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赤文字その他(第八話)

[編集]EP8の赤字&青字&金字&“紫の発言”発言

[編集]6歳の縁寿

右代宮金蔵は1985年の親族会議前には死んでいるッ。1986年にハロウィーンパーティーは催せないッッ!!!」(漫画版のみ)

[編集]返還式(漫画のみ)

「このゲーム盤を構築した俺には親族達は仲良く過ごしたと宣言することが可能だ」
「元々赤き真実には二種類ある。死亡状況や現場状況、アリバイなど、それぞれのゲーム盤でのみ通用する赤」

  • 霧江は死亡している。楼座は死亡している。真里亞は死亡している(EP3)
  • マスターキーは5本しかない(EP2)
  • 嘉音は死亡している。霧江達5人の中で一番最初に死亡した。つまりは9人目の犠牲者というわけだ(EP4)

「もう一つは人物像や在島人数など、どのゲーム盤にも共通し並立する赤。
 これは猫箱の外にも通用する疑いようのない事実でもある。そしてそのどちらの赤も魔女の幻想を宣言することはできない」

  • 1967年の六軒島の隠し屋敷に、人間としてのベアトリーチェ様が存在した(EP3)
  • この六軒島に19人以上の人間は存在しない!!(EP3)
  • 夏妃はそこで、ひとりぼっちで紅茶を飲んでるんだもの(EP5)

[編集]ベルンの出題

[編集]ベルンのゲーム・ルール説明

●犯人の定義とは、殺人者のことである。
●犯人はウソをつく可能性がある。
●犯人は殺人以前にもウソをつく可能性がある。
●犯人でない人物は、真実のみを語る。
●犯人でない人物は、犯人に協力しない。
●犯人は全ての殺人を、自らの手で直接行なう。
●犯人が死ぬことはない。
●犯人は登場人物の中にいる。
●紫の発言は、赤き真実と同じ価値がある。
ただし、犯人のみ、紫の発言でウソがつける。
●セリフでないト書き部分に、ウソは存在しない
●死とは肉体の死を意味する(漫画のみ)

[編集]紫の発言

[編集]第一の晩

[編集]6人の死体

郷田
食堂は施錠されていました。確かに食堂に鍵は付いていますが、普段、施錠することなどありません。ノックしたのですが返事はなく…。」

熊沢
そこに私が来たのです。万一のこともあるから、鍵を開けてみたらと勧めたのです。」

郷田
マスターキーで扉を開けると、中は恐ろしいことに……。」

熊沢
絵羽さま、秀吉さま、留弗夫さま、霧江さま、楼座さま、そして源次さんの、計6人が血塗れになって倒れていたのでございます……。

蔵臼
「それで後は大騒ぎだ。全員が食堂に集まった。

[編集]検死

紗音
「しかし、駄目でした…。お子様方はそれぞれ、自分の親が間違いなく死んでいることを確認なさいました…。

嘉音
僕と南條先生は、源次さまが死んでいることを確認しました。

南條
「惨たらしい殺され方でした……。私でなくとも、誰も検死は誤りません。

真里亞
犠牲者はみんな、即死だったろうね。……きひひひひひ。」

譲治
父さんと母さんも完全にこと切れていた…。そして明らかに他殺されていた……」(漫画のみ)

戦人
親父も霧江さんも殺されていたぜ…! あの傷で生きていられるわけがねぇ…!」(漫画のみ)

[編集]現場は密室か

蔵臼
食堂内を調べた結果、扉も窓も、全て施錠され、密室であったことがわかった。

戦人
「そして、食堂内から、不審なものは何も見つからなかった。

譲治
「もちろん、食堂内に何者かが隠れているということもなかったよ。

蔵臼
「隠れるも何も。私たちは今ここに全員がいるではないかね。誰も隠れていないことは明白だ。

[編集]源次のマスターキー

蔵臼
殺害後食堂を出て施錠できるのは使用人だけだ」(漫画のみ)

