コンテンツにスキップする

米国で卵が14%安い、1951年以来の価格急落-物価上昇にブレーキ

A worker stocks eggs on a shelf at a grocery store in Detroit, Michigan, US, on Wednesday, Jan. 18, 2023.
A worker stocks eggs on a shelf at a grocery store in Detroit, Michigan, US, on Wednesday, Jan. 18, 2023. Photographer: Matthew Hatcher/Bloomberg

米国で鶏卵価格が5月に急落。1951年以来の大幅な下落となった。過去最悪の鳥インフルエンザ流行で落ち込んだ生産は、回復を続けている。鳥インフルは大量の鶏処分につながっていた。

  5月の鶏卵価格は前月比で14%近く下落。食肉や乳製品の価格も落ち着き、食品インフレの伸びを抑えた。13日公表された米労働省のデータで明らかになった。米インフレの鈍化は今週の利上げ休止観測の論拠を支えている。

米消費者物価指数、5月は前年比で伸び鈍化-利上げ休止の余地 (2)

US Eggs Decline by the Most Since 1951 | Drop comes as output was rebounding from bird flu outbreak
米CPI(前月比)
出所:米労働省

  ただし、不安的な天候は食品分野の一部に引き続き影響を及ぼしている。米国でのオレンジ収穫が期待外れとなる中、冷凍の非炭酸ジュース・飲料の価格は7.4%急上昇した。

原題:Egg Prices Drop the Most in 72 Years, Helping Slow US Inflation(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE