蓋部材の概略的な平面図 である。
[図 28]図 28は、同実施形態に係る内蓋が閉塞位置にあるときの案内部材と蓋部材の 横断面図である。
[図 29]図 29は、同実施形態に係る内蓋が開放位置にあるときの案内部材と蓋部材の 横断面図である。
[図 30]図 30は、本発明の第 8実施形態に係る案内部材と蓋部材の概略的な平面図 である。
[図 31]図 31は、本発明の第 9実施形態に係る案内部材と蓋部材の概略的な平面図 である。
[図 32]図 32は、本発明の第 10実施形態に係る案内部材と蓋部材の概略的な平面 図である。
[図 33]図 33は、同実施形態に係る内蓋が閉塞位置にあるときの内蓋と開口部との関 係図である。
[図 34]図 34は、同実施形態に係る内蓋が開放位置にあるときの内蓋と開口部との関 係図である。
[図 35]図 35は、本発明の第 11実施形態に係る案内部材と蓋部材の概略的な平面 図である。
[図 36]図 36は、同実施形態に係る内蓋が閉塞位置にあるときの内蓋と開口部との関 係図である。
[図 37]図 37は、同実施形態に係る内蓋が閉塞位置にあるときの内蓋と開口部との関 係図である。
[図 38]図 38は、本発明の第 12実施形態に係る案内部材と蓋部材の概略的な平面 図である。
[図 39]図 39は、従来の分析装置の斜視図である。
発明を実施するための最良の形態
[0027] 以下、図面を参照しながら本発明の第 1実施形態〜第 12実施形態について説明 する。
[0028] (第 1実施形態)
図 1〜図 7を用いて本発明の第 1実施形態を説明する。
(分析装置の構成)
図 1は本発明の第 1実施形態に係る分析装置の概略的な斜視図、図 2は同実施形 態に係る試薬庫の概略的な斜視図である。
[0029] 図 1と図 2に示すように、この分析装置は、装置本体 10、試料容器 21、架台 22、試 料分注アーム 23、試薬容器 51、試薬庫 52、容器棚 53、試薬分注アーム 28、反応 ディスク 29、反応管 30、電極ユニット 31、洗浄ユニット 32、測定ユニット 33、攪拌ュ ニット 40、試料容器 41、制御部 44、記憶部 45、開閉ブロック 61、および蓋部材 71を 具備している。
[0030] 以下、前記構成要素について説明する。 [0031] 試料容器 21は、人体の血清等の試料を格納する。
[0032] 架台 22は、複数の試料容器 21を支持するとともに、分析対象となる試料を格納し た試料容器 21を所定のシーケンスに従って試料分注プローブ 230の位置まで移動 させる。
[0033] なお、本実施形態では、試料容器 21を直線的に移動させる架台 22を使用している 力 これに限定されるものではなぐ試料容器 21を例えば環状に並べて支持するディ スクサンブラを使用してもよ!、。
[0034] 試料分注アーム 23は、試料分注プローブ 230を有している。この試料分注プロ一 ブ 230は、試料分注アーム 23の支柱を中心に回転し、且つ支柱に沿って上下動す る。分注動作において、この試料分注アーム 23は、試料分注プローブ 230を用いて 試料容器 21から所定の試料を吸引し、反応管 30内に吐出する。
[0035] 試薬容器 51は、試料と反応させる試薬を格納するものであり、その上面には口部 5 laが設けられている。この口部 51aは、その中心部に試薬の出し入れを行うための 開口部 51bを備え、外周部にネジ溝 51cを備えている。この口部 51aには、蓋部材 7 1が着脱可能に設けられている。なお、蓋部材 71は、本発明の重要な構成であるた め、後で詳細に説明する。
[0036] 試薬庫 52は円筒状をしており、その軸線が垂直方向を向く姿勢で装置本体 10に 固定されている。試薬庫 52の上端の試薬分注アーム 28と対向する位置 (以下、「分 注位置」と称する。)には、開閉ブロック 61が設けられている。この開閉ブロック 61は、 前記蓋部材 71と共に、開口部 51bを開閉するための開閉機構 92を構成している。な お、開閉ブロック 61は、本発明の重要な構成であるため、後で詳細に説明する。
[0037] 容器棚 53は、試薬庫 52内において、試薬庫 52の軸線を中心として回転可能に支 持されている。容器棚 53の外周部には、複数の試薬容器 51が着脱可能に保持され ている。容器棚 53には、駆動装置(図示しない)が接続されている。この駆動装置は 、制御部 44からの指示に従い、分析項目に応じたタイミングで容器棚 53を回転させ 、所定の試薬が格納された試薬容器 51を分注位置に移動させる。
[0038] 反応ディスク 29は、その外周部に複数の反応管 30を備えており、所定のシーケン スに従い、所定の反応管 30を試料分注アーム 23、試薬分注アーム 28、あるいは攪 拌ユニット 40の位置に移動させる。
[0039] 反応管 30は、試料と試薬を反応させる高質ガラス製、又はプラスチック等の透明な 容器であり、試料の種類に応じた温度に調整される。たとえば試料が血清である場合 、反応管 30の温度は、人体温度 (約 37°C)程度に調整される。また、反応管 30内で は、攪拌ユニット 40の攪拌子等が所定の洗剤により洗浄される。
[0040] 電極ユニット 31は、試料と試薬との混合液の特定電解質の成分量を測定する。
[0041] 洗浄ユニット 32は、測定後の反応管 30を洗浄する。洗浄液としては、水や洗剤等 が用いられる。
[0042] 測定ユニット 33は、試料の吸光度を測定して、試薬が添加された試料の発色状態 等の反応過程を検査する。データ制御部(図示しない)では、この測定結果に基づい て、キャリブレーション等による分析成分の濃度演算等が行われる。なお、吸光度の 測定法としては、例えば比色法と呼ばれる方法が用いられる。
