WO2007058245A1 - マゼンタインク組成物、インクカートリッジ、これを用いた記録システム及び記録物 - Google Patents

マゼンタインク組成物、インクカートリッジ、これを用いた記録システム及び記録物 Download PDF

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Abstract

 記録した際の発色性、粒状性、及び光沢性に優れ、インクジェット式記録ヘッドでの目詰まりを起こしにくく、さらに高彩度かつ高明度なレッド領域の色再現性に優れたマゼンタインク組成物を提供することを目的とする。  本発明は、10000倍以下の希釈水溶液において、可視吸収スペクトルから算出されるCIE規格のa*値が80のときに、L*値が60以上かつb*値が-17以下である、マゼンタインク組成物を提供する。

Description

明 細 書
マゼンタインク組成物、インクカートリッジ、これを用いた記録システム及び 記録物
技術分野
[0001] 本発明は、新規なマゼンタインク組成物に関する。特に、記録した際の発色性、粒 状性、及び光沢性に優れ、インクジェット式記録ヘッドでの目詰まりを起こしにくぐさ らに高彩度かつ高明度なレッド領域の色再現性と紫領域の色再現性に優れたマゼ ンタインク組成物に関し、さら〖こは、これを含むインクカートリッジ、これを用いた記録 システム及び記録物に関する。
背景技術
[0002] 従来、カラーインクジェット記録用のマゼンタインクとしては、単一結晶型の C. I.ピ グメントレッド 122や、 C. I.ビグメントバイオレット 19、 32などの顔料を色材として用 いたマゼンタインクが提案されている(例えば、特許文献 1、特許文献 2を参照)。
[0003] 単一結晶型の C. I.ビグメントレッド 122 (以下、単一結晶型 PR122ということがある )は、発色性、粒状性、及び光沢性に比較的優れており、また、発色性が良好なため 顔料濃度を比較的低くしても色再現性が比較的良好であることが分力つている。 し力しながら、より一層、記録した際の発色性、粒状性、及び光沢性に優れ、さらに 高彩度かつ高明度なレッド領域の色再現性と紫領域の色再現性に優れたマゼンタイ ンクの提供が望まれて 、る。
[0004] また、 C. I.ビグメントバイオレット 19、 32 (以下、それぞれ PV19、 PV32ということ がある)についても、記録した際の発色性、粒状性、及び光沢性、さらに高彩度かつ 高明度なレッド領域の色再現性と紫領域の色再現性のさらなる改善が望まれている すなわち、 PV19は高 L*値は得られるものの a*値が比較的小さぐさらなる高彩度 が望まれていた。また、 PV19は b*値が比較的大きいために、低明度な紫領域の色 再現性に優れたマゼンタインクの提供が望まれていた。一方、 PV32は高 a*値及び 高 L*値が十分に実現されておらず、さらなる高明度が望まれていた。また、発色性、 粒状性、及び光沢性のさらなる向上も望まれていた。
[0005] 特許文献 1:特開 2003— 268275号公報
特許文献 2 :特開 2002— 030230号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0006] そこで、本発明は、記録した際の発色性、粒状性、及び光沢性に優れ、インクジヱッ ト式記録ヘッドでの目詰まりを起こしにくぐさらに高彩度かつ高明度なレッド領域の 色再現性と紫領域の色再現性に優れたマゼンタインク組成物を提供することを目的 の一つとする。
[0007] また、本発明は、上記の優れたマゼンタインク組成物を含むインクカートリッジを提 供することを他の目的とする。
[0008] また、本発明は、上記の優れたマゼンタインク組成物を用いた記録システム及び記 録物を提供することを更に他の目的とする。
課題を解決するための手段
[0009] 本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、色材として、 10000倍以下の希釈水溶液 において、可視吸収スペクトル力 算出される CIE規格の a*値が 80のときに、 L*値 力 S60以上かつ b*値が 17以下である、マゼンタインク組成物力 発色性、粒状性、 及び光沢性に優れ、さらに高彩度かつ高明度なレッド領域の色再現性と紫領域の色 再現性に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
[0010] すなわち、本発明は、 (1) 10000倍以下の希釈水溶液において、可視吸収スぺク トルから算出される CIE規格の a*値が 80のときに、 L*値が 60以上かつ b*値が 17 以下である、マゼンタインク組成物;(2) 2 X 10— 3g/顧料濃度の水溶液において、 可視吸収スペクトル力も算出される CIE規格の L*値が 96以上かつ a*値が 7. 5以上 である、前記(1)記載のマゼンタインク組成物;(3) 10000倍以上の希釈水溶液にお いて、可視吸収スペクトルから算出される CIE規格の L*値が 94のときに、 a*値が 11 . 5以上かつ b*値が 5. 5以下である、前記(1)記載のマゼンタインク組成物;(4) γ 型 C. I.ビグメントバイオレット 19と、 C. I.ビグメントレッド 202と、の固溶体を少なくと も含む、前記(1)記載のマゼンタインク組成物;(5) 120°Cよりも高い温度で前記固 溶体を混練して顔料混練物を作成する工程を含む製法により得られる顔料分散液を 含む、前記 (4)記載のマゼンタインク組成物;(6) 120°Cよりも高い温度で前記固溶 体を混練して顔料混練物を作成する工程と、該顔料混練物を含む組成物を分散処 理して分散処理物とする工程と、を含む製法により得られる顔料分散液を含む、前記 (5)記載のマゼンタインク組成物;(7)前記製法は、さらに、前記分散処理物を限外 ろ過分級処理する工程を含む、前記(6)記載のマゼンタインク組成物;(8)前記固溶 体において、前記 γ型 C. I.ビグメントバイオレット 19の重量力 前記 C. I.ビグメント レッド 202の重量よりも大きい、前記 (4)記載のマゼンタインク組成物;(9)前記固溶 体において、前記 γ型 C. I.ビグメントバイオレット 19Z前記 C. I.ビグメントレッド 20 2の重量比が、 70/30〜50/50である、前記 (4)記載のマゼンタインク組成物;(1 0)湿潤剤として、多価アルコール類、糖類、エチレンオキサイド鎖を有する多価アル コール類を 1種又は 2種以上含む、前記(1)〜(9)の何れかに記載のマゼンタインク 組成物;(11)浸透剤として、ピロリドン類、アルカンジオール類、グリコールエーテル 類を 1種又は 2種以上含む、前記(1)〜(9)の何れかに記載のマゼンタインク組成物 ; (12)界面活性剤として、アセチレングリコール類、ポリシロキサン類を 1種又は 2種 以上含む、前記(1)〜(9)の何れかに記載のマゼンタインク組成物;(13)前記ポリシ ロキサン類は、下記一般式で表されるポリオルガノシロキサンである、前記(12)記載 のマゼンタインク組成物
