WO2008001585A1 - Bouteille de résine synthétique - Google Patents

Description

明 細 書

合成樹脂製ボトル

技術分野

[0001] 本発明は、座屈に伴う塑性変形を抑制できる商品価値の高い合成樹脂製ボトルに 関するものである。

背景技術

[0002] 合成樹脂製ボトルには、使用者の使い勝手を考慮して、その口部から肩部を介して 繋がる胴部を有し、この胴部に、周方向に沿って周回する括れ部を設け、この括れ部 を把持部として利用するものがあり、また、使用者の握力による変形を考慮し、括れ 部に環状のリブを形成して括れ部を補強したものも既知である。（例えば、特開 2004 1847号公報参照。）。

発明の開示

[0003] し力しながら、こうした従来のボトルは、括れ部の握力に対する応力集中には一定 の効果を奏するものの、口部から底部に伸びるボトル軸線に加わる荷重によって生じ る括れ部での座屈については、当該環状リブは必ずしも有効ではない。このため、括 れ部が座屈によって塑性変形すると、見栄えが悪ぐ商品価値が下がってしまうという 問題がある。

[0004] 本発明の解決すべき課題は、上述した事実に鑑みてなされたものであり、座屈に伴 う塑性変形を抑制できる商品価値の高い合成樹脂製ボトルを提供することにある。

[0005] 本発明は、口部から肩部を介して繋がる胴部を有し、この胴部に、周方向に沿って 周回する少なくとも 1つの括れ部を設けた合成樹脂製ボトルであって、前記胴部は、 互いに向き合う正面壁部及び背面壁部と、互いに向き合う左側面壁部及び右側面 壁部と、当該各壁部の相互間をそれぞれ連結する連設部とを有し、周方向に沿った 断面の外観形状が略多角形状をなし、前記括れ部は、左側面壁部から周方向に沿 つて少なくとも前記連設部まで伸びる左側横溝と、前記右側面壁部から周方向に沿 つて少なくとも前記連設部まで伸びる右側横溝とを備え、これら横溝の互いに接近す る終端を離間させて間欠部分を形成したことを特徴とするものである。 [0006] 本発明において、前記横溝は、その終端が前記正面壁部及び前記背面壁部に至 るものであることが好まし!/、。

[0007] 本発明にお 、て、前記胴部は、正面壁部及び背面壁部を長辺側とすると共に、前 記左側面壁部及び前記右側面壁部を短辺側とし、前記連設部を曲線として繋ぐほ ぼ矩形形状の断面をなすものであることが好ましい。なお、本発明において、前記月同 部の周方向に沿った断面の外観形状は、前記連設部の形状により適宜変更すること ができる。

[0008] また、本発明において、前記括れ部は、周方向に沿って周回する帯状部と、当該 帯状部に繋がり底部に向かうに従って外向きに拡大する傾斜部とを有し、前記帯状 部と前記傾斜部とに前記横溝を設けてなることが好ましい。

[0009] 更に、本発明は、前記括れ部に隣接する部位に、前記横溝よりも溝長さの長い補 助横溝を設けてなることが好まし 、。

[0010] また、本発明は、前記胴部に、複数の環状溝を形成し、前記括れ部に最も近い前 記環状溝と、前記括れ部から最も遠!ヽ前記環状溝との相互間を繋ぐ減圧吸収面を設 けると共に、この減圧吸収面は、当該減圧吸収面を横切る前記環状溝の底面よりも ボトルの外側に位置し、更に、前記環状溝を、前記減圧吸収面を横切る領域にてボ トルの内側に窪ませてなることが好まし 、。

[0011] 本発明によれば、括れ部は、周方向に沿った断面の外観形状が多角形状をなし、 この括れ部のうちの左側面壁部及び右側面壁部とにそれぞれ、周方向に沿って少な くとも連設部まで伸びる左側横溝及び右側横溝を設けたことにより、ボトル軸線にカロ わる荷重による括れ部に対する応力集中が分散されるため、当該括れ部での座屈が 発生し難い。