[0043] 攪拌ユニット 40は、攪拌子で反応管 30内の試料と試薬を攪拌し、これらを十分に 反応させる。なお、試料と試薬を攪拌したら、次の試料と試薬を攪拌する前に、攪拌 ユニット 40の攪拌子が水または所定の洗剤により洗浄される。
[0044] 試料容器 41は、試料分注プローブ 230に付着した試料などを洗浄するための洗剤 を格納する。
[0045] 制御部 44は、この分析装置の動作に関する総括的な制御を行う。すなわち、この 制御部 44は、試料容器 21、架台 22、試料分注アーム 23、試薬分注アーム 28、反 応ディスク 29、電極ユニット 31、測定ユニット 33、攪拌ユニット 40、試薬容器 51、お よび容器棚 53等の動作に関する制御を行う。
[0046] 記憶部 45は、試料と測定項目とを対応づける対応テーブルや、測定項目と洗剤と を対応づける対応テーブル等を記憶している。試薬の分注や攪拌子の洗浄等は、こ れらの対応テーブルに基づ 、て行われる。
[0047] 次に、図 3〜図 6を参照しながら蓋部材 71および開閉ブロック 61の構成について 詳細に説明する。
[0048] 図 3は同実施形態に係る蓋部材 71と開閉ブロック 61の概略的な平面図、図 4は同 実施形態に係る内蓋 83が閉塞位置にあるときの蓋部材 71と開閉ブロック 61の横断 面図、図 5は同実施形態に係る内蓋 83が開放位置にあるときの蓋部材 71と開閉プロ ック 61の横断面図、図 6は同実施形態に係る揺動アーム 87と内蓋 83の斜視図であ る。
[0049] 図 3〜図 6に示すように、この蓋部材 71は、試薬容器 51の口部 5 laに被嵌される外 蓋 72を備えている。この外蓋 72は略円柱状をしており、その下面には試薬容器 51 の口部 5 laを収納する収納部 73が形成されて ヽる。
[0050] なお、収納部 73の内周面と口部 51aの外周面との間には、シール材 74が設けられ ている。シール材 74としては、ラバーなどの柔軟な素材が用いられる。これにより、口 部 51aに蓋部材 71を取付けた後であっても、口部 51aに対して蓋部材 71が回転可 能となる。
[0051] 外蓋 72の上壁部 72aには、上壁開口部 75が設けられている。この上壁開口部 75 は収納部 73と連通しており、その内周面の下側部には環状の突出部 76が設けられ ている。突出部 76の上面には、シール材 77 (例えば Oリングなど、以下「シール材 77 」と表記する)が配設されて 、る。
[0052] 外蓋 72の周壁部 72bには、試薬庫 52の壁部と対向する位置に、周壁開口部 79が 設けられている。この周壁開口部 79は上壁開口部 75と連通しており、その内側には 支持ピン 80が水平に設けられている。また、周壁開口部 79と対向する位置には、丸 棒状の支柱 82が垂直に設けられている。この支柱 82は、ブラケット 81を介して外蓋 7 2の周壁部 72bに固定されている。
[0053] 上壁開口部 75内には、試薬容器 51の開口部 51bを開閉する帯板状の内蓋 83が 略水平に設けられている。内蓋 83の支持部 84は、周壁開口部 79から外蓋 72の径 方向外側に突出し、その先端部は支柱 82により回動可能、且つ上下移動可能に支 持されている。
[0054] これにより、内蓋 83は支柱 82を中心に回転することで、試薬容器 51の口部 51aの 直上力も退避した退避位置(図 3中に点線で示す位置。)、および試薬容器 51の口 部 51aの直上位置(図 3中に実線で示す位置。)に移動できるようになつている。
[0055] 内蓋 83が前記退避位置に移動すると、口部 51aの上方に形成された空間部 Sは、 上壁開口部 75を介して蓋部材 71の外部と連通する。このことは、試薬容器 51の開 口部 5 lbが開放したことを意味する。
[0056] また、内蓋 83が前記直上位置に移動すると、内蓋 83とシール材 77とが密着し、口 部 51aの上方に形成された空間部 Sが密閉される。このことは、試薬容器 51の開口 部 51bが閉塞されたことを意味する。そこで、前記退避位置を「開放位置」と称し、前 記直上位置を「閉塞位置」と称する。
[0057] 支柱 82には第 1のパネ 93が被嵌されている。この第 1のパネ 93は、下端部と上端 部がそれぞれブラケット 81と内蓋 83に固定されており、その弾性力で内蓋 83を上方 および矢印 B方向に付勢して 、る。
[0058] 上壁開口部 75内には、環状の押圧部材 85が略水平に設けられている。この押圧 部材 85は内蓋 83の上側に位置しており、更にその上側には第 2のパネ 86が設けら れている。この第 2のパネ 86は上壁開口部 75内に収納されており、押圧部材 85を介 して内蓋 83を下方に押圧して 、る。
[0059] 押圧部材 85の外周面の所定位置には、揺動アーム 87の一端部が回転可能に連 結されている。この揺動アーム 87は、内蓋 83の側方に位置しており、その中途部は 前記支持ピン 80により回動可能に支持されている。揺動アーム 87の他端部は、周壁 開口部 79から外蓋 72の外側に突出しており、その先端部には被案内ブロック 88が 設けられている。
[0060] 被案内ブロック 88が下降すると、この動きに連動して押圧部材 85が上昇し、第 1の パネ 93により上方に付勢されている内蓋 83は、押圧部材 85の上昇分だけ上昇する ことになる。また、被案内ブロック 88が上昇すると、この動きに連動して押圧部材 85 が下降し、内蓋 83を第 1のパネ 93の付勢力に抗して押し下げることになる。