[化 1]
Figure imgf000004_0001
(式中、 Rは水素原子またはメチル基を表し、 aは 7〜13の整数を表し、 mは 2〜770 の整数を表し、 nは 1〜5の整数を表す。 );
(14)前記ポリシロキサン類は、下記一般式で表されるポリオルガノシロキサンである 、前記( 12)記載のマゼンタインク組成物
[化 2]
Figure imgf000005_0001
(式中、 Rは水素原子またはメチル基を表し、 aは 2〜: L 1の整数を表し、 mは 2〜50の 整数を表し、 nは 1〜5の整数を表す。 ); (15)インクジェット式記録に用いられる前記 (1)〜(9)の何れかに記載のインクジェット記録用マゼンタインク組成物;(16)前記( 1)〜(9)の何れかに記載のマゼンタインク組成物を含むインクカートリッジ;(17)前 記(1)〜(9)の何れか〖こ記載のマゼンタインク組成物を用いて画像を形成する記録 システム;(18)前記(1)〜(9)の何れか〖こ記載のマゼンタインク組成物を用いて画像 が形成されてなる記録物;を提供する。
発明の効果
[0011] 本発明によれば、記録した際の発色性、粒状性、及び光沢性に優れ、インクジヱッ ト式記録ヘッドでの目詰まりを起こしにくぐさらに高彩度かつ高明度なレッド領域の 色再現性と紫領域の色再現性に優れたマゼンタインク組成物、当該優れたマゼンタ インク組成物を含むインクカートリッジ、並びに当該優れたマゼンタインク組成物を用
V、た記録システム及び記録物が提供される。
図面の簡単な説明
[0012] [図 1]各マゼンタインク組成物を用いて記録した記録物の a*値と b*値の関係を示すグ ラフである。
[図 2]各マゼンタインク組成物を用いて記録した記録物の a*値と L*値の関係を示す グラフである。
[図 3]各マゼンタインク組成物を用いて希釈した水溶液の L*値と a*値の関係を示す グラフである。
[図 4]各マゼンタインク組成物を用いて希釈した水溶液の L*値と b*値の関係を示す グラフである。
発明を実施するための最良の形態 [0013] 次に、本発明の実施の形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を説明 するための例示であり、本発明をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発 明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな形態で実施することができる。
[0014] 〔マゼンタインク糸且成物〕
本発明のマゼンタインク組成物は、 10000倍以下の希釈水溶液において、可視吸 収スペクトルから算出される CIE規格の a*値が 80のときに、 L*値が 60以上かつ b*値 がー 17以下のものである。
このような構成としたことにより、記録した際の発色性、粒状性、及び光沢性に優れ 、インクジェット式記録ヘッドでの目詰まりを起こしにくぐさらに高彩度かつ高明度な レッド領域の色再現性と紫領域の色再現性に優れたマゼンタインク組成物が提供さ れる。
[0015] 本発明のマゼンタインク組成物は、発色性が良好なため顔料濃度を比較的低くし ても高彩度かつ高明度の領域での色再現性が優れている。顔料濃度が比較的低く ても色再現性に優れているので、顔料濃度を高めることによってインクの粘度が高く なってしまうことを防ぐことができる。
また、本発明のマゼンタインク組成物は、顔料を高濃度化した場合の普通紙におけ る発色性の向上が顕著である。
さらに、本発明のマゼンタインク組成物は、耐ガス性、耐光性、及び耐メタメリズム性 にも優れている。
[0016] 上記マゼンタインク組成物は、 2 X 10—3gZl顔料濃度の水溶液にぉ 、て、可視吸収 スペクトル力も算出される CIE規格の L*値が 96以上かつ a*値が 7. 5以上であるもの であることが好ましい。
このような好適な構成とすることにより、上記の本発明の効果にカ卩えて、特に粒状性 及び発色性が顕著に優れたマゼンタインク組成物が提供される。
[0017] 上記マゼンタインク組成物は、 10000倍以上の希釈水溶液において、可視吸収ス ベクトルから算出される CIE規格の L*値が 94のときに、 a*値が 11. 5以上かつ b*値 がー 5. 5以下であるであることが好ましい。
このような好適な構成とすることにより、上記の本発明の効果にカ卩えて、特に粒状性 、発色性、光沢性、耐メタメリズム性、耐ガス性、耐光性が顕著に優れたマゼンタイン ク組成物が提供される。
[0018] 上記マゼンタインク糸且成物は、 γ型 C. I.ビグメントバイオレット 19と、 C. I.ビグメン トレッド 202と、の固溶体を少なくとも含むものであることが好ましい。
このような好適な構成とすることにより、上記の本発明の効果を一層達成することが できる。
「7型じ. I.ビグメントバイオレット 19と、 C. I.ビグメントレッド 202と、の固溶体」とは 、 γ型 PV19と、 PR202とが固体で互いに溶けた状態をなす結晶を意味する。
[0019] 上記好適なマゼンタインク組成物は、所定の固溶体を少なくとも含むことを特徴とす るものであって、該固溶体を含む限り、 PV19、 PV32等のその他のマゼンタ系顔料 あるいはその他の顔料をさらに含んでいてもよい。また、該固溶体の γ型 PV19と PR 202との量比は本発明の範囲内で適宜調整できるものである。
[0020] 上記において、可視吸収スペクトル力 算出される CIE規格の L*値、 a*値、及び b* 値は、例えば日立製作所社製の U3300等を用いて、スキャンスピードで 600nmZ min、測定波長範囲 380〜800nm、スリット幅 2. Onmの条件で透過率測定し、 D65 光源、視野角 2度において算出することにより得ることができる。
[0021] 上記マゼンタインク組成物は、 120°Cよりも高い温度で前記固溶体を混練して顔料 混練物を作成する工程を含む製法により得られる顔料分散液を含むものであること が好ましい。
[0022] 上記マゼンタインク組成物は、 120°Cよりも高い温度で前記固溶体を混練して顔料 混練物を作成する工程と、該顔料混練物を含む組成物を分散処理して分散処理物 とする工程と、を含む製法により得られる顔料分散液を含むものであることが好ま ヽ
[0023] 前記製法は、さらに、前記分散処理物を限外ろ過分級処理する工程を含むもので あることが好ましい。
固溶体は非常に分散が進むのが速ぐ生産効率的には優れているが、急速に分散 してしまうと、目詰まり性や発色性にばらつきが生じてしまう。そこで、目詰まりを抑制 するのに効果的なのが、微粒子分散をする前に、混鍊することである。また、色ばら つきを抑制するのに効果的なのが、限外ろ過分級である。
[0024] 前記固溶体においては、前記 γ型 C. I.ビグメントバイオレット 19の重量力 前記 C . I.ビグメントレッド 202の重量よりも大きいことが好ましい。
また、前記固溶体において、前記 γ型 C. I.ビグメントバイオレット 19Z前記 C. I. ビグメントレッド 202の重量比力 70Ζ30〜50Ζ50であること力好まし!/ヽ。