夏妃
「後のトラブルを予防するため、源次のマスターキーを破壊しておきました。

[編集]マスターキーについて

  • 全ての扉の施錠、開錠は、マスターキーでしか行なえない。
  • もちろん、部屋の内側からはマスターキーがなくとも、施錠、開錠が可能。
  • マスターキー以外の鍵は存在しないこととする。
  • マスターキーは合計5本。5人の使用人が1本ずつを持ってる。
  • マスターキーは常に身に付けられており、奪うことも譲渡することも、自分以外の人間が使用することも出来ない。

[編集]追加ルール(漫画のみ)

「さっきから頻繁に出てくるあの発言は何なんだ? 新しいルールか?」
「このゲーム固有のルールよ。“紫の発言”と呼ぶわ。紫の発言は赤き真実と同じ力がある
「……ただし犯人だけは紫の発言で嘘をつくことが可能とするわ

[編集]第二の晩

[編集]夏妃の部屋と蔵臼の部屋

紗音
お二人の部屋に内線をかけたのですが、何度コールしてもお返事がありません…」(漫画のみ)

朱志香
「う…っ、鍵がかかってる…!」(漫画のみ)

郷田
奥様の部屋は施錠されておりました! 食堂の時と同じです!」

紗音
「皆さんの許可を得て、私が鍵を開けました…。

嘉音
部屋の中には、蔵臼さまと夏妃さまが倒れていました。

[編集]検死と状況

戦人
南條先生がすぐに脈を取ったぜ。そして、二人とも即死だったと宣言した。

南條
「はい。私が二人の死亡を確認しました。あれは間違いなく即死でした。

朱志香
「私は何かの手掛りがないか部屋中を探し回ったよ…! その結果、窓も扉も完全に施錠されていて、密室だったことがわかった。

[編集]使用人のアリバイ

郷田
私たちは疑惑を晴らすため、互いを見張り合っておりました!」(漫画のみ)

紗音
私たち使用人全員は、常に一緒におりました。

嘉音
僕たち使用人全員は、それぞれが使用人全員のアリバイを証明できます。

[編集]現場の保全

真里亞
外からガムテープでベタベタと、窓や扉を封印したよ!

朱志香
「きっとこの部屋に、犯人の何かの手掛りが残ってるはず! 警察が来るまで絶対、誰の出入りも出来ないようにした!

戦人
「となりゃ、食堂も同じだ。俺たちはさらに食堂も同様に封印した。

南條
「そもそも、屋敷自体を保全するべきではということになりましてな。屋敷自体にも封印をし、私たちは全員、ゲストハウスへ避難しました。

[編集]屋敷の構造

  • 全ての窓には鉄格子が入っており、窓からの出入りは不可能である。
  • 玄関と裏口の2つの扉を封印するだけで屋敷は封印できることにする。

[編集]第一の晩の犯人

  • 第一の晩の犯人は確実に6人を殺している。

[編集]部屋の封印について

  • 一同は退出と同時に部屋を封印した。その退出に犯人は加われない。そして、夏妃の部屋、食堂、屋敷の全ての封印は、決して破られることはない。

[編集]第四の晩

[編集]消えた紗音と嘉音

朱志香
「譲治兄さんが騒ぎ出し、全員で外に出て紗音たちを探すことになったんだ。

熊沢
「紗音さんは薔薇庭園に倒れておりました。おぉ、おいたわしや……。」

譲治
「生きててくれと願ったさ。でも、僕は彼女が死んでいることを認めなければならなかった…。

南條
「無論、私も検死し、彼女の死亡を確認しました。

[編集]アリバイ

郷田
「二人が出掛けた時、私たちはゲストハウスの戸締りを確認するために色々とやっていました。だから、私たちにはみんな、アリバイがないのです…!