[0061] 揺動アーム 87には、略三角錐状の開放用爪部 89が内蓋 83と対向して設けられて いる。この開放用爪部 89は、支持ピン 80と支柱 82との間に位置しており、 1つの稜 線 91を内蓋 83に向けている。この稜線 91は、上方に行くにつれて内蓋 83に向かつ て迫り出すように傾斜しており、その中途部には内蓋 83が接触して 、る。
[0062] 従って、被案内ブロック 88が下降すると、この動きに連動して開放用爪部 89が下降 し、開放用爪部 89の稜線 91が内蓋 83に向力つて移動する。その結果、内蓋 83は、 稜線 91に押されて矢印 A方向に回転し、開放位置に移動する。 [0063] また、被案内ブロック 88が上昇すると、この動きに連動して開放用爪部 89が上昇し 、開放用爪部 89の稜線 91が内蓋 83から離れる方向に移動する。その結果、第 1の パネ 93により付勢されている内蓋 83は、稜線 91が移動した分だけ矢印 B方向に回 転し、閉塞位置に移動する。
[0064] 図 7は同実施形態に係る開閉ブロック 61の正面図である。
[0065] 図 7に示すように、この開閉ブロック 61は、試薬庫 52の内側に突出しており、その 下面には案内面 62が形成されている。この案内面 62は、被案内ブロック 88の動きを 案内するためのものであり、水平案内面 62aと、水平案内面 62aの両側に連なる 2つ の傾斜案内面 62bとから構成されている。
[0066] (分析装置の動作)
制御部 44が試料と反応させる試薬を認識したら、駆動装置により容器棚 53が回転 され、対象の試薬を格納した試薬容器 51が分注位置に移動される。そして、対象の 試薬容器 51が分注位置に接近していくと、揺動アーム 87の被案内ブロック 88が開 閉ブロック 61の傾斜案内面 63bに接触し、この傾斜案内面 63bに沿って下降する。
[0067] 被案内ブロック 88が下降すると、その動きに連動して押圧部材 85が上昇する。これ により、押圧部材 85の内蓋 83に対する押圧が解除され、第 1のパネ 93の弾性力によ り内蓋 83が押圧部材 85の上昇分だけ上昇する。
[0068] また、被案内ブロック 88が下降すると、押圧部材 85が上昇するのと同時に、開放用 爪部 89が下降する。これにより、開放用爪部 89の稜線 91は、内蓋 83を矢印 A方向 に押し進め、開放位置に移動させる。その結果、試薬容器 51の口部 51aの上方に形 成された空間部 Sが蓋部材 71の外部と連通した状態となり、試薬容器 51の開口部 5 lbが開放される。
[0069] なお、被案内ブロック 88が開閉ブロック 61の傾斜案内面 63bから水平案内面 63a に移行すると、被案内ブロック 88は一定の高さに維持される。そのため、被案内プロ ック 88が水平案内面 62aと接触している間、内蓋 83は開放位置に留まっている。
[0070] 内蓋 83が開放位置に移動したら、容器棚 53の回転が停止する。そして、上壁開口 部 75から試薬容器 51内に試薬分注プローブ 280が挿入され、試薬の吸引、分注が 行われる。 [0071] 試薬の分注が終了したら、容器棚 53が再び回転され、次に使用する試薬を格納す る試薬容器 51が分注位置に移動される。このときも、押圧部材 85は、第 2のパネ 86 により下方に付勢されている。そのため、試薬容器 51が分注位置力も遠ざ力るのに 伴い、被案内ブロック 88が水平案内面 62aから傾斜案内面 62bに移行すると、内蓋 83が押圧部材 85により押し下げられ、被案内ブロック 88が開閉ブロック 61の傾斜案 内面 61bに沿って上昇する。
[0072] 被案内ブロック 88が上昇すると、その動きに連動して開放用爪部 89が上昇し、開 放用爪部 89の稜線 91が内蓋 83から離れる方向に移動する。これにより、第 1のパネ 93により付勢されている内蓋 83は、稜線 91が移動した分だけ矢印 B方向に移動し、 閉塞位置に移動する。これにより、試薬容器 51の口部 51aの上方に形成された空間 部 Sは再び密閉された状態となり、試薬容器 51の開口部 51bが閉塞される。
[0073] 閉塞位置に戻された内蓋 83は、下降してきた押圧部材 85によりシール材 77に対 して所定圧力で密着する。これにより、試薬容器 51の口部 51aの上部に形成された 空間部 Sは、高い密閉状態となる。
[0074] (蓋部材 71の取付け方法)
使用者は、蓋部材 71の外蓋 72に形成された収納部 73に、試薬容器 51の口部 51 aを挿入し、蓋部材 71を口部 51aに対して回転させて、内蓋 83の長手方向を試薬容 器 51の回転方向と直交する方向に設定する。これにより、蓋部材 71は、試薬容器 5 1の口部 51aに正確に取付けられる。
[0075] (本実施形態による作用)
本実施形態に係る分析装置によれば、試薬容器 51が分注位置に接近するときの 試薬容器 51の回転運動を利用して、試薬容器 51の開口部 51bの開放動作が行わ れている。また、試薬容器 51が分注位置カゝら離間するときの試薬容器 51の回転運 動を利用して、試薬容器 51の開口部 51bの閉塞動作が行われている。
[0076] したがって、試薬容器 51の開口部 51bは、分注時のみ開放されることになるから、 オペレータの作業が軽減されて作業効率が向上する。し力も、ァクチユエータ等の装 置が不要であるから、構成が複雑ィ匕することがない。
[0077] また、本実施形態に係る分析装置によれば、内蓋 83が閉塞位置にあるときには、 押圧部材 85が内蓋 83をシール材 77に押圧している。そのため、非分注時には、試 薬容器 51の口部 51aの上方に形成された空間部 Sが高い密閉状態になるから、試 薬の揮発、変質などが一層防止される。
[0078] さらに使用者は、試薬庫 52の上端部に開閉ブロック 61を取付けるとともに、試薬容 器 51の口部 51aに蓋部材 71を取付けるだけで、本発明の分析装置を得ることができ る。
[0079] し力も、収納部 73の内周面と口部 51aの外周面との間には、柔軟性のあるシール 材 74が設けられている。このため、口部 51aに蓋部材 71を取付けた後であっても、 蓋部材 71が口部 51aに対して回転可能となるから、内蓋 83の向きが容易に調整さ れる。
[0080] (第 2実施形態)
次に、図 8〜図 11を用いて本発明の第 2実施形態を説明する。なお、ここでは前記 実施形態と同じ構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
[0081] 図 8は本発明の第 2実施形態に係る蓋部材 71aと開閉ブロック 61の概略的な平面 図、図 9は同実施形態に係る内蓋 83aが閉塞位置にあるときの蓋部材 71aと開閉ブ ロック 61の横断面図、図 10は同実施形態に係る内蓋 83aが開放位置にあるときの蓋 部材 71aと開閉ブロック 61の横断面図、図 11は同実施形態に係る揺動アーム 87と 内蓋 83aの概略的な斜視図である。
[0082] 図 8〜図 11に示すように、本実施形態に係る蓋部材 71aは、揺動アーム 87の内蓋
83aと対向する面に、内蓋 83aを閉塞位置に移動させるための、略三角錐状の閉塞 用爪部 95を備えている。
[0083] この閉塞用爪部 95は、支柱 82よりも被案内ブロック 88側に位置しており、 1つの稜 線 96を内蓋 83aの支持部 84a側に向けている。この稜線 96は、上方に行くにつれて 内蓋 83aから離れるように傾斜しており、その中途部には内蓋 83aが接触している。
[0084] ここで重要なのは、閉塞用爪部 95が支柱 82を挟んで開放用爪部 89の反対側に位 置していることと、開放用爪部 89の稜線 91と閉塞用爪部 95の稜線 96が逆方向に傾 斜していることである。
[0085] 前記構成の分析装置では、内蓋 83aが開放位置にあるときに、揺動アーム 87の被 案内ブロック 88が上昇すると、この動きに連動して閉塞用爪部 95が上昇する。これ により、閉塞用爪部 95の稜線 96が支持部 84aを矢印 B方向に押し進め、内蓋 83aが 閉塞位置に移動する。
[0086] このような構成にしても、試薬容器 51の開口部 51bは、分注時だけ開放されるから
、試薬の劣化や変性が防止される。
[0087] (第 3実施形態)
次に、図 12〜図 14を用いて本発明の第 3実施形態を説明する。なお、ここでは前 記実施形態と同じ構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
[0088] 図 12は本発明の第 3実施形態に係る蓋部材 71bと開閉ブロック 61の概略的な平 面図、図 13は同実施形態に係る内蓋 83bが閉塞位置にあるときの蓋部材 71bと開 閉ブロック 61の横断面図、図 14は同実施形態に係る内蓋 83bが開放位置にあるとき の蓋部材 71bと開閉ブロック 61の横断面図である。
[0089] 図 12〜図 14に示すように、本実施形態に係る蓋部材 71bは、外蓋 72の周壁部 72 bの周壁開口部 79と反対側の位置に挿入開口部 99を備えている。内蓋 83bの支持 部 84bは、この挿入開口部 99から外蓋 72の径方向外方に突出している。支持部 84 bの中途部は、挿入開口部 99と対向するように配置された支柱 100を中心に回動可 能、かつ上下移動可能に支持されている。
[0090] この支柱 100は、ブラケット 81aを介して外蓋 72の周壁部 72bに固定されており、そ の外周部には第 3のパネ 101が設けられている。この第 3のパネ 101は、下端部と上 端部が、それぞれブラケット 81aと内蓋 83bに固定されており、その弾力性で内蓋 83 bを上方および矢印 B方向に付勢して 、る。
[0091] また、試薬庫 52の上面開口部には、カバー部材 102が設けられている。カバー部 材 102の下面には、内蓋 83bを開放位置に移動させるための開放ピン 103が開閉ブ ロック 61と対向するように設けられている。
[0092] この開放ピン 103は、試薬庫 52の径方向において、内蓋 83bの支持部 84bの先端 部と略同 Cf立置に配置されている。これにより、試薬容器 51が矢印 X方向に移動しな 力 分注位置に接近してくると、支持部 84bの先端部と開放ピン 103とが衝突するこ とになる。 [0093] 支持部 84bの先端部と開放ピン 103とが衝突すると、内蓋 83bは矢印 A方向に回 転して開放位置に移動する。内蓋 83bが開放位置に移動したら、上壁開口部 75から 試薬容器 51内に試薬分注プローブ 280が挿入され、試薬の吸引、分注が行われる
[0094] なお、支持部 84bの先端部と開放ピン 103が衝突するときには、揺動アーム 87の 動作により押圧部材 85が上昇している。そのため、内蓋 83bはシール材 77に押圧さ れて 、な 、から、内蓋 83bの移動が妨害されることはな!/、。
[0095] 試薬の分注が終了したら、容器棚 53が回転され、次に使用する試薬を格納する試 薬容器 51が分注位置に移動される。これにより、支持部 84bの先端部が開放ピン 10
3から離れ、第 3のパネ 101の付勢により内蓋 83bが矢印 B方向に回転する。その結 果、内蓋 83bは、閉塞位置に移動することになる。
[0096] このような構成にしても、分注時だけ試薬容器 51の開口部 51bが開放されるから、 試薬の劣化や変性が防止される。
[0097] (第 4実施形態)