このような好適な構成とすることにより、記録した際の発色性に優れ、また高彩度か つ高明度なレッド領域の色再現性及び紫領域の色再現性に優れたマゼンタインク組 成物が提供される。
[0025] 本発明に係るマゼンタインク組成物は、色材として顔料を使用するとともに、該顔料 を分散するための分散剤を含有するものが好ましい。分散剤は、この種の顔料インク に使用可能であるものを特に制限なく用いることができ、例えば、カチオン性分散剤 、ァ-オン性分散剤、ノ-オン性分散剤や界面活性剤等が挙げられる。
ァ-オン性分散剤の例としては、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、アクリル酸ーァク リロ-トリル共重合体、酢酸ビュル アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸 アタリ ル酸アルキルエステル共重合体、スチレン アクリル酸共重合体、スチレン メタタリ ル酸共重合体、スチレン アクリル酸 アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチ レンーメタクリル酸—アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン α—メチルス チレン アクリル酸共重合体、スチレン OCーメチルスチレン アクリル酸 アクリル 酸アルキルエステル共重合体、スチレン マレイン酸共重合体、ビュルナフタレン マレイン酸共重合体、酢酸ビニルーエチレン共重合体、酢酸ビニルー脂肪酸ビニル エチレン共重合体、酢酸ビ-ルーマレイン酸エステル共重合体、酢酸ビ-ルークロト ン酸共重合体、酢酸ビニルーアクリル酸共重合体等が挙げられる。
ノ-オン性分散剤としては、ポリビュルピロリドン、ポリプロピレングリコール、ビュル ピロリドン 酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。
分散剤としての界面活性剤としては、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリ ル酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートのアンモ-ゥム塩 等のァ-オン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシェチ レンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシェ チレンアルキルフエニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルァミン、ポリオキシェ チレンアルキルアミド等のノ-オン性界面活性剤、が挙げられる。特に、顔料の分散 安定性を高める観点から、スチレン (メタ)アクリル酸共重合体を用いることが好まし い。
[0026] また、本発明に係るマゼンタインクは、湿潤剤として、多価アルコール類、糖類、ェ チレンオキサイド鎖を有する多価アルコール類を 1種又は 2種以上含むことが好まし い。
湿潤剤を加えることによって、インクジェット記録用に用いた場合に、インクの乾燥を 防 、でインクジェットプリンタのヘッドでの目詰まりが抑制される。
湿潤剤としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング リコーノレ、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、プロピレングリコール、 ブチレングリコール、 1, 2, 6 へキサントリオール、チォグリコール、へキシレングリコ ール、グリセリン、トリメチロールェタン、トリメチロールプロパン等の多価アルコール類 ;糖アルコール等の糖類;エチレングリコールモノェチルエーテル、エチレングリコー ルモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコ 一ノレモノェチノレエーテノレ、ジエチレングリコーノレモノブチノレエーテノレ、トリエチレング リコーノレモノメチノレエーテノレ、トリエチレングリコーノレモノェチノレエーテノレ、トリエチレ ングリコールモノブチルエーテル等のエチレンオキサイド鎖を有する多価アルコール 類;等が挙げられ、これらの 1種又は 2種以上が用いられる。
[0027] また、本発明に係るマゼンタインク組成物は、浸透剤として、ピロリドン類、アルカン ジオール類、グリコールエーテル類を 1種又は 2種以上含むことが好まし 、。
浸透剤を加えることによって、記録媒体への濡れ性を高めてインクの浸透性を高め ることがでさる。
浸透剤としては、例えば、 2—ピロリドン、 N—メチル 2—ピロリドン等のピロリドン 類; 1, 2—ペンタンジオール、 1, 2—へキサンジオール等のアルカンジオール等;ェ チレングリコーノレモノメチノレエーテノレ、ジエチレングリコーノレモノェチノレエーテノレ、ジ エチレングリコーノレモノブチノレエーテノレ、トリエチレングリコーノレモノブチノレエーテノレ、 プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテ ル等のダリコールエーテル類;が挙げられ、これらの 1種又は 2種以上含むことが好ま しい。
[0028] また、本発明に係るマゼンタインク組成物は、界面活性剤として、アセチレングリコ ール類、ポリシロキサン類を 1種又は 2種以上含むことが好ま U、。
界面活性剤を加えることによって、記録媒体への濡れ性を高めてインクの浸透性を 高めることができる。
[0029] 界面活性剤として用いることができるポリシロキサン類としては、下記一般式で表さ れるポリオルガノシロキサンが好まし!/、。
[化 3]
Figure imgf000010_0001
(式中、 Rは水素原子またはメチル基を表し、 aは 7〜13の整数を表し、 mは 2〜770 の整数を表し、 nは 1〜5の整数を表す。 )
このような好適な構成とすることにより、光沢感が一層向上した記録物を得ることが できる。
また、ポリシロキサン類としては、下記一般式で表されるポリオルガノシロキサンも好 適である。
[化 4]
Figure imgf000010_0002
(式中、 Rは水素原子またはメチル基を表し、 aは 2〜: L 1の整数を表し、 mは 2〜50の 整数を表し、 nは 1〜5の整数を表す。 )
このような好適な構成とすることにより、印刷本紙に記録した際の凝集むらを抑制す ることがでさる。
[0031] 本発明のマゼンタインク組成物がポリオルガノシロキサンを含む場合、一種の上記 ポリオルガノシロキサンを含んでもょ 、し、又は二種以上の上記ポリオルガノシロキサ ンを含んでもよい。
[0032] また、本発明に係るマゼンタインク組成物は、インクの乾燥時間を短縮する観点か ら、低沸点有機溶媒を含んでもよい。該低沸点有機溶媒としては、例えば、メタノー ル、エタノール、 n—プロピルアルコール、 iso—プロプルアルコール、 n—ブタノール 、 sec—ブタノール、 tert—ブタノール、 iso—ブタノール、 n—ペンタノール等が挙げ られ、これらの 1種又は 2種以上が用いられる。特に、一価アルコールが好ましい。
