WO2006043493A1

WO2006043493A1 - 個別試験実施装置

Info

Publication number: WO2006043493A1
Application number: PCT/JP2005/019007
Authority: WO
Inventors: Kohei Okada; Katsuhiro Nakai; Takehisa Hirano; Kouji Mukai; Tomoaki Teduka; Daisuke Imoto
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2004-10-19
Filing date: 2005-10-17
Publication date: 2006-04-27
Also published as: US7780452B2; JP4659756B2; US20080020366A1; JPWO2006043493A1

Abstract

　個別試験実施装置を用いたリスニングテストにおいては、他受験者の答案を覗く、といったような不正行為を防止する。　個別試験実施装置（１０１）によって、試験問題を格納する試験問題格納手段（１０２）と個人情報を格納する個人情報格納手段（１０３）とから、試験問題データと個人情報とを読み出し、実問題生成手段（１０４）が読み出した個人情報に従って選択生成した実問題を再生手段（１０５）により再生することで、個々の受験者に不正行為を防止する。

Description

明細書

個別試験実施装置

技術分野

[0001] 本発明は個別試験実施装置に関し、特に不正行為の防止を行い、かつ受験者の精神的負担を軽減することのできる個別試験実施装置に関するものである。

[0002] また、本発明は個別試験実施装置に関し、特に不正行為の防止、及び受験生への試験結果の通知を迅速に行うことのできるものに関するものである。

背景技術

[0003] 従来の大学入試センター試験においてリスニングテストは、試験会場にあるスピーカーから音声を再生し、その試験会場にいる受験生に一斉に聞力せ、問題を解答する。解答はマークシートに記入する。しかし、試験会場の環境の違いから、試験会場によっては聞こえ方が良くないなど、聞こえ方に違いが起き、公平性に欠くこととなる。そこで、聞こえ方の公平性を保っため、ヘッドホンやイヤホンを接続した個別試験実施装置を用いる方法の導入が決定されて、る。

[0004] この技術は、従来の文献として引用すべきものは見当たらな力つたが、下記の非特許文献があり、周知の事実となっている。（例えば、非特許文献 1参照。 ) o 非特許文献 1 :新聞記事 2003年 11月 6日発行の朝日新聞 (朝刊）、 29面発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] 従来の個別試験実施装置は以上のように構成されており、このようなリスニングテストにおいては常に不正行為が起こる危険性を考慮し対処する必要がある。不正行為は他人の答案を覼く方法と、問題を他受験者に先行して知る方法とに大別されるが、前者については受験者全員が同一の試験問題を同じ順番で解答していくため、マークシート上の解答位置が分力りやすいという点に起因する。また、後者については、問題の漏洩や、各受験者への問題用紙配布の時間差により、先に配布された受験者が試験開始以前に問題用紙を覼くといったことが原因として挙げられる。また、上記他受験者の答案を覼くという不正行為の防止のために、マークシートを使用せずに個別試験実施装置自体に解答を入力する方法が挙げられるが、解答状況が一目で把握し難く受験者の精神的な負担となるという問題点が生じることになる。

[0006] 本発明は以上のような問題点を解消するためになされたもので、個別試験実施装置を用いた試験方法に関して、答案に対する不正行為の防止を行い、かつ受験者の精神的負担を軽減する個別試験実施装置を提供することを目的とする。

[0007] また、上記で説明したような従来の個別試験実施装置では、試験問題および解答に関して、その作成力も受験の際の配布時まで、情報漏えいの危険性が存在した。また、上記に示したようなヘッドホンやイヤホンを接続した個別試験実施装置を用いる方法では、事前に試験問題および解答を格納した記録メディアを持ち出したり、電子情報化された試験問題および解答をコピーしたりするなど不正行為が起きやすい。また、情報漏えい等の不正行為が起こったことが試験開始直前までに発覚した場合でも、試験問題の変更、試験問題および解答用紙の再準備が間に合わず、試験の延期や中止など試験実施者、受験者双方への時間的、コスト的被害は甚大である。さらに、機械読み取り型のマークシート方式による試験の場合でも、マークシートを回収して力受験生への試験結果の通知が行われるまで時間が力かるという問題点かあつた。

[0008] 本発明は以上のような問題点を解消するためになされたもので、個別試験実施装置を用いた試験方法に関し、不正行為を防止することができ、試験終了後の受験生への結果の通知を迅速に行うことのできる個別試験実施装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0009] 本発明の請求項 1にかかる個別試験実施装置は、試験問題を格納する試験問題格納手段と、受験者の個人情報を格納する個人情報格納手段と、前記試験問題格納手段から読み出された試験問題と前記個人情報格納手段から読み出された個人情報とを基に実問題を生成する実問題生成手段と、前記実問題生成手段により生成された実問題を再生する再生手段と、を備えたことを特徴とするものである。

[0010] 本発明の請求項 2にかかる個別試験実施装置は、試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題格納手段から読み出された試験問題を再生する再生手段と、解答を入力するための解答入力手段と、前記解答入力手段から入力された解答を格納する解答格納手段と、前記解答格納手段が格納して!/、る解答データ群を参照し未解答の問題の情報を確認する未解答問題確認手段と、前記未解答問題確認手段によって確認された未解答問題に関する情報を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とするものである。

[0011] 本発明の請求項 3にかかる個別試験実施装置は、請求項 2記載の個別試験実施装置において、前記未解答問題確認手段によって確認された未解答問題に対して予め受験者が指定した手順に従って自動で解答を行う自動解答手段を、備えたことを特徴とするものである。

[0012] 本発明の請求項 4にかかる個別試験実施装置は、試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題格納手段から読み出された試験問題を再生する再生手段と、試験問題データを受信し前記試験問題格納手段に格納するデータ通信手段と、を備えたことを特徴とするものである。

[0013] 本発明の請求項 5にかかる個別試験実施装置は、暗号化された試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題格納手段から読み出された暗号化された試験問題を復号する復号手段と、前記復号手段が復号を行う際に必要とする鍵データを受信する鍵データ受信手段と、前記復号手段により復号された試験問題を再生する再生手段と、を備えたことを特徴とするものである。

[0014] 本発明の請求項 6にかかる個別試験実施方法は、試験問題を格納する試験問題格納手段と、受験者の個人情報を格納する個人情報格納手段と、を有し、前記試験問題格納手段に格納された試験問題を受験者が各人個別に再生する方法であって、前記試験問題格納手段から読み出された試験問題と前記個人情報格納手段から読み出された個人情報とを基にして実問題を生成する実問題生成ステップと、前記実問題生成ステップにより生成された実問題を再生する再生ステップと、を含むことを特徴とするものである。

[0015] 本発明の請求項 7にかかる個別試験実施方法は、試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題格納手段から読み出された試験問題を再生する再生手段と、解答を入力するための解答入力手段と、前記解答入力手段から入力された解答を格納する解答格納手段と、を有し、前記試験問題格納手段に格納された試験問題を受験者が各人個別に再生する方法であって、前記解答格納手段が格納している解答データ群を参照して未解答の問題の情報を確認する未解答問題確認ステツプと、前記未解答問題確認ステップによって確認された未解答問題に関する情報を表示する表示ステップと、を含むことを特徴とするものである。

[0016] 本発明の請求項 8にかかる個別試験実施方法は、請求項 7記載の個別試験実施方法にお!、て、前記未解答問題確認ステップによって確認された未解答問題に対して予め受験者が指定した手順に従って自動で解答を行う自動解答ステップを、含むことを特徴とするものである。

[0017] 本発明の請求項 9にかかる個別試験実施方法は、試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題格納手段から読み出された試験問題を再生する再生手段と、を有し、前記試験問題格納手段に格納された試験問題を受験者が各人個別に再生する方法であって、試験問題データを受信して前記試験問題格納手段に格納するデータ通信ステップを、含むことを特徴とするものである。

[0018] 本発明の請求項 10にかかる個別試験実施方法は、暗号化された試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題格納手段から読み出された暗号化された試験問題を復号する復号手段と、前記復号手段により復号された試験問題を再生する再生手段と、を有し、前記試験問題格納手段に格納された試験問題を受験者が各人個別に再生する方法であって、前記復号手段が前記暗号化された試験問題の復号を行う際に必要とする鍵データの受信を行う鍵データ受信ステップと、前記鍵データを用いて前記暗号化された試験問題を復号ィ匕する復号化ステップと、を含むことを特徴とするものである。

[0019] 本発明の請求項 11にかかる個別試験実施装置は、複数の試験問題を格納する試験問題格納手段と、所定の条件に基づ!、て前記試験問題格納手段からの試験問題の読み出しを許可する情報を出力する試験問題読み出し許可手段と、試験問題読み出し許可手段から出力された試験問題の読み出しを許可する情報に基づいて、前記試験問題格納手段に格納された前記複数の試験問題から所定の 1つの試験問題を選択する問題選択手段と、前記選択された試験問題を再生する再生手段と、を備えたことを特徴とするものである。

[0020] 本発明の請求項 12にかかる個別試験実施装置は、請求項 11記載の個別試験実施装置において、前記試験問題読み出し許可手段は、試験実施時の日時情報を格納する日時判断手段を有し、前記問題選択手段により複数の試験問題力所定の 1 つの試験問題を選択する情報として、前記日時判断手段が格納する前記日時情報を用いることを特徴とするものである。

[0021] 本発明の請求項 13にかかる個別試験実施装置は、請求項 11記載の個別試験実施装置において、前記試験問題読み出し許可手段は、問題の再生を許可するか否かを判断し、再生許可の場合に再生許可情報を出力する再生許可判断手段と、前記再生許可判断手段に再生の許可を与える再生許可入力手段と、を有し、前記個別試験実施装置と前記再生許可入力手段とが有線にて接続され、前記再生許可判断手段が出力する再生許可情報によって前記問題選択手段により複数の試験問題力も所定の 1つの試験問題が選択される、ことを特徴とするものである。

[0022] 本発明の請求項 14にかかる個別試験実施装置は、請求項 11記載の個別試験実施装置において、前記試験問題読み出し許可手段は、問題の再生を許可するか否かを判断し、再生許可の場合に再生許可情報を出力する再生許可判断手段と、前記再生許可判断手段に再生の許可を与える再生許可入力手段と、を有し、前記個別試験実施装置と前記再生許可入力手段とが無線にて接続され、前記再生許可判断手段が出力する再生許可情報によって、前記問題選択手段により複数の試験問題力所定の 1つの試験問題が選択される、ことを特徴とするものである。

[0023] 本発明の請求項 15にかかる個別試験実施装置は、請求項 11記載の個別試験実施装置において、前記試験問題読み出し許可手段は、問題の再生を許可するか否かを判断する再生許可判断手段と、前記再生許可判断手段に再生の許可を与える再生許可鍵が格納された記録媒体と、を有し、前記記録媒体から読み出された再生許可鍵によって、前記問題選択手段により複数の試験問題力所定の 1つの試験問題が選択される、ことを特徴とするものである。

[0024] 本発明の請求項 16にかかる個別試験実施装置は、試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題における音声情報を再生する音声再生手段と、前記試験問題における映像情報を再生する表示再生手段と、を備えたものである。

[0025] 本発明の請求項 17にかかる個別試験実施装置は、試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題を再生する再生手段と、を有する個別試験実施装置において、前記試験問題の再生に連動して出題数を随時計算する出題数測定手段と、前記出題数測定手段により計算された進拔状況を示す情報を表示する進拔状況表示手段と、を備えたものである。

[0026] 本発明の請求項 18にかかる個別試験実施装置は、試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題を再生する再生手段と、を有する個別試験実施装置において、前記試験問題の再生と一時停止とを任意に指定できる再生 ·停止手段と、一時停止を選択しているときは前記試験問題の再生が一時停止し、前記再生状態の経過時間と試験実施時間とから残りの試験問題を再生するために必要な時間を算出して表示する残り再生必要時間表示手段と、を備えたものである。

[0027] 本発明の請求項 19にかかる個別試験実施装置は、試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題を再生する再生手段と、を有する個別試験実施装置にぉ、て、前記試験問題の再生速度を 1倍速以上の任意の設定値を入力することができる高速再生命令入力手段と、前記高速再生命令入力手段から得られる前記設定値に合わせた 1倍速以上の高速な試験問題の再生速度を制御する高速再生制御手段と、を備えたものである。

[0028] 本発明の請求項 20にかかる個別試験実施装置は、試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題を再生する再生手段と、を有する個別試験実施装置において、前記試験問題の再生速度を 1倍速以上の任意に設定値を入力することができる高速再生命令入力手段と、前記高速再生命令入力手段から得られる前記設定値に合わせた 1倍速以上の高速な試験問題の再生速度を制御する高速再生制御手段と、前記試験問題の再生と一時停止とを任意に指定できる再生 ·停止手段と、一時停止を選択しているときは前記試験問題の再生が一時停止し、 1倍速再生時において残りの問題を再生するのに必要な時間と、現在の再生速度の前記設定値とから前記残りの問題を前記設定値の再生速度で再生した場合に必要な時間を算出して表示する残り再生必要時間表示手段装置と、を備えたものである。 [0029] 本発明の請求項 21にかかる個別試験実施装置は、請求項 16記載の個別試験実施装置において、前記試験問題の再生に連動して解答を入力する解答入力手段と、前記入力された解答を保持する解答格納手段と、前記試験問題の正解を格納した正解格納手段と、前記解答格納手段に格納された前記解答と前記正解格納手段に格納された前記正解とを比較し、正誤の判断を行う解答比較手段と、前記解答比較手段による比較結果を通知する正誤結果通知手段と、を備えたものである。

[0030] 本発明の請求項 22にかかる個別試験実施装置は、請求項 21記載の個別試験実施装置において、試験実施時の日時情報を格納する日時判断手段と、前記日時判断手段から与えられる前記日時情報を参照して、前記解答比較手段による解答の比較を実施するカゝ否かを判断する解答比較許可判断手段と、を備え、前記解答比較許可判断手段が前記解答比較手段による解答の比較の実施を許可した場合のみ、前記解答比較手段によって解答比較が実施される、ことを特徴とするものである。

[0031] 本発明の請求項 23にかかる個別試験実施装置は、請求項 21記載の個別試験実施装置において、試験開始時力も現在までの経過時間を格納するタイマー手段と、前記タイマー手段から与えられる前記経過時間情報を参照して、前記解答比較手段による解答の比較を実施するカゝ否かを判断する解答比較許可判断手段と、を備え、前記解答比較許可判断手段が前記解答比較手段による解答の比較の実施を許可した場合のみ、前記解答比較手段によって解答比較が実施される、ことを特徴とするものである。

[0032] 本発明の請求項 24にかかる個別試験実施装置は、請求項 21記載の個別試験実施装置にお！、て、解答の比較を実施するか否かを判断する解答比較許可判断手段と、前記解答比較許可判断手段に解答実施の許可を与える解答実施許可入力手段と、を有し、前記個別試験実施装置と前記解答実施許可入力手段とが有線にて接続され、前記解答比較許可判断手段が前記解答の比較を実施することを許可した場合のみ、前記解答比較手段によって解答の比較が実施される、ことを特徴とするものである。

[0033] 本発明の請求項 25にかかる個別試験実施装置は、請求項 21記載の個別試験実施装置にお！、て、解答の比較を実施するか否かを判断する解答比較許可判断手段と、前記解答比較許可判断手段に解答実施の許可を与える解答実施許可入力手段と、を有し、前記個別試験実施装置と前記解答実施許可入力手段とが無線にて接続され、前記解答比較許可判断手段が前記解答の比較を実施することを許可した場合のみ、前記解答比較手段によって解答の比較が実施される、ことを特徴とするものである。

[0034] 本発明の請求項 26にかかる個別試験実施装置は、請求項 21記載の個別試験実施装置にお！、て、解答の比較を実施するか否かを判断する解答比較許可判断手段と、前記解答比較許可判断手段に解答実施の許可を与える解答許可鍵が格納された記録媒体と、を有し、前記記録媒体から読み出された前記解答許可鍵によって前記解答比較許可判断手段が前記解答の比較を実施することを許可した場合のみ、前記解答比較手段によって解答の比較が実施される、ことを特徴とするものである。

[0035] 本発明の請求項 27にかかる個別試験実施方法は、装置に格納された試験問題を所定の手順に従って受験者個別に試験を実施する個別試験実施方法であって、複数の試験問題を格納する試験問題格納手段から、所定の条件に基づ!、て試験問題の読み出しを許可する情報を出力する試験問題読み出し許可ステップと、前記試験問題の読み出しを許可する情報に基づ!/、て、前記試験問題格納手段に格納された前記複数の試験問題から所定の 1つの試験問題を選択する問題選択ステップと、前記選択された試験問題を再生する再生ステップと、を含むことを特徴とするものである。

[0036] 本発明の請求項 28に力かる個別試験実施方法は、装置に格納された試験問題を所定の手順に従って受験者個別に試験を実施する個別試験実施方法であって、試験問題を格納する試験問題格納手段から、前記試験問題における音声情報を再生する音声再生ステップと、試験問題を格納する試験問題格納手段から、前記試験問題における映像情報を再生する表示再生ステップと、を含むことを特徴とするものである。

発明の効果

[0037] 本発明の請求項 1にかかる個別試験実施装置によれば、試験問題を格納する試験問題格納手段と、受験者の個人情報を格納する個人情報格納手段と、前記試験問題格納手段から読み出された試験問題と前記個人情報格納手段から読み出された個人情報とを基に実問題を生成する実問題生成手段と、前記実問題生成手段により生成された実問題を再生する再生手段と、を備えたことにより、個人情報ごとに選択肢の並び順とその内容が異なる試験問題が再生されるようになり、他受験者の答案を覼くという不正行為を防止することができる効果が得られる。