朱志香
紗音が出かけてから、捜しに行こうと全員で集まるまでの間、私たちには全員に一人になれる余裕があったぜ…」(漫画のみ)

戦人
「そうさ、全員にアリバイがない」(漫画のみ)

譲治
「僕が殺すものか! 僕に殺せるものか!!」

真里亞
「うん。譲治お兄ちゃんには殺せないね、うー。」

朱志香
「その後、譲治兄さんにだけはアリバイがあることがわかったんだ。紗音殺しに限っては、譲治兄さんには不可能なんだ。

戦人
「逆を返せば。……譲治の兄貴以外なら誰にでも殺せたわけだ。

[編集]紗音のマスターキー

郷田
「犯人に悪用されるのを防ぐため、紗音さんの持ってたマスターキーは、その場で破壊しました。

[編集]マスターキーと嘉音

  • 以後、嘉音は殺されたものとして扱う。嘉音のマスターキーも破壊されたものとして扱うわ。

[編集]第五・六の晩

[編集]部屋の内側(漫画版のみ)

戦人
「隠し扉がある…ってことはないのか? そこから犯人は脱出して…」
朱志香
隠し扉なんて存在しないよ…。あそこは私の家だぜ? 私が一番よくわかってるよ…」

[編集]郷田と熊沢の遺体

南條
郷田さんも熊沢さんも、この傷では即死だったでしょう。惨たらしい死に方です…。」

朱志香
「この傷で生きてるわけあるもんか…! 死んでるよ、郷田さんも熊沢さんも!

[編集]アリバイ

戦人
「戸締り確認とか見回りとか、色々やってたからな。今回もまた、俺たちには全員、アリバイがない。

譲治
「そんなことはないよ。見てごらん。……あんな殺し方をしたら、絶対に犯人は返り血を浴びるはずなんだ。」

真里亞
「でも、いとこ全員も、そして南條先生も返り血は浴びてないね。」

朱志香
「私たち全員は、……つまり、いとこ4人と南條先生には、郷田さんと熊沢さんは殺せない。

[編集]現場の保全は?

譲治
「何者かの侵入を疑って調べたけれど、ゲストハウスの戸締りは完璧だったよ。

南條
「犯人はやはり、マスターキーを持っているのかもしれません…。」

戦人
「それはありえねぇぜ。マスターキーはもう、ここで死んでる2人の2本以外、存在しない。

[編集]第七の晩

[編集]南條の遺体

朱志香
し、死んでる…。殺されてる……!

譲治
「僕でさえ、これは即死だったに違いないと一目でわかるよ…。」

真里亞
戸締りは完璧だよ。密室なのにどうして?」

[編集]4人の中に犯人が?

朱志香
「それはありえない! 状況から判断して、私にも真里亞にも、戦人にも譲治兄さんにも、南條先生は殺せない!

譲治
「そもそも、ゲストハウス内で南條先生を殺すことは不可能なんだ!」

戦人
「しかも、これを見ろよ。つまりこいつは、南條先生がゲストハウスを出ていない証拠だ…!

[編集]第八の晩

[編集]朱志香の遺体

譲治
「朱志香ちゃん、……可哀想に。即死だったろう。

真里亞
これで生きているわけがないもんね。きひひひひ。」

[編集]誰が殺した?

戦人
「俺たちは3人でずっと一緒だった! 俺も譲治の兄貴も真里亞も、朱志香は殺せねぇぞ!

真里亞
「うん。私たち3人に朱志香は殺せない。

譲治
「真里亞ちゃんが人なんか殺すもんか。真里亞ちゃんには誰も殺せないよ。

真里亞
「きひひ、ありがとう。譲治お兄ちゃんだって、大人は殺せないよ。子供は殺せるけれど。きひひひひひひ。」

[編集]魔女の喫煙室

「なおこのゲームにおいては、紗音と嘉音の関係性について全員が認識しているものとする」(漫画のみ)