[0033] 本発明に係るマゼンタインク組成物は、前述した顔料、分散剤、湿潤剤、低沸点有 機溶媒、浸透剤、界面活性剤等の成分を含有し、バランスとして水を含有することが 好ましい。水は、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水又は超純 水を用いることが好ましい。特に、これらの水を、紫外線照射又は過酸化水素添加等 により滅菌処理した水は、長期間に亘つてカビゃバクテリアの発生が防止されるので 好ましい。
[0034] 本発明に係るマゼンタインク組成物には、更に必要に応じて、水溶性ロジン類等の 定着剤、安息香酸ナトリウム等の防黴剤 '防腐剤、アロハネート類等の酸化防止剤 · 紫外線吸収剤、キレート剤、酸素吸収剤、 pH調整剤等の添加剤を含有させることが でき、これらの 1種又は 2種以上が用いられる。
[0035] 本発明に係るマゼンタインク組成物は、その用途に特に制限はな 、が、ノズルから インクの液滴を吐出させ、該液滴を記録媒体に付着させて文字や図形等の画像を形 成する記録方法であるインクジェット記録方法に用いられることが好ましぐ特にオン デマンド型のインクジェット記録方法に用いられることが好まし 、。オンデマンド型のィ ンクジェット記録方法としては、例えば、プリンターヘッドに配設された圧電素子を用 Vヽて記録を行う圧電素子記録方法、プリンターヘッドに配設された発熱抵抗素子のヒ 一ター等による熱エネルギーを用いて記録を行う熱ジェット記録方法等が挙げられ、 何れのインクジェット記録方法にも好適に使用できる。
[0036] 本発明のマゼンタインク組成物は、インクジェット式記録に用いられる、インクジエツ ト記録用マゼンタインク組成物であってもよ 、。
[0037] 〔インクカートリッジ〕
本発明のインクカートリッジは、上記のマゼンタインク組成物を含むものである。 本発明に係るインクカートリッジによれば、記録した際の発色性、粒状性、及び光沢 性に優れ、インクジェット式記録ヘッドでの目詰まりを起こしにくぐさらに高彩度かつ 高明度なレッド領域の色再現性に優れた画像を得ることができる。
[0038] 〔記録システム〕
本発明の記録システムは、上記のマゼンタインク組成物を用いて画像を形成するも のである。
本発明に係る記録システムによれば、記録した際の発色性、粒状性、及び光沢性 に優れ、インクジェット式記録ヘッドでの目詰まりを起こしにくぐさらに高彩度かつ高 明度なレッド領域の色再現性に優れた画像を得ることができる。
[0039] 〔記録物〕
本発明の記録物は、上記のマゼンタインク組成物を用いて画像が形成されてなる。 本発明に係るマゼンタインク組成物は、画像を形成するための記録媒体として、ィ ンクジェット記録方法等において通常用いられる記録媒体に制限なく適用できるが、 塗工層を有するメディアや普通紙 (被記録面に繊維が露呈して ヽる記録媒体)等に 好適に適用される。
実施例
[0040] 以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に 限定されるものではない。当業者は、以下に示す実施例のみならず様々な変更を加 えて実施することが可能であり、力かる変更も本特許請求の範囲に包含される。
[0041] 〔実施例 A〕
本発明に係るマゼンタインク組成物として、 y型 PV19と PR202との固溶体(以下、 固溶体という)であって γ型 PV19と PR202の重量割合が 70 : 30である固溶体タイ プ 1を含むマゼンタインク組成物を調整した。
固溶体のタイプ 1の濃度が 2重量%の組成物(Ml— 1)、 4重量%の組成物(Ml— 2)、 6重量%の組成物(Ml— 3)をそれぞれ調整した。 [0042] < M 1— 1;実施例 >
固溶体 タイプ 1 2. 0重量%
分散剤 (スチレン アクリル酸共重合体) 2. 8重量%
グリセリン 12. 0重量%
1, 2 へキサンジオール 7. 0重量%
トリエタノールァミン 0. 9重量0 /0
KF— 353A (信越化学工業株式会社製) 0. 1重量%
超純水 残分
計 100. 0重量%
[0043] < M 1— 2;実施例 >
固溶体 タイプ 1 4. 0重量%
分散剤 (スチレン アクリル酸共重合体) 2. 0重量%
グリセリン 14. 0重量%
1, 2 へキサンジオール 7. 0重量%
トリエタノールァミン 0. 9重量0 /0
KF— 353A (信越化学工業株式会社製) 0. 1重量%
超純水 残分
計 100. 0重量%
[0044] < M 1— 3;実施例 >
固溶体 タイプ 1 6. 0重量%
分散剤 (スチレン アクリル酸共重合体) 2. 4重量%
グリセリン 12. 0重量%
1, 2 へキサンジオール 7. 0重量%
トリエタノールァミン 0. 9重量0 /0
KF— 353A (信越化学工業株式会社製) 0. 1重量%
超純水 残分
計 100. 0重量%
[0045] また、同じく実施例として、固溶体タイプ 1に代えて γ型 PV19と PR202の重:! 合が 55 :45である固溶体タイプ 2を含めた以外は(Ml— 1)〜(Ml— 3)と組成が同 一のマゼンタインク組成物を調整し、固溶体タイプ 2の濃度が 2重量%の組成物(M2 1)、 4重量%の組成物(M2— 2)、 6重量%の組成物(M2— 3)をそれぞれ調整し た。
[0046] また、比較例として、固溶体タイプ 1に代えて単一結晶型 PR122を含めた以外は( Μ1— 1)〜(Μ1— 3)と組成が同一のマゼンタインク組成物を調整し、単一結晶型 P R122の濃度が 2重量%の組成物(m3— 1)、 4重量%の組成物(m3— 2)、 6重量% の組成物 (m3— 3)を得た。
[0047] また、比較例として、固溶体タイプ 1に代えて PV19を含めた以外は (Ml— 1)〜( Ml— 3)と組成が同一のマゼンタインク組成物を調整し、 PV19の濃度が 2重量%の 組成物(m4— 1)、 4重量%の組成物(m4— 2)、 6重量%の組成物(m4— 3)を得た
[0048] また、比較例として、固溶体タイプ 1に代えて PV32を含めた以外は (Ml— 1)〜( Ml— 3)と組成が同一のマゼンタインク組成物を調整し、 PV32の濃度が 2重量%の 組成物(m5— 1)、 4重量%の組成物(m5— 2)、 6重量%の組成物(m5— 3)を得た
[0049] 上記のようにして調整した各マゼンタインク組成物につ 、て、水で 2000倍希釈、及 び 10000倍希釈を行い、それぞれの希釈水溶液について、 L*値、 a*値、 b*値を測 し 7こ。
各水溶液の L*値、 a*値、 b*値の測定は、 日立製作所社製の U3300を用いて行つ た。具体的には、スキャンスピード 600nmZmin、測定波長範囲 380〜800nm、ス リット幅 2. Onmの条件で透過率測定し、 D65光源、視野角 2度において算出した。 その結果を表 1に示す。
[0050] [表 1] 希釈度 倍 倍
L * a * a氺 】(