[0038] また、本発明の請求項 2にかかる個別試験実施装置によれば、試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題格納手段から読み出された試験問題を再生する再生手段と、解答を入力するための解答入力手段と、前記解答入力手段から入力された解答を格納する解答格納手段と、前記解答格納手段が格納して!/、る解答データ群を参照し未解答の問題の情報を確認する未解答問題確認手段と、前記未解答問題確認手段によって確認された未解答問題に関する情報を表示する表示手段と、を備えたことにより、解答用紙に解答を記入する代わりに個別試験実施装置の解答入力手段で解答を入力する場合においても、受験者が未解答問題を容易に確認することができるようになり、従来のマークシート方式の試験と同様に試験時間が残り少なくなつた際においても受験者は全ての問題に解答することが可能となり、受験者の精神的な負担とならな、試験が行えると、う効果が得られる。

[0039] また、本発明の請求項 3にかかる個別試験実施装置によれば、請求項 2記載の個別試験実施装置にお!ヽて、前記未解答問題確認手段によって確認された未解答問題に対して予め受験者が指定した手順に従って自動で解答を行う自動解答手段を備えたことにより、未解答問題を残したまま試験時間が残り少なくなつた場合等にお V、ても受験者はすべての問題に解答できると!、う効果が得られる。

[0040] また、本発明の請求項 4にかかる個別試験実施装置によれば、試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題格納手段から読み出された試験問題を再生する再生手段と、試験問題データを受信し前記試験問題格納手段に格納するデータ通信手段と、を備えたことにより、試験開始直前に受験者全員に対し一斉に試験問題を配布することで、試験開始以前に試験問題が漏洩すること、及び、他受験者に先んじて問題を覼くという不正行為を防止することができる効果が得られる。

[0041] また、本発明の請求項 5にかかる個別試験実施装置によれば、暗号ィ匕された試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題格納手段から読み出された暗号化された試験問題を復号する復号手段と、前記復号手段が復号を行う際に必要とする鍵データの受信のための鍵データ受信手段と、前記復号手段により復号された試験問題を再生する再生手段と、を備えたことにより、鍵データの受信により受験者全員が一斉に試験問題の再生を行うようにすることができ、試験開始以前に試験問題が漏洩すること、及び、他受験者に先んじて問題を覼くという不正行為を防止することができる効果が得られる。

[0042] また、本発明の請求項 6にかかる個別試験実施方法によれば、試験問題を格納する試験問題格納手段と、受験者の個人情報を格納する個人情報格納手段と、を有し、前記試験問題格納手段に格納された試験問題を受験者が各人個別に再生する方法であって、前記試験問題格納手段から読み出された試験問題と前記個人情報格納手段から読み出された個人情報とを基にして実問題を生成する実問題生成ステツプと、前記実問題生成ステップにより生成された実問題を再生する再生ステップと、を含むことにより、個人情報ごとに選択肢の並び順とその内容が異なる試験問題が再生されるようになり、他受験者の答案を覼くという不正行為を防止することができる効果が得られる。

[0043] また、本発明の請求項 7にかかる個別試験実施方法によれば、試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題格納手段から読み出された試験問題を再生する再生手段と、解答を入力するための解答入力手段と、前記解答入力手段から入力された解答を格納する解答格納手段と、を有し、前記試験問題格納手段に格納された試験問題を受験者が各人個別に再生する方法であって、前記解答格納手段が格納している解答データ群を参照して未解答の問題の情報を確認する未解答問題確認ステップと、前記未解答問題確認ステップによって確認された未解答問題に関する情報を表示する表示ステップと、を含むことにより、解答用紙に解答を記入する代わりに個別試験実施装置の解答入力手段で解答を入力する場合においても、受験者が未解答問題を容易に確認することができるようになり、従来のマークシート同様に試験時間が残り少なくなつた際においても受験者は全ての問題に解答することが可能となり、受験者の精神的な負担とならない試験が行えるという効果が得られる [0044] また、本発明の請求項 8にかかる個別試験実施方法によれば、請求項 7記載の個別試験実施方法にぉ、て、前記未解答問題確認ステップによって確認された未解答問題に対して予め受験者が指定した手順に従って自動で解答を行う自動解答ステツプを、含むことにより、未解答問題を残したまま試験時間が残り少なくなつた場合等においても受験者はすべての問題に解答できるという効果が得られる。

[0045] また、本発明の請求項 9にかかる個別試験実施方法によれば、試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題格納手段から読み出された試験問題を再生する再生手段と、を有し、前記試験問題格納手段に格納された試験問題を受験者が各人個別に再生する方法であって、試験問題データを受信して前記試験問題格納手段に格納するデータ通信ステップを、含むことにより、試験開始直前に受験者全員に対し一斉に試験問題を配布することで、試験開始以前に試験問題が漏洩すること、及び、他受験者に先んじて問題を覼くという不正行為を防止することができる効果が得られる。

[0046] また、本発明の請求項 10にかかる個別試験実施方法によれば、暗号化された試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題格納手段から読み出された暗号化された試験問題を復号する復号手段と、前記復号手段により復号された試験問題を再生する再生手段と、を有し、前記試験問題格納手段に格納された試験問題を受験者が各人個別に再生する方法であって、前記復号手段が前記暗号化された試験問題の復号を行う際に必要とする鍵データの受信を行う鍵データ受信ステップと、前記鍵データを用いて前記暗号ィ匕された試験問題を復号ィ匕する復号化ステップと、を含むことにより、鍵データの受信により受験者全員が一斉に試験問題の再生を行うようにすることができ、試験開始以前に試験問題が漏洩すること、及び、他受験者に先んじて問題を覼くという不正行為を防止することができる効果が得られる。

[0047] また、本発明の請求項 11にかかる個別試験実施装置によれば、複数の試験問題を格納する試験問題格納手段と、所定の条件に基づ!、て前記試験問題格納手段からの試験問題の読み出しを許可する情報を出力する試験問題読み出し許可手段と、試験問題読み出し許可手段から出力された試験問題の読み出しを許可する情報に基づ!、て、前記試験問題格納手段に格納された前記複数の試験問題から所定の 1 つの試験問題を選択する問題選択手段と、前記選択された試験問題を再生する再生手段と、を備えたことにより、情報の漏えいによる不正を防止することができるという効果が得られる。

[0048] また、本発明の請求項 12にかかる個別試験実施装置によれば、請求項 11記載の個別試験実施装置において、前記試験問題読み出し許可手段は、試験実施時の日時情報を格納する日時判断手段を有し、前記問題選択手段により複数の試験問題から所定の 1つの試験問題を選択する情報として、前記日時判断手段が格納する前記日時情報を用いることにより、試験実施時の前に情報が漏えいすることを防止でき、不正を防止することができるという効果が得られる。

[0049] また、本発明の請求項 13にかかる個別試験実施装置によれば、請求項 11記載の個別試験実施装置において、前記試験問題読み出し許可手段は、問題の再生を許可する力否かを判断し、再生許可の場合に再生許可情報を出力する再生許可判断手段と、前記再生許可判断手段に再生の許可を与える再生許可入力手段と、を有し、前記個別試験実施装置と前記再生許可入力手段とが有線にて接続され、前記再生許可判断手段が出力する再生許可情報によって前記問題選択手段により複数の試験問題力所定の 1つの試験問題が選択されることにより、受験者が個別試験実施装置だけを持ち出して試験問題を再生することを防止でき、不正を防止することができるという効果が得られる。

[0050] また、本発明の請求項 14にかかる個別試験実施装置によれば、請求項 11記載の個別試験実施装置において、前記試験問題読み出し許可手段は、問題の再生を許可する力否かを判断し、再生許可の場合に再生許可情報を出力する再生許可判断手段と、前記再生許可判断手段に再生の許可を与える再生許可入力手段と、を有し、前記個別試験実施装置と前記再生許可入力手段とが無線にて接続され、前記再生許可判断手段が出力する再生許可情報によって、前記問題選択手段により複数の試験問題力所定の 1つの試験問題が選択されることにより、受験者が個別試験実施装置だけを持ち出して試験問題を再生することを防止でき、不正を防止することができると!ヽぅ効果が得られる。 [0051] また、本発明の請求項 15にかかる個別試験実施装置によれば、請求項 11記載の個別試験実施装置において、前記試験問題読み出し許可手段は、問題の再生を許可するか否かを判断する再生許可判断手段と、前記再生許可判断手段に再生の許可を与える再生許可鍵が格納された記録媒体と、を有し、前記記録媒体から読み出された再生許可鍵によって、前記問題選択手段により複数の試験問題力所定の 1 つの試験問題が選択されることにより、受験者が個別試験実施装置だけを持ち出して試験問題を再生することを防止でき、不正を防止することができるという効果が得られる。

[0052] また、本発明の請求項 16にかかる個別試験実施装置によれば、試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題における音声情報を再生する音声再生手段と、前記試験問題における映像情報を再生する表示再生手段と、を備えたことにより、写真や図を見ながら解答するヒアリング問題をも上記個別試験実施装置のみで実施することができ、紙がすべて不要となり、その結果、写真や図など視覚的な情報を記載した問題用紙の準備、配布時間の手間を軽減することができ、写真や図の記載された問題用紙の盗難等による情報漏えいを防止することができるという効果が得られる。

[0053] また、本発明の請求項 17にかかる個別試験実施装置によれば、試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題を再生する再生手段と、を有する個別試験実施装置において、前記試験問題の再生に連動して出題数を随時計算する出題数測定手段と、前記出題数測定手段により計算された進拔状況を示す情報を表示する進拔状況表示手段と、を備えたことにより、受験者が問題進拔度合いを知ることができ、受験者の精神的負担を軽減することができるという効果が得られる。

[0054] また、本発明の請求項 18にかかる個別試験実施装置によれば、試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題を再生する再生手段と、を有する個別試験実施装置において、前記試験問題の再生と一時停止とを任意に指定できる再生，停止手段と、一時停止を選択しているときは前記試験問題の再生が一時停止し、前記再生状態の経過時間と試験実施時間とから残りの試験問題を再生するために必要な時間を算出して表示する残り再生必要時間表示手段と、を備えたことにより、受験者が、残りの問題を再生するのに必要な時間を考慮しつつ試験実施時間の許された範囲内で自由に試験問題に対する回答のペース配分をすることができるという効果が得られる。

[0055] また、本発明の請求項 19にかかる個別試験実施装置によれば、試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題を再生する再生手段と、を有する個別試験実施装置において、前記試験問題の再生速度を 1倍速以上の任意の設定値を入力することができる高速再生命令入力手段と、前記高速再生命令入力手段から得られる前記設定値に合わせた 1倍速以上の高速な試験問題の再生速度を制御する高速再生制御手段と、を備えたことにより、受験者が、試験実施時間の許された範囲内で自由に試験問題に対する回答のペース配分をすることができるという効果が得られる

[0056] また、本発明の請求項 20に力かる個別試験実施装置によれば、試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題を再生する再生手段と、を有する個別試験実施装置において、前記試験問題の再生速度を 1倍速以上の任意に設定値を入力することができる高速再生命令入力手段と、前記高速再生命令入力手段から得られる前記設定値に合わせた 1倍速以上の高速な試験問題の再生速度を制御する高速再生制御手段と、前記試験問題の再生と一時停止とを任意に指定できる再生，停止手段と、一時停止を選択しているときは前記試験問題の再生が一時停止し、 1倍速再生時において残りの問題を再生するのに必要な時間と、現在の再生速度の前記設定値とから前記残りの問題を前記設定値の再生速度で再生した場合に必要な時間を算出して表示する残り再生必要時間表示手段装置と、を備えたことにより、受験者が、残りの問題を再生するのに必要な時間を考慮しつつ試験実施時間の許された範囲内で自由に試験問題に対する回答のペース配分をすることができるという効果が得られる。

[0057] また、本発明の請求項 21にかかる個別試験実施装置によれば、請求項 16記載の個別試験実施装置において、前記試験問題の再生に連動して解答を入力する解答入力手段と、前記入力された解答を保持する解答格納手段と、前記試験問題の正解を格納した正解格納手段と、前記解答格納手段に格納された前記解答と前記正解格納手段に格納された前記正解とを比較し、正誤の判断を行う解答比較手段と、前記解答比較手段による比較結果を通知する正誤結果通知手段と、を備えたことにより、試験の終了から受験生への解答の通知までの時間を短縮することが可能となるという効果が得られる。

[0058] また、本発明の請求項 22にかかる個別試験実施装置によれば、請求項 21記載の個別試験実施装置において、試験実施時の日時情報を格納する日時判断手段と、前記日時判断手段から与えられる前記日時情報を参照して、前記解答比較手段による解答の比較を実施するカゝ否かを判断する解答比較許可判断手段と、を備え、前記解答比較許可判断手段が前記解答比較手段による解答の比較の実施を許可した場合のみ、前記解答比較手段によって解答比較が実施される構成とすることにより、試験の終了から受験生への解答の通知までの時間を短縮することができるとともに、受験者が試験中に解答比較をして正解を知るといった不正を防止できるという効果が得られる。

[0059] また、本発明の請求項 23にかかる個別試験実施装置によれば、請求項 21記載の個別試験実施装置において、試験開始時から現在までの経過時間を格納するタイマー手段と、前記タイマー手段から与えられる前記経過時間情報を参照して、前記解答比較手段による解答の比較を実施する力否かを判断する解答比較許可判断手段と、を備え、前記解答比較許可判断手段が前記解答比較手段による解答の比較の実施を許可した場合のみ、前記解答比較手段によって解答比較が実施される構成とすることにより、試験の終了から受験生への解答の通知までの時間を短縮することができるとともに、受験者が試験中に解答比較をして正解を知るといった不正を防止できると、う効果が得られる。

[0060] また、本発明の請求項 24に力かる個別試験実施装置によれば、請求項 21記載の個別試験実施装置にぉヽて、解答の比較を実施するカゝ否かを判断する解答比較許可判断手段と、前記解答比較許可判断手段に解答実施の許可を与える解答実施許可入力手段と、を有し、前記個別試験実施装置と前記解答実施許可入力手段とが有線にて接続され、前記解答比較許可判断手段が前記解答の比較を実施することを許可した場合のみ、前記解答比較手段によって解答の比較が実施される構成とすることにより、試験の終了から受験生への解答の通知までの時間を短縮することができるとともに、受験者が試験中に解答比較をして正解を知るといった不正を防止できるという効果が得られる。

[0061] また、本発明の請求項 25にかかる個別試験実施装置によれば、請求項 21記載の個別試験実施装置にぉヽて、解答の比較を実施するカゝ否かを判断する解答比較許可判断手段と、前記解答比較許可判断手段に解答実施の許可を与える解答実施許可入力手段と、を有し、前記個別試験実施装置と前記解答実施許可入力手段とが無線にて接続され、前記解答比較許可判断手段が前記解答の比較を実施することを許可した場合のみ、前記解答比較手段によって解答の比較が実施される構成とすることにより、試験の終了から受験生への解答の通知までの時間を短縮することができるとともに、受験者が試験中に解答比較をして正解を知るといった不正を防止できるという効果が得られる。

[0062] また、本発明の請求項 26に力かる個別試験実施装置によれば、請求項 21記載の個別試験実施装置にぉヽて、解答の比較を実施するカゝ否かを判断する解答比較許可判断手段と、前記解答比較許可判断手段に解答実施の許可を与える解答許可鍵が格納された記録媒体と、を有し、前記記録媒体から読み出された前記解答許可鍵によって前記解答比較許可判断手段が前記解答の比較を実施することを許可した場合のみ、前記解答比較手段によって解答の比較が実施される構成とすることにより、試験の終了から受験生への解答の通知までの時間を短縮することができるとともに、受験者が試験中に解答比較をして正解を知るといった不正を防止できるという効果が得られる。

[0063] また、本発明の請求項 27にかかる個別試験実施方法によれば、装置に格納された試験問題を所定の手順に従って受験者個別に試験を実施する個別試験実施方法であって、複数の試験問題を格納する試験問題格納手段から、所定の条件に基づいて試験問題の読み出しを許可する情報を出力する試験問題読み出し許可ステツプと、前記試験問題の読み出しを許可する情報に基づいて、前記試験問題格納手段に格納された前記複数の試験問題力所定の 1つの試験問題を選択する問題選択ステップと、前記選択された試験問題を再生する再生ステップと、を含むことにより、情報の漏えいによる不正を防止することができるという効果が得られる。

[0064] また、本発明の請求項 28にかかる個別試験実施方法によれば、装置に格納された試験問題を所定の手順に従って受験者個別に試験を実施する個別試験実施方法であって、試験問題を格納する試験問題格納手段から、前記試験問題における音声情報を再生する音声再生ステップと、試験問題を格納する試験問題格納手段から、前記試験問題における映像情報を再生する表示再生ステップと、を含むことにより、写真や図を見ながら解答するヒアリング問題をも上記個別試験実施装置のみで実施することができ、紙がすべて不要となり、その結果、写真や図など視覚的な情報を記載した問題用紙の準備、配布時間の手間を軽減することができ、写真や図の記載された問題用紙の盗難等による情報漏えいを防止することができるという効果が得られる。

図面の簡単な説明

[0065] [図 1]図 1は、本発明の実施の形態 1による個別試験実施装置の構成を示すブロック図

[図 2]図 2は、本発明の実施の形態 2による個別試験実施装置の構成を示すブロック図

[図 3]図 3は、本発明の実施の形態 3による個別試験実施装置の構成を示すブロック図

[図 4]図 4は、本発明の実施の形態 4による個別試験実施装置の構成を示すブロック図

[図 5]図 5は、本発明の実施の形態 5による個別試験実施装置の構成を示すブロック図

[図 6]図 6は、本発明の実施の形態 6における個別試験実施装置を用いた試験方法の個別試験実施装置のブロック図

[図 7]図 7は、本発明の実施の形態 7における個別試験実施装置を用いた試験方法の個別試験実施装置のブロック図

[図 8]図 8は、本発明の実施の形態 8における個別試験実施装置を用いた試験方法の個別試験実施装置のブロック図 [図 9]図 9は、本発明の実施の形態 9における個別試験実施装置を用いた試験方法の個別試験実施装置のブロック図