[0012] しかも、本発明によれば、括れ部に設けた前記左側横溝及び前記右側横溝は、前 記左側横溝の終端と前記右側横溝の終端とを離間するものであって、当該括れ部の 全周に亘つて形成された環状溝ではな ヽため、当該横溝がクッションの役目を果たし て大きな橈み変形しろを確保することができる。即ち、括れ部に設けた前記左側横溝 及び前記右側横溝は、ボトル軸線に加わる荷重に対する座屈変形に抗する復元力 を発生させるため、座屈によって括れ部が塑性変形することがない。 [0013] 従って、本発明によれば、座屈に伴う塑性変形を抑制できる商品価値の高い合成 榭脂製ボトルを提供することができる。

図面の簡単な説明

[0014] [図 1]図 1は、本発明に従うボトルを示す正面図である。

[図 2]図 2は、図 1に示すボトルの側面図である。

[図 3a]図 3aは、図 1に示すボトルの上面図である。

[図 3b]図 3bは、図 1に示すボトルの下面図である。

[図 4a]図 4aは、図 1の A— A断面図である。

[図 4b]図 4bは、図 1の B— B断面図である。

符号の説明

[0015] la 左側横溝

lb 右側横溝

2a 左側横溝

2b 右側横溝

3a 左側補助横溝

3b 右側横溝

100 PETボトル (合成樹脂製ボトル）

110 口部

120 肩部

130 胴部

130a 正面壁部

130b 背面壁部

130c 左側面壁部

130d 右側面壁部

130e 連設部

131 膨出部

132 段差部 134 環状溝

140 底部

140a 正面壁部

140b 背面壁部

140c 左側面壁部

140d 右側面壁部

140e 連設部

150 括れ部

150a 正面壁部

150b 背面壁部

150c 左側面壁部

150d 右側面壁部

150e 連設部

151 帯状部

152 底側傾斜部

153 肩側傾斜部

154 連結部

155 機能部

160 減圧吸収面

発明を実施するための最良の形態

[0016] 以下、図面を参照して、本発明の好適な形態を説明する。

[0017] 図 1は、本発明に従うボトル 100を示す正面図であり、図 2は、その側面図である。ま た、図 3a及び bはそれぞれ、ボトル 100の上面図及び下面図である。更に、図 4a及び bはそれぞれ、図 1の A— A断面図及び B— B断面図である。

[0018] ボトル 100は、 PET (ポリエチレンテレフタレート）榭脂からなる図示せぬプリフォーム を二軸延伸ブロー成形し、図 1及び 2に示すように、口部 110、肩部 120、胴部 130及 び底部 140がー体に繋がる扁平な外観形状を有する。

[0019] 更に詳細には、胴部 130は、図 3aに示すように、ボトル軸線 O方向から目視したとき 、長辺を有した互いに向き合う 2つの正面壁部 130a及び背面壁部 130bと、短辺を有 した互いに向き合う 2つの左側面壁部 130c及び右側面壁部 130dと、これら壁部 130a 〜130dをそれぞれ、湾曲した曲線で繋ぐ連設部 130eとを有し、周方向に沿った断面 の外観形状がほぼ矩形をなした角柱状である。

[0020] 更に、底部 140も、図 3bに示すように、ボトル軸線 O方向から目視したとき、長辺を 有した互いに向き合う 2つの正面壁部 140a及び背面壁部 140bと、短辺を有した互い に向き合う 2つの左側面壁部 140c及び右側面壁部 140dと、これら壁部 140a〜140dの それぞれを湾曲した曲線で繋ぐ連設部 140eとを有し、周方向に沿った断面の外観形 状がほぼ矩形をなした角柱状である。

[0021] 即ち、ボトル 1は、図 3a及び bに示すように、その口部 110又は底部 140から目視した とき、互いに向き合う 2つの長辺と、互いに向き合う 2つの短辺とをそれぞれ湾曲した 辺で繋 、でなる、ほぼ矩形をなした角柱ボトルである。

[0022] また、胴部 130には、ボトル軸線 Oの周りをその周方向に沿って周回する環状の括 れ部 150が設けられている。括れ部 150も、図 4aの二点鎖線で示すように、ボトル軸線 O方向から目視したとき、長辺を有した互いに向き合う 2つの正面壁部 150a及び背面 壁部 150bと、短辺を有した互いに向き合う 2つの左側面壁部 150c及び右側面壁部 15 0dと、これら壁部 150a〜150dをそれぞれ、湾曲した曲線で繋ぐ連設部 150eとを有し、 周方向に沿った断面の外観形状がほぼ矩形をなした角柱状である。