Figure imgf000015_0001
[0051] 表 1に示すように、本発明の実施例のマゼンタインク組成物(Ml、 M2)であれば、 10000倍以下の希釈水溶液において、可視吸収スペクトルカゝら算出される CIE規格 値力 高 L*値かつ高 a*値であり色再現性に優れていることが判った。また、実施例 に係るマゼンタインク組成物(Ml、 M2)は、 10000倍以下の希釈水溶液において、 可視吸収スペクトルカゝら算出される CIE規格値が、 PV19 (m4)よりも若干、低明度で はあるが、 b*値がより小さいことが判った。
[0052] 表 1に示すように、実施例に係るマゼンタインク組成物(Ml、 M2)は、 10000倍希 釈、 2重量。/ 0 (2 X 10— 3gZ顧料濃度水溶液)の場合において、 L*値が 96以上かつ a *値が 7. 5以上であった。
[0053] 表 1の 10000倍希釈水溶液、 2. 0重量%濃度のデータをグラフ化したものを図 3、
4に示す。すなわち、図 3は、 10000倍希釈水溶液の L*値と a*値の関係を示すダラ フである。図 4は、 10000倍希釈水溶液の L*値と b*値の関係を示すグラフである。
[0054] 図 3及び図 4に示すように、実施例に係るマゼンタインク組成物(Ml、 M2)は、 100 00倍以上の希釈水溶液において、 L*値が 94のときに、 a*値が 11. 5以上かつ b*値 がー 5. 5以下であった。
[0055] 〔実施例 B〕
上記固溶体タイプ 1を含むマゼンタインク組成物を以下の組成により調整した。 固溶体 タイプ 1 4. 0重量%
分散剤 (スチレン アクリル酸共重合体) 2. 0重量% グリセリン 14. 0重量%
1, 2—へキサンジオール 7. 0重量%
トリエタノールァミン 0. 9重量0 /0
KF— 353A (信越化学工業株式会社製) 0. 1重量%
超純水 残分
計 100. 0重量%
[0056] また、 4. 0重量%の上記固溶体タイプ 1に代えて、 4. 0重量%の固溶体の上記固 溶体タイプ 2を用いた以外は同様の組成によるインク組成物、 4. 0重量%の単一結 晶型 PR122を用いた以外は同様の組成によるインク組成物、 4. 0重量%の1^19を 用いた以外は同様の組成によるインク組成物、 4. 0重量%の PV32を用いた以外は 同様の組成によるインク組成物を、それぞれ調整した。
[0057] その後、 a*値が 80となるように各インク組成物を水で希釈した。上記固溶体タイプ 1 を含む水溶液は約 810倍、上記固溶体タイプ 2を含む水溶液は約 650倍、単一結晶 型 PR122を含む水溶液は約 700倍、 PV19を含む水溶液は約 500倍、 PV32を含 む水溶液は約 1500倍の希釈が必要とされた。
[0058] 各水溶液の L*値、 a*値、 b*値の測定は、 日立製作所社製の U3300を用いて行つ た。具体的には、スキャンスピード 600nmZmin、測定波長範囲 380〜800nm、ス リット幅 2. Onmの条件で透過率測定し、 D65光源、視野角 2度において算出した。
[0059] 結果を下記の表 2に示す。
[表 2]
Figure imgf000016_0001
表 2に示すように、上記固溶体タイプ 1及びタイプ 2は、 10000倍以下の希釈水溶 液において、 a*値が 80のとき、 L*値が 60以上かつ b*値が— 17以下であった。 このような特性を示す実施例のマゼンタインク組成物を用いることにより、記録物に おいて、高 L*値かつ高 a*値かつ、低 b*値を色再現することができ、高明度な赤領域 の色再現性に優れるだけではなぐ紫領域の色再現性にっ 、ても優れる。
[0061] 〔実施例 C〕
上記固溶体タイプ 1を含むマゼンタインク組成物を以下の組成により調整した。 <タイプ 1 ;実施例 1 >
固溶体 タイプ 1 3. 0重量%
分散剤 (スチレン アクリル酸共重合体) 0. 9重量%
グリセリン 14. 0重量%
1, 2 へキサンジオール 7. 0重量%
トリエタノールァミン 0. 9重量0 /0
KF— 353A (信越化学工業株式会社製) 0. 1重量%
超純水 残分
計 100. 0重量%
[0062] また、実施例 1の界面活性剤である KF—353A (信越ィ匕学工業株式会社製)に代 えて、 KF— 945A (信越ィ匕学工業株式会社製)を 0. 1重量%用いた以外は同様の 組成による実施例 2、 AW— 3 (信越ィ匕学工業株式会社製)を 0. 07重量%及び KF — 6017 (信越ィ匕学工業株式会社製)を 0. 03重量%用いた以外は同様の組成によ る実施例 3、 AW— 3 (信越ィ匕学工業株式会社製)を 0. 09重量%及び X— 22— 655 1 (信越化学工業株式会社製)を 0. 01重量%用いた以外は同様の組成による実施 例 4、 SF— 465 (信越ィ匕学工業株式会社製)を 0. 1重量%用いた以外は同様の組 成による実施例 5、の各組成物を調整した。
[0063] (光沢感の評価)
上記で得られた各マゼンタインク組成物を、インクジェットプリンタ PX-G900 (セィコ 一エプソン社製)に充填し、塗工層を有するメディアの一例として、上述した写真用紙 く光沢〉(セイコーエプソン社製)に印刷して、各記録物を得た。印刷は、 Dutyを 5 〜 100まで変化させて(インク重量 0. 3〜13mgZinch2)、各マゼンタインクを吐出し た。
[0064] 得られた記録物につ!/、て、自動変角光度計 (GP— 200型、村上色彩技術研究所 製)を用いて、入射角 45度 (スリット幅:入射側 φ lmm,反射側 φ 1. 5mm)、感度 5 00、煽り角度 0度で、反射角 42〜48度の反射光強度を測定した。このとき、光源に 1 2V— 50Wのハロゲンランプ、フィルターに ND— 10を用い、標準版の光沢度が 442 . 5になるように、光源に印可する電圧を調整した。記録物の光沢度は、この測定条 件下で測定された反射光強度の各値のうち最高値を意味する。なお、再現誤差は士 2. 0以下であった。
下記式により記録物の光沢感を算出した。
光沢感= (光沢度) Z (鮮映性)2
ここで、光沢度とは、上記測定で得られた光沢度を意味し、また、鮮映性とは、記録 画像の鮮映の程度を示すものの(写像性ともいう)であり、上記の光沢度測定の際に 測定された反射光強度の各値の中から、その値が 0. 6以上となる反射角度の幅をい う。なお、上記式で算出された光沢感は、人の目視による光沢性の評価と略一致す るものである。評価基準は以下の通りとした。評価結果は、表 3に示される通りであつ た。
A:最高光沢度が 30以上
B:最高光沢度が 30未満
(インクの凝集むらの評価)
上記で得られた各インク組成物を、インクジェットプリンタ(PX—G900、セイコーェ プソン社製)のインクカートリッジに装着し、印刷本紙である OKトップコートプラス(王 子製紙製)に、 2880 X 1440dpiの解像度で印刷を行った。この際の印刷条件として 、記録ヘッドの 1駆動によって 720 X 180dpiの解像度となるような単方向の記録方法 において 7ngのドット重量となるように、インクの吐出量の調整を行った。なお、駆動 ヘッドは 200cpsである。