[図 10]図 10は、本発明の実施の形態 10における個別試験実施装置を用いた試験方法の個別試験実施装置のブロック図

[図 11]図 11は、本発明の実施の形態 11における個別試験実施装置を用いた試験方法の個別試験実施装置のブロック図

[図 12]図 12は、本発明の実施の形態 12における個別試験実施装置を用いた試験方法の個別試験実施装置のブロック図

[図 13]図 13は、本発明の実施の形態 13における個別試験実施装置を用いた試験方法の個別試験実施装置のブロック図

[図 14]図 14は、本発明の実施の形態 14における個別試験実施装置を用いた試験方法の個別試験実施装置のブロック図

[図 15]図 15は、本発明の実施の形態 15における個別試験実施装置を用いた試験方法の個別試験実施装置のブロック図

[図 16]図 16は、本発明の実施の形態 16における個別試験実施装置を用いた試験方法の個別試験実施装置のブロック図

[図 17]図 17は、本発明の実施の形態 17における個別試験実施装置を用いた試験方法の個別試験実施装置のブロック図

[図 18]図 18は、本発明の実施の形態 18における個別試験実施装置を用いた試験方法の個別試験実施装置のブロック図

[図 19]図 19は、本発明の実施の形態 19における個別試験実施装置を用いた試験方法の個別試験実施装置のブロック図

[図 20]図 20は、本発明の実施の形態 20における個別試験実施装置を用いた試験方法の個別試験実施装置のブロック図

符号の説明

101, 201, 301, 401, 501, 601, 611, 621, 631, 641, 651, 661, 671, 681 , 691, 701, 711, 721, 731, 741· ··個別試験実施装置

102· ··試験問題格納手段 602· ··問題格納手段

103· ··個人情報格納手段

104· ··実問題生成手段

105· ··再生手段

605· ··音声再生手段

606· ··再生ボタン

662· ··再生 Z—時停止ボタン

607· "ヘッドホン

106· ··再生開始手段

203, 693…解答格納手段

204· 未解答問題確認手段

202, 692· ··解答入力手段

205· ··表示手段

302· ··自動解答手段

402· ··データ通信手段

502· 復号手段

503· ··鍵データ受信手段

603· ··日時判断手段

604· ··問題選択手段

612, 622…再生許可判断手段

613, 624· ··再生許可入力手段

623, 733…無線受信装置

625, 735· ··無線送信装置

632, 742· ··メモリーカード

633· ·再生許可鍵

642· · -表示再生手段

652· · -出題数測定手段

653· · -レベルゲージ表示装置 663· ··残り再生必要時間測定手段

664· ··残り再生必要時間表示装置

672· ··高速再生制御手段

673· ··高速再生命令入力手段

694· ··正解格納手段

695· ··解答比較手段

696· ··正誤結果通知手段

702, 732…解答比較許可判断手段

712· "タイマー

722, 734· · '解答比較許可入力手段

743· ··解答許可鍵

発明を実施するための最良の形態

[0067] (実施の形態 1)

以下、本発明の実施の形態 1にかかる個別試験実施装置について、図面を参照しながら説明する。

[0068] 図 1は本実施の形態 1による個別試験実施装置の構成を示す図である。

[0069] 図 1において、 101は個別試験実施装置であり、 102は試験問題格納手段、 103 は個人情報格納手段、 104は試験問題格納手段 102にあら力じめ格納されている問題データ力個人情報格納手段 103に格納されている個人情報データに応じて実問題を選択'生成する実問題生成手段、 105は再生手段、 106は再生開始手段である。

[0070] 以上のように構成された個別試験実施装置 101を用いた試験方法について、以下その動作を説明する。

[0071] 個別試験実施装置 101の再生開始手段 106によって再生開始が指示されると、実問題生成手段 104は、試験問題格納手段 102に格納されている問題データと、個人情報格納手段 103に格納されて、る個人情報データとを読み出す。ここで問題データは問、正解となる選択肢、不正解となる選択肢から成り、個人情報データは、例えば、受験者番号のように各受験者に対し一意に定まる数列であるものとする。 [0072] 実問題生成手段 104には予め正解選択肢番号の列を複数セット格納しておき、これに個人情報データの下 1桁ないし 2桁を上記正解選択肢番号列に対応させることで、個人情報データに対応した正解選択肢番号が選択されるように構成される。

[0073] 実問題生成手段 104は選択した正解選択肢番号列中、該当する問題の正解選択肢番号を正解となる選択肢に割り当て、他の選択肢番号については、不正解となる選択肢に対し順に割り当てることで実問題を生成する。上記正解選択肢番号列は個人情報データに対し一意に定まるので、採点時にはこれを利用する。実問題生成手段 104が生成した実問題は再生手段 105によって再生される。

[0074] 具体的には、個人情報データが受験者番号であれば、個人情報データの下 1桁の 0〜9の値のそれぞれに相互に異なる上記正解選択肢番号列を対応させることにより、受験者番号が近接する 10人について、選択肢の並び順とその内容が任意の受験者間で一致することのない試験問題を作成することができ、また、個人情報データの下 2桁の 0〜99の値のそれぞれに相互に異なる上記正解選択肢番号列を対応させることにより、受験者番号が近接する 100人について、選択肢の並び順とその内容が任意の受験者間で一致することのない試験問題を作成することができる。

[0075] 個別試験実施装置 101としては音声を再生するために半導体プレーヤーを用い、試験問題格納手段 102,個人情報格納手段 103としてはデータを記録するためにメモリーカードを用い、さらに、個人情報データとしては、受験者番号を用いることで容易に装置を実現することが可能である。

[0076] 以上のように、本実施の形態 1によれば、受験者個々を区別することのできる情報を格納する個人情報格納手段 103と、個人情報に基づいて、個々の受験者に他の受験者とは異なる答案問題を作成する実問題生成手段 104を設けたので、選択肢の並び順とその内容が任意の受験者間で一致することのない試験問題を作成することができ、マークシート上の解答位置が受験者によって一致することがな、ために、覼き見などによる不正行為を防止することができる。

[0077] なお、上記実施の形態では、個別試験実施装置 101として半導体プレーヤーを用いる例を示したが、個別試験実施装置 101はこれに限定されるものではなぐ半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーやラジカセなどの音声を再生できる装置であればょ、ことは言うまでもな！/、。

[0078] また、上記実施の形態では、試験問題格納手段 102,個人情報格納手段 103としてメモリーカードを用いた例を示した力これら手段を実現するものはメモリーカードに限定されるものではなく、ハードディスクやミニディスクなどの電子データを記録できるメディアであればほかの物であってもよいことは言うまでもない。

[0079] また、上記実施の形態では、個人情報データとして受験者番号を用いる例を示した力個人情報データとして用いられるのはこれに限定されるものではなぐたとえば、試験室内の座席番号や個別試験実施装置の製造番号など、受験者と受験者に割り当てられた個別試験実施装置との組に対して、同一試験室内の任意の二受験者間にお、て一致しな、データ列であればょ、ことは言うまでもな!/、。

[0080] また、実問題生成手段 104の問題生成方法として正解選択肢番号列を複数セット格納しておき、個人情報データによってこれを選択する方法を例として示したが、各問題について同一試験室内の任意の二受験者間において正解となる選択肢番号が一致することが保証されな、方法であれば、個人情報データと正解選択肢番号列との対応方法はこれに限られるものでな、ことは言うまでもな、。

[0081] (実施の形態 2)

以下、本発明の実施の形態 2にかかる個別試験実施装置について、図面を参照しながら説明する。

[0082] 図 2は本実施の形態 2による個別試験実施装置の構成を示す図である。

[0083] 図 2において、 201は個別試験実施装置であり、 102は試験問題格納手段、 203 は解答格納手段、 204は未解答問題確認手段、 202は解答入力手段、 105は再生手段、 205は表示手段、 106は再生開始手段である。

[0084] 以上のように構成された個別試験実施装置を用いた試験方法にっ、て、以下その動作を説明する。

[0085] 個別試験実施装置 201の再生開始手段 106により再生開始が指示されると、試験問題格納手段 102に格納されている試験問題データが読み出される。読み出された試験問題データのうち音声データは再生手段 105に送られ、試験問題が再生される [0086] さらに、試験問題の解答は、マークシートに記入するのではなぐ解答入力手段 20

2で解答を入力し、解答格納手段 203に格納する。

[0087] さらに、未解答問題確認手段 204は、解答格納手段 203が格納している解答データ群を参照し未解答の問題の、例えば問題番号を表示手段 205に出力する。

[0088] 個別試験実施装置 201として音声を再生するために半導体プレーヤーを用い、試験問題格納手段 102、及び解答格納手段 203としてデータを記録するためにメモリ一カードを用い、表示手段 205として未解答問題の情報を表示するために液晶画面を用いることで容易に装置を実現することが可能である。

[0089] 以上のように本実施の形態 2によれば、未解答問題確認手段 204を用いる事で、個別試験実施装置 201に解答入力機能が付!、て、る場合にっ、ても、受験者は短時間で未解答箇所を知る事ができ、試験の進拔状況の把握を行いやすくなり、受験者の精神的負担を軽減することができる。

[0090] なお、上記実施の形態では、個別試験実施装置 201として半導体プレーヤーを用いた例を示したが、個別試験実施装置 201はこれに限定されるものではなく半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーやラジカセなどの音声を再生できる装置であればよいことは言うまでもない。また、試験問題格納手段 102、及び解答格納手段 203としてメモリーカードを用いた例を示した力これら手段を実現するものとしては他に、ハードディスクやミニディスクなどの電子データを記録できるメディアであればよいことは言うまでもない。

[0091] また、表示手段 205として液晶画面を用いた例を示した力表示手段 205はこれに限定されるものではなぐ有機 ELディスプレイや PDP (Plasma Display Panel)などの表示できる装置であればょ、ことは言うまでもな、。

[0092] また、未解答問題確認手段 204の出力として未解答問題の問題番号を表示する方法を例として示したが、未解答問題確認手段 204による未解答問題の受験者への通知方法はこれに限定されるものではなぐ問題内容の一部などの未解答の問題を特定できるものであれば他の方法であってもよ、ことは言うまでもな、。

[0093] (実施の形態 3)

以下、本発明の実施の形態 3にかかる個別試験実施装置ついて、図面を参照しながら説明する。

[0094] 図 3は本実施の形態 3による個別試験実施装置の構成を示す図である。

[0095] 図 3において、 301は個別試験実施装置であり、 102は試験問題格納手段、 203 は解答格納手段、 204は未解答問題確認手段、 202は解答入力手段、 302は自動解答手段、 105は再生手段、 205は表示手段、 106は再生開始手段である。

[0096] 以上のように構成された個別試験実施装置を用いた試験方法にっ、て、以下その動作を説明する。

[0097] 個別試験実施装置 301の再生開始手段 106により再生開始が指示されると、試験問題格納手段 102に格納されている試験問題データが読み出される。読み出された試験問題データは再生手段 105に送られ再生される。さらに、試験問題の解答は、マークシートに記入するのではなぐ解答入力手段 202で解答を入力し、解答格納手段 203に格納する。

[0098] さらに、未解答問題確認手段 204は解答格納手段 203が格納している解答データ群を参照し未解答の問題を特定する情報、例えば未解答問題番号を自動解答手段および表示手段 205に出力する。

[0099] さらに、自動解答手段 302は未解答問題確認手段 204が確認した未解答問題群に対して解答を予め定められた方法に従って生成し解答格納手段 203に格納する。ここで自動解答手段 302が生成する解答列は、例えば受験者の指定する特定の番号力なる列とする。

[0100] 個別試験実施装置 301としては音声を再生するために半導体プレーヤーを用い、試験問題格納手段 102、及び解答格納手段 203としてはデータを記録するためにメモリーカードを用い、表示手段 205としては未解答問題の情報を表示するために液晶画面を用いることで容易に装置を実現することが可能である。

[0101] 以上のように本実施の形態 3によれば、解答を行っていない問題の番号を示す未解答問題確認手段 204と、解答を行っていない問題に対して、予め受験者が決めた手順に従って答案番号を指定する自動解答手段 302を設けたことにより、問題再生装置に解答入力機能が付、て、る場合にっ、て、未解答問題に対する解答を短時間で行うことができ、通常のマークシートでの答案と同様に、未解答問題に対して適当に解答を記入することが可能となる。

[0102] なお、上記実施の形態では、個別試験実施装置 301として半導体プレーヤーを用いた例を示したが、個別試験実施装置 301はこれに限定されるものではなぐ半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーやラジカセなどの音声を再生できる装置であればょ、ことは言うまでもな！/、。

[0103] また、試験問題格納手段 102、解答格納手段 203としてメモリーカードを用いた例を示した力これら手段を実現するものはハードディスクやミニディスクなどの電子データを記録できるメディアであればほかのものであってもよ、ことは言うまでもな、。

[0104] また、表示手段 205として液晶画面を用いた例を示した力表示手段 205はこれに限定されるものではなぐ有機 ELディスプレイや PDP (Plasma Display Panel)などの表示できる装置であればょ、ことは言うまでもな、。

[0105] また、自動解答手段 302の生成する解答列として受験者が指定する特定の番号からなる列を指定する例を示したが、自動解答手段 302は未解答問題に対して適当な解答を入力することで未解答問題の点数が 0となることを避けるためのものであること力も、自動解答手段 302によって指定される番号はこれに限定されるものではなぐ例えば、既解答列を含めた解答の分布が各問題における選択肢番号列の中央値にやや寄るように計算した列の番号を選択するなどのように解答として成立するものであれば、ほかの番号であってもよ、ことは言うまでもな！/、。

[0106] (実施の形態 4)

図 4は本発明の実施の形態 4による個別試験実施装置の構成を示すものである。

[0107] 上記実施の形態 1による個別試験実施装置では他受験者の解答を覼くという不正行為の防止を行うことができるものである力試験問題を試験開始以前に知るという不正行為については、これを防止することができない。そこで以下に、このような不正を防止する効果を有する個別試験実施装置を実施の形態 4として説明する。

[0108] 図 4において、 401は個別試験実施装置であり、 102は試験問題格納手段、 402 はデータ通信手段、 105は再生手段、 106は再生開始手段である。

[0109] 以上のように構成された個別試験実施装置 401を用いた試験方法について、以下その動作を説明する。 [0110] 個別試験実施装置 401の再生開始手段 106により、試験問題格納手段 102に格納されている試験問題データが読み出されはじめる。読み出された試験問題データは再生手段 105に送られ問題が再生される。試験問題格納手段 102への問題格納は、試験官が一括して送信する問題データをデータ通信手段 402によって受信し、格納を行う。

[0111] 個別試験実施装置 401としては音声を再生するために半導体プレーヤーを用い、試験問題格納手段 102としてはデータを記録するためにメモリーカードを用い、データ通信手段 402としては外部から送信されたデータを受信するために Bluetoothトランシーバを用いることで容易に装置を実現することが可能である。

[0112] 以上のように本実施の形態 4によれば、試験問題格納手段 102に格納すべきデータを、データ通信手段 402を用いて、試験官が一括してデータ通信手段 402を用いて送信して格納するようにしたので、試験問題を一括して管理して試験直前に問題を配布する事ができ、問題の事前漏洩と、つた不正行為の防止を図ることができる。

[0113] なお、上記実施の形態では、個別試験実施装置 401として半導体プレーヤーを用いた例を示したが、個別試験実施装置 401はこれに限定されるものではなく半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーやラジカセなどの音声を再生できる装置であればょ、ことは言うまでもな！/、。

[0114] また、試験問題格納手段 102としてメモリーカードを用いた例を示した力試験問題格納手段 102を実現する手段はこれに限定されるものではなぐハードディスクやミニディスクなどの電子データを記録できるメディアであればょ、ことは言うまでもなヽ

[0115] また、データ通信手段 402として Bluetoothトランシーバを用いた例を示した力データ通信手段 402はこれに限定されるものではなぐ HomeRF (Home Radio Freque ncy)や LANなどのデータ通信機能を有するものであればょ、ことは言うまでもな!/、。

[0116] (実施の形態 5)

以下、本発明の実施の形態 5にかかる個別試験実施装置について、図面を参照しながら説明する。

[0117] 図 5は本実施の形態 5による個別試験実施装置の構成を示す図である。 [0118] 図 5において、 501は個別試験実施装置であり、 102は試験問題格納手段、 502 は復号手段、 503は鍵データ受信手段、 105は再生手段である。

[0119] 以上のように構成された個別試験実施装置を用いた試験方法にっ、て、以下その動作を説明する。

[0120] 問題データはあら力じめ暗号ィ匕され試験問題格納手段 102に格納されているとする。試験開始時、試験官が一括して送信する鍵データを鍵データ受信手段 503が受信すると、その鍵データを用いて復号手段 502は試験問題格納手段 102に格納されている暗号化された問題データの復号を開始し、復号された試験問題データは再生手段 105に送られ問題が再生される。

[0121] 個別試験実施装置 501としては音声の再生と暗号ィ匕データの復号を行うために半導体プレーヤーを用い、試験問題格納手段 102としてはデータを記録するためにメモリーカードを用い、鍵データ受信手段 503としては外部力も送信されたデータを受信するために Bluetoothトランシーバを用いることで容易に装置を実現することが可能である。

[0122] 以上のように本実施の形態 5によれば、暗号ィ匕された試験問題を試験問題格納手段 102に格納し、これを復号ィ匕する鍵データを試験管が一括して鍵データ受信手段 503に送信することで復号手段 502によって試験問題が復号ィ匕されて再生される構成としたので、試験官が試験問題の再生開始を一括して制御することができ、受験者が試験開始時間よりも早めに試験問題の再生を始めるといった不正行為の防止や、試験開始時間が前後する事態への対応を行うことができる。

[0123] なお、上記実施の形態では個別試験実施装置 501として半導体プレーヤーを用いた例を示したが、個別試験実施装置 501を実現するのはこれに限定されるものではなぐ半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーなどの音声を再生でき、データの復号を行える装置であればょ、ことは言うまでもな、。

[0124] また、試験問題格納手段 102としてメモリーカードを用いた例を示した力試験問題格納手段 102はこれに限定されるものではなぐハードディスクやミニディスクなどの電子データを記録できるメディアであればょ、ことは言うまでもな、。

