欧州消費者団体がNintendo SwitchのJoy-Conドリフト問題について正式な抗議を提出

同団体はヨーロッパ中の消費者から2万5000件もの苦情が申し立てられたと話している

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欧州消費者団体(BEUC)はSwitchのJoy-Conドリフト問題について欧州委員会に抗議を提出し、「欧州全体にわたる調査」を要請している。

BEUCはこのニュースを同団体の公式サイトでアナウンスし、ヨーロッパ中のSwitchユーザーから「2万5000件近く」の苦情が申し立てられたと話している。Joy-Conのドリフト問題は、コントローラーのアナログスティックが触っていなくても勝手に動く入力をしてしまう現象のことだ。

BEUCは消費者の供述によると、「88%のケースで、ゲームコントローラーは2年以内に故障した」と説明。そのため、同団体は「早期の老朽化と誤解を招く重要な消費者情報の脱漏」に関して欧州委員会および各国の消費者保護機関に抗議を提出した。

さらに、BEUCはJoy-Conのドリフト問題について「欧州全体にわたる調査」を呼びかけ、任天堂に「同社の製品の早すぎる故障に至急対処」することを要求している。同団体はまた、任天堂が壊れたコントローラーを無償で修理するべきだと主張する。

「消費者は正当な期待に基づき、購入した製品が適正な期間にわたり問題なく使用できること、技術的欠陥のせいで高価な代替品の代金を支払わなくても良いことを想定しています」とBEUCのモニク・ホイエン事務局長は話している。「この問題に遭遇した何万人もの消費者のために、任天堂は適切な解決策を見つけ出さなければなりません」

任天堂は最近、Joy-Conのドリフト問題に関して欧州とカナダ、米国で法律上のトラブルに直面している。カナダのランバート・アヴォキャット法律事務所は2021年1月、任天堂を相手とする集団訴訟を起こすための申請を提出したばかりだ。

※本記事はIGNの英語記事にもとづいて作成されています。

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