[0023] 括れ部 150は、図 1、 2に示すように、周方向に沿って周回する帯状の面をなす帯状 部 151と、この帯状部 151に繋がり底部 140に向かうに従って外向きに拡大する傾斜面 をなす傾斜部（以下、「底側傾斜部」という。） 152と、帯状部 151に繋がり肩部 120に向 力うに従って外向きに拡大する傾斜面をなす傾斜部（以下、「肩側傾斜部」という。） 1 53とを有し、この肩側傾斜部 153は、連結部 154を介して肩部 120と一体に繋がる。連 結部 154は、図 1に示すように、左側面壁部 150c及び右側面壁部 150dでの外径がほ ぼ等しいのに対し、図 2に示すように、正面及び背面が肩部 120に向力うに従って外 向きに拡大する。

[0024] 帯状部 151及び底側傾斜部 152にはそれぞれ、周方向に沿って互いに同等長さで 伸びる横溝 1及び横溝 2が設けられている。 [0025] 一方の横溝である左側横溝 laは、図 1に示すように、その断面形状が溝底の中心 を起点に対称な湾曲形状をしてなり、図 4aに示すように、左側面壁部 150cから連設 部 150eを通り、その終端 laeがそれぞれ正面壁部 150a及び背面壁部 150bに至る手前 まで設けられている。同様に、他方の横溝である右側横溝 lbも、図 1に示すように、そ の断面形状が溝底の中心を起点に対称な湾曲形状をしてなり、図 4aに示すように、 右側面壁部 150dから連設部 150eを通り、その終端 lbeがそれぞれ正面壁部 150a及び 背面壁部 150bに至る手前まで設けられている。即ち、左側横溝 la及び右側横溝 lb は、左側面壁部 150c及び右側面壁部 150dにそれぞれ、周方向に沿って連設部 150e まで伸びるが、左側横溝 laの終端 laeと、右側横溝 lbの終端 lbeとは結合することなく 、正面壁部 150a及び背面壁部 150bにて結合しな 、間欠部分を形成する。

[0026] これに対し、横溝 2の一方である左側横溝 2aは、図 1に示すように、その断面形状 力 底部 140側に溝底が偏った形状をしてなり、左側面壁部 150cから連設部 150eを 通り、その終端 2aeがそれぞれ正面壁部 150a及び背面壁部 150bに至る手前まで設け られている。同様に、他方の右側横溝 2bも、その断面形状が、底部 140側に溝底が偏 つた形状をしてなり、右側面壁部 150dから連設部 150eを通り、その終端 2beがそれぞ れ正面壁部 150a及び背面壁部 150bに至る手前まで設けられている。即ち、左側横 溝 2a及び右側横溝 2bも、左側面壁部 150c及び右側面壁部 150dにそれぞれ、周方向 に沿って連設部 150eまで伸びるが、左側横溝 2aの終端 2aeと、右側横溝 2bの終端 2b eとは結合することなく、正面壁部 150a及び背面壁部 150bにて結合しな 、間欠部分を 形成する。

[0027] 力かる構成によれば、括れ部 150は、周方向に沿った断面の外観形状が多角形状 をなし、左側面壁部 150cと右側面壁部 150dとにそれぞれ、周方向に沿って連設部 15 0eまで伸びる左側横溝 la及び右側横溝 lbと、左側横溝 2a及び右側横溝 2bとを設け たことにより、ボトル軸線 Oに加わる荷重による括れ部 150に対する応力集中が分散さ れるため、当該括れ部 150での座屈が発生し難 、。

[0028] し力も、力かる構成によれば、括れ部 150に設けた左側横溝 la及び右側横溝 lbは、 互いに接近する終端 laeと終端 lbeとを離間するものであると共に、左側横溝 2a及び 右側横溝 2bも、互いに接近する終端 2aeと終端 2beとを離間するものであって、当該 括れ部 150の全周に亘つて形成された環状溝ではな!/、ため、正面壁部 150a及び背 面壁部 150bを起点に左側横溝 la及び右側横溝 lbと、左側横溝 2a及び右側横溝 2bと がそれぞれクッションの役目を果たして大きな橈み変形しろを確保することができる。 即ち、括れ部 150に設けた左側横溝 la及び右側横溝 lbと、左側横溝 2a及び右側横 溝 2bとは、ボトル軸線 Oに加わる荷重に対する座屈変形に抗する復元力を発生させ るため、座屈によって括れ部 150が塑性変形することがない。