[0125] また、鍵データ受信手段 503として Bluetoothトランシーバを用いた例を示したが、鍵データ受信手段 503はこれに限定されるものではなぐ HomeRF (Home Radio Fr equency)や LANなどの通信機能を有するものであればよ!、ことは言うまでもな！/、。

[0126] (実施の形態 6)

以下、本発明の実施の形態 6にかかる個別試験実施装置について、図面を参照しながら説明する。

[0127] 図 6は本実施の形態 6における個別試験実施装置の構成を示すものである。図 6において、 601は個別試験実施装置であり、 602は問題格納手段、 603は日時判断手段、 604は問題選択手段、 605は音声再生手段、 606は再生ボタン、 607はヘッドホンである。

[0128] 上記個別試験実施装置 601を構成する問題格納手段 602は複数の試験問題を格納するものであり、日時判断手段 603は再生ボタン 606が押されたときの日時を判断するものであり、問題選択手段 604は問題格納手段 602に格納されている複数の試験問題から 1つを選択するものであり、音声再生手段 605は問題選択手段 604により選択された問題をヘッドホン 607に出力するものである。また、上記日時判断手段 60 3と問題選択手段 604により試験問題読み出し許可手段を実現するものとなっている

[0129] 以上のように構成された個別試験実施装置 601を用いた試験方法について、以下その動作を説明する。

[0130] 個別試験実施装置 601の再生ボタン 606が押されると、押された日時を日時判断手段 603にて判断し、判断した日時情報を問題選択手段 604へ送信する。日時情報を受信した問題選択手段 604は受信した日時情報を基に、問題格納手段 602に格納されている複数の試験問題データの中から 1つを選択し、選択した試験問題データを音声再生手段 605に送る。選択された試験問題データは音声再生手段 605 にて音声データに変換され、ヘッドホン 607に音声として出力される。

[0131] 以上のように、本実施の形態 6にかかる個別試験実施装置 601によれば、複数の問題を問題格納手段 602に格納しておき、さらに、問題格納手段 602に格納されている複数の問題から出題する 1つの問題を選ぶ際に、再生ボタン 606が押された日時を用いることで、事前に試験問題および解答を格納した個別試験実施装置 601を持ち出しても、当日実施される試験問題に相当する試験問題データを再生することができないことから、情報漏えいによる不正行為を防止することができる。また、同時に、再生ボタン 606が押される日時に対応した試験問題データを再生する問題として選択する構成となっていることから、事前に複数の問題を問題格納手段 602に格納しておくことで、実施時間の異なる複数回のヒアリング試験に対して、 1台の個別試験実施装置 601にて、その都度、再生するデータを入れ替えたり追加したりせずに、個々のヒアリング試験において、毎回異なる試験問題を受験生に提供することができる。

[0132] 個別試験実施装置 601は半導体プレーヤー、問題格納手段 602はメモリーカードを用いることで容易に実現可能である。

[0133] なお、本実施の形態 6では個別試験実施装置 601として半導体プレーヤーを用いる例を示した力個別試験実施装置 601を構成するものはこれに限定されるものではなぐラジカセや半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーなどの音声を再生できる装置であればよいことは言うまでもない。また、問題格納手段 602としてメモリ一カードを用いる例を示したが、問題格納手段 602を構成するものはこれに限定されるものではなぐハードディスクやミニディスクなど電子データを記録できるメディアであればょ、ことは言うまでもな！/、。

[0134] (実施の形態 7)

以下、本発明の実施の形態 7にかかる個別試験実施装置について説明する。

[0135] 上記実施の形態 6による個別試験実施装置では、再生ボタン 606を押す日時にて試験問題を自動的に選択するように構成しているため、試験開始時間がずれると選択されるべき問題が選ばれないという問題が発生することになる。本実施の形態 7にかかる個別試験実施装置は、この問題を解決する手段を備えたものである。

[0136] 図 7は本実施の形態 7による個別試験実施装置の構成を示す図である。

[0137] 図 7において、 611は個別試験実施装置であり、 602は問題格納手段、 612は再生許可判断手段、 613は再生許可入力手段、 604は問題選択手段、 605は音声再生手段、 606は再生ボタン、 607はヘッドホンである。

[0138] 上記個別試験実施装置 611を構成する問題格納手段 602は、複数の試験問題を格納するものであり、再生許可判断手段 612は再生ボタン 606が押されたときに問題の再生を許可するか否かを判断するものであり、再生許可入力手段 613は再生許可判断手段 612に問題の再生許可情報を与える個別試験実施装置 611外部にあるものである。さらに、問題選択手段 604は問題格納手段 602に格納されている複数の試験問題から 1つを選択するものであり、音声再生手段 605は問題選択手段 604により選択された問題をヘッドホン 607に出力するものである。また、上記再生許可判断手段 612と問題選択手段 604、及び再生許可入力手段 613により試験問題読み出し許可手段を実現するものとなって、る。

[0139] 以上のように構成された個別試験実施装置 611を用いた試験方法について、以下その動作を説明する。

[0140] 各々の受験生が持つ個別試験実施装置 611は、試験実施者が保有する再生許可入力手段 613と有線にて接続されており、個別試験実施装置 611の再生ボタン 606 が押されると、再生ボタン 606が押された個別試験実施装置 611にて問題が再生されることを許可する力否力を再生許可判断手段 612が問題選択手段 604へ通知する。再生ボタン 606が押された個別試験実施装置 611にて問題が再生されることを許可する力否かを判断する情報は、試験実施者が保有する再生許可入力手段 613 により試験実施者が任意に決定することができる。

[0141] 問題再生が許可されて、る場合、問題再生許可情報を受信した問題選択手段 60 4は受信した情報を基に問題格納手段 602に格納されている複数の試験問題データから 1つを選択し、選択した試験問題データを音声再生手段 605に送る。選択された試験問題データは音声再生手段 605にて音声データに変換され、ヘッドホン 607 に音声として出力される。一方、問題再生が許可されていない場合、再生ボタン 606 を押しても問題は再生されない。

[0142] 以上のように、本実施の形態 7によれば、再生ボタン 606が押された際に再生許可入力手段 613から再生許可が与えられなければ、問題が再生されないことから、試験問題を格納した個別試験実施装置 611を持ち出しても試験問題データを再生することができず、不正行為を阻止することができる。

[0143] また、再生ボタン 606が押された際の再生の許可あるいは不許可を試験実施者が選択することができるため試験開始時間が所定の時間を前後しても、時間に関係なく再生すべき問題を正常に再生することができ、試験開始時間がずれると選択されるべき問題が選ばれな、と、う問題が発生することを解消することができる。

[0144] 上記個別試験実施装置 611は半導体プレーヤーを用い、問題格納手段 602はメモリーカードを用いることで容易に装置を実現することが可能である。

[0145] なお、本実施の形態 7では個別試験実施装置 611として半導体プレーヤーを用いる例を示したが、個別試験実施装置はこれに限定されるものではなぐラジカセや半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーなどの音声を再生できる装置であればよいことは言うまでもない。また、問題格納手段 602としてメモリーカードを用いる例を示した力問題格納手段 602は、これに限定されるものではなぐハードディスクやミニディスクなど、電子データを記録できるメディアであればょ、ことは言うまでもなヽ

[0146] (実施の形態 8)

以下、本発明の実施の形態 8にかかる個別試験実施装置について説明する。

[0147] 上記実施の形態 7による個別試験実施装置では、個別試験実施装置 611と再生許可入力手段 613とを接続する場合、試験実施者と各々の受験生がもつ個別試験実施装置 611とを有線のケーブルにて接続する必要があり、試験実施環境が有線ケーブルの長さなどに制限されたり、試験実施の際の準備が非常に手間となったりすることがある。本実施の形態 8にかかる個別試験実施装置は、これらの問題を解決する手段を備えたものである。

[0148] 図 8は、本実施の形態 8における個別試験実施装置の構成を示す図である。

[0149] 図 8において、 621は個別試験実施装置であり、 602は問題格納手段、 622は再生許可判断手段、 623は無線受信装置、 624は再生許可入力手段、 625は無線送信装置、 604は問題選択手段、 605は音声再生手段、 606は再生ボタン、 607はへッドホンである。

[0150] 上記個別試験実施装置 621を構成する問題格納手段 602は、複数の試験問題を格納するものであり、再生許可判断手段 622は再生ボタン 606が押されたときに問題の再生を許可するか否かを判断するものであり、無線受信装置 623は再生許可判断手段 622内部に設けられた受信装置である。また、再生許可入力手段 624は再生許可判断手段 622に、問題の再生許可情報を与えるよう個別試験実施装置 621の外部に設けられており、前記再生許可入力手段 624はその内部に無線送信装置 625 を保有している。

[0151] 問題選択手段 604は問題格納手段 602に格納されている複数の試験問題から 1 つを選択するものであり、音声再生手段 605は問題選択手段 604により選択された問題をヘッドホン 607に出力するものである。

[0152] また、上記再生許可判断手段 622と問題選択手段 604、及び再生許可入力手段 6

24により試験問題読み出し許可手段を実現するものとなっている。

[0153] 以上のように構成された個別試験実施装置 621を用いた試験方法について、以下その動作を説明する。

[0154] 各々の受験生が持つ個別試験実施装置 621は、試験実施者が保有する再生許可入力手段 624と、該再生許可入力手段 624が保有する無線送信装置 625と再生許可判断手段 622が保有する無線受信装置 623とを介して無線にて接続されている。

[0155] 個別試験実施装置 621の再生ボタン 606が押されると、再生ボタン 606が押された個別試験実施装置 621にて問題が再生されることを許可するか否力を再生許可判断手段 622が問題選択手段 604へ通知する。再生ボタン 606が押された個別試験実施装置 621にて問題が再生されることを許可するか否かを判断する情報は、試験実施者が保有する再生許可入力手段 624により試験実施者が任意に決定すること力 Sできる。問題再生が許可されている場合、問題再生許可情報を受信した問題選択手段 604は受信した情報を基に問題格納手段 602に格納されている複数の試験問題データから 1つを選択し、選択した試験問題データを音声再生手段 605に送る。選択された試験問題データは音声再生手段 605にて音声データに変換され、ヘッドホン 607に音声として出力される。一方、問題再生が許可されていない場合、再生ボタン 606を押しても問題は再生されな！、。

[0156] 以上のように本実施の形態 8によれば、再生ボタン 606が押された際に再生許可入力手段 624から再生許可が与えられなければ、問題が再生されないことから試験問題を格納した個別試験実施装置 621を持ち出しても試験問題データを再生することができず、不正行為を阻止することができる。

[0157] また、再生ボタン 606が押された際の再生の許可あるいは不許可を試験実施者が選択することができるため試験開始時間が所定の時間を前後しても、時間に関係なく再生すべき問題を正常に再生することができ、試験開始時間がずれると選択されるべき問題が選ばれな、と、う問題が発生することを解消することができる。

[0158] さらに、無線にて試験実施者が持つ再生許可入力手段 624と各々の受験生が持つ個別試験実施装置 621とが接続されているため、無線電波が届く範囲であれば試験実施環境の条件が緩和し、試験実施の際の準備が軽減される。

[0159] 上記構成において、個別試験実施装置 621は BlueToothなどの無線受信機能を有する半導体プレーヤーを用い、問題格納手段 602にはメモリーカードを用いることで容易に上記構成を実現することが可能である。

[0160] なお、本実施の形態 8では、個別試験実施装置 621として半導体プレーヤーを用いる例を示したが、個別試験実施装置 621はこれに限定されるものではなぐラジカセゃ半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーなどの音声を再生できる装置であればよいことは言うまでもない。また、問題格納手段 602としてメモリーカードを用いる例を示した力問題格納手段 602はこれに限定されるものではなぐハードデイスクゃミニディスクなど、電子データを記録できるメディアであればょ、ことは言うまでもない。また、無線受信装置 623として BlueToothを用いる例を示した力無線受信装置 623はこれに限定されるものではなぐ情報を赤外線などの無線にて送受信できるものであればょ、ことは言うまでもな、。

[0161] (実施の形態 9)

以下、本発明の実施の形態 9にかかる個別試験実施装置について説明する。

[0162] 上記実施の形態 8による個別試験実施装置では、試験実施者が持つ再生許可入力手段 624と各々の受験生が持つ個別試験実施装置 621とを無線で接続する際に、例えば、悪意のある受験生が個別試験実施装置 621を複数台用意し、事前に第三者に渡しておき受験時にその第三者が無線電波の受信圏内に位置して、て、その受験生と連絡が取れるようにして!/、た場合、その第三者が持つ個別試験実施装置 6 21も同時に試験会場外で再生が可能であることから、その第三者が解答を調べてその受験生に正解を連絡したりするなどの不正行為が発生する可能性がある。本実施の形態 9にかかる個別試験実施装置は、試験実施環境の条件の緩和や試験実施準備の手間を軽減しながら、同時に第三者が持つ個別試験実施装置 621にて問題が再生され正解を受験生に連絡するなどの不正行為を防止することができるものである

[0163] 図 9は、本実施の形態 9による個別試験実施装置の構成を示す図である。

[0164] 図 9において、 631は個別試験実施装置であり、 602は問題格納手段、 612は再生許可判断手段、 632はメモリーカード、 633は再生許可鍵、 604は問題選択手段、 605は音声再生手段、 606は再生ボタン、 607はヘッドホンである。

[0165] 上記個別試験実施装置 631を構成する問題格納手段 602は複数の試験問題を格納するものであり、再生許可判断手段 612は再生ボタン 606が押されたときに問題の再生を許可する力否かを判断するものであり、再生許可鍵 633は再生許可判断手段 612に問題の再生許可情報を与えるものであり、問題選択手段 604は、問題格納手段 602に格納されている複数の試験問題から 1つを選択するものであり、音声再生手段 605は問題選択手段 604により選択された問題をヘッドホン 607に出力するものである。また、上記再生許可判断手段 612と問題選択手段 604、及びメモリーカード 632により試験問題読み出し許可手段を実現するものとなっている。

[0166] 以上のように構成された個別試験実施装置 631を用いた試験方法について、以下その動作を説明する。

[0167] 試験開始時まで個別試験実施装置 631とメモリーカード 632は別個に保管されている。試験実施者が試験開始時まで保有するメモリーカード 632には再生許可鍵 63 3が格納されており、再生許可鍵 633は再生許可判断手段 612が問題を再生することを許可する情報であり、メモリーカード 632に保存されている。

[0168] 試験開始直前に試験実施者は各々の受験生に再生許可鍵 633が格納されたメモリーカード 632を配布し、受験生は各々の個別試験実施装置 631にメモリーカード 6 32を差込み、試験を開始する。再生ボタン 606が押されると、再生ボタン 606が押された個別試験実施装置 631にて問題が再生されることを許可するカゝ否かを再生許可判断手段 612が問題選択手段 604へ通知する。再生ボタン 606が押された個別試験実施装置 631にて問題が再生されることを許可するか否かはメモリーカード 632に格納されている再生許可鍵 633の情報を再生許可判断手段 612が読み込むことで判断し、試験実施者が試験直前に配布したメモリーカード 632であればメモリーカード 632に格納されている再生許可鍵 633により問題再生が許可される。問題再生が許可されて!、る場合、問題再生許可情報を受信した問題選択手段 604は受信した情報を元に問題格納手段 602に格納されている複数の試験問題データから 1つを選択し、選択した試験問題データを音声再生手段 605に送る。選択された試験問題データは音声再生手段 605にて音声データに変換され、ヘッドホン 607に音声として出力される。

[0169] 一方、メモリーカード 632が試験実施者が配布したカードでない場合、再生許可鍵 633が不適合となるため再生ボタン 606を押しても問題格納手段 602に格納され問題データは再生されることがない。

[0170] 以上のように本実施の形態 9によれば、再生ボタン 606が押された際に試験開始直前に試験実施者力も配布された再生許可鍵 633が格納されたメモリーカード 632でなければ問題が再生されな、ことから、無線により第三者が持つ個別試験実施装置 621にて問題が再生され正解を受験生に連絡するなどの不正行為が起きるという問題が解消され、また同時に有線のケーブルにて接続する手間やケーブルの長さなどの試験実施環境における制限事項を軽減することができる。

[0171] 上記個別試験実施装置 631は半導体プレーヤーを用い、問題格納手段 602にはメモリーカードを用いることで容易に装置を実現することが可能である。

[0172] なお、本実施の形態 9では、個別試験実施装置 631として半導体プレーヤーを用いる例を示したが、個別試験実施装置 631はこれに限定されるものではなぐラジカセゃ半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーなどの音声を再生できる装置であればよいことは言うまでもない。また、問題格納手段 602、再生許可鍵 633を格納するメディアとしてメモリーカード 632を用いる例を示した力問題格納手段 602, 再生許可鍵 633を格納するメディアはこれに限定されるものではなぐハードディスクやミニディスクなど、電子データを記録できるメディアであればょ、ことは言うまでもない。 [0173] (実施の形態 10)

以下、本発明の実施の形態 10にかかる個別試験実施装置について図面を参照しながら説明する。

[0174] 上記実施の形態 6ないし 9にて説明した個別試験実施装置では、音声のみが再生できるものであり、写真や図を見て答えるヒアリング問題の場合は別途写真や図が記載された問題用紙を試験開始直前に配布する必要があり、試験実施前の準備に手間がかかったり、写真や図のみとはいえ情報漏えいの危険性がある。本実施の形態 10にかかる個別試験実施装置は、これらの問題を解決するものである。

[0175] 図 10は、本実施の形態 10による個別試験実施装置の構成を示す図である。

[0176] 図 10において、 641は個別試験実施装置であり、 602は問題格納手段、 605は音声再生手段、 642は表示再生手段、 606は再生ボタン、 607はヘッドホンである。

[0177] 上記個別試験実施装置 641を構成する問題格納手段 602は試験問題を格納するものであり、音声再生手段 605は再生ボタン 606が押されると問題格納手段 602から試験問題における音声情報をヘッドホン 607に出力するものであり、表示再生手段 6 42は視覚情報を表示するものである。