「立会い人として、最後に改めて宣言するわ。以上の情報で、犯人が特定できることを保証する。

犯人は3人組である。その内訳は子供一人と、その両親
親Aはまず第一の晩で4人を殺し、食堂の内鍵を閉めて親Bとともに死んだフリをしていた。子供の犯人が両親の検死を偽る
その後、親Aは子供の協力を得て蔵臼夫妻にドアを開けさせ、蔵臼夫妻を殺害
内鍵をかけて室内に隠れるが、ドアの封印によってそのまま室内に留まることになる
子供は蔵臼夫妻にドアを開けさせた後、客間で生存者と合流。第四の晩で紗音ちゃんを殺害する
親Bは封印前に屋敷を脱出。第五の晩以降の殺人を全て担当する
ゲストハウスは密室だが、内部にいる子供の協力により侵入と脱出時の施錠が可能である
真里亞は犯人にはなり得ない。真里亞を犯人にした場合、大人の犯人が楼座おばさん以外にもう一人必要になり、そいつの検死を偽るためにもう一人子供の犯人が必要になる
ルール“犯人の定義は殺人者”からその子供の犯人も殺人を犯さねばならないが、子供に殺せる被害者が紗音ちゃん一人であるため、子供の犯人は二人以上存在できない…!
譲治の兄貴も犯人にはなり得ない! 子供に殺せる犠牲者は紗音ちゃんのみだが、朱志香の紫発言で譲治の兄貴の紗音ちゃん殺しは否定されている!
殺人を行えない兄貴は犯人にはなれない! 同時に偽りの検死ができない絵羽おばさん、秀吉おじさんもシロが確定する!! 二人の紫発言もこれを証明している!!
兄貴と真里亞は互いのアリバイを保証し合っている。真里亞の発言では兄貴は未成年を殺せるが、未成年の被害者朱志香と紗音ちゃんの殺害は兄貴には不可能だ! 真里亞の発言は結果的に譲治の兄貴は誰も殺せないことを示している!
片方がシロであると自動的にもう片方もシロになるため、兄貴と真里亞の発言は両方シロかクロでしか成立し得ないが、子供の犯人は一人しか存在できず両方クロという状況はあり得ない! よって完璧に二人の潔白が証明できる! 以上により、犯行は残った一組の親子にしか不可能である!!」(ここまで漫画のみ)

[編集]遅れてきた来訪者

留弗夫一家犯人説以外でも、ロジックの構築は可能です。

留弗夫一家犯人説以外では犯行不能ォ…。……絶対に犯行不能ォオォ…!!

留弗夫一家犯人説以外でも、ロジックの構築は可能です。例えば譲治一家犯人説でも可能です。

  • 漫画版では楼座1家でも可能という記述になっている。本当にそれをやろうとすると山のように島外殺人者を設定する必要が出るため、単に譲治一家に含むところがあるわけではないというだけのことと思われる。

譲治一家犯人説は不可能ォ!譲治に紗音は殺せないィイイ!!だから犯人にはなれず、虚偽の検死が出来ないィイイィ!!!

いいえ、可能です。“犯人は殺人者”のことと定義されています。そして、殺人は登場人物に対して行なわれたものにしか限定しないとは言っていません。……即ち。譲治が島外ですでに、本件以外の殺人を犯していたならば、この島で誰も殺さなかったとしても“犯人”であり、嘘を吐くことが可能というわけです。

よって譲治一家はおろか真里亞一家にも犯行の余地はありますッ」(漫画のみ)

これは全て真実(漫画のみ)
「あれはあなたが大声で遮ったから続きがかき消されただけよ…?」

「妾のゲームだったなら全てのゲームで戦人は犯人ではないの赤で、即ロジックエラーだったがな!」(漫画のみ)

右代宮絵羽の日記、“一なる真実の書”には、1986年10月4日から5日にかけての、六軒島の真実が記されている。

[編集]ミステリーVSアンチファンタジー(漫画のみ)