得られた各記録物において、下記のような基準によりインクの凝集むらの評価を行 つた o
A: 3. 6mgZinch2のインク重量でも、凝集むらがない
B: 2. 8mgZinch2のインク重量でも、凝集むらがない
C : 2. 8mg/inch2のインク重量でも、凝集むらが発生する
評価結果は、表 3に示される通りであった。 [表 3]
Figure imgf000019_0001
[0066] 表 3に示すように、実施例 1〜5においては、光沢感と、印刷本紙に記録した際の凝 集むらの抑制と、を両立できることが判った。
[0067] (記録物の評価)
次に、実施例 1の上記固溶体タイプ 1に代えて、上記固溶体タイプ 2を用いた以外 は同様の組成による実施例 2、単一結晶型 PR122を用いた以外は同様の組成によ る比較例 1、 PV19を用いた以外は同様の組成による比較例 2、 PV32を用いた以外 は同様の組成による比較例 3を調整した。
実施例 1、 2及び比較例 1〜3の各マゼンタインク糸且成物を、インクジェットプリンタ P X-G900 (セイコーエプソン社製)に充填し、塗工層を有するメディアの一例として、 上述した写真用紙く光沢〉(セイコーエプソン社製)に印刷して、各記録物を得た。 印刷は、 Dutyを 5〜 100まで変化させて(インク重量 0. 3〜13mgZinch2)、各マゼ ンタインクを吐出した。
得られた記録物を SPM— 50 (ダレタグマクベス社製)で D50光源、視野角 2度、フ ィルターなしで、 CIEで規定する L*値、 a*値、 b*値を測定した。その結果を図 1、 2に 示す。
[0068] 図 1は、各マゼンタインク組成物を用いて記録した記録物の a*値と b*値の関係を示 すグラフである。
図 2は、各マゼンタインク組成物を用いて記録した記録物の a*値と L*値の関係を示 すグラフである。
[0069] 図 2に示すように、記録物においても高 L*値かつ高 a*値の色再現性に優れ、高明 度な赤領域の色再現性に優れて 、た。
さらに、図 1及び図 2に示すように、記録物において高 L*値かつ高 a*値で高明度な 赤領域の色再現性に優れるだけではなぐ低 b*値であり紫領域の色再現性にっ 、て も優れていた。すなわち、記録物において、高 L*値かつ高 a*値かつ、低 b*値を色再 現できることが判った。
[0070] 〔実施例 D〕
上記固溶体タイプ 1、及び γ型 PV19と PR202の重量割合力 0: 60である固溶体 タイプ 3を含むマゼンタインク組成物を以下のようにして調整した。
<タイプ 1 ;実施例 6 >
(顔料混練物の作成)
上記固溶体タイプ 1を、以下の配合割合で、密閉系の加圧-一ダ一に仕込み、 13
0°Cで 10時間混練し、顔料混練物を作成した。
固溶体 タイプ 1 20重量部
分散剤 (スチレン—メチルスチレン—アクリル酸共重合体;酸価 260、 重量平均分子量 18000、ガラス転移温度 110度) 10重量部
グリセリン 15重量%
イソプロピルアルコール 4重量部
計 49重量部
[0071] 次に、以下に示す各成分を攪拌機に仕込み、 130°Cで 2時間過熱攪拌し、顔料分散 前調整液を作成した。
(顔料分散前調整液の作成)
前記顔料混練物 49重量部
トリエタノールァミン(中和剤) 3重量部
イオン交換水 48重量部
計 100重量部
[0072] (顔料分散後調整物の作成)
次に、微細化可能ビーズミル(50nmの有機顔料微粒子生成能力を有する)に、逐 次、前記得られた顔料分散前調整液を仕込み、 3パス処理により分散処理して、顔 料分散後調整物を作成した。
[0073] (顔料分散液の作成)
さらに、得られた顔料分散後調整物を水酸化ナトリウムで、 pH8. 5に調整し、 2500 0Gで 5分間遠心処理して粗大粒子を除去し、固形分が 10重量%になるようにイオン 交換水で調整して、顔料分散液を得た。
得られた顔料分散液は、高濃度着色液体組成物であり、 PH8. 3、顔料粒子径 (体積 50%分散径)は、 lOOnmであった。
[0074] (マゼンタインク糸且成物の作成)
そして、以下に示す組成によってマゼンタインク組成物を得た。
前記顔料分散液 40. 0重量%
グリセリン 14. 0重量%
1, 2—へキサンジ才 7. 0重量%
トリエタノールァミン 0. 9重量%
BYK347 0. 1重量%
超純水 残分
計 100. 0重量%
[0075] <タイプ 3 ;実施例 7 > (顔料混練物の作成)
上記固溶体タイプ 1を 20重量部に代えて、 γ型 PV19と PR202の重量割合力 0 : 6 0である固溶体タイプ 3を 20重量部用いた以外は、上記実施例 6と同様にして、固溶 体タイプ 3を含むマゼンタインク組成物を調整した。
[0076] 実施例 6、 7のマゼンタインク組成物を調整後、 a*値が 80となるように各インク組成 物を水で希釈した。実施例 6の水溶液では約 820倍、実施例 7の水溶液では約 640 倍の希釈が必要とされた。
[0077] 各水溶液の L*値、 a*値、 b*値の測定は、 日立製作所社製の U3300を用いて行つ た。具体的には、スキャンスピード 600nmZmin、測定波長範囲 380〜800nm、ス リット幅 2. Onmの条件で透過率測定し、 D65光源、視野角 2度において算出した。 結果を表 4に示す。
[0078] [表 4] a * 8 0
L * b * 希釈度
実施例 6 64. 60 -26. 25 約 820倍 実施例 7 61. 80 -36. 80 約 640倍 [0079] 表 4に示すように、実施例 6及び 7は、 10000倍以下の希釈水溶液において、 a*値 が 80のとき、 L*値が 60以上かつ b*値が— 17以下であった。
このような特性を示す実施例のマゼンタインク組成物を用いることにより、記録物に おいて、高 L*値かつ高 a*値かつ、低 b*値を色再現することができ、高明度な赤領域 の色再現性に優れるだけではなぐ紫領域の色再現性にっ 、ても優れる。
[0080] 次に、実施例 6、 7の各インク糸且成物を、インクジェットプリンタ PX-G900 (セイコー エプソン社製)に充填し、塗工層を有するメディアの一例として、上述した写真用紙く 光沢〉(セイコーエプソン社製)に印刷して、各記録物を得た。印刷は、 Dutyを 5〜1 00まで変化させて(インク重量 0. 3〜13mgZinch2)、各マゼンタインクを吐出した。
[0081] 得られた記録物を SPM— 50 (ダレタグマクベス社製)で D50光源、視野角 2度、フ ィルターなしで、 CIEで規定する L*値、 a*値、 b*値を測定した。この記録物における 、最大 a*値を表 5に示す。
[0082] [表 5]
Figure imgf000022_0001
[0083] 表 5に示すように、実施例 6、 7は、 a*値が 80以上であり、発色性に優れる。
[0084] 〔実施例 E〕
<タイプ 2 ;実施例 8 >
上記実施例 4にお ヽて固溶体タイプ 1に代えて、上記固溶体タイプ 2を用いた以外 は同様の組成によるインク組成物を調製した。