[0178] 上記のように構成された個別試験実施装置 641を用いた試験方法について、以下その動作を説明する。

[0179] 個別試験実施装置 641の再生ボタン 606が押されると、問題格納手段 602に格納されている試験問題データが読み出される。問題格納手段 602に格納されている試験問題データには音声情報と視覚情報が含まれており、読み出された試験問題データ中の音声情報は音声再生手段 605に送られ、ヘッドホン 607に音声として出力される。さらに、写真や図など視覚的な情報を見ながら解答する形式のヒアリング問題時には読み出された試験問題データ中の視覚情報が表示再生手段 642に表示され、受験生は表示再生手段 642を見ながら試験を実施する。

[0180] 以上のように本実施の形態 10によれば、音声情報と視覚情報が試験問題データとして格納された問題格納手段 602を備え、写真や図など視覚的な情報を見ながら解答する形式のヒアリング問題時には、受験生は表示再生手段 642を見ながら試験を実施することで、写真や図など視覚的な情報を記載した問題用紙が不要となり、個別試験実施装置 641があるだけでヒアリング問題に関する問題用紙がすべて不要となる。その結果、写真や図など視覚的な情報を記載した問題用紙の準備、配布時間の手間を軽減し、写真や図の記載された問題用紙の盗難等による情報漏えいを防止することができる。

[0181] 上記個別試験実施装置 641としては半導体プレーヤーを用い、問題格納手段 602 としてはメモリーカードを用い、表示再生手段 642には液晶画面を用いることで容易に装置を実現することが可能である。

[0182] なお、本実施の形態 10では、個別試験実施装置 641として半導体プレーヤーの例を示した力これだけに限定すべきものではなくラジカセや半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーなどの音声を再生できる装置であればよいことは言うまでもない。また、問題格納手段 602としてメモリーカードの例を示したが、これだけに限定すべきものではなくハードディスクやミニディスクなどの電子データを記録できるメディアであればよいことは言うまでもない。また、表示再生手段 642として液晶画面の例を示したが、表示再生手段 642はこれに限定されるものではなぐ例えば、有機 ELディスプレイや PDP(Plasma Display Panel)などの表示できる装置であればよいことは言うまでもない。

[0183] (実施の形態 11)

以下、本発明の実施の形態 11にかかる個別試験実施装置について図面を参照しながら説明する。

[0184] 上記実施の形態 10で説明した個別試験実施装置では、一般的に問題用紙を使用した従来の試験実施形態と比較して、個別試験実施装置 641を用いた試験実施形態は問題用紙の厚み等力得られる直感的な進拔が分力りづらくなり受験生の精神的負担を生じることとなる。本実施の形態 11にかかる個別試験実施装置は、この問題を解決するものである。

[0185] 図 11は本実施の形態 11による個別試験実施装置の構成を示す図である。

[0186] 図 11において、 651は個別試験実施装置であり、 602は問題格納手段、 605は音声再生手段、 642は表示再生手段、 652は出題数測定手段、 653はレベルゲージ表示装置、 606は再生ボタン、 607はヘッドホンである。 [0187] 上記個別試験実施装置 651は、該装置内に、試験問題を格納する問題格納手段 602と、再生ボタン 606が押されると問題格納手段 602から試験問題における音声情報をヘッドホン 607に出力する音声再生手段 605と、視覚情報を表示する表示再生手段 642と、試験実施中に現在の問題出題数，解答済み問題数，問題総数を随時計算している出題数測定手段 652と、出題数測定手段 652から与えられる問題出題数，解答済み問題数，問題総数情報を表示するレベルゲージ表示装置 653とを備える。

[0188] 上記のように構成された個別試験実施装置 651を用いた試験方法について、以下その動作を説明する。

[0189] 個別試験実施装置 651の再生ボタン 606が押されると、問題格納手段 602に格納されている試験問題データが読み出される。問題格納手段 602に格納されている試験問題データには音声情報と視覚情報が含まれており、読み出された試験問題データ中の音声情報は音声再生手段 605に送られ、ヘッドホン 607に音声として出力される。さらに、写真や図など視覚的な情報を見ながら解答する形式のヒアリング問題時には読み出された試験問題データ中の視覚情報が表示再生手段 642に表示され、受験生は表示再生手段 642を見ながら試験を実施する。さらに、出題数測定手段 652は試験開始力現在までの問題出題数，解答済み問題数，問題総数情報を随時計算し、計算結果を保持している。その保持されている計算結果はレベルゲージ表示装置 653に通知され、数値およびグラフなど、視覚情報としてレベルゲージ表示装置 653に表示される。

[0190] 以上のように本実施の形態 11によれば、試験開始力現在までの問題出題数，解答済み問題数，問題総数情報を随時計算し、計算結果を保持する出題数測定手段 652と、出題数測定手段 652に保持されている計算結果を表示するレベルゲージ表示装置 653とを備えたものとしたことにより、レベルゲージ表示装置 653を見ることで残りの問題数や現在の進拔状態が分かり、受験者の精神的負担を軽減することができる。

[0191] 上記個別試験実施装置 651は半導体プレーヤーを用い、問題格納手段 602はメモリーカードを用い、表示再生手段 642には液晶画面を用い、レベルゲージ表示装置 653には 7セグメント LEDを用いることで容易に装置を実現することが可能である。

[0192] なお、本実施の形態 11では個別試験実施装置 651として半導体プレーヤーを用いる例を示したが、個別試験実施装置 651はこれに限定されるものではなぐラジカセゃ半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーなどの音声を再生できる装置であればよいことは言うまでもない。また、問題格納手段 602としてメモリーカードの例を示したが、問題格納手段 602はこれに限定されるものではなぐハードディスクやミニディスクなどの電子データを記録できるメディアであればょ、ことは言うまでもなヽ

。また、表示再生手段 642として液晶画面の例を示した力表示再生手段 642はこれに限定されるものではなぐ例えば、有機 ELディスプレイや PDP(Plasma Display P anel)などの表示できる装置であればよいことは言うまでもない。また、レベルゲージ表示装置 653として 7セグメント LEDの例を示した力レベルゲージ表示装置 653はこれに限定されるものではなぐ受験生が進拔を確認できる視覚的な情報を提供できるものであればよい。さらに、レベルゲージ表示装置 653は個別試験実施装置 651内で他の手段と独立している必要はなぐ例えば、表示再生手段 642内部に表示されてもよい。

[0193] (実施の形態 12)

以下、本発明の実施の形態 12にかかる個別試験実施装置について図面を参照しながら説明する。

[0194] 試験会場にあるスピーカ一力音声を再生し、その試験会場にいる受験生に一斉に問題を聞力せて解答するという同一音源によるヒアリング試験や、音声再生時に、 1倍速再生のみを有する個別試験実施装置では、筆記試験のように受験生が試験実施時間の許された範囲内で自由に回答のペース配分をすることが許されな力つた。本実施の形態 12にかかる個別試験実施装置は、この問題を解決するものである。

[0195] 図 12は本実施の形態 12による個別試験実施装置の構成を示す図である。

[0196] 図 12において、 661は個別試験実施装置であり、 602は問題格納手段、 605は音声再生手段、 642は表示再生手段、 663は残り再生必要時間測定手段、 664は残り再生必要時間表示装置、 662は再生'一時停止ボタン、 607はヘッドホンである。

[0197] 上記個別試験実施装置 661内には、試験問題を格納する問題格納手段 602、ボタンを押すたびに再生と一時停止が切り替わる再生'一時停止ボタン 662、再生'一時停止ボタン 662が押されると問題格納手段 602から試験問題における音声情報をヘッドホン 607に出力する音声再生手段 605、視覚情報を表示する表示再生手段 6 42、再生'一時停止ボタン 662が押されることで得られる再生'一時停止情報力も試験問題を再生するのに必要な残り時間を測定する残り再生必要時間測定手段 663、残り再生必要時間測定手段 663から与えられる試験問題を再生するのに必要な残り時間を表示する残り再生必要時間表示装置 664が備えられている。

[0198] 上記のように構成された個別試験実施装置 661を用いた試験方法について、以下その動作を説明する。

[0199] 個別試験実施装置 661の再生'一時停止ボタン 662が押されると、問題格納手段 6 02に格納されている試験問題データが読み出される。問題格納手段 602に格納されている試験問題データには音声情報と視覚情報が含まれており、読み出された試験問題データ中の音声情報は音声再生手段 605に送られ、ヘッドホン 607に音声として出力される。さらに、写真や図など視覚的な情報を見ながら解答する形式のヒアリング問題時には読み出された試験問題データ中の視覚情報が表示再生手段 642 に表示され、受験生は表示再生手段 642を見ながら試験を実施する。また、再生，一時停止ボタン 662は押す回数によって再生と一時停止を繰り返すことが可能であり、受験生は試験実施時間の許された範囲内で自由に再生と一時停止を選択することができる。この再生と一時停止の状態を表す情報は残り再生必要時間測定手段 663 に常時送られ、あら力じめ格納されている試験問題を再生するのに必要な時間と、現在までに経過した再生時間を計算した結果力残りの試験問題を再生するのに必要な時間を残り再生必要時間表示装置 664に通知し、通知を受けた残り再生必要時間表示装置 664は数値およびグラフなど、視覚情報として表示される。

[0200] 以上のように本実施の形態 12によれば、受験者は再生 '一時停止ボタン 662を押すことで問題再生と一時停止を繰り返し、試験実施時間の許された範囲内で自由に試験問題に対する回答をペース配分することができる。あわせて、残り再生必要時間表示装置 664を見ることで、残りの問題を再生するのに必要な時間が分かり、受験者が意図しない未再生の問題があるまま試験が終了してしまうという問題を防ぐこともできる。

[0201] 上記個別試験実施装置 661は半導体プレーヤーを用い、問題格納手段 602はメモリーカードを用い、表示再生手段 642には液晶画面を用い、残り再生必要時間表示装置 664には 7セグメント LEDを用いることで容易に装置を実現することが可能である。

[0202] なお、本実施の形態 12では、個別試験実施装置 661として半導体プレーヤーを用いる例を示したが、個別試験実施装置 661はこれに限定されるものではなぐラジカセゃ半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーなどの音声を再生できる装置であればよいことは言うまでもない。また、問題格納手段 602としてメモリーカードを用いる例を示した力問題格納手段 602はこれに限定されるものではなぐハードデイスクゃミニディスクなどの電子データを記録できるメディアであればよいことは言うまでもない。また、表示再生手段 642として液晶画面を用いる例を示した力表示再生手段 642はこれに限定されるものではなぐ例えば、有機 ELディスプレイや PDP(Plasma Display Panel)などの表示できる装置であればよいことは言うまでもない。また、残り再生必要時間表示装置 664として 7セグメント LEDを用いる例を示した力残り再生必要時間表示装置 664はこれに限定されるものではなぐ受験生が残り再生に必要な時間を確認できる視覚的な情報を提供できるものであればよい。さらに、残り再生必要時間表示装置 664は個別試験実施装置 661内で他の手段と独立している必要は無ぐ例えば、表示再生手段 642内部に表示されてもよい。また、再生 ·一時停止ボタン 662は 1つのボタンとして兼用する必要はなぐ再生と一時停止を任意に選択できれば個別に存在してもよ!/ヽ。

[0203] (実施の形態 13)

以下、本発明の実施の形態 13にかかる個別試験実施装置について図面を参照しながら説明する。

[0204] 試験問題の再生と一時停止を受験者が自由に選択し、回答のペース配分を行う場合、一時停止している時間が増大すると、残りの試験時間に対する残りの試験問題の再生時間が足りなくなり、最後まで問題を再生することができないという問題が生じる場合がある。また合わせて、実施の形態 12の個別試験実施装置 661では一時停止が可能であるため、ヒアリング問題に十分時間を費やしたいと思う受験生には有用であるが、ヒアリング問題は短!、時間で終了しヒアリング問題以外に十分な時間を費やしたいと思う受験生には、対応できないという問題がある。本実施の形態 13にかかる個別試験実施装置は、これらの問題を解決するものである。

[0205] 図 13は本実施の形態 13による個別試験実施装置の構成を示す図である。

[0206] 図 13において、 671は個別試験実施装置であり、 602は問題格納手段、 605は音声再生手段、 642は表示再生手段、 672は高速再生制御手段、 673は高速再生命令入力手段、 606は再生ボタン、 607はヘッドホンである。

[0207] 上記個別試験実施装置 671は、個別試験実施装置 671内に、試験問題を格納し任意の 1倍速以上の再生に対応した速度で試験問題データを出力可能な問題格納手段 602と、 1倍速以上の速度設定情報を入力するための高速再生命令入力手段 6 73と、高速再生命令入力手段 673から得られる設定情報をもとに 1倍速以上の問題再生制御情報を出力する高速再生制御手段 672と、試験問題における音声情報をヘッドホン 607に出力する任意の 1倍速以上の再生に対応した音声再生手段 605と、視覚情報を表示する任意の 1倍速以上の再生に対応した表示再生手段 642と、再生ボタン 606と、が備えられている。

[0208] 上記のように構成された個別試験実施装置 671を用いた試験方法について、以下その動作を説明する。

[0209] 個別試験実施装置 671の再生ボタン 606が押されると、高速再生命令入力手段 6 73により設定された 1倍速以上の速度設定情報が高速再生制御手段 672に入力される。速度設定情報が入力された高速再生制御手段 672は速度設定情報により 1倍速以上の問題再生制御情報を問題格納手段 602,音声再生手段 605,表示再生手段 642に出力する。問題格納手段 602は 1倍速以上の再生に対応した速度で試験問題データを出力することが可能であり、高速再生制御手段 672から入力される再生制御情報に基づ、た速度で試験問題データを出力する。問題格納手段 602に格納されている試験問題データには音声情報と視覚情報が含まれており、読み出された試験問題データ中の音声情報は音声再生手段 605に送られる。音声再生手段 60 5は任意の 1倍速以上の再生に対応しており、ヘッドホン 607に音声として出力される。さらに、写真や図など視覚的な情報を見ながら解答する形式のヒアリング問題時には読み出された試験問題データ中の視覚情報が任意の 1倍速以上の再生に対応した音声再生手段と同期した 1倍速以上の速度で表示再生手段 642に表示される。

[0210] 以上のように本実施の形態 13によれば、受験生は再生ボタン 606を押した後、任意の 1倍速以上の設定を高速再生命令入力手段 673を用いて随時行い、問題再生時間を短縮させ、試験実施時間の許された範囲内で自由に試験問題に対する回答のペース配分をすることができる。

[0211] 上記個別試験実施装置 671は半導体プレーヤーを用い、問題格納手段 602はメモリーカードを用い、表示再生手段 642には液晶画面を用いることで容易に装置を実現することが可能である。

[0212] なお、本実施の形態 13では、個別試験実施装置 671として半導体プレーヤーを用いる例を示したが、個別試験実施装置 671はこれに限定されるものではなぐラジカセゃ半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーなどの音声を再生できる装置であればよいことは言うまでもない。また、問題格納手段 602としてメモリーカードを用いる例を示した力問題格納手段 602はこれに限定されるものではなぐハードデイスクゃミニディスクなどの電子データを記録できるメディアであればよいことは言うまでもない。また、表示再生手段 642として液晶画面を用いる例を示した力表示再生手段 642はこれに限定されるものではなぐ例えば、有機 ELディスプレイや PDP(Plasma Display Panel)などの表示できる装置であればよ!、ことは言うまでもな！/、。

[0213] (実施の形態 14)

以下、本発明の実施の形態 14にかかる個別試験実施装置について図面を参照しながら説明する。

[0214] 上記実施の形態 14では 1倍以上の再生速度を受験者が自由に選択しペース配分ができる場合、再生速度が高速化されるため、例えば問題再生は高速ィ匕し、解答時には一時停止してゆっくり考えるなどができず、単にヒアリング問題解答時間が短縮ィ匕されるだけであり、ヒアリング試験における試験問題再生、回答時間を受験者が自由にペース配分をできるわけではない。本実施の形態 14にかかる個別試験実施装置は、この問題を解決する手段を備えたものである。 [0215] 図 14は、本実施の形態 14による個別試験実施装置の構成を示す図である。

[0216] 図 14において、 681は個別試験実施装置であり、 602は問題格納手段、 605は音声再生手段、 642は表示再生手段、 672は高速再生制御手段、 673は高速再生命令入力手段、 663は残り再生必要時間測定手段、 664は残り再生必要時間表示装置、 662は再生 '一時停止ボタン、 607はヘッドホンである。

[0217] 上記個別試験実施装置 681は、その内部に、試験問題を格納し任意の 1倍速以上の再生に対応した速度で試験問題データを出力可能な問題格納手段 602と、 1倍速以上の速度設定情報を入力するための高速再生命令入力手段 673と、高速再生命令入力手段 673から得られる設定情報をもとに 1倍速以上の問題再生制御情報を出力する高速再生制御手段 672と、試験問題における音声情報をヘッドホン 607に出力する任意の 1倍速以上の再生に対応した音声再生手段 605と、視覚情報を表示する任意の 1倍速以上の再生に対応した表示再生手段 642と、ボタンを押すたびに再生と一時停止が切り替わる再生 '一時停止ボタン 662と、高速再生制御手段 672 力も得られる現在の再生速度で残りの問題を再生するのにどれだけの時間がかかるかを計算する残り再生必要時間測定手段 663と、残り再生必要時間測定手段 663から与えられる試験問題を再生するのに必要な残り時間を表示する残り再生必要時間表示装置 664と、を備えている。

[0218] 上記のように構成された個別試験実施装置 681を用いた試験方法について、以下その動作を説明する。

[0219] 個別試験実施装置 681の再生 '一時停止ボタン 662は押す回数によって、再生と一時停止を繰り返すことが可能であり、受験生は試験実施時間の許された範囲内で自由に再生と一時停止を選択することができる。この再生 '一時停止ボタン 662が押され再生状態になると、高速再生命令入力手段 673により設定された 1倍速以上の速度設定情報が高速再生制御手段 672に入力される。速度設定情報が入力された高速再生制御手段 672は速度設定情報により 1倍速以上の問題再生制御情報を問題格納手段 602,音声再生手段 605,表示再生手段 642,残り再生必要時間測定手段 663に出力する。