  • 青字に近いものとして、参考までに山羊の仮説も白字で併記

「第一のゲーム! 傘と手紙を少女に預けし魔女!!」
『し…島には右代宮家以外の何者かが潜んでいて…』
ノックス第1条! 犯人は物語当初の登場人物以外を禁ズッ!!」

「第一のゲーム 金蔵の書斎における魔女の手紙の出現!」
『は…犯人にのみ使用可能な手紙を出現させる装置が…』
ノックス第4条! 未知の薬物及び難解な化学装置の使用を禁ズ!!」

『魔女に心酔している真里亞には 魔女を名乗って手紙と傘を渡すだけでいい…ッ!!』
『書斎の手紙も内部に共犯者がいたなら 頃合いを見計らって机に置くよう指示しておけばいい……ッ』
『厨房での魔女の気配もそう…魔女が見える風に振る舞うよう 目線の順番を共犯者に事前に打ち合わせすれば可能ォオッ』

「数々の人間に目撃されし黄金の蝶ッ」
『六軒島にのみ生息する特殊な蝶で犯人はその鱗粉を使って殺人を……』
人間以外の生命は一切このゲームに関係がない
ヴァンダイン第1則 手掛かり全てのそろわぬ事件を禁ず
『黄金蝶など存在しない!! ただの幻覚もしくは誤認!』
ヴァンダイン第16則 物語に必要以上の描写は入れるべきではない

「第一のゲーム チェーン密室!」
「第二のゲーム 礼拝堂の密室殺人!」
「第二のゲーム 夏妃の部屋の密室殺人!」
『犯人は秘密の通路で密室を出入りして…』
『犯行時には存在した侵入経路を使用後に溶接などして隠したため検証時には発見できず…』
ノックス第3条ッ 秘密の通路の存在を禁ズッ! 第8条ッ 提示されない手掛かりでの解決を禁ズッ!」
『第二のゲームの礼拝堂は元より施錠されてはいなかった!』
『第一の晩の発見者達が共犯で“礼拝堂は密室だった”と口裏合わせを行えば可能ォ』
『第一のゲームの密室もチェーンを切断し さもチェーンロックされていたように口裏合わせを行えば可能ォォ!!』
『夏妃の部屋も密室幻想! 共犯者の口裏合わせェェ!!』
夏妃の部屋は密室デシタ
夏妃の部屋の施錠は当時探偵役であった戦人が確認してイマス
ノックス第7条 探偵が犯人であることを禁ズ 戦人は共犯になりえず口裏合わせは成立しマセン
ミス・ベアトリーチェの密室全てを口裏合わせで語ることは不可能デスッ!」

『第二のゲーム 朱志香の部屋と使用人室は使用人が共犯ならマスターキーで施錠可能ッ』
『嘉音は生きていて使用人室で殺人を行った!』
嘉音は朱志香の部屋で朱志香と共に死亡した!」

「第三のゲーム 連鎖密室!」
『第一の晩の死体発見者の中に犯人がいて 死体発見時にさも死体のポケットから取り出したフリをして密室の最後に使用した鍵を取り出してみせた!』
連鎖密室に関わる全ての鍵は連鎖密室内に閉じ込められていマシタ!」
死体発見者は死体発見時に回収した以上の密室に関わる鍵を持ち得マセン!!」
『ならば連鎖密室は狂言! 死体発見者が死んだフリをしていた6人を殺害して…』
第一の晩の死体発見者達は連鎖密室の殺人・構築には関与していない!」

「第三のゲーム 南條殺し!」
『南條以前に殺された被害者の中に死んだフリをしている犯人がいて南條を殺害したッ!』
南條殺害以前に金蔵・蔵臼・夏妃・秀吉・留弗夫・霧江・楼座・真里亞・譲治・郷田・熊沢・源次・紗音・嘉音は死亡している!」
『ならば彼らの内の誰かを事件前に殺害して成り替わっていた犯人Xが存在して…』
ノックス第1条! 犯人は物語当初の登場人物以外を禁ズ!!」