次に、図 15と図 16を用いて本発明の第 4実施形態を説明する。なお、ここでは前 記実施形態と同様の構成については、同様の符号を付してその説明を省略する。
[0098] 図 15は本発明の第 4実施形態に係る蓋部材 71cとァクチユエータ 104の概略的な 平面図、図 16は同実施形態に係る蓋部材 71cとァクチュエータ 104の横断面図であ る。
[0099] 図 15と図 16に示すように、本実施形態に係る分析装置は、試薬庫 52の上端部に 、前記開閉ブロック 61の代わりに、内蓋 83cを移動させるためのァクチユエータ 104 を備えている。すなわち、本実施形態では、ァクチユエータ 104と蓋部材 71cにより、 開口部 5 lbの開閉を行うための開閉機構 92aが構成されている
ァクチユエータ 104は、水平面内で往復移動する移動アーム 104aを備えている。 この移動アーム 104aは、内蓋 83cの一端部の設けられた係合部 116と係合し、この 係合部 116wを矢印 C方向あるいは矢印 D方向に押圧する。これにより、内蓋 83cは 、開放位置および閉塞位置に移動されることになる。従って、本実施形態では、内蓋 83cの係合部 116が周壁開口部 79から外蓋 72の外方に突出して 、る。 [0100] ァクチユエータ 104には認識部 46が接続されている。この認識部 46は、対象の試 薬容器 51が分注位置に到達したこと、および試薬の分注が完了したことを認識する
[0101] 内蓋 83cの支持部 84cは、外蓋 72を挟んでァクチユエータ 104と反対側に配置さ れた支柱 105により回転可能に支持されている。ただし、本実施形態では、内蓋 83c は上下方向に対して移動不可能となっている。このため、試薬容器 51の口部 51aの 上方に形成される空間部 Sの密閉性を高めるために、内蓋 83cの上面側にもシール 材 106 (例えば Oリングなど)が設けられている。すなわち、この内蓋 83cは、 2つのシ ール材 77、 106で上下力も挟み込まれている。
[0102] 認識部 46により試薬容器 51が分注位置に到達したことが認識されたら、移動ァー ム 104aが矢印 C方向に駆動される。これにより、内蓋 83cは、移動アーム 104aにより 矢印 A方向に回転され、開放位置(図 15中に点線で示す位置。)に移動する。
[0103] そして、試薬容器 51の開口部 51bが開放したら、上壁開口部 75から試薬容器 51 内に試薬分注プローブ 280が揷入され、試薬の吸引、分注が行われる。
[0104] 認識部 46により試薬の分注が終了したことが認識されたら、移動アーム 104aが矢 印 D方向に駆動される。これにより、内蓋 83cは、移動アーム 104aにより矢印 B方向 に回転され、閉塞位置(図 15中に実線で示す位置。)に移動する。
[0105] このようにしても、分注時だけ試薬容器 51の開口部 51bが開放されるから、試薬の 劣化や変性が防止される。
[0106] (第 5実施形態)
次に、図 17〜図 19を用いて本発明の第 5実施形態を説明する。
[0107] 図 17は本発明の第 5実施形態に係る蓋部材 71dとァクチユエータ 104の概略的な 平面図、図 18は同実施形態に係る蓋部材 71dとァクチユエータ 104の横断面図、図 19は同実施形態に係る押圧部材 85と解除部材 108の側面図である。
[0108] 図 17〜図 19に示すように、本実施形態に係る蓋部材 71dは、第 4実施形態に係る 蓋部材 71cに、内蓋 83cをシール材 77側に押圧するための押圧部材 85と、内蓋 83 cを開放位置に移動させるときに、押圧部材 85による押圧を解除するための解除部 材 108とが付加されたものである。 [0109] 押圧部材 85は、第 1実施形態と殆んど同様のものである力 その外周面には 2つの 解除用突起 107aが設けられている。これら解除用突起 107aは、押圧部材 85の周 方向に対して略 180度ずれた位置に配置されて 、る。
[0110] また、解除部材 108は、支柱により回転可能に支持されており、その所定位置には 2本の解除片 109が所定間隔で設けられている。これら解除片 109は、先端部に傾 斜面 109aを有している。解除部材 108は、これらの傾斜面 109aを解除用突起 107a の下に滑り込ませ、押圧部材 85を持ち上げることで、押圧部材 85の内蓋 83cに対す る押圧を解除する。
[0111] すなわち、容器棚 53の回転により試薬容器 51が分注位置に到達したら、認識部 4 6からの駆動信号により移動アーム 104aが矢印 C方向に駆動され、その先端部を解 除部材 108に係合させる。
[0112] 移動アーム 104aと解除部材 108が係合したら、移動アーム 104aは更に矢印 C方 向に駆動され、解除片 109を押圧部材 85の解除用突起 107aの下に滑り込ませる。 これにより、押圧部材 85は、解除片 109の厚さ分だけ持ち上げられ、押圧部材 85の 内蓋 83cに対する押圧が解除される。
[0113] 押圧部材 85による押圧が解除されたら、移動アーム 104aは更に矢印 C方向に駆 動される。そして、移動アーム 104aと内蓋 83cの係合部 116が係合したら、移動ァー ム 104aが更に矢印 C方向に駆動される。これにより、内蓋 83cは、矢印 A方向に回 転され、開放位置(図 17中に点線で示す位置。)に移動する。そして、試薬容器 51 の開口部 51bが開放したら、上壁開口部 75から試薬容器 51内に試薬分注プローブ 280が揷入され、試薬の吸引、分注が行われる。
[0114] 試薬の分注が終了したら、認識部 46からの駆動信号により移動アーム 104aが矢 印 B方向に移動させる。これにより、内蓋 83cが閉塞位置に戻され、これと同時に内 蓋 83cが押圧部材 85によりシール材 77に押圧される。