くタイプ 4 ;実施例 9 >
上記実施例 4において固溶体タイプ 1に代えて、 γ型 PV19と PR202の重量割合 力 35である固溶体タイプ 4を用いた以外は同様の組成によるインク組成物を調 製した。
くタイプ 5 ;実施例 10 > 上記実施例 4において固溶体タイプ 1に代えて、 γ型 PV19と PR202の重量割合 が 60: 40である固溶体タイプ 5を用いた以外は同様の組成によるインク組成物を調 製した。
<タイプ 6 ;実施例 11 >
上記実施例 4において固溶体タイプ 1に代えて、 γ型 PV19と PR202の重量割合 力 0 : 50である固溶体タイプ 6を用いた以外は同様の組成によるインク組成物を調 製した。
[0085] <比較例 1, 2>
比較例 1として、固溶体タイプ 1に代えて、単一結晶型 PR122を用いた以外は上記 実施例 4と同様の組成によるインク組成物、比較例 2として、固溶体タイプ 1に代えて
、 PV19を用いた以外は上記実施例 4と同様の組成によるインク組成物を調製した。
[0086] 上記で得られた各インク組成物を、上記実施例 Cと同様の方法により光沢感及びィ ンクの凝集むらを評価した。さらに、粒状性、レジンコート紙での発色性、及びレーザ 一専用紙発色性についても、以下の方法により評価した。
[0087] (粒状性の評価)
粒状性は、記録媒体をインクが半分程度、被覆した状態が比較しやすぐレジンコ ート紙であれば、概ね Duty20%になる。また、顔料濃度 4%以下のマゼンタインクの Du ty20%は、レジンコート紙において明度 50〜70になり、人肌を形成する Dutyに該当 する。
よって、色材である顔料の種類が異なるだけであれば、 Duty20%の明度が高ぐ つ、 a*値が高いほど、粒状性が優れる。すなわち、高 a*値であれば、色材濃度を低く しても発色性が維持できるので、より高明度化が図れる。
なお、図 2においては a*値が低い方から 2番目のプロットが Duty20%に該当する。
[0088] 公知の方法によりレジンコート紙に各インク組成物により記録し、以下の基準により 評価した。
A: Duty20%のときの明度が約 65以上であり、かつ、 a*値が約 55以上である。
B: Duty20%のときの明度が約 65以上である。
C: Duty20%のときの明度が約 65未満である。 [0089] (レジンコート紙での発色性 (RC紙発色性)の評価)
L*値が 40〜60の中明度の赤と青の色再現性に理想的なマゼンタの色相は、 L*値 力 0〜60で、かつ、 b*値が一 15のときに、 a*値が高いことである。
その理由は、 JapanColorに規定されているように、一般的なマゼンタ色の明度は、ィ エローの明度よりも低ぐシアンと同等であるからである。
また、一般的にインクジェットインクのイェローの色相角は約 90度であり、インクジエツ トインクのシアンの色相角は約 240度であるので、インクジェットインクのマゼンタイン クの色相角は約 15度が発色の観点からは望ま 、。
なお、図 1においては a*値が低い方から 6番目のプロットが Duty60%に該当し、 7番目 のプロットが Duty70%に該当し、 8番目のプロットが Duty80%に該当する。
[0090] 公知の方法によりレジンコート紙に各インク組成物により記録し、以下の基準により 評価した。
A:b*値が— 15の場合に、 a*値が 80以上であり、かつ、そのときの Dutyが約 60%で 達している。
B :b*値が— 15の場合に、 a*値が 80以上であり、かつ、そのときの Dutyが約 70%で 達している。
C :b*値が—15の場合に、 a*値が 80以上であり、かつ、そのときの Dutyが約 80%で 達している。
D :b*値が 15の場合に、 a*値が 80未満である。
[0091] (レーザー専用紙発色性)
最近になって、カタログ 'パンフレットに使用される印刷本紙のように、耐水性を有し 、かつ両面印刷が可能な記録媒体へのオンデマンドプリントが普及してきている。こ の要望は、レーザーでも使用できることが、ユーザーユーティリティーの観点から望ま しい。
し力しながら、 LPCCT (セイコーエプソン社製カラーレーザー専用紙)のような記録 媒体はインクジェットインクを吸収しにく 、ので、非常に少な 、インク付着量で発色す るマゼンタ顔料種を含むマゼンタインクが望まれる。
上記で得られた各インク組成物を、インクジェットプリンタ(PX—G900、セイコーェ プソン社製)のインクカートリッジに装着し、印刷本紙である LPCCTA4 (王子製紙製) に、 2880 X 1440dpiの解像度で印刷を行った。この際の印刷条件として、記録へッ ドの 1駆動によって 720 X 180dpiの解像度となるような単方向の記録方法において 7 ngのドット重量となるように、インクの吐出量の調整を行った。なお、駆動ヘッドは 20 Ocpsである。
[0092] 得られた各記録物において、下記のような基準により評価した。
A: 5.6mg/inch2のインク重量でも凝集がなぐかつ、 OD (Dm)値力 1.2以上ある。 B :5.6mg/inch2のインク重量でも凝集がなぐかつ、 OD (Dm)値力 1.0以上 1.2未満 である。
C : 5.6mg/inch2のインク重量でも凝集がなぐかつ、 OD (Dm)値力 1.0未満である。 これらの結果を表 6に示す。
[0093] [表 6]
Figure imgf000025_0001
[0094] 表 6に示すように、 γ型 PV19と PR202の固溶体を用いた実施例においては、光 沢感、粒状性、 RC紙発色性、凝集むら防止、及びレーザー専用紙発色性、を両立 できることが判った。
[0095] 〔実施例 F〕
く実施例 12〜15 > 上記実施例 6において固溶体タイプ 1に代えて、上記固溶体タ イブ 2を用いた以外は同様にしてインク組成物を得た(実施例 12)。
上記実施例 6にお ヽて固溶体タイプ 1に代えて、上記固溶体タイプ 4を用いた以外 は同様にしてインク組成物を得た(実施例 13)。
上記実施例 6にお ヽて固溶体タイプ 1に代えて、上記固溶体タイプ 5を用いた以外 は同様にしてインク組成物を得た(実施例 14)。
上記実施例 6にお ヽて固溶体タイプ 1に代えて、上記固溶体タイプ 6を用いた以外 は同様にしてインク組成物を得た(実施例 15)。
[0096] <実施例 16〜21 >
上記実施例 6において、上記固溶体タイプ 1を、公知の方法により分散処理した (す なわち混練しない)もの 40. 0重量%と、グリセリン 14. 0重量%と、 1, 2—へキサンジ オール 7. 0重量%と、トリエタノールァミン 0. 9重量%と、 BYK3470. 1重量%と、超 純水 (残分)と、力もなる組成 (合計 100. 0重量%)によって、インク組成物を得た(実 施例 16)。 また、実施例 16において固溶体タイプ 1に代えて固溶体タイプ 3を用い た以外は同様の実施例 17、固溶体タイプ 2を用いた以外は同様の実施例 18、固溶 体タイプ 4を用 、た以外は同様の実施例 19、固溶体タイプ 5を用 、た以外は同様の 実施例 20、固溶体タイプ 6を用いた以外は同様の実施例 21、の各インク組成物を得 た。