『第四のゲーム! 共犯でない複数の犯人が互いを殺し合った末の…』
ヴァンダイン第12則 真犯人が複数であることを禁ず

『ベアトリーチェのゲームなど全て狂言殺人!』
『誰も死亡していない…!! 密室は自称犠牲者が内鍵をかければ可能ォ!』
ヴァンダイン第7則 死体なき事件であることを禁ず

「このゲームはもうベアトのためのゲームですらない。俺から縁寿に贈る最後のゲームなんだ…ッ

[編集]黒猫の爪痕

古戸ヱリカは自殺である、事故死である、病死である、他殺以外のあらゆる理由による死亡である!!

自殺じゃないですッ、事故死じゃないですッ、病死じゃないですッ、ちゃあんと私はあなたに殺されますよ、戦人さんッ!!!

扉の隙間よりの毒ガスによる殺害である、部屋に注水しての溺死である、部屋の空気を枯渇させての窒息死である!!

毒ガスではありませんッ、溺死ではありませんッ、窒息死でもありませんッ!!

「グッド!!右代宮戦人は自殺であるッ、事故死であるッ、病死であるッ!! 今度はあんたの密室を試します!!」

「赤き真実ッ!!右代宮戦人は刺殺である!!凶器はナイフ、背中にザックリなんてどうだ?!

「受けて立ちましょう、赤き真実ッ!!古戸ヱリカは刺殺であるッ!凶器はナイフ、背中にザックリ!!

完全なる密室にてそなたを殺したッ、窓も扉も、他全ての如何なる方法を以っても外部との出入りは出来ぬ!!

[編集]八城十八

チェーンが破壊後に修復された可能性ッ!扉が破壊後に修復された可能性ッ!壁が破壊後に修復された可能性ッ!!

俺の密室には如何なる修復も存在しない!!

内鍵で密室を構築後“私”を殺した殺人者が室内に潜んでいる可能性ッ!
致命傷を与えた“私”を部屋に残し外から施錠したため“私”の死亡時には密室だった可能性!
“私”が内鍵をかけた部屋に罠が仕掛けてありそれによって殺された可能性!
外部の殺人者からの働きかけによって“私”が密室構築後自殺させられた可能性!
そなたの青き楔の全てを赤き真実によって否定する
そなたの示した青き真実のどれにも妾の密室結界は論破出来ぬ!!
室外からの毒ガスで殺害した可能性!
事前に盛られた遅効性の薬物によって密室構築後に“私”が死亡した可能性!
人の出入りできないサイズの外部へ通ずる穴から射殺・刺殺・扼殺した可能性!
その穴に動物や虫・細菌兵器などを通して殺害した可能性!
そなたの青を全て否定する
そなたの青き楔の全てを赤き真実によって否定する。そなたの提示する全ての方法で、妾の密室を破ることは出来ぬ!!」(以上、ここまで漫画のみ)

無駄だ。そなたにこの密室は破れぬ。この密室は完璧だ…!にもかかわらず、そなたをこの密室で妾が殺す!!

「これで終わりよ、1986年の魔女。
……この密室は完璧な密室!!ゆえに私は出られず、あんただって外部から私に指一本触れることは出来ない!でも、あんたは私をこの密室に“閉じ込めた”わ!それを以って、私を“殺した”と言える唯一のトリックがこれよ…!!あんたは私をこの完全な密室に閉じ込めて餓死させた…!!それを目論んで私を閉じ込めたなら、これは立派に“あんたが殺したことになる密室殺人”!! 死因を煙に巻きすぎたのが裏目に出たわね。………さようなら、幻想の魔女。シーユーヘル。」

「青き真実!! これがお前の密室の答えだッ!! チェーンの長さ!! お前の密室のチェーンは長く、外部からも開閉が可能であるッ!!!