[0115] このような構成すれば、試薬容器 51の口部 51aの上方に設けられる空間部 Sの密 閉性が高まり、試薬の劣化や変性が更に防止される。
[0116] (第 6実施形態)
次に、図 20〜図 26を用いて本発明の第 6実施形態を説明する。 [0117] 図 20は本発明の第 6実施形態に係る案内部材 110と蓋部材 71eの概略的な平面 図、図 21は同実施形態に係る案内部材 110の図 20の A— A線における断面図、図 22は同実施形態に係る案内部材 110の図 20の B— B線における断面図、図 23は同 実施形態に係る内蓋 83eが閉塞位置にあるときの案内部材 110と蓋部材 71eの横断 面図、図 24は同実施形態に係る内蓋 83eが開放位置にあるときの案内部材 110と 蓋部材 71eの横断面図、図 25は同実施形態に係る内蓋 83eが閉塞位置にあるとき の内蓋 83eと開口部 51bとの関係図、図 26は同実施形態に係る内蓋 83eが開放位 置にあるときの内蓋 83eと開口部 51bとの関係図である。
[0118] 図 20〜図 26に示すように、本実施形態に係る分析装置は、試薬庫 52の分注位置 に案内部材 110を備えている。案内部材 110の下面には、溝部 111が形成されてい る。溝部 111の側面には、 2つのガイド面 112が対向して形成されている。これらガイ ド面 112は、試薬庫 52の周方向の真中に近づくにつれて試薬庫 52の軸線に接近す るような滑らかな波型形状をして 、る。
[0119] また、本実施形態に係る外蓋 72の周壁部 72bは、揷通穴 113a、 113bを備えてい る。揷通穴 113a、 113bは、それぞれ試薬庫 52の軸線と壁部に対向しており、その 中には帯板状の内蓋 83eが試薬庫 52の径方向に対して移動可能に挿入されて 、る 。内蓋 83eの両端部は、前記各揷通穴 113a、 113bから外蓋 72の外に突出している 。内蓋 83eの所定位置には、円形の穴部 115が形成されている。
[0120] 例えば、内蓋 83eの移動により、図 25に示すように穴部 115が試薬容器 51の開口 部 51bと対向すると、口部 51aの上方に形成された空間部 Sが蓋部材 71eの外部と 連通し、試薬容器 51の開口部 51bが開放される。従って、このときの内蓋 83eの位置 を「開放位置」とする。
[0121] 又、内蓋 83eの移動により、図 26に示すように穴部 115が試薬容器 51の開口部 51 bと対向すると、口部 51aの上方に形成された空間部 Sが密閉された状態となる。これ により、試薬容器 51の開口部 51bは閉塞される。従って、このときの内蓋 83eの位置 を「開放位置」とする。
[0122] 制御部 44が試料と反応させる試薬を認識したら、容器棚 53が回転され、分析に使 用する試薬容器 51が分注位置に向力つて移動する。そして、蓋部材 71eの内蓋 83e が案内部材 110の溝部 111内に進入する。
[0123] 内蓋 83eは、試薬容器 51の分注位置への接近に伴い、案内部材 110のガイド面 1 12により試薬庫 52の軸線側に押し出される。これにより、内蓋 83eが開放位置に移 動して、試薬容器 51の開口部 51bが開放される。そして、上壁開口部 75から試薬容 器 51内に試薬分注プローブ 280が挿入され、試薬の吸引、分注が行われる。
[0124] 試薬の分注が終了したら、容器棚 53の回転により次に使用する試薬を格納する試 薬容器 51が分注位置に向けて移動される。このとき内蓋 83eは、分注が終了した試 薬容器 51が分注位置力も遠ざ力るのに伴い、案内部材 110のガイド面 112により試 薬庫 52の壁側に押し出される。これにより、内蓋 83eが閉塞位置に移動して、試薬容 器 51の開口部 51bが閉塞される。このような構成にしても、分注時のみ試薬容器 51 の開口部 51bが開放されるから、試薬の変性や劣化が防止される。
[0125] (第 7実施形態)
次に、図 27〜図 29を用いて本発明の第 7実施形態を説明する。
[0126] 図 27は本発明の第 7実施形態に係る案内部材 110と蓋部材 71fの概略的な平面 図、図 28は同実施形態に係る内蓋 83eが閉塞位置にあるときの案内部材 110と蓋 部材 71fの横断面図、図 29は同実施形態に係る内蓋 83eが開放位置にあるときの 案内部材 110と蓋部材 71fの横断面図である。
[0127] 図 27〜図 29に示すように、本実施形態に係る蓋部材 71fは、第 6実施形態に係る 蓋部材 71eに対して、内蓋 83eをシール材 77に押圧するための押圧部材 85と、内 蓋 83eを開放位置に移動させるときに、押圧部材 85の内蓋 83eに対する押圧を解除 するための解除用部材 121とが付加されたものである。
[0128] 押圧部材 85は、第 6実施形態と殆んど同様のものであるが、外周面に 2つの解除 用突起 107aを備えている。これら解除用突起 107aは、押圧部材 85の周方向に対し て略 180度ずれた位置に配置されて 、る。
[0129] 解除用部材 121は、それぞれ内蓋 83eの上面に、内蓋 83eの長手方向に沿って設 けられており、内蓋 83eと一体的に試薬庫 52の径方向に移動するようになって 、る。 これらの解除用部材 121は、先端部の上面に試薬庫 52の軸線に近づくにつれて低 くなる傾斜面 121 aを備えて 、る。 [0130] この解除用部材 121は、内蓋 83eが試薬庫 52の軸線に向力 力を利用して、傾斜 面 121aを解除用突起 120aの下に滑り込ませることで、押圧部材 85を持ち上げ、押 圧部材 85の内蓋 83eに対する押圧を解除するものである。