[0220] 問題格納手段 602は 1倍速以上の再生に対応した速度で試験問題データを出力することが可能であり、高速再生制御手段 672から入力される再生制御情報に基づ V、た速度で試験問題データを出力する。問題格納手段 602に格納されて、る試験問題データには音声情報と視覚情報が含まれており、読み出された試験問題データ中の音声情報は音声再生手段 605に送られる。音声再生手段 605は任意の 1倍速以上の再生に対応しており、ヘッドホン 607に音声として出力される。さらに、写真や図など視覚的な情報を見ながら解答する形式のヒアリング問題時には読み出された試験問題データ中の視覚情報が任意の 1倍速以上の再生に対応した音声再生手段 605と同期した 1倍速以上の速度で表示再生手段 642に表示される。

[0221] また、再生状態時、高速再生制御手段 672から出力された再生制御情報は残り再生必要時間測定手段 663に常時送られ、あら力じめ格納されている試験問題を 1倍速再生するのに必要な時間と、現在までに再生した試験問題の 1倍速再生した際の経過時間、現在の再生速度設定情報から、残りの問題を現在の再生速度設定で再生した場合に必要な再生時間を計算する。計算した結果は残り再生必要時間表示装置 664に通知し、通知を受けた残り再生必要時間表示装置 664は数値およびダラフなど、視覚情報として表示される。

[0222] 以上のように本実施の形態 14によれば、受験者は再生'一時停止ボタン 662を押すことで問題再生と一時停止を繰り返し、再生状態にした後、任意の 1倍速以上の設定を高速再生命令入力手段 673を用いて随時行い、問題再生時間を短縮させ、試験実施時間の許された範囲内で問題の再生時間と回答時間を自由にペース配分をすることができる。あわせて、残り再生必要時間表示装置 664を見ることで、残りの問題を再生するのに必要な時間が分かり、受験者が意図しない未再生の問題があるまま試験が終了してしまうという問題を防ぐこともできる。

[0223] 上記個別試験実施装置 681は半導体プレーヤーを用い、問題格納手段 602はメモリーカードを用い、表示再生手段 642には液晶画面を用い、残り再生必要時間表示装置 664には 7セグメント LEDを用いることで容易に装置を実現することが可能である。

[0224] なお、上記実施の形態では個別試験実施装置 681として半導体プレーヤーを用いた例を示したが、個別試験実施装置 681はこれに限定されるものではなぐラジカセや半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーなどの音声を再生できる装置であればよいことは言うまでもない。また、問題格納手段 602としてメモリーカードを用いた例を示したが、問題格納手段 602はこれに限定されるものではなぐハードディスクやミニディスクなどの電子データを記録できるメディアであればよいことは言うまでもない。また、表示再生手段 642として液晶画面を用いる例を示した力表示再生手段 6 42はこれに限定されるものではなぐ例えば、有機 ELディスプレイや PDP(Plasma Di splay Panel)などの表示できる装置であればよいことは言うまでもない。また、残り再生必要時間表示装置 664として 7セグメント LEDを用いた例を示した力残り再生必要時間表示装置 664はこれに限定されるものではなぐ受験生が残り再生に必要な時間を確認できる視覚的な情報を提供できるものであればよい。さらに、残り再生必要時間表示装置 664は個別試験実施装置 681内で他の手段と独立している必要はなぐ例えば、表示再生手段 642内部に表示されるように構成してもよい。また、再生- 一時停止ボタン 662は 1つのボタンを兼用する必要はなぐ再生と一時停止を任意に選択できれば個別のボタンとして存在してもよ、。

[0225] (実施の形態 15)

以下、本発明の実施の形態 15にかかる個別試験実施装置について図面を参照しながら説明する。

[0226] 機械読み取り型のマークシート方式による試験の場合には、受験後マークシートを回収してから機械にて読み取りを実施した後、試験結果を受験生へ通知するために、試験結果の通知までに時間が力かっていた。本実施の形態 15にかかる個別試験実施装置は、この問題を解決する手段を備えたものである。

[0227] 図 15は、本実施の形態 15による個別試験実施装置 691の構成を示す図である。

[0228] 図 15において、 691は個別試験実施装置であり、 602は問題格納手段、 693は解答格納手段、 694は正解格納手段、 696は正誤結果通知手段、 605は音声再生手段、 642は表示再生手段としての液晶画面、 692は解答入力手段、 695は解答比較手段、 606は再生ボタン、 607はヘッドホンである。

[0229] 上記個別試験実施装置 691は、その内部に、試験問題を格納する問題格納手段 6 02と、再生ボタン 606が押されると問題格納手段 602から試験問題における音声情報をヘッドホン 607に出力する音声再生手段 605と、視覚情報を表示する表示再生手段 642と、受験生が解答番号または記号を入力する解答入力手段 692と、受験生が解答入力手段 692を用いて入力した解答番号または記号を格納する解答格納手段 693と、問題格納手段 602に格納された試験問題の正解を格納した正解格納手段 694と、受験者が解答した結果と正解とを比較する解答比較手段 695と、解答比較手段 695により比較された正誤情報を通知する正誤結果通知手段 696とを備えている。

[0230] 上記のように構成された個別試験実施装置 691を用いた試験方法について、以下その動作を説明する。

[0231] 個別試験実施装置 691の再生ボタン 606が押されると、問題格納手段 602に格納されている試験問題データが読み出される。問題格納手段 602に格納されている試験問題データには音声情報と視覚情報が含まれており、読み出された試験問題データ中の音声情報は音声再生手段 605に送られ、ヘッドホン 607に音声として出力される。さらに、写真や図など視覚的な情報を見ながら解答する形式のヒアリング問題時には読み出された試験問題データ中の視覚情報が表示再生手段 642に表示され、受験生は表示再生手段 642を見ながら試験を実施する。また、受験生は各問題においてヘッドホン 607からの音声情報と表示再生手段 642からの視覚情報をもとに解答入力手段 692を用いて解答番号または記号を入力する。

[0232] 受験生が選択した解答番号または記号情報は解答格納手段 693に随時保存される。試験終了後解答格納手段 693に格納されている解答と正解格納手段 694に格納されている正解とを解答比較手段 695にて比較し、正誤の結果を正誤結果通知手段 696に出力する。

[0233] 以上のように本実施の形態 15によれば、写真や図など視覚的な情報を見ながら解答する形式のヒアリング問題時には受験生は表示再生手段 642を見ながら試験を実施し、かつ解答入力手段 692、解答格納手段 693を個別試験実施装置 691内に保有することで、写真や図など視覚的な情報を記載した問題用紙、解答用紙ともに不要となり、個別試験実施装置 691があるだけでヒアリング試験をすベて実施することができる。その結果、問題用紙、解答用紙の準備、配布時間の手間などを軽減することができる。

[0234] また、各々の受験者の解答が解答比較手段 695にて正解と比較され、その結果が正誤結果通知手段 696に格納されることにより、受験後答案を回収して機械にて読み取り解答をチェックする等の作業が不要となり、マークシート回収型の試験に比べ解答回収力受験生への試験結果の通知が行われるまでの時間を短縮することができる。

[0235] 個別試験実施装置 691は半導体プレーヤーを用い、問題格納手段 602,解答格納手段 693,正解格納手段 694および正誤結果通知手段 696はメモリーカードを用い、表示再生手段 642には液晶画面を用いることで、容易に装置を実現することが可能である。

[0236] なお、上記実施の形態では、個別試験実施装置 691として半導体プレーヤーを用いた例を示した力個別試験実施装置 691はこれに限定されるものではなくラジカセや半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーなどの音声を再生できる装置であればよいことは言うまでもない。また、問題格納手段 602,解答格納手段 693,正解格納手段 694および正誤結果通知手段 696としてメモリーカードを用いた例を示したが、これら手段を実現するものはメモリーカードに限定されるものではなぐハードディスクやミニディスクなどの電子データを記録できるメディアであればよいことは言うまでもない。さら〖こ、問題格納手段 602,解答格納手段 693,正解格納手段 694および正誤結果通知手段 696としてそれぞれメモリーカードを用いる例を示したが、使用されるメモリーカードもしくは記録できるメディアは必ずしもそれぞれの手段につき 1つずつ用意する必要は無ぐ合計で 1つ以上あればよい。

[0237] また、表示再生手段 642として液晶画面を用いた例を示した力表示再生手段 64 2はこれに限定されるものではなぐ有機 ELディスプレイや PDP(Plasma Display Pan el)などの表示できる装置であればよ!、ことは言うまでもな！/、。

[0238] (実施の形態 16)

以下、本発明の実施の形態 16にかかる個別試験実施装置について図面を参照しながら説明する。

[0239] 上記実施の形態 15における個別試験実施装置 691では、解答比較手段 695にお V、て解答の比較を実施することを許可するか否かを判断する手段が設けられて!/、ないため、この構成では、いつでも自己採点ができ、試験中に正解と一致するまで解答を入力することができ、試験自体が成立しなくなるという問題がある。本実施の形態 1 6にかかる個別試験実施装置は、この問題を解決する手段を備えたものである。

[0240] 図 16は、本実施の形態 16による個別試験実施装置の構成を示す図である。

[0241] 図 16において、 701は個別試験実施装置であり、 602は問題格納手段、 693は解答格納手段、 694は正解格納手段、および 696は正誤結果通知手段、 605は音声再生手段、 642は表示再生手段、 692は解答入力手段、 695は解答比較手段、 60 3は日時判断手段、 702は解答比較許可判断手段、 606は再生ボタン、 607はへッドホンである。

[0242] 上記個別試験実施装置 701内に、試験問題を格納する問題格納手段 602と、再生ボタン 606が押されると問題格納手段 602から試験問題における音声情報をへッドホン 607に出力する音声再生手段 605と、視覚情報を表示する表示再生手段 642 と、受験生が解答番号または記号を入力する解答入力手段 692と、受験生が解答入力手段 692を用いて入力した解答番号または記号を格納する解答格納手段 693と、問題格納手段 602に格納された試験問題の正解を格納した正解格納手段 694と、受験者が解答した結果と正解とを比較する解答比較手段 695と、解答比較許可判断手段 702に現在の日時情報を通知する日時判断手段 603と、日時判断手段 603から得た日時情報を元に解答比較手段 695に解答比較を実施することを許可するか否かを判断する解答比較許可判断手段 702と、解答比較手段 695により比較された正誤情報を通知する正誤結果通知手段 696とを備えて、る。

[0243] 上記のように構成された個別試験実施装置 701を用いた試験方法について、以下その動作を説明する。

[0244] 個別試験実施装置 701の再生ボタン 606が押されると、問題格納手段 602に格納されている試験問題データが読み出される。問題格納手段 602に格納されている試験問題データには音声情報と視覚情報が含まれており、読み出された試験問題データ中の音声情報は音声再生手段 605に送られ、ヘッドホン 607に音声として出力される。さらに、写真や図など視覚的な情報を見ながら解答する形式のヒアリング問題時には読み出された試験問題データ中の視覚情報が表示再生手段 642に表示され、受験生は表示再生手段 642を見ながら試験を実施する。また、受験生は各問題においてヘッドホン 607からの音声情報と表示再生手段 642からの視覚情報をもとに解答入力手段 692を用いて解答番号または記号を入力する。受験生が選択した解答番号または記号情報は解答格納手段 693に保存される。あらかじめ試験終了日時情報を格納している解答比較許可判断手段 702は日時判断手段 603から現在の日時情報を随時受け取る。試験実施時間が進み、試験終了日時の情報を受け取ると解答比較手段 695に解答比較の実施を許可する。

[0245] 解答比較実施の許可を受けた解答比較手段 695は解答格納手段 693に格納されて、る解答と正解格納手段 694に格納されて、る正解とを比較し、正誤の結果を正誤結果通知手段 696に出力する。

[0246] 以上のように本実施の形態 16によれば、写真や図など視覚的な情報を見ながら解答する形式のヒアリング問題時には受験生は表示再生手段 642を見ながら試験を実施し、かつ解答入力手段 692、解答格納手段 693を個別試験実施装置 701内に保有することで、写真や図など視覚的な情報を記載した問題用紙、解答用紙ともに不要となり、個別試験実施装置 701があるだけでヒアリング試験をすベて実施することができる。その結果、問題用紙、解答用紙の準備、配布時間の手間などを軽減することができる。

[0247] また、各々の受験者の解答が解答比較手段 695にて正解と比較され、その結果が正誤結果通知手段 696に格納されることにより以前のマークシート回収型の試験に比べ受験後マークシートを回収してから機械にて読み取り作業が不要となるため解答回収力受験生への試験結果の通知が行われるまでの時間が短縮できる。

[0248] さらに、あらかじめ指定された試験終了日時を過ぎないと解答比較実施が許可されな!、ことから、試験中に解答比較を実施して正解を知ると、う不正行為を防止することがでさる。

[0249] 上記個別試験実施装置 701は半導体プレーヤーを用い、問題格納手段 602,解答格納手段 693,正解格納手段 694および正誤結果通知手段 696はメモリーカードを用い、表示再生手段 642には液晶画面を用いることで容易に装置を実現することが可能である。

[0250] なお、上記実施の形態 16では、個別試験実施装置 701として半導体プレーヤーを用いた例を示したが、個別試験実施装置 701はこれに限定されるものではなぐラジカセゃ半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーなどの音声を再生できる装置であればよいことは言うまでもない。また、問題格納手段 602,解答格納手段 693 ,正解格納手段 694および正誤結果通知手段 696としてメモリーカードを用いた例を示したが、これら手段を実現するものはメモリーカードに限定されるものではなぐノ、ードディスクやミニディスクなどの電子データを記録できるメディアであればよいことは言うまでもない。さらに、問題格納手段 602,解答格納手段 693,正解格納手段 694 および正誤結果通知手段 696としてそれぞれメモリーカードを用いる例を示したが、使用されるメモリーカードもしくは記録できるメディアは必ずしもそれぞれの手段につき 1つずつ用意する必要は無ぐ合計で 1つ以上あればよい。また、上記実施例では表示再生手段 642として液晶画面の例を示したが、表示再生手段 642はこれに限定されるものではなぐ有機 ELディスプレイや PDP(Plasma Display Panel)などの表示できる装置であればょ、ことは言うまでもな、。

[0251] (実施の形態 17)

以下、本発明の実施の形態 17にかかる個別試験実施装置について図面を参照しながら説明する。

[0252] 本実施の形態 17にかかる個別試験実施装置は、上記実施の形態 16とは異なる構成で、実施の形態 15の課題である、解答比較の実施を許可するカゝ否かを判断する手段が無いため、いつでも自己採点ができ、試験中に正解と一致するまで解答を入力してしまい、試験自体が成立しなくなる、という問題を解決するものである。

[0253] 図 17は本実施の形態 17による個別試験実施装置の構成を示す図である。

[0254] 図 17において、 711は個別試験実施装置であり、 602は問題格納手段、 693は解答格納手段、 694は正解格納手段、 696は正誤結果通知手段、 605は音声再生手段、 642は表示再生手段、 692は解答入力手段、 695は解答比較手段、 712はタイマー、 702は解答比較許可判断手段、 606は再生ボタン、 607はヘッドホンである。

[0255] 上記個別試験実施装置 711内に、試験問題を格納する問題格納手段 602と、再生ボタン 606が押されると問題格納手段 602から試験問題における音声情報をへッドホン 607に出力する音声再生手段 605と、視覚情報を表示する表示再生手段 642 と、受験生が解答番号または記号を入力する解答入力手段 692と、受験生が解答入力手段 692を用いて入力した解答番号または記号を格納する解答格納手段 693と、問題格納手段 602に格納された試験問題の正解を格納した正解格納手段 694と、受験者が解答した結果と正解とを比較する解答比較手段 695と、解答比較許可判断手段 702に試験開始時に再生ボタン 606が押されて力も現在までの経過時間を計算しているタイマー 712と、タイマー 712から得た経過時間情報を元に試験実施残り時間があるまでは解答比較手段 695に解答比較を実施することを許可せず、試験時間終了後に解答比較実施を許可する解答比較許可判断手段 702と、解答比較手段 695により比較された正誤情報を通知する正誤結果通知手段 696と、を備える。

[0256] 上記のように構成された個別試験実施装置 711を用いた試験方法について、以下その動作を説明する。

[0257] 個別試験実施装置 711の再生ボタン 606が押されると、問題格納手段 602に格納されている試験問題データが読み出され、同時にタイマー 712にて試験の経過時間の計算が開始される。問題格納手段 602に格納されている試験問題データには音声情報と視覚情報が含まれており、読み出された試験問題データ中の音声情報は音声再生手段 605に送られ、ヘッドホン 607に音声として出力される。さらに、写真や図など視覚的な情報を見ながら解答する形式のヒアリング問題時には読み出された試験問題データ中の視覚情報が表示再生手段 642に表示され、受験生は表示再生手段 642を見ながら試験を実施する。また、受験生は各問題においてヘッドホン 607 からの音声情報と表示再生手段 642からの視覚情報をもとに解答入力手段 692を用 V、て解答番号または記号を入力する。受験生が選択した解答番号または記号情報は解答格納手段 693に保存される。あら力じめ試験に必要な総時間情報を格納している解答比較許可判断手段 702はタイマー 712から現在の試験経過時間情報を随時受け取る。試験実施時間が進み、試験経過時間が試験に必要な総時間を過ぎると解答比較手段 695に解答比較の実施を許可する。解答比較実施の許可を受けた解答比較手段 695は解答格納手段 693に格納されている解答と正解格納手段 694 に格納されている正解とを比較し、正誤の結果を正誤結果通知手段 696に出力する