「………戦人さんの密室定義は、壁、窓、床、扉、チェーンまであらゆる絶対性を主張しました。しかし一つ、実に馬鹿馬鹿しい定義が抜けていましたよ?!青き真実ッ!! 戦人さんの密室には天井がなく、壁を乗り越えての入室が可能であるッ!!!

[編集]ヱリカの復讐(漫画版のみ)

クローゼットの中には嘉音ではない人間が"存在"していた!!
嘉音の名は本人しか名乗れない!救出者は嘉音である!
救出者はゲストハウス脱出時嘉音ではありませんでした!
隣部屋にいたある人物が窓から脱出し 嘉音を名乗ってあんたと入れ替わりで客室に入った
そしてクローゼットに隠れたのち嘉音の名を捨てて 元の誰かに戻る
全ての名は本人にしか名乗れませんが "誰か"が嘉音本人でもあるなら全く問題ありません
第4のゲームまでのあんたは探偵でした
金蔵が死に 古戸ヱリカを含めても17人
右代宮戦人は全てのゲームで犯人ではない

第5のゲーム 駒戦人は共犯者だった!!」
それまでの戦人は探偵であり犯人にも共犯者にもなれませんでした
あんたは犯人側の人間であるッ!! だから探偵には視えないXと嘉音を同時認識し生きている人間を死んでいると偽って犯人に利する行動をとっている!!」
あんたの他にも共犯者と思しき人間はたくさんいますッ!第5のゲームは真犯人の!彼らを使った 夏妃への復讐のゲームだった!
第5のゲーム10月5日0時!犯人は食堂を訪れ"夏妃に金蔵の死亡隠蔽を自白させるための狂言殺人"の打ち合わせを共犯者達と行っていました!
同席する大人たちは全員金に困っており 夏妃の自白が取れれば本家を強請ることも遺産争いから蹴落とすことも可能でした 話を持ちかけた期日は不明ですが建前上は狂言であるため 共犯者達を手駒にするのは容易かったはずです
19年前の男を名乗る電話は真犯人側に与していた戦人さんが用意されていたシナリオに沿ってかけていたんでしょうねぇ
犯人と共犯者が見守る中 夏妃に脅しの電話をかけるのってどんな気分でしたッ!?」
嫌々だった!?楽しかった!?まあどっちでもいいです とにかくあんたは別人を装って夏妃を脅しました
秋のカード!?あんなものは事前に4枚のカードを設置しておいて 夏妃の答えに合わせて調べる場所を誘導すれば何とでもなります
■■にしか秋が好きと語ったことはない
もちろん夏妃から直接答えを聞いているXが秋のカードだけを仕掛けておくのでもいい
どちらにせよ施錠の習慣がある夏妃の部屋にカードを仕掛けるのにはマスターキーが必須ですが Xはマスターキーを所持していますから何の問題もないでしょう
信頼していたはずの使用人にハメられたなんて知ったら 夏妃さんはさぞショックだったでしょうねぇ
私がさんざん苦戦させられたノック音と廊下の手紙! あれって本当は食堂を訪れた真犯人の"ノックがあって廊下に手紙が置かれていたことにしろ"っていう口裏合わせですよねえ!?」
ええ真犯人のッ、魔女の大好きな口裏合わせですッ!! その口裏合わせでッ、あんた達はまず6人の人間に第一の晩の狂言殺人を演じてもらうことにしました!
犠牲者役は譲治・朱志香・真里亞・楼座・蔵臼・源次 共犯でない人間には古戸ヱリカへのイタズラと称して計画に協力させます
いとこ部屋の者達へは楼座が連絡するか、食堂から電話をかければいい
私がロビーにいる午前3時までの間にいとこ部屋の4人は部屋にシナリオ通りの装飾を施して就寝したんでしょう
そして5日朝ッ 戦人が打ち合わせ通りの時間に目覚め事件発覚を装うッ
あんたらが死んだフリをしている人間を死体として"視"ているのは犯人様の必殺技魔女幻想口裏合わせ!」
実に多くの共犯者がいらっしゃったものです!!」
私は全ての準備が済んだ部屋を一生懸命盗聴し 翌日もろくな死体検分もせずまんまとあんたらの罠にハマったわけです
犯人は狂言殺人に協力させ夏妃と電話をしたあと蔵臼を殺害
他の死んだフリをしていた5人には現場を抜け出させあたかも死体が消えたような演出を行いました
私はのちに屋敷を探索していますが彼らを発見出来ずまた彼ら6人の死体は死後一切移動されてないと語られています」
電話可能という状況から蔵臼の死体と彼ら5人の潜伏先はおそらく黄金の積まれた貴賓室…または九羽鳥庵への地下通路辺りでしょう
とはいえ勝手に動かれても困るでしょうから、隙を見て彼らも始末されたんでしょうね
あとは夏妃に隠れるよう命じたクローゼットに夏妃の服のボタンを放り込んで
狂言殺人のシナリオを進行しながら 私が夏妃を陥れるのを待てばいい……ッ!!