[0029] なお、正面壁部 150a及び背面壁部 150bは、左側面壁部 150cと右側面壁部 150dに 比べて表面積が広ぐボトル軸線 O力も外側に向力つて弾性変形が可能であるため、 本形態の如ぐ左側横溝 la及び右側横溝 lbと、左側横溝 2a及び右側横溝 2bとは、そ の終端 lae、 lbe、 2ae、 2beがそれぞれ、必ずしも正面壁部 150a及び背面壁部 150bに 至る必要はな 、が、正面壁部 150a及び背面壁部 150bに至るように設けても良!、。

[0030] 但し、左側横溝 laの終端 laeと右側横溝 lbの終端 lbeとが互いに接することなく正面 壁部 150a及び背面壁部 150bに至るようにすると共に、左側横溝 2aの終端 2aeと右側 横溝 2bの終端 2beとが互いに接することなく正面壁部 150a及び背面壁部 150bに至る ようにすれば、ボトル軸線 Oに加わる荷重力 正面壁部 150a及び背面壁部 150bに対 して予期せぬ方向に働！ヽた場合にそれを左側横溝 la及び右側横溝 lbと、左側横溝 2a及び右側横溝 2bとで軽減できて有効である。

[0031] また、括れ部 150の正面壁部 150a及び背面壁部 150bにそれぞれ、機能部 155を設 けることができる。本形態では、機能部 155としてボトル 1の内側にボトル軸線 Oに向 力つて窪んだ矩形の平坦部 155が設けられている。この平坦部 155は、その一部が肩 部 120と連結部 154及び膨出部 131とに至る。この平坦部 155には、例えば、印刷ゃラ ベル貼付、成形時の彫刻などにより装飾を施すことができる。また、前記機能部を把 持部や、減圧吸収面として構成することも可能である。

[0032] また、胴部 130は、図 1に示すように、括れ部 150に隣接し、周方向に沿ってボトル 1 の外側に向かって突出させたボトル 1の最外径とする環状の膨出部 131を形成してな る。

[0033] 更に、膨出部 131には、横溝 1、 2よりも溝長さの長い補助横溝 3が設けられている。

補助横溝 3も、横溝 1と同様の構成であって、図 1に示すように、その断面形状が溝 底を起点に対称な湾曲形状をしてなり、その一方である左側補助横溝 3aは、左側面 壁部 130cから連接部 130eを通り、その終端 3aeがそれぞれ正面壁部 130a及び背面壁 部 130bに至るまで設けられており、その他方である右側補助横溝 3bは、右側面壁部 130dから連接部 130eを通り、その終端 3beがそれぞれ正面壁部 130a及び背面壁部 13 Obに至るまで設けられている。こうした補助横溝 3は、ボトル軸線 Oに加わる荷重に対 して、横溝 1、 2と同様の効果を奏する。

[0034] なお、左側補助横溝 3a及び右側補助横溝 3bも、横溝 1, 2と同様の効果を奏するも のであるため、その終端 3ae、 3beがそれぞれ必ずしも正面壁部 130a及び背面壁部 13 Obに至る必要はない。

[0035] また、胴部 130は、膨出部 131に隣接する位置、及び底部 140との連結部に周溝 133 を設けるとともに、前記周溝 133の間に、ボトル軸線 O周りに、周方向に沿って周回す る複数の環状溝 134が設けられて 、る。

[0036] 周溝 133は、図 1に示すように、その断面形状が溝底を起点に対称な湾曲形状をし てなる。

[0037] 環状溝 134は、図 1に示すように、その断面形状が平坦な溝底を有してこの溝底を 起点に対称な形状をしてなり、 2つの周溝 133の相互間をほぼ等間隔に設けられてい る。また、複数の環状溝 134は同形状で構成されている。