[0258] 以上のように本実施の形態 17によれば、写真や図など視覚的な情報を見ながら解答する形式のヒアリング問題時には受験生は表示再生手段 642を見ながら試験を実施し、かつ解答入力手段 692、解答格納手段 693を個別試験実施装置 711内に保有することで、写真や図など視覚的な情報を記載した問題用紙、解答用紙ともに不要となり、個別試験実施装置 711があるだけでヒアリング試験をすベて実施することができる。その結果、問題用紙、解答用紙の準備、配布時間の手間などを軽減することができる。

[0259] また、各々の受験者の解答が解答比較手段 695にて正解と比較され、その結果が正誤結果通知手段 696に格納されることにより以前のマークシート回収型の試験に比べ受験後マークシートを回収してから機械にて読み取り作業が不要となるため解答回収力受験生への試験結果の通知が行われるまでの時間を短縮することができる。

[0260] さらに、あらかじめ指定された試験に必要な総時間、すなわち試験実施時間を過ぎな、と解答比較実施が許可されな、ことから、試験中に解答比較を実施して正解を知るという不正行為を防止することができる。

[0261] 上記個別試験実施装置 711は半導体プレーヤーを用い、問題格納手段 602,解答格納手段 693,正解格納手段 694および正誤結果通知手段 696はメモリーカードを用い、表示再生手段 642には液晶画面を用いることで容易に装置を実現することが可能である。

[0262] なお、上記実施の形態では、個別試験実施装置 711として半導体プレーヤーを用いた例を示したが、個別試験実施装置 711はこれに限定されるものではなぐラジカセゃ半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーなどの音声を再生できる装置であればよいことは言うまでもない。また、問題格納手段 602,解答格納手段 693, 正解格納手段 694および正誤結果通知手段 696としてメモリーカードを用いた例を示したが、これら手段を実現するものはメモリーカードに限定されるものではなぐノ、ードディスクやミニディスクなどの電子データを記録できるメディアであればよいことは言うまでもない。さらに、問題格納手段 602,解答格納手段 693,正解格納手段 694 および正誤結果通知手段 696としてメモリーカードを用いる例を示したが、使用されるメモリーカードもしくは記録できるメディアは必ずしもそれぞれの手段につき 1つずつ用意する必要は無ぐ合計で 1つ以上あればよい。

[0263] また、表示再生手段 642として液晶画面の例を示した力表示再生手段 642はこれに限定されるものではなぐ有機 ELディスプレイや PDP(Plasma Display Panel)などの表示できる装置であればょ、ことは言うまでもな、。

[0264] (実施の形態 18)

以下、本発明の実施の形態 18にかかる個別試験実施装置について図面を参照しながら説明する。

[0265] 上記実施の形態 16では、解答比較実施を許可するか否かを試験終了日時にて判断しているため、試験終了時間が遅れると試験実施中に解答比較が実施されるようになったり、試験終了時間が早くなると試験終了後も解答比較が行えないという問題が発生し、また、実施の形態 17では、再生ボタン 606を押してからの経過時間を計算しているため、試験実施者が認める正当な理由により試験を一時中断した場合などで試験終了時間が予定より遅れた場合、試験実施中に解答比較が実施されるという問題が発生することになる。本実施の形態 18にかかる個別試験実施装置は、これらの問題を解決する手段を備えたものである。

[0266] 図 18は本実施の形態 18による個別試験実施装置の構成を示すものである。

[0267] 図 18において、 721は個別試験実施装置であり、 602は問題格納手段、 693は解答格納手段、 694は正解格納手段、および、 696は正誤結果通知手段、 603は音声再生手段、 642は表示再生手段、 692は解答入力手段、 695は解答比較手段、 70 2は解答比較許可判断手段、 722は解答比較許可入力手段、 606は再生ボタン、 6 07はヘッドホンである。

[0268] 上記実施の形態 18の個別試験実施装置 721内に、試験問題を格納する問題格納手段 602と、再生ボタン 606が押されると問題格納手段 602から試験問題における音声情報をヘッドホン 607に出力する音声再生手段 603と、視覚情報を表示する表示再生手段 642と、受験生が解答番号または記号を入力する解答入力手段 692と、受験生が解答入力手段 692を用いて入力した解答番号または記号を格納する解答格納手段 693と、問題格納手段 602に格納された試験問題の正解を格納した正解格納手段 694と、受験者が解答した結果と正解とを比較する解答比較手段 695と、解答比較許可判断手段 702に解答比較実施許可情報を与える個別試験実施装置 721外部にある解答比較許可入力手段 722と、解答比較許可入力手段 722から得た解答比較実施許可情報を元に解答比較手段 695に解答比較を実施することを許可する力否かを判断する解答比較許可判断手段 702と、解答比較手段 695により比較された正誤情報を通知する正誤結果通知手段 696と、を備える。

[0269] 上記のように構成された個別試験実施装置 721を用いた試験方法について、以下その動作を説明する。

[0270] 個別試験実施装置 721の再生ボタン 606が押されると、問題格納手段 602に格納されている試験問題データが読み出される。問題格納手段 602に格納されている試験問題データには音声情報と視覚情報が含まれており、読み出された試験問題データ中の音声情報は音声再生手段 603に送られ、ヘッドホン 607に音声として出力される。さらに、写真や図など視覚的な情報を見ながら解答する形式のヒアリング問題時には読み出された試験問題データ中の視覚情報が表示再生手段 642に表示され、受験生は表示再生手段 642を見ながら試験を実施する。また、受験生は各問題においてヘッドホン 607からの音声情報と表示再生手段 642からの視覚情報をもとに解答入力手段 692を用いて解答番号または記号を入力する。受験生が選択した解答番号または記号情報は解答格納手段 693に保存される。

[0271] 各々の受験生が持つ個別試験実施装置 721は試験実施者が保有する解答比較許可入力手段 722と有線にて接続されており、解答比較実施を許可するカゝ否かを判断する情報は試験実施者が保有する解答比較許可入力手段 722により試験実施者が任意に決定することができる。試験実施時間が進み、試験終了日時が過ぎると試験実施者は各々の受験生が持つ個別試験実施装置 721にて解答比較が実施されるように、解答比較許可入力手段 722を用いて解答比較実施許可情報を与える。解答比較実施の許可情報を受信した解答比較許可判断手段 702は、解答比較手段 6 95へ解答比較実施を許可する。解答比較実施を許可された解答比較手段 695は解答格納手段 693に格納されている解答と正解格納手段 694に格納されている正解とを比較し、正誤の結果を正誤結果通知手段 696に出力する。

[0272] 以上のように本実施の形態 18によれば、写真や図など視覚的な情報を見ながら解答する形式のヒアリング問題時には受験生は表示再生手段 642を見ながら試験を実施し、かつ解答入力手段 692、解答格納手段 693を個別試験実施装置 721内に保有することで、写真や図など視覚的な情報を記載した問題用紙、解答用紙ともに不要となり、個別試験実施装置 721があるだけでヒアリング試験をすベて実施することができる。その結果、問題用紙、解答用紙の準備、配布時間の手間などを軽減することができる。

[0273] また、各々の受験者の解答が解答比較手段 695にて正解と比較され、その結果が正誤結果通知手段 696に格納されることにより以前のマークシート回収型の試験に比べ受験後マークシートを回収してから機械にて読み取り作業が不要となるため解答回収力受験生への試験結果の通知が行われるまでの時間を短縮することができる。

[0274] さらに、解答比較許可入力手段 722から解答比較許可が与えられなければ解答比較が実施されないことから、解答比較実施の許可あるいは不許可を試験実施者が選択できるため、試験終了日時が所定の日時を前後しても解答比較の開始時間を試験実施者が制御することができ、試験終了前に解答比較を実施して正解を知るという不正行為を防止することができる。

[0275] 上記個別試験実施装置 721は半導体プレーヤーを用い、問題格納手段 602,解答格納手段 693,正解格納手段 694および正誤結果通知手段 696はメモリーカードを用い、表示再生手段 642には液晶画面を用いることで容易に装置を実現することが可能である。

[0276] なお、上記実施の形態では、個別試験実施装置 721として半導体プレーヤーを用いた例を示したが、個別試験実施装置 721はこれに限定されるものではなぐラジカセゃ半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーなどの音声を再生できる装置であればよいことは言うまでもない。また、問題格納手段 602,解答格納手段 693, 正解格納手段 694および正誤結果通知手段 696としてメモリーカードを用いる例を示したが、これら手段を実現するものはメモリーカードに限定されるものではなぐ例えば、ハードディスクやミニディスクなどの電子データを記録できるメディアであればよいことは言うまでもない。

[0277] さらに、問題格納手段 602,解答格納手段 693,正解格納手段 694および正誤結果通知手段 696としてメモリーカードを用いた例を示した力使用されるメモリーカードもしくは記録できるメディアは必ずしもそれぞれの手段につき 1つずつ用意する必要は無ぐ合計で 1つ以上あればよい。

[0278] また、表示再生手段 642として液晶画面を用いた例を示した力表示再生手段 64 2はこれに限定されるものではなぐ有機 ELディスプレイや PDP(Plasma Display Pan el)などの表示できる装置であればよ!、ことは言うまでもな！/、。

[0279] (実施の形態 19)

以下、本発明の実施の形態 19にかかる個別試験実施装置について図面を参照しながら説明する。

[0280] 上記実施の形態 18において説明した個別試験実施装置 721を有線で接続する場合、試験実施者と各々の受験生がもつ個別試験実施装置 721とを有線のケーブルにて接続する必要があり、試験実施環境が有線ケーブルの長さなどに制限されたり、試験実施の際の準備が非常に手間となったりする。本実施の形態 19にかかる個別試験実施装置は、これらの問題を解決する手段を備えたものである。

[0281] 図 19は、本実施の形態 19による個別試験実施装置の構成を示す図である。

[0282] 図 19において、 731は個別試験実施装置であり、 602は問題格納手段、 693は解答格納手段、 694は正解格納手段、 696は正誤結果通知手段である。また、 603は音声再生手段、 642は表示再生手段、 692は解答入力手段、 695は解答比較手段、 732は解答比較許可判断手段、 733は無線受信装置、 734は解答比較許可入力手段、 735は無線送信装置、 606は再生ボタン、 607はヘッドホンである。

[0283] 上記実施の形態 19の個別試験実施装置 731内に、試験問題を格納する問題格納手段 602,再生ボタン 606が押されると問題格納手段 602から試験問題における音声情報をヘッドホン 607に出力する音声再生手段 603と、視覚情報を表示する表示再生手段 642と、受験生が解答番号または記号を入力する解答入力手段 692と、受験生が解答入力手段 692を用いて入力した解答番号または記号を格納する解答格納手段 693と、問題格納手段 602に格納された試験問題の正解を格納した正解格納手段 694と、受験者が解答した結果と正解とを比較する解答比較手段 695と、解答比較許可判断手段 732に解答比較実施許可情報を与える個別試験実施装置 73 1外部にある解答比較許可入力手段 734と、解答比較許可入力手段 734が保有する無線送信装置 735と、解答比較許可入力手段 734から得た解答比較実施許可情報を元に解答比較手段 695に解答比較を実施することを許可する力否かを判断する解答比較許可判断手段 732と、解答比較許可判断手段 732が保有する無線受信装置 733と、解答比較手段 695により比較された正誤情報を通知する正誤結果通知手段 696と、を備える。

[0284] 以上のように構成された個別試験実施装置 731を用いた試験方法について、以下その動作を説明する。

[0285] 個別試験実施装置 731の再生ボタン 606が押されると、問題格納手段 602に格納されている試験問題データが読み出される。問題格納手段 602に格納されている試験問題データには音声情報と視覚情報が含まれており、読み出された試験問題データ中の音声情報は音声再生手段 603に送られ、ヘッドホン 607に音声として出力される。さらに、写真や図など視覚的な情報を見ながら解答する形式のヒアリング問題時には読み出された試験問題データ中の視覚情報が表示再生手段 642に表示され、受験生は表示再生手段 642を見ながら試験を実施する。また、受験生は各問題においてヘッドホン 607からの音声情報と表示再生手段 642からの視覚情報をもとに解答入力手段 692を用いて解答番号または記号を入力する。受験生が選択した解答番号または記号情報は解答格納手段 693に保存される。各々の受験生が持つ個別試験実施装置 731は試験実施者が保有する解答比較許可入力手段 734と解答比較許可入力手段 734が保有する無線送信装置 735と解答比較許可判断手段 7 32が保有する無線受信装置 733とを介して無線にて接続されており、解答比較実施を許可するカゝ否かを判断する情報は試験実施者が保有する解答比較許可入力手段 734により試験実施者が任意に決定することができる。試験実施時間が進み、試験終了日時が過ぎると試験実施者は各々の受験生が持つ個別試験実施装置 731にて解答比較が実施されるように、解答比較許可入力手段 734を用いて解答比較実施許可情報を与える。解答比較実施の許可情報を受信した解答比較許可判断手段 73 2は、解答比較手段 695へ解答比較実施を許可する。解答比較実施を許可された解答比較手段 695は解答格納手段 693に格納されている解答と正解格納手段 694に格納されている正解とを比較し、正誤の結果を正誤結果通知手段 696に出力する。

[0286] 以上のように、本実施の形態 19によれば、写真や図など視覚的な情報を見ながら解答する形式のヒアリング問題時には受験生は表示再生手段 642を見ながら試験を実施し、かつ解答入力手段 692、解答格納手段 693を個別試験実施装置 731内に保有することで、写真や図など視覚的な情報を記載した問題用紙、解答用紙ともに不要となり、個別試験実施装置 731があるだけでヒアリング試験をすベて実施することができる。その結果、問題用紙、解答用紙の準備、配布時間の手間などを軽減することがでさる。

[0287] また、各々の受験者の解答が解答比較手段 695にて正解と比較され、その結果が正誤結果通知手段 696に格納されることにより、以前のマークシート回収型の試験に比べ受験後マークシートを回収してから機械にて読み取り作業が不要となるため解答回収力受験生への試験結果の通知が行われるまでの時間を短縮することができる。

[0288] さらに、解答比較許可入力手段 734から解答比較許可が与えられなければ解答比較が実施されないことから、解答比較実施の許可あるいは不許可を試験実施者が選択できるため、試験終了日時が所定の日時を前後しても解答比較の開始時間を試験実施者が制御することができ、試験終了前に解答比較を実施して正解を知るという不正行為を防止できる。さらに、無線にて試験実施者が持つ解答比較許可入力手段 734と各々の受験生が持つ個別試験実施装置 731とが接続されているため、無線電波が届く範囲であれば試験実施環境の条件が緩和し、試験実施の際の準備を軽減することができる。

[0289] 上記個別試験実施装置 731は BlueToothなどの無線受信機能を有する半導体プレーヤーを用い、問題格納手段 602,解答格納手段 693,正解格納手段 694および正誤結果通知手段 696はメモリーカードを用い、表示再生手段 642には液晶画面を用いることで容易に装置を実現することが可能である。

[0290] なお、上記実施の形態では、個別試験実施装置 731として、半導体プレーヤーを用いた例を示したが、個別試験実施装置 731はこれに限定されるものではなぐラジカセゃ半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーなどの音声を再生できる装置であればよいことは言うまでもない。また、問題格納手段 602,解答格納手段 693 ,正解格納手段 694および正誤結果通知手段 696としてメモリーカードを用いた例を示したが、これら手段を実現するものはメモリーカードに限定されるものではなぐ例えば、ハードディスクやミニディスクなどの電子データを記録できるメディアであればよいことは言うまでもない。さらに、問題格納手段 602,解答格納手段 693,正解格納手段 694および正誤結果通知手段 696としてメモリーカードを用いた例を示したが、使用されるメモリーカードもしくは記録できるメディアは必ずしもそれぞれの手段につき 1つずつ用意する必要は無ぐ合計で 1つ以上あればよい。

[0291] また、表示再生手段 642として液晶画面を用いた例を示した力表示再生手段 64 2はこれに限定されるものではなぐ有機 ELディスプレイや PDP(Plasma Display Pan el)などの表示できる装置であればよ!、ことは言うまでもな！/、。

[0292] また、無線受信装置 733として BlueToothを用いた例を示した力無線受信装置 7 33はこれに限定されるものではなぐ情報を赤外線などの無線にて送受信できるものであればょ、ことは言うまでもな！/、。

[0293] (実施の形態 20)

以下、本発明の実施の形態 20について図面を参照しながら説明する。

[0294] 本実施の形態 20に力かる個別試験実施装置は、上記実施の形態 19とは異なる構成で、実施の形態 18の課題である、試験実施者と個別試験実施装置 721を有線で接続する場合、試験実施者と各々の受験生がもつ個別試験実施装置 721とを有線のケーブルにて接続する必要があり、試験実施環境が有線ケーブルの長さなどに制限されたり、試験実施の際の準備が非常に手間となる、という問題を解決するものである。

[0295] 図 20は本実施の形態 20による個別試験実施装置の構成を示す図である。

[0296] 図 20において、 741は個別試験実施装置であり、 602は問題格納手段、 693は解答格納手段、 694は正解格納手段、 696は正誤結果通知手段である。また、 603は音声再生手段、 642は表示再生手段、 692は解答入力手段、 695は解答比較手段、 702は解答比較許可判断手段、 742はメモリーカード、 743は解答許可鍵、 606は再生ボタン、 607はヘッドホンである。

[0297] 上記個別試験実施装置 741内に、試験問題を格納する問題格納手段 602と、再生ボタン 606が押されると問題格納手段 602から試験問題における音声情報をへッドホン 607に出力する音声再生手段 603と、視覚情報を表示する表示再生手段 642 と、受験生が解答番号または記号を入力する解答入力手段 692と、受験生が解答入力手段 692を用いて入力した解答番号または記号を格納する解答格納手段 693と、問題格納手段 602に格納された試験問題の正解を格納した正解格納手段 694と、受験者が解答した結果と正解とを比較する解答比較手段 695と、解答比較許可判断手段 702に与える解答比較実施許可情報となる解答許可鍵 743と、解答許可鍵 74 3を格納するメモリーカード 742と、メモリーカード 742から得た解答比較実施許可情報となる解答許可鍵 743を元に解答比較手段 695に解答比較を実施することを許可する力否かを判断する解答比較許可判断手段 702と、解答比較手段 695により比較された正誤情報を通知する正誤結果通知手段 696と、を備える。