[0131] このような構成であっても、試薬容器 51の口部 51aの上方に形成された空間部 Sの 密閉性が高まるから、試薬容器 51内の試薬の劣化 '変性が更に抑制される。
[0132] (第 8実施形態)
次に、図 30を用いて本発明の第 8実施形態を説明する。
[0133] 図 30は本発明の第 8実施形態に係る案内部材 110と蓋部材 71eの概略的な平面 図である。
[0134] 図 30に示すように、本実施形態に係る分析装置は、直方体状の試薬庫 52aを備え 、その内部には直動式の容器棚 53aが設けられている。この容器棚 53aは、複数の 試薬容器 51を保持しており、制御部 44からの指示に従って、これらの試薬容器 51を 試薬庫 52aの矢印 m方向に往復搬送する。
[0135] 内蓋 83eの移動は、第 6実施形態と同じ要領で行われる。ただし、第 6実施形態で は、内蓋 83eを移動させるために試薬容器 51の回転運動が利用されている力 本実 施形態では試薬容器 51の直線運動が利用されている。なお、容器棚 53a、及び試 薬容器 51の運動形態以外の構成は、第 6実施形態と殆んど同様である。このような 形態にしても、第 6実施形態と同様の効果を得ることができる。
[0136] (第 9実施形態)
次、図 31を用いて本発明の第 9実施形態を説明する。
[0137] 図 31は本発明の第 9実施形態に係る案内部材 110と蓋部材 71eの概略的な平面 図である。
[0138] 図 31に示すように、本実施形態に係る分析装置は、第 8実施形態に係る試薬庫 52 aに対して、試薬保管庫 52bが追加されたものである。試薬保管庫 52b内には、直動 式の保管容器棚(図示しない)が設けられている。この試薬容器棚は、複数の試薬容 器 51を保持しており、制御部 44からの指示に従い、これらの試薬容器 51を矢印 n方 向に往復搬送する。
[0139] 例えば、試薬保管庫 52b内の試薬容器 51に格納された試薬が分析対象の試薬と なると、試薬庫 52a内の試薬容器 51が容器棚 53aにより試薬保管庫 52bに受け渡さ れる。そして、複数の試薬容器 51が保管容器棚により試薬庫 52aと対向する位置に 搬送され、容器棚 53aに受け渡される。
[0140] すなわち、本実施形態は、第 8実施形態の試薬庫 52aに試薬保管庫 52bが追加さ れたものであり、第 8と同様の効果が得られる。
[0141] (第 10実施形態)
次に、図 32〜図 34を用いて本発明の第 10実施形態を説明する。
[0142] 図 32は本発明の第 10実施形態に係る案内部材 110と蓋部材 71eの概略的な平 面図、図 33は同実施形態に係る内蓋 83eが閉塞位置にあるときの内蓋 83eと開口部
51bとの関係図、図 34は同実施形態に係る内蓋 83eが開放位置にあるときの内蓋 8
3eと開口部 51bとの関係図である。
[0143] 図 32に示すように、本実施形態に係る分析装置は、直方体状の試薬庫 52aを備え ている。試薬庫 52aは、第 8実施形態と殆んど同じものである力 その分注位置には 突出部 135が設けられている。そのため、突出部 135には、内蓋 83eを移動させるた めの案内部材 110aが設けられて 、る。
[0144] 試薬庫 52aの内部には、直動式の容器棚 53aと、往復容器棚(図示しない)とが設 けられている。この往復容器棚は、容器棚 53aにより突出部 135と対向する位置に位 置決めされた試薬容器 51を矢印 g方向に往復搬送する。
[0145] 試薬容器 51が試薬庫 52a内から突出部 135に移動すると、内蓋 83eがガイド面 11
2aにより押圧され、開放位置に移動される。これにより、内蓋 83eの穴部 115と試薬 容器 51の開口部 51bとが対向して、図 33に示すように、試薬容器 51の開口部 51b が開放される。
[0146] 一方、試薬容器 51が突出部 135内から試薬庫 52aに移動すると、内蓋 83eがガイ ド面 112aにより押圧されて、開放位置に移動される。これにより、内蓋 83eの穴部 11 5と試薬容器 51の開口部 51bとがずれ、図 34に示すように、試薬容器 51の開口部 1 bが閉塞される。
[0147] すなわち、試薬容器 51が突出部 135内において往復搬送されると、その往路と復 路で内蓋 83eが移動し、試薬容器 51の開口部 51bが開閉される。従って、このような 構成であっても、第 6実施形態と同様の効果が得られる。なお、本実施形態では、試 薬容器 51の往復運動を利用して 、るため、案内部材 110aのガイド面 112aの形状 は、第 6実施形態に係るガイド面 112の半分で足りる。
[0148] (第 11実施形態)
次に、図 35〜図 37を用いて本発明の第 11実施形態を説明する。
[0149] 図 35は本発明の第 11実施形態に係る案内部材 110bと蓋部材 71eの概略的な平 面図、図 36は同実施形態に係る内蓋 83eが閉塞位置にあるときの内蓋 83eと開口部 51bとの関係図、図 37は同実施形態に係る内蓋 83eが開放位置にあるときの内蓋 8 3eと開口部 51bとの関係図である。
[0150] 本実施形態に係る分析装置では、試薬容器 51の開口部 51bを閉塞するときに試 薬容器 51の回転運動が利用され、試薬容器の開口部 51bを開放するときには開放 装置 138が使用される。
[0151] すなわち、図 35に示すように、本実施形態に係る案内部材 110bは、試薬庫 52の 軸線側に内蓋 83eを閉塞位置に移動させる 1つのガイド面 112aを備え、試薬庫 52 の壁部側に内蓋 83eを開放位置に移動させる開放装置 138を備えている。