[0038] 更に、胴部 130の正面壁部 130a及び背面壁部 130bには、図 1に示すように、括れ部 150に最も近い環状溝 134と、括れ部 150から最も遠い環状溝 134との相互間を繋ぐ減 圧吸収面 160が設けられている。減圧吸収面 160は、図 4bに示すように、減圧吸収面 160を横切る環状溝 134よりも外側に位置し、更に、環状溝 134を、正面壁部 130a側の 減圧吸収面 160を横切る領域 134aと、背面壁部 130b側の減圧吸収面 160を横切る領 域 134bとの 2つの領域にて内側に窪ませている。これら領域 134a及び 134bと減圧吸 収面 160との膨出量は、環状溝 134と正面壁部 130a及び背面壁部 130bとの膨出量に 対し 10〜80%とするのが好ましい。

[0039] 底部 140の正面壁部 140a及び背面壁部 140bと、左側面壁部 140c及び右側面壁部 1 40dとにはそれぞれ、凹部 141、 142が設けられている。凹部 141、 142によれば、底部 1 40の正面壁部 140a及び背面壁部 140bと、左側面壁部 140c及び右側面壁部 140dに おける剛性が高まるため、ボトル軸線 Oに加わる荷重によって生じる底部 140での座 屈にして有効である。

[0040] 従って本発明によれば、座屈に伴う塑性変形を抑制できる商品価値の高 、合成榭 脂製ボトルを提供することができる。

[0041] 上述したところは、本発明の好適な形態をしたものである力 特許請求の範囲にお いて、種々の変更をカ卩えることができる。胴部 130の周方向に沿った断面の外観形状 は、連設部 130eの形状により適宜変更することができる。例えば、連設部 130eを複数 の壁面で構成することにより、断面形状が様々な多角形のボトルを形成することがで きる。また、括れ部は、その断面形状が溝底の中心を起点に対称な湾曲形状をして なるものでもよい。また、括れ部に設ける横溝は、左側面壁部及び右側面壁部にそ れぞれ少なくとも 1つあればよい。

Claims

請求の範囲

[1] 口部力も肩部を介して繋がる胴部を有し、この胴部に、周方向に沿って周回する少 なくとも 1つの括れ部を設けた合成樹脂製ボトルであって、

前記胴部は、互いに向き合う正面壁部及び背面壁部と、互いに向き合う左側面壁 部及び右側面壁部と、当該各壁部の相互間をそれぞれ連結する連設部とを有し、周 方向に沿った断面の外観形状が略多角形状をなし、

前記括れ部は、前記左側面壁部から周方向に沿って少なくとも前記連設部まで伸 びる左側横溝と、前記右側面壁部から周方向に沿って少なくとも前記連設部まで伸 びる右側横溝とを備え、これら横溝の互いに接近する終端を離間させて間欠部分を 形成したことを特徴とする合成樹脂製ボトル。

[2] 前記横溝は、その終端が前記正面壁部及び前記背面壁部に至るものである、請求 項 1に記載の合成樹脂製ボトル。

[3] 前記胴部は、正面壁部及び背面壁部を長辺側とすると共に、前記左側面壁部及 び前記右側面壁部を短辺側とし、前記連設部を曲線として繋ぐほぼ矩形形状の断面 をなすものであることを特徴とする、請求項 1又は 2に記載の合成樹脂製ボトル。

[4] 前記括れ部は、周方向に沿って周回する帯状部と、当該帯状部に繋がり底部に向 力うに従って外向きに拡大する傾斜部とを有し、前記帯状部と前記傾斜部とに前記 横溝を設けてなる、請求項 1乃至 3のいずれか一項に記載の合成樹脂製ボトル。

[5] 前記胴部は、前記括れ部に隣接する部位に、前記横溝よりも溝長さの長い補助横 溝を設けてなる、請求項 1乃至 4の 、ずれか一項に記載の合成樹脂製ボトル。

[6] 前記胴部に、複数の環状溝を形成し、前記括れ部に最も近い前記環状溝と、前記 括れ部から最も遠い前記環状溝との相互間を繋ぐ減圧吸収面を設けると共に、この 減圧吸収面は、当該減圧吸収面を横切る前記環状溝の底面よりもボトルの外側に位 置し、更に、前記環状溝を、前記減圧吸収面を横切る領域にてボトルの内側に窪ま せてなる、請求項 1乃至 5の ヽずれか一項に記載の合成樹脂製ボトル。