[0097] <実施例 22〜27>
上記実施例 6において、上記固溶体タイプ 1を混練、分散した後、さらに限外ろ過 分級処理を行ったもの 40. 0重量%と、グリセリン 14. 0重量%と、 1, 2—へキサンジ オール 7. 0重量%と、トリエタノールァミン 0. 9重量%と、 BYK3470. 1重量%と、超 純水 (残分)と、力もなる組成 (合計 100. 0重量%)によって、インク組成物を得た(実 施例 22)。
また、実施例 22において固溶体タイプ 1に代えて固溶体タイプ 3を用いた以外は同 様の実施例 23、固溶体タイプ 2を用いた以外は同様の実施例 24、固溶体タイプ 4を 用いた以外は同様の実施例 25、固溶体タイプ 5を用いた以外は同様の実施例 26、 固溶体タイプ 6を用いた以外は同様の実施例 27、の各インク組成物を得た。
[0098] 上記で得られた各インク組成物を、以下の方法により評価した。 (目詰まり回復性) 実施例 6、 7、 12〜27のマゼンタインク組成物を PX- G900に充填し、その後、インク カートリッジとヘッドを外した。このヘッドを 40度に 1週間投入した。その後、元の状態 に戻して、クリーニングボタンを 8回連続で押して、インク吐出が全ノズル力 できるか を確認した。
A:全ノズル回復した。
B :全ノズル回復しない。
[0099] (吐出安定性)
実施例 6、 7、 12〜27のマゼンタインク組成物を PX- G900に充填し、普通紙のはや いの記録モードで、 40度 25%の環境下で耐久印刷を実施した。
A: 1000枚印刷しても抜けがない。
B : 1000枚印刷の途中で抜けがある。
これらの結果を表 7に示す。
[0100] [表 7] マゼンタインク PV19 PR202 目詰まり回復性 吐出安定性 実施例 6 固溶体タイプ 1 70 : 30 A B 実施例 7 固溶体タイプ 3 40 : 60 A A 実施例 12 固溶体タイプ 2 55 : 45 A A 実施例 13 固溶体タイプ 4 65 : 35 A B 実施例 14 固溶体タイプ 5 60 : 40 A B 実施例 15 固溶体タイプ 6 50 : 50 A A 実施例 16 固溶体タイプ 1 70 : 30 B A 実施例 17 固溶体タイプ 3 40 : 60 A A 実施例 18 固溶体タイプ 2 55 : 45 A A 実施例 19 固溶体タイプ 4 65 : 35 B A 実施例 20 固溶体タイプ 5 60 : 40 B A 実施例 21 固溶体タイプ 6 50 : 50 A A 実施例 22 固溶体タイプ 1 70 : 30 A A 実施例 23 固溶体タイプ 3 40 : 60 A A 実施例 24 固溶体タイプ 2 55 : 45 A A 実施例 25 固溶体タイプ 4 65 : 35 A A 実施例 26 固溶体タイプ 5 60 : 40 A A 実施例 27 固溶体タイプ 6 50 : 50 A A 表 7に示すように、 PV19の重量力 SPR202の重量よりも大きい固溶体においては、 混練処理、分散処理、及び分級処理を行った場合に、特に目詰まり回復性及び吐 出安定性に優れて 、ることが判った。

Claims

請求の範囲
[I] 10000倍以下の希釈水溶液において、可視吸収スペクトル力も算出される CIE規 格の a*値が 80のときに、 L*値力 ½0以上かつ b*値が— 17以下である、マゼンタイン ク組成物。
[2] 2 X 10— 3g/顧料濃度の水溶液において、可視吸収スペクトル力も算出される CIE 規格の L*値が 96以上かつ a*値が 7. 5以上である、請求項 1記載のマゼンタインク組 成物。
[3] 10000倍以上の希釈水溶液において、可視吸収スペクトル力も算出される CIE規 格の L*値が 94のときに、 a*値が 11. 5以上かつ b*値が—5. 5以下である、請求項 1 記載のマゼンタインク組成物。
[4] γ型 C. I.ビグメントバイオレット 19と、 C. I.ビグメントレッド 202と、の固溶体を少な くとも含む、請求項 1記載のマゼンタインク組成物。
[5] 120°Cよりも高 、温度で前記固溶体を混練して顔料混練物を作成する工程を含む 製法により得られる顔料分散液を含む、請求項 4記載のマゼンタインク組成物。
[6] 120°Cよりも高い温度で前記固溶体を混練して顔料混練物を作成する工程と、該 顔料混練物を含む組成物を分散処理して分散処理物とする工程と、を含む製法によ り得られる顔料分散液を含む、請求項 5記載のマゼンタインク組成物。
[7] 前記製法は、さらに、前記分散処理物を限外ろ過分級処理する工程を含む、請求 項 6記載のマゼンタインク組成物。
[8] 前記固溶体において、前記 γ型 C. I.ビグメントバイオレット 19の重量力 前記 C. I
.ビグメントレッド 202の重量よりも大きい、請求項 4記載のマゼンタインク組成物。
[9] 前記固溶体において、前記 γ型 C. I.ビグメントバイオレット 19Z前記 C. I.ピグメ ントレッド 202の重量比が、 70Ζ30〜50Ζ50である、請求項 4記載のマゼンタインク 組成物。
[10] 湿潤剤として、多価アルコール類、糖類、エチレンオキサイド鎖を有する多価アルコ 一ル類を 1種又は 2種以上含む、請求項 1〜9の何れかに記載のマゼンタインク組成 物。
[II] 浸透剤として、ピロリドン類、アルカンジオール類、グリコールエーテル類を 1種又は 2種以上含む、請求項 1〜9の何れかに記載のマゼンタインク組成物。
[12] 界面活性剤として、アセチレングリコール類、ポリシロキサン類を 1種又は 2種以上 含む、請求項 1〜9の何れかに記載のマゼンタインク組成物。
[13] 前記ポリシロキサン類は、下記一般式で表されるポリオルガノシロキサンである、請 求項 12記載のマゼンタインク組成物。
[化 5]
Figure imgf000030_0001
(式中、 Rは水素原子またはメチル基を表し、 aは 7〜13の整数を表し、 mは 2〜770 の整数を表し、 nは 1〜5の整数を表す。 )
前記ポリシロキサン類は、下記一般式で表されるポリオルガノシロキサンである、請 求項 12記載のマゼンタインク組成物。
[化 6]
Figure imgf000030_0002
(式中、 Rは水素原子またはメチル基を表し、 aは 2〜: L 1の整数を表し、 mは 2〜50の 整数を表し、 nは 1〜5の整数を表す。 )
[15] インクジェット式記録に用いられる請求項 1〜9の何れかに記載のインクジェット記録 用マゼンタインク組成物。
[16] 請求項 1〜9の何れかに記載のマゼンタインク組成物を含むインクカートリッジ。
[17] 請求項 1〜9の何れかに記載のマゼンタインク組成物を用いて画像を形成する記録 システム。
[18] 請求項 1〜9の何れかに記載のマゼンタインク組成物を用いて画像が形成されてな る記録物。
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