[0152] 開放装置 138は、試薬容器 51が分注位置に位置決めされると、試薬庫 52の内側 に突出し、その先端部で内蓋 83eを試薬庫 52の中心側に移動させる。これにより、 内蓋 83eが開放位置に移動して、図 37に示すように試薬容器 51の開口部 51bが開 放される。このような構成であっても、第 6実施形態と同様の効果が得られる。
[0153] (第 12実施形態)
次に、図 38を用いて本発明の第 12実施形態を説明する。
[0154] 図 38は本発明の第 12実施形態に係る案内部材 110bと蓋部材 71eの概略的な平 面図である。
[0155] 図 38に示すように、本実施形態に係る分析装置は、第 11実施形態に係る円筒状 の試薬庫 52の代わりに、直方体状の試薬庫 52aを備えている。この試薬庫 52aは、 第 8実施形態と同じものであるが、その内部には直動式の容器棚 53aが設けられて いる。
[0156] この容器棚 53aは、複数の試薬容器 51を保持し、これらの試薬容器 51を矢印 m方 向に往復搬送する。内蓋 83eの移動は、この試薬容器 51の直線運動を利用して、第 11実施形態と同じ要領で行われる。このような構成であっても、第 11実施形態と同じ 効果が得られる。
[0157] なお、前記各実施形態では、シール材 74に柔軟なラバー製の素材が使用されて いる。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、シール材 74 に硬い素材が使用されることもある。その場合、シール材 74の内周面には、蓋部材 が口部 51aに完全に装着されたときに内蓋の向きが所望の向きとなるようにネジ溝が 形成される。このようにすれば、蓋部材が完全に装着されれば、内蓋の方向も正しく 設定されるから、蓋部材の装着作業が簡単化する。
[0158] 本発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなぐ実施段階ではその要 旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体ィ匕できる。また、前記実施形態に開 示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例 えば、実施形態に示される全構成要素カゝら幾つかの構成要素を削除してもよい。さら に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよ ヽ。

Claims

請求の範囲
[1] 試料と試薬を反応させて前記試料を分析する分析装置にお!ヽて、
前記試薬を格納するとともに、前記試薬を出し入れするための開口部を備えた試 薬容器と、
前記開口部に対し移動可能に設けられ、前記開口部を開閉するための蓋体と、 前記試薬容器を移動させる棚と、
前記試薬容器の動きを利用して前記蓋体を移動させることにより、前記開口部を開 閉させる開閉装置と、
を具備することを特徴とする分析装置。
[2] 前記試薬容器の動きは、回転運動であることを特徴とする請求項 1記載の分析装 置。
[3] 前記試薬容器の動きは、直線運動であることを特徴とする請求項 1記載の分析装 置。
[4] 前記開閉装置は、前記蓋体を前記開口部の軸線と直角に移動させることを特徴と する請求項 1記載の分析装置。
[5] 前記開閉装置は、前記蓋体を前記開口部の軸線と平行に移動させることを特徴と する請求項 1記載の分析装置。
[6] 前記蓋体が前記開口部を閉塞して!/、るとき、前記蓋体を前記開口部側に移動せし める部材を具備することを特徴とする請求項 1記載の分析装置。
[7] 試料と試薬を反応させて前記試料を分析する分析装置にお!ヽて、
前記試薬を格納するとともに、前記試薬を出し入れするための開口部を備えた試 薬容器と、
前記開口部に対し移動可能に設けられ、前記開口部を閉塞するための蓋体と、 前記試薬容器を移動させる棚と、
前記試薬容器の動きを利用して前記蓋体を移動させることにより、開放中の前記開 口部を閉塞させる閉塞装置と、
を具備することを特徴とする分析装置。
[8] 前記試薬容器の動きは、回転運動であることを特徴とする請求項 7記載の分析装 置。
[9] 前記試薬容器の動きは、直線運動であることを特徴とする請求項 7記載の分析装 置。
[10] 前記閉塞装置は、前記蓋体を前記開口部の軸線と直角に移動させることを特徴と する請求項 7記載の分析装置。
[11] 前記閉塞装置は、前記蓋体を前記開口部の軸線と平行に移動させることを特徴と する請求項 7記載の分析装置。
[12] 前記蓋体が前記開口部を閉塞して 、るとき、前記蓋体を前記開口部側に移動せし める部材を具備することを特徴とする請求項 7記載の分析装置。
[13] 必要に応じて所定位置に移動される試薬容器の開口部に設けられる蓋装置にお いて、
前記試薬容器の開口部に対しスライド可能に設けられ、穴部を備えた蓋体と、 前記試薬容器の動きを利用して前記蓋体をスライドさせ、前記穴部と前記開口部の 位置を調整することにより、前記試薬容器の開口部を開閉させる開閉装置と、 を具備することを特徴とする蓋装置。
[14] 試薬を保管するために使用され、必要に応じて所定位置に移動される試薬保管装 ¾【こ; i l /、て、
前記試薬を格納するとともに、前記試薬を出し入れするための開口部を備えた試 薬容器と、
前記開口部に対しスライド可能に設けられ、穴部を備えた蓋体と、
前記試薬容器の動きを利用して前記蓋体をスライドさせ、前記穴部と前記開口部の 位置を調整することにより、前記試薬容器の開口部を開閉させる開閉装置と、 を具備することを特徴とする試薬保管装置。
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