第5のゲーム 5日朝の夏妃への電話の主は戦人ではない
脅迫の電話は確かにあった
しかしその電話の主は、金蔵・蔵臼・夏妃・絵羽・秀吉・留弗夫・霧江・楼座・朱志香・譲治・戦人・真里亞・南條・源次・紗音・嘉音・熊沢・郷田の18名の誰でもない
もちろん古戸ヱリカでもない!」
5日朝の電話はあんたが挙げた18名 ええ18"名"!!」
…でもなく もちろん私ヱリカでもない人間の犯人が行っている!!」
それこそが複数名トリックで魔女の仕業を気取る真犯人ッッ!」
そしてこのゲームでッ 複数のニンゲン(・・・・)の名をッ 島内(・・)で名乗れるとされている人物は一体しか存在しませんッ

[編集]真実の書

「……いいわ。赤き真実で約束してあげる。……一なる真実の書を、封印が解けて一番最初に読むのはあなた、縁寿よ。……これでいい?」

「いいえ。私が保証します。日記には真実が記されています。

これは全て真実(漫画版のみ)

『これが、六軒島事件の真相なんですって!!

『あんたが認めなくたって!!これが真相なんでしょう?!だって、******、**********!!**************ッ!!!

**が犯人ッ!!
**がッ ***がッ **を殺したッ!
**を**を**を***をッ!!』(以上三つ、漫画のみ)

あんたが認めても認めなくても、真実は変わらなァい!!だって、赤き真実で証明された、一なる真実が、これなんだからぁああああああああぁああああぁぁ!!

右代宮縁寿は1998年に必ず死ぬ」(漫画のみ)

[編集]八城幾子

「そなたが憎むべきは妾である。妾のせいだ。妾がそなたから家族を奪った」(漫画のみ)

[編集]縁寿の選択

ベアトリーチェは、1986年10月に、死亡した。よって、彼女が生み出した黄金郷は、完全に滅び去った。黄金郷に生かされていた、お前の親族たちも全員、滅び去った。お前の父も、母も、そしてもちろん戦人も、二度とお前のところに戻り、お前の名を呼ぶことはない。

「ありえない!! ……戦人は死んだのに!!! どうして蘇れるのよ?!」

赤き真実でッ!!戦人は死んだって宣言してるのよ?! なのにどうしてッ、どうして生き返れるの?!?!」

「奇跡なんて起きない!!
お前が心を許せる者は誰も存在しない!! だから死ねぇええええぇええ!!!」

「ベアト?!?! どうして?!
 赤き真実で死亡を宣言したのに!!

赤き真実は絶対!!それは誰が抗おうとも、絶対に覆せない、完全なる真実!!

右代宮金蔵は死亡している。右代宮蔵臼は死亡している。右代宮夏妃は死亡している。
魔女は、そっと左手を差し出し、縁寿の顔に近づけた。
魔女はゆっくりと、その右手の拳を開く……。
このゲームに、ハッピーエンドは与えない。