[0298] 以上のように構成された個別試験実施装置を用いた試験方法にっ、て、以下その動作を説明する。

[0299] 個別試験実施装置 741の再生ボタン 606が押されると、問題格納手段 602に格納されている試験問題データが読み出される。問題格納手段 602に格納されている試験問題データには音声情報と視覚情報が含まれており、読み出された試験問題データ中の音声情報は音声再生手段 603に送られ、ヘッドホン 607に音声として出力される。さらに、写真や図など視覚的な情報を見ながら解答する形式のヒアリング問題時には読み出された試験問題データ中の視覚情報が表示再生手段 642に表示され、受験生は表示再生手段 642を見ながら試験を実施する。また、受験生は各問題においてヘッドホン 607からの音声情報と表示再生手段 642からの視覚情報をもとに解答入力手段 692を用いて解答番号または記号を入力する。受験生が選択した解答番号または記号情報は解答格納手段 693に保存される。 [0300] 試験終了時、試験実施者により保管されていたメモリーカード 742が配布される。この試験実施者が試験終了時まで保有するメモリーカード 742には解答許可鍵 743が格納されており、解答許可鍵 743は解答比較許可判断手段 702が解答比較を実施することを許可する情報である。受験生は各々の個別試験実施装置 741にメモリーカード 742を差込む。個別試験実施装置 741に差し込まれたメモリーカード 742に格納されている解答許可鍵 743は解答比較許可判断手段 702に送信される。解答比較実施の許可情報である解答許可鍵 743を受信した解答比較許可判断手段 702は、解答比較手段 695へ解答比較実施を許可する。

[0301] 解答比較実施を許可された解答比較手段 695は解答格納手段 693に格納されて V、る解答と正解格納手段 694に格納されて、る正解とを比較し、正誤の結果を正誤結果通知手段 696に出力する。

[0302] 以上のように本実施の形態 20によれば、写真や図など視覚的な情報を見ながら解答する形式のヒアリング問題時には受験生は表示再生手段 642を見ながら試験を実施し、かつ解答入力手段 692、解答格納手段 693を個別試験実施装置 741内に保有することで、写真や図など視覚的な情報を記載した問題用紙、解答用紙ともに不要となり、個別試験実施装置 741があるだけでヒアリング試験をすベて実施することができる。その結果、問題用紙、解答用紙の準備、配布時間の手間などを軽減することができる。

[0303] また、各々の受験者の解答が解答比較手段 695にて正解と比較され、その結果が正誤結果通知手段 696に格納されることにより以前のマークシート回収型の試験に比べ受験後マークシートを回収してから機械にて読み取り作業が不要となるため解答回収力受験生への試験結果の通知が行われるまでの時間を短縮することができる。

[0304] さらに、解答比較実施の許可情報となる解答許可鍵 743が格納されているメモリーカード 742は試験終了時まで試験実施者が保管し、おのおのの受験生には配布されないことから、解答比較は試験終了を試験実施者が確認し、メモリーカード 742を配布するまで解答比較実施の許可あるいは不許可を試験実施者が任意に制御することができるため、試験終了前に解答比較を実施して正解を知るという不正行為を防止することができる。そのうえ、試験終了時、試験実施者が保管されていたメモリー力ードを配布するだけであるので、有線ケーブルの長さによる制限や準備の手間、無線電波が届く範囲の制限など試験実施環境の条件が緩和し、試験実施の際の準備を軽減することができる。

[0305] 上記個別試験実施装置 741は半導体プレーヤーを用い、問題格納手段 602,解答格納手段 693,正解格納手段 694および正誤結果通知手段 696はメモリーカードを用い、表示再生手段 642には液晶画面を用いることで容易に装置を実現することが可能である。

[0306] なお、上記実施の形態 20では個別試験実施装置 741として半導体プレーヤーを用いる例を示したが、個別試験実施装置 741はこれに限定されるものではなぐラジカセゃ半導体プレーヤー以外の携帯型音楽プレーヤーなどの音声を再生できる装置であればよいことは言うまでもない。また、問題格納手段 602,解答格納手段 693 ,正解格納手段 694および正誤結果通知手段 696としてメモリーカードを用いる例を示したが、これら手段を実現するものはメモリーカードに限定されるものではなぐ例えば、ハードディスクやミニディスクなどの電子データを記録できるメディアであればよいことは言うまでもない。さらに、問題格納手段 602,解答格納手段 693,正解格納手段 694および正誤結果通知手段 696としてメモリーカードを用いる例を示したが、使用されるメモリーカードもしくは記録できるメディアは必ずしもそれぞれの手段につき 1つずつ用意する必要は無ぐ合計で 1つ以上あればよい。

[0307] また、表示再生手段 642として液晶画面を用いる例を示したが、表示再生手段 642 はこれに限定されるものではなぐ有機 ELディスプレイや PDP(Plasma Display Panel) などの表示できる装置であればょ、ことは言うまでもな、。

産業上の利用可能性

[0308] 本発明にかかる個別試験実施装置は、試験問題を所定の時間においてのみ再生するように制御する情報記録再生機能を具備して、るために、試験時間外における試験問題の再生などの不正行為を防止することができ、また、試験問題に対する正しい回答を格納し、これを受験者の回答と照合する機能を具備したことにより、試験終了後の受験生への結果の通知を迅速に行うことができ、試験問題の再生等に極めて有用である。

Claims

請求の範囲

[1] 試験問題を格納する試験問題格納手段と、

受験者の個人情報を格納する個人情報格納手段と、

前記試験問題格納手段から読み出された試験問題と、前記個人情報格納手段から読み出された個人情報とを基に、実問題を生成する実問題生成手段と、

前記実問題生成手段により生成された実問題を再生する再生手段と、を備えた、ことを特徴とする個別試験実施装置。

[2] 試験問題を格納する試験問題格納手段と、

前記試験問題格納手段から読み出された試験問題を再生する再生手段と、解答を入力するための解答入力手段と、

前記解答入力手段から入力された解答を格納する解答格納手段と、

前記解答格納手段が格納している解答データ群を参照し未解答の問題の情報を確認する未解答問題確認手段と、

前記未解答問題確認手段によって確認された未解答問題に関する情報を表示する表示手段と、を備えた、

ことを特徴とする個別試験実施装置。

[3] 請求項 2記載の個別試験問題実施装置にお、て、

前記未解答問題確認手段によって確認された未解答問題に対して予め受験者が指定した手順に従って自動で解答を行う自動解答手段を、備えた、

ことを特徴とする個別試験実施装置。

[4] 試験問題を格納する試験問題格納手段と、

前記試験問題格納手段から読み出された試験問題を再生する再生手段と、試験問題データを受信し前記試験問題格納手段に格納するデータ通信手段と、を備えた、

ことを特徴とする個別試験実施装置。

[5] 暗号化された試験問題を格納する試験問題格納手段と、

前記試験問題格納手段から読み出された暗号化された試験問題を復号する復号手段と、前記復号手段が復号を行う際に必要とする鍵データを受信する鍵データ受信手段と、

前記復号手段により復号された試験問題を再生する再生手段と、を備えた、ことを特徴とする個別試験実施装置。

[6] 試験問題を格納する試験問題格納手段と、

受験者の個人情報を格納する個人情報格納手段と、を有し、

前記試験問題格納手段に格納された試験問題を、受験者が各人個別に再生し、個別試験を行う方法であって、

前記試験問題格納手段から読み出された試験問題と、前記個人情報格納手段から読み出された個人情報とを基にして、実問題を生成する実問題生成ステップと、前記実問題生成ステップにより生成された実問題を再生する再生ステップと、を含む、

ことを特徴とする個別試験実施方法。

[7] 試験問題を格納する試験問題格納手段と、

前記解答入力手段から入力された解答を格納する解答格納手段と、を有し、前記試験問題格納手段に格納された試験問題を受験者が各人個別に再生し、個別試験を行う方法であって、

前記解答格納手段が格納している解答データ群を参照して未解答の問題の情報を確認する未解答問題確認ステップと、

前記未解答問題確認ステップによって確認された未解答問題に関する情報を表示する表示ステップと、

を含むことを特徴とする個別試験実施方法。

[8] 請求項 7記載の個別試験問題実施方法にお、て、

前記未解答問題確認ステップによって確認された未解答問題に対して、予め受験者が指定した手順に従って自動で解答を行う自動解答ステップを、含む、

ことを特徴とする個別試験実施方法。

[9] 試験問題を格納する試験問題格納手段と、前記試験問題格納手段から読み出された試験問題を再生する再生手段と、を有し、前記試験問題格納手段に格納された試験問題を受験者が各人個別に再生し、個別試験を行う方法であって、

試験問題データを受信して前記試験問題格納手段に格納するデータ通信ステップを、含む、

ことを特徴とする個別試験実施方法。

[10] 暗号化された試験問題を格納する試験問題格納手段と、

前記試験問題格納手段から読み出された暗号化された試験問題を復号する復号手段と、

前記復号手段により復号された試験問題を再生する再生手段と、を有し、前記試験問題格納手段に格納された試験問題を受験者が各人個別に再生し、個別試験を行う方法であって、

前記復号手段が前記暗号化された試験問題の復号を行う際に必要とする鍵データを、受信する鍵データ受信ステップと、

前記鍵データを用いて前記暗号ィ匕された試験問題を復号ィ匕する復号化ステップと、を含む、

ことを特徴とする個別試験実施方法。

[11] 複数の試験問題を格納する試験問題格納手段と、

所定の条件に基づ、て、前記試験問題格納手段からの試験問題の読み出しを許可する情報を出力する試験問題読み出し許可手段と、

試験問題読み出し許可手段から出力された試験問題の読み出しを許可する情報に基づいて、前記試験問題格納手段に格納された前記複数の試験問題から、所定の 1つの試験問題を選択する問題選択手段と、

前記選択された試験問題を再生する再生手段と、を備えた、

ことを特徴とする個別試験実施装置。

[12] 請求項 11記載の個別試験実施装置にお!、て、

前記試験問題読み出し許可手段は、

試験実施時の日時情報を格納する日時判断手段を有し、前記問題選択手段により複数の試験問題から、所定の 1つの試験問題を選択する情報として、前記日時判断手段が格納する前記日時情報を用いる、

ことを特徴とする個別試験実施装置。

[13] 請求項 11記載の個別試験実施装置にお!、て、

前記試験問題読み出し許可手段は、

問題の再生を許可する力否かを判断し、再生許可の場合に再生許可情報を出力する再生許可判断手段と、

前記再生許可判断手段に再生の許可を与える再生許可入力手段と、を有し、前記個別試験実施装置と、前記再生許可入力手段とが、有線にて接続され、前記再生許可判断手段が出力する再生許可情報によって、前記問題選択手段により、複数の試験問題から、所定の 1つの試験問題が選択される、

ことを特徴とする個別試験実施装置。

[14] 請求項 11記載の個別試験実施装置にお!、て、

前記試験問題読み出し許可手段は、

問題の再生を許可する力否かを判断し、再生許可の場合に再生許可情報を出力する再生許可判断手段と、前記再生許可判断手段に再生の許可を与える再生許可入力手段と、を有し、

前記個別試験実施装置と、前記再生許可入力手段とが、無線にて接続され、前記再生許可判断手段が出力する再生許可情報によって、前記問題選択手段により、複数の試験問題から所定の 1つの試験問題が選択される、

ことを特徴とする個別試験実施装置。

[15] 請求項 11記載の個別試験実施装置にお!、て、

前記試験問題読み出し許可手段は、

問題の再生を許可する力否かを判断する再生許可判断手段と、

前記再生許可判断手段に再生の許可を与える再生許可鍵が格納された記録媒体と、を有し、

前記記録媒体力読み出された再生許可鍵によって、前記問題選択手段により複数の試験問題から、所定の 1つの試験問題が選択される、ことを特徴とする個別試験実施装置。

[16] 試験問題を格納する試験問題格納手段と、

前記試験問題における音声情報を再生する音声再生手段と、

前記試験問題における映像情報を再生する表示再生手段と、を備えた、ことを特徴とする個別試験実施装置。

[17] 試験問題を格納する試験問題格納手段と、

前記試験問題を再生する再生手段と、を有する個別試験実施装置において、前記試験問題の再生に連動して出題数を随時計算する出題数測定手段と、前記出題数測定手段により計算された進拔状況を示す情報を表示する進拔状況表示手段と、を備えた、

ことを特徴とする個別試験実施装置。

[18] 試験問題を格納する試験問題格納手段と、

前記試験問題を再生する再生手段と、を有する個別試験実施装置において、前記試験問題の再生と一時停止とを任意に指定できる再生 ·停止手段と、一時停止を選択しているときは、前記試験問題の再生が一時停止し、前記再生状態の経過時間と、試験実施時間とから、残りの試験問題を再生するために必要な時間を算出して表示する残り再生必要時間表示手段と、を備えた、

ことを特徴とする個別試験実施装置。

[19] 試験問題を格納する試験問題格納手段と、

前記試験問題を再生する再生手段と、を有する個別試験実施装置において、前記試験問題の再生速度として、 1倍速以上の任意の設定値を入力することができる高速再生命令入力手段と、

前記高速再生命令入力手段から得られる前記設定値に合わせた、 1倍速以上の高速な試験問題の再生速度を制御する高速再生制御手段と、を備えた、

ことを特徴とする個別試験実施装置。

[20] 試験問題を格納する試験問題格納手段と、

前記試験問題を再生する再生手段と、を有する個別試験実施装置において、前記試験問題の再生速度として、 1倍速以上の任意に設定値を入力することができる高速再生命令入力手段と、

前記高速再生命令入力手段から得られる前記設定値に合わせた、 1倍速以上の高速な試験問題の再生速度を制御する高速再生制御手段と、

前記試験問題の再生と一時停止とを任意に指定できる再生 ·停止手段と、一時停止を選択しているときは、前記試験問題の再生が一時停止し、 1倍速再生時において残りの問題を再生するのに必要な時間と、現在の再生速度の前記設定値とから、前記残りの問題を、前記設定値の再生速度で再生した場合に必要な時間を算出して表示する残り再生必要時間表示手段装置と、を備えた、

ことを特徴とする個別試験実施装置。

[21] 請求項 16記載の個別試験実施装置において、

前記試験問題の再生に連動して解答を入力する解答入力手段と、

前記入力された解答を保持する解答格納手段と、

前記試験問題の正解を格納した正解格納手段と、

前記解答格納手段に格納された前記解答と前記正解格納手段に格納された前記正解とを比較し、正誤の判断を行う解答比較手段と、

前記解答比較手段による比較結果を通知する正誤結果通知手段と、を備えた、ことを特徴とする個別試験実施装置。

[22] 請求項 21記載の個別試験実施装置において、

試験実施時の日時情報を格納する日時判断手段と、

前記日時判断手段から与えられる前記日時情報を参照して、前記解答比較手段による解答の比較を実施するカゝ否かを判断する解答比較許可判断手段と、を備え、前記解答比較許可判断手段が前記解答比較手段による解答の比較の実施を許可した場合のみ、前記解答比較手段によって解答比較が実施される、

ことを特徴とする個別試験実施装置。

[23] 請求項 21記載の個別試験実施装置において、

試験開始時力現在までの経過時間を格納するタイマー手段と、

前記タイマー手段から与えられる前記経過時間情報を参照して、前記解答比較手段による解答の比較を実施するカゝ否かを判断する解答比較許可判断手段と、を備え前記解答比較許可判断手段が前記解答比較手段による解答の比較の実施を許可した場合のみ、前記解答比較手段によって解答比較が実施される、

ことを特徴とする個別試験実施装置。

[24] 請求項 21記載の個別試験実施装置にお、て、

解答の比較を実施するか否かを判断する解答比較許可判断手段と、

前記解答比較許可判断手段に解答実施の許可を与える解答実施許可入力手段と、を有し、

前記個別試験実施装置と、前記解答実施許可入力手段とが、有線にて接続され、前記解答比較許可判断手段が前記解答の比較を実施することを許可した場合のみ、前記解答比較手段によって解答の比較が実施される、

ことを特徴とする個別試験実施装置。

[25] 請求項 21記載の個別試験実施装置において、

前記解答比較許可判断手段に解答実施の許可を与える解答実施許可入力手段と

、を有し、

前記個別試験実施装置と、前記解答実施許可入力手段とが、無線にて接続され、前記解答比較許可判断手段が、前記解答の比較を実施することを許可した場合のみ、前記解答比較手段によって解答の比較が実施される、

ことを特徴とする個別試験実施装置。

[26] 請求項 21記載の個別試験実施装置において、

前記解答比較許可判断手段に解答実施の許可を与える解答許可鍵が格納された記録媒体と、を有し、

前記記録媒体から読み出された前記解答許可鍵によって前記解答比較許可判断手段が、前記解答の比較を実施することを許可した場合のみ、前記解答比較手段によって解答の比較が実施される、

ことを特徴とする個別試験実施装置。

[27] 装置に格納された試験問題を所定の手順に従って受験者個別に試験を実施する個別試験実施方法であって、

複数の試験問題を格納する試験問題格納手段から、所定の条件に基づ!、て試験問題の読み出しを許可する情報を出力する試験問題読み出し許可ステップと、前記試験問題の読み出しを許可する情報に基づ、て、前記試験問題格納手段に格納された前記複数の試験問題から、所定の 1つの試験問題を選択する問題選択ステツプと、

前記選択された試験問題を再生する再生ステップと、を含む、

ことを特徴とする個別試験実施方法。

[28] 装置に格納された試験問題を所定の手順に従って受験者個別に試験を実施する個別試験実施方法であって、

試験問題を格納する試験問題格納手段から、前記試験問題における音声情報を再生する音声再生ステップと、

試験問題を格納する試験問題格納手段から、前記試験問題における映像情報を再生する表示再生ステップと、を含む、

ことを特徴とする個別試験実施方法。